JP3446206B2 - エキスパンド網,エキスパンド網の製造方法,及び鉛蓄電池用極板 - Google Patents

エキスパンド網,エキスパンド網の製造方法,及び鉛蓄電池用極板

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JP3446206B2
JP3446206B2 JP51501494A JP51501494A JP3446206B2 JP 3446206 B2 JP3446206 B2 JP 3446206B2 JP 51501494 A JP51501494 A JP 51501494A JP 51501494 A JP51501494 A JP 51501494A JP 3446206 B2 JP3446206 B2 JP 3446206B2
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    • Y10T29/18Expanded metal making
    • Y10T29/185Expanded metal making by use of reciprocating perforator

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、エキスパンド網及びその製造方法、更には
そのエキスパンド網を用いた鉛蓄電池用極板に関するも
のである。
背景技術 エキスパンド加工方法には、後拡開方式と同時拡開方
式とがある。後拡開方式は、例えば特開昭52−144745号
公報に示されるように、シート状材料に先ず切れ目を入
れ、次いでその切れ目を拡開するものである。同時拡開
方式は、シート状材料に切れ目を入れると同時に拡開す
るものであり、平行カッター方式と直角カッター方式と
がある。平行カッター方式は、例えば特開昭53−79760
号公報に示されるように、シート状材料の送り方向に対
して平行な破線を与えるカッターを階段状に並設してな
るカッター列を用いる方式であり、直角カッター方式
は、例えば米国特許3310438号明細書に示されるよう
に、シート状材料の送り方向に対して直角に配列した1
条のカッター列を、垂直移動させるとともに網目を千鳥
状とするために送りピッチ毎にカッターをその配列方向
へ揺動させるものである。
また、鉛蓄電池用極板に用いられる格子体は、従来一
般には、鋳造又は機械加工により製造されていたが、近
年、生産性の高い機械加工による製造の割合が増してき
ており、機械加工の代表的なものとして、鉛合金製のシ
ート状材料をエキスパンド加工することが行なわれてい
る。また、比較的大きな鉛蓄電池用極板に用いられる格
子体としては、銅製のシート状材料をエキスパンド加工
し、耳部を有する集電板を鋳込んで取付け、その後に表
面に鉛めっきを施したものが挙げられる。
ところが、上記後拡開方式では、特別な拡開工程を必
要とするという問題点があった。
また、上記平行カッター方式では、カッターのピッチ
をシート状材料の刻み長さ方向のピッチの1.5倍としな
ければならず、しかも拡開方向と網部の高さ方向とが同
じ方向ではあるが余り大きくは拡開できないので、たい
へん長いカッター列を有するダイセットが必要であると
いう問題点があった。また、上記直角カッター方式で
は、無垢部と網部を有するエキスパンド網を連続して製
造することができず、また、カッター列を揺動させる必
要があるために高速生産が不可能であるという問題点が
あった。
また、従来の方法で得られたエキスパンド網において
は、網目を構成する骨の側縁に対する傾斜角が鈍角であ
るため、集電効率が悪いという問題点があった。
また、上記従来方式において、無垢部に隣接する網目
を形成するカッターとしては、無垢部を引き延ばさない
ために単に切れ目を入れるだけのカッターしか用いるこ
とができないため、その部分に大きな網目を形成するこ
とができず、シート状材料の有効利用が図れていないと
いう問題点があった。
更に、比較的大きな鉛蓄電池用極板に用いる格子体で
は、耳部を有する集電板を別途形成してエキスパンド網
に取付けている。そして、垂直カッター方式により大き
なエキスパンド網を製造している。そのため、エキスパ
ンド網の全周に凹凸が生じ、他の部材を配置して全周を
処理する必要があるため面倒であり、その処理も困難で
あるという問題点があった。
発明の開示 本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもの
であり、平坦であるエキスパンド網を提供すること、ま
た、そのようなエキスパンド網を同時拡開により小型の
ダイセットで容易に且つ精密に製造することができるエ
キスパンド網の製造方法を提供すること、更には、平坦
であり且つ集電効率の良い鉛蓄電池用極板を提供するこ
と、を目的としている。
本発明のエキスパンド網は、シート状材料から形成さ
れたシート状のエキスパンド網であって、網部と、少な
くとも一辺に形成された無垢部からなる直線部とからな
り、網部は、上記直線部に対して傾斜した縦方向骨、上
記直線部に略平行な横方向骨、及び該両骨の交差結合部
により囲まれてなる網目を多数有し、各網目のうち上記
直線部に隣接していないものは、略平行な1対の横方向
骨、略平行な1対の縦方向骨、及び対向した1対の交差
結合部により囲まれており、横方向に隣接する網目は互
いに縦方向骨を共有しており、横方向骨は上記シート状
材料の状態から実質的に引き延ばされてはいない長さを
有しており、縦方向骨は上記シート状材料の状態から破
断限度内の範囲で引き延ばされた長さを有していること
を特徴としている。
上記構成のエキスパンド網は、横方向骨が上記シート
状材料の状態から実質的に引き延ばされてはいない長さ
を有しているので、太鼓状に膨らんではいない。即ち、
平坦である。また、縦方向骨は、従来のエキスパンド網
に比して、直線部に対して鋭角に傾斜するので、その傾
斜方向側に集電板の耳部を形成すれば、集電効率の良い
格子体となる。
上記構成のエキスパンド網において、交差結合部を横
方向骨と一体にしてもよい。この構成によれば、横方向
骨が太くなり、横方向の剛性が向上する。
本発明のエキスパンド網の製造方法は、シート状材料
からシート状のエキスパンド網を製造する方法におい
て、エキスパンド網は、網部と、少なくとも一辺に形成
された無垢部からなる直線部とからなり、網部は、上記
直線部に対して傾斜した縦方向骨、上記直線部に略平行
な横方向骨、及び該両骨の交差結合部により囲まれてな
る網目を多数有し、各網目のうち上記直線部に隣接して
いないものは、略平行な1対の横方向骨、略平行な1対
の縦方向骨、及び対向した1対の交差結合部により囲ま
れており、横方向に隣接する網目は互いに縦方向骨を共
有しており、シート状材料の送り方向に対して傾斜して
設けられた少なくとも一条のダイと、ダイに噛合してシ
ート状材料を破線状に剪断するとともに拡開して網部を
形成する、中央部が突出した、複数の剪断用カッターと
を備えたダイセットを用い、剪断用カッターのダイに対
する噛合運動の方向を、シート状材料のピッチ送り方向
の送り先側から送り元側への運動を含むように、シート
状材料の厚み方向に対して傾斜した方向に設定したこと
を特徴としている。
上記方法によれば、縦方向骨のみを延ばし、横方向骨
を延ばさないようにでき、これにより、無垢部を有する
にも拘らず平坦なエキスパンド網を得ることができる。
上記製造方法においては、更に、次のような構成を採
用してもよい。
(1)剪断用カッターは、その先端に中央部が突出した
歯部を有しており、歯部は、横方向骨を剪断形成するた
めの第1歯部、及び縦方向骨を剪断形成するための第3
歯部を少なくとも有しており、第1歯部はカッターの噛
合運動方向に対して直角な面に対して第1角度だけ傾斜
しており、カッターに対向するシート状材料はカッター
の噛合運動方向に対して直角な面に対して第1歯部とは
反対側に第2角度だけ傾斜しており、第1角度が第2角
度の略同等以下の大きさに設定されており、交差結合部
は、カッターの歯部の幅以下のピッチでシート状材料を
ピッチ送りすることにより、隣接するカッターの歯部の
間の部分であってシート状材料を剪断しない部分によっ
て形成されるようになっている。
上記方法においては、第10図に示すように、第1歯部
71aの水平面Xに対する傾斜角度がβ(第1角度)であ
り、カッター7全体の水平面Xに対する傾斜角度がα
(第2角度)であり、シート状材料10の水平面Xに対す
る傾斜角度がα(第2角度)であるので、カッター7に
より剪断された直後のシート状材料10の部分において、
辺a、bを有する三角形は、αがβに略等しいために略
二等辺三角形となる。即ち、辺aの長さと辺bの長さは
略等しい。従って、横方向骨52は、シート状材料10が略
そのままの状態で下方へ剪断されるだけで形成され、シ
ート状材料10の状態から実質的に引き延ばされてはいな
い長さを有することとなる。従って、得られたエキスパ
ンド網は横方向に太鼓状に膨らんだものとはならない。
本発明の鉛蓄電池用極板は、シート状材料から形成さ
れたシート状のエキスパンド網を有する格子体に、ペー
スト状活物質が保持されている鉛蓄電池用極板であっ
て、格子体は、網部と、少なくとも一辺に形成された無
垢部からなる直線部とからなり、網部は、上記直線部に
対して傾斜した縦方向骨、上記直線部に略平行な横方向
骨、及び該両骨の交差結合部により囲まれてなる網目を
多数有し、各網目のうち上記直線部に隣接していないも
のは、略平行な1対の横方向骨、略平行な1対の縦方向
骨、及び対向した1対の交差結合部により囲まれてお
り、横方向に隣接する網目は互いに縦方向骨を共有して
おり、横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に
引き延ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は
上記シート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延
ばされた長さを有しており、一辺の上記直線部には、縦
方向骨の延長方向側に位置する耳部が形成されているこ
とを特徴としている。
上記構成の鉛蓄電池用極板においては、横方向骨が上
記シート状材料の状態から実質的に引き延ばされてはい
ない長さを有しているので、太鼓状に膨らんではいな
い。即ち、平坦である。また、耳部が縦方向骨の延長方
向側に位置しているので、集電効率が良い。
本発明の別の鉛蓄電池用極板は、シート状材料から形
成されたシート状のエキスパンド網を有する格子体に、
ペースト状活物質が保持されている鉛蓄電池用極板であ
って、格子体は、網部と、対向する二辺に形成された無
垢部からなる直線部とからなり、網部は、上記直線部に
対して傾斜した縦方向骨、上記直線部に略平行な横方向
骨、及び該両骨の交差結合部により囲まれてなる網目を
多数有し、各網目のうち上記直線部に隣接していないも
のは、略平行な1対の横方向骨、略平行な1対の縦方向
骨、及び対向した1対の交差結合部により囲まれてお
り、横方向に隣接する網目は互いに縦方向骨を共有して
おり、横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に
引き延ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は
上記シート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延
ばされた長さを有しており、上記直線部以外の一辺に
は、耳部を備えた集電部が両側の上記直線部の端部に渡
って取付けられていることを特徴としている。
上記構成の鉛蓄電池用極板においては、横方向骨が上
記シート状材料の状態から実質的に引き延ばされてはい
ない長さを有しているので、太鼓状に膨らんではいな
い。即ち、平坦である。また、横方向骨が集電部に向か
って延びているので、集電効率が良い。更に、直線部の
ある辺は、別部材を配置しなくても活物質を保持するこ
とができる。
本発明の更に別の鉛蓄電池用極板は、シート状材料か
ら形成されたシート状のエキスパンド網を有する格子体
に、ペースト状活物質が保持されている鉛蓄電池用極板
であって、格子体は、網部と、対向する二辺に形成され
た無垢部からなる直線部とからなり、網部は、上記直線
部に対して傾斜した縦方向骨、上記直線部に略平行な横
方向骨、及び該両骨の交差結合部により囲まれてなる網
目を多数有し、各網目のうち上記直線部に隣接していな
いものは、略平行な1対の横方向骨、略平行な1対の縦
方向骨、及び対向した1対の交差結合部により囲まれて
おり、横方向に隣接する網目は互いに縦方向骨を共有し
ており、横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的
に引き延ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨
は上記シート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き
延ばされた長さを有しており、一方の上記直線部の端部
を延長することにより、その直線部に耳部が形成されて
いることを特徴としている。
上記構成の鉛蓄電池用極板においては、耳部を形成す
るための幅の広い直線部を残さなくてもよいので、歩留
りを向上させることができ、場合によっては歩留りを10
0%とすることも可能である。
図面の簡単な説明 第1図は実施例1の鉛蓄電池用極板に用いられる格子
体を示す正面図、第2図は実施例1におけるエキスパン
ド網の製造方法で用いるダイセットを示す側面図、第3
図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2図のIV−IV
断面図、第5図は第2図のダイセットの剪断用カッター
及びダイを示す拡大部分側面図、第6図は実施例1にお
けるエキスパンド網の製造作業状態を示す側面図、第7
図は第6図のVII−VII断面図、第8図は実施例1におけ
るエキスパンド網の製造作業において剪断用カッターを
下降させた場合の状態を示す拡大部分側面図、第9図は
第8図の状態から剪断用カッターを上昇させた場合の状
態を示す拡大部分側面図、第10図は剪断用カッターの歯
部と網目の形状との関係を説明するための拡大部分側面
図、第11図は実施例2の鉛蓄電池用極板に用いられる格
子体を示す正面図、第12図は実施例3の鉛蓄電池用極板
に用いられる格子体を示す正面図、第13図は実施例4に
おけるエキスパンド網の一製造工程を示す拡大部分側面
図、第14図は実施例5のエキスパンド網を示す正面部分
図である。
発明を実施するための最良の形態 (実施例1) 第1図は本発明のエキスパンド網を用いた鉛蓄電池用
極板の格子体を示す正面図である。この格子体1は、第
6図及び第7図に示すようにして得られたエキスパンド
網20を所定の形状・寸法に切断加工してなるものであ
る。格子体1は、鉛合金からなり、網部2と、網部2の
対向する二辺に形成された無垢部からなる直線部3、4
とで構成されている。直線部3、4は、平行関係にあ
る。一方の直線部3を上部親骨と称し、他方の直線部4
を下部親骨と称する。上部親骨3は、集電板として機能
するものである。
網部2は、直線部3、4に対して傾斜した縦方向骨51
と、直線部3、4に略平行な横方向骨52と、両骨51、52
の交差結合部53とにより囲まれてなる網目5を多数有し
ている。なお、直線部3、4に隣接する網目5aは、縦方
向骨51と、横方向骨52と、交差結合部53と、直線部3又
は4とで囲まれている。網目5は、略平行な1対の縦方
向骨51、51と、略平行な1対の横方向骨52、52と、対向
した1対の交差結合部53、53とで囲まれており、横方向
に隣接する網目5は互いに縦方向骨51を共有しており、
縦方向に隣接する網目5は互いに横方向骨52を共有して
いる。
換言すれば、各交差結合部53は、その両側において、
直線部3、4に対して傾斜した縦方向骨51と、直線部
3、4に対して略平行な横方向骨52とに分割され、該各
骨51、52の他端がそれぞれの方向にある交差結合部53に
連なった構成となっている。
格子体1は、シート状材料から形成されたシート状の
ものである。そして、横方向骨52は、シート状材料の状
態から引き延ばされてはいない長さを有している。ま
た、縦方向骨51は、シート状材料の状態から破断限度内
の範囲で引き延ばされた長さを有している。
上部親骨3には、縦方向骨51の延長方向側に偏在して
耳部31が設けられている。一方、下部親骨4には足片41
が設けられている。
なお、本実施例の格子体1の具体的寸法は、網部2の
高さHが230mm、幅Wが145mm、交差結合部53のピッチS
が24mmである。また、網目5、5aは高さ方向に21列形成
されている。本実施例の鉛蓄電池用極板は、据置用の密
閉型鉛蓄電池用に設計されたものであり、シート状材料
の鉛合金としては、カルシウム系のものが用いられてい
る。
上記構成の格子体1によれば、横方向骨52がシート状
材料の状態から引き延ばされてはいない長さを有してい
るので、格子体1は平坦性を維持している。即ち、格子
体1は、中央部が膨らんだ太鼓状とはなっていない。
また、上記構成の格子体1を鉛蓄電池用極板として用
いた場合には、縦方向骨51が耳部31の位置する方向に向
いているので、集電効率が向上する。
次に、上記構成の格子体1に用いられるエキスパンド
網20を製造する方法について説明する。
第2図はこの製造方法で用いるダイセット6を示す側
面図、第3図は第2図のIII−III断面図、第4図は第2
図のIV−IV断面図である。ダイセット6において、上型
61は駆動機構(図示せず)によりガイドポスト62に案内
されて矢印Aに示すように垂直移動するようになってい
る。上型61にはカッター取付台63が固定されており、取
付台63の下面63aには同一形状及び同一寸法の剪断用カ
ッター7が一条に並べて取付けられている。下面63a
は、水平面X、即ち上型61の移動方向に対して垂直な平
面、に対して角度αだけ傾斜している。即ち、隣接する
カッター7間の、シート状材料を剪断する際においてシ
ート状材料が残る部分に該当する箇所、を接続したライ
ンも、水平面Xに対して角度αだけ傾斜している。64は
シート状材料の送り元側に位置するシート送りローラー
である。下型65には、カッター7との噛合縁66a及びシ
ート状材料の送り面66bを有するダイ66が固定されてい
る。噛合縁66aは下面63aに平行に対向している。即ち、
噛合縁66aも水平面Xに対して角度αだけ傾斜してい
る。なお、角度αは、送り元側が低く、送り先側が高く
なるように傾斜している。カッター7は21枚設けられて
おり、カッター7の配列ピッチSはエキスパンド網1の
ピッチSと同じに設定されている。ダイ66は、送り先側
端部のカッター7との噛合部より先がカットされてお
り、上部親骨3となる部分が曲がって逃げることができ
るようになっている。
第5図に示すように、剪断用カッター7の歯部71は、
第1歯部71a、第2歯部71b、及び第3歯部71cにより、
平坦な第2歯部71bを頂部とした凸状に構成されてい
る。第1歯部71aは水平面Xに対して角度βだけ傾斜し
ている。また、歯部71は、第2歯部71bを中心とした左
右対称の形状を有している。なお、本実施例では、α=
β=15度、第2歯部71bの幅W1が3mmである。
エキスパンド網20の製造は、上記構成のダイセット6
を用いて次のように行なう。第6図は製造途中の状態を
示す側面図、第7図は第6図のVII−VII断面図である。
シート状材料10を、カッター7の列に対して角度γ(第
7図)だけ傾けた状態でローラー64を通して、所定ピッ
チPで噛合縁66aに送る。そして、間欠的な送り停止状
態において、上型61を垂直移動させてカッター7の歯部
71によりシート状材料10に破線状にスリットを入れると
共にこれを下方に押し開く。この作業を連続して行な
う。これにより、千鳥状に配列された網目5を有するエ
キスパンド網20が形成される。なお、ここでは、シート
状材料10の一方の側縁10aを送り元側端部のカッター7
より充分に第7図において下側に位置させ、且つ他方の
側縁10bを送り先側端部のカッター7より充分に第7図
において上側に位置させた状態でダイセット6に送り込
んでいるので、両方の側に無垢部からなる直線部3、4
を有したエキスパンド網20が得られる。この際、直線部
4は網部2の平面に対して立った状態で形成されるが、
これを予め曲げたり、送り元側端部のカッター7の外側
に折曲げ用の突起を設けたりすることにより、直線部4
を網部2の平面に合わせて取り出すことができる。ま
た、シート状材料10の一方の側縁10aを送り元側端部の
カッター7より殆んど出さない場合には直線部4は平面
とするために曲げる必要がない。なお、第3図におい
て、67はシート押え機構である。
第8図はカッター7により破線状に剪断した際の状態
を示す拡大部分側面図、第9図は剪断後にカッター7を
上昇させた状態を示す拡大部分側面図、第10図はカッタ
ー7の歯部と網目5の形状との関係を説明するための拡
大部分側面図である。上記構成のダイセット6により、
シート状材料10を剪断加工すると、横方向骨52は、第1
歯部71aにより剪断形成され、シート状材料10の状態か
ら引き延ばされてはいない長さを有することとなり、縦
方向骨51は、第3歯部71cにより剪断形成され、シート
状材料10の状態から所定の引き延ばし率Eで引き延ばさ
れた長さを有することとなり、交差結合部53は隣接する
カッター7の歯部の間の部分であってシート状材料10を
剪断しない部分によって形成される。
詳細に説明すると、次の通りである。第10図に示すよう
に、第1歯部71aの水平面X、即ちカッター7の移動方
向に対して垂直な面、に対する傾斜角度がβであり、カ
ッター7全体の水平面Xに対する傾斜角度がαであり、
ダイ66即ちシート状材料10の水平面Xに対する傾斜角度
が同じくαであるので、カッター7により剪断された直
後のシート状材料10の部分において、辺a、bを有する
三角形は、α=βであるために二等辺三角形となる。即
ち、辺aの長さと辺bの長さは等しい。従って、横方向
骨52は、シート状材料10がそのままの長さで下方へ剪断
され、シート状材料10の状態から引き延ばされてはいな
い長さを有することとなる。他方、辺d即ち縦方向骨51
は、第10図に示されるように、辺cが所定の引き延ばし
率Eで引き延ばされた長さを有している。ところで、シ
ート状材料10には、それ以上引き延ばすと破断してしま
うという破断限度がある。縦方向骨51の引き延ばし率E
は、当然、その破断限度内になければならない。引き延
ばし率Eは、次式により求められる。
引き延ばし率E=d/c =cosα/cos(α+δ) ここにおいて、カッター7は第2歯部71bを中心とした
左右対称の形状を有しているため、δ=α+βとなる。
従って、 引き延ばし率E=cosα/cos(2α+β) 本実施例では、α=β=15度であるから、引き延ばし率
E=1.366となる。ところで、シート状材料10である鉛
−カルシウム合金の破断限度は1.4程度である。従っ
て、本実施例では、破断することなく縦方向骨51を形成
することができる。
また、シート状材料10の刻み幅W2(図示せず)、即ち
縦方向骨51及び横方向骨52の引き延ばし前の太さは、次
式により表される。
W2=P・sinγ・cosα 一方、網部2の網目5を図示のように千鳥状に形成す
るには、ピッチPを、カッター7における第2歯部71b
の中央までの幅W3(第5図)に近い値とする必要があ
る。本実施例では、W3=12mmであり、角度γ=6度とし
たので、sinγ・cosα=約0.1となる。従って、ピッチ
Pを11mmとすると刻み幅W2は1.1mmとなり、ピッチPを1
4mmとすると刻み幅W2は1.4mmとなる。
以上のように、上記構成のダイセット6を用いた上記
製造方法によれば、次のような作用効果を奏することが
できる。
(1)シート状材料10から、直線部3、4の少なくとも
一方を有するエキスパンド網20を連続して形成すること
ができる。
(2)網目5を構成する横方向骨52を、シート状材料10
の状態から引き延ばされていない長さを有するものとし
て形成できる。従って、太鼓状に膨らんではいない状
態、即ち平坦な状態のエキスパンド網20を得ることがで
きる。
(3)切れ目を入れる加工と拡開する加工とが同時であ
るので、網部の精度を向上できる。また、特別な拡開工
程を必要としないので、作業を簡素化できる。なお、次
工程において両端の直線部3、4の位相をずらす装置
を、付帯すれば、網目の拡開度を変化させることができ
る。
(4)シート状材料10のダイセット6への送り角度又は
送りピッチを変更するだけで、同一のダイセット6によ
り、刻み幅の異なる網部2を容易に形成することができ
る。
(5)用いるカッター7の数を変更するだけで、網部2
の高さ(第1図のHに相当)を容易に変更することがで
きる。
(6)取付台63のカッター7の取付面63bが平面である
ので、一条に配列されるカッター7を一体に平板から作
製することができ、また、これにより、取付穴の関係に
こだわらず、カッター7のピッチを自由に設定すること
ができる。従って、カッター7の取替えが容易であり、
網目形状の変更に容易に対処できる。
(7)送り元側端部及び送り先側端部においても、同じ
形状及び寸法のカッター7を用いてよく、従って、無垢
部からなる直線部3、4近傍の網目5aを他の網目5と略
同じ大きさに形成できる。即ち、従来のように、無垢部
近傍の網目を小さくする必要がない。従って、シート状
材料10を有効に利用でき、より多くの活物質を保持可能
なエキスパンド網を得ることができる。
(8)直線部3、4がエキスパンド網20の生産方向に対
して平行に配置されているので、無垢部からなる直線部
を有するエキスパンド網に対して、連続して、ペースト
状活物質の練塗作業を行なうことができる。
(9)上記構成のダイセット6では、送り先側端部に位
置するカッター7より更に送り先側にはダイ66が存在し
ていないので、第7図において得られる直線部3が曲が
って逃げることができ、網部2に変形が生じるのを防止
できる。なお、送り先側端部に位置するカッター7より
更に送り先側のダイ66を円弧状に逃がすよう形成すれ
ば、直線部3の裏面に圧痕を残さないようにできる。
(10)上記構成のダイセット6では、送り先側端部に位
置するカッター7より更に送り先側のダイ66をカットし
ているが、このカッティングラインを第4図の66cのよ
うに裏面に行くほど深くすることにより、得られた網部
2を緩い傾斜面に引き出すことができる。
(11)ピッチPを、最初のカッター7の幅W3(第5図)
に比して、より小さくすれば、又は、カッター7のシー
ト状材料10に対する押し込み量を第8図に比して大きく
すれば、無垢部からなる直線部にできるシート状材料10
の厚み方向の凹凸は、殆んど発生しなくなる。また、若
干の凹凸は後工程においてローラー掛け等によりならせ
ばよい。
(12)従来の平行カッター方式に比して、カッター7列
及びダイ66の噛合縁66aの長さが小さくても、高さ(第
1図のH)の満足できるエキスパンド網を得ることがで
きる。即ち、小型のダイセットにより、所望のエキスパ
ンド網を得ることができる。具体的には、前述の鉛−カ
ルシウム合金を例にとると、高さHが230mmのエキスパ
ンド網を得るためのダイセット6のカッター7列の長さ
は、24(mm)×21(枚)であり、約500mmである。これ
に対し、平行カッター方式では、カッター1枚の拡開高
さを7.8mmとすると、必要なカッター列の長さは、24mm
×1.5×(230mm÷7.8mm)=1080mmとなる。このように
長いカッター列を駆動するプレス機は、極めて特殊であ
り、駆動速度が遅く、従って、安価且つ高速にエキスパ
ンド網を製造することができない。従来の平行カッター
方式において、カッター列の長さを、特殊なプレス機を
必要としない限度である700mmに収めようとすると、高
さが約150mmのエキスパンド網しか得られない。即ち、
本発明の上記製造方法は、高さが約150mm以上ある鉛蓄
電池用極板用のエキスパンド網を得るのに、有効に適用
できる。
(13)上部親骨3に、縦方向骨51の延長方向側に偏在さ
せて耳部31を設けているので、鉛蓄電池用極板に適用し
た場合には、集電効率を向上させることができる。ま
た、鉛蓄電池の正極板に用いた場合には、固定された耳
部31の方向が正極板の延びの方向と一致するので、正極
板の延びを確実に防止できる。
鉛蓄電池用極板は、上記製造方法により得られたエキ
スパンド網から、次の工程〜を経ることにより、得
られる。
網部2の凸部を潰すとともに、直線部3、4の網部2
に対する曲がりを取除いて、全体を平坦にする平坦化工
程、 裏面に練塗紙を当接させてペースト状活物質を塗布し
た後、表面に練塗紙を当接させて押圧する練塗工程、 網部2の両側の直線部3、4から耳部31及び足片41を
打ち抜き形成するとともに、極板サイズに切断するトリ
ミング工程、 極板を乾燥させる乾燥工程。
(実施例2) 第11図は本発明の鉛蓄電池用極板に用いられる格子体
を示す正面図である。この格子体1aは、銅合金からなる
シート状材料を用い、第6図及び第7図に示すようにし
て得られたエキスパンド網20を所定の寸法・形状に切断
加工したものに、耳部81を有する鉛合金製の集電板80を
取付け、その後、網部2表面に鉛めっき処理を施し、こ
れに足片91を有する樹脂製の支持板90を取付けてなるも
のである。即ち、格子体1aでは、実施例1のエキスパン
ド網を90度回転させた構成を有しており、網部2は、直
線部3、4に対して傾斜した縦方向骨51と、直線部3、
4に略平行な横方向骨52と、両骨51、52の交差結合部53
とにより囲まれてなる網目5を多数有している。集電板
80は鋳込みにより取付けられており、支持板90は接着し
て取付けられている。この格子体1aに、ペースト状活物
質を塗布すれば、鉛蓄電池用極板が得られる。
上記構成の格子体1aでは、直線部3、4により左右両
側における網目5の開放が阻止されているので、この部
分に塗布したペースト状活物質の脱落を防止でき、実施
例1の格子体1に比してペースト状活物質の保持率を向
上できる。
(実施例3) 第12図は本発明の鉛蓄電池用極板に用いられる格子体
を示す正面図である。この格子体1bは、実施例1に示す
鉛蓄電池用極板の製造方法と同様にして製造されるが、
そのトリミング工程において直線部3を図示のような形
状に打ち抜く点が実施例1とは異なっている。なお、格
子体1bでは、実施例2の格子体1aと同様に、実施例1の
エキスパンド網を90度回転させた構成を有しており、網
部2は、直線部3、4に対して傾斜した縦方向骨51と、
直線部3、4に略平行な横方向骨52と、両骨51、52の交
差結合部53とにより囲まれてなる網目5を多数有してい
る。
そして、直線部3の一端には、該部分を延長した形で
耳部31が形成されており、他端は切欠かれている。他端
の切欠き部は、次に続く格子体の耳部となる部分であ
る。なお、本実施例の格子体1bの製造においては、第2
歯部71bのない形状即ち尖った形状のカッター7が用い
られている。
上記構成の格子体1bでは、耳部を形成するための幅の
広い直線部を残さなくてもよいので、歩留りを向上させ
ることができ、場合によっては歩留りを100%とするこ
ともできる。
(実施例4) 第13図はダイセット6において一部に形状の異なるカ
ッター7aを用いた場合の一製造工程を示す拡大部分側面
図である。カッター7aは他のカッター7に比して大きな
寸法を有している。この場合には、カッター7aにより形
成された大きな寸法の網目5bを一部に有するエキスパン
ド網が得られる。
(実施例5) 第14図は、横方向骨52に交差結合部が重なっており且
つ横方向骨52が縦方向骨51の拡開前の太さに比較して2
倍の太さを有しているエキスパンド網20を示す正面部分
図である。横方向骨52はシート状材料から引き延ばされ
ていない長さを有している。
このエキスパンド網20bは、ダイセット6におけるカ
ッター7のカット長さを、隣接するカッター7との間の
カットしない部分の長さと同程度とし、ピッチPをカッ
ター7の幅W3(第5図)の2/3程度とすることにより、
得られる。即ち、見掛け上、交差結合部と横方向骨52と
が重なった形となったエキスパンド網20bを形成するこ
とができる。
(他の実施例) 次のような構成を採用してもよい。
(1)両側面に噛合部を対向して有し且つ両噛合部間の
間隔が上から下に即ち送り先側から送り元側に向かって
漸次拡がるようになっている構成の、ダイと、その噛合
部に対応して二条に配列したカッター列とを、組合せて
用いてもよい。これによれば、中間部に無垢の直線部を
有するエキスパンド網が得られる。
(2)ダイを中間部分を抜いた形で階段状にして、即ち
中間のダイとカッターとを抜いて縮めた形として、用い
てもよい。これによっても、中間部に無垢の直線部を有
するエキスパンド網が得られる。
(3)歯面が左右非対称のカッターを用いることによ
り、得られるエキスパンド網における縦方向骨及び横方
向骨の長さや角度に変化を持たせることができる。
(4)第1歯部及び第2歯部のみからなる歯部を有する
カッター、即ち尖った歯部を有するカッターを用いても
よい。そして、この場合、交差結合部を、縦方向骨又は
横方向骨と直線的になるような位置に持って行くように
すれば、交差結合部に歯部の尖った部分が当たらないの
で、エキスパンド網に無理な力を加えることなく、製造
できる。
(5)第1歯部ないし第3歯部の少なくとも一つが曲面
であるカッターを用いてもよい。
(6)1条に配列されたカッターの内、送り元側端部の
カッター又は送り先側端部のカッターとして、刃高の小
さいものを用いてもよい。これによれば、無垢部からな
る直線部との境界部分の縦方向骨の引き延ばし率を小さ
くでき、縦方向骨の破断を抑制できる。
(7)例えば、送り先側端部近傍に形成される縦方向骨
を太く形成したい場合には、その部分におけるカッター
及びダイの噛合縁の平面視の角度を、シート状材料に対
して更に傾斜させればよい。
(8)例えば、送り先側端部近傍に形成される縦方向骨
の引き延ばし率を下げたい場合には、その部分における
カッター及びダイの噛合縁の、水平面に対する角度を、
小さくすればよい。
(9)ダイセット6において、上型61は垂直移動し、カ
ッター7及び噛合縁66aは水平面に対して角度αだけ傾
斜しているが、両者の角度関係は相対的なものである。
従って、カッター及び噛合縁が水平であり且つ上型が角
度αだけ傾斜した状態で移動するように設定されたダイ
セットを作製して用いてもよい。
(10)個々のカッターを送り元側に回動中心を有する回
動可能な状態で設け、上記(9)で述べた相対的な角度
関係を維持するようにしてもよい。
(11)送り元側に形成される無垢部からなる直線部は、
網部からなる平面に対して折れ曲がる傾向がある。そこ
で、シート状材料の上記直線部となる部分に、予め、上
記折れ曲り方向とは反対方向への折れ癖を付けておくこ
とにより、上記直線部の折れ曲がりを抑制して、その後
の平坦化処理を容易に行なわせることができる。
産業上の利用可能性 本発明のエキスパンド網は、横方向骨がシート状材料
の状態から引き延ばされてはいない長さを有しているの
で平坦であり、しかも、対向する二辺に直線部を有する
ことができる。従って、様々な分野で有効に利用でき、
特に鉛蓄電池用極板の格子体に有効に利用できる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/74

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状材料から形成されたシート状のエ
    キスパンド網であって、 網部と、少なくとも一辺に形成された無垢部からなる直
    線部とからなり、 網部は、上記直線部に対して傾斜した縦方向骨、上記直
    線部に略平行な横方向骨、及び該両骨の交差結合部によ
    り囲まれてなる網目を多数有し、 各網目のうち上記直線部に隣接していないものは、略平
    行な1対の横方向骨、略平行な1対の縦方向骨、及び対
    向した1対の交差結合部により囲まれており、横方向に
    隣接する網目は互いに縦方向骨を共有しており、 横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に引き延
    ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は上記シ
    ート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延ばされ
    た長さを有していることを特徴とするエキスパンド網。
  2. 【請求項2】交差結合部が横方向骨と一体になっている
    請求項1記載のエキスパンド網。
  3. 【請求項3】シート状材料からシート状のエキスパンド
    網を製造する方法において、 エキスパンド網は、網部と、少なくとも一辺に形成され
    た無垢部からなる直線部とからなり、網部は、上記直線
    部に対して傾斜した横方向骨、上記直線部に略平行な横
    方向骨、及び該両骨の交差結合部により囲まれてなる網
    目を多数有し、各網目のうち上記直線部に隣接していな
    いものは、略平行な1対の横方向骨、略平行な1対の縦
    方向骨、及び対向した1対の交差結合部により囲まれて
    おり、横方向に隣接する網目は互いに縦方向骨を共有し
    ており、 シート状材料の送り方向に対して傾斜して設けられた少
    なくとも一条のダイと、ダイに噛合してシート状材料を
    破線状に剪断するとともに拡開して網部を形成する、中
    央部が突出した、複数の剪断用カッターとを備えたダイ
    セットを用い、剪断用カッターのダイに対する噛合運動
    の方向を、シート状材料のピッチ送り方向の送り先側か
    ら送り元側への運動を含むように、シート状材料の厚み
    方向に対して傾斜した方向に設定したことを特徴とする
    エキスパンド網の製造方法。
  4. 【請求項4】剪断用カッターは、その先端に中央部が突
    出した歯部を有しており、 歯部は、横方向骨を剪断形成するための第1歯部、及び
    縦方向骨を剪断形成するための第3歯部を少なくとも有
    しており、第1歯部はカッターの噛合運動方向に対して
    直角な面に対して第1角度だけ傾斜しており、カッター
    に対向するシート状材料はカッターの噛合運動方向に対
    して直角な面に対して第1歯部とは反対側に第2角度だ
    け傾斜しており、第1角度が第2角度の略同等以下の大
    きさに設定されており、交差結合部は、カッターの歯部
    の幅以下のピッチでシート状材料をピッチ送りすること
    により、隣接するカッターの歯部の間の部分であってシ
    ート状材料を剪断しない部分によって形成されるように
    なっていることを特徴とする請求項3記載のエキスパン
    ド網の製造方法。
  5. 【請求項5】シート状材料から形成されたシート状のエ
    キスパンド網を有する格子体に、ペースト状活物質が保
    持されている鉛蓄電池用極板であって、 格子体は、網部と、少なくとも一辺に形成された無垢部
    からなる直線部とからなり、 網部は、上記直線部に対して傾斜した縦方向骨、上記直
    線部に略平行な横方向骨、及び該両骨の交差結合部によ
    り囲まれてなる網目を多数有し、各網目のうち上記直線
    部に隣接していないものは、略平行な1対の横方向骨、
    略平行な1対の縦方向骨、及び対向した1対の交差結合
    部により囲まれており、横方向に隣接する網目は互いに
    縦方向骨を共有しており、 横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に引き延
    ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は上記シ
    ート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延ばされ
    た長さを有しており、 一辺の上記直線部には、縦方向骨の延長方向側に位置す
    る耳部が形成されていることを特徴とする鉛蓄電池用極
    板。
  6. 【請求項6】シート状材料から形成されたシート状のエ
    キスパンド網を有する格子体に、ペースト状活物質が保
    持されている鉛蓄電池用極板であって、 格子体は、網部と、対向する二辺に形成された無垢部か
    らなる直線部とからなり、 網部は、上記直線部に対して傾斜した縦方向骨、上記直
    線部に略平行な横方向骨、及び該両骨の交差結合部によ
    り囲まれてなる網目を多数有し、各網目のうち上記直線
    部に隣接していないものは、略平行な1対の横方向骨、
    略平行な1対の縦方向骨、及び対向した1対の交差結合
    部により囲まれており、横方向に隣接する網目は互いに
    縦方向骨を共有しており、 横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に引き延
    ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は上記シ
    ート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延ばされ
    た長さを有しており、 上記直線部以外の一辺には、耳部を備えた集電部が両側
    の上記直線部の端部に渡って取付けられていることを特
    徴とする鉛蓄電池用極板。
  7. 【請求項7】シート状材料から形成されたシート状のエ
    キスパンド網を有する格子体に、ペースト状活物質が保
    持されている鉛蓄電池用極板であって、 格子体は、網部と、対向する二辺に形成された無垢部か
    らなる直線部とからなり、 網部は、上記直線部に対して傾斜した縦方向骨、上記直
    線部に略平行な横方向骨、及び該両骨の交差結合部によ
    り囲まれてなる網目を多数有し、各網目のうち上記直線
    部に隣接していないものは、略平行な1対の横方向骨、
    略平行な1対の縦方向骨、及び対向した1対の交差結合
    部により囲まれており、横方向に隣接する網目は互いに
    縦方向骨を共有しており、 横方向骨は上記シート状材料の状態から実質的に引き延
    ばされてはいない長さを有しており、縦方向骨は上記シ
    ート状材料の状態から破断限度内の範囲で引き延ばされ
    た長さを有しており、 一方の上記直線部の端部を延長することにより、その直
    線部に耳部が形成されていることを特徴とする鉛蓄電池
    用極板。
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