JPH0765837A - 鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法並にレシ プロ式エキスパンダー - Google Patents
鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法並にレシ プロ式エキスパンダーInfo
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- JPH0765837A JPH0765837A JP3268130A JP26813091A JPH0765837A JP H0765837 A JPH0765837 A JP H0765837A JP 3268130 A JP3268130 A JP 3268130A JP 26813091 A JP26813091 A JP 26813091A JP H0765837 A JPH0765837 A JP H0765837A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易且つ安価に製造し得られ、且つ跳ね上が
りを起こさない極板をもたらす蓄電池極板用エキスパン
ド格子体の製造法を提供する。 【構成】 レシプロ式エキスパンダーのダイス群列の1
番目のダイス1として、その先端の切刃1aに隣接して
押圧用傾斜面1cを形成したダイスを備え、これにより
蓄電池極板用エキスパンド格子体を製造する。
りを起こさない極板をもたらす蓄電池極板用エキスパン
ド格子体の製造法を提供する。 【構成】 レシプロ式エキスパンダーのダイス群列の1
番目のダイス1として、その先端の切刃1aに隣接して
押圧用傾斜面1cを形成したダイスを備え、これにより
蓄電池極板用エキスパンド格子体を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用などの鉛蓄電
池極板用エキスパンド格子体の製造法並にレシプロ式エ
キスパンダーに関する。
池極板用エキスパンド格子体の製造法並にレシプロ式エ
キスパンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鉛蓄電池極板用エキスパンド格子
体の製造法として、帯状鉛シートをレシプロ式エキスパ
ンダーに間歇的に移動供給して、該エキスパンダーに備
えた該帯状鉛シートの移動方向に応じてその左右両側か
ら中央部にかけて間隔が狭まるように多数のダイスを左
右に平行に配列されて成るダイス群列とこれらダイス群
列にかみ合うよう多数のカッターを左右に平行に配設さ
れて成るカッター群列とを、該帯状鉛シートの間歇的移
動に応じて上下往復動によるかみ合わせを繰り返して、
該薄板に切込みと拡張を与えて該薄板の両側縁に縁骨の
切込み形成と次でその内側から中央部へかけて順次網状
格子目を形成するいわゆるエキスパンド加工を行い製造
する方法は公知である。
体の製造法として、帯状鉛シートをレシプロ式エキスパ
ンダーに間歇的に移動供給して、該エキスパンダーに備
えた該帯状鉛シートの移動方向に応じてその左右両側か
ら中央部にかけて間隔が狭まるように多数のダイスを左
右に平行に配列されて成るダイス群列とこれらダイス群
列にかみ合うよう多数のカッターを左右に平行に配設さ
れて成るカッター群列とを、該帯状鉛シートの間歇的移
動に応じて上下往復動によるかみ合わせを繰り返して、
該薄板に切込みと拡張を与えて該薄板の両側縁に縁骨の
切込み形成と次でその内側から中央部へかけて順次網状
格子目を形成するいわゆるエキスパンド加工を行い製造
する方法は公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のレシプロ式
エキスパンダーにより製造された帯状のエキスパンド格
子体は、図8及び図9に示す形態を有する。図8は、該
エキスパンド格子体の一部の平面図、図9は、そのIX
−IX線横断面図である。図面で、Aはエキスパンド格
子体を示す。該エキスパンド格子体Aは、図9示に明ら
かなように、その左右の両外側に切込み形成された縁骨
A1,A1はそのエキスパンド網状格子面に対し直立し
た状態に得られる。図面でA2は網目、A3は網目A2
を形成するストランド、A4はストランドA3,A3の
交叉部、即ち結節部を示す。従って、かゝる直立した縁
骨A1をもった帯状エキスパンド格子体に活物質ペース
トを充填し、これから図10及び図11に示す如く、所
定寸法形状の活物質ペーストBを充填した極板Cを形成
した時は、極板群の組立時などの取扱いにおいて、該直
立した縁骨が外側の極板その他の器物にひっかゝり、そ
の一部が外側に符号aで示すように外側に折れ曲がり、
即ち跳ね上がり、不良極板となることがしばしば見られ
る。製造された該帯状エキスパンド格子体に活物質ペー
ストを充填する前に、そのエキスパンド面を一定の厚さ
に圧縮するプレス加工を行うことが一般であり、好まし
いが、そのまゝプレス加工すると、そのエキスパンド面
よりやゝ高い両側の直立した縁骨A1,A1が邪魔にな
り、所定の厚さに圧縮するに適しないので、このプレス
加工前に該帯状エキスパンド格子体に、その該縁骨
A1,A1を横倒する左右に配したローラー等による2
次加工が必要であった。従って、該帯状エキスパンド格
予体の製造後、かゝる2次加工を行うことなく直ちに該
格子体を所定の肉薄とするプレス加工を行うことがで
き、而もその後の活物質ペーストの充填を行い、所定の
寸法形状の極板に打抜いた後、該極板の組立時などに前
記の縁骨の跳ね上がり現象を起こさず、円滑に良好な極
板群の組立てをもたらすことができるエキスパンド加工
法が望まれる。
エキスパンダーにより製造された帯状のエキスパンド格
子体は、図8及び図9に示す形態を有する。図8は、該
エキスパンド格子体の一部の平面図、図9は、そのIX
−IX線横断面図である。図面で、Aはエキスパンド格
子体を示す。該エキスパンド格子体Aは、図9示に明ら
かなように、その左右の両外側に切込み形成された縁骨
A1,A1はそのエキスパンド網状格子面に対し直立し
た状態に得られる。図面でA2は網目、A3は網目A2
を形成するストランド、A4はストランドA3,A3の
交叉部、即ち結節部を示す。従って、かゝる直立した縁
骨A1をもった帯状エキスパンド格子体に活物質ペース
トを充填し、これから図10及び図11に示す如く、所
定寸法形状の活物質ペーストBを充填した極板Cを形成
した時は、極板群の組立時などの取扱いにおいて、該直
立した縁骨が外側の極板その他の器物にひっかゝり、そ
の一部が外側に符号aで示すように外側に折れ曲がり、
即ち跳ね上がり、不良極板となることがしばしば見られ
る。製造された該帯状エキスパンド格子体に活物質ペー
ストを充填する前に、そのエキスパンド面を一定の厚さ
に圧縮するプレス加工を行うことが一般であり、好まし
いが、そのまゝプレス加工すると、そのエキスパンド面
よりやゝ高い両側の直立した縁骨A1,A1が邪魔にな
り、所定の厚さに圧縮するに適しないので、このプレス
加工前に該帯状エキスパンド格子体に、その該縁骨
A1,A1を横倒する左右に配したローラー等による2
次加工が必要であった。従って、該帯状エキスパンド格
予体の製造後、かゝる2次加工を行うことなく直ちに該
格子体を所定の肉薄とするプレス加工を行うことがで
き、而もその後の活物質ペーストの充填を行い、所定の
寸法形状の極板に打抜いた後、該極板の組立時などに前
記の縁骨の跳ね上がり現象を起こさず、円滑に良好な極
板群の組立てをもたらすことができるエキスパンド加工
法が望まれる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の要望を
満足し、帯状シートのエキスパンド加工後前記の2次加
工を要せず、直ちに所定の肉薄とするプレス加工を行う
ことができ、従って、従来法に比し簡単且つ安価に製造
できる鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法に係
り、帯状シートの間歇移動方向に、その左右両側縁から
中央部にかけて間隔が順次狭くなるように多数のダイス
を左右に平行に配設されて成るダイス群列と、これらダ
イス群列にかみ合うように多数のカッターを左右に平行
に配設されて成るカッター群列とを具備すると共に、該
帯状シートの間歇的移動に応じて上下往復動により該カ
ッター群列と該カッター群列とのかみ合わせを繰り返し
て、該薄板に切込みと拡張を与えて該薄板の両側縁に縁
骨の形成に次でその内側から中央部にかけて順次網状格
子目を形成するエキスパンド加工を行うレシプロ式エキ
スパンダーを使用して鉛蓄電池極板用エキスパンド格子
体を製造する方法において、該左右の該ダイス群列の最
外側に位置する縁骨形成用の第1番目のダイスとしてそ
の先端の切刃に隣接して押圧用傾斜面を形成したものを
具備せしめたレシプロ式エキスパンダーを使用して該帯
状薄板にエキスパンド加工を行うことを特徴とする。
満足し、帯状シートのエキスパンド加工後前記の2次加
工を要せず、直ちに所定の肉薄とするプレス加工を行う
ことができ、従って、従来法に比し簡単且つ安価に製造
できる鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法に係
り、帯状シートの間歇移動方向に、その左右両側縁から
中央部にかけて間隔が順次狭くなるように多数のダイス
を左右に平行に配設されて成るダイス群列と、これらダ
イス群列にかみ合うように多数のカッターを左右に平行
に配設されて成るカッター群列とを具備すると共に、該
帯状シートの間歇的移動に応じて上下往復動により該カ
ッター群列と該カッター群列とのかみ合わせを繰り返し
て、該薄板に切込みと拡張を与えて該薄板の両側縁に縁
骨の形成に次でその内側から中央部にかけて順次網状格
子目を形成するエキスパンド加工を行うレシプロ式エキ
スパンダーを使用して鉛蓄電池極板用エキスパンド格子
体を製造する方法において、該左右の該ダイス群列の最
外側に位置する縁骨形成用の第1番目のダイスとしてそ
の先端の切刃に隣接して押圧用傾斜面を形成したものを
具備せしめたレシプロ式エキスパンダーを使用して該帯
状薄板にエキスパンド加工を行うことを特徴とする。
【0005】
【作用】該帯状シートを間歇的に移動させ、この間歇移
動に応じて該レシプロ式エキスパンダーの該左右の該ダ
イス群列と該左右のカッター群列のかみ合わせを繰り返
し行うエキスパンド加工工程において、先ず、該ダイス
群列の最外側の該第1番目のダイスの先端の切刃によ
り、該帯状シートの両側縁に縁骨が切込み形成されると
同時に、その夫々の第1番目のダイスに設けた該押圧用
傾斜面により該左右に形成された該縁骨を斜め上方から
押圧してこれを外側に傾倒せしめる。次で、第2番目以
後の該ダイス群列とこれに対応する該カッター群列のか
み合わせを繰り返すことにより、外側から中央部にかけ
て順次網状格子目の拡張形成が行われる。かくして、左
右の縁骨が外側に傾倒された状態をもち、中央部に帯状
シートの平坦板部を残してその左右に帯状のエキスパン
ド面を形成された帯状の鉛蓄電池極板用エキスパンド格
子体が製造される。このように、左右の該ダイス群列の
該第1番目の縁骨形成用ダイスとしてその先端の切刃に
隣接して押圧用傾斜面を形成したものを備えたレシプロ
式エキスパンダーにより、本発明の上記帯状エキスパン
ド格子体が得られる。
動に応じて該レシプロ式エキスパンダーの該左右の該ダ
イス群列と該左右のカッター群列のかみ合わせを繰り返
し行うエキスパンド加工工程において、先ず、該ダイス
群列の最外側の該第1番目のダイスの先端の切刃によ
り、該帯状シートの両側縁に縁骨が切込み形成されると
同時に、その夫々の第1番目のダイスに設けた該押圧用
傾斜面により該左右に形成された該縁骨を斜め上方から
押圧してこれを外側に傾倒せしめる。次で、第2番目以
後の該ダイス群列とこれに対応する該カッター群列のか
み合わせを繰り返すことにより、外側から中央部にかけ
て順次網状格子目の拡張形成が行われる。かくして、左
右の縁骨が外側に傾倒された状態をもち、中央部に帯状
シートの平坦板部を残してその左右に帯状のエキスパン
ド面を形成された帯状の鉛蓄電池極板用エキスパンド格
子体が製造される。このように、左右の該ダイス群列の
該第1番目の縁骨形成用ダイスとしてその先端の切刃に
隣接して押圧用傾斜面を形成したものを備えたレシプロ
式エキスパンダーにより、本発明の上記帯状エキスパン
ド格子体が得られる。
【0006】
【実施例】次に本発明の鉛蓄電池極板用エキスパンド格
子体の製造法と、これを製造する本発明のエキスパンダ
ーの実施例を添付図面につき説明する。図1は、一端か
ら他端にかけて漸次間隔が漸次狭くなるように左右に配
列された多数個のダイス1,1,1,…及び1,1,
1,…から成るダイス群列2,2を示す。即ち、該左右
のかゝるダイス群列2,2の配設は、一端から他端にか
け順次間隔が狭くなり、且つ互いに平行する階段状の側
面をもつ固定板3のこれら左右の階段状側面に、左右の
夫々のダイス1,1,1,…を取り付け用ねじ4,4,
4,…及び4,4,4,…により取り付けることにより
得られる。図2は、前記の左右のダイス群列のダイス
1,1,1,…及び1,1,1,…とかみ合うように、
カッター板5の左右側面に一端から他端にかけて漸次間
隔が狭くなるように階段状に左右に互いに平行に配設さ
れた多数のカッター6,6,…及び6,6,…から成る
カッター群列7,7を示す。かくして、上記ダイス群列
2,2を水平に配し、その下方に対向して上記カッター
群列7,7を水平に配し、該ダイス群列2,2を該固定
板3を介し駆動源の駆動により上下動せしめることによ
り、該カッター群列7,7の左右の夫々のカッター6,
6,…及び6,6,…と繰り返しかみ合うようにしたレ
シプロ式エキスパンダーを構成する。該レシプロ式エキ
スパンダにより、鉛蓄電池用エキスパンド格子体を製造
するには、上下に平行に配設した該ダイス群列2,2と
該カッター群列7,7との間に、その左右の幅の広い方
の一端側から所定の幅をもつ鉛又は鉛合金から成る帯状
シートを間歇移動により供給し、その間歇移動における
停止時毎に、上下の該ダイス群列2,2と、該カッター
群列7,7とをかみ合わせることを繰り返すようにし、
この間に、先ずその左右に配設のダイス群列2,2の最
外側に位置する左右の第1番目のダイス1,1とカッタ
ー群列7,7の最外側に位置する左右の第1番目のカッ
ター6,6とのかみ合いにより、該帯状シートの両側縁
を切込んで縁骨を形成し、次で第2番目以降の左右のダ
イス群列1,1,1,…と第2番目以降の左右のカッタ
ー6,6,…により順次内側に中央部に向い網状格子目
の拡張形成を順次行ういわゆる帯状シートのエキスパン
ド加工を行うことにより得られる。
子体の製造法と、これを製造する本発明のエキスパンダ
ーの実施例を添付図面につき説明する。図1は、一端か
ら他端にかけて漸次間隔が漸次狭くなるように左右に配
列された多数個のダイス1,1,1,…及び1,1,
1,…から成るダイス群列2,2を示す。即ち、該左右
のかゝるダイス群列2,2の配設は、一端から他端にか
け順次間隔が狭くなり、且つ互いに平行する階段状の側
面をもつ固定板3のこれら左右の階段状側面に、左右の
夫々のダイス1,1,1,…を取り付け用ねじ4,4,
4,…及び4,4,4,…により取り付けることにより
得られる。図2は、前記の左右のダイス群列のダイス
1,1,1,…及び1,1,1,…とかみ合うように、
カッター板5の左右側面に一端から他端にかけて漸次間
隔が狭くなるように階段状に左右に互いに平行に配設さ
れた多数のカッター6,6,…及び6,6,…から成る
カッター群列7,7を示す。かくして、上記ダイス群列
2,2を水平に配し、その下方に対向して上記カッター
群列7,7を水平に配し、該ダイス群列2,2を該固定
板3を介し駆動源の駆動により上下動せしめることによ
り、該カッター群列7,7の左右の夫々のカッター6,
6,…及び6,6,…と繰り返しかみ合うようにしたレ
シプロ式エキスパンダーを構成する。該レシプロ式エキ
スパンダにより、鉛蓄電池用エキスパンド格子体を製造
するには、上下に平行に配設した該ダイス群列2,2と
該カッター群列7,7との間に、その左右の幅の広い方
の一端側から所定の幅をもつ鉛又は鉛合金から成る帯状
シートを間歇移動により供給し、その間歇移動における
停止時毎に、上下の該ダイス群列2,2と、該カッター
群列7,7とをかみ合わせることを繰り返すようにし、
この間に、先ずその左右に配設のダイス群列2,2の最
外側に位置する左右の第1番目のダイス1,1とカッタ
ー群列7,7の最外側に位置する左右の第1番目のカッ
ター6,6とのかみ合いにより、該帯状シートの両側縁
を切込んで縁骨を形成し、次で第2番目以降の左右のダ
イス群列1,1,1,…と第2番目以降の左右のカッタ
ー6,6,…により順次内側に中央部に向い網状格子目
の拡張形成を順次行ういわゆる帯状シートのエキスパン
ド加工を行うことにより得られる。
【0007】本発明によれば、上記の左右のダイス群列
2,2の各第1番目のダイス1として、その先端の切刃
に隣接して押圧用傾斜面を形成したものを作製し、これ
を用いるものである。図3及び図4は、ダイス群列2の
第1番目に配設するためのダイス1の1例を示す。該ダ
イス1は、従来のダイスと同様に、その先端に切刃1a
を有し、その基部に前記の固定板3に取り付けるための
固定用具4を挿通するための孔1bを有する点は変りな
いが、その側面に該孔1bの貫通孔と直交する側面の下
部に切刃1aに隣接し、押圧用傾斜面1cを設けたこと
を特徴とする。押圧用傾斜面1cは、ダイスの1側面の
みに設けるだけで足りるが、図示のように、該ダイス1
の両側面に設けることが一般であり、好ましい。即ち、
該固定板3の右側又は左側のいずれに取り付ける場合で
も、その押圧用傾斜面1cのある側の向きを配慮せず
に、必ず、その切刃1aの外側に傾斜面1cを存せしめ
ることができ便利である。
2,2の各第1番目のダイス1として、その先端の切刃
に隣接して押圧用傾斜面を形成したものを作製し、これ
を用いるものである。図3及び図4は、ダイス群列2の
第1番目に配設するためのダイス1の1例を示す。該ダ
イス1は、従来のダイスと同様に、その先端に切刃1a
を有し、その基部に前記の固定板3に取り付けるための
固定用具4を挿通するための孔1bを有する点は変りな
いが、その側面に該孔1bの貫通孔と直交する側面の下
部に切刃1aに隣接し、押圧用傾斜面1cを設けたこと
を特徴とする。押圧用傾斜面1cは、ダイスの1側面の
みに設けるだけで足りるが、図示のように、該ダイス1
の両側面に設けることが一般であり、好ましい。即ち、
該固定板3の右側又は左側のいずれに取り付ける場合で
も、その押圧用傾斜面1cのある側の向きを配慮せず
に、必ず、その切刃1aの外側に傾斜面1cを存せしめ
ることができ便利である。
【0008】図1の最外側の一端の左右に取り付けられ
た第1番目のダイス1は、上記の図3及び図4示の本発
明のダイス1を取り付けたもので、図5はその拡大側面
図及び図6はその正面図を示す。かくして、その押圧用
傾斜面1cは、斜め下向きに配向される。上記の押圧用
傾斜面1cをもつ第1番目のダイス1を左右に備えた本
発明のレシプロ式エキスパンダーを用いて、帯状シート
にエキスパンダー加工するときは、該帯状シートは、そ
の両側縁はその左右の第1番目のダイス1,1の切刃1
a,1aにより切込まれると共に、その押圧用傾斜面1
c,1cにより該切込み形成された両側の縁骨に夫々斜
め下方の押圧力が加わり、外方へ傾倒される。第2番目
以降のダイス1,1,…は従来のダイスと変りがなく、
爾後の該帯状シートの間歇移動により上記のエキスパン
ド加工が行われ、かくして、図7に示す本発明の帯状鉛
蓄電池極板用エキスパンド格子体8が得られる。図7
は、該格子体8の幅方向の断面図を示し、その両側の縁
骨8a,8aは、外側に傾倒された状態で得られる。従
って、これに直ちに所定の肉薄にプレス加工を施すこと
ができ、その際、その傾倒状態の縁骨8a,8aは、水
平に横倒されて、全体が平坦な所定肉薄のエキスパンド
格子体が得られる。従って、これに、活物質ペーストを
充填し、所定の寸法大きさの極板に打抜くときは、水平
に寝た縁骨をもつ極板として得られるので、運搬、極板
群の組立時などに従来の直立縁骨をもつ極板で生じてい
た直立縁骨のひっかけによる跳ね上がり現象が解消さ
れ、円滑に無駄なく極板群を構成することができる。図
面で、8bは網目、8cは網目を形成するストランド、
8dはストランド8cの交叉する結節部を示す。
た第1番目のダイス1は、上記の図3及び図4示の本発
明のダイス1を取り付けたもので、図5はその拡大側面
図及び図6はその正面図を示す。かくして、その押圧用
傾斜面1cは、斜め下向きに配向される。上記の押圧用
傾斜面1cをもつ第1番目のダイス1を左右に備えた本
発明のレシプロ式エキスパンダーを用いて、帯状シート
にエキスパンダー加工するときは、該帯状シートは、そ
の両側縁はその左右の第1番目のダイス1,1の切刃1
a,1aにより切込まれると共に、その押圧用傾斜面1
c,1cにより該切込み形成された両側の縁骨に夫々斜
め下方の押圧力が加わり、外方へ傾倒される。第2番目
以降のダイス1,1,…は従来のダイスと変りがなく、
爾後の該帯状シートの間歇移動により上記のエキスパン
ド加工が行われ、かくして、図7に示す本発明の帯状鉛
蓄電池極板用エキスパンド格子体8が得られる。図7
は、該格子体8の幅方向の断面図を示し、その両側の縁
骨8a,8aは、外側に傾倒された状態で得られる。従
って、これに直ちに所定の肉薄にプレス加工を施すこと
ができ、その際、その傾倒状態の縁骨8a,8aは、水
平に横倒されて、全体が平坦な所定肉薄のエキスパンド
格子体が得られる。従って、これに、活物質ペーストを
充填し、所定の寸法大きさの極板に打抜くときは、水平
に寝た縁骨をもつ極板として得られるので、運搬、極板
群の組立時などに従来の直立縁骨をもつ極板で生じてい
た直立縁骨のひっかけによる跳ね上がり現象が解消さ
れ、円滑に無駄なく極板群を構成することができる。図
面で、8bは網目、8cは網目を形成するストランド、
8dはストランド8cの交叉する結節部を示す。
【0009】
【発明の効果】このように本発明によるときは、レシプ
ロ式エキスパンダーの左右に配設したダイス群列の最外
側に位置する第1番目のダイスにその先端の切刃に隣接
して押圧用傾斜面を設けたので、該帯状シートの両側縁
に切込みにより形成される縁骨を外方へ傾倒せしめるこ
とができ、従って、かくして得られるエキスパンド格子
体を、直ちに所定の肉薄とするプレス加工を施すことが
でき、従来法で製造したエキスパンド格子体では、プレ
ス加工にかける前に、その両側の直立した縁骨をローラ
ー等により横倒する2次加工を省略でき、製造コストの
低下をもたらす等の効果を有する。又、縁骨のひっか
け、跳ね上がり現象を解消し、無駄のない円滑な蓄電池
用極板の製造をもたらす等の効果を有する。
ロ式エキスパンダーの左右に配設したダイス群列の最外
側に位置する第1番目のダイスにその先端の切刃に隣接
して押圧用傾斜面を設けたので、該帯状シートの両側縁
に切込みにより形成される縁骨を外方へ傾倒せしめるこ
とができ、従って、かくして得られるエキスパンド格子
体を、直ちに所定の肉薄とするプレス加工を施すことが
でき、従来法で製造したエキスパンド格子体では、プレ
ス加工にかける前に、その両側の直立した縁骨をローラ
ー等により横倒する2次加工を省略でき、製造コストの
低下をもたらす等の効果を有する。又、縁骨のひっか
け、跳ね上がり現象を解消し、無駄のない円滑な蓄電池
用極板の製造をもたらす等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の1例のレシプロ式エキスパンダー
のダイス群列の上面図である。
のダイス群列の上面図である。
【図2】本発明実施の1例のレシプロ式エキスパンダー
のカッター群列の上面図である。
のカッター群列の上面図である。
【図3】本発明の実施の1例の縁骨形成用ダイスの正面
図である。
図である。
【図4】図3示のダイスの側面図である。
【図5】図1示のダイス群列の要部の側面図である。
【図6】図1示のダイス群列の要部の正面図である。
【図7】本発明の製造法の1例により得られた鉛蓄電池
極板用エキスパンド格子体の横断面図である。
極板用エキスパンド格子体の横断面図である。
【図8】従来のレシプロ式エキスパンダーにより得られ
た鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の一部の上面図で
ある。
た鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の一部の上面図で
ある。
【図9】図8のIX−IX線裁断面図である。
【図10】従来のエキスパンド格子体を用いた活物質ペ
ースト充填極板の正面図である。
ースト充填極板の正面図である。
【図11】図10のXI−XI線裁断面図である。
1 ダイス 1a 切刃
1C 押圧用傾斜面 2 ダイス群列 6 カッター 7
カッター群列
1C 押圧用傾斜面 2 ダイス群列 6 カッター 7
カッター群列
Claims (2)
- 【請求項1】 帯状シートの間歇移動方向に、その左右
両側縁から中央部にかけて間隔が順次狭くなるように多
数のダイスを左右に平行に配設されて成るダイス群列
と、これらダイス群列にかみ合うように多数のカッター
を左右に平行に配設されて成るカッター群列とを具備す
ると共に、該帯状シートの間歇的移動に応じて上下往復
動により該カッター群列と該カッター群列とのかみ合わ
せを繰り返して、該薄板に切込みと拡張を与えて該薄板
の両側縁に縁骨の形成に次で、その内側から中央部にか
けて順次網状格子目を形成するエキスパンド加工を行う
レシプロ式エキスパンダーを使用して鉛蓄電池極板用エ
キスパンド格子体を製造する方法において、該左右の該
ダイス群列の最外側に位置する縁骨形成用の第1番目の
ダイスとしてその先端の切刃に隣接して押圧用傾斜面を
形成したものを具備せしめたレシプロ式エキスパンダー
を使用して該帯状薄板にエキスパンド加工を行うことを
特徴とする鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造
法。 - 【請求項2】 エキスパンド加工されるべき帯状シート
の間歇的移動方向に漸次狭幅となるように左右に夫々多
数のダイスを配列して成るダイス群列を備えたレシプロ
式エキスパンダーにおいて、その左右のダイス群列の最
外側に位置する縁骨形成用の第1番目のダイスとして、
その先端の切刃に隣接して押圧用傾斜面を形成して成る
ダイスを備えて成るレシプロ式エキスパンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268130A JPH0828218B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法並びにその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3268130A JPH0828218B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法並びにその製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0765837A true JPH0765837A (ja) | 1995-03-10 |
JPH0828218B2 JPH0828218B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=17454305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3268130A Expired - Fee Related JPH0828218B2 (ja) | 1991-07-17 | 1991-07-17 | 鉛蓄電池極板用エキスパンド格子体の製造法並びにその製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0828218B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002050361A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | エキスパンド網目シートの製造方法および鉛蓄電池用格子体の製造方法およびそれを用いた鉛蓄電池 |
-
1991
- 1991-07-17 JP JP3268130A patent/JPH0828218B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002050361A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | エキスパンド網目シートの製造方法および鉛蓄電池用格子体の製造方法およびそれを用いた鉛蓄電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0828218B2 (ja) | 1996-03-21 |
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