JP3450312B2 - 高速エラー検出回路 - Google Patents

高速エラー検出回路

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JP3450312B2 JP2001136318A JP2001136318A JP3450312B2 JP 3450312 B2 JP3450312 B2 JP 3450312B2 JP 2001136318 A JP2001136318 A JP 2001136318A JP 2001136318 A JP2001136318 A JP 2001136318A JP 3450312 B2 JP3450312 B2 JP 3450312B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エラー警報の高速
出力(早出し)が可能なエラー検出回路に関し、特に、
複数チャンネルのデータ信号の誤り率の監視に適した高
速エラー検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝送装置の誤り率を検出して伝送
品質の劣化等を警報する警報装置として、複数の受信回
路からの受信信号を入力しそれぞれの信号の誤り率を検
出し、所定の閾値を越える誤り率が所定回数検出された
ときに警報信号を発生するエラー検出回路が知られてい
る(特許第2751945号)。
【0003】図7は、このようなエラー検出回路の例を
示す図である。受信回路21、22毎に誤り検出回路2
3、24を備え、それぞれの検出出力を誤り計数回路2
5、26で計数し、計数値が所定数に達するとそれぞれ
の警報信号を出力する。このエラー検出回路では、誤り
計数回路25、26の計数結果を判定出力する動作タイ
ミングを与えるために、クロックを分周する単一の分周
回路27を備えており、2つの誤り計数回路25、26
に一定周期で判定用のパルス信号aを出力するように構
成している。
【0004】このエラー検出回路は、誤り率判定用のパ
ルス信号aを出力するために単一の分周回路を使用する
ことができる点で構成が簡略化されるが、警報信号の発
生が分周回路27からのパルス信号aの出力時点とな
り、誤り率が増加してから警報信号が発生するまでに時
間がかかるという難点がある。
【0005】図8は、警報の早出しが可能なエラー検出
回路を示す図であり、図8(a)は全体構成、図8
(b)はエラー検出回路のセット信号生成回路の構成例
である。また、図9は前記エラー検出回路の動作タイム
チャートを示す図である。
【0006】図8(a)に示すように、エラー検出回路
は、分周回路31、エラー数計数器32、セット信号生
成回路33及び段数計数器34から構成され、前記セッ
ト信号生成回路33はアンド回路331及びオア回路3
32により構成される。この回路の各部機能及び動作は
以下のとおりである。
【0007】分周回路31は、基本クロックS30を入
力し、所定分周比で分周した分周パルスS31を出力
し、基本クロックS30と分周パルスS31はともに回
路動作を規定する信号としてセット信号生成回路33を
動作させる。エラー数計数器32は、受信信号からのエ
ラー数をデータ単位等で計数し計数値が所定の閾値を越
えた場合に計数結果がオーバーフロー(エラー信号)と
して、2値信号のハイレベル等を出力する。前記基本パ
ルスS30は、前記エラー数を計数する期間に相当する
周期を有するパルス(ハイレベル)であり、セット信号
生成回路33は出力のセット信号S33として、分周パ
ルスS31をオア回路332を介して常に出力するとと
もに、エラー数計数器32の計数結果の信号S32がハ
イレベルの場合にのみ基本パルスS30をアンド回路3
31及びオア回路332を介して出力する。
【0008】ここでセット信号S33は、エラー数計数
器32に入力されオーバーフローによるハイレベルの出
力状態をリセットし、エラー数計数器32が基本パルス
S30の周期内の受信信号の誤り検出を繰り返すように
構成されている。また、セット信号S33は分周回路3
1にも入力され分周動作(計数値)をリセットするよう
に構成されている。
【0009】段数計数器34は、セット信号生成回路3
3からセット信号S33が発生した時点でエラー数計数
器32がハイレベルを出力している場合にこれを計数
し、計数値が予め設定された閾値以上になると警報信号
を発生する。また、セット信号S33が発生した時点で
エラー数計数器32がハイレベルを出力していない場合
(ローレベルの場合)はその時点で計数値はリセットさ
れる。
【0010】従って、段数計数器34は、エラー数計数
器32が基本パルスの周期内で計数するエラー数が所定
閾値を越える度に発生するハイレベルを計数し、その個
数が前記閾値に達すると警報信号を発生するから、警報
信号の発生時点は基本パルスS30の出力時点となり、
分周パルスS31の出力時点まで警報信号の発生が遅延
することはない。
【0011】次に、図8に示すエラー検出回路の動作を
図9に示す動作タイムチャートの例で説明する。同図の
例では分周回路31の分周比1/4、エラー数計数器3
2のエラー数の閾値4、段数計数器34の閾値は3とし
ており、エラーAの発生状況は分周パルスS31の最初
に示すパルスの直前に4個、前記パルスの直後に4個、
その後4個以下(2個が2回)の例を示している。
【0012】エラー数計数器32は最初の4個のエラー
Aにより信号S32をハイレベルとし、セット信号生成
回路33は、アンド回路331により基本パルスを出力
する。当該基本パルスにより信号S32のハイレベルを
段数計数器34が計数する(計数値1)とともに、エラ
ー数計数器32及び分周回路31はリセットされる。エ
ラーAの次の4個のエラーによる動作も同様であり、エ
ラー数計数器32はハイレベルを出力し段数計数器34
はこれを計数し(計数値2)、エラー数計数器32及び
分周回路31はリセットされる。その後のエラーAは基
本パルス周期内で4個未満(2個が2回)のエラーであ
り、分周回路31が次の分周パルスを出力するまでに合
計4個となるので、エラー数計数器32は合計4個にな
った時点で信号S32をハイレベルとし、段数計数器3
4はこれを計数し(計数値3)、閾値3以上となり警報
を出力する。なお、最後のエラーの計数において合計が
4個未満の場合には、2番目の分周パルスS31が信号
S33に生じ、分周回路31及び段数計数器34はリセ
ットされる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、図7に
示す従来のエラー検出回路は、分周回路は複数のエラー
検出回路に1個設ければよいという利点を有するもの
の、警報の発生時点に遅延が生じることが避けられない
ものである。また、図8に示すエラー検出回路において
は、遅延が生じない警報信号の発生が可能であるが、セ
ット信号S33により分周回路31をリセットすること
を必須とする原理に基づくものであるから、この回路原
理ではエラー検出回路数だけ、つまり警報対象のチャン
ネル数と同数の分周回路を設けることが必要であり、回
路が複雑化し、高コスト化するという問題がある。 (目的)本発明の目的は、複数チャンネルのデータ信号
を監視対象としエラーに対して警報を直ちに送出するこ
とが可能であり、小さい回路規模で構成することが可能
な高速エラー検出回路を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、監視対象のデ
ータ信号として複数チャンネルが存在するシステム構成
において小さい回路規模で実現可能な高速エラー検出回
路に関するものである。
【0015】本発明の高速エラー検出回路は、基本パル
スと該基本パルスの分周パルスとにより動作し、基本パ
ルスの周期内のデータ信号のエラー数を計数して所定数
以上のエラー数によりエラー信号を出力するエラー数計
数器(図1の12)と、前記エラー信号を計数して所定
数以上のエラー信号によりエラーを検出する段数計数器
(図1の14)とからなるデータ信号の高速エラー検出
回路であって、前記基本パルス及び分周パルスを入力
し、前記エラー信号の発生時の基本パルスを出力すると
共に、前記分周パルスの内、前記基本パルスの出力後の
所定数の分周パルスのみを禁止(図2の132)して出
力するセット信号生成回路(図1の13)と、前記段数
計数器は前記セット信号生成回路の出力により前記エラ
ー信号が発生した場合に当該エラー信号を計数し、エラ
ー信号が発生しない場合に計数をリセットし、エラー数
計数器は前記セット信号生成回路の出力により計数をリ
セットすることを特徴とする。前記エラー数計数器、前
記セット信号生成回路及び前記段数計数器は、複数チャ
ンネルのデータ信号に対応してそれぞれ設けられ、前記
分周パルスは、前記基本パルスを入力する単一の分周回
路(図1の11)により供給されることを特徴とする。
【0016】前記セット信号生成回路は、前記分周パル
スにより一方の論理状態となり、前記基本パルスとエラ
ー信号の論理積出力により他方の論理状態となるフリッ
プフロップ回路を備え、前記フリップフロップ回路(図
2の135)の出力とにより、前記分周パルスの出力を
禁止(図2の132)することを特徴とする。又は、前
記セット信号生成回路は、前記分周パルスを遅延する遅
延手段(図2の134)と、前記遅延手段の出力をセッ
ト端子に入力し、前記基本パルスとエラー信号の論理積
(図2の131)出力をリセット端子に入力するセット
・リセット型フリップフロップ回路(図2の135)
と、前記分周パルスと前記セット・リセット型フリップ
フロップ回路の出力とを入力する論理積回路(図2の1
32)と、前記各論理積回路の出力を入力とする論理和
回路(図2の133)とを有することを特徴とし、ま
た、前記遅延手段は、前記分周パルスを入力とするクロ
ック同期動作の遅延フリップフロップ回路(図2の13
4)で構成されたことを特徴とする。
【0017】本発明の分周パルスS11は、目的とする
エラー検出閾値のカウント時間に相当する周期に設定さ
れ、基本パルスは警報発出の早出し時間に相当する周期
に設定される。セット信号生成回路13は基本パルスの
周期において、エラー数の計数結果が閾値以上である場
合はセット信号S13を出力し、段数計数部14をカウ
ントアップすることにより警報の早出しを行うと同時
に、エラー数計数器をリセットする。エラー数の計数結
果が閾値未満である場合は、セット信号S13を出力せ
ずにエラー数計数器12はカウントを継続する。また、
分周パルスS11が入力された時点で、分周パルスS1
1の過去1周期内で、セット信号S13が出力されてい
た場合は、エラー数計数器12をリセットした時点から
分周パルスS11の1周期分経過していないことになる
ため、セット信号S13は出力しない。逆に、分周パル
スS11の過去1周期内でセット信号S13を出力して
いない場合は、分周パルスS11のタイミングでセット
信号S13を出力しエラー計数器12をリセットする
(図1〜図6)。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の警報の早出しが可
能な高速エラー検出回路の一実施の形態について図面を
参照して説明する。図1、図2は、本実施の形態の構成
を示す図であり、図3〜図6はその動作を示すタイムチ
ャートである。
【0019】(構成の説明)本実施の形態は、エラー監
視対象のデータ信号に対応する複数の警報回路1A、1
Bと、リセット信号の入力構成を有しない各警報回路1
A、1Bと独立した単一の分周回路11とから構成され
る。
【0020】各警報回路1A、1Bは、それぞれエラー
数計数器12、セット信号生成回路13及び段数計数器
14から構成されている。本実施の形態の各警報回路1
A、1Bの構成及び機能は何れも同一であり、以下これ
らの説明を警報回路1Aについて行う。
【0021】エラー数計数器12は、例えば受信信号の
データ単位で発生するエラーAを入力し、当該データ単
位等のそれぞれのエラー数を計数し、エラー数の計数結
果(計数値)が所定の閾値を超えるとオーバーフロー
(エラー信号)として2値論理信号のハイレベル等を出
力する。
【0022】前記分周回路11は、データ単位等のエラ
ー数を計数する期間に相当する周期の基本パルスS10
を入力し、所定の分周比1/nで分周した分周パルスS
11を出力する。
【0023】セット信号生成回路13は、基本パルスS
10、分周パルスS11及びエラー数計数器12の出力
の信号S12を入力し、分周パルスS11の隣接する分
周パルス周期内における基本パルスS10のパルス発生
時点で信号S12がハイレベルの状態のときのみ、当該
基本パルスをセット信号S13として出力し、隣接する
分周パルスの周期内で一度でも前記基本パルスS10を
セット信号S13として出力した場合には隣接する分周
パルスの後部の分周パルスのみをセット信号S13への
出力を禁止する動作を行う。
【0024】図2は、セット信号生成回路13の構成例
を示す図である。アンド回路(論理積回路)131、1
32、オア回路(論理和回路)133、遅延フリップフ
ロップ回路(D型フリップフロップ回路)134及びセ
ット・リセット型フリップフロップ回路(SRフリップ
フロップ回路)135から構成されている。
【0025】アンド回路131は、信号S12及び基本
パルスS10を入力とし、信号S12がハイレベルのと
き基本パルスS10を通過させる。D型フリップフロッ
プ134は、分周パルスS11をそのパルス幅の周期を
もつクロックによりラッチする動作を行い、分周パルス
S11を前記クロックの1周期(分周パルス幅)分遅延
させて出力する機能を有する。RSフリップフロップ1
35は、前記遅延した分周パルスの前縁(遅延前の分周
パルスの後縁)でセットされ、アンド回路131の出力
によりリセットされる動作を行う。アンド回路132
は、RSフリップフロップ135の出力がハイレベルの
場合に分周パルスを通過させる。そして、オア回路13
3はアンド回路131、132の何れの出力をも通過さ
せる。
【0026】セット信号生成回路13の基本動作として
は、基本パルスS10が入力された時点で、信号S12
がハイレベル(エラー信号)である場合は、基本パルス
S10をセット信号S13に出力し、同時にRSフリッ
プフロップ135をリセットする。分周パルスS11が
入力された時点で、RSフリップフロップ135がセッ
ト状態の場合は分周パルスS11をセット信号S13と
して出力し、逆にRSフリップフロップ135がリセッ
ト状態の場合はセット信号S13としての出力を禁止す
る動作を行う。
【0027】セット信号生成回路13の信号S13は、
エラー数計数器12のオーバーフロー(ハイレベル)を
リセットする(ローレベルにする)ようにエラー数計数
器12に入力されており、エラー数計数器12は基本パ
ルスの周期内における受信信号の誤り検出を繰り返し、
エラー数の計数結果を基本パルスの周期で信号S12に
出力する。
【0028】段数計数器14にはセット信号S13と信
号S12が入力されており、セット信号S13に基本パ
ルス又は分周パルスが出力されたとき、信号S12がハ
イレベル(エラー信号)の場合にこれを計数(段数とし
てカウントアップ)し、また、信号S12がローレベル
の場合に、その計数値を0リセットし、更に、計数値
(段数)が所定閾値をに達すると警報Aを発生する機能
を有する。また、エラー数計数器12にはリセット用と
してセット信号S13が入力されており、セット信号S
13がハイレベルのとき、その計数値は0にリセットさ
れる。
【0029】(動作の説明)次に、図3〜図6に示す動
作タイミングチャートを参照して本実施の形態の動作に
ついて説明する。同図の回路設定条件の例は図8に示す
従来例と同様であり、分周回路11は1/4分周、エラ
ー数計数器12のエラー数の閾値は4、段数計数器34
の警報の閾値は3である。
【0030】エラーの発生状況に関連して、エラー数計
数器12の(1)エラー信号の発生なし、(2)分周パ
ルス周期内で3回のエラー信号の発生、及び(3)分周
パルスに跨る3回のエラー信号の発生(分周パルスS1
1の直前に4個、直後に4個、その後4個以下(2個が
2回))の各例で説明する。
【0031】(1)エラー信号(オーバーフロー)の発
生なし(図3、4) 図3は、基本パルスS10の周期内におけるエラーAの
数が3個以下のエラー発生状況を継続する場合である。
エラー数計数器12はオーバーフローすることが無く、
セット信号生成回路13のSRフリップフロップ回路1
35は、D型フリップフロップ回路134により1クロ
ック周期遅れた分周パルスによりリセット状態(FF−
Q出力がハイレベル)にあり、分周パルスS11のみが
アンド回路132及びオア回路133を通過してセット
信号S13として出力し、段数計数器14はセット信号
S13(分周パルスS11)によりリセット(計数値
0)を繰り返す動作を行う。
【0032】図4は、基本パルスS10の周期内に1回
のオーバーフローのエラーAを発生する場合である。4
個のエラーが分周パルスの直前に発生しており、エラー
数計数器12は信号S12をハイレベルとし、セット信
号生成回路13は、アンド回路131を介して基本パル
スをセット信号S13として出力する。当該セット信号
S13により、段数計数器14は信号S12の前記ハイ
レベルを計数し(計数値1)、エラー数計数器12及び
分周回路11はリセットされる。この動作でSRフリッ
プフロップ回路135は一旦リセットされるがその直後
にD型フリップフロップ回路134からの1クロック周
期遅延した分周パルスにより再度セット状態に戻る。そ
の後第2の分周パルスまでは4個以上のエラーAは発生
していないので、セット信号生成回路13は、基本パル
スS10を出力せずに第2の分周パルスを出力し、段数
計数器14は計数値が0にリセットされる。
【0033】(2)分周パルス周期内で3回のエラー信
号の発生(図5) エラー数計数器12は4個のエラーAにより信号S12
をハイレベルとし、セット信号生成回路13は、アンド
回路131を介して基本パルスをセット信号S13とし
て出力する。当該セット信号S13により、段数計数器
14は信号S12の前記ハイレベル出力を計数し(計数
値1)、エラー数計数器12及び分周回路11はリセッ
トする。後続する2回の4個のエラーAについてもそれ
ぞれ同様に動作し、段数計数器14はエラー数計数器1
2のハイレベル出力の計数とエラー数計数器12及び分
周回路11のリセット動作を繰り返し、計数値3で警報
Aを出力する。なお、SRフリップフロップ回路135
は、信号S12の最初のハイレベル時のアンド回路13
1の出力でリセット状態になり、図示しない後続の分周
パルスS11でセット状態に戻る。
【0034】(3)分周パルスに跨る3回のエラー信号
の発生(図6) エラー数計数器12は最初の4個のエラーAにより信号
S12をハイレベルとし、セット信号生成回路13は、
アンド回路131を介して基本パルスをセット信号S1
3として出力する。当該セット信号S13により、段数
計数器14は信号S12の前記ハイレベル出力を計数し
(計数値1)、エラー数計数器12及び分周回路11は
リセットする。次の4個のエラーAによる動作も同様
に、エラー数計数器12は信号S12をハイレベルと
し、段数計数器14はこれを計数し(計数値2)、エラ
ー数計数器12及び分周回路11はリセットする。その
後のエラーAは基本パルス周期内で4個未満(2個が2
回)のエラーであり、分周回路11が次の分周パルスを
出力するまでに合計4個となっているので、エラー数計
数器12は合計4個になった時点で信号S12をハイレ
ベルとし、段数計数器14はこれを計数し(計数値
3)、閾値3となり警報Aを出力する。なお、最後のエ
ラーの合計が4個未満の場合には、エラー数計数器12
は計数値が4未満であるから信号S12はローレベル状
態にあり、2番目の分周パルスが信号S12に生じたと
き段数計数器14は計数値0にリセットされ、分周回路
11及び段数計数器14もリセットする。
【0035】前述のように本実施の形態の高速エラー検
出回路は、基本パルスの周期内でデータ信号に所定の閾
値以上のエラー数が発生した場合は、セット信号生成回
路13はセット信号S13を出力し、段数計数器14は
これをカウントアップする。この結果、基本パルスの周
期内で3回のエラー信号が出力する場合、分周パルス時
点で警報を出力する図7に示すエラー検出回路に比べ
て、段数計数器14の閾値までの計数時間で警報を出力
することが可能であり、最大で{(1/分周比)−1}
×閾値数×基本パルス周期だけ短い時間で警報を発生す
ることができる。
【0036】エラーAのエラー数が基本パルスの時間内
で閾値に達していない場合(例えば、図3、4)は、基
本パルスS10はセット信号S13として出力されず、
分周パルスS11だけがセット信号S13として出力さ
れ、段数計数器14の計数がリセットされる。
【0037】分周パルスS11の周期内(区間内)にお
いて、基本パルスの周期内でエラーAのエラー数が閾値
に達する区間が存在し(例えば、図6において段数計数
器のカウント値が2になる部分)、且つ、分周パルスS
11の発生タイミングに跨ってエラーAの数が閾値に達
した場合(図6においてエラー数計数器がエラー信号を
検出した場合)は基本パルスS10をセット信号S13
に出力し、RSフリップフロップ回路がリセットされる
ので、段数計数器14は次の分周パルス以降も計数値を
更新してエラー警報を出力する。
【0038】つまり、分周パルスS11の周期内でエラ
ー数計数器12が一旦その閾値に達する(オーバーフロ
ーする)と、後部の分周パルス(第2番目の分周パル
ス)でエラー数計数器12及び段数計数器14がリセッ
トされないので、エラー数計数器12は第2番目の分周
パルス以降のエラーAのエラー数を継続して計数してエ
ラーを検出するので、近い時間帯で発生するエラー信号
に対して警報信号の早出しが可能となる。
【0039】なお、前記実施の形態では、セット信号生
成回路13が分周パルスS11をセット信号S13とし
て出力しないのは第2番目の分周パルスのみであり、図
示しない第3番目の分周パルスは出力され(第2番目の
分周パルスの後縁時点でRSフリップフロップ回路がセ
ットされるため)、該第3番目の分周パルスによりエラ
ー数計数器12及び段数計数器14はリセットされ、新
たなエラー検出サイクルに入る。
【0040】(他の実施の形態)以上の実施の形態で
は、セット信号生成回路は、RSフリップフロップ回路
を使用してエラー数計数器12が一旦閾値に達する(オ
ーバーフローする)と、後続の最初の分周パルスのみを
セット信号S13として出力することを禁止するように
構成しているが、前記閾値に達したときトリガされる単
安定回路(単安定マルチ)等を使用して後続の1ないし
複数の分周パルスの出力を禁止するように構成すること
ができ、このようにすることにより警報信号の一層の早
出しが可能となる。
【0041】また、前記実施の形態では、エラー検出の
閾値(例えば4)を1つにした例を説明しており、この
場合は分周回路は単一の回路で実現されるが、伝送装置
ではエラー検出の閾値は1*10−3〜1*10−5
範囲、或いは、1*10−5〜1*10−9の範囲など
3種類以上とすることが必要となるのが一般的であり、
そのような場合の実施の形態として分周回路11は検出
する閾値の数分だけ設けることにより構成することが可
能である。
【0042】なお、監視対象のチャンネル数は2チャン
ネルの例を示しているが、3チャンネル以上とすること
が可能であることは云うまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、エラー検出動作に使用
する基本パルスの分周パルスに対し、リセット等の帰還
制御を行うことなくエラー警報の早出しを可能としてお
り、この結果、前記両パルスの供給をエラー検出部とは
独立した回路から供給する構成を有するものであるか
ら、エラー監視対象となるデータ信号のチャンネル数に
拘わらず、分周パルスを供給するための分周回路は単一
構成で実現することが可能である。従って、チャンネル
数の多いシステム構成においてもエラー監視の回路構成
を簡略化することができ、回路規模が小さく低コストの
エラー検出回路を実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高速エラー検出回路の一実施の形態
の構成を示す図である。
【図2】 セット信号生成回路の構成例を示す図であ
る。
【図3】 本実施の形態のエラーがない場合の動作タイ
ミングチャートを示す図である。
【図4】 3回以下のオーバーフローの動作タイムチャ
ートを示す図である。
【図5】 分周パルス周期内で3回オーバーフローする
場合の動作タイムチャートを示す図である。
【図6】 分周パルスに跨って3回オーバーフローする
場合の動作タイムチャートを示す図である。
【図7】 従来例を示す図である。
【図8】 他の従来例を示す図である。
【図9】 図8の従来例の動作タイムチャートを示す図
である。
【符号の説明】
11、27、31 分周回路 12、32 エラー数計数器 13、33 セット信号生成回路 14、34 段数計数器 21、22 受信回路 23、24 誤り検出回路 25、26 誤り計数回路 131、132、331 アンド回路(論理積回路) 133、332 オア回路(論理和回路) 134 遅延フリップフロップ回路(D型フリップフロ
ップ回路) 135 セット・リセット型フリップフロップ回路(R
Sフリップフロップ回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−164549(JP,A) 特開 平5−268193(JP,A) 特開 平6−205052(JP,A) 特開 平1−112833(JP,A) 特開 昭60−187150(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 1/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基本パルスと該基本パルスの分周パルス
    とにより動作し、基本パルスの周期内のデータ信号のエ
    ラー数を計数して所定数以上のエラー数によりエラー信
    号を出力するエラー数計数器と、前記エラー信号を計数
    して所定数以上のエラー信号によりエラーを検出する段
    数計数器とからなる高速エラー検出回路であって、 前記基本パルス及び分周パルスを入力し、前記エラー信
    号の発生時の基本パルスを出力すると共に、前記分周パ
    ルスの内、前記基本パルスの出力後の所定数の分周パル
    スのみを禁止して出力するセット信号生成回路と、前記
    段数計数器は前記セット信号生成回路の出力により前記
    エラー信号が発生した場合に当該エラー信号を計数し、
    エラー信号が発生しない場合に計数をリセットし、エラ
    ー数計数器は前記セット信号生成回路の出力により計数
    をリセットすることを特徴とする高速エラー検出回路。
  2. 【請求項2】 前記エラー数計数器、前記セット信号生
    成回路及び前記段数計数器は、複数チャンネルのデータ
    信号に対応してそれぞれ設けられ、前記分周パルスは、
    前記基本パルスを入力する単一の分周回路により供給さ
    れることを特徴とする請求項1記載の高速エラー検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記セット信号生成回路は、前記分周パ
    ルスにより一方の論理状態となり、前記基本パルスとエ
    ラー信号の論理積出力により他方の論理状態となるフリ
    ップフロップ回路を備え、前記フリップフロップ回路の
    出力とにより、前記分周パルスの出力を禁止することを
    特徴とする請求項1又は2記載の高速エラー検出回路。
  4. 【請求項4】 前記セット信号生成回路は、前記分周パ
    ルスを遅延する遅延手段と、前記遅延手段の出力をセッ
    ト端子に入力し、前記基本パルスとエラー信号の論理積
    出力をリセット端子に入力するセット・リセット型フリ
    ップフロップ回路と、前記分周パルスと前記セット・リ
    セット型フリップフロップ回路の出力とを入力する論理
    積回路と、前記各論理積回路の出力を入力とする論理和
    回路とを有することを特徴とする請求項1又は2記載の
    高速エラー検出回路。
  5. 【請求項5】 前記遅延手段は、前記分周パルスを入力
    とするクロック動作の遅延フリップフロップ回路で構成
    されたことを特徴とする請求項4記載の高速エラー検出
    回路。
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