JPH0754213Y2 - 電子部品用リール - Google Patents

電子部品用リール

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JPH0754213Y2
JPH0754213Y2 JP40691790U JP40691790U JPH0754213Y2 JP H0754213 Y2 JPH0754213 Y2 JP H0754213Y2 JP 40691790 U JP40691790 U JP 40691790U JP 40691790 U JP40691790 U JP 40691790U JP H0754213 Y2 JPH0754213 Y2 JP H0754213Y2
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JP
Japan
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reel
inner ring
electronic parts
bearing
magnet
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JP40691790U
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JPH0491965U (ja
Inventor
彰 吉川
Original Assignee
金井 宏之
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子部品加工業界にお
いて、電子部品となる各種金属帯板を加工成形後に巻取
るために使用する電子部品用リールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品業界においては、コネクタ、端
子等の電子部品の多くが、プレス機の前後に繰出し装置
と巻取り装置を設置した加工成形装置で以て長尺の各種
金属帯板から連続的にプレス加工成形されている。
【0003】長尺の金属帯板をプレス機に投入する場
合、材料になる金属帯板を巻回したリールを繰出し装置
に装着し、そのリールから金属帯板を引出し、プレス機
を通して巻取り装置に装着してあるリールに巻き付け
る。プレス作業中は、加工成形装置は自動運転されてい
る。即ち、繰り出し装置と巻取り装置がプレス機と同期
して稼働し、金属帯板は、繰り出し側のリールから繰出
され、プレス機で加工成形されてから巻取り側のリール
に巻取られる。
【0004】従来のリールは、2枚の側円板と、その間
に配置した軸受と、帯状金属板を巻き付ける円筒状の巻
胴用内輪とから構成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術のリール
は、内輪が単なる円筒体であるため、巻取られる金属帯
板の巻始め端部を固定できず、通常は粘着テープ等で内
輪と金属帯板の巻始め端部を固定していた。即ち、従来
リールでは、作業者が巻始め時には装置全体を一旦停止
して、金属帯板の巻始め端部に粘着テープを貼着し、こ
の端部をリールの内輪に載せ、側円板に穿設した小孔よ
り手指を挿入して粘着テープを内輪に押し付けて固定し
なければならなかった。
【0006】よって、上記従来リールにあっては、リー
ルの交換毎に装置全体を停止しなければならず、また粘
着テープによる固定作業をしなければならず、煩雑な手
数を要していた。さらに、粘着テープの固定作業は、リ
ールの側円板の小孔より手指を入れなければならず、手
指を傷つける恐れがあった。
【0007】本考案は、従来技術の有する上記課題を解
決するためになしたもので、その目的とするところは、
金属帯板の巻始め端部を簡単かつ確実に固定できうるよ
うになした電子部品用リールを提供しようとするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案における電子部品用リールは、金属帯板を巻
く巻胴となる内輪が帯状材料で以て一部に重合部分を有
する略円筒形で、重合した内側端部を内面に固着し、か
つ外側端部を自由端として、重合部分に内,外挟持部を
形成している。さらに、上記内輪の内挟持部は、内方に
屈曲し、内,外挟持部間に隙間を形成し、外挟持部内面
には磁石を固着する。また、内挟持部の軸受側には、磁
石の両極を周方向に交互に着磁した回転自在の開閉ピン
を側円板間に架設した。
【0009】
【作用】上記構成の電子部品用リールを用いると、内輪
の外側端部が自由端となっており、開閉ピンを回転させ
ることで、外挟持部に固着した磁石と開閉ピンの磁力が
反発するときは、外側端部は開状態となり、逆に吸引す
るときには、外側端部は閉状態となる。このとき、リー
ルに巻かれる金属帯板の端部が外側端部の内側に挿入さ
れていれば、金属帯板をリール内輪に固定することがで
きる。
【0010】
【実施例】本考案に係る電子部品用リールの一実施例を
図面に基づいて説明する。
【0011】図1〜5において、電子部品用リール1
は、2枚の側円板2,2間で、その中心部に軸受3を配
置し、またこの軸受3の外方に巻胴用内輪4を軸受と同
心的に配置し、組立ねじで以て固定して所定形状に構成
する。
【0012】上記内輪4は、所要長の帯状材料で以てそ
の両端部分を、外側端部4aが内側端部4bにオーバー
ラップするように重合し、かつ内側端部4bを内面に溶
接等で以て固着5し略円筒形に形成したものである。ま
た、内輪4は、その重合部分に外側端部4aを自由端と
した内,外挟持部6,7を形成し、外側端部4a側より
金属帯板Mの巻始め端部Maを挿入して、上記内,外挟
持部6,7で以て固定可能にした。
【0013】内輪4の外側端部4aの開閉には、磁石の
反発、吸引作用を利用した。具体的には、内挟持部6を
内方に屈曲して、内,外挟持部6,7間に適当な隙間8
を設ける。上記外挟持部7の内面には、内輪4の半径方
向に両極(N),(S)を着磁した磁石9を固着した。
さらに、内挟持部6の軸受3側には、その回転軸の周方
向に磁石の両極(N),(S)を交互に着磁した回転自
在の開閉ピン10を側円板2,2間に横架して配設し
た。
【0014】開閉ピン10を回転し、開閉ピン10の磁
極と磁石9の磁極が反発するときには、内輪4の外側端
部4aが開き、金属帯板Mを挿入することができる(図
5)。次いで、開閉ピン10を約90°回転すると、開
閉ピン10の磁極と磁石9の磁極が吸引し外側端部4a
を閉じて、金属帯板Mの巻始め端部Maを内輪4に固定
することができる(図4)。
【0015】ところで、上記開閉ピン9は、側円板2,
2より突出した一方の軸端に六角穴を加工し、六角レン
チで以て回転可能にした。なお、上記軸端の形状は断面
を多角形とし、スパナ様の工具を使用することもでき、
また蝶ねじ様の形状として手で以て回転することも可能
である。
【0016】
【考案の効果】本考案は、上記構成に成したので、次の
ような効果を奏する。
【0017】金属帯板をリールに簡単かつ確実に固定す
ることができ、従来のようにリールの交換毎に装置全体
を停止させる必要がなく、生産性が向上できる。
【0018】また、巻取り装置が複数のリールを装着で
きるようにしておけば、1本のリールが巻き終わると同
時に金属帯板を切断し、他のリールに固定して続けて巻
取ることができ、装置全体を自動化することも可能にな
り、生産性の飛躍的向上が図れる。
【0019】さらに、本リールは、構造が極めて簡単で
何ら複雑な部品を付加する必要がないため、リール自体
軽量で取り扱い易く、安価に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子部品用リールの正面図である。
【図2】電子部品用リールの切断端面図である。
【図3】要部拡大断面図である。
【図4】金属帯板の挟持状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【図5】金属帯板の挿入状態を示す要部拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 リール 2 側円板 3 軸受 4 内輪 4a 外側端部 4b 内側端部 6 内挟持部 7 外挟持部 8 隙間 9 開閉ピン 10 磁石

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の側円板間の中心部に軸受を配置
    し、かつこの軸受の外方に巻胴用内輪を同心的に配置し
    た電子部品用リールにおいて、帯状材料の両端を重合し
    て略円筒形になした内輪の重合部分に、外側端部を自由
    端とした内、外挟持部を形成し、かつこの内、外挟持部
    間に隙間を形成し、さらに、外挟持部内面には磁石を固
    着すると共に、内挟持部の軸受側に、磁石の両極を周方
    向に交互に着磁した開閉ピンを、その両端を側円板間に
    回転自在に横架して配設したことを特徴とする電子部品
    用リール。
JP40691790U 1990-12-26 1990-12-26 電子部品用リール Expired - Lifetime JPH0754213Y2 (ja)

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JP40691790U JPH0754213Y2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 電子部品用リール

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0491965U JPH0491965U (ja) 1992-08-11
JPH0754213Y2 true JPH0754213Y2 (ja) 1995-12-13

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