JPH0229685Y2 - - Google Patents
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- JPH0229685Y2 JPH0229685Y2 JP1263284U JP1263284U JPH0229685Y2 JP H0229685 Y2 JPH0229685 Y2 JP H0229685Y2 JP 1263284 U JP1263284 U JP 1263284U JP 1263284 U JP1263284 U JP 1263284U JP H0229685 Y2 JPH0229685 Y2 JP H0229685Y2
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- magnetic
- magnetic pole
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- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 6
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 8
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Packaging For Recording Disks (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、鉄板等を直角に溶接する時に用いた
り、或は容器の蓋等に使用する磁石吸着器に関す
るものである。
り、或は容器の蓋等に使用する磁石吸着器に関す
るものである。
(従来技術)
従来より、磁石吸着器には(イ)磁石の磁極片の磁
極間で磁性体を吸着させる簡易なる磁石吸着器、
(ロ)磁極片間に円柱状磁石を回転させて磁極片間の
吸着力を変化せしめる磁石吸着器、(ハ)磁極片間に
磁極片を有する磁石を移動させて吸着の開閉を行
なう配列型の磁石吸着器、等がある。
極間で磁性体を吸着させる簡易なる磁石吸着器、
(ロ)磁極片間に円柱状磁石を回転させて磁極片間の
吸着力を変化せしめる磁石吸着器、(ハ)磁極片間に
磁極片を有する磁石を移動させて吸着の開閉を行
なう配列型の磁石吸着器、等がある。
(イ)の磁石吸着器は、その吸着力が小なるときは
有効であるが、吸着力が大となるとその着脱は困
難となり、また吸着時に衝撃的に吸着するので吸
着面に損傷を生ずる。この欠点を除去するには、
(ロ)、(ハ)の磁石吸着器を用いることになる。
有効であるが、吸着力が大となるとその着脱は困
難となり、また吸着時に衝撃的に吸着するので吸
着面に損傷を生ずる。この欠点を除去するには、
(ロ)、(ハ)の磁石吸着器を用いることになる。
(ロ)の磁石吸着器は、円柱磁石を用いるので磁石
材の円柱形への加工、磁極片の凹円形への加工及
びその回転磁石吸着器への組立等に工数を多く要
して高い製作費を要する。
材の円柱形への加工、磁極片の凹円形への加工及
びその回転磁石吸着器への組立等に工数を多く要
して高い製作費を要する。
(ハ)の磁石吸着器は、吸着磁極面には独立した、
即ち非磁性体で囲まれた磁極片を多数設けなけれ
ばならず、また磁極片を有する磁石を多数同時に
上下磁極片間を摺動し移動させねばならないの
で、機械的強度の設計を必要とし、その組立には
多くの工数を必要として最も高い製作費となつて
いる。
即ち非磁性体で囲まれた磁極片を多数設けなけれ
ばならず、また磁極片を有する磁石を多数同時に
上下磁極片間を摺動し移動させねばならないの
で、機械的強度の設計を必要とし、その組立には
多くの工数を必要として最も高い製作費となつて
いる。
(考案の目的)
本考案は、従来の磁石吸着器がもつ上記の欠点
を解決するために、磁極片に磁極短絡片を設ける
ことにより磁石の吸着力を変化させ、その着脱を
容易とする簡易磁気開閉吸着器を提供しようとす
るものである。
を解決するために、磁極片に磁極短絡片を設ける
ことにより磁石の吸着力を変化させ、その着脱を
容易とする簡易磁気開閉吸着器を提供しようとす
るものである。
(考案の構成)
本考案は、上記の目的を達成するため、板状磁
石1に磁極片2と、空孔3とこの空孔3を覆う摺
動可能な磁極短絡片4をもつ磁極片5を設け、前
記板状磁石1を前記空孔3を堺に厚さ方向に相異
なつた着磁を施こしたことを特徴とする簡易磁気
開閉吸着器である。
石1に磁極片2と、空孔3とこの空孔3を覆う摺
動可能な磁極短絡片4をもつ磁極片5を設け、前
記板状磁石1を前記空孔3を堺に厚さ方向に相異
なつた着磁を施こしたことを特徴とする簡易磁気
開閉吸着器である。
(実施例)
本考案の構成を図面を参照しながら説明する。
第1図及び第2図は、本考案の第1実施例の簡
易磁気開閉吸着器の斜視図である。第1図は、本
考案の簡易磁気吸着器を閉磁路の状態としたもの
である。
易磁気開閉吸着器の斜視図である。第1図は、本
考案の簡易磁気吸着器を閉磁路の状態としたもの
である。
第2図は、開磁路の状態としたものである。
これらの図において、1は板状磁石でその一面
に鉄等で形成した磁極片2を接着固定する。
に鉄等で形成した磁極片2を接着固定する。
他方一面には、中央近傍に細長い空孔3とこの
細長い空孔3を回転軸6で回転摺動して覆い被せ
ることのできる磁極短絡片4をもつ磁極片5を接
着固定する。
細長い空孔3を回転軸6で回転摺動して覆い被せ
ることのできる磁極短絡片4をもつ磁極片5を接
着固定する。
板状磁石1は、細長い空孔3を堺として一方を
厚み方向に上部をN極、下部をS極に着磁し、他
方を厚み方向に上部をS極、下部をN極に着磁す
る。第1図の状態では、磁極片5の細長い空孔3
上に磁極短絡片4が橋渡ししているので、磁気回
路は閉磁路となつて磁極片2,5間には、磁束は
ほとんど無く吸着力は微弱となつている。
厚み方向に上部をN極、下部をS極に着磁し、他
方を厚み方向に上部をS極、下部をN極に着磁す
る。第1図の状態では、磁極片5の細長い空孔3
上に磁極短絡片4が橋渡ししているので、磁気回
路は閉磁路となつて磁極片2,5間には、磁束は
ほとんど無く吸着力は微弱となつている。
磁極短絡片4を摺動回転させ、細長い空孔3の
上より除いて第2図の状態にすると、磁気回路は
開磁路となり、磁極片2,5間に磁束が発生し、
吸着力が得られる。なお、磁気回路が閉磁路のと
きは、漏洩を除き極性は無い状態となる。
上より除いて第2図の状態にすると、磁気回路は
開磁路となり、磁極片2,5間に磁束が発生し、
吸着力が得られる。なお、磁気回路が閉磁路のと
きは、漏洩を除き極性は無い状態となる。
細長い空孔3の延長上の残部7,7の体積は、
磁極片5全体の体積に対して非常に小さい体積と
なつているため、磁気的には空隙と見なされる。
従つて、磁極片5は磁気的に細長い空孔3によつ
て二分割されている。この細長い空孔3の面上を
磁極短絡片4を摺動させて橋渡しするときは、磁
気的に二分割されている磁極片5は一体の磁極片
となる。また、空孔を設けないで二枚の磁極片を
用いるときは、板状磁石1に2個の磁極片を間隙
を設けて接着固定する方式となつて組立工数が多
くなるので、細長い空孔を設ける方式が一般的で
ある。磁極短絡片4が回転軸6を中心として回転
摺動する際、細長い空孔3を遂次橋渡しして行く
ため、その回転に要する力は小さなものでよい。
磁極片5全体の体積に対して非常に小さい体積と
なつているため、磁気的には空隙と見なされる。
従つて、磁極片5は磁気的に細長い空孔3によつ
て二分割されている。この細長い空孔3の面上を
磁極短絡片4を摺動させて橋渡しするときは、磁
気的に二分割されている磁極片5は一体の磁極片
となる。また、空孔を設けないで二枚の磁極片を
用いるときは、板状磁石1に2個の磁極片を間隙
を設けて接着固定する方式となつて組立工数が多
くなるので、細長い空孔を設ける方式が一般的で
ある。磁極短絡片4が回転軸6を中心として回転
摺動する際、細長い空孔3を遂次橋渡しして行く
ため、その回転に要する力は小さなものでよい。
第3図は、本考案の第2実施例の簡易磁気開閉
吸着器を鉄板を直角に溶接するための保持具とし
て用いている状態を示す斜視図である。この実施
例の簡易磁気開閉吸着器は、その使用目的の直角
吸着とするために、磁極片5の細長い空孔3は対
角線上に設けられている。板状磁石1は、この細
長い空孔3を堺に、前記第1実施例と同様、厚さ
方向に相異なつた着磁を施こす。その他の構成
は、第1実施例と異なるところはないので、図面
に前記第1実施例と同一の符号を付すのみで説明
は略す。
吸着器を鉄板を直角に溶接するための保持具とし
て用いている状態を示す斜視図である。この実施
例の簡易磁気開閉吸着器は、その使用目的の直角
吸着とするために、磁極片5の細長い空孔3は対
角線上に設けられている。板状磁石1は、この細
長い空孔3を堺に、前記第1実施例と同様、厚さ
方向に相異なつた着磁を施こす。その他の構成
は、第1実施例と異なるところはないので、図面
に前記第1実施例と同一の符号を付すのみで説明
は略す。
使用に際しては、磁極短絡片4を適当な吸着力
になるように移動させておき、鉄板8,8を直角
に組合せ、次に磁極短絡片4を第3図に示すよう
に全開として完全なる吸着とし、溶接部9に溶接
を行なう。溶接後、磁極短絡片4を閉じて磁力を
弱くした上で本考案の簡易磁気開閉吸着器を除去
する。
になるように移動させておき、鉄板8,8を直角
に組合せ、次に磁極短絡片4を第3図に示すよう
に全開として完全なる吸着とし、溶接部9に溶接
を行なう。溶接後、磁極短絡片4を閉じて磁力を
弱くした上で本考案の簡易磁気開閉吸着器を除去
する。
(考案の効果)
本考案は、以上説明したきたように磁極片に磁
極短絡片を設けることにより、磁力の強さを変化
させることができる構造としたため、その着脱が
容易となり、しかも構造が簡単なために組立工数
及び材料費の削減となつた。
極短絡片を設けることにより、磁力の強さを変化
させることができる構造としたため、その着脱が
容易となり、しかも構造が簡単なために組立工数
及び材料費の削減となつた。
第1図及び第2図は、本考案の第1実施例の簡
易磁気開閉吸着器の斜視図である。第3図は、本
考案の第2実施例の簡易磁気開閉吸着器の使用状
態を示す斜視図である。 1……板状磁石、2……磁極片、3……空孔、
4……磁極短絡片、5……磁極片、6……回転
軸、7……残部、8……鉄板、9……溶接部。
易磁気開閉吸着器の斜視図である。第3図は、本
考案の第2実施例の簡易磁気開閉吸着器の使用状
態を示す斜視図である。 1……板状磁石、2……磁極片、3……空孔、
4……磁極短絡片、5……磁極片、6……回転
軸、7……残部、8……鉄板、9……溶接部。
Claims (1)
- 板状磁石1に磁極片2と、空孔3とこの空孔3
を覆う摺動可能な磁極短絡片4をもつ磁極片5を
設け、前記板状磁石1を前記空孔3を堺に厚さ方
向に相異なつた着磁を施こしたことを特徴とする
簡易磁気開閉吸着器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1263284U JPS60124002U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 簡易磁気開閉吸着器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1263284U JPS60124002U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 簡易磁気開閉吸着器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60124002U JPS60124002U (ja) | 1985-08-21 |
JPH0229685Y2 true JPH0229685Y2 (ja) | 1990-08-09 |
Family
ID=30495879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1263284U Granted JPS60124002U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 簡易磁気開閉吸着器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60124002U (ja) |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP1263284U patent/JPS60124002U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60124002U (ja) | 1985-08-21 |
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