JPH11144307A - 受発光素子とこれを用いた光学ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

受発光素子とこれを用いた光学ピックアップ及び光ディスク装置

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JPH11144307A
JPH11144307A JP9310826A JP31082697A JPH11144307A JP H11144307 A JPH11144307 A JP H11144307A JP 9310826 A JP9310826 A JP 9310826A JP 31082697 A JP31082697 A JP 31082697A JP H11144307 A JPH11144307 A JP H11144307A
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light
emitting element
light emitting
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Kazuhiko Nemoto
和彦 根本
Kiyotsugu Tanaka
清嗣 田中
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型軽量に且つ低コストで構成されると共
に、例えば波長や強度等の異なる二種類の光ディスクの
記録再生が正しく行われるようにした、発光装置,受発
光素子と、これを用いた光学ピックアップ及び光ディス
ク装置を提供すること。 【解決手段】 第一の半導体基板21a上に形成された
受光素子21g,21hと、前記第一の半導体基板上に
搭載された第二の半導体基板21b上に形成された第一
の発光素子21cと、前記第一の発光素子上に搭載され
且つ第一の発光素子とほぼ平行に種類の異なる光ビーム
を出射するように配設された第二の発光素子21dと、
これら第一及び第二の発光素子から出射する光ビーム
を、所定の方向に導くと共に、当該所定方向からの光ビ
ームを前記受光素子に導く光分岐手段21eとを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二種類の光ディス
クに対応して、回転する光ディスクの表面に対して、異
なる種類の光を照射して、戻り光を検出するための発光
装置,受発光素子と、これを利用した光学ピックアップ
及び光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二種類の光ディスク、例えばコン
パクトディスク(CD)及び高密度光ディスクを再生す
るための光学ピックアップにおいては、CD−R(書き
込み可能なコンパクトディスク)の再生に関しても対応
するためには、例えば650nm及び780nmという
二つの波長を備えた二波長光学ピックアップが必要とさ
れている。このような二波長光学ピックアップは、例え
ば図14に示すように構成されている。
【0003】図14において、光学ピックアップ1は、
実際には二組の光学ピックアップから構成されており、
図示の場合、CD等の第一の種類の光ディスクD1の再
生用の第一の光学ピックアップ2は、例えば受発光素子
3,立上げミラー2a,対物レンズ2bから構成されて
おり、また高密度光ディスク等の第二の種類の光ディス
クD2の再生用の第二の光学ピックアップ4は、半導体
レーザ素子4a,グレーティング4b,ビームスプリッ
タ4c,コリメータレンズ4d,立上げミラー4e,対
物レンズ4f,マルチレンズ4g及び光検出器5から構
成されている。
【0004】先づ、第一の光学ピックアップ2に関し
て、対物レンズ2bは、凸レンズであって、受発光素子
3からの光ビームを、回転駆動される光ディスクD1の
信号記録面の所望のトラック上に結像させる。さらに、
対物レンズ2bは、図示しない二軸アクチュエータによ
って、二軸方向即ちフォーカシング方向及びトラッキン
グ方向に移動可能に支持されている。また、受発光素子
3は、CD用として公知の構成のものであって、発光素
子と受光素子を一体の光学ブロックとして、半導体パッ
ケージに封入したものである。
【0005】このような構成の第一の光学ピックアップ
2によれば、受発光素子3の発光素子から出射した光ビ
ームは、立上げミラー2a及び対物レンズ2bを介し
て、第一の種類の光ディスクD1の信号記録面上のある
一点に結像される。光ディスクD1の信号記録面で反射
された戻り光ビームは、再び対物レンズ2b,立上げミ
ラー2aを介して、受発光素子3の受光部に入射する。
これにより、受発光素子3の各受光部から出力される検
出信号に基づいて、光ディスクD1の信号記録面に記録
された情報の再生が行なわれると共に、フォーカスエラ
ー信号及びトラッキングエラー信号が検出される。
【0006】また、第二の光学ピックアップ4において
は、図14に示すように、グレーティング4bは、回折
格子であって、半導体レーザ素子4aから入射する光ビ
ームを、0次光であるメインビームと、プラスマイナス
1次光であるサイドビームに分割するものである。ビー
ムスプリッタ4cは、その反射面が光軸に対して45度
傾斜した状態で配設されており、半導体レーザ素子4a
から出射した光ビームと光ディスクD2の信号記録面か
らの戻り光を分離する。即ち、半導体レーザ素子4aか
らの光ビームは、ビームスプリッタ4cの反射面で反射
され、光ディスクD2からの戻り光は、ビームスプリッ
タ4cを透過する。対物レンズ4fは、凸レンズであっ
て、ビームスプリッタ4cで反射され且つコリメータレ
ンズ4dで平行光に変換された光ビームを、回転駆動さ
れる光ディスクD2の信号記録面の所望のトラック上に
結像させる。さらに、対物レンズ4fは、図示しない二
軸アクチュエータによって、二軸方向即ちフォーカシン
グ方向及びトラッキング方向に移動可能に支持されてい
る。
【0007】光検出器5は、ビームスプリッタ4cを透
過しマルチレンズ4gを介して入射する戻り光ビームに
対して、受光部を構成している。
【0008】このような構成の光学ピックアップ4によ
れば、半導体レーザ素子4aから出射した光ビームは、
グレーティング4bによりメインビーム及び二つのサイ
ドビームに分割された後、ビームスプリッタ4cの反射
面で反射され、コリメータレンズ4dにより平行光に変
換された後、立上げミラー4e及び対物レンズ4fを介
して、第二の種類の光ディスクD2の信号記録面上のあ
る一点に結像される。光ディスクD2の信号記録面で反
射された戻り光ビームは、再び対物レンズ4f,立上げ
ミラー4eを介して、ビームスプリッタ4cに入射す
る。ここで、戻り光ビームは、ビームスプリッタ4cを
透過して、マルチレンズ4gを介して、光検出器5の受
光部に入射する。これにより、光検出器5の各受光部か
ら出力される検出信号に基づいて、光ディスクD2の信
号記録面に記録された情報の再生が行なわれると共に、
フォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号が検
出される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した光
学ピックアップ1においては、二種類の光ディスクD
1,D2を再生するために、それぞれ専用の光学ピック
アップ2,3が必要であることから、二組の光学ピック
アップ2,3が組み込まれることになり、立上げミラー
2a,4eや対物レンズ2b,4fがそれぞれ二個備え
られている等、部品点数が多くなると共に、光学ピック
アップ1全体の大きさ及び重量が増大することになり、
コストが高くなってしまうという問題があった。
【0010】また、記録再生用の光学ピックアップの場
合には、従来一般的には、記録時の高出力に合わせて、
高効率の高出力レーザダイオードを選択して、再生時の
低出力のために、高周波重畳によりノイズを低減するよ
うにしている。このため、再生時には、高周波重畳によ
る不要副射が発生することになり、シールド等の対策が
必須になると共に、部品点数が多くなり、大型化・重量
化及びコスト上昇等の問題がある。これに対して、低出
力にて自励発振する高出力レーザ素子を使用することに
よって、記録時の高出力と再生時の低ノイズを実現する
ことが試みられているが、高出力での高効率設計と低出
力での低ノイズ設計は相反する項目が多いことから、効
率や高出力特性等の点で限界がある。従って、設計やプ
ロセス上でのマージン,ノイズ特性のマージン等が非常
に厳しいものになるため、歩留まりが低下し、コストが
高くなってしまうという問題があった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、小型軽量に且
つ低コストで構成されると共に、例えば波長や強度等の
異なる二種類の光ディスクの記録再生が正しく行われる
ようにした、発光装置,受発光素子と、これを用いた光
学ピックアップ及び光ディスク装置を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、第一の半導体基板上に形成された受光素
子と、前記第一の半導体基板上に搭載された第二の半導
体基板上に形成された第一の発光素子と、前記第一の発
光素子上に搭載され且つ第一の発光素子とほぼ平行に種
類の異なる光ビームを出射するように配設された第二の
発光素子と、これら第一及び第二の発光素子から出射す
る光ビームを、前記第二の半導体基板の表面と平行な所
定の方向に導くと共に、当該所定方向からの戻り光ビー
ムを前記受光素子に導く光分岐手段とを備えている、受
発光素子により、達成される。
【0013】請求項1の構成によれば、受発光素子は、
二つの発光素子が互いに重ねて配設されているので、各
発光素子から出射した光ビームは、光分岐手段によっ
て、所定方向に導かれると共に、所定方向からの光ビー
ム、例えば光ディスクからの戻り光ビームは、この光分
岐手段によって受発光素子の受光素子に導かれ、受光素
子によって検出されることになる。従って、各発光素子
からの互いに異なる種類の光ビームが所定方向に出射さ
れると共に、所定方向からの光ビームが受光素子によっ
て検出されることになり、二種類の受発光素子が一つに
纒めて構成されることになり、小型且つ軽量に構成され
ることになる。
【0014】そして、上述の受発光素子を用いて、請求
項4のように、光学ピックアップを構成すると、第一の
種類の光ディスクを再生する場合、受発光素子の第一の
発光素子から出射した第一の種類の光ビームが、光集束
手段としての例えば対物レンズを介して、第一の種類の
光ディスクの信号記録面に合焦し、この光ディスクから
の戻り光ビームは、再び対物レンズを介して、受発光素
子の受光素子に入射する。これにより、この受光素子か
らの検出信号に基づいて、光ディスクの再生信号,トラ
ッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が検出さ
れることになる。また、第二の種類の光ディスクを再生
する場合も同様にして、受発光素子の第二の発光素子か
ら出射した光ビームが、対物レンズを介して、第二の種
類の光ディスクの信号記録面に合焦し、この光ディスク
からの戻り光ビームは、再び対物レンズを介して、受発
光素子の受光素子に入射する。これにより、この受光素
子からの検出信号に基づいて、光ディスクの再生信号と
トラッキングエラー信号及びフォーカスエラー信号が検
出されることになる。
【0015】この場合、何れの種類の光ディスクの場合
にも、光ディスクからの戻り光ビームは、受発光素子の
受光素子に入射することになる。従って、簡単な構成に
よって、二つの種類の光ディスクの再生が行われると共
に、本受発光素子は、従来の唯一つの発光素子を備えた
受発光素子とほぼ同じ大きさで、二つの発光素子を備え
ていることから、小型に且つ低コストで製造されると共
に、光学ピックアップそして光ディスク装置全体が小型
且つ軽量に構成されることになる。さらに、二つの種類
の光ディスクの再生のために、本受発光素子は、それぞ
れ対応する発光素子を備えており、その他の対物レンズ
を含む光学系は、共通で使用されることから、部品点数
が少なく、コストが低減されると共に、全体として小型
且つ軽量に構成されることになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図13を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例で
あるから、技術的に好ましい種々の限定が付されている
が、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を
限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られる
ものではない。
【0017】図1は、本発明の実施形態による光学ピッ
クアップを組み込んだ光ディスク装置の構成を示してい
る。図1において、光ディスク装置10は、光ディスク
11を回転駆動する駆動手段としてのスピンドルモータ
12と、光学ピックアップ13を備えている。ここで、
スピンドルモータ12は、光ディスクドライブコントロ
ーラ14により駆動制御され、所定の回転数で回転され
る。光ディスク11は、複数の種類の光ディスクを選択
して、それぞれ再生できるようになっている。
【0018】また、光学ピックアップ13は、この回転
する光ディスク11の信号記録面に対して、光を照射し
て、信号の記録を行ない、またはこの信号記録面からの
戻り光を検出するために、信号復調器15に対して戻り
光に基づく再生信号を出力する。
【0019】これにより、信号復調器15にて復調され
た記録信号は、誤り訂正回路16を介して誤り訂正さ
れ、インターフェイス17を介して、外部コンピュータ
等に送出される。これにより、外部コンピュータ等は、
光ディスク11に記録された信号を再生信号として受け
取ることができるようになっている。
【0020】上記光学ピックアップ13には、例えば光
ディスク11上の所定の記録トラックまで、トラックジ
ャンプ等により移動させるためのヘッドアクセス制御部
18が接続されている。さらに、この移動された所定位
置において、光学ピックアップ13の対物レンズを保持
する二軸アクチュエータに対して、当該対物レンズをフ
ォーカシング方向及びトラッキング方向に移動させるた
めのサーボ回路19が接続されている。
【0021】図2は、本発明による光学ピックアップの
第一の実施形態を示している。図2において、光学ピッ
クアップ13は、二つの波長に対応した光学ピックアッ
プであって、受発光素子21と、波長選択性絞り22
と、光集束手段23と、から構成されている。
【0022】上記受発光素子21は、発光素子としての
二つの半導体レーザ素子と、受光素子としての光検出器
が一体化されて構成されている。
【0023】光集束手段23は、光ディスクの信号記録
面に対して光を集束させる機能を備えるものであればな
んでもよく、例えば光学レンズやホログラム素子等が適
宜使用できる。この実施形態では、光集束手段としては
対物レンズが用いられている。対物レンズ23は、凸レ
ンズであって、受発光素子21からの光ビームを、回転
駆動される光ディスクD1またはD2の信号記録面の所
望のトラック上に結像させる。さらに、対物レンズ23
は、図示しない二軸アクチュエータによって、二軸方
向、即ちトラッキング方向及びフォーカシング方向に移
動可能に支持されている。
【0024】上記波長選択性絞り22は、波長フィルタ
であって、受発光素子21からの780nmの波長の光
に対してのみ開口を制限して、NAを小さくすることに
より、球面収差を補正するものである。
【0025】ここで、上記受発光素子21について詳細
に説明する。受発光素子21は、図3に示すように、第
一の半導体基板21a上に第二の半導体基板21bが載
置され、第二の半導体基板21b上に第一の発光素子と
しての第一の半導体レーザ素子21cが、例えばジャン
クションダウンにより搭載され、さらにこの第一の半導
体レーザ素子21cの上に、第二の発光素子としての第
二の半導体レーザ素子21dが、例えばジャンクション
ダウンにより搭載されている。尚、これにより、各半導
体レーザ素子21c,21dの発光点の間隔は、半導体
レーザ素子21c,21dのチップ厚にほぼ等しく、例
えば100μm程度となるので、対物レンズ23等の光
学系は、各半導体レーザ素子21c,21dについて同
一のものが使用される。ここで、「ジャンクションダウ
ン」とは、半導体結晶の成長層中に、発光部であるpn
ジャンクションが存在し、このジャンクションのある結
晶成長面を下にしてマウントする手法である。結晶成長
中の発光部では、熱が発生するために、その成長面を他
の半導体基板等のヒートシンク効果のあるものに接触さ
せてマウントすると、熱放散して有利であることによ
る。
【0026】上記第一の半導体レーザ素子21cは、例
えば高密度光ディスク再生用として650nmの波長の
光ビームを出射し、また第二の半導体レーザ素子21d
は、例えばCDや反射率の異なるCD−R等の光ディス
ク再生用として780nmの波長の光ビームを出射する
ようになっている。この場合、上側に位置する第二の半
導体レーザ素子21dは、下側に位置する第一の半導体
レーザ素子21cに比較して、発熱量の少ないもの、あ
るいは熱的に強いものにすることが望ましい。
【0027】これら二つの半導体レーザ素子21c,2
1dの前方の第一の半導体基板21a上には、半導体レ
ーザ素子側に傾斜面(光路分岐面)を有した台形形状の
プリズム21eが配設されており、この光路分岐面21
fには、光分岐手段としての半透過膜(図示せず)が形
成されている。また、プリズム21eは、その上面に、
全反射膜(図示せず)が形成されており、その下面に、
半透過膜(図示せず)が形成されている。プリズム21
eは、半導体レーザ素子21c,21dから出射した光
ビームを、その光路分岐面21fにより上方に反射し
て、光ビームを外部に出射する。また、光ディスクから
の戻り光は、受発光素子21のプリズム21e内に入射
し、プリズム21eの底面及び上面で順次に反射される
ことにより、このプリズム21eの底面の二ヶ所で、プ
リズム21eの下方に出射する。
【0028】そして、第一の半導体基板21aの上面に
は、プリズム21eの底面の二ヶ所から出射した光を受
光する位置に、光検出器21g,21hが形成されてい
る。光検出器21g,21hは、図4に示すように、横
方向に平行に延びる三本の分割ラインによって、四つに
分割されると共に、さらに光検出器21gは、その中央
部が縦方向に延びる一本の分割ラインによって二つに分
割されている。これにより、光検出器21gは、受光部
a,b,c,d,e,f,g,hに分割され、また光検
出器21hは、受光部i,j,k,lに分割されてい
る。そして、各受光部a,b,c,d,e,f,g,h
及びi,j,k,lが、光ディスクで読み取った情報信
号を検出するとともに、各受光部a,b,c,d,e,
f,g,h及びi,j,k,lからの検出信号Sa,S
b,Sc,Sd,Se,Sf,Sg,Sh及びSi,S
j,Sk,Slに基づいて、再生信号RF,及びフォー
カスエラー信号FEが、
【0029】
【数1】
【数2】 により検出される。高密度光ディスクD1については、
信号HTDを
【数3】 を求めて、上記再生信号RFと信号HTDの位相差をヘ
テロダイン検波することにより、ディスクD1用のトラ
ッキングエラー信号TE1が得られる。また、CD等の
光ディスクD2については、トラッキングエラー信号T
E2は、プッシュプル法により、
【数4】 により検出される。
【0030】本実施形態による光学ピックアップ13
は、以上のように構成されており、先づ高密度光ディス
クD1の再生を行なう場合について説明する。この場
合、受発光素子21の第一の半導体レーザ素子21cが
発光することになる。
【0031】これにより、受発光素子21からの650
nmの波長の光ビームは、波長選択性絞り22を透過
し、対物レンズ23を介して、光ディスクD1の信号記
録面に合焦される。この際、波長選択性絞り22は、6
50nmの波長の光ビームに作用せず、光ビームは、波
長選択性絞り22をそのまま透過する。この場合、対物
レンズ23自体が、高密度光ディスク等のディスク基板
厚が比較的薄い光ディスク用に球面収差が補正されてい
るので、光ビームは、光ディスクD1の信号記録面に正
しく結像することになる。光ディスクD1からの戻り光
は、再び対物レンズ23及び波長選択性絞り22を介し
て、受発光素子21に進入し、プリズム21eを透過し
て、その光検出器21g,21hに入射する。これによ
り、光検出器21g,21hからの検出信号に基づい
て、光ディスクD1に関する再生信号RF,フォーカス
エラー信号FE及びトラッキングエラー信号TEが検出
され、光ディスクD1の記録信号が正しく再生されるこ
とになる。
【0032】次に、例えばCDやCD−R等の光ディス
クD2を再生する場合には、受発光素子21の第二の半
導体レーザ素子21dが発光することになる。
【0033】これにより、受発光素子21からの780
nmの波長の光ビームは、波長選択性絞り22及び対物
レンズ23を介して、光ディスクD2に合焦する。この
際、受発光素子21からの780nmの波長の光ビーム
は、波長選択性絞り22の作用を受けて、開口が制限さ
れることにより、NAが小さくされる。これにより、光
ディスクD1に対して球面収差が補正された対物レンズ
23の球面収差が、この波長選択性絞り22による開口
の制限によって、光ディスクD2に対して球面収差が補
正されることになる。従って、光ビームは、光ディスク
D2の信号記録面に正しく結像することになる。光ディ
スクD2からの戻り光は、再び対物レンズ23及び波長
選択性絞り22を介して、受発光素子21に進入し、プ
リズム21eを透過して、その光検出器21g,21h
に入射する。これにより、光検出器21g,21hから
の検出信号に基づいて、光ディスクD2に関する再生信
号RF,フォーカスエラー信号FE及びトラッキングエ
ラー信号TE2が検出され、光ディスクD2の記録信号
が正しく再生されることになる。
【0034】この場合、従来の受発光素子に対して、そ
の半導体レーザ素子21cの上に、第二の半導体レーザ
素子21dを搭載することにより、本実施形態による受
発光素子21が構成されるので、簡単な構成により、低
コストで製造されると共に、部品点数が少なくて済み、
光学ピックアップ13そして光ディスク装置10が小型
化・軽量化されることになる。
【0035】上述した実施形態における光学ピックアッ
プ13においては、受発光素子21は、その第一の半導
体レーザ素子21c及び第二の半導体レーザ素子21d
は、図5に示すように、その発光点を備えた端面が、整
合するように、第二の半導体基板21b上に搭載されて
いる。これにより、各半導体レーザ素子21c,21d
のうち、下方の半導体レーザ素子21cの共振器長が上
方の半導体レーザ素子21dの共振器長より長いことか
ら、半導体レーザ素子21c,21d間の共通電極がワ
イヤボンディングWによって容易に取り出されるように
なっている。
【0036】これに対して、第二の半導体基板21b上
で、半導体レーザ素子21c,21dの後方の表面に形
成された出力モニタ用の光検出器21iによって、半導
体レーザ素子21c,21dの出力モニタを行なう場合
には、図6に示すように、半導体レーザ素子21c,2
1dの後端面が整合していると、より正確な出力モニタ
が行われる。この場合、下方の半導体レーザ素子21c
の幅を広くすることにより、共通電極がワイヤボンディ
ングWにより容易に取り出される。
【0037】これに対して、図5のような構成の場合、
各半導体レーザ素子21c,21dの出力モニタを正確
に行なうためには、図7に示すように、各半導体レーザ
素子21c,21dの後方に、第二の半導体基板21b
とは別体に構成された出力モニタ用の光検出器21jを
備えるようにしてもよい。あるいは各半導体レーザ素子
21c,21dの前側で出力モニタを行なうようにして
もよい。
【0038】また、第二の半導体レーザ素子21dを第
一の半導体レーザ素子21c上に搭載する場合、下方の
第一の半導体レーザ素子21cに対して、上方の第二の
半導体レーザ素子21dを正確に位置決めする必要があ
るが、下方の第一の半導体レーザ素子21cの外形やメ
タルパターンを認識して、あるいは下方の第一の半導体
レーザ素子21cを発光させながら、位置合わせを行な
って、銀ペースト等によりマウントすればよい。尚、上
方の第二の半導体レーザ素子21dの発光部の認識は、
組立の際に、半導体レーザ素子21dをコレット等で把
持したとき、下面のストライプを認識することにより行
われる。ここで、「ストライプ」とは、図9に示すよう
な線部分であって、レーザ素子の共振器となる部分であ
る。このストライプ部分は、製造工程において、エッチ
ング,埋め込み成長,不純物拡散,イオン注入等によ
り、絶縁層や電流ブロック層を周囲に形成し、この部分
にだけ電流が注入されるようになっている。
【0039】さらには、下方の第一の半導体レーザ素子
21cを第二の半導体基板21bに対して、図8に示す
ように、ジャンクションアップにて搭載すれば、第一の
半導体レーザ素子21cのストライプが図9に示すよう
に直接に確認できるので、第二の半導体レーザ素子21
dの位置合わせが容易に行われることになる。この場
合、第一及び第二の半導体レーザ素子21c,21dの
発光点の間隔は、数μm程度となり、同一の光学系を共
通して使用する際により有利な配置となる。
【0040】図10は、本発明による発光装置の実施形
態を示している。図10において、発光装置30は、第
一の半導体基板31上に第二の半導体基板32が載置さ
れ、第二の半導体基板32上に第一の発光素子としての
第一の半導体レーザ素子33が、例えばジャンクション
ダウンにより搭載され、さらにこの第一の半導体レーザ
素子33の上に、第二の発光素子としての第二の半導体
レーザ素子34が、例えばジャンクションダウンにより
搭載されている。さらに、第一及び第二の半導体レーザ
素子33,34の後方には、出力モニタ用の光検出器3
5が配設されている。
【0041】そして、上記半導体基板31,32及び半
導体レーザ素子33,34と光検出器35は、発光装置
30のパッケージ36内に収容されている。このパッケ
ージ36は、その一側の端面に、各半導体レーザ素子3
3,34から出射した光ビームが透過できる窓部36a
を備えていると共に、他側の端面に、各半導体レーザ素
子33,34への駆動電流を印加し、また光検出器35
からの信号を取り出すためリード端子36bを備えてい
る。さらに、上記窓部36aは、ガラスカバー37によ
り覆われ、内部が密閉されている。
【0042】ここで、上記第一の半導体レーザ素子33
は、例えば高密度光ディスク再生用として650nmの
波長の光ビームを出射し、また第二の半導体レーザ素子
34は、例えばCDや反射率の異なるCD−R等の光デ
ィスク再生用として780nmの波長の光ビームを出射
するようになっている。
【0043】このような構成の発光装置30によれば、
各半導体レーザ素子33,34が選択的に駆動されるこ
とにより、半導体レーザ素子33からは、650nmの
波長の光ビームが、また半導体レーザ素子34からは、
780nmの波長の光ビームが出射され、二つの異なる
波長の光が適宜に切換えられ得ることになる。この場
合、従来の唯一つの半導体レーザ素子33を備えた発光
装置に対して、その半導体レーザ素子33上に第二の半
導体レーザ素子34を搭載するだけで、本実施形態によ
る発光装置30が構成されるので、簡単な構成により、
低コストで製造されると共に、部品点数が少なくて済
み、光学ピックアップ13そして光ディスク装置10が
小型化・軽量化されることになる。
【0044】図11は、本発明による発光装置の第二の
実施形態を示している。図11において、発光装置50
は、半導体基板51上に搭載された第一の半導体レーザ
素子52と、この第二の半導体レーザ素子52上に搭載
された第二の半導体レーザ素子53と、から構成されて
いる。この場合、半導体レーザ素子52,53は、それ
ぞれ偏光方向が互いに異なる偏光ビームを出射するよう
に構成されており、図示の場合には、上方の半導体レー
ザ素子53が垂直に搭載されている。これは、例えばT
Mモード発振の設計が困難であるAlGaAs系の半導
体レーザ素子が使用される場合に好適である。しかしな
がら、これに限らず、二つの半導体レーザ素子が共に水
平に搭載される場合には、例えばTEモード発振の半導
体レーザ素子と、TMモード発振の半導体レーザ素子を
使用することにより、容易に構成される。例えば、65
0nm波長帯のレーザダイオードチップの場合、InG
aAlP系の半導体基板から構成されており、結晶成長
時の歪みを制御することによって、容易にTEモード発
振またはTMモード発振のレーザダイオードチップが得
られる。
【0045】このような構成の発光装置50によれば、
各半導体レーザ素子52,53が同じ波長帯の光ビーム
を出射しても、例えば偏光ビームスプリッタ等の偏光分
離手段を使用することにより、反射/透過が容易に選別
できる。従って、偏光方向の90度異なる半導体レーザ
素子52,53を使用することにより、各半導体レーザ
素子52,53を記録用と再生用に分けて使用すること
ができる。この場合、記録用の半導体レーザ素子52
は、出力マージンを考慮して、できるだけ出力効率が高
くなるように、また再生用の半導体レーザ素子53は、
ノイズ特性を考慮して、できるだけ戻り光が入射しない
ように、光学ピックアップの光学系の設計が行われるこ
とになる。
【0046】図12及び図13は、本発明による受発光
素子の第二の実施形態を示している。図12及び図13
において、受発光素子40は、所謂ホログラムレーザで
あって、パッケージ本体であるステムまたはヒートシン
ク41上に形成された受光素子としての光検出器42
と、ステム41の側面に取り付けられた半導体基板43
上に搭載された第一の発光素子としての第一の半導体レ
ーザ素子44と、第一の半導体レーザ素子44上に搭載
された第二の発光素子としての第二の半導体レーザ素子
45と、これら第一及び第二の半導体レーザ素子44,
45の光軸上に配設されたグレーティング46及び偏光
ホログラム素子47と、さらに第一及び第二の半導体レ
ーザ素子44,45の下方に配設された出力モニタ用の
光検出器48と、から構成されている。
【0047】上記第一及び第二の半導体レーザ素子4
4,45は、互いにほぼ平行に異なる種類の光ビームを
出射するように配設されていると共に、互いに異なる種
類の光ビームを出射するように構成されている。上記第
一の半導体レーザ素子44は、例えば高密度光ディスク
再生用として650nmの波長の光ビームを出射し、ま
た第二の半導体レーザ素子45は、例えばCDや反射率
の異なるCD−R等の光ディスク再生用として780n
mの波長の光ビームを出射するようになっている。
【0048】上記グレーティング46は、回折格子であ
って、各半導体レーザ素子44,45からの光ビーム
を、0次光であるメインビームと、プラスマイナス1次
光であるサイドビームに分割するものである。
【0049】上記ホログラム素子47は、グレーティン
グ46を介して入射する光ビームをそのまま透過させ
て、所定方向に導くと共に、所定方向からの光ビームを
ホログラム作用により回折させて、上記光検出器42に
導くように構成されている。
【0050】このような構成の受発光素子40によれ
ば、ホログラム素子47は、ビームスプリッタとして作
用することにより、各半導体レーザ素子44,45から
の光ビームを、そのまま透過させて、例えば対物レンズ
を介して光ディスクの信号記録面に収束させ、また光デ
ィスクの信号記録面からの戻り光ビームを、ホログラム
作用によって回折させ、光検出器42に入射させること
になる。これにより、各半導体レーザ素子44,45か
らの光ビームにより、例えば異なる種類の光ディスクの
再生が行われることになる。この場合、従来の受発光素
子に対して、その半導体レーザ素子44の上に、第二の
半導体レーザ素子45を搭載することにより、本発明実
施形態による受発光素子40が構成されるので、簡単な
構成により、低コストで製造されると共に、部品点数が
少なくて済み、光学ピックアップ13そして光ディスク
装置10が小型化・軽量化されることになる。
【0051】上述した実施形態においては、第一の半導
体レーザ素子21c,33,44は、例えば650nm
の波長の光ビームを出射し、第二の半導体レーザ素子2
1d,34,45は、例えば780nmの波長の光ビー
ムを出射するように構成されているが、これに限らず、
例えば第一及び第二の半導体レーザ素子が同じ波長で且
つ強度の異なる光ビームを出射するように構成されてい
ても良い。例えば光学ピックアップ13において、第一
の半導体レーザ素子21cが、780nmの波長であっ
て書込み用の高効率高出力の光を出射し、第二の半導体
レーザ素子21dが、780nmの波長であって読取り
用の低出力低ノイズの光を出射するようにしてもよい。
この場合、例えばCD−R,CD−RWや光磁気ディス
クの記録時及び再生時に、光ビームを出射する半導体レ
ーザ素子21c,21dを切換え使用することにより、
最適な強度の光ビームを使用することが可能となると共
に、各半導体レーザ素子21c,21dがそれぞれ読取
り専用,書込み専用として設計されるので、性能に優
れ、プロセスマージンや特性マージンがとりやすく、ま
た低出力時の高周波重畳も不要となることから、低コス
トの受発光素子21が得られることになる。
【0052】さらに、上記実施形態においては、光ディ
スクとして、CDと高密度光ディスクの場合について説
明したが、これに限らず、他の種類の光ディスクを記録
または再生する場合にも、本発明を適用できることは明
らかである。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、小
型軽量に且つ低コストで構成されると共に、例えば波長
や強度等の異なる二種類の光ディスクの記録再生が正し
く行われるようにした、発光装置,受発光素子と、これ
を用いた光学ピックアップ及び光ディスク装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受発光装置を備えた光学ピックア
ップを組み込んだ光ディスク装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】図1の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの構成を示す概略側面図である。
【図3】図2の光学ピックアップにおける受発光素子を
示す拡大断面図である。
【図4】図3の受発光素子における光検出器の平面図で
ある。
【図5】図3の受発光素子の要部を示す拡大斜視図であ
る。
【図6】図5の受発光素子の第一の変形例を示す拡大斜
視図である。
【図7】図5の受発光素子の第二の変形例を示す拡大側
面図である。
【図8】図5の受発光素子の第三の変形例を示す拡大斜
視図である。
【図9】図8の受発光素子の要部を示す分解斜視図であ
る。
【図10】本発明による発光装置の第一の実施形態を示
す概略断面図である。
【図11】本発明による発光装置の第二の実施形態を示
す概略斜視図である。
【図12】本発明による受発光素子の第二の実施形態を
示す概略斜視図である。
【図13】図12の受発光素子の構成を示す概略断面図
である。
【図14】従来の二波長光学ピックアップの一例を示す
概略斜視図である。
【符号の説明】
10・・・光ディスク装置、11・・・光ディスク、1
2・・・スピンドルモータ、13・・・光学ピックアッ
プ、14・・・光ディスクドライブコントロータ、15
・・・信号復調器、16・・・誤り訂正回路、17・・
・インターフェイス、18・・・ヘッドアクセス制御
部、19・・・サーボ回路、21・・・受発光素子、2
1c,33,44,52・・・第一の半導体レーザ素子
(発光素子)、21d,34,45,53・・・第二の
半導体レーザ素子(発光素子)、21g,21h・・・
受光素子、30・・・発光装置、40・・・受発光素
子、46・・・グレーティング、47・・・ホログラム
素子、50・・・発光装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の半導体基板上に形成された受光素
    子と、 前記第一の半導体基板上に搭載された第二の半導体基板
    上に形成された第一の発光素子と、 前記第一の発光素子上に搭載され且つ第一の発光素子と
    ほぼ平行に種類の異なる光ビームを出射するように配設
    された第二の発光素子と、 これら第一及び第二の発光素子から出射する光ビーム
    を、前記第二の半導体基板の表面と平行な所定の方向に
    導くと共に、当該所定方向からの戻り光ビームを前記受
    光素子に導く光分岐手段とを備えていることを特徴とす
    る受発光素子。
  2. 【請求項2】 前記光分岐手段が、互いに平行な二面を
    有し、この二面と交差するように、各発光素子から出射
    された光ビームが入射する光路分岐面に形成された光ビ
    ームを分岐する光分離膜を有する、プリズムであること
    を特徴とする請求項1に記載の受発光素子。
  3. 【請求項3】 前記光分岐手段が、ホログラム素子であ
    ることを特徴とする、請求項2に記載の受発光素子。
  4. 【請求項4】 受発光素子と、 この受発光素子の発光素子から出射された光ビームを光
    ディスクの信号記録面上に合焦するように照射し、且つ
    光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを前記受発
    光素子の受光素子に入射させる光集束手段とを含んでお
    り、 前記受発光素子が、 第一の半導体基板上に形成された受光素子と、 前記第一の半導体基板上に搭載された第二の半導体基板
    上に形成された第一の発光素子と、 前記第一の発光素子上に搭載され且つ第一の発光素子と
    ほぼ平行に種類の異なる光ビームを出射するように配設
    された第二の発光素子と、 これら第一及び第二の発光素子から出射する光ビーム
    を、前記第二の半導体基板の表面と平行な所定の方向に
    導くと共に、当該所定方向からの戻り光ビームを前記受
    光素子に導く光分岐手段とを備えていることを特徴とす
    る光学ピックアップ。
  5. 【請求項5】 光ディスクを回転駆動する駆動手段と、 回転する光ディスクに対して光集束手段を介して光を照
    射し、光ディスクからの信号記録面からの戻り光を検出
    する光学ピックアップと、 前記光集束手段を二軸方向に移動可能に支持する二軸ア
    クチュエータと、 光学ピックアップからの検出信号に基づいて、再生信号
    を生成する信号処理回路と、 光学ピックアップからの検出信号に基づいて、光集束手
    段を二軸方向に移動させるサーボ回路とを含んでおり、 前記光学ピックアップが、 受発光素子を備えていて、 前記光集束手段が、この受発光素子の発光素子から出射
    された光ビームを回転駆動される光ディスクの信号記録
    面上に合焦するように照射し、且つ光ディスクの信号記
    録面からの戻り光ビームを前記受発光素子の受光素子に
    入射させると共に、 前記受発光素子が、 第一の半導体基板上に形成された受光素子と、 前記第一の半導体基板上に搭載された第二の半導体基板
    上に形成された第一の発光素子と、 前記第一の発光素子上に搭載され且つ第一の発光素子と
    ほぼ平行に種類の異なる光ビームを出射するように配設
    された第二の発光素子と、 これら第一及び第二の発光素子から出射する光ビーム
    を、前記第二の半導体基板の表面と平行な所定の方向に
    導くと共に、当該所定方向からの戻り光ビームを前記受
    光素子に導く光分岐手段とを備えていることを特徴とす
    る光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に形成された第一の発光素
    子と、 この第一の発光素子の上に搭載された第二の発光素子
    と、を備えており、 各発光素子が、互いに種類の異なる光ビームをほぼ平行
    に出射することを特徴とする、発光装置。
  7. 【請求項7】 各発光素子が、互いに異なる波長の光ビ
    ームを出射することを特徴とする、請求項1に記載の発
    光装置。
  8. 【請求項8】 各発光素子が、同じ波長帯で且つ強度の
    異なる光ビームを出射することを特徴とする、請求項1
    に記載の発光装置。
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