JP3448856B2 - ロボットハンドの制御装置 - Google Patents
ロボットハンドの制御装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボットハンドの制御
装置に係わり、特に、把持部でワークを把持する複数の
多関節フィンガを備えたロボットハンドの制御装置及び
このロボットハンドに使用可能な圧力検出センサにに関
する。 【0002】 【従来の技術】近時の産業用ロボットにあっては、特開
昭59ー47185号公報、特開昭59ー118388
号公報、特開昭64ー27883号公報、及び特開平1
−27883号公報等に見られるように、アームの先端
に装着されるハンドのフィンガに、触覚センサ等の各種
センサを設け、多種多様な作業あるいは壊れ易いワーク
の把持等を行うようにすることが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】従来から、このよう
な産業用ロボットにおいて、ロボットハンドのフィンガ
によりワークの把持作業を行う場合には、ワークの安定
把持のために、把持動作に移行する前に、ワークを機械
的に位置決めし、その後、ワークを把持した際ハンドの
開閉ストロークに基づいて把持状態か否かを認識するよ
うにしていた。このため、このような従来のものにおい
ては、ワークをセットする際の工数が増加し、この結果
コストが上昇するという問題が生じていた。そこで本発
明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされた
ものであり、ワークのセット工数及びコストを低減して
ワークの安定な把持を行うことができるロボットハンド
の制御装置を提供することを目的としている。また、本
発明は、このようなワークの安定な把持を行うロボット
ハンドに使用可能な圧力検出センサを提供することを目
的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、把持部でワークを把持する複数の多関節
フィンガを備えたロボットハンドの制御装置において、
各多関節フィンガの把持部に設けられこの把持部とワー
クとの接触圧力を複数個所で検出する接触圧力検出手段
と、この接触圧力検出手段により把持部の縦方向、横方
向、斜め方向のいずれかの直線上の複数箇所で検出され
た接触圧力のみが所定値以上の場合には多関節フィンガ
のワークに対する角度を修正する角度修正手段と、圧力
検出手段により把持部の同一直線上でない3点以上で検
出された接触圧力が共に所定値以上の場合には多関節フ
ィンガがワークを安定した状態で把持していると判定す
る判定手段と、を有することを特徴としている。このよ
うに構成された本発明のロボットハンドの制御装置にお
いては、各多関節フィンガの把持部に設けられた接触圧
力検出手段により、この把持部とワークとの接触圧力を
複数個所で検出する。また、修正手段により、接触圧力
検出手段により把持部の縦方向、横方向、斜め方向のい
ずれかの直線上の複数箇所で検出された接触圧力のみが
所定値以上の場合には多関節フィンガのワークに対する
角度を修正する。さらに、判定手段により、圧力検出手
段により把持部の同一直線上でない3点以上で検出され
た接触圧力が共に所定値以上の場合には多関節フィンガ
がワークを安定した状態で把持していると判定するよう
にしている。この結果、ロボットアーム自身によるワー
クの安定把持動作が可能となる。このため、ワークのセ
ット工数及びコストの低減を図ることができる。 【0005】 【0006】 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照して説明する。図1に示す符号1は産業用ロボット
で、ロボット1のアーム2には、多指ハンドAが装着さ
れている。図2乃至図5に示すように、多指ハンドA
は、アーム2に対する取付け部を構成する円形のベース
プレート3を有し、ベースプレート3には、周方向に等
間隔(90°置き)に4つの回転ユニット4が設けら
れ、各回転ユニット4の下方にはブラケット4bが回転
ユニット4に対して縦軸4aを介して取付けられてい
る。各回転ユニット4には、各々、その下端に1本のフ
ィンガ5が取付けられている。フィンガ5は、共に左右
に間隔を置いて配置された左右一対の根本リンク7、中
間リンク8、先端リンク9で構成され、先端リンク9の
下端は横バー10(図3参照)で連結されている。根本
リンク7は、その上端が第1横軸7aを介して回転ユニ
ット4に取付けられて、回転ユニット4に対して第1横
軸7a回りに揺動可能とされている。他方、中間リンク
8は、その上端が第2横軸8aを介して根本リンク7の
下端に取付けられて、根本リンク7に対して第2横軸8
a回りに揺動可能とされている。他方、先端リンク9
は、その上端が第3横軸9aを介して中間リンク8の下
端に取付けられて、中間リンク8に対して第3横軸9a
回りに揺動可能とされている。以上の構成により、各ベ
ースプレート3を含む各フィンガ5は、縦軸4a回りの
回転運動と、各横軸7a、8a、9aで形成される各関
節運動とによって、合計4つの自由度を持つことにな
る。 【0008】各回転ユニット4と各ブラケット4bに
は、フィンガ5の4自由度に対応して、各自由度毎に1
つのモータ、つまり合計4つのDCモータ11〜14が
設けられている。第1DCモータ11は縦軸4a回りの
回転を駆動するもので、第1モータ11の出力軸11a
と縦軸4aとは、図3に示すように、互いに噛合した傘
歯車15、16を介して連結されている。尚、この第1
DCモータ11の作動量を検出するポテンショメータの
図示は省略してある。また、第2DCモータ12は根本
リンク7の揺動を駆動するもので、この根本リンク7用
の駆動系は、第2モータ12の出力軸12a(図4参
照)に固定された傘歯車12bを介して傘歯車付きプー
リ20と、第1横軸7aに固定されたプーリ21と、こ
れらプーリ20、21に掛け渡されたワイヤ22とで構
成され、第2モータ12の作動量は第2ポテンショメー
タ24で検出され、この第2ポテンショメータ24はカ
ップリング25を介して第1横軸12aに連結されてい
る。また、第3DCモータ13(図5参照)は中間リン
ク8の揺動を駆動するもので、この中間リンク8用の駆
動系は、第3モータ13の出力軸(図示せず)に固定さ
れた傘歯車13b(図3参照)を介して傘歯車付きプー
リ27と、第1横軸7aに回転自在に取付けられたアイ
ドラプーリ28と、第2横軸8aに固定されたプーリ2
9と、これらプーリ27〜29に掛け渡されたワイヤ3
0とで構成され、第3モータ13の作動量は、カップリ
ング31aを介して第2横軸8aと連結された第3ポテ
ンショメータ31bで検出される。 【0009】また、第4DCモータ14は、図4に示す
ように、先端リンク9の揺動を駆動するもので、この先
端リンク9用の駆動系は、第4モータ14の出力軸14
aに固定された傘歯車14bを介して歯車付きプーリ3
2と、図3に示すように、第1横軸7aに回転自在に取
付けられたアイドラプーリ33と、第2横軸8aに回転
自在に取付けられたアイドラプーリ34と、第3横軸9
aに固定されたプーリ35と、これらプーリ32〜35
に掛け渡されたワイヤ36とで構成され、第4モータ1
4の作動量は第4ポテンショメータ37で検出され、こ
の第4ポテンショメータ37はカップリング38を介し
て第3横軸9aに連結されている。また、各フィンガ5
には、その先端リンク9に接触圧力検出センサ41が取
付けられている。ロボット1の制御系は、図1に示すよ
うに、例えばマイクロコンピュ─タで構成されたメイン
コントローラ45を有し、メインコントローラ45に
は、各ポテンショメータ24等及び接触圧力検出センサ
41からの信号が入力される。メインコントローラ45
からは、第1〜第4モータ11〜14用のドライバー4
6に対して制御信号が出力され、またシーケンサ47に
対して制御信号が出力される。シーケンサ47は、ロボ
ットコントローラ48と適宜信号の授受を行い、これら
シーケンサ47及びコントローラ48により、アーム3
の動きを制御するようになっている。 【0010】次に、図6乃至図11を参照して本実施例
による接触圧力検出センサ41の一例について説明す
る。この接触圧力検出センサ41は、いわゆるスイッチ
タイプと呼ばれるものであり、制御が容易であるため低
コスト化が可能でしかもON荷重の信頼性が高いという
長所を有する。図6に示すように、多指ハンドAのフィ
ンガ5の先端リンク9には、スイッチタイプのセンサ5
0が取り付けられている。図7乃至図9に示すように、
このスイッチタイプのセンサ50は、所定の特性を有す
る一枚の感圧導電ゴムシート51と、この感圧導電ゴム
シート51の裏面に設けられたフレキシブルプリント基
板(FPC)52とを有し、このプリント基板52は、
感圧導電ゴムシート51の裏面と対向する部分に電極5
3が配置され、その端部に端子54及びこの端子54に
接続された配線55を有している。この電極53は、図
7と図9に示すように、横4つ縦7つにマトリックス状
に分割された室に配置されている。さらに、感圧導電ゴ
ムシート51と電極53との間には、スペーサ56が介
在するように設けられている。ここで、このスペーサ5
3は、図9に示すように構成されている。即ち、センサ
50の第1の領域(F)では、高圧力検出用に間隔を小
さくした第1のスペーサ56aが配置され、センサ50
の第2の領域(G)では、低圧力検出用に間隔を大きく
した第2のスペーサ56bが配置され、これらの2つの
領域(F,G)を仕切ると共に感圧導電ゴムシート51
とプリント基板52を接着するための接着部56cが設
けられている。 【0011】このように構成されたスイッチタイプのセ
ンサ50の動作を説明する。感圧導電ゴムシート51
は、図10に示す特性を有し、圧力に対して抵抗値があ
る1点で急激に変化する。このため、従来のものでは、
スペーサを有さないため、この1点に対応する圧力値の
みしか検出できず、複数の圧力値を検出するためには、
それらの圧力値に対応する複数の感圧導電ゴムシートを
用いる必要があった。しかし、本実施例においては、ス
ペーサ50,50a,50b,50cを設けることによ
り、1枚の感圧導電ゴムシート51により複数の圧力値
(本実施例では、2つの圧力値)を検出することを可能
としている。図11に示すように、感圧導電ゴムシート
51に圧力が作用した場合、以下の3つの段階、即ち、
ゴムシート51と電極53が非接触の状態、ゴムシート
51と電極53が接触の状態、及びゴムシート51の抵
抗値がある値以下となりON検出する状態の3つの段階
に変化する。この場合、スペーサ50の間隔が小さいと
図11中aで示す値が大きくなり、ON検出時の圧力は
大きくなる。反対に、スペーサ50の間隔が大きいと図
11中aで示す値が小さくなり、ON検出時の圧力は小
さくなる。また、感圧導電ゴムシート51の図10に示
す特性に関係するのは、図11中のbの間隔のため、1
枚の感圧導電ゴムシート51でも、スペーサ50の間隔
を変えるだけで複数の圧力値を検出することができる。
つまり、bは一定であるが、(a+b)を変えることに
より、複数の圧力値が検出できる。 【0012】次に、図12至図14を参照して本実施例
による接触圧力検出センサ41の他の例について説明す
る。この接触圧力検出センサ41は、いわゆるアナログ
タイプと呼ばれるものであり、複数の圧力値の検出が可
能であると共に細かく制御できるという長所を有する。
図12及び図13に示すように、このアナログタイプの
センサ60は、所定の特性を有する一枚の感圧導電ゴム
シート61と、この感圧導電ゴムシート61の裏面に設
けられたプリント基板62とを有し、このプリント基板
62は、感圧導電ゴムシート61の裏面と対向する部分
に電極63が配置され、その端部に端子64及びこの端
子64に接続された配線65を有している。ここで、電
極63は、横4つ縦7つにマトリックス状に分割された
室に配置されている。このように構成されたアナログタ
イプのセンサ60の動作を説明する。感圧導電ゴムシー
ト61は、図14に示す特性を有し、圧力に対する抵抗
値がほぼ直線的に変化する関係を有する。各抵抗値と圧
力値とが対応しているため、複数の圧力値を検出するこ
とができる。次に、図15乃至図22を参照して、メイ
ンコントローラ45による制御内容を説明する。 【0013】図15は本発明のロボットハンド制御装置
の一実施例によるワークの把持動作における制御内容を
示すフローチャートである。この図15のフローチャー
トにおけるSは、各ステップを示す。図15のS1にお
いて、フィンガ5a(図16参照)が、床70上に配置
されているワーク(部品)71に接触している可能性が
あるか否かを判定する。具体的には、フィンガ5aの先
端リンク9の先端部に取り付けられた接触圧力検出セン
サ41が所定値以上の圧力を検出した場合にフィンガ5
aがワーク71に接触している可能性があると判定す
る。次に、S2において、同様に、フィンガ5bが、ワ
ーク71に接触している可能性があるか否かを判定す
る。具体的には、フィンガ5bの先端リンク9の先端部
に取り付けられた接触圧力検出センサ41が所定値以上
の圧力を検出した場合にフィンガ5bがワーク71に接
触している可能性があると判定する。次に、フィンガ5
a,5bが共にワーク71に接触している可能性がある
と判定された場合には、S3に進み、図17に示すよう
に、フィンガ5a,5bを同方向に微小距離動かす。次
に、S4において、フィンガ5a,5bが共にワーク7
1に接触しているか否かを判定する。具体的には、フィ
ンガ5a,5bを微小距離動かしている際、フィンガ5
a,5bの接触圧力検出センサ41が共に上記所定値以
上の圧力を検出している場合に、フィンガ5a,5bが
共にワーク71に接触していると判定する。 【0014】ここで、S1及びS2において、フィンガ
5a,5bのいずれか若しくは両方がワーク71に接触
していないと判定された場合には、フィンガ5a,5b
の一方若しくは両方が床70上の段差や障害物と接触し
ていると考えられるため、S5に進み、回避動作を実行
する。また、S4において、フィンガ5a,5bが共に
ワーク71に接触していないと判定された場合も、同様
であり、S5に進み、回避動作を実行する。このように
本実施例によれば、S1〜S5のステップにより、フィ
ンガ5a,5bのみを制御することにより、手探り的に
ワーク71を見つけることができる。フィンガ5a,5
bにより、ワーク71を見つけた後は、S6に進み、ワ
ークを安定状態に把持するための把持動作に移行する。
この把持動作の移行は、具体的には、以下のS7〜S1
6により実行される。先ず、S7において、縦方向の直
線のみがワーク71と接触しているか否かを判定する。
この縦方向の直線は、図18において、直線H,Iで示
される。この判定は、具体的には、フィンガ5a,5b
の接触圧力検出センサ41が縦方向の直線上で所定値以
上の圧力を検出した場合に、縦方向の直線のみがワーク
71と接触していると判定することにより行われる。 【0015】次に、縦方向の直線のみがワーク71と接
触していると判定された場合には、S8に進み、接触直
線がフィンガ5a,5bの接触圧力検出センサ41の右
側に位置しているか否かを判定する。具体的には、図1
8の直線Hのように右側に位置する縦方向の直線である
か否かを判定する。接触直線が右側に位置していると判
定された場合には、図19(左側の図)に示されたよう
な状態と考えられるため、S9に進み、フィンガ5a,
5bを図19に示す矢印の方向に動作させる。これによ
り、安定な把持状態となる。次に、S8において、接触
直線が左側に位置していると判定された場合には、図1
8の直線Iのように左側に位置する縦方向の直線である
と考えられるので、S10に進む。この場合は、図20
(左側の図)に示されたような状態と考えられるため、
S10において、フィンガ5a,5bを図20に示す矢
印の方向に動作させる。これにより、安定な把持状態と
なる。次に、S7において、縦方向の直線のみがワーク
71と接触している状態ではないと判定された場合に
は、S11に進み、横又は斜め方向の直線のみがワーク
71と接触しているか否かを判定する。この横又は斜め
方向の直線は、図18において、直線J,Kで示され
る。この判定は、具体的には、フィンガ5a,5bの接
触圧力検出センサ41が横又は斜め方向の直線上で所定
値以上の圧力を検出した場合に、横又は斜め方向の直線
のみがワーク71と接触していると判定することにより
行われる。 【0016】次に、横又は斜め方向の直線のみがワーク
71と接触していると判定された場合には、S12に進
み、フィンガ5a,5bを図21に示す矢印の方向に微
小距離だけ動作させる。この後、S13において、接触
圧力検出センサ41のワーク71との接触面積が増大し
たか否かを判定する。接触面積が増大した場合には、図
21に示す状態であると考えられるため、フィンガ5
a,5bを図21に示す矢印の方向に動作させる。これ
により、安定な把持状態となる。また、S13におい
て、接触圧力検出センサ41のワーク71との接触面積
が増大したと判定されない場合、即ち、接触面積が減少
したと判定された場合には、S15に進む。この場合に
は、図22に示す状態であると考えられるため、フィン
ガ5a,5bを図22に示す矢印の方向に動作させる。
これにより、安定な把持状態となる。次に、S11にお
いて、横又は斜め方向の直線のみがワーク71と接触し
ていると判定されない場合、即ち、縦方向、横又は斜め
方向の直線がワークと接触していないと判定された場合
には、S16に進む。このS16において、同一直線上
にない3点以上が接触しているか否かを判定する。具体
的には、フィンガ5a,5bの接触圧力検出センサ41
が同一直線上にない3点以上の個所で所定値以上の圧力
を検出した場合に、同一直線上にない3点以上が接触し
ていると判定する。この場合、ワーク71は、十分安定
した状態でフィンガ5a,5bに把持されていると考え
られる。 【0017】次に、上述したように、S9,S10,S
14,S15及びS16の各ステップを経た場合には、
ワーク71は、十分安定した状態でフィンガ5a,5b
に把持されていると考えられているため、S17に進
み、ロボットアームによる把持動作を移行する。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明のロボットハ
ンドの制御装置によれば、ワークのセット工数及びコス
トの低減を図ることができると共にワークの安定状態で
の保持が可能となる。また、本発明の圧力検出センサに
よれば、簡易な構造により、複数の大きさの圧力を容易
に検出することができる。
装置に係わり、特に、把持部でワークを把持する複数の
多関節フィンガを備えたロボットハンドの制御装置及び
このロボットハンドに使用可能な圧力検出センサにに関
する。 【0002】 【従来の技術】近時の産業用ロボットにあっては、特開
昭59ー47185号公報、特開昭59ー118388
号公報、特開昭64ー27883号公報、及び特開平1
−27883号公報等に見られるように、アームの先端
に装着されるハンドのフィンガに、触覚センサ等の各種
センサを設け、多種多様な作業あるいは壊れ易いワーク
の把持等を行うようにすることが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする問題点】従来から、このよう
な産業用ロボットにおいて、ロボットハンドのフィンガ
によりワークの把持作業を行う場合には、ワークの安定
把持のために、把持動作に移行する前に、ワークを機械
的に位置決めし、その後、ワークを把持した際ハンドの
開閉ストロークに基づいて把持状態か否かを認識するよ
うにしていた。このため、このような従来のものにおい
ては、ワークをセットする際の工数が増加し、この結果
コストが上昇するという問題が生じていた。そこで本発
明は、上記従来技術の問題点を解決するためになされた
ものであり、ワークのセット工数及びコストを低減して
ワークの安定な把持を行うことができるロボットハンド
の制御装置を提供することを目的としている。また、本
発明は、このようなワークの安定な把持を行うロボット
ハンドに使用可能な圧力検出センサを提供することを目
的としている。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、把持部でワークを把持する複数の多関節
フィンガを備えたロボットハンドの制御装置において、
各多関節フィンガの把持部に設けられこの把持部とワー
クとの接触圧力を複数個所で検出する接触圧力検出手段
と、この接触圧力検出手段により把持部の縦方向、横方
向、斜め方向のいずれかの直線上の複数箇所で検出され
た接触圧力のみが所定値以上の場合には多関節フィンガ
のワークに対する角度を修正する角度修正手段と、圧力
検出手段により把持部の同一直線上でない3点以上で検
出された接触圧力が共に所定値以上の場合には多関節フ
ィンガがワークを安定した状態で把持していると判定す
る判定手段と、を有することを特徴としている。このよ
うに構成された本発明のロボットハンドの制御装置にお
いては、各多関節フィンガの把持部に設けられた接触圧
力検出手段により、この把持部とワークとの接触圧力を
複数個所で検出する。また、修正手段により、接触圧力
検出手段により把持部の縦方向、横方向、斜め方向のい
ずれかの直線上の複数箇所で検出された接触圧力のみが
所定値以上の場合には多関節フィンガのワークに対する
角度を修正する。さらに、判定手段により、圧力検出手
段により把持部の同一直線上でない3点以上で検出され
た接触圧力が共に所定値以上の場合には多関節フィンガ
がワークを安定した状態で把持していると判定するよう
にしている。この結果、ロボットアーム自身によるワー
クの安定把持動作が可能となる。このため、ワークのセ
ット工数及びコストの低減を図ることができる。 【0005】 【0006】 【0007】 【実施例】以下、本発明の一実施例について添付図面を
参照して説明する。図1に示す符号1は産業用ロボット
で、ロボット1のアーム2には、多指ハンドAが装着さ
れている。図2乃至図5に示すように、多指ハンドA
は、アーム2に対する取付け部を構成する円形のベース
プレート3を有し、ベースプレート3には、周方向に等
間隔(90°置き)に4つの回転ユニット4が設けら
れ、各回転ユニット4の下方にはブラケット4bが回転
ユニット4に対して縦軸4aを介して取付けられてい
る。各回転ユニット4には、各々、その下端に1本のフ
ィンガ5が取付けられている。フィンガ5は、共に左右
に間隔を置いて配置された左右一対の根本リンク7、中
間リンク8、先端リンク9で構成され、先端リンク9の
下端は横バー10(図3参照)で連結されている。根本
リンク7は、その上端が第1横軸7aを介して回転ユニ
ット4に取付けられて、回転ユニット4に対して第1横
軸7a回りに揺動可能とされている。他方、中間リンク
8は、その上端が第2横軸8aを介して根本リンク7の
下端に取付けられて、根本リンク7に対して第2横軸8
a回りに揺動可能とされている。他方、先端リンク9
は、その上端が第3横軸9aを介して中間リンク8の下
端に取付けられて、中間リンク8に対して第3横軸9a
回りに揺動可能とされている。以上の構成により、各ベ
ースプレート3を含む各フィンガ5は、縦軸4a回りの
回転運動と、各横軸7a、8a、9aで形成される各関
節運動とによって、合計4つの自由度を持つことにな
る。 【0008】各回転ユニット4と各ブラケット4bに
は、フィンガ5の4自由度に対応して、各自由度毎に1
つのモータ、つまり合計4つのDCモータ11〜14が
設けられている。第1DCモータ11は縦軸4a回りの
回転を駆動するもので、第1モータ11の出力軸11a
と縦軸4aとは、図3に示すように、互いに噛合した傘
歯車15、16を介して連結されている。尚、この第1
DCモータ11の作動量を検出するポテンショメータの
図示は省略してある。また、第2DCモータ12は根本
リンク7の揺動を駆動するもので、この根本リンク7用
の駆動系は、第2モータ12の出力軸12a(図4参
照)に固定された傘歯車12bを介して傘歯車付きプー
リ20と、第1横軸7aに固定されたプーリ21と、こ
れらプーリ20、21に掛け渡されたワイヤ22とで構
成され、第2モータ12の作動量は第2ポテンショメー
タ24で検出され、この第2ポテンショメータ24はカ
ップリング25を介して第1横軸12aに連結されてい
る。また、第3DCモータ13(図5参照)は中間リン
ク8の揺動を駆動するもので、この中間リンク8用の駆
動系は、第3モータ13の出力軸(図示せず)に固定さ
れた傘歯車13b(図3参照)を介して傘歯車付きプー
リ27と、第1横軸7aに回転自在に取付けられたアイ
ドラプーリ28と、第2横軸8aに固定されたプーリ2
9と、これらプーリ27〜29に掛け渡されたワイヤ3
0とで構成され、第3モータ13の作動量は、カップリ
ング31aを介して第2横軸8aと連結された第3ポテ
ンショメータ31bで検出される。 【0009】また、第4DCモータ14は、図4に示す
ように、先端リンク9の揺動を駆動するもので、この先
端リンク9用の駆動系は、第4モータ14の出力軸14
aに固定された傘歯車14bを介して歯車付きプーリ3
2と、図3に示すように、第1横軸7aに回転自在に取
付けられたアイドラプーリ33と、第2横軸8aに回転
自在に取付けられたアイドラプーリ34と、第3横軸9
aに固定されたプーリ35と、これらプーリ32〜35
に掛け渡されたワイヤ36とで構成され、第4モータ1
4の作動量は第4ポテンショメータ37で検出され、こ
の第4ポテンショメータ37はカップリング38を介し
て第3横軸9aに連結されている。また、各フィンガ5
には、その先端リンク9に接触圧力検出センサ41が取
付けられている。ロボット1の制御系は、図1に示すよ
うに、例えばマイクロコンピュ─タで構成されたメイン
コントローラ45を有し、メインコントローラ45に
は、各ポテンショメータ24等及び接触圧力検出センサ
41からの信号が入力される。メインコントローラ45
からは、第1〜第4モータ11〜14用のドライバー4
6に対して制御信号が出力され、またシーケンサ47に
対して制御信号が出力される。シーケンサ47は、ロボ
ットコントローラ48と適宜信号の授受を行い、これら
シーケンサ47及びコントローラ48により、アーム3
の動きを制御するようになっている。 【0010】次に、図6乃至図11を参照して本実施例
による接触圧力検出センサ41の一例について説明す
る。この接触圧力検出センサ41は、いわゆるスイッチ
タイプと呼ばれるものであり、制御が容易であるため低
コスト化が可能でしかもON荷重の信頼性が高いという
長所を有する。図6に示すように、多指ハンドAのフィ
ンガ5の先端リンク9には、スイッチタイプのセンサ5
0が取り付けられている。図7乃至図9に示すように、
このスイッチタイプのセンサ50は、所定の特性を有す
る一枚の感圧導電ゴムシート51と、この感圧導電ゴム
シート51の裏面に設けられたフレキシブルプリント基
板(FPC)52とを有し、このプリント基板52は、
感圧導電ゴムシート51の裏面と対向する部分に電極5
3が配置され、その端部に端子54及びこの端子54に
接続された配線55を有している。この電極53は、図
7と図9に示すように、横4つ縦7つにマトリックス状
に分割された室に配置されている。さらに、感圧導電ゴ
ムシート51と電極53との間には、スペーサ56が介
在するように設けられている。ここで、このスペーサ5
3は、図9に示すように構成されている。即ち、センサ
50の第1の領域(F)では、高圧力検出用に間隔を小
さくした第1のスペーサ56aが配置され、センサ50
の第2の領域(G)では、低圧力検出用に間隔を大きく
した第2のスペーサ56bが配置され、これらの2つの
領域(F,G)を仕切ると共に感圧導電ゴムシート51
とプリント基板52を接着するための接着部56cが設
けられている。 【0011】このように構成されたスイッチタイプのセ
ンサ50の動作を説明する。感圧導電ゴムシート51
は、図10に示す特性を有し、圧力に対して抵抗値があ
る1点で急激に変化する。このため、従来のものでは、
スペーサを有さないため、この1点に対応する圧力値の
みしか検出できず、複数の圧力値を検出するためには、
それらの圧力値に対応する複数の感圧導電ゴムシートを
用いる必要があった。しかし、本実施例においては、ス
ペーサ50,50a,50b,50cを設けることによ
り、1枚の感圧導電ゴムシート51により複数の圧力値
(本実施例では、2つの圧力値)を検出することを可能
としている。図11に示すように、感圧導電ゴムシート
51に圧力が作用した場合、以下の3つの段階、即ち、
ゴムシート51と電極53が非接触の状態、ゴムシート
51と電極53が接触の状態、及びゴムシート51の抵
抗値がある値以下となりON検出する状態の3つの段階
に変化する。この場合、スペーサ50の間隔が小さいと
図11中aで示す値が大きくなり、ON検出時の圧力は
大きくなる。反対に、スペーサ50の間隔が大きいと図
11中aで示す値が小さくなり、ON検出時の圧力は小
さくなる。また、感圧導電ゴムシート51の図10に示
す特性に関係するのは、図11中のbの間隔のため、1
枚の感圧導電ゴムシート51でも、スペーサ50の間隔
を変えるだけで複数の圧力値を検出することができる。
つまり、bは一定であるが、(a+b)を変えることに
より、複数の圧力値が検出できる。 【0012】次に、図12至図14を参照して本実施例
による接触圧力検出センサ41の他の例について説明す
る。この接触圧力検出センサ41は、いわゆるアナログ
タイプと呼ばれるものであり、複数の圧力値の検出が可
能であると共に細かく制御できるという長所を有する。
図12及び図13に示すように、このアナログタイプの
センサ60は、所定の特性を有する一枚の感圧導電ゴム
シート61と、この感圧導電ゴムシート61の裏面に設
けられたプリント基板62とを有し、このプリント基板
62は、感圧導電ゴムシート61の裏面と対向する部分
に電極63が配置され、その端部に端子64及びこの端
子64に接続された配線65を有している。ここで、電
極63は、横4つ縦7つにマトリックス状に分割された
室に配置されている。このように構成されたアナログタ
イプのセンサ60の動作を説明する。感圧導電ゴムシー
ト61は、図14に示す特性を有し、圧力に対する抵抗
値がほぼ直線的に変化する関係を有する。各抵抗値と圧
力値とが対応しているため、複数の圧力値を検出するこ
とができる。次に、図15乃至図22を参照して、メイ
ンコントローラ45による制御内容を説明する。 【0013】図15は本発明のロボットハンド制御装置
の一実施例によるワークの把持動作における制御内容を
示すフローチャートである。この図15のフローチャー
トにおけるSは、各ステップを示す。図15のS1にお
いて、フィンガ5a(図16参照)が、床70上に配置
されているワーク(部品)71に接触している可能性が
あるか否かを判定する。具体的には、フィンガ5aの先
端リンク9の先端部に取り付けられた接触圧力検出セン
サ41が所定値以上の圧力を検出した場合にフィンガ5
aがワーク71に接触している可能性があると判定す
る。次に、S2において、同様に、フィンガ5bが、ワ
ーク71に接触している可能性があるか否かを判定す
る。具体的には、フィンガ5bの先端リンク9の先端部
に取り付けられた接触圧力検出センサ41が所定値以上
の圧力を検出した場合にフィンガ5bがワーク71に接
触している可能性があると判定する。次に、フィンガ5
a,5bが共にワーク71に接触している可能性がある
と判定された場合には、S3に進み、図17に示すよう
に、フィンガ5a,5bを同方向に微小距離動かす。次
に、S4において、フィンガ5a,5bが共にワーク7
1に接触しているか否かを判定する。具体的には、フィ
ンガ5a,5bを微小距離動かしている際、フィンガ5
a,5bの接触圧力検出センサ41が共に上記所定値以
上の圧力を検出している場合に、フィンガ5a,5bが
共にワーク71に接触していると判定する。 【0014】ここで、S1及びS2において、フィンガ
5a,5bのいずれか若しくは両方がワーク71に接触
していないと判定された場合には、フィンガ5a,5b
の一方若しくは両方が床70上の段差や障害物と接触し
ていると考えられるため、S5に進み、回避動作を実行
する。また、S4において、フィンガ5a,5bが共に
ワーク71に接触していないと判定された場合も、同様
であり、S5に進み、回避動作を実行する。このように
本実施例によれば、S1〜S5のステップにより、フィ
ンガ5a,5bのみを制御することにより、手探り的に
ワーク71を見つけることができる。フィンガ5a,5
bにより、ワーク71を見つけた後は、S6に進み、ワ
ークを安定状態に把持するための把持動作に移行する。
この把持動作の移行は、具体的には、以下のS7〜S1
6により実行される。先ず、S7において、縦方向の直
線のみがワーク71と接触しているか否かを判定する。
この縦方向の直線は、図18において、直線H,Iで示
される。この判定は、具体的には、フィンガ5a,5b
の接触圧力検出センサ41が縦方向の直線上で所定値以
上の圧力を検出した場合に、縦方向の直線のみがワーク
71と接触していると判定することにより行われる。 【0015】次に、縦方向の直線のみがワーク71と接
触していると判定された場合には、S8に進み、接触直
線がフィンガ5a,5bの接触圧力検出センサ41の右
側に位置しているか否かを判定する。具体的には、図1
8の直線Hのように右側に位置する縦方向の直線である
か否かを判定する。接触直線が右側に位置していると判
定された場合には、図19(左側の図)に示されたよう
な状態と考えられるため、S9に進み、フィンガ5a,
5bを図19に示す矢印の方向に動作させる。これによ
り、安定な把持状態となる。次に、S8において、接触
直線が左側に位置していると判定された場合には、図1
8の直線Iのように左側に位置する縦方向の直線である
と考えられるので、S10に進む。この場合は、図20
(左側の図)に示されたような状態と考えられるため、
S10において、フィンガ5a,5bを図20に示す矢
印の方向に動作させる。これにより、安定な把持状態と
なる。次に、S7において、縦方向の直線のみがワーク
71と接触している状態ではないと判定された場合に
は、S11に進み、横又は斜め方向の直線のみがワーク
71と接触しているか否かを判定する。この横又は斜め
方向の直線は、図18において、直線J,Kで示され
る。この判定は、具体的には、フィンガ5a,5bの接
触圧力検出センサ41が横又は斜め方向の直線上で所定
値以上の圧力を検出した場合に、横又は斜め方向の直線
のみがワーク71と接触していると判定することにより
行われる。 【0016】次に、横又は斜め方向の直線のみがワーク
71と接触していると判定された場合には、S12に進
み、フィンガ5a,5bを図21に示す矢印の方向に微
小距離だけ動作させる。この後、S13において、接触
圧力検出センサ41のワーク71との接触面積が増大し
たか否かを判定する。接触面積が増大した場合には、図
21に示す状態であると考えられるため、フィンガ5
a,5bを図21に示す矢印の方向に動作させる。これ
により、安定な把持状態となる。また、S13におい
て、接触圧力検出センサ41のワーク71との接触面積
が増大したと判定されない場合、即ち、接触面積が減少
したと判定された場合には、S15に進む。この場合に
は、図22に示す状態であると考えられるため、フィン
ガ5a,5bを図22に示す矢印の方向に動作させる。
これにより、安定な把持状態となる。次に、S11にお
いて、横又は斜め方向の直線のみがワーク71と接触し
ていると判定されない場合、即ち、縦方向、横又は斜め
方向の直線がワークと接触していないと判定された場合
には、S16に進む。このS16において、同一直線上
にない3点以上が接触しているか否かを判定する。具体
的には、フィンガ5a,5bの接触圧力検出センサ41
が同一直線上にない3点以上の個所で所定値以上の圧力
を検出した場合に、同一直線上にない3点以上が接触し
ていると判定する。この場合、ワーク71は、十分安定
した状態でフィンガ5a,5bに把持されていると考え
られる。 【0017】次に、上述したように、S9,S10,S
14,S15及びS16の各ステップを経た場合には、
ワーク71は、十分安定した状態でフィンガ5a,5b
に把持されていると考えられているため、S17に進
み、ロボットアームによる把持動作を移行する。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明のロボットハ
ンドの制御装置によれば、ワークのセット工数及びコス
トの低減を図ることができると共にワークの安定状態で
の保持が可能となる。また、本発明の圧力検出センサに
よれば、簡易な構造により、複数の大きさの圧力を容易
に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロボットハンドの制御装置及び圧力検
出センサが適用される産業用ロボットを示すの全体系統
図 【図2】産業ロボットの多指ハンドを示す側面図 【図3】産業用ロボットの多指ハンドに設けられたフィ
ンガを内側から見た正面図 【図4】産業用ロボットの多指ハンドに設けられたフィ
ンガを示す側面図 【図5】図4に示す産業用ロボットの多指ハンドを示す
部分背面図 【図6】フィンガの先端部を示す正面図 【図7】本発明の圧力検出センサの一実施例を示す平面
図 【図8】図7のB−B線に沿って切断した断面図 【図9】図8のC−C線に沿って切断した断面図 【図10】図7に示す実施例に用いられる感圧導電ゴム
シートの特性を示す線図 【図11】図7に示す実施例の作用を説明するための説
明図 【図12】本発明の圧力検出センサの他の実施例を示す
平面図 【図13】図12のD−D線に沿って切断した断面図 【図14】図12に示す実施例に用いられる感圧導電ゴ
ムシートの特性を示す線図 【図15】本発明のロボットハンドの制御装置の一実施
例により実行される制御内容を示すフローチャート 【図16】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガの正面図 【図17】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガの正面図 【図18】フィンガとワークの接触位置を示すフィンガ
先端部の正面図 【図19】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の上方から見
た平面図 【図20】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の上方から見
た平面図 【図21】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の側面図 【図22】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の側面図 【符号の説明】 A 多指ハンド 1 産業用ロボット 2 ロボットのアーム 5 フィンガ 5a フィンガ 5b フィンガ 9 先端リンク 41 接触圧力検出センサ 45 メインコントローラ 50 スイッチタイプのセンサ 51 感圧導電ゴムシート 52 プリント基板 53 電極 54 端子 55 配線 56 スペーサ 56a 第1のスペーサ 56b 第2のスペーサ 56c 接着部 60 アナログタイプのセンサ 61 感圧導電ゴムシート 62 プリント基板 63 電極 64 端子 65 配線 71 ワーク
出センサが適用される産業用ロボットを示すの全体系統
図 【図2】産業ロボットの多指ハンドを示す側面図 【図3】産業用ロボットの多指ハンドに設けられたフィ
ンガを内側から見た正面図 【図4】産業用ロボットの多指ハンドに設けられたフィ
ンガを示す側面図 【図5】図4に示す産業用ロボットの多指ハンドを示す
部分背面図 【図6】フィンガの先端部を示す正面図 【図7】本発明の圧力検出センサの一実施例を示す平面
図 【図8】図7のB−B線に沿って切断した断面図 【図9】図8のC−C線に沿って切断した断面図 【図10】図7に示す実施例に用いられる感圧導電ゴム
シートの特性を示す線図 【図11】図7に示す実施例の作用を説明するための説
明図 【図12】本発明の圧力検出センサの他の実施例を示す
平面図 【図13】図12のD−D線に沿って切断した断面図 【図14】図12に示す実施例に用いられる感圧導電ゴ
ムシートの特性を示す線図 【図15】本発明のロボットハンドの制御装置の一実施
例により実行される制御内容を示すフローチャート 【図16】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガの正面図 【図17】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガの正面図 【図18】フィンガとワークの接触位置を示すフィンガ
先端部の正面図 【図19】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の上方から見
た平面図 【図20】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の上方から見
た平面図 【図21】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の側面図 【図22】図15に示された制御内容に対応するフィン
ガの動作を説明するためのフィンガ先端部の側面図 【符号の説明】 A 多指ハンド 1 産業用ロボット 2 ロボットのアーム 5 フィンガ 5a フィンガ 5b フィンガ 9 先端リンク 41 接触圧力検出センサ 45 メインコントローラ 50 スイッチタイプのセンサ 51 感圧導電ゴムシート 52 プリント基板 53 電極 54 端子 55 配線 56 スペーサ 56a 第1のスペーサ 56b 第2のスペーサ 56c 接着部 60 アナログタイプのセンサ 61 感圧導電ゴムシート 62 プリント基板 63 電極 64 端子 65 配線 71 ワーク
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭58−56787(JP,A)
特開 昭63−251186(JP,A)
特開 昭60−218045(JP,A)
実開 昭58−184290(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B25J 13/00
B25J 15/08
B25J 19/02
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 把持部でワークを把持する複数の多関節
フィンガを備えたロボットハンドの制御装置において、 上記各多関節フィンガの把持部に設けられこの把持部と
ワークとの接触圧力を複数個所で検出する接触圧力検出
手段と、 この接触圧力検出手段により上記把持部の縦方向、横方
向、斜め方向のいずれかの直線上の複数箇所で検出され
た接触圧力のみが所定値以上の場合には上記多関節フィ
ンガのワークに対する角度を修正する角度修正手段と、上記圧力検出手段により 上記把持部の同一直線上でない
3点以上で検出された接触圧力が共に所定値以上の場合
には上記多関節フィンガがワークを安定した状態で把持
していると判定する判定手段と、 を有することを特徴とするロボットハンドの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33857993A JP3448856B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ロボットハンドの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33857993A JP3448856B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ロボットハンドの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07186078A JPH07186078A (ja) | 1995-07-25 |
JP3448856B2 true JP3448856B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18319507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33857993A Expired - Fee Related JP3448856B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | ロボットハンドの制御装置 |
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Country | Link |
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JP5412870B2 (ja) * | 2009-02-24 | 2014-02-12 | 日本精工株式会社 | ロボットフィンガー |
JP5267213B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2013-08-21 | 株式会社安川電機 | 多指ハンドおよびロボット |
JP2015085500A (ja) * | 2013-11-01 | 2015-05-07 | セイコーエプソン株式会社 | ロボット、ロボットシステム、制御装置 |
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JP6982953B2 (ja) * | 2016-09-21 | 2021-12-17 | エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド | センサ装置 |
GB2600420B (en) * | 2020-10-27 | 2023-03-01 | Wootzano Ltd | System and method for sorting and/or packing items |
JPWO2023047630A1 (ja) * | 2021-09-22 | 2023-03-30 |
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- 1993-12-28 JP JP33857993A patent/JP3448856B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07186078A (ja) | 1995-07-25 |
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