JP3442347B2 - 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品 - Google Patents

充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品

Info

Publication number
JP3442347B2
JP3442347B2 JP2000167659A JP2000167659A JP3442347B2 JP 3442347 B2 JP3442347 B2 JP 3442347B2 JP 2000167659 A JP2000167659 A JP 2000167659A JP 2000167659 A JP2000167659 A JP 2000167659A JP 3442347 B2 JP3442347 B2 JP 3442347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polytetrafluoroethylene
filler
thermoplastic resin
aqueous dispersion
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000167659A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001348434A (ja
Inventor
秀夫 青木
正宏 大須賀
正朗 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2000167659A priority Critical patent/JP3442347B2/ja
Publication of JP2001348434A publication Critical patent/JP2001348434A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442347B2 publication Critical patent/JP3442347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属粉、金属の酸
化物、金属の水酸化物、珪酸又は珪酸塩、炭酸塩、炭化
珪素、植物性繊維、動物性繊維、合成繊維、無機系発泡
剤、有機系発泡剤、難燃剤等の充填剤及びそれらの再生
品に、熱可塑性樹脂を少量添加した充填剤マスターバッ
チ及びこれを用いた成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂からなる成形品において
は、機械的強度の向上、難燃性付与等の各種特性の改善
のために、または熱可塑性樹脂の使用量を少なくして経
済性を高めるために、その主原料となる熱可塑性樹脂に
各種充填剤が添加される。特に近年、省資源化のために
上記熱可塑性樹脂成形品を再利用するにあたって、再生
品の性能を高めるべく各種充填剤が配合される。また、
古紙、古繊維等の再使用の用途として、熱可塑性樹脂の
充填剤としての再利用が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記熱可塑性樹脂に添
加される充填剤は、その取り扱い性、分散混練性などの
向上のために、予め添加の対象となる熱可塑性樹脂を少
量配合してペレットとした充填剤マスターバッチとして
用いられる。このような充填剤マスターバッチにおいて
は、熱可塑性樹脂に添加した場合の充填剤の添加効率を
あげ、効果を十分発揮させるために、熱可塑性樹脂の添
加量をできるだけ少量とし、充填剤の量を多く配合する
ことが好ましい。しかしながら、上記充填剤マスターバ
ッチにおいて熱可塑性樹脂を少量にした場合、充填剤マ
スターバッチのペレット化が困難となり、また押出成形
性が悪化するという問題があった。特に、熱可塑性樹脂
の添加量が、充填剤の100重量部に対して50重量部
以下となるとこの問題が顕著となった。
【0004】このような問題を解決するために、熱可塑
性樹脂が塩化ビニル樹脂である場合においては、アクリ
ル系加工助剤を併用し、充填剤と塩化ビニル樹脂とアク
リル系加工助剤の混合物を押出機内で可塑化し、押出機
先端に取り付けられたダイで所定の形状に賦形した後、
水槽等の冷却ゾーンで冷却固化し、ペレットを得る方法
が用いられている。しかしながら、塩化ビニル樹脂以外
のオレフィン系熱可塑性樹脂または他の種々の熱可塑性
樹脂においては、未だ上記問題点は解決されていない。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、熱可塑性樹脂の添加量が少量であっ
ても容易にペレット化することができ、得られるペレッ
トの外観に優れ、また押出成形性に優れた添加剤マスタ
ーバッチを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明は充填剤(A)と熱可塑性樹脂(B)に、
ポリテトラフルオロエチレンと有機重合体からなるポリ
テトラフルオロエチレン含有粉体(C)を配合した充填
剤マスターバッチを提供する。この充填剤マスターバッ
チにおいては、充填剤(A)100重量部に対して、熱
可塑性樹脂(B)が5〜50重量部、ポリテトラフルオ
ロエチレンが0.5〜5重量部であることが望ましい。
【0007】また、上記ポリテトラフルオロエチレン含
有粉体(C)が、下記(a)〜(c)に示す水性分散液
のいずれかを凝固またはスプレードライにより粉体化し
たものであり、その粉体中のポリテトラフルオロエチレ
ン粒子の粒径が10μm以下であることが望ましい。 (a)粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオ
ロエチレン粒子の分散液と、有機重合体の水性分散液と
を混合した混合水性分散液、(b)粒子径が0.05〜
1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子の水性分
散液の存在下で、有機重合体を構成する単量体を重合し
た後に得られる水性分散液、(c)粒子径が0.05〜
1.0μmのポリテトラフルオロエチレン粒子の水性分
散液と、有機重合体の水性分散液とを混合した混合水性
分散液中で、エチレン性不飽和結合を有する単量体を乳
化重合した後に得られる水性分散液。また、本発明の熱
可塑性樹脂製成形品は、上記充填剤マスターバッチを用
いて成形したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の充填剤マスターバッチ
は、充填剤(A)と熱可塑性樹脂(B)からなる充填剤
マスターバッチに、ポリテトラフルオロエチレン含有粉
体(C)を配合することで、熱可塑性樹脂の配合量が少
量であっても、成形加工性に優れ、容易にペレット化す
ることができるものである。
【0009】上記ポリテトラフルオロエチレン含有粉体
(C)は、ポリテトラフルオロエチレンと有機重合体か
らなる粉体である。このようなポリテトラフルオロエチ
レン含有混合粉体(C)は、以下のようにして得られる
ポリテトラフルオロエチレン粒子と有機重合体粒子とを
含有する水性分散液を、塩化カルシウム、硫酸マグネシ
ウムなどの金属塩を溶解した熱水中に投入し、ついでこ
れを塩析して、凝固した後に乾燥するか、スプレードラ
イによって粉体化することにより得ることができる。 (a)粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオ
ロエチレン粒子の分散液と、有機重合体の水性分散液と
を混合した混合水性分散液。 (b)粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオ
ロエチレン粒子の水性分散液の存在下で、有機重合体を
構成する単量体を重合した後に得られる水性分散液。 (c)粒子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオ
ロエチレン粒子の水性分散液と、有機重合体の水性分散
液とを混合した混合水性分散液中で、エチレン性不飽和
結合を有する単量体を乳化重合した後に得られる水性分
散液。
【0010】このようにして得られるポリテトラフルオ
ロエチレン含有粉体(C)であれば、ポリテトラフルオ
ロエチレン含有粉体(C)中のポリテトラフルオロエチ
レン粒子(凝集体)の粒径を10μm以下とすることが
できる。ポリテトラフルオロエチレン粒子の粒径が10
μm以下であれば、ポリテトラフルオロエチレンの充填
剤(A)に対する分散性が極めて向上し、ポリテトラフ
ルオロエチレンが充填剤(A)中で効率よく繊維化する
ために、これを含有する充填剤マスターバッチにおいて
は、優れた押出成形性を有し、容易にペレット化するこ
とができる。
【0011】通常、ポリテトラフルオロエチレン粒子を
含有する水性分散液から、ポリテトラフルオロエチレン
粒子を粉体として回収する場合においては、その回収工
程で粉体の粒径が100μm以上の凝集体となってしま
う。このような大きな粒径のポリテトラフルオロエチレ
ン粉体を用いた場合、ポリテトラフルオロエチレンを充
填剤(A)および熱可塑性樹脂(B)中に均一に分散さ
せることは難しく、充填剤マスターバッチのペレット化
および成形性を向上させる効果は得られない。これに対
し、上記ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C)に
おいては、ポリテトラフルオロエチレンが単独で粒子径
が10μmを越える凝集体を形成していないため、充填
剤(A)および熱可塑性樹脂(B)に対する分散性が高
く、ポリテトラフルオロエチレンが均一に充填剤マスタ
ーバッチ中に分散して、成形性を向上させて、ペレット
化を可能とすることができる。
【0012】上記粒子径が0.05〜1.0μmポリテト
ラフルオロエチレン粒子の水性分散液は、含フッ素界面
活性剤を用いた乳化重合により、テトラフルオロエチレ
ンモノマーを重合させることにより得ることができる。
前記乳化重合の際、ポリテトラフルオロエチレンの特性
を損なわない範囲で、共重合成分としてヘキサフルオロ
プロピレン、クロロトリフルオロエチレン、フルオロア
ルキルエチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル
等の含フッ素オレフィンや、パーフルオロアルキル(メ
タ)アクリレート等の含フッ素アルキル(メタ)アクリ
レートなどを用いることができる。このとき、前記共重
合成分の含有量としては、テトラフルオロエチレンモノ
マーに対して10重量%以下であることが好ましい。
【0013】また、上記ポリテトラフルオロエチレン粒
子の水性分散液の市販原料としては、旭ICIフロロポ
リマー社製の「フルオンAD−1、AD−936」や、
ダイキン工業社製の「ポリフロンD−1、D−2」、三
井デュポンフロロケミカル社製の「テフロン30J」な
どを代表例として挙げることができる。
【0014】上記有機重合体としては、特に制限される
ものではないが、熱可塑性樹脂(B)に配合する際の分
散性を考慮し、使用する熱可塑性樹脂との相溶性が高い
ものであることが好ましい。上記有機重合体は、次に示
す単量体を重合することによって得られるものである。
前記単量体としては、具体的には、スチレン、p−メチ
ルスチレン、o−メチルスチレン、p−クロルスチレ
ン、o−クロルスチレン、p−メトキシスチレン、o−
メトキシスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレン
系単量体、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、メクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸
ドデシル、メタクリル酸ドデシル、アクリル酸トリデシ
ル、メタクリル酸トリデシル、アクリル酸オクタデシ
ル、メタクリル酸オクタデシル、アクリル酸シクロヘキ
シル、メタクリル酸シクロヘキシルなどの(メタ)アク
リル酸エステル系単量体、アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリルなどのシアン化ビニル系単量体、ビニルメチ
ルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニルエーテ
ル系単量体、酢酸ビニル、酪酸ビニルなどのカルボン酸
ビニル系単量体、エチレン、プロピレン、イソブチレン
などのオレフィン系単量体、ブタジエン、イソプレンな
どのジエン系単量体などを挙げることができる。これら
の単量体は、単独であるいは2種以上混合して用いるこ
とができる。
【0015】また、これらの単量体の中では、スチレン
系単量体、(メタ)アクリル酸エステル系単量体、オレ
フィン系単量体を用いたものが、熱可塑性樹脂(B)と
の相溶性の点から好ましく、特に、好ましいものとして
は、炭素数12個以上の長鎖アルキル(メタ)アクリル
酸エステル系単量体、スチレン、オレフィン系単量体か
らなる群より選ばれる1種以上の単量体を20重量%以
上含有する単量体を挙げることができる。
【0016】ポリテトラフルオロエチレン含有粉体
(C)の添加量としては、充填剤(A)100重量部に
対し、ポリテトラフルオロエチレンが0.5〜5重量部
となるように配合されることが好ましい。ポリテトラフ
ルオロエチレン成分の量が0.5重量部未満では、得ら
れる充填剤マスターバッチの溶融強度向上効果が乏し
く、外観不良となりやすく、成形体表面の肌荒れが発生
しペレット化が困難となる。また、5重量部を超える
と、充填剤マスターバッチの溶融したときの樹脂のゴム
弾性が高くなりすぎかえってペレット化が困難となる。
【0017】また、上記ポリテトラフルオロエチレン含
有粉体(C)中に占めるポリテトラフルオロエチレンの
含有率は、0.1〜90%であることが好ましい。この
範囲内とすることにより、ペレット化が容易な充填剤マ
スターバッチ、特に押出し成形に適した充填剤マスター
バッチが得られる。
【0018】また、ポリテトラフルオロエチレン含有粉
体(C)のポリテトラフルオロエチレン粒子中のポリテ
トラエチレンの含有割合は、0.5〜80重量%が好ま
しい。 この範囲内とすることにより、容易にペレット
化することができ、押出成形に適した材料が得られる。
【0019】このようなポリテトラフルオロエチレン含
有粉体(C)を、充填剤(A)と熱可塑性樹脂(B)と
を混合する際に配合し、得られる充填剤マスターバッチ
にポリテトラフルオロエチレンを均一に分散含有させる
ことによって、熱可塑性樹脂(B)が少量の場合であっ
ても、外観の優れたペレットとすることができ、成形性
を向上させることができる。
【0020】上記充填剤(A)としては、通常用いられ
る種々の充填剤を用いることができ、以下の(1)〜
(13)に示すようなものが例として挙げられる。これ
らは、単独でも、2種以上を混合した混合物として用い
てもよい。また、これらの再生品、例えば、古紙や古繊
維等も用いることができる。 (1)アルミニウム粉、銅粉、鉄粉などの金属粉、
(2)シリカ、アルミナ、酸化チタンなどの酸化物、
(3)タルク、クレー、マイカなどの珪酸、及び珪酸
塩、(4)水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムな
どの水酸化物、(5)炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ムなどの炭酸塩、(6)硫酸カルシウム、硫酸バリウム
などの硫酸塩及び亜硫酸塩、(7)酸化アンチモン、燐
酸チタン、臭化ビニル、塩素化パラフィン、デカブロモ
ジフェニール、ヘキサブロモベンゼンなどの難燃剤、
(8)木粉、紙粉などの植物性繊維、(9)絹、皮革粉
などの動物性繊維、(10)アラミド繊維、アセテート
などの合成繊維、(11)重炭酸ソーダなどの無機系発
泡剤、(12)アゾジカルボソアミドなどの有機系発泡
剤、(13)チタンホワイト、チタンイエロー、ベンガ
ラ、コバルトブルー、カーボンブラックなどの顔料。
【0021】上記熱可塑性樹脂(B)としては、種々の
熱可塑性樹脂組成物が適用でき、例えば、ポリプロピレ
ン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、低密度
ポリエチレン(LDPE)、リニア低密度ポリエチレン
(LLDPE)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリ
スチレン(PS)、耐衝撃性ポリスチレン(HIP
S)、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、アクリロ
ニトリルとスチレンの共重合体(AS)、ゴム強化した
アクリロニトリルとスチレンの共重合体(ABS,AS
A,SAS)、メタクリル樹脂、ポリカーボネート(P
C)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンナフタ
レート(PBN)、ポリエチレンナフタレート(PE
N)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)、
プロピレンとエチレン及び/または1−ブテンとのあら
ゆる比率でのランダム共重合体またはブロック共重合
体、エチレンとプロピレンとのあらゆる比率においてジ
エン成分が50重量%以下であるエチレン−プロピレン
−ジエン三元共重合体、ポリメチルペンテン、シクロペ
ンタジエンとエチレン及び/またはプロピレンとの共重
合体などの環状ポリオレフィン、エチレンまたはプロピ
レンと50重量%以下の例えば酢酸ビニル、メタクリル
酸アルキルエステル、アクリル酸エステル、芳香族アル
キルエステル、芳香族ビニルなどのビニル化合物などと
のランダム共重合体、ブロック共重合体またはグラフト
重合体などが挙げられる。これらは単独または2種以上
を混合して用いることができる。また、これらの再生品
を用いることができる。
【0022】これらのなかでも、PP、HDPE,LD
PE、LLDPE、PVC、PS、HIPS、エチレン
−プロピレンランダムまたはブロック共重合体、AS、
ABS、ASA、SAS、メタクリル樹脂、PC、PB
T、PET、PBN、PEN、PCTの群から選ばれた
少なくとも1種の熱可塑性樹脂が、汎用性が高く、安価
であるという点で好ましい。
【0023】上記熱可塑性樹脂(B)は、充填剤(A)
100重量部に対して、5〜50重量部添加されること
が好ましい。このように、熱可塑性樹脂(B)の添加量
が少なくても、充填剤マスターバッチにおいてはポリテ
トラフルオロエチレンを含有するものであるので、成形
性に優れ、容易にペレット化することができる。また、
このように熱可塑性樹脂(B)の添加量が少ない充填剤
マスターバッチであれば、充填剤を多く配合することが
でき、充填剤の効果を効率よく発揮させることができ
る。また、使用する熱可塑性樹脂(B)の量が少なく、
コストを低くすることができ経済的である。
【0024】上記充填剤マスターバッチには、上記充填
剤(A)、熱可塑性樹脂(B)、ポリテトラフルオロエ
チレン含有混合粉体(C)以外に、必要に応じて安定
剤、滑剤などの添加剤を添加することができる。安定剤
としてはペンタエリスリチル−テトラキス{3−(3,
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート}、トリエチレングリコール−ビス{3−(3
−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート}などのフェノール系安定剤、トリス
(モノノニルフェニル)フォスファイト、トリス(2、
4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイトなどの燐
系安定剤、ジラウロイルジプロピオネートなどの硫黄系
安定剤などが挙げられ、これらは単独で、または2種以
上を混合して用いることができる。
【0025】滑剤の代表例としては、例えばラウリン
酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸などの飽
和または不飽和脂肪酸のナトリウム、カルシウム、マグ
ネシウム塩、フッ素系滑剤などが挙げられ、これらは単
独で、または2種以上を混合して用いることができる。
【0026】本発明の充填剤マスターバッチは、上述し
た必須成分及び所望により任意成分の各成分を所定量配
合し、ロール、バンバリーミキサー、単軸押出機、2軸
押出機等の通常の混練機で混練することにより調製され
ペレット状にするのが好ましい。
【0027】上記充填剤(A)、熱可塑性樹脂(B)、
ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C)を配合して
なる充填剤マスターバッチであれば、外観の優れたペレ
ットに容易に成形することが可能である。また、このよ
うにペレット化された充填剤マスターバッチであれば、
熱可塑性樹脂に添加した場合分散性が高く、またこれら
の樹脂に添加した時の成形性にも優れ、また充填剤の本
来の効果を十分に発揮させることができる。
【0028】上記充填剤マスターバッチは、様々な樹脂
の充填剤として適用でき、射出成形、カレンダー成形、
ブロー成形、押出成形、熱成形、発泡成形、溶融紡糸な
ど幅広い成形に適用することができ、成形体としても、
射出成型品、シート、フィルム、中空成形体、パイプ、
角棒、異形品、熱成形体、発泡体、繊維などを挙げるこ
とができる。このような熱可塑性樹脂からなる成形品に
おいては、充填剤として、分散性および押出成形性に優
れた本発明の充填剤マスターバッチを使用しているの
で、充填剤の添加効果が高いものである。また、充填剤
の添加量を高くすることができ経済的である。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はこれらの例によって限定されるものではない。な
お、例中の「部」は重量部を示し、固形分濃度等の測定
は下記の方法で行った。 (1)固形分濃度:粒子分散液を170℃で30分間乾
燥して求めた。 (2)粒子径分布、重量平均粒子径:粒子分散液を水で
希釈したものを試料液として、動的光散乱法(大塚電子
(株)製「ELS800」、温度25℃、散乱角90
度)により測定した。
【0030】1、ポリテトラフルオロエチレン含有混合
粉体の調製 (1)ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C−1)
の製造 攪拌機、コンデンサー、熱電対、窒素導入口を備えたセ
パラブルフラスコに、蒸留水190部、ドデシルベンゼ
ンスルホン酸ナトリウム1.5部、スチレン100部、
クメンヒドロパーオキシド0.5部を仕込み、窒素気流
下で40℃に昇温した。次いで、硫酸鉄0.001部、
エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム0.003部、ロ
ンガリット塩0.24部、蒸留水10部の混合液を加え
ラジカル重合させた。発熱が終了した後、系内の温度を
40℃で1時間保持して重合を完了させ、スチレン重合
体粒子分散液(以下、P−1と称する)を得た。上記
(P−1)の固形分濃度は33.3重量%で、粒子径分
布は単一のピークを示し、重量平均粒子径は96nmで
あった。
【0031】一方、ポリテトラフルオロエチレン粒子分
散液として、旭ICIフロロポリマー社製「フルオンA
D936」を用いた。「フルオンAD936」の固形分
濃度は63.0重量%であり、ポリテトラフルオロエチ
レン100部に対して5部のポリオキシエチレンアルキ
ルフェニルエーテルを含むものである。「フルオンAD
936」の粒子径分布は単一のピークを示し、重量平均
粒子径は290nmであった。
【0032】ついで、「フルオンAD936」833部
に、蒸留水1167部を添加し、固形分濃度が26.2
重量%のポリテトラフルオロエチレン粒子分散液(F−
1)を得た。上記(F−1)は25重量%のポリテトラ
フルオロエチレン粒子と1.2重量%のポリオキシエチ
レンノニルフェニルエーテルを含むものである。
【0033】次いで、(F−1)160部(ポリテトラ
フルオロエチレン40部)と、(P−1)181.8部
(ポリスチレン60部)を、攪拌機、コンデンサー、熱
電対、窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに仕込
み、窒素気流下、室温で1時間攪拌して粒子混合分散液
を得た。その後、系内を80℃に昇温して、1時間保持
した。上記一連の操作を通じて固形物の分離は見られ
ず、均一な粒子混合分散液を得ることができた。このと
きの粒子混合分散液の固形分濃度は29.3重量%、粒
子径分布は比較的ブロードで重量平均粒子径は168n
mであった。
【0034】この粒子混合分散液341.8部を、塩化
カルシウム5部を含む85℃の熱水700部に投入し固
形分を分離させ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエ
チレン含有粉体(C−1)98部を得た。このポリテト
ラフルオロエチレン含有粉体(C−1)を250℃でプ
レス成形機により短冊状に賦形した後、ミクロトームで
超薄切片としたものを無染色のまま透過型電子顕微鏡で
観察した。ポリテトラフルオロエチレンは暗部として観
察されるが、10μmを越える凝集体は観測されなかっ
た。
【0035】(2)ポリテトラフルオロエチレン含有粉
体(C−2)の調製 ドデシルメタクリレート75部とメチルメタクリレート
25部の混合液にアゾビスジメチルバレロニトリル0.
1部を溶解させた。これにドシルベンゼンスルホン酸ナ
トリウム2.0部と蒸留水300部の混合液を添加し、
ホモミキサーにて10000rpmで4分間攪拌した
後、ホモジナイザーに300kg/cm2の圧力で2回
通し、安定なドデシルメタクリレート/メチルメタクリ
レート予備分散液を得た。これを攪拌機、コンデンサ
ー、熱電対、窒素導入口を備えたセパラブルフラスコに
仕込み、窒素気流下で内温を80℃にて3時間攪拌して
ラジカル重合させ、ドデシルメタクリレート/メチルメ
タタクリレート共重合体粒子分散液(以下、P−2と称
する)を得た。P−2の固形分濃度は25.1重量%
で、粒子径分布は単一のピークを示し、重量平均粒子径
は198nmであった。
【0036】上記(F−1)160部(ポリテトラフル
オロエチレン40部)と、(P−2)159.4部(ドデ
シルメタクリレート/メチルメタクリレート共重合体4
0部)を、攪拌機、コンデンサー、熱電対、窒素導入
口、滴下ロートを備えたセパラブルフラスコに仕込み、
窒素気流下に室温で1時間攪拌した。その後、系内を8
0℃に昇温して、上記硫酸鉄0.001部、エチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム0.003部、ロンガリット
塩0.24部、蒸留水10部の混合液を加えた後、メチ
ルメタクリレート20部とターシャリーブチルパーオキ
シド0.1部の混合液を30分かけて滴下し、滴下終了
後、内温を80℃で1時間保持してラジカル重合を完了
させた。
【0037】上記一連の操作を通じて固形分の分離は見
られず、均一な粒子混合分散液を得た。上記粒子混合分
散液の固形分濃度は28.5重量%で、粒子径分布は比
較的ブロードで重量平均粒子径は248nmであった。
この粒子混合分散液349.7部を、塩化カルシウム5
部を含む75℃の熱水600部に投入し固形分を分離さ
せ、濾過、乾燥してポリテトラフルオロエチレン含有粉
体(C−2)97部を得た。
【0038】乾燥したポリテトラフルオロエチレン含有
粉体(C−2)を220℃でプレス成形機により短冊状
に賦形した後、ミクロトームで超薄切片としたものを無
染色のまま透過型電子顕微鏡で観察した。ポリテトラフ
ルオロエチレンは暗部として観測されるが、10μmを
越える凝集体は観察されなかった。
【0039】2、充填剤マスターバッチの製造 [実施例1〜22、23〜37、比較例1〜6、7〜1
2]表1〜表4に示すような充填剤(A)、熱可塑性樹
脂(B)およびポリテトラフルオロエチレン含有混合粉
体(C)を用い、これらを表1〜表4に示す割合で配合
し、下記成形機、条件にて押出成形を行い、ペレットを
製造した。ペレット作製の可否、及びそのペレットにつ
いて、外観の観察を実施して結果を表1〜4に示した。
また、各充填剤マスターバッチにおけるポリテトラフル
オロエチレンの成分量をPTFEの成分量として、表1
〜表4に示した。なお、表1には実施例1〜22、表2
には比較例1〜6を示した。これらは、ポリテトラフル
オロエチレン含有粉体(C)を変えて充填剤マスターバ
ッチを作製したものを示す。また表3には実施例23〜
37を、表4には比較例7〜12を示した。これらにお
いては、熱可塑性樹脂を変えて充填剤マスターバッチを
作製した。
【0040】1、ペレット外観:得られたペレットの状
態を肉眼で下記の基準で判定した。 ○:ペレットの外観が良好で、形状・大きさともに均一
なもの △:ペレットの外観が荒れており、形状・大きさともに
不均一なもの ×:ペレットを得ることができないもの 2、ストランド外観 ストランドの外観を肉眼で下記の基準で判定した。 ○:良好 ×:肌荒れ、または、ささくれ有
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】以下、表中略語で示したものについて説明
する。なお、MFTは樹脂のメルトフローレートを示
す。「CD−123」は、粉末状ポリテトラフルオロエ
チレン(旭ICIフロロポリマーズ社製「フルオンCD
123」分子量:1200万)を示す。
【0046】「BC05B」(PP):MFR;50g
/10分、 「BC03B」(PP):MFR;30g/10分、 「FY−4」 (PP):MFR; 5g/10分は、ポ
リプロピレン:日本ポリケム社製「ノバテックPP」。 「HD HJ490」(HDPE):MFR;20g/
10分、 「LD LJ900N」(LDPE):MFR;45g
/10分は、ポリエチレン:日本ポリケム社製「ノバテッ
ク」。 「UE 320」(LLDPE):MFR;0.7g/
10分は、リニア低密度ポリエチレン:日本ポリケム社製
「ノバテック」。 「EX 282E」(PVC)は、ポリ塩化ビニル:信
越ポリマー社製「シンエツ塩ビコンパウンド」 「SC001」(PS):MFR;3.7g/10分は、
ポリスチレン:A&Mスチレン社製。 「H450K」(HIPS)は、耐衝撃性ポリスチレ
ン:日本ポリスチレン社製。 「P5040B」:MFR;0.4g/10分は、ポリ−
1−ブテン:三井石油化学社製「ビューロン」。 「AS783」(AS):MFR;9.0g/10分は、
アクリロニトリルとスチレンの共重合体:旭化成工業社
製「スタイラック」。 「SW−3」(ABS):MFR;0.4g/10分は、
ゴム強化したアクリロニトリルとスチレンの共重合体
(ABS,ASA,SAS):三菱レイヨン社製「ダイ
ヤペットABS」。 「VH」(MMA): MFR;0.4g/10分は、メ
タクリル樹脂:三菱レイヨン社製「アクリペット」。 「7030A」(PC):MFR;3.5g/10分は、
ポリカーボネート:三菱エンジニアリングプラスチック
社製「ノバレックス」。 「PA−200」(PBT)は、ポリブチレンテレフタ
レート:三菱レイヨン社製「ダイヤナイト」。 「N−1000」(PET)は、ポリエチレンテレフタ
レート:三菱レイヨン社製「ダイヤナイト」。 「MX001」(PMP):MFR;26g/10分は、
ポリメチルペンテン、シクロペンタジエンとエチレン及
び/またはプロピレンとの共重合体などの環状ポリオレ
フィン:三井石油化学社製。 「LV260」:MFR;8.5g/10分は、EVA:
三菱化学社製「三菱ポリエチEVA」。
【0047】表1〜4から明らかなように、本実施例の
充填剤マスターバッチであれば、熱可塑性樹脂の配合量
が少量であっても、ペレット化が可能で、その表面の外
観性にも優れている。また、外観の優れたストランドに
加工することができ、押出成形性にも優れたものである
ことがわかる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の大量に充填剤が添加されている充填剤マスターバ
ッチ、及びそのマスターバッチを使用した押出成形体の
欠点を解決し、熱可塑性樹脂及び/又は再生熱可塑性樹
脂に対して、充填剤マスターバッチの効率及び添加効果
を大きく発揮させるために大量の充填剤及び/又は再生
充填剤を添加しても、充填剤の添加量によらず、容易に
かつ外観の優れたペレットとすることができ、また押出
成形に優れた充填剤マスターバッチを得ることができ
る。また、このような充填剤マスターバッチを添加した
熱可塑性樹脂からなる成形品においては、充填剤の分散
性が高く、その添加効率および効果の高いものである。
また、充填剤の量を多く配合することができ経済的であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛利 正朗 神奈川県川崎市多摩区登戸3816番地 三 菱レイヨン株式会社東京技術・情報セン ター内 (56)参考文献 特開 平11−209528(JP,A) 特開 平11−209529(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 3/22 C08L 27/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填剤(A)と、熱可塑性樹脂(B)
    と、ポリテトラフルオロエチレン含有粉体(C)を配合
    してなり、前記ポリテトラフルオロエチレン含有粉体が
    ポリテトラフルオロエチレンと有機重合体からなる粉体
    であることを特徴とする充填剤マスターバッチ。
  2. 【請求項2】 充填剤(A)100重量部に対して、熱
    可塑性樹脂(B)が5〜50重量部、ポリテトラフルオ
    ロエチレンが0.5〜5重量部であることを特徴とする
    請求項1に記載の充填剤マスターバッチ。
  3. 【請求項3】 上記ポリテトラフルオロエチレン含有粉
    体(C)が、(a)粒子径が0.05〜1.0μmのポリ
    テトラフルオロエチレン粒子の水性分散液と、有機重合
    体の水性分散液とを混合した混合水性分散液、(b)粒
    子径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレ
    ン粒子の水性分散液の存在下で、有機重合体を構成する
    単量体を重合した後に得られる水性分散液、(c)粒子
    径が0.05〜1.0μmのポリテトラフルオロエチレン
    粒子の水性分散液と、有機重合体の水性分散液とを混合
    した混合水性分散液中で、エチレン性不飽和結合を有す
    る単量体を乳化重合した後に得られる水性分散液、のい
    ずれかを凝固またはスプレードライにより粉体化したも
    のであり、上記ポリテトラフルオロエチレン含有粉体
    (C)中のポリテトラフルオロエチレンの凝集体の粒径
    が10μm以下であることを特徴とする請求項1または
    2に記載の充填剤マスターバッチ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の充填剤
    マスターバッチを用いて成形されたことを特徴とする熱
    可塑性樹脂製成形品。
JP2000167659A 2000-06-05 2000-06-05 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品 Expired - Lifetime JP3442347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167659A JP3442347B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000167659A JP3442347B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001348434A JP2001348434A (ja) 2001-12-18
JP3442347B2 true JP3442347B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=18670785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000167659A Expired - Lifetime JP3442347B2 (ja) 2000-06-05 2000-06-05 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3442347B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039544A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Nagase & Co Ltd 木質樹脂組成物およびその製造方法
JP5916842B2 (ja) * 2012-03-16 2016-05-11 王子ホールディングス株式会社 植物繊維含有樹脂組成物の製造方法および成形物の粉砕物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001348434A (ja) 2001-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3272985B2 (ja) ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造方法
US7029750B2 (en) Thermoplastic resin composition and production method thereof
EP0872522B1 (en) Aqueous fluoropolymer dispersion and method for making fluoropolymer-containing thermoplastic resin composition
JP5394072B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂用粉体状加工助剤とその製造方法、樹脂組成物及び成形品
KR980009369A (ko) 폴리테트라플루오로에틸렌-함유 분말 혼합물, 그것을 함유한 열가소성 수지 조성물 및 그것으로 제조된 성형체
CN1271372A (zh) 聚烯烃树脂的熔体张力增强剂及其制备方法
KR20120138818A (ko) 폴리올레핀계 수지용 첨가제를 위한 분산제, 폴리올레핀계 수지 조성물 및 성형체
JP5144307B2 (ja) グラフト共重合体、樹脂組成物及びその成形品
JP3962242B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物及びそれを用いた成形体
JP3442347B2 (ja) 充填剤マスターバッチおよびこれを用いた熱可塑性樹脂製成形品
JP3949922B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物の成形性改良方法および製造方法
JP3277148B2 (ja) プロピレン系樹脂発砲泡体の製造方法
JP2001011314A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法及びその成形体
JP3735316B2 (ja) ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体の製造方法、及び熱可塑性樹脂組成物
JPH11209549A (ja) ポリテトラフルオロエチレン含有混合粉体、それを含む熱可塑性樹脂組成物およびその成形体
JP3260307B2 (ja) ポリオレフィン樹脂製品のリサイクル使用方法
JP2003335951A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、その製造方法および成形体
JP2003113322A (ja) 発泡成形用熱可塑性樹脂組成物、発泡体及びこれに用いる樹脂混合体
JP3209955B2 (ja) カレンダー成形用ポリオレフィン系樹脂組成物
JP5221439B2 (ja) 発泡成形用ポリオレフィン系樹脂組成物及びその製造方法、並びに発泡成形体
JP2005306934A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、及びそのマスターバッチ
JP3202803B2 (ja) ポリオレフィン系樹脂組成物の製法
JP2005112924A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3280904B2 (ja) 熱成形用ポリオレフィン系シート
JP2002249668A (ja) 熱可塑性樹脂組成物、成形品、およびこれに用いる混合体

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030603

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3442347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term