JP3450086B2 - 帯状物の巻取り装置 - Google Patents

帯状物の巻取り装置

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JP3450086B2
JP3450086B2 JP05572595A JP5572595A JP3450086B2 JP 3450086 B2 JP3450086 B2 JP 3450086B2 JP 05572595 A JP05572595 A JP 05572595A JP 5572595 A JP5572595 A JP 5572595A JP 3450086 B2 JP3450086 B2 JP 3450086B2
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速巳 石川
正隆 渡邊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、すべりクラッチを有す
るリールホルダーを回転軸に取付け、リールホルダーを
介してリング状のハブに帯状物を巻取る帯状物の巻取り
装置に関し、特に、リールホルダー外周囲に取り付ける
ハブの着脱操作の自動化を図る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の巻取り装置として、磁気
テープ或いはフィルム等の生産に際して幅広の原反から
所定幅の製品(帯状物)を複数得るためのスリッター装
置に適用されているものがある。スリッター装置は、巻
出し軸から巻出される幅広の原反をカッターで所定幅に
裁断し、裁断後の複数の帯状物を巻き取って帯状物の巻
取り品(パンケーキ)を製造するが、帯状物の巻取り部
は、帯状物の巻取り張力を一定に保つため、すべりクラ
ッチを有するリールホルダーを用いている。このように
リールホルダーを用いて帯状物を巻取る場合、巻取り作
業の前作業として帯状物の巻取り用のリング状のハブを
装着する必要があり、また、巻取り後に帯状物を巻き取
ったハブをリールホルダーから取り外す作業を行わなけ
ればならない。
【0003】ここで、従来のリールホルダーとハブの着
脱構造について図に基づいて説明する。図におい
て、回転軸1に取り付けられたリールホルダー2は、回
転軸1に軸受3を介して取付けられ回転軸1に対して回
転自由なホルダー本体4と、回転軸1に固定されて回転
軸と一体に回転する磁性体の回転板5とを備え、回転軸
1と一体に回転板5が回転するとホルダー本体4の回転
板5側側面に設けた永久磁石6との間の吸引力によって
ホルダー本体4が回転する構成である。そして、ホルダ
ー本体4の外周囲には、鍔部7とコイルスプリング8を
設け、リング状のハブ9をホルダー本体4外周囲に図の
ように装着したとき、コイルスプリング8の変形による
反力を利用してハブ9を固定すると共に、鍔部7で回転
軸1に対してハブ9を垂直に保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
造のようなハブ9の着脱構造では、ハブ9の着脱操作に
コイルスプリング8を変形させるだけの力が必要であ
り、手作業でハブ9の着脱作業を行っているのが現状で
ある。また、磁気テープのスリッター装置では、1本の
回転軸に多数のリールホルダーを列設して帯状物の巻取
り動作を行うが、このように多数のリールホルダーが列
設されている場合、従来では隣接のリールホルダーの鍔
部7が邪魔となり、ハブ9だけを取り外すことができ
ず、リールホルダー2ごと取り外した後にハブ9をリー
ルホルダー2から取り外すようにしていた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、リールホルダーに対するハブの着脱作業の自動化
を可能とした帯状物の巻取り装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明では、回
転軸に軸受を介して回転自由に軸支されるホルダー本体
と、該ホルダー本体に回転軸の回転を伝達するすべりク
ラッチとを備えたリールホルダーの前記ホルダー本体外
周囲に、リング状のハブを嵌合保持し、回転軸の回転に
よりリールホルダーを介して前記ハブに帯状物を巻取る
構成とした帯状物の巻取り装置において、前記ホルダー
本体にエアシリンダを内蔵し、該エアシリンダのホルダ
ー本体半径方向に延びるロッド先端に、前記ハブ内面に
圧接可能なハブ固定用のクランプ部材を設ける一方、前
記回転軸の内部に前記エアシリンダに連通しエアシリン
ダ駆動用のエア圧を供給するエア圧供給路を形成する構
成とし、前記エアシリンダが、クランプ部材をハブ圧接
方向に弾性付勢する圧縮スプリングを備え、前記エア圧
供給路から負圧が供給された時に前記圧縮スプリングの
弾性付勢力に抗してクランプ部材をハブから離間する方
向に移動させる構成とした。
【0007】
【0008】また、前記エアシリンダは、前記ホルダー
本体の周方向に等間隔に3つ配置される構成とするとよ
い。
【0009】
【作用】かかる構成の帯状物の巻取り装置においては、
ホルダー本体内のエアシリンダへのエア圧の給・排によ
って、クランプ部材をハブ内面に対して圧接或いは離間
させることができるので、ハブの着脱動作に同期してエ
アシリンダの駆動を自動制御すればハブの着脱の自動化
を図ることが可能となる。
【0010】また、ハブ装着時は圧縮スプリングの弾性
力でクランプ部材をハブ内面に圧接させ、ハブ取り外し
時にエアシリンダに負圧を供給してクランプ部材を離間
させるので、帯状物の巻取り動作中はエア圧を供給する
必要がなくなる。
【0011】また、エアシリンダをホルダー本体の周方
向に等間隔で複数配置することで、ハブに対して均等に
圧接力を作用させることができ、ハブを安定に保持でき
るようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の巻取り装置の実施例の要部構成を図1
及び図2に示し説明する。図において、1本の回転軸11
には、複数のリールホルダー12が列設される。各リール
ホルダー12は同一の構成であり、回転軸11に軸受13を介
して回転自由に軸支されるホルダー本体14と、ホルダー
本体14の側面と間隔を設けて対面して回転軸11に固定さ
れる磁性体の回転板15とを有し、ホルダー本体14の回転
板側側面に永久磁石16が設けられている。リールホルダ
ー12は、回転軸11と一体に回転板15が回転すると永久磁
石16との間の吸引力で回転板15に対して所定のすべり量
をもってホルダー本体14が回転する構成であり、回転板
15と永久磁石16とですべりクラッチが構成される。
【0013】ホルダー本体14内には、図2に示すように
周方向に沿って等間隔に3ヵ所に半径方向に延びるシリ
ンダ室21が形成されている。シリンダ室21内には、外周
にパッキン22を設けたピストン23が摺動可能に収納され
ている。ピストン23に連結するロッド24が、ホルダー本
体14の外周方向に貫通して延びており、このロッド24の
先端に、ホルダー本体14と略同じ曲率で湾曲したクラン
プ部材25が固定されている。また、ホルダー本体14外周
に形成した溝26の底壁とクランプ部材25との間のロッド
24周囲には、クランプ部材25を常時外方向(ハブ圧接方
向)に弾性付勢する圧縮スプリング27が設けられてい
る。ここで、前記シリンダ室21、パッキン22、ピストン
23、ロッド24及び圧縮スプリング27でエアシリンダが構
成される。
【0014】前記回転軸11には、シリンダ室21にエア圧
を供給するエア圧供給路31が形成されている。このエア
圧供給路31は、回転軸11の中心部を軸方向に延びて図示
しないエア圧供給源に接続する主通路31Aと、各リール
ホルダー12の装着部分で主通路31Aから半径方向に図2
に示すように放射状に延びリールホルダー12の中心の空
間部28を介してシリンダ室21に連通する分岐通路31Bを
備える。
【0015】次に、図3及び図4を参照して動作を作用
を説明する。図3はハブ40のクランプ状態を示してい
る。ハブ40を装着する場合、まず、エア圧供給路31の主
通路31Aに負圧を供給する。負圧は、主通路31Aから各
分岐通路31Bを介して各リールホルダー12の空間部28か
らシリンダ室21のピストン23に作用する。これにより、
ピストン23が圧縮スプリング27の弾性付勢力に抗して図
中下降し、ロッド24を介してクランプ部材25が、図4に
示すようにホルダー本体14の外周面まで下降する。この
状態で、リング状のハブ40をクランプ部材25の中心に合
わせて位置させる。ハブ40の位置合わせの終了後、エア
圧供給路31内の負圧を大気に開放することで、圧縮スプ
リング27の弾性付勢力によりクランプ部材25が図3に示
すようにハブ40の内面に圧接してハブ40がクランプさ
れ、ハブ40のリールホルダー12への装着が完了する。
【0016】帯状物の巻取り動作が終了して図3のよう
にクランプ状態にあるハブ40をリールホルダー12から取
り外す場合は、前述と同様に負圧を供給してクランプ部
材25を図4のように下降させればハブ40のクランプ状態
が解除される。そして、ホルダー本体14の外周囲には、
従来のような鍔部7が存在しないため、他のリールホル
ダー12が隣接している場合でも、ハブ40を回転軸12の軸
方向に移動することができ、リールホルダー12ごと取り
外す必要はなくハブ40のみを取り外すことができる。
【0017】かかる構成によれば、リールホルダー12へ
のハブ40の着脱作業を自動化することが可能となり、従
来のように手作業によるハブ40の着脱作業が不要とな
る。また、1本の回転軸11に多数のリールホルダー12を
列設した場合でも、ロボット等を用いてハブ40上に帯状
物を巻き取ったパンケーキを複数同時にリールホルダー
12から取り外すことが可能である。従って、帯状物の巻
取り工程の時間を大幅に短縮することができ、作業能率
を向上できる。
【0018】
【0019】
【0020】また、負圧を利用して巻取り作業時は圧縮
スプリング27の弾性付勢力でハブ40をクランプしている
ので、回転軸11の回転時にエア圧を供給する必要がな
く、回転停止時のみエア圧を供給すればよく、エア圧の
シール性等を考慮すれば、正圧を利用する場合に比べて
負圧を利用する方が好ましい。また、リールホルダーの
すべりクラッチ機構としては、永久磁石を用いる他に電
磁石を用いてよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
ア圧を利用してクランプ部材を駆動しハブを着脱する構
成としたので、リールホルダーに対するハブの着脱作業
を自動化することができる。従って、従来の手作業によ
るハブの着脱作業が不要となり、帯状物の巻取り作業工
程の作業時間を大幅に短縮できる。
【0022】また、圧縮スプリングの弾性力でハブをク
ランプし、負圧を供給してクランプを解除する構成とし
たので、回転軸が停止している時のみエア圧を供給すれ
ばよいので、エア圧のシールが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取り装置の実施例を示す要部断面
【図2】図1のA−A線矢視断面図
【図3】同上実施例のハブのクランプ状態を示す図
【図4】同上実施例のハブのクランプ解除状態を示す図
【図5】従来のリールホルダーとハブの着脱構造の説明
【符号の説明】
11 回転軸 12 リールホルダー 13 軸受 14 ホルダー本体 15 回転板 16 永久磁石 21 シリンダ室 22 パッキン 23 ピストン 24 ロッド 25 クランプ部材 27 圧縮スプリング 31 エア圧供給路 40 ハブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−255852(JP,A) 実開 昭59−105242(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 18/04 B65H 19/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸に軸受を介して回転自由に軸支され
    るホルダー本体と、該ホルダー本体に回転軸の回転を伝
    達するすべりクラッチとを備えたリールホルダーの前記
    ホルダー本体外周囲に、リング状のハブを嵌合保持し、
    回転軸の回転によりリールホルダーを介して前記ハブに
    帯状物を巻取る構成とした帯状物の巻取り装置におい
    て、 前記ホルダー本体にエアシリンダを内蔵し、該エアシリ
    ンダのホルダー本体半径方向に延びるロッド先端に、前
    記ハブ内面に圧接可能なハブ固定用のクランプ部材を設
    ける一方、前記回転軸の内部に前記エアシリンダに連通
    しエアシリンダ駆動用のエア圧を供給するエア圧供給路
    を形成する構成とし 前記エアシリンダが、クランプ部材をハブ圧接方向に弾
    性付勢する圧縮スプリングを備え、前記エア圧供給路か
    ら負圧が供給された時に前記圧縮スプリングの弾性付勢
    力に抗してクランプ部材をハブから離間する方向に移動
    させる構成である ことを特徴とする帯状物の巻取り装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エアシリンダは、前記ホルダー本体の
    周方向に等間隔に3つ配置される構成である請求項
    記載の帯状物の巻取り装置。
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JPH08245020A JPH08245020A (ja) 1996-09-24
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