JP3398513B2 - 鉛蓄電池用エキスパンド格子体の製造型 - Google Patents

鉛蓄電池用エキスパンド格子体の製造型

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉛蓄電池の極板に用い
られるエキスパンド格子体の製造型に関するものであ
り、詳しくは、製造型のダイスに設置される刃の改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉛蓄電池の極板に用いられる格
子体の製造方法としては、鋳造方式とエキスパンド方式
があるが、最近のメンテナンスフリーの要求に対応して
開発されたカルシウム合金からなる格子体は、生産性の
高いエキスパンド方式で生産される傾向にある。エキス
パンド方式では、上部に配置した、V字形の刃先を有す
る複数の刃(以下、V字形刃とする)からなるダイスの
上下運動により、下部に配置された、先に行くに従って
左右の間隔が狭まる階段状の平面をもつカッターとの間
に送り込まれる鉛合金シートに切り込みを入れながら網
状に展開していく方法が広く用いられている。図1は、
エキスパンド加工時の製造型の側面図である。上部に、
複数のV字形刃1を有するダイス2が配置されており、
その下部には、カッター3が配置されている。ダイス2
には、鉛合金シート4に切り込みを入れ、展開して菱形
の網目5を有するエキスパンド格子体を形成するための
V字形刃1が、一列に15個程度配置されている。これ
らV字形刃1の列が、ダイス2上に左右2列、鉛合金シ
ート4の進行方向に向かって順次、相互間隔が狭くなる
ように配置されている。これらのV字形刃1を、シート
4が供給されてくる入材側から順に、第1刃、第2刃、
・・・および第n刃とする。図1において、左側より前
記鉛合金シート4が、網目5を形成する長さ毎に間欠的
に送り込まれる。そして、シート4の送りと同期して前
記ダイス2が下がり、V字形刃1が鉛合金シート4の表
面に切り込みをいれると同時に、V字形刃1のうち、第
2刃以降の刃1bは、入材側刃先の面10および出材側
刃先の面11によってそれらに接する部分を伸張させ、
菱形の網目5を形成する。V字形刃の第1刃1aから順
に、それぞれ鉛合金シート4の外側部から内側部にかけ
て順次、網目5を形成する。これを高速度で繰り返すこ
とにより、網状構造のエキスパンド格子体が形成され
る。V字形刃1のうち、第1刃1aを図4および図5に
示す。第1刃1aは、エキスパンド格子体の底部9を平
坦にするために、刃先には平坦な底面12を有する。ま
た、第2刃以降の、楔形先端をもったV字形刃1bを図
6および図7に示す。従来、これらの刃の長さ方向、す
なわち刃の軸線方向に対してこのV字刃1の刃先面が交
差して作る、入材側および出材側の刃先の角度(それぞ
れαおよびβ)は同じものが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
キスパンド格子体用の製造型を用いると、鉛合金シート
4の側部から順次、V字形刃1により切り込みを入れな
がら菱形の網目5を形成していく際に、網目5を構成す
る骨6が破断する現象が生じていた。この破断は、骨6
が切り込みと同時に伸張されていく際に、このダイス2
の上下運動速度が非常に速いため、鉛合金シート4に接
続している刃の入材側の骨7が十分に伸張されない一方
で、既に形成された網目5を構成している刃の出材側の
骨8が規定寸法以上に伸ばされることに起因する。特
に、V字形刃1の刃先の角度を鋭角とし、骨6の伸張率
を高くするとその影響は大きくなって現れる。本発明の
目的は、エキスパンド加工時の骨の伸張を均一化させる
ことにより、骨の破断を抑制し、エキスパンド格子体の
生産性と品質を向上させた鉛蓄電池用エキスパンド格子
体の製造型を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の鉛蓄電池用エキ
スパンド格子体の製造型は、先に行くに従って左右の間
隔が狭まった階段状の平面をもつカッターと、多数のV
字形の刃を有し、前記カッターに対して上下運動するダ
イスからなり、前記カッターと前記ダイスの間に送り込
まれる鉛合金シートを網状加工するエキスパンド格子体
の製造型において、前記V字形刃における出材側の刃先
面の刃軸線に対する交差角度が、入材側の刃先面の刃軸
線に対する交差角度よりも小さいことを特徴とする。な
お、このダイスに設けたV形刃の入材側の刃先面の刃
軸線に対する交差角度と出材側の刃先面の刃軸線に対す
る交差角度の比は、1:0.83〜0.95であること
が好ましい。
【0005】
【作用】鉛合金シートを展開する際に網目を形成する骨
は、刃の入材側の刃先に接する部分と出材側の刃先に接
する部分とでは、伸びやすさが異なっている。本発明に
よれば、V字形刃の入材側と出材側の刃先角度を調整す
ることにより、鉛合金シートを展開する際に網目を形成
する骨にかかる応力を分散して、骨の伸張を均一にでき
る。このため、エキスパンド格子体の形成時の骨の破断
を抑制することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に従っ
て説明する。図1に、エキスパンド加工時の、製造型の
側面図を示す。エキスパンド加工時に、鉛合金シート4
が矢印の方向から送り込まれると、このV字形刃1によ
って切り込みが入れられ、同時に伸張されることによ
り、菱形の網目5が形成される。この網目5を構成する
骨6が形成される際に、刃の入材側の骨7は、シートに
直接つながっているために入材側の刃先の面10に従っ
て形成される。一方で、出材側の骨8は、既に形成され
た菱形の網目5を構成する骨の一辺も兼ねているため伸
びやすい。そのため、V字形刃1の長さ方向に対する刃
先面のうち、出材側の角度βは比較的小さくても十分に
対応できるが、出材側の骨8の長さは入材側の骨7より
短くなる。
【0007】このV字形刃1の入材側刃先面と出材側刃
先面とが作り出す刃先角度(すなわち、α+β)は、一
般に100〜120度が最適である。この角度が前記範
囲より小さい場合には、もとの長さに対する骨6の伸張
率が大きくなり、伸張率が30%以上になると完全な骨
6の破断につながる。さらに、破断しなくとも、骨6を
構成する鉛合金内部に伸張時の応力が残留し、鉛蓄電池
として使用中に応力腐食を起こしやすく、腐食破断する
可能性が生じる。一方、刃先の角度が前記範囲よりも大
きいと、網目5を構成する部分の面積が小さくなり、格
子と活物質のバランスが崩れるとともに、活物質の充填
容積の減少となり、好ましくない。
【0008】図2に本実施例のV字形刃1の第1刃1a
を示す。また、図3にV字形刃1の第2刃以降の刃1b
の形状を示す。この第1刃1aは、鉛合金シート4に切
り込みを入れるための、第2刃以降の刃1bと同様の刃
先角度(αおよびβ)をもった入材側刃先の面10およ
び出材側刃先の面11を有するとともに、エキスパンド
格子体の底部9を平坦にするための平坦底面12を有す
る。
【0009】本実施例では、すべてのV字形刃1の刃先
角度(αおよびβ)を等しく115度とし、V字形刃に
おける入材側の刃先面の刃軸線に対する角度αおよびV
字形刃1の出材側における刃先面の刃軸線に対するの角
度βの比率を表1に示すように種々、変えたV字形刃1
を有する製造型について、エキスパンド格子体を100
00枚製造することにより、生産性の検討を行った。比
較例として、同じく刃先の角度を115度とし、αおよ
びβをともに57.5度としたV字形刃1を有する製造
型を用いて、エキスパンド格子体の製造を同様の条件で
行った。なお、本実施例および比較例に用いた鉛合金シ
ート5は、Pb−0.008%Caー1.05%Snの
組成のものである。
【0010】
【表1】
【0011】上記検討の結果を図8に示す。V字形刃1
の、入材側刃先面の刃軸線に対する交差角度と出材側刃
先面の刃軸線に対する交差角度の比(β/α)が0.7
7未満になると、骨の伸張率が大きくなるため、骨破断
の発生率は急激に増大する。一方、β/αが0.83〜
0.95の場合、エキスパンド格子体の破断の発生率は
低く、安定したものとなる。しかし、0.95を超える
と、骨破断の発生率は増大し、1.05以上になると、
鉛合金シート4とつながっている部分が伸張に耐えられ
ず、そのため、破断の発生率はさらに増大する。V字形
刃1の刃先角度を100度、120度とした場合におい
ても、同様の結果が得られた。なお、V字形刃1に、そ
れぞれβ/αが0.83〜0.95のものを、従来のβ
/αが1のものと併用した場合においても、同様の効果
が得られた。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、エキス
パンド格子形成時の網目を構成する骨の伸張を均一にす
ることで、骨に生じる応力の不均一を緩和し、骨の破断
を減少させることができる。従って、格子体の生産性が
向上するとともに、この格子体を用いる極板の品質が安
定する。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉛蓄電池用エキスパンド格子体の製造型のエキ
スパンド加工時の側面図である。
【図2】本発明の実施例の鉛蓄電池用エキスパンド格子
体の製造型におけるダイスの第1刃の側面図である。
【図3】同第2刃以降の刃の側面図である。
【図4】従来の製造型におけるダイスの第1刃の側面図
である。
【図5】同刃の斜視図である。
【図6】従来の製造型におけるダイスの第2刃以降の刃
の側面図である。
【図7】同刃の斜視図である。
【図8】V字形刃の入材側および出材側の刃先面の刃軸
線に対する交差角度の比と、骨の破断不良の発生率を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 V字形刃 1a V字形刃の第1刃 1b V字形刃の第2刃以降の刃 2 ダイス 3 カッター 4 鉛合金シート 5 網目 6 骨 7 刃の入材側の骨 8 刃の出材側の骨 9 格子体底部 10 入材側刃先の面 11 出材側刃先の面 12 刃の底面 α V字形刃の入材側の刃先角度 β V字形刃の出材側の刃先角度
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−44428(JP,A) 特開 昭57−126076(JP,A) 特開 昭58−165251(JP,A) 国際公開94/15375(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 4/74 B21D 31/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先に行くに従って左右の間隔が狭まる階
    段状の平面をもつカッターと、多数のV字形の刃を有
    し、前記カッターに対して上下運動するダイスからな
    り、前記カッターと前記ダイスの間に送り込まれる鉛合
    金シートを網状加工するエキスパンド格子体の製造型に
    おいて、前記V字形刃における出材側の刃先面の刃軸線
    に対する交差角度が、入材側の刃先面の刃軸線に対する
    交差角度よりも小さい鉛蓄電池用エキスパンド格子体の
    製造型。
  2. 【請求項2】 前記入材側の刃先面の刃軸線に対する交
    差角度と出材側の刃先面の刃軸線に対する交差角度の比
    が1:0.83〜0.95である請求項1記載の鉛蓄電
    池用エキスパンド格子体の製造型。
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