JP2001028912A - 植付装置 - Google Patents
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Abstract
付体の下部に開閉自在な開口器を備え、この開口器を閉
じた状態で植付体を下降させて開口器を畝に突き刺し且
つ開くことで、畝に植え穴を形成すると共に該植え穴に
植付体内に保持した苗を落下するようにした植付装置に
おいて、開口器を大きく形成しても、植付体内に苗をま
っすぐな状態に保持できると共に、苗の葉部の大小にか
かわらず苗を保持することのできる植付装置を提供す
る。 【解決手段】 苗の通過が可能な筒体で構成されると共
に、開口器41を閉じた状態で苗を立てた状態に保持可
能で且つ径方向拡縮自在な苗ガイド36を植付体31に
備える。
Description
方向に進行しながら畝に苗を植え付ける歩行型又は乗用
型の移植機に採用される植付装置に関するものである。
10−4729号公報に記載のものが公知である。この
移植機は、ポット苗を供給する苗供給装置と、該苗供給
装置のポット苗を取出す苗取出装置と、該取出装置から
の苗を受け取って圃場の畝に植え付ける植付装置とを有
し、畝の長手方向に進行しながら畝に苗を植え付けるも
のである。前記植付装置は、昇降機構によって昇降自在
に支持された植付体を備えており、この植付体の下部に
は、前後一対の構成体から前後に開閉自在となるように
構成された、下方に向けて先窄まりの嘴状の開口器が備
えられている。
降させて開口器を畝に突き刺し且つ開くことで、畝に植
え穴を形成すると共に該植え穴に植付体内に保持した苗
を落下させて植え付けるように構成されている。
白菜等の野菜の苗を植え付ける場合は、開口器によって
形成される植え穴にポット苗の床土部のみを没入させ、
左右の覆土鎮圧器によって、苗の株元に左右両側から土
寄せし、該株元を鎮圧するようにして植え付けられ、植
え穴の上端開口と、穿孔体によってマルチフィルムに形
成された挿通孔とは略対応する大きさとされているが、
タバコの苗を植え付ける場合には、苗の葉部を霜害から
保護するために、植え穴に苗の葉部をも没入状とすべ
く、深く大きな植え穴が形成されるように、開口器も大
きく形成される。
付体に苗を投入したときに、苗が傾いた状態に保持さ
れ、植付け姿勢が悪くなり、ひどいときには苗が植え穴
に放出されたときに横転した状態となることがある。そ
こで、本発明は、前記問題点を解消することのできる植
付装置を提供することを目的とする。
するために講じた技術的手段は、昇降自在で且つ上方側
から苗が投入される植付体の下部に開閉自在な開口器を
備え、この開口器を閉じた状態で植付体を下降させて開
口器を畝に突き刺し且つ開くことで、畝に植え穴を形成
すると共に該植え穴に植付体内に保持した苗を落下する
ようにした植付装置において、前記苗の通過が可能な筒
体で構成され且つ開口器を閉じた状態で苗を立てた状態
に保持可能な苗ガイドを植付体に備えたことを特徴とす
る。
拡縮自在に構成されているのがよい。また、苗ガイド
に、下端側から上方に向けて形成されたスリットを設け
ることで、苗の保持部分が横方向に拡縮自在となるよう
に構成されるのがよい。
に基づき説明する。図2において、移植機は、主として
タバコの苗の移植に使用されるものであり、走行体1
と、該走行体1に設けられた移植装置2とにより構成さ
れており、畝Rの長手方向に前方移動(矢示C方向)し
ながら畝Rに苗を自動的に植え付けていくものである。
走行体1は、車体3を有し、該車体3にエンジン(図示
省略)、ミッションケース4等が取り付けられている。
エンジンやミッションケース4はボンネット5で覆われ
ている。
が左右方向に張出状に設けられ、該支軸6に前輪アーム
7が設けられ、該アーム7の先端に前輪8が回動自在に
支持されている。また、ミッションケース4の左右両側
から後輪支軸9が左右方向張出状に設けられ、該支軸9
に伝動ケース10が後方に向かうに従って下方に移行す
る傾斜状に取り付けられ、該伝動ケース10の先端部に
後輪11が支持されている。前記後輪支軸9の軸心部に
走行動力伝動軸12が挿通され、該伝動軸12から伝動
ケース10内を経由して前記後輪11にエンジンの動力
が伝達されるよう構成されている。
動作により後輪支軸9回りに上下方向揺動自在とされて
いる。この昇降シリンダ13の動きは、連動リンク14
を介して前輪支軸6に伝達され、前輪アーム7も前輪支
軸6回りに上下方向揺動し、前後輪8、11と車体3の
高さが調整自在とされている。また、ローリングシリン
ダ15の動作により、左右の伝動ケース10が互いに逆
方向に揺動し、またこの揺動は連動リンク14を介して
左右の前輪アーム7を互いに逆方向に揺動させることに
より、車体3を左右方向ローリング可能として、左右方
向の水平制御が可能とされている。
伝動ケース10の距離を調整自在として、輪距調整可能
とされている。この実施の形態に係る移植機では、右側
の前後輪8,11を車体3に対して左右方向に移動させ
ることにより、輪距調整可能とされており、右側の後輪
支軸9は、図13に示すように、ミッションケース4側
に支持固定された固定筒軸70と、この固定筒軸70に
出退自在で且つ左右方向の軸心回りに回動自在に内嵌さ
れた可動筒軸71とから主構成されていて、後輪支軸9
が左右方向に伸縮自在とされている。また、可動筒軸7
1の左右方向外端側に伝動ケース10の前側が固定され
ていて、伝動ケース10が上下揺動自在とされていると
共に、左右移動自在とされている。
4に固定されたサポートフレーム72に軸受け73を介
して左右移動自在で且つ左右方向の軸心回りに回動自在
に支持されている。この右側後輪支軸9の軸心部に配置
された走行動力伝動軸12は、駆動側軸部74と、従動
側軸部75とから構成されている。駆動側軸部74は、
固定筒軸70側に軸心回りに回動自在に支持されてい
て、エンジンからミッションケース4内の伝動装置を介
して動力が伝達される。
一体回動自在で且つ左右移動自在にスプライン嵌合され
ると共に、可動筒軸71に左右方向の軸心回りに回動自
在に支持されており、駆動側軸部75からの動力を伝動
ケース10内の動力伝達機構に伝達する。また、固定筒
軸70と可動筒軸71との間には、可動筒軸71の左右
方向外端への移動を規制するワイヤー76が設けられて
いる。このワイヤー76の一端側は、固定筒軸70に固
定のブラケット77に設けた係止部材78に係止され、
他端側は、可動筒軸71に固定のブラケット79に設け
た係止部材80に係止されている。
想線で示すように、後輪11の輪距が最大寸法になった
時から可動筒軸71が固定筒軸70から抜ける手前で張
るようになっており、これによって、可動筒軸71が固
定筒軸70から抜けるのを防止している。なお、後輪1
1の輪距の最小寸法と最大寸法との間では、図13で実
線で示すように、ワイヤー76が撓む(緩む)ことによ
り、輪距調整が可能とされている。
筒軸71の抜け止めが図れると共に、設計変更も容易で
ある。前記ミッションケース4の後部の上部には、後方
に延出する機枠16が固定されており、この機枠16の
後端に主ハンドル17が取り付けられ、この主ハンドル
17の左右両側には補助ハンドル82が設けられてい
る。タバコの栽培では、図11に示すように、植え穴H
に苗S全体を没入状とするので、畝は大畝(高さ及び幅
が大)Rとなるが、この大畝Rに通常の畝に対応させて
形成された移植機を使用すると、畝Rの高さが高いた
め、その分、車体を上昇させなければならないことか
ら、後輪を支持する伝動ケースが立ってくるが、あまり
伝動ケースを立てると左右方向の水平制御等がしづらく
なるので、タバコ栽培用の移植機では、大畝Rに対応さ
せるべく長い伝動ケース10が使用される。
型移植機では、通常、ハンドルを押し下げて車体を後輪
回りに前上がり状態に傾かせて前輪を上昇させ、左右一
方の後輪への動力伝達を切ることにより行われるが、こ
の時、前輪側を上昇し易くするように、伝動ケースを立
てるので、伝動ケースが長くなると、車体の位置が高く
なるに伴って、ハンドルの位置も高くなり、ハンドルを
押し下げ難くなる。そこで、この実施の形態における移
植機では、主ハンドル17に、該ハンドル17の握り部
分よりも下方側に位置する左右一対の補助ハンドル82
を設け、枕時での旋回時等にあっては、この補助ハンド
ル82を使用することで、移植機後部側の押し下げが行
いやすくなるように考慮されている。
・切りする操向クラッチを操作する操作レバー83は補
助ハンドル82に取り付けられている。また、通常の作
業時や移動時等にあっては、補助ハンドル82では、位
置が低く、腰を曲げた状態となることから、主ハンドル
17を用いることで、真っ直ぐたったまま作業等を行う
ことができる。また、ミションケース4の後部の下部に
は、植付フレーム18が後方延出状に且つ上下方向揺動
可能に取り付けられている。そして、前記機枠16及び
植付フレーム18に、前記移植装置2が設けられてい
る。
4の下腹部に設けられた整地装置19と、前記機枠16
の後部と主ハンドル17上にわたって設けられた苗供給
装置20と、該苗供給装置20の前方の前記機枠16上
に設けられた苗取出装置21と、該苗取出装置21の下
方で前記植付フレーム18に設けられた植付装置22
と、畝Rの表面を覆うマルチフィルムMの苗植付位置に
穴を形成する穿孔装置(図示省略)等とを有する。前記
整地装置19は、ミッションケース4の下腹部に上下方
向揺動自在に設けられたブラケット24を有し、該ブラ
ケット24に整地ローラ25が回動自在に支持されてい
る。この整地ローラ25は畝Rの頂面を転動するよう構
成されている。
(土付き苗)を縦横に収容した苗トレイを縦横に間欠送
りする苗載台26を有する。この苗載台26は、苗トレ
イから苗を前方に取り出せるように、後方に向かうにし
たがって上方に移行するよう傾斜配置されている。前記
苗取出装置21は、前記苗トレイから土付き苗を一つづ
つ取り出して、植付装置22に供給するものであり、苗
の床土部に突き刺さる左右一対の取出爪27と、該爪2
7を支持する爪支持装置28と、該爪支持装置28を運
動させる爪駆動装置29とからなる。爪駆動装置29
は、前記機枠16に固定され、前記ミッションケース4
から伝動軸30を介してエンジンの動力が伝達される。
2は、下部側が前後に開閉自在とされた植付体31と、
該植付体31を上下動させる昇降装置32と、前記植付
体31の下部側を開閉させる開閉装置33とを有し、植
付体31の下部を閉じた上昇位置で該植付体31内に上
方から移植苗を投入して収納し、該植付体31を下降さ
せて植付体31の下部を畝Rに突き刺し且つ開くこと
で、図11に示すように、畝Rに植え穴Hを形成すると
共に該植え穴Hに植付体31内に保持した苗Sを落下さ
せて放出することで、植付体31内の苗Sを畝Rに植え
付けるようにしたものである。
前後に開閉自在な下部の開口器41と、前後一対の枢支
部35を介して開口器41を支持筒34に開閉自在に取
付支持する前後一対の取付体40と、支持筒34に上方
側から内嵌された筒状の苗ガイド36等とから構成され
ている。苗ガイド36はプラスチック製で弾性変形可能
であり、上方から投入される苗Sを下方へと案内すると
共に、開口器41を閉じた状態では、苗Sの葉部S1を
その内周面で支えることにより苗Sを略真っ直ぐに立っ
た状態に保持する。
植付体31に上方から投入され、投入された苗Sは苗ガ
イド36を通過し、床土部S2の底面側が、開口器41
に接当すると落下が停止されて苗Sが植付体31内に保
持され、苗ガイド36によって葉部S2が支えられるこ
とで、該苗Sが略真っ直ぐに立った状態に保持される。
この苗ガイド36を設けることにより、開口器41が畝
Rに突き刺されて開いたときに、苗Sが真っ直ぐに立っ
た状態から下方に落下するので、苗Sが植え穴Hに放出
されたときの苗Sの姿勢がよくなり、苗Sの植付時の姿
勢が悪くて手直ししなければならないということが無
い。
すように、上部側が矩形状とされ、下部側が略円筒状に
形成されており、下部側には、周方向略均等位置に4カ
所(2カ所、3カ所又は5カ所以上であってもよい)、
上下方向のスリット37が形成され、各スリット37は
下端開放状で且つ上方に向かうにしたがって漸次幅狭と
なるように形成されており、苗ガイド36の下部側(苗
の保持部分)が径方向拡縮(横方向拡縮)自在とされて
いる。そして、この苗ガイド36の下部外側に、Oリン
グ等から構成される規制部材85を嵌めることにより、
苗ガイド36の先端部径(下端部径)を変更できるよう
になっている。
でも、苗ガイド36の先端部径を絞ることにより、植付
体31内に、確実に苗Sを保持することができる。ま
た、先端部径が小さいと、葉部S2の大きな苗Sの場合
は、苗ガイド36に引っかかって落ちない場合があるの
で、そのときには、苗ガイド36の先端部径を大きくす
ることで、対応できる。苗ガイド36の先端部径を変更
するには、例えば、Oリング85の径の異なるものを用
意しておいて付け替えることにより、また、Oリング8
5の外嵌する上下方向の位置を変更すること等により行
われる。
Oリング85を引っ掛けるための突条84が上下方向に
間隔をおいて形成されている。前記スリット37を形成
することで、床土部S2との接触面積が減り、苗ガイド
36内面への土付きを少なくすることができる。また、
さらに土付き少なくするために、苗ガイド36の下端側
左右両側に下端で開放された切欠部38が形成されてい
る。前記開口器41は、前後の構成体41A,41Bか
ら構成されており、閉じた状態で、下方に向けて先窄ま
り状の嘴状に形成された上方開放状のカップ状に形成さ
れ、内部に苗Sを収容保持可能とされている。
左右方向の枢支部35が溶接等により固着され、該枢支
部35には軸39が挿通されている。そして、前側の軸
39には前側の取付体40Aが、後側の軸39には後側
の取付体40Bがそれぞれ取付支持されており、前側の
取付体40Aの下端側に開口器41の前側の構成体41
Aが取り付けられ、後側の取付体40Bの下端側に開口
器41の後側の構成体41Bが取り付けられている。こ
れにより、開口器41の前後の構成体41A,41Bが
支持筒34に左右方向の軸心回りに前後揺動自在に支持
されており、図1に示す開口器41の閉じた状態から、
開口器41の前側の構成体41Aが前方(矢示C方向)
に揺動すると共に、開口器41の後側の構成体41Bが
後方(矢示D方向)に揺動することで、開口器41が前
後に開くようになっている。
成形され、前後一対の取付体40は、その左右側壁部が
互いに接近するようスプリング42により付勢されてい
る。したがって、このスプリング42によって開口器4
1(の前後構成体41A,41B)が閉じるように付勢
されている。また、一方の取付体40の左右側壁には、
連動ピン43が突設され、他方の取付体40の側壁に
は、前記ピン43が係合する長孔44が形成されてい
る。そして、一方の取付体40が枢支部35の軸39回
りに回動すれば、連動ピン43と長孔44の係合によ
り、他方の取付体40も同様に枢支部35の軸39回り
に回動し、開口器41が開閉されるようになっている。
図12に示すように、マルチフィルムMに形成された挿
通孔Aの前方、後方及び左右側方に切れ目Kを入れて、
穿孔装置によってマルチフィルムMに形成された挿通孔
Aを大きくするためのカッター86,87,88が設け
られている。これは、穿孔装置によってマルチフィルム
Mに形成される挿通孔Aよりも、開口器41で形成され
る植え穴Hの上端開口の方が大きいからである。前側の
カッター86は、開口器41の前側の構成体41Aの前
面側左右方向中央部に下端から上部に亘るように前方突
出状に固定され、後側のカッター87は、開口器41の
後側の構成体41Bの後面側左右方向中央部に下端から
上部に亘るように後方突出状に固定されている。
の前側の構成体41Aの側面後端側の上部に側方突出状
に固定されている。前記開口器41は、マルチフィルム
Mに形成された挿通孔Aを通して、畝Rに上端部近傍ま
で突き刺されるが、開口器41が畝Rに突き刺されるこ
とにより、図12に示すように、マルチフィルムMの挿
通孔Aの前方部分及び後方部分に前後方向の切れ目Kが
形成されると共に、マルチフィルムMの挿通孔Aの側方
部分に左右方向の切れ目Kが形成される。
る挿通孔Aを大きくできると共に、マルチフィルムMの
挿通孔A周囲の切れ目K間の部分Eは、植え穴Hの内面
に沿うように垂れ下がり、マルチフィルムMの挿通孔A
周囲部分が植え穴Hに放出された苗Sに覆い被さって苗
Sの生育等を阻害するようなことがない。また、開口器
41は畝Rに突き刺された後、前後に開くが、前側の構
成体41Aが前方に揺動することにより、左右両側部の
カッター88が前側の構成体41Aと共に前方に移動す
ることによって、植え穴Hの上部部分の土が崩され、こ
の崩された土が植え穴Hの底部側へと落ち、苗Sの床土
部S2を覆土する。
り、植付動作と同時に覆土を行うことができ、作業の効
率アップを図ることができるようになっている。また、
側部のカッター88を開口器41の後側の構成体41B
に設けると、植付体31は走行体1の進行と共に、前方
移動しており、後側の構成体41Bは後方に揺動するの
で、土崩し量が少ないが、特に、本実施の形態のように
開口器41の前側の構成体41Aに側部のカッター88
を設けることで、土崩しを良好に行えるようになってい
る。
上部に設けられており、開口器41で形成された植え穴
Hの上部側の土のみを崩し、植え穴H下部側の土は崩さ
ない。前記昇降装置32は、前記支持筒34に後端部が
枢支された上下一対の第一平行リンク45と、該第一平
行リンク45の前端部に枢支された中継部材46と、該
中継部材46に下端部が枢支されると共に上端部が植付
フレーム18に設けられたブラケット47に枢支された
前後一対の第二平行リンク48と、前記植付フレーム1
8に回転自在に設けられたクランクアーム49と、該ク
ランクアーム49と前記第一平行リンク45とを連結す
るクランクピン50とを有する。
とは反対側の端部に軸部51を有し、該軸部51は、植
付フレーム18に設けられた軸受部52に支持され、該
軸部51の端部に従動スプロケット53が設けられてい
る。一方、前記植付フレーム18の前端とミッションケ
ース4との枢支部には、前記エンジンからの動力が伝達
される出力軸54が同心状に設けられ、該出力軸54の
端部に駆動スプロケット55が設けられている。そして
この駆動スプロケット55と前記従動スプロケット53
間はチェーン56で連動されている。この伝動装置はチ
ェーンケース57で覆われている。
ンク45の上部リンクの中途部に設けられた軸受部58
に挿通されている。前記開閉装置33は、前記一対の植
付体31の内の、前側の取付体40の上部に枢支された
第一リンク59と、該第一リンク59と前記中継部材4
6に枢支された第二リンク60とを有する。第二リンク
60の中継部材46との枢支部は、第一平行リンク45
の枢支部と共用されている。前記第二リンク60の中途
部に、カムフォロアー61が設けられている。一方、前
記クランクピン50は、前記第一平行リンク45の軸受
部58から延出し、この延出部にカム62がスプライン
結合されている。このカム62と前記カムフォロアー6
1が接離自在に当接することにより、開閉装置33が構
成されている。
8は、前記支持筒34の左右両側に設けられており、左
右のクランクピン50の内端部はクランク部材63によ
り連結されている。他方のクランク軸部51には、前記
従動スプロケット53に代えてブレーキ盤64が設けら
れ、該ブレーキ盤64の外周凹部に嵌合するブレーキア
ーム65が植付フレーム18に設けられている。このブ
レーキ装置は、植付体31をその上死点で保持するもの
である。図7に示すものは、前記昇降装置32による植
付体31の移動軌跡と、開閉装置33による植付体31
の開閉軌跡を示している。
リンク45の後部の枢支部の軌跡であり、下部に示す軌
跡は、植付体31の下端の軌跡で、その内、一点鎖線
は、開口器41の前側の構成体41Aの軌跡、点線は開
口器41の後側の構成体41Bの軌跡である。図1は、
植付体31の上死点の位置(状態)を示し、図6は、植
付体31の下死点の位置(状態)を示す。前記カム62
の形状は、下死点でカムフォロアー61と当接して植付
体31の開きを行い、上死点では閉じるようになるよ
う、そのカム形状が選定されている。そして、その開閉
タイミングや開度はカム形状を適宜選定することにより
任意に設計することができる。
て有利である。即ち、タバコ苗はその葉が大きいので、
植付体(特に開口器)を大型化しなければならないが、
片持昇降装置に比べて、両持ち昇降装置では、安定良く
植付体を昇降させることができる。尚、本発明は前記実
施の形態に示したものに限定されるものではなく、乗用
型移植機、トラクタに牽引される形式の移植機、又は、
手動型の簡易移植装置にも適用されるものである。
から苗が投入される植付体の下部に開閉自在な開口器を
備え、この開口器を閉じた状態で植付体を下降させて開
口器を畝に突き刺し且つ開くことで、畝に植え穴を形成
すると共に該植え穴に植付体内に保持した苗を落下する
ようにした植付装置において、前記苗の通過が可能な筒
体で構成され且つ開口器を閉じた状態で苗を立てた状態
に保持可能な苗ガイドを植付体に備えたので、開口器を
大きくしても、植付体内で苗をまっすぐな状態に保持で
き、苗を良好な植付け姿勢で植え付けることができる。
支えられて苗が保持されるが、苗には、葉部が大きな苗
と、葉部が小さい苗とがあり、葉部の大きな苗の場合に
は、苗ガイドに苗が引っかかって落ちない場合があり、
葉部の小さな苗では、確実に苗を支持できない場合があ
るが、苗ガイドの苗の保持部分を横方向に拡縮自在に構
成し、葉部の大小に対応させて苗ガイドの苗の保持部分
を拡縮することで、葉部の大小にかかわらず、苗を良好
に保持できる。また、苗ガイドに、下端側から上方に向
けて形成されたスリットを設けることで、苗の保持部分
が横方向に拡縮自在となるように構成することにより、
苗ガイドの苗の保持部分を横方向に略均等に拡縮できる
よう構成でき、葉部の大小に対応した苗の保持を良好に
行え、しかも、スリットを形成することで、苗の床土部
との接触面積が減少し、苗ガイド内面への土付きを少な
くすることができる。
ある。
する方向で切断した断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 昇降自在で且つ上方側から苗が投入され
る植付体の下部に開閉自在な開口器を備え、この開口器
を閉じた状態で植付体を下降させて開口器を畝に突き刺
し且つ開くことで、畝に植え穴を形成すると共に該植え
穴に植付体内に保持した苗を落下するようにした植付装
置において、 前記苗の通過が可能な筒体で構成され且つ開口器を閉じ
た状態で苗を立てた状態に保持可能な苗ガイドを植付体
に備えたことを特徴とする植付装置。 - 【請求項2】 苗ガイドの苗の保持部分が横方向に拡縮
自在に構成されていることを特徴とする請求項1に記載
の植付装置。 - 【請求項3】 苗ガイドに、下端側から上方に向けて形
成されたスリットを設けることで、苗の保持部分が横方
向に拡縮自在となるように構成されていることを特徴と
する請求項2に記載の植付装置。
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JP20972599A Expired - Fee Related JP3681927B2 (ja) | 1999-07-23 | 1999-07-23 | 植付装置 |
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Cited By (3)
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