JP3445101B2 - 移植機のスクレーパ装置 - Google Patents
移植機のスクレーパ装置Info
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- JP3445101B2 JP3445101B2 JP16630697A JP16630697A JP3445101B2 JP 3445101 B2 JP3445101 B2 JP 3445101B2 JP 16630697 A JP16630697 A JP 16630697A JP 16630697 A JP16630697 A JP 16630697A JP 3445101 B2 JP3445101 B2 JP 3445101B2
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- Japan
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- planting
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツ、レタス
等の野菜の土付苗を畝に植え付ける移植機のスクレーパ
装置に関する。
等の野菜の土付苗を畝に植え付ける移植機のスクレーパ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の移植機は、土付苗を植付ける植
付筒を昇降自在に備え、この植付筒に下部が先細り状で
且つ開閉自在となった前後一対のオープナを備え、上方
で植付筒内部に土付苗を補給し、下降しながらオープナ
を畝に突き刺して植付穴を形成し、上昇しながらオープ
ナを開くことで植付孔内に土付苗を植付けるようにして
いる。
付筒を昇降自在に備え、この植付筒に下部が先細り状で
且つ開閉自在となった前後一対のオープナを備え、上方
で植付筒内部に土付苗を補給し、下降しながらオープナ
を畝に突き刺して植付穴を形成し、上昇しながらオープ
ナを開くことで植付孔内に土付苗を植付けるようにして
いる。
【0003】前記植付筒は植付け作業に伴って、そのオ
ープナの内壁面においては土付苗の土が、オープナの外
壁面においては突き刺した際の畝の土が付着することが
ある。このように植付筒の内壁面に土が付着したままで
あると、植付けの際に土付苗の姿勢を崩したり、付着土
が苗の落下の抵抗となってスムーズな苗移植を阻害し、
オープナの外壁面に土が付着したままであると、付着土
によって植付孔が大きく形成されて苗の植付姿勢を崩す
恐れがあった。
ープナの内壁面においては土付苗の土が、オープナの外
壁面においては突き刺した際の畝の土が付着することが
ある。このように植付筒の内壁面に土が付着したままで
あると、植付けの際に土付苗の姿勢を崩したり、付着土
が苗の落下の抵抗となってスムーズな苗移植を阻害し、
オープナの外壁面に土が付着したままであると、付着土
によって植付孔が大きく形成されて苗の植付姿勢を崩す
恐れがあった。
【0004】そこで上記のような問題を解決するため
に、特開平8−56430号公報に開示されたものがあ
り、植付筒の上昇動作により前後に揺動する作動アーム
に内外スクレーパを設け、後オープナの上部に開口部を
形成し、更に、植付筒の上昇動作により前記作動アーム
の揺動を介して前記開口部から内スクレーパを内部に進
入させて、オープナの内面に付着した土を剥離し、外ス
クレーパを後オープナの後面に押し当てて付着した土を
剥離し、内スクレーパを植付筒の下方から抜け出すよう
に構成している。
に、特開平8−56430号公報に開示されたものがあ
り、植付筒の上昇動作により前後に揺動する作動アーム
に内外スクレーパを設け、後オープナの上部に開口部を
形成し、更に、植付筒の上昇動作により前記作動アーム
の揺動を介して前記開口部から内スクレーパを内部に進
入させて、オープナの内面に付着した土を剥離し、外ス
クレーパを後オープナの後面に押し当てて付着した土を
剥離し、内スクレーパを植付筒の下方から抜け出すよう
に構成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術の移植機のスクレーパ装置では、前オープナの外
側面に付着した土を剥離することができず、この付着土
によって植付穴が大きく形成され植付姿勢を崩す恐れが
残っている。そこで、上記従来技術のようなスクレーパ
装置を植付筒の前方に設けて前オープナの付着土を剥離
することが考えられるが、このスクレーパ装置は、作動
アーム等を有した複雑な構造であることからコストの高
騰を招き、また、作動アームが前後に揺動することから
広い前後スペースを必要とし、特に植付筒の前方に畝に
敷設したマルチフィルムに植付孔を穿孔する穿孔装置を
設けているような場合には、この穿孔装置と植付筒との
間にスクレーパ装置を設けるための広いスペースを確保
するのは困難である。
来技術の移植機のスクレーパ装置では、前オープナの外
側面に付着した土を剥離することができず、この付着土
によって植付穴が大きく形成され植付姿勢を崩す恐れが
残っている。そこで、上記従来技術のようなスクレーパ
装置を植付筒の前方に設けて前オープナの付着土を剥離
することが考えられるが、このスクレーパ装置は、作動
アーム等を有した複雑な構造であることからコストの高
騰を招き、また、作動アームが前後に揺動することから
広い前後スペースを必要とし、特に植付筒の前方に畝に
敷設したマルチフィルムに植付孔を穿孔する穿孔装置を
設けているような場合には、この穿孔装置と植付筒との
間にスクレーパ装置を設けるための広いスペースを確保
するのは困難である。
【0006】そこで、本発明は、上下方向で縦長の略楕
円軌跡を描くように運動する揺動リンクを利用してスク
レーパ部材(棒材と土落し体とからなっている)を設け
ることで、構造の簡素化及びコストアップの防止を図
り、狭いスペースで設けることが可能なスクレーパ装置
を提供することを目的とする。
円軌跡を描くように運動する揺動リンクを利用してスク
レーパ部材(棒材と土落し体とからなっている)を設け
ることで、構造の簡素化及びコストアップの防止を図
り、狭いスペースで設けることが可能なスクレーパ装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上下方向で縦
長の略楕円軌跡(K)を描くように運動する平行リンク
よりなる揺動リンク(56)に、開閉自在なオープナ
(58)を有する植付筒(35)を枢結し、該植付筒
(35)に収めた土付苗(28)を前記オープナ(5
8)が畝(14)に突入して開閉動作することで移植す
る移植機において、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。
長の略楕円軌跡(K)を描くように運動する平行リンク
よりなる揺動リンク(56)に、開閉自在なオープナ
(58)を有する植付筒(35)を枢結し、該植付筒
(35)に収めた土付苗(28)を前記オープナ(5
8)が畝(14)に突入して開閉動作することで移植す
る移植機において、前述の目的を達成するために、次の
技術的手段を講じている。
【0008】すなわち、本発明に係るスクレーパ装置
は、前記揺動リンク(56)に前後方向に揺動自在に棒
材(87)を下方に延伸して設け、該棒材(87)の先
端に、オープナー(58)の前外側面に当接するように
付勢され且つ前記揺動リンク(56)の上下運動に伴っ
た該揺動リンク(56)に対する植付筒(35)の相対
回動でオープナー(58)の前外側面を上下方向に摺動
する土落し体(89)を設けていることを特徴とするも
のである。このような構成を採用したことにより、棒材
(87)と土落し体(89)とからなるスクレーパ部材
は、上下方向で縦長の略楕円軌跡(K)を描くように運
動する揺動リンク(56)を利用して装備されることか
ら、複雑な連動機構等を付加することもなく構造の簡素
化及びコストアップの防止を図れるのである。
は、前記揺動リンク(56)に前後方向に揺動自在に棒
材(87)を下方に延伸して設け、該棒材(87)の先
端に、オープナー(58)の前外側面に当接するように
付勢され且つ前記揺動リンク(56)の上下運動に伴っ
た該揺動リンク(56)に対する植付筒(35)の相対
回動でオープナー(58)の前外側面を上下方向に摺動
する土落し体(89)を設けていることを特徴とするも
のである。このような構成を採用したことにより、棒材
(87)と土落し体(89)とからなるスクレーパ部材
は、上下方向で縦長の略楕円軌跡(K)を描くように運
動する揺動リンク(56)を利用して装備されることか
ら、複雑な連動機構等を付加することもなく構造の簡素
化及びコストアップの防止を図れるのである。
【0009】また、本発明に係るスクレーパ装置は、前
記土落し体(89)をオープナ(58)の前外側面に当
接する方向に付勢するスプリング(88)を設け、該ス
プリング(88)を張設するピン(86C)を、棒材
(87)の後方向への揺動を制限するストッパに兼用し
ていることを特徴とするものであり、このような構成を
採用したことにより、開閉動作する前側オープナ(58
F)の外面に付着した土を容易かつ確実に掻き落すこと
ができるのであり、これ故に、植付性能が維持できる
し、オープナ(58)で穿孔された穴は必要な最小大き
さとできて土付苗(28)の倒れも少なくなる等々の降
下を奏し得るのである。
記土落し体(89)をオープナ(58)の前外側面に当
接する方向に付勢するスプリング(88)を設け、該ス
プリング(88)を張設するピン(86C)を、棒材
(87)の後方向への揺動を制限するストッパに兼用し
ていることを特徴とするものであり、このような構成を
採用したことにより、開閉動作する前側オープナ(58
F)の外面に付着した土を容易かつ確実に掻き落すこと
ができるのであり、これ故に、植付性能が維持できる
し、オープナ(58)で穿孔された穴は必要な最小大き
さとできて土付苗(28)の倒れも少なくなる等々の降
下を奏し得るのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて説明する。図7において、野菜移植機11は、
走行車両12の後部に操縦ハンドル13を有する歩行型
であって、畝14を跨いでその長手方向に走行しつつ、
土付苗28をマルチフィルムで覆われた畝14に所定間
隔で植付けるものである。
に基いて説明する。図7において、野菜移植機11は、
走行車両12の後部に操縦ハンドル13を有する歩行型
であって、畝14を跨いでその長手方向に走行しつつ、
土付苗28をマルチフィルムで覆われた畝14に所定間
隔で植付けるものである。
【0011】走行車両12は、前部に架台16を有し、
この架台16上にはエンジン17が搭載され、このエン
ジン17はボンネット18で覆われており、架台16の
後部にはエンジン17から動力が伝達されるミッション
ケース19が固定され、このミッションケース19の後
部に角パイプ等で形成された主フレーム15の前部が固
定され、この主フレーム15の後部に後斜め上方へ延設
した前記操縦ハンドル13を設けている。
この架台16上にはエンジン17が搭載され、このエン
ジン17はボンネット18で覆われており、架台16の
後部にはエンジン17から動力が伝達されるミッション
ケース19が固定され、このミッションケース19の後
部に角パイプ等で形成された主フレーム15の前部が固
定され、この主フレーム15の後部に後斜め上方へ延設
した前記操縦ハンドル13を設けている。
【0012】ミッションケース19内からの動力は、左
右側方に突出する車輪伝動軸20と、この車輪伝動軸2
0よりも後方に設けられて左右側方に突出する第1PT
O軸21と、後上方に突出する第2PTO軸22の3系
統で取り出すようになっている。前記車輪伝動軸20の
左右端には軸心回りに上下揺動する伝動ケース23を介
して左右の駆動輪(後輪)24を支持して、伝動ケース
23内の巻掛伝動体25により駆動輪24を駆動可能に
している。この駆動輪24は畝14間の溝内を転動す
る。また、走行車両12の前部には、左右一対の前輪2
6、畝高さ検出ローラ27が備えられている。
右側方に突出する車輪伝動軸20と、この車輪伝動軸2
0よりも後方に設けられて左右側方に突出する第1PT
O軸21と、後上方に突出する第2PTO軸22の3系
統で取り出すようになっている。前記車輪伝動軸20の
左右端には軸心回りに上下揺動する伝動ケース23を介
して左右の駆動輪(後輪)24を支持して、伝動ケース
23内の巻掛伝動体25により駆動輪24を駆動可能に
している。この駆動輪24は畝14間の溝内を転動す
る。また、走行車両12の前部には、左右一対の前輪2
6、畝高さ検出ローラ27が備えられている。
【0013】走行車両12の後部には、移植作業部29
が設けられている。この移植作業部29は、苗供給装置
30と、この苗供給装置30から供給される土付苗28
を植付筒35によって畝14に植え付ける植付装置31
と、苗28が植付けられる位置に予めマルチフィルムM
に植付孔を穿けるマルチフィルム穿孔装置32等を有し
ている。苗供給装置30は第2PTO軸22の回転動力
により駆動され、植付装置31及びマルチ穿孔装置32
は第1PTO軸21の回転動力により駆動される。
が設けられている。この移植作業部29は、苗供給装置
30と、この苗供給装置30から供給される土付苗28
を植付筒35によって畝14に植え付ける植付装置31
と、苗28が植付けられる位置に予めマルチフィルムM
に植付孔を穿けるマルチフィルム穿孔装置32等を有し
ている。苗供給装置30は第2PTO軸22の回転動力
により駆動され、植付装置31及びマルチ穿孔装置32
は第1PTO軸21の回転動力により駆動される。
【0014】苗供給装置30は、主フレーム15上に装
着されており、土付苗28が育苗されたポット部33a
が縦横に多数配設された苗トレイ33を横方向及び縦方
向に移送しつつ、この苗トレイ33から、植付装置31
に対して所定の苗取出位置にて苗取出爪34により土付
苗28を一つずつ取り出して、この土付苗28を植付装
置31上方まで移送した後に植付筒35内に落とし込ん
で装入するようになっている。前記苗トレイ33は樹脂
製で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部33a
が後面に突出して備えられており、各ポット部33aに
土付苗28が育苗されている。
着されており、土付苗28が育苗されたポット部33a
が縦横に多数配設された苗トレイ33を横方向及び縦方
向に移送しつつ、この苗トレイ33から、植付装置31
に対して所定の苗取出位置にて苗取出爪34により土付
苗28を一つずつ取り出して、この土付苗28を植付装
置31上方まで移送した後に植付筒35内に落とし込ん
で装入するようになっている。前記苗トレイ33は樹脂
製で可撓性を有し、縦横に多数配列したポット部33a
が後面に突出して備えられており、各ポット部33aに
土付苗28が育苗されている。
【0015】この苗供給装置30の動力受入軸36に
は、第2PTO軸22に連結された伝動軸37がユニバ
ーサルジョイントを介して連結されて、この伝動軸37
からの動力により上記した動作が繰り返される。図5及
び図6に示すように、前記植付装置31及びマルチフィ
ルム穿孔装置32は、ミッションケース19の第1PT
O軸21に上下揺動自在に支持された装置フレーム38
上に備えられている。この装置フレーム38は四角枠形
状に形成され、前後中途の上部に固定の左右のベアリン
グ40には、駆動軸41を回転自在に支持している。こ
の駆動軸41の左端部にはスプロケット42が設けら
れ、このスプロケット42と第1PTO軸21の左端部
に設けたスプロケット43とには伝動チェーン44が巻
回されて、エンジン17の回転動力を駆動軸41に伝動
するチェーン伝動手段を構成している。45はチェーン
ケースである。
は、第2PTO軸22に連結された伝動軸37がユニバ
ーサルジョイントを介して連結されて、この伝動軸37
からの動力により上記した動作が繰り返される。図5及
び図6に示すように、前記植付装置31及びマルチフィ
ルム穿孔装置32は、ミッションケース19の第1PT
O軸21に上下揺動自在に支持された装置フレーム38
上に備えられている。この装置フレーム38は四角枠形
状に形成され、前後中途の上部に固定の左右のベアリン
グ40には、駆動軸41を回転自在に支持している。こ
の駆動軸41の左端部にはスプロケット42が設けら
れ、このスプロケット42と第1PTO軸21の左端部
に設けたスプロケット43とには伝動チェーン44が巻
回されて、エンジン17の回転動力を駆動軸41に伝動
するチェーン伝動手段を構成している。45はチェーン
ケースである。
【0016】また、装置フレーム38の後部には鎮圧・
覆土ローラ46が設けられており、装置フレーム38の
後端部は畝追従手段(図示せず)を介して主フレーム1
5に吊持されており、畝14の高さに追従して第1PT
O軸21部分を支点に装置フレーム38が上下揺動可能
となされている。前記マルチフィルム穿孔装置32は、
電熱式又はガス火炎式の穿孔手段47を備え、この穿孔
手段47は平行リンク48を介して上下動自在に装置フ
レーム38に連結されている。平行リンク48の上側リ
ンク48aにはカムローラ50が枢着されている。この
カムローラ50は、駆動軸41に設けられた円板状の平
面カム51の外周を転動するようになっており、穿孔手
段47の自重、又は、引張バネ等の付勢手段によって、
カムローラ50をカム51の外周に押し付ける方向に付
勢している。
覆土ローラ46が設けられており、装置フレーム38の
後端部は畝追従手段(図示せず)を介して主フレーム1
5に吊持されており、畝14の高さに追従して第1PT
O軸21部分を支点に装置フレーム38が上下揺動可能
となされている。前記マルチフィルム穿孔装置32は、
電熱式又はガス火炎式の穿孔手段47を備え、この穿孔
手段47は平行リンク48を介して上下動自在に装置フ
レーム38に連結されている。平行リンク48の上側リ
ンク48aにはカムローラ50が枢着されている。この
カムローラ50は、駆動軸41に設けられた円板状の平
面カム51の外周を転動するようになっており、穿孔手
段47の自重、又は、引張バネ等の付勢手段によって、
カムローラ50をカム51の外周に押し付ける方向に付
勢している。
【0017】カム51の周方向一部には凹陥部が形成さ
れており、この凹陥部にカムローラ50が落ち込むこと
で、穿孔手段47が下動して、穿孔手段47の下端部に
設けた加熱体52をマルチフィルムMに押し当てること
で、マルチフィルムMに植付孔を穿孔するようになって
いる。また、カム51は、マルチフィルムMを穿孔した
後即座に穿孔手段47を上昇させるように形成されてい
るとともに、凹陥部を除く他の部分は、穿孔手段47を
上昇限の待機位置で保持するべく駆動軸41軸心からの
距離が略一定の外周形状に形成されている。
れており、この凹陥部にカムローラ50が落ち込むこと
で、穿孔手段47が下動して、穿孔手段47の下端部に
設けた加熱体52をマルチフィルムMに押し当てること
で、マルチフィルムMに植付孔を穿孔するようになって
いる。また、カム51は、マルチフィルムMを穿孔した
後即座に穿孔手段47を上昇させるように形成されてい
るとともに、凹陥部を除く他の部分は、穿孔手段47を
上昇限の待機位置で保持するべく駆動軸41軸心からの
距離が略一定の外周形状に形成されている。
【0018】前記植付装置31は、苗供給装置30から
供給される土付苗28を畝14に所定間隔で植付けるべ
く畝14に対して突き刺し運動される植付筒35と、こ
の植付筒35を上下昇降動かつ前後動させる揺動リンク
機構53とから主構成されている。揺動リンク機構53
は、下端側が前後揺動自在となるように上端部が装置フ
レーム38に軸支された第1平行リンク54を備え、こ
の第1平行リンク54の下端部に揺動プレート55を枢
結し、この揺動プレート55に上側リンク56aと下側
リンク56bとからなる第2平行リンク(揺動リンク)
56の前端部を枢結し、この揺動リンク56の後端部に
植付筒35を枢結している。また、揺動リンク56の上
側リンク56aに、前記駆動軸41に設けたクランクア
ーム57の先端部を枢結している。
供給される土付苗28を畝14に所定間隔で植付けるべ
く畝14に対して突き刺し運動される植付筒35と、こ
の植付筒35を上下昇降動かつ前後動させる揺動リンク
機構53とから主構成されている。揺動リンク機構53
は、下端側が前後揺動自在となるように上端部が装置フ
レーム38に軸支された第1平行リンク54を備え、こ
の第1平行リンク54の下端部に揺動プレート55を枢
結し、この揺動プレート55に上側リンク56aと下側
リンク56bとからなる第2平行リンク(揺動リンク)
56の前端部を枢結し、この揺動リンク56の後端部に
植付筒35を枢結している。また、揺動リンク56の上
側リンク56aに、前記駆動軸41に設けたクランクア
ーム57の先端部を枢結している。
【0019】したがって、第1PTO軸21からの動力
により駆動軸41を介してクランクアーム57が回転す
ることで、第1、第2平行リンク54、および揺動リン
ク56により植付筒35が上下に昇降しながら前後にも
移動し、図5の側面視における反時計回りの略楕円軌跡
Kを描くように運動しており、走行しながら植付筒35
のオープナ58を畝14に突き刺す際において、植付筒
35が圃場に対して略前方移動のないようになってい
る。
により駆動軸41を介してクランクアーム57が回転す
ることで、第1、第2平行リンク54、および揺動リン
ク56により植付筒35が上下に昇降しながら前後にも
移動し、図5の側面視における反時計回りの略楕円軌跡
Kを描くように運動しており、走行しながら植付筒35
のオープナ58を畝14に突き刺す際において、植付筒
35が圃場に対して略前方移動のないようになってい
る。
【0020】図1〜4にも示すように、植付筒35は、
その上部が平面視方形状の開口を有する筒部35aであ
り、筒部35aの下側には、取付ピン59aを支点に前
後方向で開閉自在となる前後一対のオープナ58を備え
ている。前後オープナ58F、58Rは、開閉リンク5
9の動作で屈折リンクピン60によって開閉可能として
いる。
その上部が平面視方形状の開口を有する筒部35aであ
り、筒部35aの下側には、取付ピン59aを支点に前
後方向で開閉自在となる前後一対のオープナ58を備え
ている。前後オープナ58F、58Rは、開閉リンク5
9の動作で屈折リンクピン60によって開閉可能として
いる。
【0021】そして、前後オープナ58F、58Rは、
植付筒35の軌跡の下死点にて閉状態で畝14に突入し
て畝14に植付穴を形成し、これと略同時に前オープナ
58Fと装置フレーム38と間に架設された開閉具61
と前記屈折リンクピン60の作用によって前後に開き、
形成した植付穴内に土付苗28を落下して植付け得るよ
うになっている。
植付筒35の軌跡の下死点にて閉状態で畝14に突入し
て畝14に植付穴を形成し、これと略同時に前オープナ
58Fと装置フレーム38と間に架設された開閉具61
と前記屈折リンクピン60の作用によって前後に開き、
形成した植付穴内に土付苗28を落下して植付け得るよ
うになっている。
【0022】前記前後オープナ58F、58Rは、開閉
具61が作用していない際には常に閉鎖するように引張
バネ62によって付勢されており、また、オープナ58
F、58Rの開閉リンク59には、オープナ58の開度
を制限するストッパボルト63を設けている。前記開閉
具61は、前端が装置フレーム38に左右方向の軸芯ま
わりに上下揺動自在に枢支された第1リンク部材80
と、前端が第1リンク部材80の後端に左右方向の連結
軸81を介して上下揺動自在に連結され後端が前オープ
ナ58Fに左右軸芯回りに上下揺動自在に連結された第
2リンク部材82とを有する。この第1,第2リンク部
材80,82は、図5,図6に示すように揺動リンク機
構53の第2平行リンク56の下側で装置フレーム38
の左側部に略沿って前後方向に設けられている。
具61が作用していない際には常に閉鎖するように引張
バネ62によって付勢されており、また、オープナ58
F、58Rの開閉リンク59には、オープナ58の開度
を制限するストッパボルト63を設けている。前記開閉
具61は、前端が装置フレーム38に左右方向の軸芯ま
わりに上下揺動自在に枢支された第1リンク部材80
と、前端が第1リンク部材80の後端に左右方向の連結
軸81を介して上下揺動自在に連結され後端が前オープ
ナ58Fに左右軸芯回りに上下揺動自在に連結された第
2リンク部材82とを有する。この第1,第2リンク部
材80,82は、図5,図6に示すように揺動リンク機
構53の第2平行リンク56の下側で装置フレーム38
の左側部に略沿って前後方向に設けられている。
【0023】この開閉具61は、植付筒35が上下に昇
降すると、これに連動して上下に揺動し、植付筒35が
畝14に突刺した状態から後方に移動しながら上昇する
際に、連動具61によって前オープナ58Fが前方に引
っ張られて取付ピン59aを支点に前方揺動し、リンク
ピン60を介して後オープナ58Rも取付ピン59aを
介して後方揺動し、これにより前後オープナ58F,5
8Rが開くようになっている。なお、80aは、第1リ
ンク部材80に対する第2リンク部材82の揺動量を規
制するストッパピンである。
降すると、これに連動して上下に揺動し、植付筒35が
畝14に突刺した状態から後方に移動しながら上昇する
際に、連動具61によって前オープナ58Fが前方に引
っ張られて取付ピン59aを支点に前方揺動し、リンク
ピン60を介して後オープナ58Rも取付ピン59aを
介して後方揺動し、これにより前後オープナ58F,5
8Rが開くようになっている。なお、80aは、第1リ
ンク部材80に対する第2リンク部材82の揺動量を規
制するストッパピンである。
【0024】また、植付筒35は揺動リンク機構53に
よって上昇過程の後半から前方移動に移行し、この前方
移動で第1リンク部材80と第2リンク部材82とが連
結軸81を介して屈曲して前オープナ58Fの引張り作
用が解除され、引張りバネ62によって前後オープナ5
8F,58Rが閉鎖する。上記第2リンク部材82は、
入れ子構成とした2部材から形成されていて伸縮自在で
あり、縮む方向へ引張りバネ83にて付勢され、前後オ
ープナ58F、58Rがストッパボルト63によって開
放限度に達してもなお植付筒35が後方へ移動した際に
伸長するようになっている。
よって上昇過程の後半から前方移動に移行し、この前方
移動で第1リンク部材80と第2リンク部材82とが連
結軸81を介して屈曲して前オープナ58Fの引張り作
用が解除され、引張りバネ62によって前後オープナ5
8F,58Rが閉鎖する。上記第2リンク部材82は、
入れ子構成とした2部材から形成されていて伸縮自在で
あり、縮む方向へ引張りバネ83にて付勢され、前後オ
ープナ58F、58Rがストッパボルト63によって開
放限度に達してもなお植付筒35が後方へ移動した際に
伸長するようになっている。
【0025】なお、上記前後オープナ58F,58R
は、双方が筒部35aに取付ピン59aを介して揺動す
るように設けられ、リンクピン60を介して前後リンク
58F,58Rの両方が開くように構成されているが、
後オープナ58Rを植付筒35の筒部35aに固定し、
前オープナ58Fだけを揺動して開くようにしてもよ
い。
は、双方が筒部35aに取付ピン59aを介して揺動す
るように設けられ、リンクピン60を介して前後リンク
58F,58Rの両方が開くように構成されているが、
後オープナ58Rを植付筒35の筒部35aに固定し、
前オープナ58Fだけを揺動して開くようにしてもよ
い。
【0026】前記植付筒35の前方には本発明に係る前
スクレーパ装置85が、後方には後スクレーパ装置65
がそれぞれ設けられている。前スクレーパ装置85は、
植付筒35の前方において、揺動リンク56における上
リンク56aに揺動自在に枢支された前作動アーム86
と、該前作動アーム86の後端部に固着されていて下方
に延伸する棒材87と、この棒材87の先端に固着され
ていて前オープナ58Fの前外側壁面に摺接可能な土落
し体89とからなっている。
スクレーパ装置85が、後方には後スクレーパ装置65
がそれぞれ設けられている。前スクレーパ装置85は、
植付筒35の前方において、揺動リンク56における上
リンク56aに揺動自在に枢支された前作動アーム86
と、該前作動アーム86の後端部に固着されていて下方
に延伸する棒材87と、この棒材87の先端に固着され
ていて前オープナ58Fの前外側壁面に摺接可能な土落
し体89とからなっている。
【0027】前記作動アーム86は、リンク56aにピ
ン86aによって前後方向に揺動可能として枢着されて
いて、該アーム86の前側にピン86bを有し、一方、
下リンク56bにもピン86cを有し、この前後のピン
86b、86cにコイルスプリング88が張設されるこ
とで支点ピン86aを中心に作動アーム86を後方へ付
勢しており、これによって棒材87の先端に設けた土落
し体89を前オープナ58Fの外側面に当接するように
付勢し、後ピン86cによって棒材87の後方への揺動
を制限するストッパを兼用している。
ン86aによって前後方向に揺動可能として枢着されて
いて、該アーム86の前側にピン86bを有し、一方、
下リンク56bにもピン86cを有し、この前後のピン
86b、86cにコイルスプリング88が張設されるこ
とで支点ピン86aを中心に作動アーム86を後方へ付
勢しており、これによって棒材87の先端に設けた土落
し体89を前オープナ58Fの外側面に当接するように
付勢し、後ピン86cによって棒材87の後方への揺動
を制限するストッパを兼用している。
【0028】図8〜図10を参照すると、作動アーム8
6は略三角形状でその頂点のひとつに支点ピン86aの
ためのボス筒186aを有し、前頂点にピン86bを突
出しており、残りの頂点に棒材87を固着して下方の延
伸し、延伸端に内容屈折板89Aを介して弾性材料から
なる円弧状の土落し体89を取付けている。揺動リンク
56は、植付筒35を上下方向で縦長の略楕円軌跡Kを
描くように運動し、このような運動動作を利用すること
で、上側リンク56aにピン86aによって枢支した前
作動アーム86を前後方向に揺動することで棒材87を
介して装着した土落し体89が植付筒35に対して相対
移動し、前オープナ58Fに摺接して付着土を剥離でき
るのである。
6は略三角形状でその頂点のひとつに支点ピン86aの
ためのボス筒186aを有し、前頂点にピン86bを突
出しており、残りの頂点に棒材87を固着して下方の延
伸し、延伸端に内容屈折板89Aを介して弾性材料から
なる円弧状の土落し体89を取付けている。揺動リンク
56は、植付筒35を上下方向で縦長の略楕円軌跡Kを
描くように運動し、このような運動動作を利用すること
で、上側リンク56aにピン86aによって枢支した前
作動アーム86を前後方向に揺動することで棒材87を
介して装着した土落し体89が植付筒35に対して相対
移動し、前オープナ58Fに摺接して付着土を剥離でき
るのである。
【0029】前外スクレーパ(土落し体)89は、付着
土を剥離したのち一旦前オープナ58Fの下方へ移動
し、前後オープナ58F,58Rが畝14に突き刺して
開く際に再び前オープナ58Fの上方へ移動する(図3
参照)。そして、植付筒35の上昇過程においては、前
外スクレーパ87が前オープナ58Fの上方位置を維持
したまま植付筒35とともに上昇するようになってい
る。
土を剥離したのち一旦前オープナ58Fの下方へ移動
し、前後オープナ58F,58Rが畝14に突き刺して
開く際に再び前オープナ58Fの上方へ移動する(図3
参照)。そして、植付筒35の上昇過程においては、前
外スクレーパ87が前オープナ58Fの上方位置を維持
したまま植付筒35とともに上昇するようになってい
る。
【0030】したがって、植付筒35が上昇位置にある
とき前外スクレーパ87は下降位置にあり(図1参照)
植付筒35が畝14に突き刺さるとき、前外スクレーパ
87は上方へ移動することから、この前外スクレーパ8
7がオープナ58F、58Rの突刺の下降動作の障害と
なることもなく、必要なときだけ植付筒35とともに下
降して付着土を掻き落とすことができる。
とき前外スクレーパ87は下降位置にあり(図1参照)
植付筒35が畝14に突き刺さるとき、前外スクレーパ
87は上方へ移動することから、この前外スクレーパ8
7がオープナ58F、58Rの突刺の下降動作の障害と
なることもなく、必要なときだけ植付筒35とともに下
降して付着土を掻き落とすことができる。
【0031】後スクレーパ装置65は、植付筒35が畝
14に突入されて苗28を植付けたのち揺動リンク機構
53によって上昇移動される際に、オープナー58F、
58Rの後外側壁面及び内側壁面に付着した土を掻き落
とすようになっており、装置フレーム38の後部に上方
へ突出した支持部材66にピン67を介して前後揺動自
在に上部が枢支される後作動アーム68と、この後作動
アーム68の下部から左右方向内方側へ張り出されてい
て前記植付筒35の後方に配置される内、後外スクレー
パ69、70と、この内、後外スクレーパ69、70の
スクレープ動作を案内するための案内手段71とを有す
る。
14に突入されて苗28を植付けたのち揺動リンク機構
53によって上昇移動される際に、オープナー58F、
58Rの後外側壁面及び内側壁面に付着した土を掻き落
とすようになっており、装置フレーム38の後部に上方
へ突出した支持部材66にピン67を介して前後揺動自
在に上部が枢支される後作動アーム68と、この後作動
アーム68の下部から左右方向内方側へ張り出されてい
て前記植付筒35の後方に配置される内、後外スクレー
パ69、70と、この内、後外スクレーパ69、70の
スクレープ動作を案内するための案内手段71とを有す
る。
【0032】なお、後オープナ58Rの一側の上部に
は、前記内スクレーパ69を進入及び通過可能とする切
欠状の開口部64を形成している。前記案内手段71
は、後作動アーム68に設けた被案内部72と、前記植
付筒35の筒部35aの側面に固定した案内部73A、
73B等を有する。後作動アーム68は、その上端に前
記ピン67が設けられ、中途部にはローラ等よりなる前
記被案内部72が設けられ、後作動アーム68の下部に
は後外スクレーパ70が、該後外スクレーパ70と前記
被案内部72との間には内スクレーパ69がそれぞれ配
置されている。
は、前記内スクレーパ69を進入及び通過可能とする切
欠状の開口部64を形成している。前記案内手段71
は、後作動アーム68に設けた被案内部72と、前記植
付筒35の筒部35aの側面に固定した案内部73A、
73B等を有する。後作動アーム68は、その上端に前
記ピン67が設けられ、中途部にはローラ等よりなる前
記被案内部72が設けられ、後作動アーム68の下部に
は後外スクレーパ70が、該後外スクレーパ70と前記
被案内部72との間には内スクレーパ69がそれぞれ配
置されている。
【0033】そして、後作動アーム68は装置フレーム
38との間の引張バネ76によって後方側へ付勢されて
おり、装置フレーム38には、後作動アーム68の後方
への付勢位置を規制するストッパー77が設けられてい
る。案内手段71の案内部73A、73Bは、側面視略
く字状に形成した板材とそれに対向するストレートの板
材とであり、植付筒35が下死点より上昇しながら後方
移動する際に、作動アーム68の被案内部72と係合し
て、作動アーム68を引張バネ76に抗して前方へと引
き寄せ、作動アーム68を植付筒35の上昇動作に連動
して植付筒35に後方から近づく方向に揺動させる。
38との間の引張バネ76によって後方側へ付勢されて
おり、装置フレーム38には、後作動アーム68の後方
への付勢位置を規制するストッパー77が設けられてい
る。案内手段71の案内部73A、73Bは、側面視略
く字状に形成した板材とそれに対向するストレートの板
材とであり、植付筒35が下死点より上昇しながら後方
移動する際に、作動アーム68の被案内部72と係合し
て、作動アーム68を引張バネ76に抗して前方へと引
き寄せ、作動アーム68を植付筒35の上昇動作に連動
して植付筒35に後方から近づく方向に揺動させる。
【0034】後作動アーム68は案内手段71によって
案内されることにより、内スクレーパ69を開口部64
を通して前後オープナ58F、58R内に配置し、後外
スクレーパ70を後オープナ58Rの後面に配置し、さ
らにその後の植付筒35の上昇に伴って、後外スクレー
パ70が先行して後オープナ58Rの後面に付着した土
を剥離し、続いて内スクレーパ69が、前後オープナ5
8F、58Rの内面に摺接して付着した土を剥離する。
案内されることにより、内スクレーパ69を開口部64
を通して前後オープナ58F、58R内に配置し、後外
スクレーパ70を後オープナ58Rの後面に配置し、さ
らにその後の植付筒35の上昇に伴って、後外スクレー
パ70が先行して後オープナ58Rの後面に付着した土
を剥離し、続いて内スクレーパ69が、前後オープナ5
8F、58Rの内面に摺接して付着した土を剥離する。
【0035】前記前スクレーパ装置85及び後スクレー
パ装置65の内、後外、前外スクレーパ69、70、8
9は、ゴム、樹脂等の弾性変形可能な材質で形成された
ブレードであり、平板状の支持片に被覆し、支持片と一
体の取付軸部及びナット等を介して延設杆88及び後作
動アーム68に固着されている。従って、内、外スクレ
ーパ69、70、89と、前後オープナ58との距離が
正確でなくとも、前後オープナ58F、58Rの内外面
に弾性変形させながら押し付けることにより、土を確実
に剥離できる。
パ装置65の内、後外、前外スクレーパ69、70、8
9は、ゴム、樹脂等の弾性変形可能な材質で形成された
ブレードであり、平板状の支持片に被覆し、支持片と一
体の取付軸部及びナット等を介して延設杆88及び後作
動アーム68に固着されている。従って、内、外スクレ
ーパ69、70、89と、前後オープナ58との距離が
正確でなくとも、前後オープナ58F、58Rの内外面
に弾性変形させながら押し付けることにより、土を確実
に剥離できる。
【0036】また、内、外スクレーパ69、70、89
は、その内部に1枚又は複数枚の綿、ナイロン、ポリエ
ステル等の繊維布(キャンバス)や、複数条のスチール
又は繊維コード、スチール又は繊維ベルト等の補強材を
埋入し、剛直性を高め、過度の曲げ等による割れ等の損
傷を防ぎ、耐久性を向上させている。内スクレーパ69
は前後端部が植付筒35の内壁面に略沿った円弧状に形
成されて、前外スクレーパ89の後端及び後外スクレー
パ70の前端は、植付筒35の前外壁面及び後外壁面に
略沿った円弧凹状に形成されている。
は、その内部に1枚又は複数枚の綿、ナイロン、ポリエ
ステル等の繊維布(キャンバス)や、複数条のスチール
又は繊維コード、スチール又は繊維ベルト等の補強材を
埋入し、剛直性を高め、過度の曲げ等による割れ等の損
傷を防ぎ、耐久性を向上させている。内スクレーパ69
は前後端部が植付筒35の内壁面に略沿った円弧状に形
成されて、前外スクレーパ89の後端及び後外スクレー
パ70の前端は、植付筒35の前外壁面及び後外壁面に
略沿った円弧凹状に形成されている。
【0037】上記実施形態では、移植機11を歩行型で
示したが、乗用型又はトラクタ牽引型でもよい。
示したが、乗用型又はトラクタ牽引型でもよい。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、揺
動リンクの上下方向で縦長の略楕円軌跡の揺動を利用し
てオープナの付着土の剥離を行うことができ、構造の簡
素化、コストアップの防止が図られ、更に、植付筒の前
方にマルチフィルム穿孔装置を設けている場合でも、該
装置の動作の障害となることなく狭いスペースでスクレ
ーパ装置を設けることができる。
動リンクの上下方向で縦長の略楕円軌跡の揺動を利用し
てオープナの付着土の剥離を行うことができ、構造の簡
素化、コストアップの防止が図られ、更に、植付筒の前
方にマルチフィルム穿孔装置を設けている場合でも、該
装置の動作の障害となることなく狭いスペースでスクレ
ーパ装置を設けることができる。
【図1】本発明の実施の形態を示す前スクレーパ装置の
作用前の側面図である。
作用前の側面図である。
【図2】同前スクレーパ装置の作用中の側面図である。
【図3】苗植付時の状態を示す側面図である。
【図4】後スクレーパ装置の作用中の側面図である。
【図5】移植機の要部を示す側面図である。
【図6】同移植機の要部を示す平面図である。
【図7】移植機の全体を示す概略側面図である。
【図8】前スクレーパ部材の側面図である。
【図9】前スクレーパ部材の平面図である。
【図10】土落し体の平面図である。
11 移植機
28 土付苗
35 植付筒
56 揺動リンク
58F 前オープナ
58R 後オープナ
86 作動アーム
87 棒材
89 土落し体
Claims (2)
- 【請求項1】 上下方向で縦長の略楕円軌跡(K)を描
くように運動する平行リンクよりなる揺動リンク(5
6)に、開閉自在なオープナ(58)を有する植付筒
(35)を枢結し、該植付筒(35)に収めた土付苗
(28)を前記オープナ(58)が畝(14)に突入し
て開閉動作することで移植する移植機において、 前記揺動リンク(56)に、前後方向に揺動自在に棒材
(87)を下方に延伸して設け、該棒材(87)の先端
に、オープナー(58)の前外側面に当接するように付
勢され且つ前記揺動リンク(56)の上下運動に伴った
該揺動リンク(56)に対する植付筒(35)の相対回
動でオープナー(58)の前外側面を上下方向に摺動す
る土落し体(89)を設けていることを特徴とする移植
機のスクレーパ装置。 - 【請求項2】 土落し体(89)をオープナー(58)
の前外側面に当接する方向に付勢するスプリング(8
8)を設け、該スプリング(88)を張設するピン(8
6C)を、棒材(87)の後方向への揺動を制限するス
トッパに兼用していることを特徴とする請求項1に記載
の移植機のスクレーパ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16630697A JP3445101B2 (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 移植機のスクレーパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16630697A JP3445101B2 (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 移植機のスクレーパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH119026A JPH119026A (ja) | 1999-01-19 |
JP3445101B2 true JP3445101B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=15828903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16630697A Expired - Fee Related JP3445101B2 (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 移植機のスクレーパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445101B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013090595A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Iseki & Co Ltd | 移植機 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4543462B2 (ja) * | 1999-12-06 | 2010-09-15 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP4696585B2 (ja) * | 2005-02-17 | 2011-06-08 | 井関農機株式会社 | 苗移植機 |
JP5359124B2 (ja) * | 2008-08-28 | 2013-12-04 | 井関農機株式会社 | 苗植機 |
JP6733623B2 (ja) * | 2017-07-31 | 2020-08-05 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
JP6880461B2 (ja) * | 2018-09-27 | 2021-06-02 | 井関農機株式会社 | 移植機 |
CN110199593A (zh) * | 2019-06-18 | 2019-09-06 | 宁夏农林科学院种质资源研究所(宁夏设施农业工程技术研究中心) | 葡萄除土清土一体机 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16630697A patent/JP3445101B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013090595A (ja) * | 2011-10-26 | 2013-05-16 | Iseki & Co Ltd | 移植機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH119026A (ja) | 1999-01-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |