JP3443963B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

Info

Publication number
JP3443963B2
JP3443963B2 JP20324094A JP20324094A JP3443963B2 JP 3443963 B2 JP3443963 B2 JP 3443963B2 JP 20324094 A JP20324094 A JP 20324094A JP 20324094 A JP20324094 A JP 20324094A JP 3443963 B2 JP3443963 B2 JP 3443963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
recess
recording
guide piece
shutter guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP20324094A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0863928A (ja
Inventor
孝次 船渡
賢二 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP20324094A priority Critical patent/JP3443963B2/ja
Publication of JPH0863928A publication Critical patent/JPH0863928A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443963B2 publication Critical patent/JP3443963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク、光磁気デ
ィスク等のように、情報信号が記録され或いは記録を可
能とする円盤状記録媒体(以下光ディスクと総称す
る。)を回転自在に収納したディスクカートリッジに関
し、特にこのディスクカートリッジに設けた記録再生開
口部を開放及び閉塞する2位置に亘って移動動作される
シャッタ部材のガイド構造に関する。 【0002】 【従来の技術】光ディスクは、楽音信号や映像信号等の
所望の情報信号が高密度に記録され或いは記録を可能と
した記録媒体であり、カートリッジ本体に回転自在に収
納されている。ディスクカートリッジは、記録再生装置
に装着されると、光ディスクの中心部がディスク回転駆
動装置に装着されて高速で回転駆動される。そして、デ
ィスクカートリッジに収納された光ディスクは、回転駆
動された状態で、光ピックアップ装置から出射されるレ
ーザ光によって主面に形成された情報信号記録部に記録
された情報信号が再生される。また、記録可能な光ディ
スクは、光ピックアップ装置から出射されたレーザ光が
情報信号記録部に照射された状態で、外部磁界発生装置
により記録すべき情報信号に応じて磁界変調された外部
磁界が印加されることによって所望の情報信号の記録が
行われる。 【0003】従来のディスクカートリッジ100は、図
14及び図15に示すように、角浅皿状に形成された上
ハーフ101と下ハーフ102とを組み合わせてカート
リッジ本体を構成し、このカートリッジ本体の内部に光
ディスク1を回転自在に収納して構成している。すなわ
ち、上ハーフ101と下ハーフ102には、外周部に立
上り周壁が形成されるとともに、相対する内面に互いに
突き合わされて光ディスク1の収納空間部を構成する環
状壁及び複数個の突合せ嵌合凸部が一体に立設されてい
る。上ハーフ101と下ハーフ102とは、相対する立
上り周壁と環状壁とを突き合わせて組み立てるととも
に、各突合せ嵌合凸部に超音波溶着処理を施すことによ
って、薄箱状のカートリッジ本体を構成する。 【0004】このカートリッジ本体を構成する下ハーフ
102には、略中央部に位置して円形開口107が設け
られている。この円形開口107は、ディスクカートリ
ッジ100を記録再生装置に装着した際に、カートリッ
ジ本体に収納した光ディスク1を回転駆動するディスク
テーブルが進入するディスクテーブル進入用開口部とし
て作用する。このディスクテーブル進入用開口部107
は、具体的には光ディスク1のセンタ穴を閉塞して設け
られるマグネットクランプ用の磁性板を外方へと臨ませ
る。 【0005】カートリッジ本体を構成する上ハーフ10
1と下ハーフ102には、回転自在に収納した光ディス
ク1の主面に設けた情報信号記録部の一部を内外周に亘
って外方へと臨ませて、記録再生装置側の記録再生手段
が進入する白く再生用開口部105及び記録再生用開口
部106がそれぞれ相対向した位置に設けられている。
これら記録再生用開口部105及び記録再生用開口部1
06は、カートリッジ本体の左右方向の中央部に位置し
て前面部からディスクテーブル進入用開口部107に近
接する位置に亘って、矩形の開口部として構成されてい
る。 【0006】ディスクカートリッジ100は、記録再生
用開口部105及び記録再生用開口部106から内部に
塵埃等が進入して収納された光ディスク1に付着するこ
とを防止するために、これら記録再生用開口部105及
び記録再生用開口部106を開放、閉塞するシャッタ部
材110が組み付けられている。シャッタ部材110
は、例えば薄い金属板にプレス加工等を施して形成した
部材であって、記録再生用開口部105及び記録再生用
開口部106を開放、閉塞する互いに対向する第1のシ
ャッタ部111と第2のシャッタ部113及びこれら第
1のシャッタ部111と第2のシャッタ部113の基端
部を連結する連結部112とからなる全体コ字状を呈し
ている。 【0007】下ハーフ102側に位置される第2のシャ
ッタ部113は、この下ハーフ102の中央部に設けら
れたディスクテーブル進入用開口部107を開放、閉塞
するに足る外形寸法を有しており、全体として縦長に形
成されている。また、この第2のシャッタ部113は、
図17に示すように、先端部分114が、図17に示す
ように、下ハーフ102側に折曲されて形成されてい
る。 【0008】カートリッジ本体を構成する上ハーフ10
1と下ハーフ102には、シャッタ部材110の第1の
シャッタ部111と第2のシャッタ部113とが移動す
る記録再生用開口部105及び記録再生用開口部106
の周縁から一方側面部に亘る領域及びカートリッジ本体
の前面側に亘る領域に、シャッタスライド凹部103及
びシャッタスライド凹部104が設けられている。これ
らシャッタスライド凹部103及びシャッタスライド凹
部104は、シャッタ部材110の板厚とほぼ等しい深
さを有している。したがって、シャッタ部材110は、
カートリッジ本体に組み付けられた状態において、この
カートリッジ本体の主面と面一となり、ディスクカート
リッジ100の厚み寸法が増大されることが防止されて
いる。 【0009】下ハーフ102には、図15に示すよう
に、シャッタスライド凹部104の背面側の領域部分に
左右方向のシャッタガイド溝108が段落ち状態で設け
られている。さらに、この下ハーフ102には、シャッ
タガイド溝108のさらに背面側の領域であるシャッタ
スライド凹部104の一部が、後述するシャッタガイド
片115を配設する接合凹部109として構成されてい
る。この接合凹部109は、図17に示すように、シャ
ッタスライド凹部104とほぼ同じ深さを有する矩形の
領域として構成されている。 【0010】シャッタ部材110は、折曲された第2の
シャッタ部113の先端部分114が、図17に示すよ
うに、下ハーフ102側のシャッタガイド溝108と相
対係合されるようにしてカートリッジ本体に組み付けら
れる。そして、下ハーフ102には、この第2のシャッ
タ部113の先端部分114を移動方向の全域に亘って
係止してシャッタ部材110の浮き上がりを防止するシ
ャッタガイド片115が配設されている。 【0011】シャッタガイド片115は、長手方向の長
さがシャッタスライド凹部104の左右方向の幅とほぼ
等しく、またこのシャッタスライド凹部104の深さと
ほぼ等しい厚みを有している。さらに、シャッタガイド
片115は、接合凹部109の幅よりもやや大とされた
幅を有しており、図17に示すように、両面接着テープ
116によって接合凹部109に貼着された状態におい
て長手方向の一側縁部がシャッタガイド溝108に臨ん
で延在される。 【0012】以上のように構成された従来のデイスクカ
ートリッジ100は、記録再生装置のカートリッジ装填
部に挿入されると、記録再生装置側のシャッタ開放部材
によってシャッタ部材110が第1のシャッタ部111
と第2のシャッタ部113によって記録再生用開口部1
05及び記録再生用開口部106を閉塞した状態から開
放する状態へと移動動作される。また、シャッタ部材1
10は、第2のシャッタ部113によるディスクテーブ
ル進入用開口部107を閉塞した状態から開放した状態
へと移動動作する。 【0013】開放されたディスクテーブル進入用開口部
107には、記録再生装置側のディスクテーブルが進入
してカートリッジ本体に収納された光ディスク1のハブ
をマグネットチャッキングする。記録再生装置は、記録
再生操作が行われると、光ピックアップ装置から出射さ
れるレーザ光が開放された記録再生用開口部105から
光ディスク1の主面に照射され、情報信号記録部に記録
された情報信号を再生する。また、記録再生装置は、開
放された記録再生用開口部106を介して光ディスク1
に外部磁界発生装置により記録すべき情報信号に応じて
磁界変調された外部磁界を印加して所望の情報信号の記
録を行う。 【0014】シャッタ部材110は、上述した記録再生
用開口部105及び記録再生用開口部106の閉塞、開
放動作に際して、縦長に形成された第2のシャッタ部1
13がその先端部114をシャッタガイド溝114に位
置されるとともにシャッタガイド片115によって下ハ
ーフ102の主面と直交する方向に対して係止されるこ
とによって円滑に移動動作する。このように、シャッタ
ガイド片115は、シャッタ部材110の先端部114
が折曲されているとともにシャッタガイド片115によ
って浮き上がりを防止されていることによって、記録再
生装置側の部位に引っ掛かってこれを破損させたり、移
動動作されないといった不都合の発生が防止されてい
る。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のディスクカートリッジ100においては、接合凹部
109をシャッタスライド凹部104の一部に設けたこ
とから、この接合凹部109に両面接着テープ116等
によって接合するシャッタガイド片115のディスクカ
ートリッジ100の前後方向に対する位置決め構造が備
えられていない。したがって、シャッタガイド片115
は、ディスクカートリッジ100の前面側にずれた状態
で接合凹部109に接合されてしまうことがある。 【0016】このように、ディスクカートリッジ100
の前面側にずれた状態で接合されたシャッタガイド片1
15は、シャッタ部材110との間に干渉現象を発生さ
せ、このシャッタ部材110の移動動作に支障を与える
ことがあった。すなわち、シャッタガイド片115は、
図18のO点で示すように、シャッタガイド溝108に
臨む先端側縁部がシャッタ部材110の第2のシャッタ
部113の主面と衝合してこのシャッタ部材110の移
動動作の障害となるといった問題点を生じさせることが
あった。また、このシャッタガイド片115を接合凹部
109に接合する両面接着テープ116は、接合凹部1
09からシャッタガイド溝108中にはみ出して、図1
8のP点で示すように、第2のシャッタ部113の先端
部114に接合してシャッタ部材110の移動動作の障
害となるといった問題点を生じさせることがあった。 【0017】さらに、シャッタガイド片115は、ディ
スクカートリッジ100の前面側にずれた状態で接合凹
部109に接合されることによって、図18に示すよう
に、シャッタスライド凹部104の内周縁部とシャッタ
ガイド片115の一側縁部との間に、Δwの幅で左右方
向の間隙を生じさせていた。この間隙は、ディスクカー
トリッジ100の外観を損なわせるとともに、塵埃等が
付着するといった問題を生じさせる。 【0018】上述した問題点に対して、従来のディスク
カートリッジ100の製造工程においては、シャッタガ
イド片115の接合凹部109に対する接合状態を外観
目視検査工程によって検査したり、シャッタガイド片1
15の接合位置を反射型センサー等の検査装置によって
検査していた。しかしながら、これら従来の対応は、い
ずれも事後の対応であり、不良と判断されたディスクカ
ーシリッジ100の修正作業が必要となる。この場合、
カートリッジ本体は、接合されたシャッタガイド片11
5を剥がす際に、上ハーフ101と下ハーフ102の溶
着部分が剥離されるといった問題が生じることがあっ
た。 【0019】また、上述した外観目視検査工程は、検査
要員と検査工程とを必要としてディスクカートリッジ1
00のコストアップとなるとともに、センサーによる検
査工程についても、ロット毎のシャッタガイド片115
の表面状態の差異がセンサー精度に影響を及ぼすといっ
た問題点があった。 【0020】したがって、本発明は、シャッタ部材を規
制するシャッタガイド片を極めて簡単な操作によって接
合ずれの状態が生じること無く接合されるように構成し
たディスクカートリッジを提供することを目的に提案さ
れたものである。 【0021】 【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るディスクカートリッジは、円盤状記録媒体が回
転自在に収納されるとともにこの円盤状記録媒体の少な
くとも一部を径方向に亘って外方へと臨ませる記録再生
開口部が形成されたカートリッジ本体と、カートリッジ
本体の主面に設けられたシャッタスライド凹部に面一の
状態で組み付けられるとともに先端部がこのシャッタス
ライド凹部に連続してその底部に段落ちして設けたシャ
ッタガイド溝中に位置されて記録再生開口部を開放及び
閉塞する2位置に亘って移動動作されるシャッタ部材
と、シャッタガイド溝を介してシャッタスライド凹部に
連続してカートリッジ本体の主面に設けた接合凹部に接
合されるとともにシャッタガイド溝側に臨む一方側縁部
がカートリッジ本体に移動自在に組み付けられたシャッ
タ部材の先端部を移動方向の全域に亘って係止してこの
シャッタ部材の浮き上がりを防止するシャッタガイド片
とを備え、前記接合凹部は、底面部に複数条の溶着リブ
が一体に形成され、左右方向の幅寸法が前記シャッタス
ライド凹部の左右方向の幅寸法よりも側方にやや大とさ
れ、前記シャッタスライド凹部との連結部分に左右方向
に張り出して係止段部を構成し、前記係止段部は、前記
シャッタガイド溝に臨んで前記シャッタスライド凹部と
前記接合凹部の連結部に設けられて、前記係止段部は、
前記接合凹部の背面側の側端縁から前記シャッタスライ
ド凹部側に向かって前記シャッタガイド片の幅寸法より
もやや大とした位置であり、前記接合凹部の背面側の側
端縁から幅寸法をもった前記シャッタガイド溝を構成す
る両側壁に、前記シャッタスライド凹部を構成する側壁
から張り出した段部として形成され、前記シャッタガイ
ド片は、左右方向である長手方向の長さ寸法が前記シャ
ッタスライド凹部の幅寸法よりもやや大とされるととも
に前記接合凹部の左右方向である長手方向の長さ寸法よ
りもやや小とされて、さらに前後方向である幅寸法が前
記接合凹部の背面側の縁部から前記係止段部までの間隔
寸法よりもやや小とされて形成される。 【0022】 【0023】 【作用】以上のように構成された本発明に係るディスク
カートリッジによれば、シャッタガイド片は、接合凹部
に接合された状態でシャッタ部材の先端部を移動方向の
全域に亘って係止することによってシャッタ部材の先端
部の浮き上がり現象を防止する。シャッタ部材は、先端
部が係合するシャッタガイド溝によって、ぶれ等が生じ
ること無くディスクカートリッジの主面に沿って移動動
作される。接合凹部とシャッタガイド溝との連結部分に
構成された係止段部は、シャッタガイド片を接合凹部に
接合するに際して、側端部に係合することによってこの
シャッタガイド片がシャッタガイド溝側にはみ出すこと
を阻止する。したがって、シャッタガイド片は、接合凹
部に位置決めされた状態で接合される。 【0024】 【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。実施例ディスクカートリッジ10
は、合成樹脂材料によって略浅皿方形状を呈して形成さ
れた上ハーフ11及び下ハーフ12とを組み合わせてカ
ートリッジ本体を構成し、このカートリッジ本体に光デ
ィスク1が回転自在に収納されている。 【0025】光ディスク1は、ディスク基板2と、この
ディスク基板2のセンタ穴3に組み付けられるマグネッ
トクランプ用のハブ4とから構成される。ディスク基板
2は、ガラス板或いはポリカーボネート樹脂等の透明な
合成樹脂によって円盤状に形成され、中心部にセンタ穴
3が設けられるとともにこのセンタ穴を中心として情報
信号が記録される情報信号記録部が同心円状に設けられ
ている。ハブ4は、金属等の磁性体材料によって形成さ
れ、有底筒状の嵌合部5と、この嵌合部5の外周部分に
張り出し形成された外周フランジ部6とから構成され、
嵌合部5の中心部には記録再生装置側のスピンドル軸が
嵌入するスピンドル軸穴7が設けられている。 【0026】上ハーフ11及び下ハーフ12には、立上
り周壁13及び立上り周壁14がそれぞれ周回りに立設
されており、上ハーフ11と下ハーフ12とを組み合わ
せた状態において、これら立上り周壁13及び立上り周
壁14が互いに突き合わされてカートリッジ本体の外周
壁を構成する。上ハーフ11及び下ハーフ12には、相
対向する内面に、立上り周壁13及び立上り周壁14に
それぞれ内接する同一円周上に位置する複数個の円弧状
立壁として構成され、上ハーフ11と下ハーフ12とを
組み合わせた状態において、互いに突き合わされて光デ
ィスク収納部を構成する光ディスク収納形成立壁15及
び光ディスク収納形成立壁16とが立設されている。さ
らに、上ハーフ11及び下ハーフ12には、相対向する
内面に、それぞれ相対して複数個の突合せ嵌合突起17
及び突合せ嵌合突起18とが立設されている。 【0027】したがって、上ハーフ11及び下ハーフ1
2は、立上り周壁13及び立上り周壁14と、光ディス
ク収納形成立壁15及び光ディスク収納形成立壁16と
を互いに突き合わせるようにして組み合わせるととも
に、対応する各突合せ嵌合突起17及び突合せ嵌合突起
18とを嵌合してこれらを超音波溶着等することによっ
て、一体化されて方形薄箱状のカートリッジ本体を構成
する。 【0028】下ハーフ12は、その略中央部に位置して
円形のディスクテーブル進入用開口部20が設けられて
いる。このディスクテーブル進入用開口部20には、デ
ィスクカートリッジ10を記録再生装置に装填したと
き、カートリッジ本体に収納された光ディスク1を駆動
する記録再生装置側のディスクテーブルが進入する。ま
た、ディスクテーブル進入用開口部20は、光ディスク
1のセンタ穴3を閉塞して設けられるマグネットクラン
プ用の磁性板材料によって形成されたハブ4を外方へと
臨ませる。なお、上ハーフ11には、ディスクテーブル
進入用開口部20に対応する略中央部に位置して環状の
光ディスク保持壁21が設けられている。この光ディス
ク保持壁21は、光ディスク1の内周部分に突き当たっ
てこの光ディスク1がカートリッジ本体内で円滑に回転
動作されるように作用する。 【0029】上ハーフ11及び下ハーフ12には、光デ
ィスク収納部に回転自在に収納された光ディスク1の少
なくとも情報信号記録部の一部を内外周に亘って外方に
臨ませる記録再生用開口部22及び記録再生用開口部2
3が相対向してそれぞれ開設されている。これら記録再
生用開口部22及び記録再生用開口部23は、図1に示
すように、光ディスク保持壁21及びディスクテーブル
進入用開口部20に近接する位置からカートリッジ本体
の左右方向の略中央部に位置して方形に形成されてい
る。 【0030】上ハーフ11及び下ハーフ12には、前面
側に位置して後述するシャッタ部材28を移動動作させ
る記録再生装置側のシャッタ開放部材が進入するシャッ
タ開放部材ガイド溝24を構成するガイド凹部25及び
ガイド凹部26とがそれぞれ設けられている。ガイド凹
部25及びガイド凹部26は、上ハーフ11及び下ハー
フ12とを組み合わせた状態において、協動してカート
リッジ本体の前面側に左右方向のシャッタ開放部材ガイ
ド溝24を構成する。 【0031】カートリッジ本体には、記録再生用開口部
22及び記録再生用開口部23から光ディスク収納部に
塵埃等が進入して収納された光ディスク1に付着するこ
とを防止するために、これら記録再生用開口部22及び
記録再生用開口部23を閉塞するシャッタ部材28が組
み付けられている。シャッタ部材28は、薄い金属板を
プレス加工して形成した部材であって、記録再生用開口
部22及び記録再生用開口部23をそれぞれ閉塞するに
足る外形形状を有する第1のシャッタ部29及び第2の
シャッタ部30と、これら第1のシャッタ部29及び第
2のシャッタ部30の基端部を連結する連結部31とか
らなる全体コ字状を呈して形成されている。 【0032】第1のシャッタ部29は、上述したように
記録再生用開口部22を開閉するに足る外形寸法とされ
た前後方向にやや長い矩形に形成されている。また、第
2のシャッタ部30は、下ハーフ12の前面部から記録
再生用開口部23とともにディスクテーブル進入用開口
部20を閉塞するに足る外形寸法とされ、第1のシャッ
タ部29よりもさらに前後方向に長い矩形に形成されて
いる。この第2のシャッタ部30は、先端側が下ハーフ
12の主面側に折曲されることによって、この先端部が
後述する下ハーフ12に設けたスライドガイド溝52に
臨む先端ガイド部60として構成されている。連結部3
1は、カートリッジ本体の前面部の高さ寸法とほぼ等し
い高さ寸法を有している。 【0033】シャッタ部材28には、連結部31の内側
面にシャッタガイド部材32が組み付けられている。シ
ャッタガイド部材32は、合成樹脂材料によって略々棒
状に成形された部材であって、シャッタ部材28の連結
部31の幅寸法に対して略々2倍の長さ寸法を有してい
る。このシャッタガイド部材32は、一端側に係合部3
3が一体に形成されるとともに、シャッタ部材28の連
結部31の内面に、この係合部33側が突出されて組み
合わされることによって、全体としてシャッタ構体を構
成している。また、シャッタガイド部材32は、シャッ
タ構体をカートリッジ本体に組み付けた状態において、
カートリッジ本体と係合部33との間に記録再生装置側
のシャッタ開放部材が係合される間隙を構成する。 【0034】シャッタ構体は、シャッタ部材28の第1
のシャッタ部29と第2のシャッタ部30とがカートリ
ツジ本体の主面を挟み込むとともに、シャッタガイド部
材32がシャッタ開放部材ガイド溝24に係合されるこ
とによってカートリッジ本体に組み付けられる。シャッ
タ構体は、ディスクカートリッジ10を記録再生装置に
装填すると、この記録再生装置側のシャッタ駆動部材に
よって第1のシャッタ部29と第2のシャッタ部30が
記録再生用開口部22及び記録再生用開口部23を閉塞
した第1の位置からこれら記録再生用開口部22及び記
録再生用開口部23を開放する第2の位置へと移動動作
される。 【0035】シャッタ構体は、通常シャッタスプリング
34の弾性力によって、シャッタ部材28の第1のシャ
ッタ部29及び第2のシャッタ部30とが記録再生用開
口部22及び記録再生用開口部23を閉塞する第1の位
置に保持されている。シャッタスプリング34は、両端
をコイル状の基部からそれぞれ突出させたトーションス
プリングによって構成されており、下ハーフ12に設け
た突合せ嵌合突起18のうちの前面側に位置する突合せ
嵌合突起35にコイル状の基部が差し込まれて下ハーフ
12に組み付けられる。また、シャッタスプリング34
は、両端部がやや圧縮して弾性力を蓄勢した状態で、一
端部をシャッタガイド部材32に係合するとともに他端
部を他の突合せ嵌合突起18に掛け合わされる。 【0036】カートリッジ本体を構成する上ハーフ11
と下ハーフ12には、シャッタ部材28の第1のシャッ
タ部29と第2のシャッタ部30とが移動する記録再生
用開口部22及び記録再生用開口部23の周縁から一側
面部に亘る領域及びカートリッジ本体の前面側に亘る領
域に、これら第1のシャッタ部29と第2のシャッタ部
30の板厚とほぼ等しい深さのシャッタスライド凹部3
6及びシャッタスライド凹部37とがそれぞれ設けられ
ている。これらシャッタスライド凹部36及びシャッタ
スライド凹部37は、シャッタ部材28を、その第1の
シャッタ部29と第2のシャッタ部30とがカートリッ
ジ本体と面一となって組み付けることを可能とする。し
たがって、ディスクカートリッジ10は、シャッタ部材
28をカートリッジ本体に組み付けることによっても厚
み寸法が増大することは無い。 【0037】ディスクカートリッジ10は、光ディスク
1に記録された情報信号が誤って消去されることを防止
する誤記録防止機構が備えられている。この誤記録防止
機構は、下ハーフ12のシャッタスプリング34が配設
された前面コーナ部側に対応する背面コーナ部に位置し
て配設された誤記録防止部材39と、上ハーフ11に設
けられた誤記録検出穴40とから構成されている。 【0038】誤記録防止部材39は、下ハーフ12に設
けたガイド穴42に沿って移動動作されるとともに、上
ハーフ11と下ハーフ12の背面側の立上り周壁13及
び立上り周壁14の一部を切り欠いて協動して構成され
た操作開口部42に操作部が臨んでいる。誤記録防止部
材39は、操作開口部42から操作部を操作して、誤記
録検出穴40を閉塞する第1の位置と、この誤記録検出
穴40を開放する第2の位置とに切換え操作される。 【0039】誤記録防止部材39は、誤記録検出穴40
を閉塞する第1の位置に設定された状態においては、記
録再生装置側に備えられる誤記録検出手段の誤記録検出
穴40への進入を阻止して、光ディスク1に対する情報
信号の記録動作を可能な状態とする。また、誤記録防止
部材39は、誤記録検出穴40を開放する第2の位置に
設定された状態においては、記録再生装置側に備えられ
る誤記録検出手段の誤記録検出穴40への進入を許可し
て、光ディスク1に対する情報信号の記録動作を不能な
状態とする。 【0040】ところで、下ハーフ12には、図5に示す
ように、シャッタスライド凹部37のディスクテーブル
進入用開口部20を越えた背面側の領域部分に、シャッ
タスライド凹部37と連続して左右方向のシャッタガイ
ド溝52が設けられている。このシャッタガイド溝52
は、シャッタスライド凹部37の底部にやや段落ちした
状態で下ハーフ12の主面に凹設されている。そして、
このシャッタガイド溝52には、カートリッジ本体に組
み付けられたシャッタ部材28の第2のシャッタ部30
が、ディスクテーブル進入用開口部20を閉塞して延長
された折曲された先端ガイド部60を係合されてガイド
される。 【0041】また、下ハーフ12には、シャッタガイド
溝52のさらに背面側の領域で、シャッタスライド凹部
37に連続して後述するシャッタガイド片50が接合さ
れる接合凹部53が設けられている。この接合凹部53
は、図5に示すように、シャッタスライド凹部37とほ
ぼ同じ深さを有する左右方向の矩形凹部として構成され
ている。また、接合凹部53は、図6に示すように、左
右方向の幅寸法Mがシャッタスライド凹部37の左右方
向の幅寸法Lよりも側方に寸法d分やや大とされて下ハ
ーフ12に設けられることによって、シャッタスライド
凹部37との連結部分に左右方向に張り出してそれぞれ
係止段部54A及び係止段部54Bを構成している。 【0042】すなわち、これら係止段部54A及び係止
段部54Bは、具体的には、図5に示すように、シャッ
タガイド溝52に臨んでシャッタスライド凹部37と接
合凹部53の連結部に設けられている。そして、係止段
部54A及び係止段部54Bは、接合凹部53の背面側
の側端縁からシャッタスライド凹部37側に向かってシ
ャッタガイド片50の幅寸法Bよりもやや大とした位置
である、接合凹部53の背面側の側端縁から幅寸法Aを
もったシャッタガイド溝52を構成する両側壁に、シャ
ッタスライド凹部37を構成する側壁から寸法d分側方
へと張り出した段部としてそれぞれ形成されている。 【0043】シャッタガイド片50は、例えば薄厚のS
US材等を材料として横長矩形を呈する部材として形成
され、接合凹部53の深さとほぼ等しい厚み寸法を有し
ている。また、シャッタガイド片50は、左右方向であ
る長手方向の長さ寸法Nがシャッタスライド凹部37の
幅寸法Lよりもやや大とされるとともに接合凹部53の
左右方向である長手方向の長さ寸法Mよりもやや小とさ
れている。さらに、シャッタガイド片50は、前後方向
である幅寸法Bが接合凹部53の背面側の縁部から係止
段部54A及び係止段部54Bまでの間隔寸法Aよりも
やや小とされて形成されている。 【0044】以上のように構成されたシャッタガイド片
50は、接合凹部53の長さ寸法Nよりもやや短く切断
された両面接着テープ51が裏面に貼着された後、この
両面接着テープ51を介して接合凹部53に接合固定さ
れる。シャッタガイド片50は、接合凹部53の背面側
の側端縁を基準として接合凹部53に接合固定される
が、この状態において、図6に示すように、このシャッ
タガイド片50の前方側の両端部と係止段部54A及び
係止段部54Bとの間にΔyの間隙が構成されるととも
に、両側端部とシャッタガイド溝52及び接合凹部53
を構成する側壁との間にΔxの間隙を構成する。勿論、
これら間隙Δx及びΔyは、ディスクカートリッジ1の
外観を損なうものでは無い。 【0045】シャッタガイド片50は、接合凹部53に
接合された状態において、シャッタガイド溝52側の側
縁部を、シャッタガイド溝52側に左右方向のほぼ全域
に亘って庇状に突出させる。したがって、シャッタガイ
ド片50は、シャッタガイド溝52の底面との間に左右
方向の空間部を構成し、この空間部に先端部60が位置
することによって、シャッタ部材28の先端部60を移
動方向の全域に亘って係止してシャッタ部材28の浮き
上がりを防止する。 【0046】以上のように構成された実施例デイスクカ
ートリッジ1は、記録再生装置のカートリッジ装填部に
挿入されると、記録再生装置側のシャッタ開放部材によ
ってシャッタ部材28が第1のシャッタ部29と第2の
シャッタ部30によって記録再生用開口部22及び記録
再生用開口部23をそれぞれ閉塞した状態から開放する
状態へと移動動作される。また、シャッタ部材28は、
第2のシャッタ部30によるディスクテーブル進入用開
口部20を閉塞した状態から開放した状態へと移動動作
する。この場合、シャッタ部材28は、第2のシャッタ
部30の先端ガイド部60がシャッタガイド溝52中を
移動方向の全域に亘ってシャッタガイド片50に係止さ
れた状態で移動動作することにより、安定した状態で移
動動作する。 【0047】シャッタガイド片50は、上述したように
両面接着テープ51を介して接合凹部53に接合される
に際して、シャッタガイド溝52側に対する接合位置を
係止段部54A及び係止段部54Bによって規制された
状態で接合される。図7は、シャッタガイド片50がシ
ャッタガイド溝52側に寄せられた状態で接合凹部53
に接合された状態を示す。この場合、シャッタガイド片
50は、前方側の両側端部が係止段部54A及び係止段
部54Bと衝合することによって、シャッタガイド溝5
2側に大きくはみ出すことが防止される。したがって、
このシャッタガイド片50或いは両面接着テープ51
は、シャッタ部材28との間で干渉現象を発生すること
無く、接合凹部53にしっかりと接合固定される。 【0048】図8は、シャッタガイド片50が接合凹部
53の長手方向の側縁部側に寄せられて接合凹部53に
接合された状態を示す図である。この場合、シャッタガ
イド片50は、上述したように、前方側の両側端部と係
止段部54A及び係止段部54Bとの間にΔyの微小な
間隙を構成するが、これら間隙によってディスクカート
リッジ1の外観が損なわれるといったことは無く、また
シャッタ部材28の第2のシャッタ部30の先端部60
に対する上述した係止作用は保持される。また、図9
は、シャッタガイド片50が接合凹部53の略中央部に
位置して接合された状態を示す図である。この場合、シ
ャッタガイド片50は、側端部と接合凹部53を構成す
る側壁との間にΔxの微小な間隙を構成するが、この間
隙もディスクカートリッジ1の外観を損なうといったこ
とは無く、またシャッタ部材28の第2のシャッタ部3
0の先端ガイド部60に対する係止作用は保持される。 【0049】このように、シャッタガイド片50は、接
合凹部53に対して、両面接着テープ51を介して前方
側或いは後方側にずれた状態で接合されることがあって
も、接合位置を係止段部54A及び係止段部54Bによ
って規制されシャッタガイド溝52側に大きくはみ出す
ことは無い。したがって、シャッタ部材28は、シャッ
タガイド片50によって第2のシャッタ部30の折曲さ
れた先端ガイド部60が移動方向の全域に亘って係止さ
れるため、浮上り減少の発生が防止されて安定した状態
で移動動作されるとともに、シャッタガイド片50或い
は両面接着テープ51と干渉して移動動作に傷害をきた
すといった不都合の発生が確実に防止される。 【0050】図10は、シャッタガイド片50がシャッ
タガイド溝52を構成する一方の側壁側に寄せられた状
態で接合凹部53に接合された状態を示す図である。こ
の場合であっても、シャッタガイド片50は、前方側の
両側端部が係止段部54A及び係止段部54Bと衝合す
ることによって、シャッタガイド溝52側に大きくはみ
出すことが防止される。したがって、このシャッタガイ
ド片50或いは両面接着テープ51は、シャッタ部材2
8との間に干渉現象を発生すること無く、接合凹部53
にしっかりと接合固定される。 【0051】図11は、シャッタガイド片50が接合凹
部53中で角度αを以って接合された状態を示す図であ
る。この場合にも、シャッタガイド片50は、同図に示
すように一方側の前方側端部が係止段部54Aに衝合し
てシャッタガイド溝52側に大きくはみ出すことが防止
される。したがって、このシャッタガイド片50或いは
両面接着テープ51は、シャッタ部材28との間に干渉
現象を発生すること無く、接合凹部53にしっかりと接
合固定される。なお、シャッタガイド片50は、前方側
の両側端部が係止段部54A及び係止段部54Bに乗り
上げてシャッタガイド溝52側に大きくはみ出して接合
凹部53に接合された場合には、目視によってその状態
が直ちに識別される。 【0052】上述した実施例ディスクカートリッジ1
は、シャッタガイド片50を両面接着テープ51を用い
て接合凹部53に接合するように構成したが、本発明は
係る構成に限定されるものでは無い。例えば、図12及
び図13に示した実施例においては、下ハーフ12の主
面に凹設した接合凹部53の底面部に複数条の溶着リブ
55が一体に形成されている。シャッタガイド片50
は、前方側縁部側をシャッタガイド溝52に庇状に張り
出した状態で接合凹部53に当てがわれる。この状態
で、シャッタガイド片50には、接合凹部53に当てが
われた主面側に、超音波溶着装置の溶着治具が押し付け
られて超音波溶着加工が施される。 【0053】これによって、溶着リブ55は、図13に
示すように、溶融してシャッタガイド片50を接合凹部
53に接合固定する。この超音波溶着加工に際して、シ
ャッタガイド片50は、係止段部54A及び係止段部5
4Bによって位置規制された状態で接合凹部53に当て
がわれるため、シャッタガイド溝52側に大きくはみ出
したり、下ハーフ12の主面に乗り上げた状態で接合さ
れることも無く、極めて良好な状態で接合凹部53に接
合固定される。また、超音波溶着加工は、シャッタガイ
ド片50の位置決め治具等を不用とし、さらに接合凹部
53に対するシャッタガイド片50の接合を効率的に処
理する。 【0054】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカートリッジよれば、シャッタガイド片が接
合される接合凹部とシャッタガイド溝の一部を、シャッ
タスライド凹部に対してやや幅広に形成することによっ
て、この幅広の部分で接合凹部に接合されるシャッタガ
イド片の側端部に係合して接合位置を規制する係止段部
を構成するようにしたことにより、シャッタガイド片が
所定の位置に精度よく接合固定される。したがって、本
発明に係るディスクカートリッジは、シャッタガイド片
がシャッタガイド溝側に大きくはみ出した状態で接合凹
部に接合されることによってシャッタ部材との間で干渉
現象が生じ、シャッタ部材が円滑に移動動作されないと
いった不都合が発生することは無い。 【0055】また、本発明に係るディスクカートは、シ
ャッタガイド片が極めて簡単な操作によってカートリッ
ジ本体の所定の位置にずれの無い状態で接合固定される
ことから、外観不良が発生することは無く、また、万一
シャッタガイド片が所定の接合位置からずれた状態で接
合された場合にも、その状態が目視可能であることから
シャッタガイド片の簡易な接合作業と検査工程の簡易化
によってコストダウンが図られる。そして、接合凹部の
幅寸法及び長さ寸法をシャッタガイド片のそれよりもや
や大に形成したことで、シャッタガイド片の接合凹部へ
の配置が極めて容易にでき、さらに、接合凹部の底面部
に複数条の溶着リブを一体に形成しているので、シャッ
タガイド片の接合は、シャッタガイド片の前方側縁部側
をシャッタガイド溝に庇状に張り出した状態で接合凹部
に当てがい、この当てがわれた主面側に超音波溶着装置
の溶着治具を押し付けて超音波溶着加工が出来る。これ
により、シャッタガイド片の位置決め治具等を不要と
し、接合凹部に対するシャッタガイド片の接合を効率的
に処理することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るデイスクカートリッジの内部構成
を説明する上面部側からの分解斜視図である。 【図2】同デイスクカートリッジの内部構成を説明する
底面部側からの分解斜視図である。 【図3】同デイスクカートリッジの上面部側からの斜視
図である。 【図4】同デイスクカートリッジの底面部側からの斜視
図である。 【図5】同デイスクカートリッジのシャッタガイド片の
構成を説明する底面部側からの斜視図である。 【図6】同ディスクカートリッジのシャッタガイド部の
構成を説明する要部底面図である。 【図7】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタガ
イド片が接合凹部の前方側にずれた位置に接合された状
態を示す要部底面図である。 【図8】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタガ
イド片が接合凹部の後方側にずれた位置に接合された状
態を示す要部底面図である。 【図9】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタガ
イド片が接合凹部の中央部に位置して接合された状態を
示す要部底面図である。 【図10】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタ
ガイド片が接合凹部の一方側にずれた位置に接合された
状態を示す要部底面図である。 【図11】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタ
ガイド片が接合凹部に傾いた状態で接合された状態を示
す要部底面図である。 【図12】シャッタガイド片を接合凹部に設けた溶着リ
ブを介して接合固定するように構成したディスクカート
リッジの他の実施例のシャッタガイド部の構成を説明す
る要部縦断面図である。 【図13】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタ
ガイド片を接合固定した状態を示す要部縦断面図であ
る。 【図14】従来のディスクカートリッジの平面図であ
る。 【図15】同ディスクカートリッジの底面図である。 【図16】同ディスクカートリッジのシャッタガイド部
を説明する要部底面図である。 【図17】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタ
ガイド片を接合固定した状態を示す要部縦断面図であ
る。 【図18】同ディスクカートリッジにおいて、シャッタ
ガイド片によるシャッタ部材の干渉現象を説明する要部
縦断面図である。 【符号の説明】 1 光ディスク(円盤状記録媒体) 2 ディスク基板 4 ハブ 10 ディスクカートリッジ 11 上ハーフ 12 下ハーフ 20 ディスクテーブル進入用開口部 22 記録再生用開口部 23 記録再生用開口部 28 シャッタ部材 29 第1のシャッタ部 30 第2のシャッタ部 31 連結部 32 シャッタガイド部材 34 シャッタスプリング 36 シャッタスライド凹部 37 シャッタスライド凹部 50 シャッタガイド片 51 両面接着テープ 52 シャッタガイド溝 53 接合凹部 54 係止段部 60 先端ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−20427(JP,A) 特開 平7−176160(JP,A) 実開 平3−23866(JP,U) 実開 平3−10376(JP,U) 実開 平1−78376(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/03 604

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】円盤状記録媒体が回転自在に収納されると
    ともにこの円盤状記録媒体の少なくとも一部を径方向に
    亘って外方へと臨ませる記録再生開口部が形成されたカ
    ートリッジ本体と、 カートリッジ本体の主面に設けられたシャッタスライド
    凹部に面一の状態で組み付けられるとともに先端部がこ
    のシャッタスライド凹部に連続してその底部に段落ちし
    て設けたシャッタガイド溝中に位置されて記録再生開口
    部を開放及び閉塞する2位置に亘って移動動作されるシ
    ャッタ部材と、 シャッタガイド溝を介してシャッタスライド凹部に連続
    してカートリッジ本体の主面に設けた接合凹部に接合さ
    れるとともにシャッタガイド溝側に臨む一方側縁部がカ
    ートリッジ本体に移動自在に組み付けられたシャッタ部
    材の先端部を移動方向の全域に亘って係止してこのシャ
    ッタ部材の浮き上がりを防止するシャッタガイド片とを
    備え、 前記接合凹部は、底面部に複数条の溶着リブが一体に形
    成され、左右方向の幅寸法が前記シャッタスライド凹部
    の左右方向の幅寸法よりも側方にやや大とされ、前記シ
    ャッタスライド凹部との連結部分に左右方向に張り出し
    て係止段部を構成し、 前記係止段部は、前記シャッタガイド溝に臨んで前記シ
    ャッタスライド凹部と前記接合凹部の連結部に設けられ
    て、前記係止段部は、前記接合凹部の背面側の側端縁か
    ら前記シャッタスライド凹部側に向かって前記シャッタ
    ガイド片の幅寸法よりもやや大とした位置であり、前記
    接合凹部の背面側の側端縁から幅寸法をもった前記シャ
    ッタガイド溝を構成する両側壁に、前記シャッタスライ
    ド凹部を構成する側壁から張り出した段部として形成さ
    れ、 前記シャッタガイド片は、左右方向である長手方向の長
    さ寸法が前記シャッタスライド凹部の幅寸法よりもやや
    大とされるとともに前記接合凹部の左右方向である長手
    方向の長さ寸法よりもやや小とされて、さらに前後方向
    である幅寸法が前記接合凹部の背面側の縁部から前記係
    止段部までの間隔寸法よりもやや小とされて形成されて
    いることを特徴とするディスクカートリッジ。
JP20324094A 1994-08-29 1994-08-29 ディスクカートリッジ Expired - Fee Related JP3443963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20324094A JP3443963B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ディスクカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20324094A JP3443963B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ディスクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0863928A JPH0863928A (ja) 1996-03-08
JP3443963B2 true JP3443963B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=16470763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20324094A Expired - Fee Related JP3443963B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ディスクカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443963B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4626367B2 (ja) * 2005-04-04 2011-02-09 ソニー株式会社 ディスクカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0863928A (ja) 1996-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2961982B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0469858A (ja) ディスクカートリッジ並びに記録及び/又は再生装置
JPS6361484A (ja) 情報記憶媒体用カ−トリツジ
JP2006172697A (ja) 光学ベンチ、集積光学システム及び光学整列方法
US7010800B2 (en) Disc cartridge having annular shaped mating projections
US5719849A (en) Optical disk holding apparatus
JP3443963B2 (ja) ディスクカートリッジ
US6175471B1 (en) Disc cartridge having configuration to prevent insertion into certain disk drives
KR100263693B1 (ko) 디스크 카트리지
US6721266B1 (en) Disc cartridge with slidably mounted shutter
KR20050084749A (ko) 정보기록매체 카트리지
JP4085978B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3458497B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3030894B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3440570B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3383275B2 (ja) ディスクカートリッジ
JP3063262B2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH0755722Y2 (ja) ディスクカートリッジ
JPH054098Y2 (ja)
JPH0935439A (ja) ディスクカートリッジ
JP3070115B2 (ja) ディスクカートリッジ
KR100512575B1 (ko) 광디스크 및 디스크카트리지
US20040246826A1 (en) Tray and recording/reproducing apparatus
JP3460405B2 (ja) ディスクカートリッジ成形金型装置及びディスクカートリッジ
JPH04186554A (ja) ディスクカートリッジのシャッタ開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030204

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees