JP3448393B2 - データ記録カメラ - Google Patents

データ記録カメラ

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JP3448393B2
JP3448393B2 JP12823395A JP12823395A JP3448393B2 JP 3448393 B2 JP3448393 B2 JP 3448393B2 JP 12823395 A JP12823395 A JP 12823395A JP 12823395 A JP12823395 A JP 12823395A JP 3448393 B2 JP3448393 B2 JP 3448393B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フイルムの1コマの給
送時にフイルムに種々のデータ記録を行なうデータ記録
カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影時のシャッタ速度や絞り値、あるい
はストロボ発光の有無等の露出制御データや、撮影時に
ユーザが設定したトリミングデータ等をフイルムに記録
しておき、これらの書き込みデータをプリント処理に際
して読み取って、プリント時の露光制御やトリミングに
利用する試みがなされている。
【0003】本出願人は、上記のような種々のデータ記
録を行なうカメラ用データ記録装置を提案している(特
開平6−175209号公報)。この装置は、モータに
流れる電流の変化に基づいてモータの回転周期を検出
し、磁気記録又は光学記録の記録周期を決定し、適切な
密度でデータ記録を行なうようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記モ
ータの回転周期と実際のフイルムの動きとは必ずしも一
致しないということが判明した。実験によると、モータ
の回転周期には、細かな周期変動があるが、フイルムに
モータの駆動力が伝達される間に駆動伝達系で吸収され
る。したがって、細かな周期変動はフイルム給送速度に
ほとんど影響を与えず、フイルムの給送速度に変化があ
っても緩やかなものとなる。ところが、細かな周期変動
を含むモータの回転周期に基づいて記録周期を決定し、
緩やかな速度変化で給送されているフイルムに対してデ
ータ記録を行なうため、データの記録密度に細かな変動
が生じることになる。
【0005】また、フイルム面に接触してフイルム給送
に従動して回転されるローラによってエンコーダ板を回
転させ、フイルムの給送長又は給送速度を直接的に測定
してデータ記録を行なう方法もあるが、ローラとフイル
ムとの間に滑りが発生することがあるため、上記と同様
にデータの記録密度に細かな変動が生じてデータを正し
く書き込めない場合がある。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、記録密度の細かな変動を防止したデー
タ記録カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のデータ記録カメラは、フイルム給送
系の回転周期を検出する回転周期検出手段と、検出され
たフイルム給送系の回転周期に含まれる微小な周期変動
を除去する微小変動除去手段と、前記微小な周期変動が
除去されたフイルム給送系の回転周期に基づき、前記デ
ータ記録系に与えるデータ記録用のタイミング周期を決
定するタイミング周期決定手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】微小変動除去手段によってフイルム給送系の回
転周期に含まれる微小な周期変動が除去され、実際のフ
イルム給送速度変化に対応したデータ記録用のタイミン
グ周期が決定される。この結果、データの記録密度に細
かな変動が生じることがなくなり、安定した記録密度で
データ記録が行なわれる。
【0009】請求項2記載のデータ記録カメラは、請求
項1記載のデータ記録カメラにおいて、前記微小変動除
去手段は、前記フイルム給送系から検出した回転周期の
パルス周期を電圧に変換するパルス周期−電圧変換器
(以下、F/V変換器という)と、このF/V変換器か
ら出力された信号の周波数のうち低域周波数のみを通す
ローパス・フィルタ(以下、LPFという)と、このL
PFを通って得られた信号の電圧をパルス周期に変換す
る電圧−パルス周期変換器(以下、V/F変換器とい
う)とからなるものである。これにより、簡単な構成で
記録密度の細かな変動を防止できる。
【0010】請求項3記載のデータ記録カメラは、請求
項1記載のデータ記録カメラにおいて、前記微小変動除
去手段は、前記回転周期検出手段から得られた回転周期
のパルス間隔をこの直前のパルス間隔で修正するデジタ
ル・フィルタであるものである。これにより、簡単な構
成で記録密度の細かな変動を防止できる。
【0011】請求項4記載のデータ記録カメラは、請求
項2記載のデータ記録カメラにおいて、前記LPFは、
フイルム給送開始直前にフイルム給送開始時の回転周期
に対応した初期値が与えられ、フイルム給送開始時のデ
ータ記録密度を低く抑えるものである。一般に、給送速
度が遅いフイルム給送開始時にはデータ記録密度が高く
なりやすいが、これにより、これが低く抑えられるた
め、データ記録密度がより均一になる。
【0012】請求項5記載のデータ記録カメラは、請求
項3記載のデータ記録カメラにおいて、前記デジタル・
フィルタは、フイルム給送開始直前にフイルム給送開始
時の回転周期に対応した初期値が与えられ、前記回転周
期検出手段から得られる回転周期のパルス間隔をこの直
前のパルス間隔で修正する修正度合を変更するものであ
る。一般に、給送速度が遅いフイルム給送開始時にはデ
ータ記録密度が高くなりやすいが、これにより、これが
低く抑えられるため、データ記録密度がより均一にな
る。
【0013】請求項6記載のデータ記録カメラは、請求
項2記載のデータ記録カメラにおいて、前記LPFは、
この遮断周波数をフイルム給送開始時と中盤とで切り換
えるものである。すなわち、フイルム給送系の回転周期
が急速に変化するフイルム給送開始時には、回転周期の
変化がより忠実にデータ記録に反映されるようにLPF
の遮断周波数を上げ、また回転周期の変化が緩やかな中
盤以降には、回転周期の細かな変化を無視するようにL
PFの遮断周波数を下げるようにする。これにより、記
録密度の安定した領域が長くなるため、記録容量を増加
させることができる。
【0014】請求項7記載のデータ記録カメラは、請求
項3記載のデータ記録カメラにおいて、前記デジタル・
フィルタは、前記回転周期検出手段から得られる回転周
期のパルス間隔をこの直前のパルス間隔で修正する修正
度合をフイルム給送開始時と中盤とで切り換えるもので
ある。これにより、記録密度の安定した領域が長くなる
ため、記録容量を増加させることができる。
【0015】
【実施例】本発明の第1実施例を示す図2において、巻
取りスプール10の中にフイルム給送用のモータ11が
内蔵され、このモータ11は、マイクロコンピュータ4
2(図4参照)を備えたコントローラ12からの指令に
よりモータドライバ13によって駆動される。駆動伝達
機構14は、コントローラ12からの指令でモータ11
の駆動力をフイルム巻き上げ用,フイルム巻戻し用に切
り換える。フイルム巻き上げ用に切り換えられていると
きには、モータ11は巻取りスプール10を駆動し、こ
れによりフイルム15が巻取りスプール10に巻き取ら
れる。フイルム巻戻し時にはモータ11によってフォー
ク16が駆動され、フイルム15はパトローネ17に巻
き込まれる。
【0016】フイルム15の一方の側縁には1コマあた
り2個のパーフォレーション15a,15bが設けら
れ、他方の側縁には磁気記録層20が設けられている。
フイルム15の第1コマ目については、前記パーフォレ
ーション15aよりもフイルム先端側にさらに1個のパ
ーフォレーション15cが設けられている。したがっ
て、反射型のフォトセンサ21により2個のパーフォレ
ーションが通過したときにモータ11の駆動を停止する
ことによって、各コマについて1コマ送りを行うことが
できる。なお、パーフォレーションは、1コマ当たり2
個設ける他に、1コマ当たり1個でもよい。更には、従
来からの135タイプフイルムのように、1コマ当たり
8個設けたものであってもよく、この場合には、それぞ
れのパーフォ数に応じて1コマ送りの制御ルーチンを変
えることで対応することができる。
【0017】また、巻取りスプール10の表面はゴムシ
ートで覆われており、これに弾性的に圧着しているロー
ラ22との間にフイルム先端部が挟持され、巻取りスプ
ール10の駆動によりフイルム15が給送される。な
お、このようなゴムシートとローラ22とによるフイル
ムのスプールへの巻き付けに代えて、周知のように、フ
イルム先端部に形成したパーフォレーションに係止する
爪で巻き付けるようにしてもよい。
【0018】フォトセンサ21からの光電信号はパーフ
ォレーション信号発生器23に送られる。パーフォレー
ション信号発生器23は光電信号に基づきパーフォ信号
PFを発生させ、これをコントローラ12に送る。コン
トローラ12は、2個のPF信号が入力されたことによ
って、フイルム15の先端部が巻取りスプール10まで
送られ、第1コマ目がカメラのアパーチャー24の背後
に位置決めされたことを検出して、モータ11の駆動を
停止する。以後は、撮影を行う毎にモータ11が駆動さ
れ、パーフォ信号(PF信号)が2個検出された時点で
モータ11の駆動が停止される。
【0019】アパーチャー24の枠外には、フォトセン
サ21を通る垂直線上に位置するようにデータ記録用の
磁気ヘッド30が設けられている。この磁気ヘッド30
はフイルム1コマ給送時に書き込み回路31からの信号
によって駆動され、磁気記録層20に撮影データ,例え
ばシャッタ速度,絞り値等のデータを2進コードで磁気
記録する。このため、コントローラ12のマイクロコン
ピュータ42には、磁気記録の対象となるデータを2進
コードデータとして格納したデータROM32が接続さ
れている。なお、フォトセンサ21を通る垂直線上に磁
気ヘッド30を位置させたが、この磁気ヘッド30の位
置は適宜変更してもよい。この場合には、ソフト的に書
き込みタイミングを変えることにより、各コマに対応し
た位置に撮影データを記録することができる。
【0020】プログラムROM33には、前記モータ1
1や駆動伝達機構14の制御用シーケンス及び、後述す
るデータ書き込み制御を行うためのシーケンスプログラ
ム等が格納されている。RAM34は、撮影シーケン
ス,データ書き込みシーケンスの遂行に必要なデータを
一時的に格納するワークエリアとして用いられている。
コマ数カウンタ35は、1コマ目がアパーチャー24に
セットされた後、PF信号が2個検出される毎に1ずつ
カウントアップされ、そのカウント内容は撮影コマ数に
対応する。
【0021】フイルム15が1コマ送りされるときの給
送速度を検出するために、エンコーダ40が設けられて
いる。エンコーダ40は、給送用のモータ11の軸に取
り付けられたエンコード板40aと、フォトセンサ40
bとから構成されている。図3に示すように、エンコー
ド板40aは2枚の羽根40cからなるプロペラ状をし
ており、この羽根40cの通過がフォトセンサ40bで
検出される。エンコード板40aが1回転する毎に、フ
ォトセンサ40bから2回の光電信号がエンコードパル
ス発生器41に出力される。
【0022】図2に示すように、エンコードパルス発生
器41は、フォトセンサ40bからの光電信号を受け、
フイルム15の給送速度に対応したエンコードパルス
(ENCパルス)を発生させ、これをコントローラ12
に送る。
【0023】図1に示すように、コントローラ12は、
マイクロコンピュータ42の他に、微小変動除去部4
3,総パルス数カウンタ45,パルス間隔測定カウンタ
46,乗算器48,タイマ49,及び論理和回路50を
備えている。
【0024】微小変動除去部43は、ENCパルスに含
まれるモータ11の回転ムラに起因する細かな周期変動
を除去するものであり、図4に示すように、F/V変換
器43a,LPF43b,V/F変換器43cからな
る。モータ11の回転速度はフイルム給送を開始した直
後では遅く、時間が経つにつれて徐々に速くなってい
き、所定の時間が経過した後には安定する。すなわち、
フイルム給送開始時では、図5(D)に示すように、E
NCパルスは徐々にそのパルス周期が狭くなっていく。
ところが、実際には細かな周期変動があるため、(A)
に示すように、パルス周期が本来の幅より狭くなったり
広くなったりしている。
【0025】このため、F/V変換器43aが、(A)
に示すようなパルス周期をもったENCパルスをこのパ
ルス周期に対応した電圧の信号に変換すると、この信号
は、(B)に示すように、電圧の変化分が細かに変動し
た信号曲線αになる。LPF43bがF/V変換器43
aから出力された信号の周波数から不必要な高周波数成
分を遮断すると、(C)に示すように、滑らかな信号曲
線βになる。そして、V/F変換器43cが、LPF4
3bから出力された電圧に対応したパルス周期のパルス
に変換し(D)、総パルスカウンタ45及びパルス間隔
測定カウンタ46に出力する。なお、LPF43bは、
図6に示すように、抵抗R,コンデンサCからなる周知
の積分回路である。
【0026】総パルス数カウンタ45は、微小変動除去
部43からのパルスの個数を計数し、このカウント値P
cを取り込む。パルス間隔測定カウンタ46は、図5
(D)に示すように、微小変動除去部43からのパルス
の各立ち上がりタイミングで基本クロックのカウントを
開始し、次の立ち上がりタイミングでカウントを終了し
て、例えば各パルスPn-1 ,Pn ,Pn+1 のパルス間隔
を示すカウント値tn-1,tn ,tn+1 を計数し、得ら
れたカウント値を乗算器48に送る。マイクロコンピュ
ータ42は、後述するように微小変動除去部43からの
パルス間隔とデータ書き込みのタイミング周期の関係を
あらわす係数Kを設定し、この係数Kを乗算器48に送
る。
【0027】乗算器48は、係数Kと値tn とを乗じた
値をタイマ49にタイマ値として送る。タイマ49はマ
イクロコンピュータ42からの基本クロックをタイマ値
で分周し、データ書き込みのタイミングパルスを出力す
る。このタイミングパルスは論理和回路50の一方の入
力端子に送られる。論理和回路50の他方の入力端子に
は、マイクロコンピュータ42のシフトイネーブル端子
が接続されており、このシフトイネーブル端子はマイク
ロコンピュータ42からON/OFFされる。シフトイ
ネーブル端子がONの時、論理和回路50はタイミング
パルスの入力により書き込み回路31のシフトレジスタ
51に1パルスを送る。
【0028】シフトレジスタ51には、磁気記録層20
に記録される2進コードで構成されたデータがマイクロ
コンピュータ42からセットされ、論理和回路50から
出力される1パルスでそのデータを1個ヘッドドライバ
52に送る。ヘッドドライバ52はマイクロコンピュー
タ42によりON/OFFされ、ONのときにシフトレ
ジスタ51から送られてくるデータで磁気ヘッド30を
駆動して、フイルム15の磁気記録層20に磁気記録を
行う。
【0029】以下、上記のように構成されたカメラのデ
ータ記録機能について説明する。図7は全体の基本的な
流れを示すフローチャート、図8はタイミングチャート
である。露光完了信号がコントローラ12に入力される
と総パルスカウンタ45の値Pcがリセット(Pc←
0)され、マイクロコンピュータ42のシフトイネーブ
ル及びヘッドドライバ52(図1参照)がONにされ
る。さらに、マイクロコンピュータ42は、2進コード
にされている書き込みデータをシフトレジスタ51にセ
ットする。また、マイクロコンピュータ42は前記係数
Kを乗算器48に送る。この係数Kは、後述するように
1コマ送り終了毎に更新されるが、1コマ目では数式1
により算出される。
【0030】
【数1】K=m・G・b/(π・d)
【0031】mは磁気記録層20に書き込まれるデータ
の1ビットを表す領域の長さである。Gはモータ11が
スプール10を回転させるときのギア比である。bはモ
ータ11が1回転するときに発生するENCパルス数で
ある(本実施例では2)。dは1コマ目を巻き取る際の
フイルム巻取り径であり、プレワインドシステムでなけ
れば、この値はほぼスプール10の径に等しい。πは円
周率である。数式1の算出方法について以下に説明す
る。
【0032】フイルム15の移動速度をvとすると、こ
のフイルム15を巻き上げるスプール10の回転周期T
Sは次の数式2のように表せる。
【0033】
【数2】TS=π・d/v
【0034】したがって、モータ11の回転周期TMは
スプール10の回転周期TSをギア比Gで割った値にな
り、次の数式3のように表せる。
【0035】
【数3】TM=π・d/(v・G)
【0036】したがって、ENCパルスの発生周期TE
はモータ11の1回転毎に発生するENCパルス数bを
用いて、次の数式4のように表せる。
【0037】
【数4】TE=π・d/(v・G・b)
【0038】また、微小変動除去部43の出力するパル
スの周期tn は、本実施例ではENCパルスの発生周期
TEと同じであるから、次の数式5のように表せる。
【0039】
【数5】tn =π・d/(v・G・b)
【0040】また、移動速度vのフイルム15と共に移
動する磁気記録層20に、データの1ビットを長さmで
正しく書き込むために、シフトレジスタ51へタイマ4
9から送出されるデータ書き込みタイミング周期つまり
乗算器48の出力値TWは次の数式6のように表せる。
【0041】
【数6】TW=m/v
【0042】係数Kと微小変動除去部43からのパルス
の出力周期tn とが乗算器48に入力された結果がデー
タ書き込みタイミング周期TWになるように構成されて
いるから、次の数式7のように表せ、この数式7を整理
すると上記数式1が求められる。
【0043】
【数7】K・π・d/(v・G・b)=m/v
【0044】係数Kをセットした後に、マイクロコンピ
ュータ42からの指令でモータ11によりフイルム15
の給送が行われる。このとき、図1に示すように、エン
コーダ40によりモータ11の回転変移が検出され、こ
れに基づきエンコードパルス発生器41により、ENC
パルスが発生される。このENCパルスは微小変動除去
部43に送られる。微小変動除去部43では、ENCパ
ルスに含まれる微小な周期変動を除去してから、これを
総パルスカウンタ45及びパルス間隔測定カウンタ46
に送る。パルス間隔測定カウンタ46は微小変動除去部
43からのパルス周期tn を測定する。そして、このパ
ルス周期tn を乗算器48に送る。乗算器48からは、
係数Kとパルス周期tn とを乗じた値TWが出力され、
これがタイマ49にセットされると同時にタイマ49は
値TWで基本クロックを分周し、周期TWのパルスを論
理和回路50を介してシフトレジスタ51に送る。シフ
トレジスタ51はこの送られてきたパルスのタイミング
毎にデータを1ビットずつヘッドドライバ52に送り、
磁気ヘッド30はこのタイミングで書き込みデータを切
り替えて磁気記録層20に磁気データとして書き込んで
いく。
【0045】フイルム給送期間中は常にENCパルスの
出力は行われており、パルス間隔測定カウンタ45は微
小変動除去部43からのパルス周期tn を常に測定す
る。そして、パルス間隔測定カウンタ45は新たなパル
スが入力される毎にその値tnを乗算器48に送り、乗
算器48を介してタイマ49にあらたな値TWを書き込
む。タイマ49及びシフトレジスタ51は、このTWを
データ書き込みのタイミング周期として磁気記録層2に
磁気データを書き込んでいく。図8では、フイルム給送
が安定してから得られる微小変動除去部43のパルス周
期tn をTp1として、以下順次得られる周期tn をT
p2、Tp3としている。そして、フォトセンサ21に
よってパーフォレーションを検出した時点で、モータ1
1を停止し、ヘッドドライバ52及びシフトイネーブル
をOFFにして書き込みを終了する。
【0046】書き込みが終了した時点で、総パルスカウ
ンタ45のカウント値Pcは1コマ給送中に発生したE
NCパルス数と等しくなっている。1コマの給送動作で
フイルムが移動する距離Lは各コマとも等しいため、こ
のコマにおいてのデータ1ビットの長さを正しく書き込
むための最適な係数Kを求めることができる。したがっ
て、1コマへの書き込みを終了した時点で求められる係
数Kを、次のコマのデータ書き込みに採用している。各
コマ毎に最適な係数Kは、巻上げ毎に巻径dが変化すれ
ばその変化と共に変化するが、隣合うコマ同士であれば
巻径の差は少なく、係数Kもそれ程変わらない。したが
って、係数Kの値を1コマの書き込みが終了する毎に、
最適な値に更新することにより、巻き径の変化に追従
し、常に僅かな誤差で磁気データを書き込むことができ
る。係数Kの値は次の数式8により1コマ毎に更新され
る。
【0047】
【数8】K=m・Pc/L
【0048】数式8において、mはデータの1ビットを
表す領域の長さ、Pcは総パルスカウンタ45のカウン
ト値、Lは1コマ巻上げでフイルムが移動する距離であ
る。次に数式8について説明する。
【0049】書き込みが終了した時点での巻径をd1と
すると前記数式1と同様にして係数Kは次の数式9のよ
うに表される。
【0050】
【数9】K=m・G・b/(π・d1)
【0051】巻径d1でフイルム15を1コマ分移動し
たときのスプール10の回転数RSは次の数式10のよ
うに表される。
【0052】
【数10】RS=L/(π・d1)
【0053】したがって、モータ11の回転数RMは次
の数式11のように表される。
【0054】
【数11】RM=G・L/(π・d1)
【0055】数式11とモータ11の1回転毎に発生す
るENCパルス数bを用いて、フイルム15が1コマ分
移動したときのENCパルスの発生数,すなわち総パル
スカウンタ45のカウンタ値Pcは次の数式12のよう
に表される。
【0056】
【数12】Pc=b・G・L/(π・d1)
【0057】上記数式9と数式12から数式8を求める
ことができる。このように更新したENCパルスの周期
とデータ書き込みタイミング周期の関係を表す係数Kを
次コマの書き込みに使用する。次に露光完了信号がマイ
クロコンピュータ42に入力されると更新された係数K
を用いて書き込み動作を行い、この後係数Kを更新す
る。これを繰り返すことによってフイルム15の磁気記
録層20には2進コードを構成する各ビット毎の書き込
みビット長を一定にした磁気データが書き込まれる。
【0058】次に、ENCパルスに含まれる細かな周期
変動を除去する手段として、デジタル・フィルタを用い
た第2実施例を説明する。図9において、ENCパルス
はプリスケーラ60に入力される。このプリスケーラ6
0は、積分数p個のENCパルスを受け取ると(例えば
10個受け取ると)1個のパルスを発生する。そして、
パルス間隔測定カウンタ46と乗算器48との間に、図
10に示すようなデジタル・フィルタ61が設けられて
いる。パルス間隔測定カウンタ46は、プリスケーラ6
0から出力された各パルスのパルス間隔を測定し、この
カウント値をデジタル・フィルタ61に入力する。
【0059】図10において、デジタル・フィルタ61
は、2個の乗算器63,64と、前回の補正カウント値
Tn-1を一時記憶しておくレジスタ65とからなり、パ
ルス間隔測定カウンタ46から入力されたカウント値t
n と前回の補正カウント値Tn-1とを1:3の比で加え
合わせて今回の補正カウント値Tnを算出する。このT
nは、次の数式13で表される。
【0060】
【数13】 Tn=(1/4)・tn+(3/4)・Tn-1
【0061】デジタル・フィルタ61によってカウント
値tn に含まれる細かな周期変動の影響が軽減されるか
ら、前記第1実施例の微小変動除去部43におけるロー
パス・フィルタ43bと同様の効果が得られる。なお、
プリスケーラ60の積分定数p個により、前記数式1
は、次の数式14になる。
【0062】
【数14】K=m・G・b/(p・π・d)
【0063】図11において、フイルム給送開始時に
は、モータ11の回転速度が低速であるから、相対的に
磁気記録層20に記録される磁気データの記録密度が高
くなり(A)、磁気データの読取が不可能になる。この
ような現象を回避するため、前記第1実施例では、図1
2に示すように、LPF43bのコンデンサCにスイッ
チ70を介して電源71を接続しておく。電源スイッチ
70はマイクロコンピュータ42によってON/OFF
され、電源71はモータ11の駆動前に初期値に相当す
る電圧をコンデンサCに与える。これによって、図11
に示すように、フイルム給送開始時にモータ11の回転
速度が低速であっても、記録密度がほぼ一定になる
(B)か、又は低くなる(C)。なお、記録密度が低い
場合(C)には、読取可能であるから問題ない。
【0064】また、前記第2実施例では、図13に示す
ように、デジタル・フィルタ61のレジスタ65にスイ
ッチ74を介して補正カウント値Tn-1の初期値を予め
記憶させたROM75を接続しておき、モータ11の駆
動前と駆動後とでスイッチ74をマイクロコンピュータ
42により切り換えるようにすればよい。
【0065】また、前記第1実施例において、図14に
示すように、ローパス・フィルタ43bのコンデンサを
2個並列させ、一方のコンデンサC1 は抵抗Rに常時接
続したまま、他方のコンデンサC2 はスイッチ77でフ
イルム給送開始時にはOFF,給送中盤以降にはONに
することにより、ローパス・フィルタ43bの遮断周波
数を変更することができる。すなわち、フイルム給送系
の回転周期が急速に変化するフイルム給送開始時には、
回転周期の変化がより忠実にデータ記録に反映されるよ
うにローパス・フィルタ43bの遮断周波数を上げ、ま
た回転周期の変化が緩やかな中盤以降には、回転周期の
細かな変化を無視するようにローパス・フィルタ43b
の遮断周波数を下げるようにする。これにより、図15
及び図16に示すように、記録密度の安定した領域が長
くなるため、記録容量を増加させることができる。な
お、図15,図16は、図11の(A),(C)にそれ
ぞれ対応しており、初期値を与えなかった場合,初期値
を与えた場合をそれぞれ示している。
【0066】また、前記第2実施例のデジタル・フィル
タ61においても、第1実施例と同様に、フイルム給送
の初期と中盤以降とでカウント値tn の補正率を変更す
ることにより、同様の効果を得ることができる。図17
に示すように、乗算器63,64に与えられる定数1/
4,3/4をスイッチ81,82によりフイルム給送の
初期と中盤以降とで切り換えるようにすればよい。すな
わち、補正カウント値Tnは、フイルム給送の初期に
は、次の数式14により算出され、中盤以降には、前記
数式13により算出される。
【0067】
【数15】 Tn=(3/4)・tn+(1/4)・Tn-1
【0068】以上説明した実施例では、フイルム給送系
の回転周期をモータ軸から検出したが、駆動伝達機構を
構成しているギアトレインの途中にある適当な回転軸か
ら検出してもよい。また、エンコード板40aは、図3
に示すように、2枚羽根としたが、3枚羽根や4枚羽根
等の複数の羽根を持ったものでも良く、羽根の枚数に合
わせて値bを変更すればよい。なお、データの記録には
磁気記録に代えて光学記録を用いてもよい。また、LP
Fやデジタル・フィルタとしては、上記実施例では、簡
単な例を挙げたが、より次数の高いものを用いれば、さ
らに効果的である。また、デジタル・フィルタは、高速
のマイクロコンピュータによりソフトウエアで実現して
もよい。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ記録カメ
ラによれば、微小変動除去手段によって微小な周期変動
が除去されたフイルム給送系の回転周期に基づいてデー
タ記録用のタイミング周期が決定されるので、細かな変
動がない安定した記録密度でデータ記録を行なうことが
できる。また、微小変動除去手段は、一旦回転周期のパ
ルス周期を電圧に変換してからローパス・フィルタで低
域周波数のみを通し、この後、信号の電圧をパルス周期
に変換するものである。これにより、簡単な構成で記録
密度の細かな変動を防止できる。また、微小変動除去手
段は、回転周期のパルス間隔をこの直前のパルス間隔で
修正するデジタル・フィルタとしてもよい。
【0070】前記ローパス・フィルタ,デジタル・フィ
ルタにフイルム給送開始前に初期値を与えることによ
り、給送速度が遅いためデータ記録密度が高くなりやす
いフイルム給送開始時にデータ記録密度が高くなること
が防止され、データ記録密度をより均一にすることがで
きる。また、ローパス・フィルタの遮断周波数又はデジ
タル・フィルタの修正度合をフイルム給送開始時と中盤
とで切り換えることにより、記録密度の安定した領域が
長くなるため、記録容量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のコントローラ及び書き込
み回路の機能ブロック図である。
【図2】本発明装置の概略構成図である。
【図3】エンコーダの外観を示す斜視図である。
【図4】微小変動除去部の概略構成図である。
【図5】微小変動除去部の作用を示す波形図である。
【図6】ローパス・フィルタの概略構成図である。
【図7】磁気記録の基本的な処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図8】書き込みデータの切り替えタイミングの一例を
示すタイミングチャートである。
【図9】第2実施例のコントローラ及び書き込み回路の
機能ブロック図である。
【図10】デジタル・フィルタの概略構成図である。
【図11】フイルムの給送距離と記録密度との関係にお
いて、ローパス・フィルタに初期値を与えない場合
(A),与えた場合(B),(C)を示すグラフであ
る。
【図12】ローパス・フィルタに初期値に対応する電圧
を供給する場合の概略構成図である。
【図13】デジタル・フィルタに初期値を与える場合の
概略構成図である。
【図14】フイルム給送の初期と中盤とで遮断周波数を
変更するローパス・フィルタの概略構成図である。
【図15】ローパス・フィルタに初期値を与えず、フイ
ルム給送の初期と中盤とで遮断周波数を変更しない場合
(A)と変更した場合(B)の各記録密度の変化を示す
グラフである。
【図16】ローパス・フィルタに初期値を与え、フイル
ム給送の初期と中盤とで遮断周波数を変更しない場合
(A)と変更した場合(B)の各記録密度の変化を示す
グラフである。
【図17】フイルム給送の初期と中盤とで補正率を変更
するデジタル・フィルタの概略構成図である。
【符号の説明】
11 モータ 12 コントローラ 14 駆動伝達機構 15 写真フイルム 20 磁気記録層 30 磁気ヘッド 31 書き込み回路 40 エンコーダ 41 エンコードパルス発生器 42 マイクロコンピュータ 43 微小変動除去部 43a F/V変換器 43b LPF 43c V/F変換器 46 パルス間隔測定カウンタ 48,63,64 乗算器 60 プリスケーラ 61 デジタル・フィルタ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−34799(JP,A) 特開 平7−20559(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/24

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動してフイルム給送を行なう
    フイルム給送系と、フイルムの給送中にフイルムにデー
    タ記録を行なうデータ記録系とを備えたデータ記録カメ
    ラにおいて、 前記フイルム給送系の回転周期を検出する回転周期検出
    手段と、この回転周期検出手段により検出されたフイル
    ム給送系の回転周期に含まれる微小な周期変動を除去す
    る微小変動除去手段と、前記微小な周期変動が除去され
    たフイルム給送系の回転周期に基づき、前記データ記録
    系に与えるデータ記録用のタイミング周期を決定するタ
    イミング周期決定手段とを備えたことを特徴とするデー
    タ記録カメラ。
  2. 【請求項2】 前記微小変動除去手段は、前記フイルム
    給送系から検出した回転周期のパルス周期を電圧に変換
    するパルス周期−電圧変換器と、このパルス周期−電圧
    変換器から出力された信号の周波数のうち低域周波数の
    みを通すローパス・フィルタと、このローパス・フィル
    タを通って得られた信号の電圧をパルス周期に変換する
    電圧−パルス周期変換器とからなることを特徴とする請
    求項1記載のデータ記録カメラ。
  3. 【請求項3】 前記微小変動除去手段は、前記回転周期
    検出手段から得られた回転周期のパルス間隔をこの直前
    のパルス間隔で修正するデジタル・フィルタであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録カメラ。
  4. 【請求項4】 前記ローパス・フィルタは、フイルム給
    送開始直前にフイルム給送開始時の回転周期に対応した
    初期値が与えられ、フイルム給送開始時のデータ記録密
    度を低く抑えることを特徴とする請求項2記載のデータ
    記録カメラ。
  5. 【請求項5】 前記デジタル・フィルタは、フイルム給
    送開始直前にフイルム給送開始時の回転周期に対応した
    初期値が与えられ、前記回転周期検出手段から得られる
    回転周期のパルス間隔をこの直前のパルス間隔で修正す
    る修正度合を変更することを特徴とする請求項3記載の
    データ記録カメラ。
  6. 【請求項6】 前記ローパス・フィルタは、この遮断周
    波数をフイルム給送開始時と中盤とで切り換えることを
    特徴とする請求項2記載のデータ記録カメラ。
  7. 【請求項7】 前記デジタル・フィルタは、前記回転周
    期検出手段から得られる回転周期のパルス間隔をこの直
    前のパルス間隔で修正する修正度合をフイルム給送開始
    時と中盤とで切り換えることを特徴とする請求項3記載
    のデータ記録カメラ。
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