JP3445122B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3445122B2
JP3445122B2 JP29552597A JP29552597A JP3445122B2 JP 3445122 B2 JP3445122 B2 JP 3445122B2 JP 29552597 A JP29552597 A JP 29552597A JP 29552597 A JP29552597 A JP 29552597A JP 3445122 B2 JP3445122 B2 JP 3445122B2
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザー
ビームプリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーの画像形成装置としては、
電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式等の種
々の方式が知られているが、これらのうち電子写真方式
のものは、他の方式のものに比べ、画像形成速度、画
質、静寂性等の点で優れている。
【0003】電子写真方式にも種々の方式がある。例え
ば、感光体表面にカラー像(複数色のトナー像)を重ね
た後に転写材に一括転写して像形成を行う多重現像方式
や、現像一転写のサイクルを繰り返し行う多重転写方
式、一旦、中間転写体上に各色のトナー像を順次に一次
転写した後、転写材上に一括転写する中間転写方式等が
ある。これらのうち、特に中間転写方式のものは、混色
のおそれがないこと、質や厚さの異なる様々な転写材の
使用が可能であること等の利点を有する。
【0004】図11に、中間転写方式の画像形成装置の
一例として4色フルカラーのレーザービームプリンタの
概略を示す。
【0005】同図において、矢印R1方向に回転駆動さ
れる感光ドラム(第1の像担持体)1は、その表面が帯
電器2によって均一に帯電された後、画像情報に応じた
露光手段3の露光により表面に静電潜像が形成される。
この静電潜像は、ロータリ22に搭載されたイエローの
現像器8によってイエローのトナーが付着されてトナー
像として現像される。このトナー像は、複数の支持軸
(二次転写対向ローラ12、駆動ローラ15、テンショ
ンローラ16)に掛け渡されて矢印R9方向に回転する
中間転写ベルト(第2の像担持体)9A上に、一次電源
20によって一次転写ローラ10に一次転写バイアスを
印加することにより、一次転写ニップ部N1 を介して一
次転写される。一次転写後の感光ドラム1は、クリーナ
19によって表面の一次転写残トナーが除去され、除電
帯電器17によって表面の電荷が除電される。
【0006】以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリ
ーニング、除電の一連の画像形成プロセスを、各現像器
6、7、5に収納されたマゼンタ、シアン、ブラックの
各色のトナーについても繰り返し行い、中間転写ベルト
9A上に4色のトナー像を重ねる。これら中間転写ベル
ト9A上のトナー像は、二次電源21によって二次転写
ローラ11に二次転写バイアスを印加することにより、
二次転写ニップ部N2を介して転写材P表面に一括して
二次転写される。
【0007】表面に4色の未定着トナー像を担持した転
写材Pは、定着器(不図示)に搬送され、ここで表面の
トナー像が定着されて画像形成が完了する。
【0008】一方、二次転写後の中間転写ベルト9A
は、表面の二次転写残トナーがクリーナ13によって除
去され、表面の電荷が除電帯電器14によって除去され
る。
【0009】上述の中間転写ベルト9Aは、通常、厚さ
が100〜200μm、体積抵抗率が1011〜1016Ω
・cm程度のPVdF、ナイロン、PET、ポリカーボ等
の樹脂フィルム(必要に応じて抵抗調節がなされてい
る)を用い、一次転写ローラ10としては、体積抵抗率
が105 Ω・cm以下の抵抗ローラを用いるのが一般的で
ある。このように、中間転写ベルト9Aとして薄膜のフ
ィルムを用いることで、数100〜数1000pFの大
きな静電容量を一次転写ニップ部N1 にて形成できるた
め、安定した転写電流が得られる。
【0010】また、二次転写においては、中間転写ベル
ト9Aの裏面に対向電極として、接地又は適当なバイア
スを印加した二次転写対向ローラ12を当接させるとと
もに、二次転写ローラ11に二次電源21から中間転写
ベルト9A上のトナーと逆の極性のバイアス電圧を印加
するようにしている。
【0011】上述のように、中間転写体として、樹脂フ
ィルムの中間転写ベルト9Aを使用した場合には、ロー
ラ状の中間転写ローラを用いた場合に比べて、配置の自
由度と二次転写後の転写材Pの分離性の良さ(曲率分離
が可能)において優れている。
【0012】しかし、樹脂フィルム製の中間転写ベルト
9Aは、厚さを厚くするにも限度があるため、耐久性が
低いという欠点があった。また、樹脂フィルム製の中間
転写ベルト9Aは、柔軟性に欠けるため、トナー像の転
写時に中抜けが発生しやすいという欠点もあった。
【0013】これらの欠点を解消すべく、樹脂フィルム
製の中間転写ベルト9Aに代えて、芯体を有するゴムベ
ルトを無端状に形成した中間転写ベルトを使用した画像
形成装置が提案されている。このものは、ベース部材と
しての円環状の芯体の表面側及び裏面側をゴム部材で覆
って形成したものである。
【0014】さらに、ゴム製の中間転写ベルト上の二次
転写残トナーのクリーニング性を向上させるべく、中間
転写ベルト表面にフッ素樹脂、テフロン樹脂等のトナー
に対する離型性に優れた材料によるコート層を設ける場
合もある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなゴム製の中間転写ベルトを使用すると、中間転写
ベルトのうちの、二次転写対向ローラ12、駆動ローラ
15、テンションローラ16等の支持軸に接触する部分
に、これら支持軸の外周面に沿って円弧状の湾曲部が形
成されるため、この湾曲部において中間転写ベルト表面
が引き伸ばされる。このため、中間転写ベルト表面に担
持されていたトナー像が乱され(崩され)、図12の左
側に示す正常なトナー像(画像)に対して、右側に示す
ようにトナー像の崩れによる画像劣化が発生するという
問題が生じた。
【0016】さらに、上述の芯体が中間転写ベルトの表
面近傍にある場合には、芯体の跡が中間転写ベルト表面
に現れ、これが画像に出て画像品位を低下させるという
問題があった。
【0017】そこで、本発明の目的は、トナー像の乱れ
による画像の劣化、芯体の跡が画像に影響を及ぼすこと
による画像品位の低下を防止する画像形成装置を提供す
ることである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。即ち、本発明は、トナー
像を担持する像担持体と、芯体と前記芯体を挟むように
設けられる弾性層とを備え、複数の支持軸に掛け渡され
る移動可能な中間転写ベルトと、を有し、前記像担持体
上のトナー像は前記中間転写ベルトに転写され、前記中
間転写ベルト上のトナー像は転写材に転写される画像形
成装置において、前記複数の支持軸のうちの最小の直径
の最小支持軸の中心から前記芯体の中心までの距離をr
(mm)、前記芯体の中心から前記中間転写ベルトのト
ナー像が転写される面までの距離をL(mm)、トナ
ー像が転写される面までの距離をL(mm)、前記中
間転写ベルトの移動方向とは直交する方向における前記
芯体の太さをt(mm)とすると、L≦0.1rかつ
0.5t≦Lが成り立つことを特徴とする画像形成装
置である。
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】〈実施の形態1〉図1は、本発明に係る画
像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。なお、同
図に示す画像形成装置は、4色フルカラーのレーザービ
ームプリンタである。
【0024】同図の画像形成装置は、第1の像担持体と
してドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」と
いう)1を備えている。感光ドラム1は、例えば、アル
ミニウムを円筒状に形成したドラム基体の外周面にOP
C(有機光半導体)感光層を設けて形成したものであ
る。感光ドラム1は、画像形成装置本体(不図示、以下
単に「装置本体」という)によって回転自在に支持され
ており、駆動手段(不図示)によって矢印R1方向に回
転駆動される。感光ドラム1の周囲には、その回転方向
に沿ってほぼ順に、感光ドラム1表面を均一に帯電する
帯電器2、画像情報に応じたレーザー光4を照射して感
光ドラム1表面に静電潜像を形成する露光手段3、ロー
タリ22に搭載された4個の現像器、すなわちブラック
(K)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)の各色のトナーをそれぞれ収納した現像器5、
6、7、8、第2の像担持体を構成する中間転写ベルト
9、感光ドラム1上の一次転写残トナーを除去するクリ
ーナ19、感光ドラム1表面を除電する除電帯電器17
が配置されている。
【0025】また、中間転写ベルト9は、相互に平行に
配置された3本の支持軸、すなわち二次転写対向ローラ
12、駆動ローラ15、テンションローラ16に掛け渡
されている。中間転写ベルト9の裏面側における、感光
ドラム1に対向する位置には、一次転写ローラ10が配
置されている。一次転写ローラ10は、中間転写ベルト
9を感光ドラム1表面に押圧して感光ドラム1と中間転
写ベルト9との間に一次転写ニップ部N1 を形成すると
ともに、一次電源20に接続されている。また、中間転
写ベルト9の表面側における、二次転写対向ローラ12
に対向する位置には、二次転写ローラ11が配置されて
いる。二次転写ローラ11は、二次転写対向ローラ12
等に掛け渡された中間転写ベルト9表面に当接されてお
り、中間転写ベルト9との間に、二次転写ニップ部N2
を形成している。二次転写ローラ11には、二次電源2
1が接続されている。中間転写ベルト9は、駆動ローラ
が駆動手段(不図示)によって矢印R15方向に回転駆
動されるのに伴って、矢印R9方向に回転駆動される。
【0026】さらに、中間転写ベルト9の回転方向につ
いての、二次転写ニップ部N2 の下流側で、かつ一次転
写ニップ部N1 の上流側において、中間転写ベルト9表
面に対向するようにして、中間転写ベルト9表面に付着
した二次転写残トナーを除去するクリーナ13と、中間
転写ベルト9の電荷を除去する除電帯電器14とが配置
されている。
【0027】なお、中間転写ベルト9及び支持軸(テン
ションローラ16等)については後に詳述する。
【0028】また、中間転写ベルト9上のトナー像は、
給搬送手段(不図示)によって二次転写ニップ部N2
供給された紙等の転写材Pに二次転写されるものとす
る。
【0029】次に、上述構成の画像形成装置の動作につ
いて簡単に説明する。
【0030】矢印R1方向に回転駆動された感光ドラム
1は、その表面が帯電器2によって均一に帯電された
後、露光手段3による画像情報に応じたレーザー光4の
照射により表面に静電潜像が形成される。この静電潜像
は、ロータリ22の回転により感光ドラム1に対向する
現像位置に配置されたイエローの現像器8(ただし、図
1では、ブラックの現像器5が現像位置に配置された状
態を図示している)によってイエローのトナーが付着さ
れてトナー像として現像される。このトナー像は、矢印
R9方向に回転する中間転写ベルト9表面に、一次電源
20から一次転写ローラ10に一次転写バイアスを印加
することで一次転写される。トナー像の一次転写後の感
光ドラム1は、中間転写ベルト9に転写されないで表面
に残った一次転写残トナーが、クリーナ19によって除
去され、つづいて表面の電荷が除電帯電器17によって
除電され、次のマゼンタのトナー像形成に供される。
【0031】以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリ
ーニング、除電の一連の画像形成プロセスを、各現像器
6、7、5に収納されたマゼンタ、シアン、ブラックの
各色のトナーについても繰り返し行い、中間転写ベルト
9上に4色のトナー像を重ねる。これら中間転写ベルト
9上のトナー像は、二次電源21によって二次転写ロー
ラ11に二次転写バイアスを印加することにより、転写
材P上に一括して二次転写される。トナー像転写後の転
写材Pは、定着器(不図示)によって表面のトナー像が
定着され、画像形成が完了する。
【0032】一方、二次転写後の中間転写ベルト9は、
転写材Pに転写されないで表面に残った二次転写残トナ
ーがクリーナ13によって除去され、また表面の電荷が
除電帯電器14のよって除電される。なお、除電帯電器
14としては、ACコロナ帯電を用いることが多く、そ
の除電効率を上げるため、中間転写ベルト9の裏面側に
対向電極23を設けるのが一般的である。
【0033】次に、本発明に特徴である中間転写ベルト
9、支持軸等について詳述する。
【0034】本実施の形態1においては、前述の中間転
写ベルト9を支持する3本の支持軸、すなわち二次転写
対向ローラ12、駆動ローラ15、テンションローラ1
6のうち、その直径が最も小さいのは、テンションロー
ラ16で、直径16mmに設定されている。
【0035】また、図2(図1及び図3のX−X線矢視
図)に示すように、中間転写ベルト9としては、NBR
(ゴム部材)を材料とする、厚さTが0.7mmのゴム
ベルトを使用した。厚さT,t、距離L1,L2は、湾曲
部9aではない位置において、ITBの回転方向とは直
交する方向に切断し、その切断面をProfileMi
crometer VF−7510(キーエンス社製)
を用いて測定した。後述するように、中間転写ベルト9
表面は、湾曲部9aにおいて伸びるが、厚さT,t、距
離L1,L2は、湾曲部9aにおいても、上記測定値と同
等に扱うことができた。本発明者等の検討によると、厚
さT,t、距離L1,L2の変化量は、厚さT,t、距離
1,L2に対して無視できる程小さかった。芯体91
は、太さ0.1mmの糸を中間転写ベルト9の周方向に
対してわずかに傾斜させた螺旋状に巻いたものを使用し
た。芯体91における糸の間隔dは、0.5mmであ
る。すなわち、芯体91が中間転写ベルト9の周方向に
ほぼ沿って1周したときに0.5mmのズレが生じる程
度の螺旋状に巻いたものである。
【0036】図3に示すように、芯体91の中心から湾
曲部9aにおける中間転写ベルト9表面までの距離L1
は、L1 =0.15mmである。
【0037】ここで、複数の支持軸のうちで直径が最も
小さい支持軸(以下「最小支持軸」という、なお、本実
施の形態1では、テンションローラ16)の中心から湾
曲部9aにおける芯体91の中心までの距離をr(m
m)、湾曲部9aにおける芯体91の中心から湾曲部9
aの表面までの距離をL1 (mm)、芯体91の太さを
t(mm)、湾曲部9aにおける芯体91の表面から湾
曲部9aの表面外周面までの距離をL2 (mm)とし、
さらに中間転写ベルト9の表面伸び率K(%)とし、こ
れらの各値と、画像劣化の状況との関係について検討を
行った。
【0038】なお、上述の表面伸び率K(%)は、以下
のように定義する。
【0039】隣接する支持軸間(例えばテンションロー
ラ16と駆動ローラ15との間)の平坦部における中間
転写ベルト表面上の回転方向にのみ位置の異なる2点間
の距離をh(mm)とし、この2点が湾曲部9aに配置
されたときの2点間の距離をH(mm)としたとき、 K={(H−h)/h×100} と定義する。
【0040】本検討では、中間転写ベルト9(以下適宜
「ITB」という)として、厚さT(mm)及び距離L
1 の異なる、7本のITB(ITB−a、ITB−b、
ITB−c、ITB−d、ITB−e、ITB−f、I
TB−g)を使用した。また、検討では、図1に示す画
像形成装置を使用し、最小支持軸は、上述のように、直
径16mmのテンションローラ16である。なお、図1
に示す画像形成装置においては、IBT及びその支持軸
等がユニット化されており、このユニット化されたIB
TユニットAは、装置本体に対して着脱自在に装着され
るものとする。
【0041】また、7種類のITBの厚さT、及び距離
1 は、図13に示す値に設定した。7種とも、ゴム部
材としてはNBRを使用し、芯体91としては太さt=
0.2mmの糸を螺旋状に巻いたものを使用した。な
お、本検討で使用した図1の画像形成装置においては、
感光ドラム1表面の周速度とITB表面の周速度とが同
じであるものとする。
【0042】(表面伸び率Kの測定) 1.画像形成装置を始動して、感光ドラム1表面に、図
4に示すように、表面の母線方向に沿って幅0.15m
mのライン状のトナー像を0.45mmの間隔で、4本
形成する。 2.これら4本のライン状のトナー像を、すべて中間転
写ベルト9に一次転写し、この時点で、画像形成装置を
停止する。 3.ライン状のトナー像を担持しているITBユニット
Aを装置本体から取り出す。 4.ITBを手動で回転させてトナー像を、図1におけ
る、テンションローラ16と駆動ローラ15との間の平
坦な部分に移動させる。 5.図5に示すように、相互に隣接するライン間の間隙
h(平坦部では、h=0.15+0.45=0.60と
なるように各ラインを形成している)、それぞれのライ
ン間について測定し、この3つの測定値を平均する。 6.トナー像を、図1中のテンションローラ16の外周
面に対応する位置に移動させる。すなわち、中間転写ベ
ルト9上のトナー像のある部分が湾曲部9aに位置する
ようにする。 7.上述の「5」と同様に、ライン間の間隙Hを測定
し、測定値を平均する。
【0043】以上の作業を、7本のITBについて行っ
た。
【0044】(画像崩れの検討) 1.画像形成装置を始動し、感光ドラム1上に、実用的
な文字画像のトナー像を形成する。 2.このトナー像を、ITBに一次転写し、このトナー
像が、テンションローラ16を通過した時点で画像形成
装置を停止する。 3.この状態で、画像(トナー像)の崩れ具合を評価す
る。
【0045】(結果)図14に、上述の表面伸び率K
(同図では単に「伸び率」と表示)、及び画像の崩れの
検討結果を示す。
【0046】この結果から、画像の崩れは、表面伸び率
Kの増加に伴って悪化することが判明した。表面伸び率
Kが10%を超える(例えばITB−aの12%)と、
画像崩れの程度は許容されない程度となる。表面伸び率
Kが10%以下では、画像崩れのレベルは、実用上問題
の無いレベルとなる。そして、伸び率Kが6%以下で
は、画像崩れの発生はなかった。
【0047】また、この検討結果から、芯体91の中心
からITB表面までの距離L1 、最小支持軸(テンショ
ンローラ16)の中心から芯体91の中心までの距離r
(mm)、表面伸び率K(%)の間には、 K={(L1 +r)/r−1.0)×100 …… なる関係があることが判明した。
【0048】このような関係になるのは、ITBが、最
小支持軸の外周面に沿って円弧状の湾曲部9aを形成す
る場合、芯体91を境にして、芯体91よりも表面側は
伸び、裏面側は縮むからであると推測される。
【0049】したがって、ITB表面の伸びによる、画
像崩れを防止するためには、表面伸び率Kが10%以
下、つまり、 K≦10 …… を満たさせばよいことが確認された。
【0050】次に、芯体91の表面からITB表面まで
の距離L2 (mm)と芯体91の糸の太さt(mm)と
の関係についての検討する(図6参照)。
【0051】本検討においても距離L2 、太さtの異な
る7種類のITBを用いた。また、ITB厚さTはすべ
て0.9mmとした。また、最小支持軸であるテンショ
ンローラ16の直径は16mmとした。本検討では、マ
クベス社製の濃度計による濃度0.9の均一画像を出力
し、芯体91の跡による画像への影響を検討した。
【0052】(検討結果)図15に検討結果を示す。
【0053】この検討結果から、芯体91の跡が画像に
見える程度が実用上問題のないレベルとして、 L2 /t≧0.5 …… なる関係が得られた。芯体91の糸の太さtが太くなる
ほど、L2 を大きくする必要があることがわかる。
【0054】芯体91の跡が画像に現れるのは、芯体表
面の凹凸に沿って、ITB表面にも凹凸が発生している
ことが原因と思われる。したがって、芯体91の糸の太
さtが太くなり、芯体表面の凹凸が大きくなれば、その
分、L2 を大きくして、芯体91の凹凸を覆い隠さなけ
ればならない。
【0055】以上の結果より、ITB表面の伸びによる
画像崩れの発生を防止し、かつ芯体91の跡が画像に現
れないため条件は、まず、前者については、式、よ
り、 K={(L1 +r)/r−1.0)×100≦10.0 となり、これを変形すると、 L1 ≦0.1r …… となる。これは前者の画像崩れの発生を防止する条件で
ある。
【0056】次に、後者の、芯体91の跡が画像にでな
い条件は、式を変形して、 L2 ≧0.5t …… となる。
【0057】ここで、最小支持軸の直径が小さ過ぎる
と、軸の剛性が不足し、ITBを所定のテンションをか
けて張架することができなくなる。また、最小支持軸の
直径が大き過ぎると、軸の剛性は増すが、軸を駆動する
駆動モーターの大型化は避けられなくなり、装置全体の
コストアップ上昇の一因となってしまう。従って、最小
支持軸の直径としては、約6〜100mmが好ましい。
【0058】ITBの厚さとしては、薄いと剛性が不足
し、厚いとITBを支持する支持軸に均一に巻き付かな
くなり、ITBの走行が不安定となってしまう。従っ
て、ITBの厚さは、約0.2〜3.0mmが好まし
い。
【0059】芯体の太さとしては、細いとITB走行中
に芯体が切れてしまい、ITBの耐久性向上という目的
は達成できなくなり、太いとITB全体の硬度が上昇し
てしまい、転写時に中抜けなどの転写不良が生じたり、
支持軸においてITBが歪んでしまう。柔らかい材料を
選べば、太くできるが、応力緩和が大きいので、芯体と
して役に立たなくなってしまう。従って芯体の太さは、
約0.05〜0.3mmが好ましい。
【0060】これらを踏まえると、r,L1は、 0.025+3≦r≦2.975+50(mm) 0.025≦L1≦2.975 であるから、式は、 0.025≦L1≦0.1r<5.3(mm)・・・′ となる。また、L2,tは、 L2≦2.95(mm) 0.05≦t≦0.3(mm) であるから、式は、 2.95≧L2≧0.5t≧0.025(mm)・・・′ となる。
【0061】ここで、ITB表面の伸びによる画像崩れ
の発生を防止し、かつ芯体91の跡が画像に現れないた
め条件は、 L1 ≦0.1r …… かつ、L2 ≧0.5t …… となる。
【0062】上述の実施の形態1においては、これらの
式、を満たしており、画像崩れ、及び芯体跡の画像
上での発生はまったくなかった。
【0063】すなわち、上述の実施の形態1における各
値は、 L1 =0.15(mm) t =0.1(mm) L2 =L1 −t/2=0.15−0.05=0.1(m
m) r =16/2+(T−L1 )=8+(0.7−0.1
5) =8.55(mm) となり、これらの値を、上式、に代入すると、 L1 =0.15≦0.1×8.55=0.855=0.
1r かつ、L2 =0.1≧0.5×0.1=0.05=0.
5t となり、いずれの値も上式、を満たすことが確認で
きた。
【0064】〈実施の形態2〉図7は、本発明の実施の
形態2で使用した中間転写ベルト9(IBT)の断面図
であり、本実施の形態2では、同図のITBを図1の画
像形成装置に適用した。
【0065】図7に示すITBには、厚さ0.9mmの
ゴム表面にフッ素樹脂の厚さnが10μmの被覆層とし
てのコート層92を設けた。コート層92は表層におけ
るトナーの離型性を向上させ、中間転写ベルト9上に残
った二次転写残トナーの除去を容易にするものである。
また、芯体91の中心からITB表面までの距離はL
=0.2mm、芯体91は、太さtが0.1mmのポリ
エステル糸を螺旋状に巻いたものを使用した。最小支持
軸は、テンションローラ16であり、その直径は16m
mである。
【0066】ところで、ITB表面に、コート層92を
施した場合、湾曲部9aにおけるITB表面の伸びによ
り、コート層92に亀裂が発生するという問題があっ
た。
【0067】しかし、コート層92の厚さをn(μ
m)、コート層92の破断時の伸び率p(%)(以下
「破断伸び率p」という)を測定し、表面伸び率K
(%)との関係を、 K≦2.6(p/n)1/2 …… に設定することにより、コート層92の亀裂を防止する
ことができた。なお、式の求め方については、後に図
9を参照して説明する。
【0068】ただし、破断伸び率pは、2cm×15cmの
長方形で、厚さが20μmの試験片が破断したとき(一
方の2cmの辺を固定して、他方の2cmの辺を、15cmの
辺に沿って引き伸ばす)の長さをs(cm)としたとき、 p={(s−15)/15}×100 で表される。
【0069】なお、上述の式より、 K=100(L1 /r) であることがわかり、これにより、式を書き換える
と、 L1 /r≦0.026(p/n)1/2 …… となる。
【0070】コート層92の厚さnは、耐久性及び均一
に基層にコートするためには、約1〜200(μm)が
好ましい。
【0071】以下に、破断伸び率pの具体的な測定方
法、及び破断伸び率p(%)と表面伸び率K(%)と亀
裂の発生状況との関係について検討した結果を示す。
【0072】(破断伸び率pの測定) 1.表層にコート層を有する材料を用い、幅2cm、長さ
15cm、厚さ20μmの試験片を作る。 2.図8に示すように、2cmの辺を支持して、試験片を
図中矢印方向に伸ばし、表面に亀裂の生じた時の長さs
(cm)を測定し、 p={((s−15)/15)}×100 を得る。このとき、Sは、RTC1250A(ORIE
NTEC社製)を用いて測定される。
【0073】(破断伸び率pと表面の伸び率Kの関係に
ついての検討)本検討においては、芯体91を有するゴ
ムベルトに、コート厚さ(コート層92の厚さ)がn
(μm)、破断伸び率p(%)の異なる材料によるコー
ト層92を設け、表面伸び率K(%)に対する、コート
層92の亀裂の発生について検討した。
【0074】なお、本実施の形態2においては、距離L
1 は芯体91の中心からコート層92表面までの距離、
また、距離L2 は芯体91の表面からコ−ト層92表面
までの距離とした。使用したゴムベルトの厚さTは2.
0mmである。使用したゴムベルトの芯体91の太さt
は0.2mmの糸を螺旋状に巻いたものを使用した。最
小支持軸(テンションローラ16)の直径は16mmで
ある。
【0075】芯体91の厚さT方向における位置を変え
て、最小支持軸の外周面に接触する、ITBの湾曲部9
aの表面伸び率Kが、1%、3%、5%、8%、14
%、20%になるように設定した。
【0076】亀裂の発生状況の評価は、図1に示す画像
形成装置を用い、100枚のフルカラー画像を出力した
後の、コート層92の状態により判断した。
【0077】(検討結果)検討結果を図16に示す。な
お、同図は、亀裂が発生しなかった最大の表面伸び率K
を表している。例えば、破断伸び率pが50%の材料
を、コート厚さnが20μmとしたITBは、3%の表
面伸び率まで、亀裂は発生しなかったことを示してい
る。これらの検討によると、破断伸び率pが大きな材料
を、薄くコートするほど、表面の亀裂は発生しずらいこ
とがわかった。
【0078】そこで、(p/n)なる値に注目し、図9
に示すように、亀裂の発生しなかった最大の表面伸び率
Kとの関係をグラフ化した。このグラフから、以下の関
係を導くことができた。
【0079】K≦2.6(p/n)1/2 …… このように式を満たすことで、コート層の亀裂の発生
を抑えることができた。
【0080】また、コート層92を設けた場合でも、芯
体91の表面とITBの表面との距離L2 が小さいと、
芯体91の跡が出てしまったが、実施の形態1で示した
式を満たすことにより、芯体91の跡の発生を防止す
ることができた。
【0081】本実施の形態2で用いたコート層92の破
断伸び率pは15%である。
【0082】また、本実施の形態2の最小支持軸(テン
ションローラ16)における表面伸び率Kは3%であ
る。
【0083】これらは、式を満たしており、コート層
92に亀裂の生じることはなかった。
【0084】〈実施の形態3〉図10は、本発明の実施
の形態3で使用したITBの断面図である。
【0085】本実施の形態3では、芯体91として帆布
等の織布を使用した。
【0086】芯体には、太さが0.1mmの糸を使用
し、帆布全体としての厚さは0.2mmとなる。
【0087】また、ITBの厚さTは0.7mm、芯体
91の中心からITB表面までの距離L1 は0.2mm
である。さらに、表面には、破断伸び率300%、厚さ
10μmのコート層92を設けた。
【0088】図1に示す画像形成装置の最小支持軸(テ
ンションローラ16)の直径を16mmに設定し、この
ITBを用いたところ、画像崩れの発生、芯体跡が画像
に出ることはなかった。
【0089】帆布91を用いた場合でも上述の式、
′、、′、、′、を満たせば、画像崩れの
発生、芯体跡が画像に出ること、及び表面のコート層9
2にひび割れが発生することを有効に防止することがで
きる。
【0090】以下に、帆布91を芯体に用いた場合の、
シームレスのゴムベルトの製造方法を記す。 1.ITBに使用するゴムを、メチルエチルケントに溶
かす(以下、これを「ゴム糊」という)。 2.芯体としての帆布91を、この第1の弾性層として
のゴム糊に浸す。 3.ゴム糊と浸した帆布を円筒状の型(マンドレル)に
巻き付ける(以上、支持工程)。 4.マンドレルに巻き付けた帆布の上に、未加硫の第2
の弾性層としてのゴムを巻き付ける(布筒形成工程)。 5.更に、この上に型をかぶせて、加硫する(密着工
程)。 6.加硫の完了したベルトを型から外し、裏返す(反転
工程)。
【0091】この方法では、ゴム糊の濃度、芯体に浸す
ゴム糊の量を調整することにより、製造されたベルト表
面から芯体中心までの距離を容易に、設定することがで
きる。
【0092】また、上述の製造方法において、裏返す前
に、表面を研磨し、厚さの調整を行うことも可能であ
る。
【0093】本実施の形態3では、未加硫のゴムに型を
かぶせたが、型の代わりに、ラッピングテープで覆うよ
うにしてもよい。また、第1の弾性層及び第2の弾性層
としてのゴムは同一の材料を使用した。
【0094】上述の製造方法を採用することにより、画
像を形成する上で特に重要な要素である中間転写ベルト
表面から芯体までの距離は、初期の工程で決定されるの
で、中間転写ベルト表面から芯体までの距離はバラツキ
が少くなり、精度の良い中間転写ベルトを製造すること
ができる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
トナー像の乱れ(画像崩れ)の発生による画像の劣化、
芯体跡が画像にでることによる画質の低下を有効に防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示す
縦断面図。
【図2】図1又は図3における中間転写ベルトのX−X
線斜視図。
【図3】実施の形態1の中間転写ベルトをテンションロ
ーラ(支持軸)に掛け渡した状態を示す図。
【図4】中間転写ベルトの表面の伸びを測定するために
トナー像を感光ドラム上に形成した状態を示す図。
【図5】中間転写ベルトの表面の伸びを測定するために
トナー像を中間転写ベルト上に転写した状態を示す図。
【図6】実施の形態1における中間転写ベルトの縦断面
図。
【図7】実施の形態2における中間転写ベルトの縦断面
図。
【図8】破断伸び率pの測定方法を説明するための図。
【図9】p(破断伸び率)/n(厚さ)と、K(表面伸
び率)との関係を示す図。
【図10】実施の形態3における中間転写ベルトの縦断
面図。
【図11】実施の形態1の画像形成装置の概略構成を示
す縦断面図。
【図12】支持軸に掛け渡された中間転写ベルトが、支
持軸によって湾曲されることに起因する画像の崩れを説
明する図。
【図13】7本のITB(中間転写ベルト)の厚さTと
距離L1 を示す図。
【図14】7本のITBの伸び率と画像の崩れとの関係
を示す図。
【図15】7本のITBの距離L2 、芯体の太さt、L
2 /t、画像評価を示す図。
【図16】ITBの破断伸び率pとコート層厚さnとの
関係を示す図。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光ドラム) 9 第2の像担持体(中間転写ベルト、ITB) 9a 湾曲部 12 支持軸(二次転写対向ローラ) 15 支持軸(駆動ローラ) 16 支持軸(テンションローラ) 91 芯体 92 コート層 K 表面伸び率 L1 湾曲部における芯体の中心から湾曲部の表面まで
の距離 L2 湾曲部における芯体の表面から湾曲部の表面まで
の距離 n コート層の厚さ(コート厚さ) r 最小支持軸の中心から湾曲部における芯体の中心ま
での距離 P 転写材 p 破断伸び率 T 中間転写ベルトの厚さ t 芯体の太さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 昭彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−190090(JP,A) 特開 平9−251246(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/16 G03G 15/01 114

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、芯体と
    前記芯体を挟むように設けられる弾性層とを備え、複数
    の支持軸に掛け渡される移動可能な中間転写ベルトと、
    を有し、前記像担持体上のトナー像は前記中間転写ベル
    トに転写され、前記中間転写ベルト上のトナー像は転写
    材に転写される画像形成装置において、 前記複数の支持軸のうちの最小の直径の最小支持軸の中
    心から前記芯体の中心までの距離をr(mm)、前記芯
    体の中心から前記中間転写ベルトのトナー像が転写され
    る面までの距離をL(mm)、前記芯体の表面から前
    記中間転写ベルトのトナー像が転写される面までの距離
    をL(mm)、前記中間転写ベルトの移動方向とは直
    交する方向における前記芯体の太さをt(mm)とする
    と、L≦0.1rかつ0.5t≦Lが成り立つこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記芯体は、前記中間転写ベルトの移動
    方向に対して傾斜して螺旋状に巻かれていることを特徴
    とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記芯体は糸を有することを特徴とする
    請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写ベルトは、前記弾性層を被
    覆する被覆層を有し、前記被覆層の厚さをn(μm)、
    所定の大きさの前記被覆層を所定の力で引張し、前記被
    覆層に亀裂が生じるときの前記被覆層の伸び率をp
    (%)とすると、L/r≦0.026(p/n)
    1/2が成り立つことを特徴とする請求項1乃至3いず
    れか一項記載の画像形成装置。
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