JP3446116B2 - 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法 - Google Patents

生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法

Info

Publication number
JP3446116B2
JP3446116B2 JP24299298A JP24299298A JP3446116B2 JP 3446116 B2 JP3446116 B2 JP 3446116B2 JP 24299298 A JP24299298 A JP 24299298A JP 24299298 A JP24299298 A JP 24299298A JP 3446116 B2 JP3446116 B2 JP 3446116B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete block
block
concrete
ecological conservation
retaining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24299298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000073331A (ja
Inventor
春光 中山
Original Assignee
共和コンクリート工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 共和コンクリート工業株式会社 filed Critical 共和コンクリート工業株式会社
Priority to JP24299298A priority Critical patent/JP3446116B2/ja
Publication of JP2000073331A publication Critical patent/JP2000073331A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3446116B2 publication Critical patent/JP3446116B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Retaining Walls (AREA)
  • Revetment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、擁壁面のコンクリ
ートブロックとして用いる生態保全ブロック及びその積
み重ね施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の擁壁用のコンクリートブロック
は、擁壁の表面を構成する壁面部と、この壁面部の背面
に控え脚を突設した構成となっていて、このコンクリー
トブロックを河岸等の法面に積み重ね、背面の控え脚の
間にコンクリートを流し込んで固定するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の擁壁用のコンク
リートブロックでは、これを積み重ねることにより強固
な擁壁を構築できるが、これの壁面は、多少の凹凸はあ
るものの画一な表面構造となっているため、草木や昆虫
等の生物の生息環境にはなり得なかった。
【0004】また、このコンクリートブロックを積み重
ねる施工方法も、控え脚を設けた裏側にコンクリートを
流し込んだ、いわゆる練積み工法がとられており、高価
となると共に、このコンクリートの養生が必要となり、
工期も長くなるという問題があった。
【0005】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、治水上の安全性を確保した上で、多様性ある生物
の生息環境を創出し、豊かで安定的な生態保全を可能に
した生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る生態保全ブロックは、表面にて擁壁面
を構成するコンクリートブロックと、このコンクリート
ブロックの裏面に設けられ、かつ平面形状がコ字状で上
下方向を開放した網枠とからなり、コンクリートブロッ
クに表側から裏側に貫通する連通穴を設けた構成となっ
ている。
【0007】また上記した生態保全ブロックにおいて、
コンクリートブロックの正面形状を、横長の短冊状で、
かつ長手方向の一端部の下側角部に高さ方向の1/2の
大きさの切欠きを設け、また長手方向の他端部の上側角
部に高さ方向の1/2の大きさの切欠きを設けて長手方
向の両端部を点対称状に形成した形状とし、このコンク
リートブロックの長手方向両端部分の裏側に控え脚を突
設し、この控え脚に、上下方向に隣接する他のコンクリ
ートブロックの控え脚と相互にこれの突出方向に係合す
る係合部を設けると共に、上下方向に貫通する補助筋穴
を設けた構成となっている。
【0008】また上記した生態保全ブロックにおいて、
コンクリートブロックの正面形状を、横長の短冊状と
し、このコンクリートブロックの裏側で、かつ長手方向
の複数個所のそれぞれに、上下に離間させて2個ずつの
控え脚を突設し、上側の控え脚の上面と下側の控え脚の
下面のそれぞれに相互にこれの突出方向に係合する係合
部を設けると共に、上下の両控え脚に上下方向に貫通す
る補強筋穴を設けた構成となっている。
【0009】また上記した生態保全ブロックにおいて、
コンクリートブロックの表面にブロック状の凹凸を設け
ると共に、この凹凸の周囲の深目地部に連通穴を設け、
またコンクリートブロックの周囲面に不連続状に合端を
段状に設けた構成となっている。
【0010】そしてさらに、上記した生態保全ブロック
の積み重ね施工方法は、生態保全ブロックのコンクリー
トブロック部を、基礎コンクリート上に横方向に並べる
と共に、上方へ積み重ね、各控え脚に設けた補助筋穴に
補助筋を挿入して連結し、各コンクリートブロックの裏
面に設けた網枠内に割栗石、砕石、コンクリートガラ等
の瓦礫を詰めるようにした。
【0011】
【作 用】生態保全ブロックの各コンクリートブロック
を横方向に並べると共に上方へ積み重ねることにより擁
壁が構成される。そしてこのときの各コンクリートブロ
ックの裏側に網枠による空間が構成され、この各空間は
各コンクリートブロックにおいて上下方向に連通されて
いる。そしてこの各網枠内に割栗石やコンクリートガラ
等の瓦礫を詰め物として投入する。これにより、生態保
全ブロックは空積みされる。各コンクリートブロックの
表側と裏側は連通穴にて連通しているので、コンクリー
トブロックの裏側の瓦礫内の空間は上記連通穴を通して
擁壁の前側に連通される。
【0012】そして上記生態保全ブロックのコンクリー
トブロックの相互は、それぞれ上下方向に積み重ねられ
た状態で、各コンクリートブロックの控え脚に設けた補
強筋穴に挿入される補強筋にて補強される。
【0013】また上記生態保全ブロックの各コンクリー
トブロックは、これを横方向及び上方へ積み重ねた際
に、各コンクリートブロックの周囲面に設けられた合端
が互いに当接され、この各合端の不連続部が合端開口部
となって連通穴となる。生態保全ブロックを積み重ねた
擁壁の表面は、生態保全ブロックのコンクリートブロッ
クの表面に設けた凹凸及び、この凹凸による深目地によ
り自然の川の岸辺のような凹凸形状になり、この擁壁部
分は自然の川にマッチした自然環境を創出する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1から図3は本発明の実施の形態の一
例を示すもので、図中1は生態保全ブロックであり、こ
の生態保全ブロックは、表面にて擁壁面を構成するコン
クリートブロック2と、このコンクリートブロック2の
裏面に設けられる網枠3とからなっている。
【0015】コンクリートブロック2は、これの正面形
状が横長の短冊状で、かつ長手方向の一端部の下側角部
に高さ方向の1/2の大きさの切欠き4aが設けてあ
り、また長手方向の他端部の上側角部に高さ方向の1/
2の大きさの切欠き4bが設けてある。この長手方向の
両端部の形状はコンクリートブロック2の正面形状にお
いて点対称になっており、複数のコンクリートブロック
2を横方向に並べた状態で、両切欠き4a,4bが密に
噛み合うようになっている。
【0016】このコンクリートブロック2の周面には同
一高さで、かつ頂面を平面にして段状に形成された多数
の合端5が所定の間隔をあけて不連続に設けてある。
【0017】またこのコンクリートブロック2の表面に
は適当な形状の凹凸が設けられるが、この実施の形態で
は、高さ方向に2段に区切り、各段に複数の長四角状
で、かつ任意の高さに突出するブロック6が各段で横方
向に位相をずらせて並べて形成してあり、この各ブロッ
ク6の相互間が深目地となっている。そしてこのコンク
リートブロック2には、上記ブロック6の相互間の深目
地部の複数個所に表側から裏側へ連通する連通穴7が設
けてある。上記ブロック6の表面は平面状でもよいが、
これに石積(割肌)模様を設けてこれの美観を高めるよ
うにしても良い。
【0018】コンクリートブロック2の裏面には、これ
の長手方向両端部で、かつ切り欠かない部分に控え脚
8,8が設けてある。この両控え脚8,8の形状は同一
になっていて、その上面に台形状の突起9が、また下面
には、上記突起9が嵌合する台形の凹部10が設けてあ
る。そしてこの各控え脚8,8には上下に連通する補強
筋穴11が設けてある。
【0019】コンクリートブロック2の裏面に設けられ
る網枠3は、コンクリートブロック2の上下2段に分か
れており、各段の長さ方向一端部から他端部にわたって
平面形状が上下方向が開放されたコ字状になるように形
成された上下2段の網枠体3a,3bとなっている。こ
の両網枠体3a,3bのコンクリートブロック2よりの
突出長さは同一になっている。なおこの実施の形態で
は、網枠体3a,3bを上下2段に別々に設けた例を示
したが、これは上下一体であってもかまわない。またコ
字状形状以外の形状でもよい。網枠3の網目は適当な大
きさになっている。これは一般的には金網であるが、金
網に限るものではなく、プラスチックからなる網体でも
よい。なお金網の場合、これに亜鉛アルミ合金等の防蝕
金属をメッキして防蝕処理を施す。
【0020】上記構成の生態保全ブロック1を用いて擁
壁を構築する例を以下に説明する。まず図6において複
数個の生態保全ブロック1を積み重ねた状態を示す。こ
の状態で横方向に隣接する生態保全ブロック1,1は互
いの切欠き4a,4bが噛み合って隙間なく並べられ
る。そしてこのとき、上下及び横方向に積み重ね及び並
べられる相互のコンクリートブロック2は合端5の相互
が当接して組み合わされる。従って、合端5の相互が当
接する以外の個所ではコンクリートブロック2の表側か
ら裏側へ連通する合端開口部12が形成される。また、
このとき、上下に重なる各コンクリートブロック2はそ
れぞれの両端部の控え脚8が、それぞれの突起9と凹部
10が係合して相互に突出方向に結合される。またこの
状態で各控え脚8に設けた補強筋穴11が一致して上下
方向に貫通するから、これに補強筋を挿通する。
【0021】図7,図8は本発明に係る生態保全ブロッ
ク1を河岸の法面に擁壁として積み重ねた状態を示す。
これは基本的には図6に示すものと同様に各生態保全ブ
ロック1を横方向に組み合わせながら上方へ積み重ね
る。このとき、図に示すように、まず最下部に基礎材1
4を置き、その上に基礎コンクリート15を設け、この
基礎コンクリート15上に生態保全ブロック1を上記の
ように積み重ねる。そして各控え脚8に設けられて上下
方向に連通される補強筋穴11に補強筋13を挿通す
る。
【0022】なお、この擁壁の両側端は上下方向に1個
ずつコンクリートブロック1の切欠き4a,4b分の空
間ができるので、この部分には別に作っておいた控え脚
付きのブロック16を積み重ねる。補強筋13はこのブ
ロック16の控え脚の補強筋穴を貫通するようにしてお
く。
【0023】図7,図8に示すように生態保全ブロック
1を積み重ねるときに、これの裏面に設けられた網枠3
が裏込め材17に沿って上下方向に枠状に積み重ねられ
る。そしてこの上下に連通した各網枠3内に栗石や土
砂、さらにコンクリートガラを充填する。このときの各
網枠3は各生態保全ブロック1において上下方向に連通
されていることにより、積み重ねられる各生態保全ブロ
ック1はそれぞれの網枠内への充填物によって網枠を介
して相互に結合される。
【0024】図9から図13は本発明の実施の形態の他
例を示すもので、生態保全ブロック1aのコンクリート
ブロック2aは横長の短冊状に形成されている。そして
このコンクリートブロック2aの周面には同一高さで、
かつ頂面を平面にして段状に形成された多数の合端5が
所定の間隔をあけて不連続に設けてある。またこのコン
クリートブロック2aの表面にも任意の高さのブロック
6が設けてあり、この各ブロック6の相互間が深目地と
なっていて、この深目地部に連通穴7が設けてある。
【0025】コンクリートブロック2aの裏面には、こ
れの長手方向の2個所のそれぞれに、上下に離間させて
2個ずつの控え脚8a,8bが設けてある。そして上側
の控え脚8aの上面に台形状の突起9が、また下側の控
え脚8bの下面には上記上側の控え脚8aの突起9が嵌
合する台形の凹部10が設けてある。そして上下の各控
え脚8a,8bには上下に連通する補強筋穴11が設け
てある。
【0026】コンクリートブロック2aの裏面に設けら
れる網枠3cは平面形状がコ字状になるようにして設け
てある。
【0027】この実施の形態の他例における生態保全ブ
ロック1aは前述した実施の形態の一例と同様にして積
み重ねられる。このとき上下に重なるコンクリートブロ
ック2a,2aはそれぞれの控え脚8a,8bの対向す
る突起9と凹部10にて突出方向に係合される。そして
この各控え脚8a,8bの補強筋穴11に補強筋を挿入
し、また裏面の網枠3c内に瓦礫を投入する。
【0028】このようにして各生態保全ブロック1,1
aは空積みされ、各生態保全ブロック1,1aは補強筋
13により上下方向及び左右方向が固定される。そして
コンクリートブロック2,2aと網枠3,3c内の栗石
等による重量によってせり出し、すべり出し、転倒が生
じることがないようにして積み重ねられて擁壁が構築さ
れる。
【0029】上記擁壁の一部は図8に示すように水面下
になるが、これを構成する各生態保全ブロック1,1a
のコンクリートブロック2,2aには連通穴7と合端開
口部12にてこれの表側から裏側へ通じているから、水
を含めて、小さな生物はこの両穴を通って生態保全ブロ
ック1,1aの裏側に侵入し、あるいは裏側から表側へ
出て行く。また擁壁の裏側は網枠となっていて、この中
に栗石、土砂、コンクリートガラ等の空間の多い詰め物
が充填されているので、この中にも水が自由に出入りす
る。またこの部分は網を隔てて地山と連続される。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、表面にて擁壁面を構成
するコンクリートブロックと、このコンクリートブロッ
クの裏面に設けられ、かつ平面形状がコ字状等の枠状に
なった網枠とからなり、コンクリートブロックに表側か
ら裏側に貫通する連通穴を設けて生態保全ブロックを構
成したから、これのコンクリートブロックを横方向及び
上方へ積み重ねることにより構成される擁壁は、コンク
リートブロックの裏側の網枠内に瓦礫を詰められるこ
と、コンクリートブロックに設けた連通穴にて擁壁の表
側と裏側の上記瓦礫内の空間が連通されていること、及
び上記網枠の内側と外側の地山との連続性が確保される
ことにより、草木や昆虫等、生物の生活の場を提供する
ことができる。また、コンクリートブロックの裏側の詰
め物にコンクリートガラ等の現地発生の廃材を含む瓦礫
を利用できると共に空積みでき、安価で経済的に擁壁を
構築できる。
【0031】また、上記生態保全ブロックは、コンクリ
ートブロックの正面形状を、横長の短冊状で、かつ長手
方向の一端部の下側角部に高さ方向の1/2の大きさの
切欠きを設け、また長手方向の他端部の上側角部に高さ
方向の1/2の大きさの切欠きを設けて長手方向の両端
部を点対称状に形成した形状とし、このコンクリートブ
ロックの長手方向両端部分の裏側に控え脚を突設し、こ
の控え脚に、上下方向に隣接する他のコンクリートブロ
ックの控え脚と相互にこれの突出方向に係合する係合部
を設けると共に、上下方向に貫通する補助筋穴を設けた
構成とし、また、コンクリートブロックの正面形状を、
横長の短冊状とし、このコンクリートブロックの裏側
で、かつ長手方向の複数個所のそれぞれに、上下に離間
させて2個ずつの控え脚を突設し、上側の控え脚の上面
と下側の控え脚の下面のそれぞれに相互にこれの突出方
向に係合する係合部を設けると共に、上下の両控え脚に
上下方向に貫通する補強筋穴を設けた構成としたから、
各生態保全ブロックは、それぞれのコンクリートブロッ
クを積み重ねることにより、上下に隣接する各コンクリ
ートブロックの控え脚の相互が突出方向に係合されて突
出方向に係合される。またこの状態で各控え脚を補強筋
にて連結することにより上下方向及び左右方向に固定さ
れ強固に積み重ねていくことができる。
【0032】さらに、上記生態保全ブロックは、コンク
リートブロックの表面にブロック状の凹凸を設けると共
に、この凹凸の周囲の深目地部に連通穴を設け、またコ
ンクリートブロックの周囲面に不連続状に合端を段状に
設けたから、生態保全ブロックを積み重ねた状態で、こ
れによる擁壁の前面部は深目地の石積護岸としてのイメ
ージを与えることができ、周辺との景観にマッチし、流
水による摩耗が抑えられる。また、合端による合端開口
部が多く構成でき、擁壁の多孔質性を向上することがで
きる。
【0033】そしてさらに、上記構成の生態保全ブロッ
クは、これのコンクリートブロック部を、基礎コンクリ
ート上に横方向に並べると共に、上方へ積み重ね、各コ
ンクリートブロックの裏面に設けた網枠内に割栗石、砕
石、コンクリートガラ等の瓦礫を詰めるようにして積み
重ねるようにしたことにより、治水上の安全性を確保し
た上で、多様性ある生息環境を創出でき、豊かで安定的
な生態保全を可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態の一例を示す正面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態の一例を示す平面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の一例を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の実施の形態の一例を示す裏面図であ
る。
【図6】組み合わせ状態の一部を示す正面図である。
【図7】擁壁構成にした状態の正面図である。
【図8】擁壁構成にした状態の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態の他例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の実施の形態の他例を示す正面図であ
る。
【図11】本発明の実施の形態の他例を示す平面図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態の他例を示す側面図であ
る。
【図13】図12のA−A線断面矢視図である。
【符号の説明】
1,1a…生態保全ブロック、2,2a…コンクリート
ブロック、3,3c…網枠、3a,3b…網枠体、4
a,4b…切欠き、5…合端、6…ブロック、7…連通
穴、8…控え脚、9…突起、10…凹部、11…補強筋
穴、12…合端開口部、13…補強筋、14…基礎材、
15…基礎コンクリート、16…ブロック、17…裏込
め材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 3/14 E02D 29/02 303

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にて擁壁面を構成するコンクリート
    ブロックと、このコンクリートブロックの裏面に設けら
    れ、かつ平面形状がコ字状で上下方向を開放した網枠と
    からなり、コンクリートブロックに表側から裏側に貫通
    する連通穴を設けたことを特徴とする生態保全ブロッ
    ク。
  2. 【請求項2】 コンクリートブロックの正面形状を、横
    長の短冊状で、かつ長手方向の一端部の下側角部に高さ
    方向の1/2の大きさの切欠きを設け、また長手方向の
    他端部の上側角部に高さ方向の1/2の大きさの切欠き
    を設けて長手方向の両端部を点対称状に形成した形状と
    し、このコンクリートブロックの長手方向両端部分の裏
    側に控え脚を突設し、この控え脚に、上下方向に隣接す
    る他のコンクリートブロックの控え脚と相互にこれの突
    出方向に係合する係合部を設けると共に、上下方向に貫
    通する補助筋穴を設けたことを特徴とする請求項1記載
    の生態保全ブロック。
  3. 【請求項3】 コンクリートブロックの正面形状を、横
    長の短冊状とし、このコンクリートブロックの裏側で、
    かつ長手方向の複数個所のそれぞれに、上下に離間させ
    て2個ずつの控え脚を突設し、上側の控え脚の上面と下
    側の控え脚の下面のそれぞれに相互にこれの突出方向に
    係合する係合部を設けると共に、上下の両控え脚に上下
    方向に貫通する補強筋穴を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の生態保全ブロック。
  4. 【請求項4】 コンクリートブロックの表面にブロック
    状の凹凸を設けると共に、この凹凸の周囲の深目地部に
    連通穴を設け、またコンクリートブロックの周囲面に不
    連続状に合端を段状に設けたことを特徴とする請求項
    1,2または3記載の生態保全ブロック。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の生態保
    全ブロックのコンクリートブロック部を、基礎コンクリ
    ート上に横方向に並べると共に、上方へ積み重ね、各控
    え脚に設けた補助筋穴に補強筋を挿入して連結し、各コ
    ンクリートブロックの裏面に設けた網枠内に割栗石、砕
    石、コンクリートガラ等の瓦礫を詰めるようにしたこと
    を特徴とする生態保全ブロックの積み重ね施工方法。
JP24299298A 1998-08-28 1998-08-28 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法 Expired - Fee Related JP3446116B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24299298A JP3446116B2 (ja) 1998-08-28 1998-08-28 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24299298A JP3446116B2 (ja) 1998-08-28 1998-08-28 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000073331A JP2000073331A (ja) 2000-03-07
JP3446116B2 true JP3446116B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=17097290

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24299298A Expired - Fee Related JP3446116B2 (ja) 1998-08-28 1998-08-28 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3446116B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4576356B2 (ja) * 2005-05-30 2010-11-04 共和コンクリート工業株式会社 擁壁用ブロック及びこれを用いた擁壁
JP5049665B2 (ja) * 2007-06-18 2012-10-17 共和ハーモテック株式会社 垂直擁壁および垂直擁壁の工法
KR101116393B1 (ko) 2010-05-17 2012-03-09 황길수 보강토 옹벽용 블럭
CN109629512B (zh) * 2018-12-28 2024-04-05 西安景兴祥环境科技有限公司 一种基于单一块体的可疏可密全网护坡

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000073331A (ja) 2000-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3639864B2 (ja) 海浜の安定化構造
JPH06193068A (ja) 土留め施工方法
JP3446116B2 (ja) 生態保全ブロック及びその積み重ね施工方法
KR100874956B1 (ko) 호안용 돌망태
JP3008016B2 (ja) 構築用ブロック
KR20160109206A (ko) 콘크리트 구조물과 철망조립체의 경합으로 이루어진 개비온
KR200300440Y1 (ko) 친환경 구축력 옹벽블록
JP3316507B2 (ja) コンクリートブロック護岸構造体
KR20060082370A (ko) 조경용 비탈면 보강 블럭
KR100514086B1 (ko) 친환경 구축력 옹벽
KR100746128B1 (ko) 식생공간을 포함하는 견치블록 및 이를 이용한 견치블록의축조방법
JP2001123467A (ja) 環境共生型緑化用擁壁ブロック
JPH11200392A (ja) 擁壁用緑化ブロック
JPS5820338B2 (ja) 法面安定工法
KR0180072B1 (ko) 비탈면 시공방법
KR100669031B1 (ko) 식생블록구조체 및 이를 이용한 법면 시공방법
JP2000080664A (ja) 擁壁形成方法
JPH0421764B2 (ja)
JPH07292692A (ja) 擁壁形成方法
JP2500358B2 (ja) 護岸ブロック及び護岸構造物
JP3614407B2 (ja) 擁壁
JPS639601Y2 (ja)
JP3294715B2 (ja) 擁壁用ブロック構造体及び擁壁形成方法
JP3395058B2 (ja) ケージブロック及びその多段積み施工方法
JPH1121921A (ja) 擁壁用ふとん籠代用ブロック及び擁壁

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080704

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090704

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100704

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110704

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees