JPH0614405Y2 - 磁気吸着装置 - Google Patents
磁気吸着装置Info
- Publication number
- JPH0614405Y2 JPH0614405Y2 JP1985114515U JP11451585U JPH0614405Y2 JP H0614405 Y2 JPH0614405 Y2 JP H0614405Y2 JP 1985114515 U JP1985114515 U JP 1985114515U JP 11451585 U JP11451585 U JP 11451585U JP H0614405 Y2 JPH0614405 Y2 JP H0614405Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- cylindrical
- magnetic
- magnetic attraction
- permanent magnet
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は磁気吸着装置に係り、特にその円筒状永久磁石
の構造に関する。
の構造に関する。
〔技術的背景〕 磁気吸着装置は、非磁性部材を間に挟んで相互に固定さ
れた一対の磁性部材の中央部に円筒状の穴をあけ、この
穴内に円筒状の径方向に磁化された永久磁石を挿入して
その回転位置を変えることにより磁性部材間にワークを
吸着したり吸着解除する。
れた一対の磁性部材の中央部に円筒状の穴をあけ、この
穴内に円筒状の径方向に磁化された永久磁石を挿入して
その回転位置を変えることにより磁性部材間にワークを
吸着したり吸着解除する。
ここにおいて、磁気吸着装置でかなりの長尺物を吸着す
る等の必要性から、永久磁石としてかなり大型のものが
要求されることがある。
る等の必要性から、永久磁石としてかなり大型のものが
要求されることがある。
しかしながら、磁気吸着装置の永久磁石として汎用され
ているフェライト磁石は焼結材を型を用いてプレス成型
するものであり、細長いものや大型のものを製作するの
は技術的にも経済的にも問題がある。
ているフェライト磁石は焼結材を型を用いてプレス成型
するものであり、細長いものや大型のものを製作するの
は技術的にも経済的にも問題がある。
本考案は上述の点を考慮し、軸方向及び径方向において
大なる磁気吸着装置用円筒状永久磁石を簡単に構成する
ための構造を提供することを目的とする。
大なる磁気吸着装置用円筒状永久磁石を簡単に構成する
ための構造を提供することを目的とする。
この目的達成のため、本考案では、円筒状磁石となるべ
き複数の磁石片を軸方向において千鳥状に配列しかつ接
着して軸方向長あるいは径方向長の大なる円筒状もしく
は略円筒状の永久磁石を形成し、この永久磁石を用いて
磁気吸着装置を構成するようにしたものである。
き複数の磁石片を軸方向において千鳥状に配列しかつ接
着して軸方向長あるいは径方向長の大なる円筒状もしく
は略円筒状の永久磁石を形成し、この永久磁石を用いて
磁気吸着装置を構成するようにしたものである。
以下第１図乃至第３図を参照して本考案を実施例につき
説明する。
説明する。
第３図は磁気吸着装置の磁気回路構造を横断面として示
したもので、１が円筒状永久磁石であり、この磁石１を
中心にして左右に配されているのはヨーク２，２であ
り、ヨーク２，２間のうち磁石１のない部分には非磁性
材３が配されている。この図の場合、磁石１の磁束方向
は水平方向であり、被吸着物つまりワーク（図示せず）
を吸着する状態である。ワークを吸着しない、もしくは
吸着解除する状態とするには磁石１を９０°回転する。
したもので、１が円筒状永久磁石であり、この磁石１を
中心にして左右に配されているのはヨーク２，２であ
り、ヨーク２，２間のうち磁石１のない部分には非磁性
材３が配されている。この図の場合、磁石１の磁束方向
は水平方向であり、被吸着物つまりワーク（図示せず）
を吸着する状態である。ワークを吸着しない、もしくは
吸着解除する状態とするには磁石１を９０°回転する。
第１図及び第２図は本考案の実施例を示したもので、第
３図に示した磁石１を軸方向あるいは径方向に延長し得
る構成とする２例を示している。各列において磁石１は
端面形状が円形、小判形等の回転に適当な円筒状形状で
ある。第１図（ａ），（ｂ）のものは、横断面形状が小
判形の磁石１を形成するために、横断面形状がかまぼこ
形の磁石片１ａ，１ａを腹合わせに接着し且つ軸方向に
関しては等ピッチつまりその長さの半分づつ他の磁石片
と接合するようにしたものである。磁石片同士の腹合わ
せの接合は、腹の面の１部同士で接合されている。この
結果、各磁石片は千鳥状に積層されて円筒状磁石１を形
成する。なお、円筒状磁石１の両端部では軸方向長が1/
2の磁石片１ｂを用いる。
３図に示した磁石１を軸方向あるいは径方向に延長し得
る構成とする２例を示している。各列において磁石１は
端面形状が円形、小判形等の回転に適当な円筒状形状で
ある。第１図（ａ），（ｂ）のものは、横断面形状が小
判形の磁石１を形成するために、横断面形状がかまぼこ
形の磁石片１ａ，１ａを腹合わせに接着し且つ軸方向に
関しては等ピッチつまりその長さの半分づつ他の磁石片
と接合するようにしたものである。磁石片同士の腹合わ
せの接合は、腹の面の１部同士で接合されている。この
結果、各磁石片は千鳥状に積層されて円筒状磁石１を形
成する。なお、円筒状磁石１の両端部では軸方向長が1/
2の磁石片１ｂを用いる。
第２図（ａ），（ｂ）のものは、横断面形状が小判形の
磁石１を形成するために、横断面形状が第１図の磁石片
１ａよりは薄いがやはりかまぼこ形の磁石片１ａ′，１
ａ′の間に平板状磁石片１ｃを挟み込んだものである。
この場合は、磁石片１ａ′と１ｃとが軸方向長の半分づ
つ重なり合うようにしており、軸方向における磁石片同
士の接合面がいわゆる千鳥状に形成されている。このた
め、平板状磁石片として１ｃの半分の軸方向長の磁石片
１ｄを両端部に用いる。
磁石１を形成するために、横断面形状が第１図の磁石片
１ａよりは薄いがやはりかまぼこ形の磁石片１ａ′，１
ａ′の間に平板状磁石片１ｃを挟み込んだものである。
この場合は、磁石片１ａ′と１ｃとが軸方向長の半分づ
つ重なり合うようにしており、軸方向における磁石片同
士の接合面がいわゆる千鳥状に形成されている。このた
め、平板状磁石片として１ｃの半分の軸方向長の磁石片
１ｄを両端部に用いる。
平板状あるいはかまぼこ状の磁石片同士をこのような接
合形態とすることにより、円筒状磁石を回転したとき
に、各磁石片の腹合せ面にトルクが作用するようにな
り、軸方向に接合された磁石片端部同士の接合面に加わ
るトルクが減少して接合面が破損しにくくなる利点があ
る。
合形態とすることにより、円筒状磁石を回転したとき
に、各磁石片の腹合せ面にトルクが作用するようにな
り、軸方向に接合された磁石片端部同士の接合面に加わ
るトルクが減少して接合面が破損しにくくなる利点があ
る。
上記各実施例における部分的特徴を抽出して組合わせる
ことにより多数の変形例を作り出すことができる。
ことにより多数の変形例を作り出すことができる。
本考案は上述のように、複数の磁石片を千鳥状に積層し
て磁石片同士を接着することにより軸方向長あるいは径
方向長の長い柱状磁石を構成することができ、しかも磁
気吸着装置の円筒の穴内に嵌合してこれを回転させるも
のであるから、回転力は各磁石片の軸に平行な面に略垂
直に圧力として作用し、軸方向と垂直な面に存在する磁
石片端部同士の接合面に加わる回転力が少なくて接合面
が破損し難い構造であるため、長尺物用等の大型の磁気
吸着装置を構成する上で極めて好都合である。また、高
価で精確な磁石成型の困難な大型の金型や、大型の磁化
設備を用いずに大型の円筒状磁石を得ることが可能とな
る。
て磁石片同士を接着することにより軸方向長あるいは径
方向長の長い柱状磁石を構成することができ、しかも磁
気吸着装置の円筒の穴内に嵌合してこれを回転させるも
のであるから、回転力は各磁石片の軸に平行な面に略垂
直に圧力として作用し、軸方向と垂直な面に存在する磁
石片端部同士の接合面に加わる回転力が少なくて接合面
が破損し難い構造であるため、長尺物用等の大型の磁気
吸着装置を構成する上で極めて好都合である。また、高
価で精確な磁石成型の困難な大型の金型や、大型の磁化
設備を用いずに大型の円筒状磁石を得ることが可能とな
る。
第１図（ａ），（ｂ）及び第２図（ａ），（ｂ）は本考
案の各実施例における磁石の側面図および端面図、第３
図は磁気吸着装置における磁気回路要素の端面図であ
る。 １…永久磁石、１ａ〜１ｄ…磁石片、２…ヨーク、３…
非磁性材。
案の各実施例における磁石の側面図および端面図、第３
図は磁気吸着装置における磁気回路要素の端面図であ
る。 １…永久磁石、１ａ〜１ｄ…磁石片、２…ヨーク、３…
非磁性材。
Claims (1)
- 【請求項１】非磁性材を挟んで相互に固定され且つこの
相互固定部の略中央に円筒状の穴が設けられた一対の部
材からなり、被吸着物を磁気吸着するための磁極をなす
ヨークと、このヨークにおける前記円筒状の穴内に回転
自在に嵌合し、径方向に着磁された円筒状永久磁石とを
そなえた磁気吸着装置において、 前記円筒状永久磁石は、軸方向において千鳥状に配列さ
れかつ接着された複数の磁石片によって構成されること
を特徴とする磁気吸着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985114515U JPH0614405Y2 (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 磁気吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985114515U JPH0614405Y2 (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 磁気吸着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6223405U JPS6223405U (ja) | 1987-02-13 |
| JPH0614405Y2 true JPH0614405Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=30997321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985114515U Expired - Lifetime JPH0614405Y2 (ja) | 1985-07-26 | 1985-07-26 | 磁気吸着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614405Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3933565A1 (de) * | 1989-10-07 | 1991-04-18 | Emitec Emissionstechnologie | Verfahren und vorrichtung zum montieren von gebauten wellen |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57104503U (ja) * | 1980-12-18 | 1982-06-28 | ||
| JPS5916386U (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | 有限会社味の万世 | 包装兼備の海苔巻握飯製造具 |
-
1985
- 1985-07-26 JP JP1985114515U patent/JPH0614405Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6223405U (ja) | 1987-02-13 |
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