JP3442166B2 - 空調機器用フロンの回収・再生・充填装置 - Google Patents

空調機器用フロンの回収・再生・充填装置

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JP3442166B2
JP3442166B2 JP27404594A JP27404594A JP3442166B2 JP 3442166 B2 JP3442166 B2 JP 3442166B2 JP 27404594 A JP27404594 A JP 27404594A JP 27404594 A JP27404594 A JP 27404594A JP 3442166 B2 JP3442166 B2 JP 3442166B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2345/00Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
    • F25B2345/004Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor with several tanks to collect or charge a cycle

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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーエアコン等の空調
機器の冷媒として使用されるフロンの回収と再生と充填
とを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空調機器、特に、カーエアコンの冷媒と
して、従来では、特定フロン(CFC12)が使用され
ていたが、このCFC12は、オゾンを破壊するとして
規制対象となった。このため、このCFC12の代替フ
ロンとして、 (1)塩素を含んでも成層圏に達する前に分解するフロ
ン(水素を含んだフロン:HCFC) (2)塩素を含まないフロン(HFC) が検討され、種々のフロンが代替フロンとして開発され
ている。
【0003】種々の代替フロンの中から、イ.オゾン破
壊係数が小さい。ロ.地球温暖化係数小さい。ハ.従
来のCFC12の特性に近い等の条件が一番最適なHF
C134aが、カーエアコンの新冷媒に採用されてい
る。ところで、従来、カーエアコンの新旧フロンの減少
分を夫々フロン缶から充填する場合、手作業で行うのが
通例であり、規定通り充填されたか否かは目視によって
行うようにしている。
【0004】又、従来、カーエアコンの新旧フロンの全
量を交換する場合には、先ず、フロンをエアコンから抜
き取ってボンベ等に回収し、その後上記のように充填作
業を行う。尚、回収したフロンは再生業者によって別の
部署で再生される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フロン充填作業にあっては、熟練した者の作業が必要で
あり、しかもその作業は非常に面倒で手間がかかる。
又、フロンの回収・充填作業は、上記のように、別々の
作業が必要で、一連の作業にては行えず、やはり、その
作業は非常に面倒で手間がかかり、時間もかかるし、特
に、フロンを大気に放出してはならないため、その回収
作業は更に綿密な熟練作業を必要とする。
【0006】更に、従来のシステムでは、フロンの回収
場所ではその再生は行えず、その場で再生フロンの充填
はできない。又、回収フロンを再生業者まで運搬する必
要がある等、無駄な行程を要する。本発明は以上のよう
な従来の問題点に鑑み、空調機器用の従前の特定フロン
(CFC12)及び代替フロン(HFC134a)の両
方を一台で、回収・再生・適量再充填することができ、
しかも、コスト的に有利で、コンパクトな装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、空調機器のフロン充填部と着脱自由に接続さ
れる接続具と従前フロン用のボンベ及び代替フロン用の
ボンベとを繋ぐ配管に、上流側から下流側に、第1のオ
イルセパレータ、フィルタドライヤ、コンプレッサ及び
第2のオイルセパレータを少なくとも介装すると共に、
配管の所定部位に配管開閉手段を介装したフロン回収系
統と、前記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボ
ンベから出て該ボンベに戻る配管に、上流側から下流側
に、夫々前記フロン回収系統と共通の第1のオイルセパ
レータ、フィルタドライヤ、コンプレッサ及び第2のオ
イルセパレータを少なくとも介装すると共に、配管の所
定部位に配管開閉手段を介装したフロン再生系統と、前
記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベと前
記空調機器のフロン充填部と着脱自由に接続される接続
具とを繋ぐ配管の所定部位に配管開閉手段を少なくとも
介装したフロン充填系統と、フロン補充源と着脱自由に
接続される接続具を上流端に設けた配管を前記フロン回
収系統の配管開閉手段下流に接続して構成したフロン補
充系統と、を備える一方、前記フロン充填部及び各系統
の構成要素内を真空引きするための真空発生手段と、前
記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベを夫
々吊り下げる吊り下げ荷台の吊り下げ部を球体を介して
のみ重量印加部に連結し、該従前フロン用のボンベ及び
代替フロン用のボンベ夫々の重量を計測するロードセル
と、従前フロンの回収・再生・充填と代替フロンの回収
・再生・充填とをシーケンス制御により切り換えるとき
に、配管内残留ガスを該残留ガスに対応する従前フロン
用のボンベ又は代替フロン用のボンベに回収する手段
と、前記残留ガスの回収後に、従前フロン用のボンベ又
は代替フロン用のボンベから新たに使用するフロンを配
管内に循環させる手段と、を備えるようにした。
【0008】請求項2記載の発明は、空調機器の種類に
応じたフロン重量に基づいて必要とするフロン充填重量
を設定するフロン充填重量設定手段と、前記ロードセル
による計測重量に基づいて実際のフロン充填重量を検出
するフロン充填重量検出手段と、前記フロン充填重量検
出手段から出力される検出信号に基づいて前記フロン充
填重量設定手段により設定されたフロン充填重量となっ
たときに前記フロン充填系統によるフロン充填を停止す
る停止手段と、を含んで構成した。
【0009】請求項3記載の発明は、前記吊り下げ荷台
の底面に固定した支軸を、ボール軸受メタルを介して収
納ケースで受けるようにした。
【0010】請求項4記載の発明は、前記従前フロン用
のボンベ及び代替フロン用のボンベと、開閉手段を備え
た大気開放口とを繋ぐ配管夫々に配管開閉手段を少なく
とも介装したエアパージ系統を備えるようにした。請求
項5記載の発明は、前記コンプレッサのオイルを、ポリ
オールエステル脂肪酸として使用し、前記フィルタドラ
イヤに具備させたモレキュラーシーブと活性アルミナを
通過させた後にフロンをコンプレッサに入れるようにし
た。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明において、従前フロンと代
替フロンとを1台の装置で兼用して、フロンの回収・再
生・充填を行え、装置を回収用、再生用、充填用等複数
台設ける場合と比較して、装置をコンパクト化でき、作
業場での設置スペースを削減できる。
【0012】又、オゾン破壊係数のある従前フロンを大
気に放出させることなく、回収して再利用でき、オゾン
破壊係数はないが、温暖化係数の高い代替フロンも大気
に放出させることなく、回収して再利用できる。更に、
各系統の配管を共用でき、共用配管の適用により、配管
系統を簡略化でき、又、共用配管内にて従前と代替の2
種のフロンが混ざるのを防止することができる。その
他、ロードセルの採用により、精度の高い充填を行え、
フロンの充填量不足は勿論のこと、充填のしすぎも防止
でき、必要な量だけのフロンしか使用しないため、フロ
ン缶からの充填等の従来方式と比較して経済的でもあ
る。また、従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボ
ンベを夫々吊り下げる吊り下げ荷台の吊り下げ部を球体
を介してのみロードセルの重量印加部に連結し、従前フ
ロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベ夫々の重量を
計測するようにしたから、揺れによるロードセルの共振
を防止でき、ロードセルからの出力を安定化できる。
【0013】請求項2記載の発明において、異なる空調
機器の種類に応じたフロン重量に基づいて必要とするフ
ロン充填重量を設定し、ロードセルによる計測重量に基
づいて実際のフロン充填重量を検出し、このフロン充填
重量が予め設定されたフロン充填重量となったときにフ
ロン充填を停止する構成としたから、空調機器の種類さ
え見極めれば、自動的に既定のフロンを充填することが
できる。
【0014】請求項3記載の発明において、ロードセル
の荷重変化による上下の動きをスムーズにすることがで
き、前後左右の揺れが防止できる。
【0015】請求項4記載の発明において、従前フロン
用のボンベ及び代替フロン用のボンベ内をエアパージで
きる。請求項5記載の発明において、酸分処理でポリオ
ールエステル脂肪酸(オイル)の劣化を防止でき、コン
プレッサの長寿命化を図れる。又、フィルタドライヤに
より、フロンの酸分と水分を最大限除去できる。
【0016】
【実施例】以下、添付された図面を参照して本発明を詳
述する。空調機器としてのカーエアコン用フロンの回収
・再生・充填装置は、フロン回収系統、フロン再生系
統、フロン充填系統及びフロン補充系統を備えている。
これらの系統の構成を図1の詳細図及び図2の概略図を
参照して順に説明する。
【0017】フロン回収系統は、カーエアコンのフロン
充填部としてのフロンタンクのフロン充填口と着脱自由
に接続される接続具としての低圧フィッティング1と高
圧フィッティング2と従前フロン(CFC12)用のボ
ンベ3及び代替フロン(HFC134a)用のボンベ4
とを繋ぐ配管に、上流側から下流側に、第1のオイルセ
パレータとしてのシステムオイルセパレータ8、フィル
タドライヤ5、コンプレッサ6及び第2のオイルセパレ
ータとしてのリターンオイルセパレータ(熱交換型オイ
ルセパレータ)7等を介装すると共に、配管の所定部位
に電磁弁等の配管開閉手段を介装して構成される。
【0018】この構成を詳述すると、前記低圧フィッテ
ィング1に接続された配管9と、高圧フィッティングに
接続された配管10とは、配管11を介して合流され
る。前記配管9には、上流側から下流側に、低圧ゲージ
12と、2つの低圧バルブSV−Bとが介装されてい
る。又、配管10には、上流側から下流側に、高圧ゲー
ジ13と、2つの高圧バルブSV−Rとが介装されてい
る。又、配管11には、補充用電磁弁SV−Nが介装さ
れている。
【0019】配管9,10同士の合流点の直下流には2
つの回収用電磁弁SV−RCが介装され、その直下流に
はバキュームセンサV−SWが接続されている。前記バ
キュームセンサV−SW下流の配管14には、システム
オイルセパレータ8を経由して、フィルタドライヤ5が
介装されている。このフィルタドライヤ5には、モレキ
ュラーシーブと活性アルミナとが具備されている。シス
テムオイルセパレータ8の底部には、オイルドレンバル
ブSV−OILを介してオイルタンクOTが接続されて
いる。
【0020】フィルタドライヤ5下流の配管15には、
コンプレッサ6が介装される。このコンプレッサ6のオ
イルは、例えば、ポリオールエステル脂肪酸及びポリア
ルキレングリコール、アルキルベンゼン等が使用され
る。
【0021】コンプレッサ6の近傍には、電動ファン3
8が配設され、この電動ファン38からの風をコンプレ
ッサ6の熱で加温して、この温風をリターンオイルセパ
レータ7に供給するようにしている。前記コンプレッサ
6下流の配管16には、リターンオイルセパレータ7が
介装されている。
【0022】このリターンオイルセパレータ7におい
て、HP−SWはハイプレッシャースイッチ、ABは安
全弁、17は回収用電磁弁である。前記リターンオイル
セパレータ7の下流の配管18にはモイスチャーインジ
ケータMIが介装され、配管18は2つに分岐し、分岐
した一方の配管20には従前フロン用のボンベ3が接続
され、他方の配管21には代替フロン用のボンベ4が接
続される。
【0023】前記分岐された2つの配管20,21に
は、夫々入力電磁弁SV−1,SV−4と逆止弁CV−
1,CV−2とが介装される。前記従前フロン用のボン
ベ3及び代替フロン用のボンベ4夫々の重量を計測する
スケールが設けられている。このスケールは、本実施例
においてロードセル22であり、図3に示すように、ボ
ンベ3,4を吊り下げる吊り下げ荷台23が設けられて
おり、この吊り下げ荷台23の吊り下げ部24を球体2
5を介してロードセル22の重量印加部22Aに連結
し、吊り下げ荷台24の荷台部26底面に固定した支軸
27を、ボール軸受メタル28を介して収納ケース29
で受けるように構成されている。
【0024】次に、フロン再生系統は、前記従前フロン
用のボンベ3及び代替フロン用のボンベ4から出て各ボ
ンベ3,4に戻る配管に、上流側から下流側に、夫々前
記フロン回収系統と共通のシステムオイルセパレータ
8、フィルタドライヤ5、コンプレッサ6及びリターン
オイルセパレータ7を少なくとも介装すると共に、配管
の所定部位に電磁弁等の配管開閉手段を介装して構成さ
れる。
【0025】この構成を詳述すると、従前フロン用のボ
ンベ3及び代替フロン用のボンベ4には、夫々配管3
0,31が接続され、これら配管30,31は互いに合
流して、単一の配管32となり、該配管32はフロン回
収系統における2つの回収用電磁弁SV−RCの直下流
のバキュームセンサV−SW接続箇所に接続される。前
記配管30,31には、夫々出力電磁弁SV−2,SV
−5と逆止弁CV−6,CV−8とが介装される。
【0026】又、前記配管32には、逆止弁CV−4と
膨張弁EXVと再生用電磁弁SV−CYとが介装され
る。次に、フロン充填系統は、従前フロン用のボンベ3
及び代替フロン用のボンベ4とカーエアコンのフロン充
填口と着脱自由に接続される低圧フィッティング1と高
圧フィッティング2とを繋ぐ配管の所定部位に電磁弁等
の配管開閉手段を少なくとも介装して構成される。
【0027】この構成を詳述すると、従前フロン用のボ
ンベ3及び代替フロン用のボンベ4に夫々接続された配
管30,31は互いに合流して、単一の配管33とな
り、該配管33はフロン回収系統において低圧フィッテ
ィング1と高圧フィッティング2に接続された配管9,
10の合流部に接続される。前記配管33には、2つの
充填用電磁弁SV−Lが介装される。
【0028】次に、フロン補充系統は、フロン缶等のフ
ロン補充源と着脱自由に接続される接続具としての補充
フィッティング34を上流端に設けた配管35を前記フ
ロン回収系統における配管開閉手段下流に接続して構成
される。この構成を詳述すると、補充フィッティング3
4に接続された配管35は、前記フロン充填系統におけ
る配管33に接続される。
【0029】以上のように構成された前記フロンタンク
及び各系統の構成要素内を真空引きするための真空発生
手段としての真空ポンプRV−Pが設けられている。即
ち、真空ポンプRV−Pに接続された配管36は、前記
低圧フィッティング1に接続された配管9に接続され
る。この配管36には、2つの真空ポンプ用電磁弁SV
−VPと、真空ポンプ保護スイッチP−SWと、アクセ
スフィッティング37とが介装される。又、真空ポンプ
RV−Pには、バルブSV−Aが接続される。
【0030】従前フロン用のボンベ3及び代替フロン用
のボンベ4と、開閉手段としてのエアパージバルブSV
−APを備えた大気開放口とを繋ぐ配管39,40夫々
には、エアパージ用電磁弁SV−3,SV−6と、逆止
弁CV−5,CV−7が介装される。かかる構成におい
て、自動車の車種によって異なるカーエアコンの種類に
応じたフロン重量に基づいて必要とするフロン充填重量
を設定するフロン充填重量設定手段と、前記ロードセル
による計測重量に基づいて実際のフロン充填重量を検出
するフロン充填重量検出手段と、前記フロン充填重量検
出手段から出力される検出信号に基づいて前記フロン充
填重量設定手段により設定されたフロン充填重量となっ
たときに前記フロン充填系統によるフロン充填を停止す
る停止手段と、が、図示しないコントロールユニットに
ソフトウェア的に装備される。
【0031】又、コントロールユニットは、各系統に介
装された電磁弁等をON・OFFして、各系統の動作を
逐次制御するシーケンス制御を実行する。このシーケン
ス制御としては、次の(1)〜(15)が挙げられ、その
内容については後述する。 (1)タンク内真空シーケンス制御 (2)装置内真空引きシーケンス制御 (3)配管内真空引きシーケンス制御 (4)残留フロン回収シーケンス制御 (5)オイル回収シーケンス制御 (6)充填初期シーケンス制御 (7)フロン充填シーケンス制御 (8)フロン補充シーケンス制御 (9)フロン回収シーケンス制御 (10) フロン再生シーケンス制御 (11) リサイクルフロン再生シーケンス制御 (12) リサイクルフロン充填シーケンス制御 (13) 残留フロン充填シーケンス制御 (14) 圧力リセットシーケンス制御 (15) エアパージシーケンス制御 又、コントロールユニットの制御パネル41は、図4に
示すように構成される。
【0032】即ち、制御パネル41には、入/ 切(主電
源) プッシュボタン42、リセットスイッチ43、コー
ス設定スイッチ44、スタート/一時停止スイッチ4
5、フロン充填量設定スイッチ46、低圧側デジタルゲ
ージ47、高圧側デジタルゲージ48、モイスチャーイ
ンジケータ49、テンキー50、パイロットランプ(ボ
ンベの満液表示)51、パイロットランプ(フィルタの
交換時期表示)52が設けられている。
【0033】次に、前記(1)〜(15)のシーケンス制
御を順に説明する。 (1)タンク内真空シーケンス制御 図5(A)のフローチャートに示すように、低圧バルブ
SV−B、真空ポンプ用電磁弁SV−VP、真空ポンプ
側バルブSV−A、真空ポンプRV−Pを夫々ONする
と、カーエアコンのフロン配管内が真空に保持され、図
5(B)のフローチャートに示すように、これらをOF
Fすることにより真空シーケンス制御が停止される。 (2)装置内真空引きシーケンス制御 図6のフローチャートに示すように、ステップ1におい
て、真空ポンプ用電磁弁SV−VP、補充用電磁弁SV
−N、回収用電磁弁SV−RC、再生用電磁弁SV−C
Y、充填用電磁弁SV−L、真空電磁弁SV−K、真空
ポンプRV−P、真空ポンプ用電磁弁SV−VPを夫々
ONすると、装置内部が真空引きされる。ステップ2
(WAIT−1)後のステップ3において、これらをO
FFすることにより真空引きが停止される。 (3)配管内真空引きシーケンス制御 図7のフローチャートに示すように、ステップ1におい
て、真空ポンプ用電磁弁SV−VP、高圧バルブSV−
R、低圧バルブSV−B、補充用電磁弁SV−N、真空
ポンプRV−P、真空ポンプ側バルブSV−Aを夫々O
Nすると、配管内部が真空引きされる。ステップ2(W
AIT−2)後のステップ3において、これらをOFF
することにより真空引きが停止される。 (4)残留フロン回収シーケンス制御 残留フロンを回収する場合には、図8のフローチャート
に示すように、ステップ1において、再生用電磁弁SV
−CY、コンプレッサ、補充用電磁弁SV−N、従前フ
ロンの場合は入力電磁弁SV−1又は代替フロンの場合
は入力電磁弁SV−1、充填用電磁弁SV−L、均圧用
電磁弁AP−Vを夫々ONすると、カーエアコンのフロ
ンタンク内残留フロンがボンベ3,4に回収される。ス
テップ2(DELAY−1)後のステップ3において、
従前フロンの場合はエアパージ用電磁弁SV−3又は代
替フロンの場合はSV−6がONされ、ステップ4にお
いて、バキュームセンサV−SW(430mmHgに設
定)のON・OFFが判定され、OFFとなると、ステ
ップ5にて、これらをOFFすることにより残留フロン
回収が停止される。
【0034】又、停止信号に基づいて、これらをOFF
することにより残留フロン回収が停止される。 (5)オイル回収シーケンス制御 図9のフローチャートに示すように、ステップ1におい
て、バキュームセンサV−SW(430mmHgに設
定)のON・OFFが判定され、ONとなると、ステッ
プ2(DELAY−2)後のステップ3において、オイ
ルドレンバルブSV−OILがONされ、ステップ4
(WAIT−3)後のステップ5において、オイルドレ
ンバルブSV−OILがOFFされ、リターンオイルセ
パレータからのオイル回収が終了する。 (6)充填初期シーケンス制御 図10のフローチャートに示すように、ステップ1にお
いて、低圧バルブSV−B、回収用電磁弁SV−RCを
夫々ONし、ステップ2(WAIT−4)後のステップ
3において、これらをOFFすることによりフロン充填
初期の準備が終了する。 (7)フロン充填シーケンス制御 例えば、従前フロンを充填する場合には、図11のフロ
ーチャートに示すように、ステップ1において、低圧バ
ルブSV−B、回収用電磁弁SV−RC、再生用電磁弁
SV−CY、出力電磁弁SV−2を夫々ONし、ステッ
プ2において、既定充填時間となったか否かが判定され
る。既定充填時間とならなければ、ステップ3に進ん
で、既定充填量となったか否かが判定され、既定充填量
となったならば、ステップ4にて、これらがOFFさ
れ、フロン充填が終了する。
【0035】一方、ステップ2において、既定充填時間
となったならば、ステップ5において、これらがOFF
され、フロン充填が終了しないままエラー表示される。
又、停止信号に基づいて、これらをOFFすることによ
りフロン充填が終了しないままエラー表示される。 (8)フロン補充シーケンス制御 フロンを補充する場合には、図12のフローチャートに
示すように、ステップ1において、充填用電磁弁SV−
L、再生用電磁弁SV−CY、従前フロンの場合は入力
電磁弁SV−1又は代替フロンの場合はSV−4、コン
プレッサ、均圧用電磁弁AP−Vが夫々ONされ、ステ
ップ2(DELAY−3)後のステップ3において、従
前フロンの場合はエアパージ用電磁弁SV−3又は代替
フロンの場合はSV−6がONされ、ステップ4におい
て、設定重量となったか否かが判定される。設定重量と
なると、これらがOFFされる。又、停止信号に基づい
て、これらがOFFされ、フロン補充が終了する。 (9)フロン回収シーケンス制御 フロンを回収する場合には、図13のフローチャートに
示すように、ステップ1において、再生用電磁弁SV−
CY、コンプレッサ、従前フロンの場合は入力電磁弁S
V−1又は代替フロンの場合はSV−4、低圧バルブS
V−B、高圧バルブSV−R、補充用電磁弁SV−N、
充填用電磁弁SV−L、均圧用電磁弁AP−Vを夫々O
Nすると、カーエアコンのフロンタンク内フロンがボン
ベに回収される。ステップ2(DELAY−4)後のス
テップ3において、従前フロンの場合はエアパージ用電
磁弁SV−3又は代替フロンの場合はSV−6がONさ
れ、ステップ4において、バキュームセンサV−SW
(430mmHgに設定)のON・OFFが判定され、
OFFとなると、ステップ5にて、これらをOFFする
ことによりフロン回収が停止される。
【0036】又、停止信号に基づいて、これらをOFF
することによりフロン回収が停止される。 (10) フロン再生シーケンス制御 フロンを再生する場合には、図14フローチャートに示
すように、ステップ1において、再生用電磁弁SV−C
Y、従前フロンの場合は入力電磁弁SV−1又は代替フ
ロンの場合は入力電磁弁SV−4、従前フロンの場合は
出力電磁弁SV−2又は代替フロンの場合は出力電磁弁
SV−5、コンプレッサ、均圧用電磁弁AP−Vが夫々
ONされ、ステップ2(DELAY−5)後のステップ
3において、従前フロンの場合はエアパージ用電磁弁S
V−3又は代替フロンの場合はエアパージ用電磁弁SV
−6がONされ、ステップ4において、フロン再生時間
となったか否かが判定される。フロン再生時間となる
と、ステップ5に進み、従前フロンの場合は出力電磁弁
SV−2又は代替フロンの場合は出力電磁弁SV−5が
OFFされ、ステップ6にて、バキュームセンサV−S
W(430mmHgに設定)のON・OFFが判定さ
れ、OFFとなると、ステップ7にて、これらをOFF
することによりフロン再生が停止される。
【0037】又、停止信号に基づいて、ステップ5から
ステップ6,7に進んで、フロン再生が停止される。 (11) リサイクルフロン再生シーケンス制御 リサイクルフロンを再生する場合には、図15のフロー
チャートに示すように、ステップ1において、再生用電
磁弁SV−CY、従前フロンの場合は入力電磁弁SV−
1又は代替フロンの場合は入力電磁弁SV−4、従前フ
ロンの場合は出力電磁弁SV−2又は代替フロンの場合
は出力電磁弁SV−5、コンプレッサ、均圧用電磁弁A
P−V、真空ポンプ用電磁弁SV−VP、高圧バルブS
V−R、低圧バルブSV−B、補充用電磁弁SV−N、
真空ポンプRV−P、真空ポンプ側バルブSV−Aが夫
々ONされ、ステップ2(DELAY−5)後のステッ
プ3において、従前フロンの場合はエアパージ用電磁弁
SV−3又は代替フロンの場合はエアパージ用電磁弁S
V−6がONされ、ステップ4において、リサイクル再
生時間となったか否かが判定される。リサイクル再生時
間となると、ステップ5に進み、従前フロンの場合は出
力電磁弁SV−2又は代替フロンの場合は出力電磁弁S
V−5がOFFされ、ステップ6にて、バキュームセン
サV−SW(430mmHgに設定)のON・OFFが
判定され、OFFとなると、ステップ7にて、これらを
OFFすることによりリサイクルフロン再生が停止され
る。
【0038】又、停止信号に基づいて、ステップ5から
ステップ6,7に進んで、リサイクルフロン再生が停止
される。 (12) リサイクルフロン充填シーケンス制御 リサイクルフロンを充填する場合には、図16のフロー
チャートに示すように、ステップ1において、従前フロ
ンの場合は入力電磁弁SV−1又は代替フロンの場合は
SV−4、充填用電磁弁SV−L、高圧バルブSV−R
が夫々ONされ、ステップ2において、実際の充填時間
と予め定められたリサイクル充填時間とが比較され、実
際の充填時間>リサイクル充填時間であれば、ステップ
3に進み、実際の充填時間≦リサイクル充填時間であれ
ば、ステップ4に進む。
【0039】ステップ4では、充填による変化量と最小
充填変化量とが比較され、変化量<最小充填変化量であ
れば、ステップ5に進み、変化量≧最小充填変化量であ
れば、ステップ3に進む。ステップ5では、予め設定さ
れた設定充填量となったか否かを判定し、設定充填量と
なれば、ステップ3に進み、ならなければ、ステップ2
に戻る。
【0040】ステップ3では、充填用電磁弁SV−L、
高圧バルブSV−Rを夫々OFFして、カーエアコンを
始動させ、ステップ6に進んで「 (13) 残留フロン充填
シーケンス制御」のルーチンへと進む。 (13) 残留フロン充填シーケンス制御 残留フロンを充填する場合には、図17のフローチャー
トに示すように、ステップ1において、低圧バルブSV
−B、回収用電磁弁SV−RC、再生用電磁弁SV−C
Yを夫々ONし、ステップ2において、実際の充填時間
と予め定めた残留フロン充填時間とを比較し、充填時間
>残留フロン充填時間ならば、ステップ3に進み、充填
時間≦残留フロン充填時間ならば、ステップ2に戻る。
【0041】ステップ3においては、従前フロンの場合
はエアパージ用電磁弁SV−3又は代替フロンの場合は
エアパージ用電磁弁SV−4、低圧バルブSV−B、回
収用電磁弁SV−RC、再生用電磁弁SV−CYが夫々
OFFされ、ステップ4に進む。このステップ4では、
実際の充填量が設定充填量となったか否かが判定され、
設定充填量となれば、ステップ5に進んで残留フロン充
填が完了したことを報知し、設定充填量とならなけれ
ば、ステップ6に進んでエラーを報知する。
【0042】(14) 圧力リセットシーケンス制御 圧力リセットを行う場合(圧力リセットON)には、図
18(A)のフローチャートの如く、真空ポンプ用電磁
弁SV−VP、オイルドレンバルブSV−OILを夫々
ONし、圧力リセットを停止する場合(圧力リセットO
FF)には、図18(B)のフローチャートの如く、真
空ポンプ用電磁弁SV−VP、オイルドレンバルブSV
−OILを夫々OFFする。
【0043】(15) エアパージシーケンス制御 エアパージを行う場合には、図19のフローチャートの
如く、ステップ1において、真空ポンプ保護スイッチA
P−SWがONされたか否かが判定され、ONされる
と、ステップ2にて、電磁弁SV−APがONされ、ス
テップ3(DELAY−6)の後のステップ4にて電磁
弁SV−APがOFFされ、ステップ1に戻る。
【0044】次に、従前フロンの回収・再生・充填と、
代替フロンの回収・再生・充填と、を切り換える時の手
順について説明する。 (1)使用中のボンベ3又は4の気体側(入口側)の
弁、即ち、入力電磁弁SV−1又はSV−4ON(開)
のまま、液体側(出口側)の弁、即ち、出力電磁弁SV
−2又はSV−5OFF(閉)とする。 (2)コンプレッサ6を運転し、配管内残留ガスを前記
残留ガス回収シーケンス制御に従ってボンベ3又は4内
に回収する。
【0045】そのとき、コンプレッサ6の高圧側(吐出
側)の高温高圧ガスを熱交換型オイルセパレータ(リタ
ーンオイルセパレータ7)を通過させずに回収する。コ
ンプレッサ6の低圧側(吸込側)の圧力が0kg/cm
2 以下となるまで、該コンプレッサ6を運転する。 (3)使用中ボンベ3又は4の入力電磁弁SV−1又は
SV−4をOFFして閉じる。 (4)コンプレッサ6の高圧側(吐出側)にはガス状態
のフロンが残っているため排気させる。このとき、コン
プレッサ6の高圧側(吐出側)の圧力が0.5〜0kg
/cm2 まで低下したことを感知して排気を止める。 (5)真空ポンプRV−Pを始動させ、共用配管内全て
の真空引きを一定時間行う。 (6)次に使用するボンベ3又は4の気体側と液体側の
弁、即ち、入力電磁弁SV−1又はSV−4と出力電磁
弁SV−2又はSV−5とをONして開き、コンプレッ
サ6を運転して次に使用するフロンを共用配管内で循環
する。
【0046】そして、高圧側からの排気を行う。以上説
明したカーエアコン用フロンの回収・再生・充填装置に
よると、従前フロンと代替フロンとを1台の装置で兼用
して、フロンの回収・再生・充填を行え、装置を回収
用、再生用、充填用等複数台設ける場合と比較して、装
置をコンパクト化でき、作業場での設置スペースを削減
できる。
【0047】又、かかるカーエアコン用フロンの回収・
再生・充填装置によると、オゾン破壊係数のある従前フ
ロンを大気に放出させることなく、回収して再利用で
き、又、オゾン破壊係数はないが、温暖化係数の高い代
替フロンも大気に放出させることなく、回収して再利用
できる。更に、共用配管の適用により、配管系統を簡略
化でき、又、共用配管内にて従前と代替の2種のフロン
が混ざるのを防止することができる。
【0048】又、自動車の車種によって異なるカーエア
コンの種類に応じたフロン重量に基づいて必要とするフ
ロン充填重量を設定し、ロードセルによる計測重量に基
づいて実際のフロン充填重量を検出し、このフロン充填
重量が予め設定されたフロン充填重量となったときにフ
ロン充填を停止する構成としたから、自動車の車種さえ
見極めれば、自動的に既定のフロンを充填することがで
きる。
【0049】従って、従来のように手作業で充填を行う
ときのように規定通り充填されたか否かは目視によって
行う必要がなく、面倒で手間がかかる作業が不要で、熟
練者のみならず、通常の者にも容易に作業が行える。こ
の場合、カーエアコンのフロン充填口と装置とをホース
により接続すれば、後は制御パネル41のボタン操作に
より、全ての作業が自動で行え、装置作動中、作業者は
他の作業に従事でき、作業能率が高い。
【0050】尚、フロン回収から充填までを一挙に行う
(リサイクル)モードの場合には、所要時間は約15分
程度である。又、ロードセル22の採用により、精度の
高い充填を行え、フロンの充填量不足は勿論のこと、充
填のしすぎも防止でき、必要な量だけのフロンしか使用
しないため、フロン缶からの充填と比較して経済的でも
ある。
【0051】更に、フロンの回収・再生・充填を一連の
作業にて行え、時間も短縮化でき、特に、フロンの回収
場所ではその再生を行えるため、その場で再生フロンの
充填ができ、又、回収フロンを再生業者まで運搬する必
要がない等、無駄な行程を要しない。又、上記の実施例
によると、ボンベ3,4を吊り下げる吊り下げ荷台23
の吊り下げ部24を球体25を介してロードセル22の
重量印加部22Aに連結し、吊り下げ荷台23の荷台部
26の底面に固定した支軸27を、ボール軸受メタル2
8を介して収納ケース29で受けるようにしたから、荷
重変化による上下の動きをスムーズにすることができ、
前後左右の揺れが防止できるため、揺れによるロードセ
ル22の共振を防止でき、ロードセル22からの出力を
安定化できる。
【0052】更に、かかる構成によると、ポリオールエ
ステル脂肪酸をコンプレッサ6のオイルとして使用し、
フィルタドライヤ5には、モレキュラーシーブと活性ア
ルミナとが具備させ、フロンをフィルタドライヤ5を通
過させた後、コンプレッサ6に入れるようにしたから、
酸分処理で前記ポリオールエステル脂肪酸(オイル)の
劣化を防止でき、コンプレッサ6の長寿命化を図れる。
【0053】又、フィルタドライヤ5により、フロンの
酸分と水分を最大限除去できる。尚、フィルタドライヤ
5には、カートリッジ式のフィルタが設けられており、
このフィルタ一つで約150台(冷媒量12kg)のカ
ーエアコンのフロンをクリーニングでき、フィルタは容
易に交換可能である。更に、コンプレッサ6近傍に電動
ファン38を配設し、この電動ファン38からの風をコ
ンプレッサ6の熱で加温して、この温風をオイルセパレ
ータ7に供給するようにしたから、コンプレッサ6の熱
をオイルセパレータ7の加温に有効利用できる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、従前フロンと代替フロンとを1台の装置で
兼用して、フロンの回収・再生・充填を行え、装置を回
収用、再生用、充填用等複数台設ける場合と比較して、
装置をコンパクト化でき、作業場での設置スペースを削
減できると共に、オゾン破壊係数のある従前フロンを大
気に放出させることなく、回収して再利用でき、オゾン
破壊係数はないが、温暖化係数の高い代替フロンも大気
に放出させることなく、回収して再利用でき、更に、各
系統の配管を共用でき、共用配管の適用により、配管系
統を簡略化でき、又、共用配管内にて従前と代替の2種
のフロンが混ざるのを防止することができる。その他、
ロードセルの採用により、精度の高い充填を行え、フロ
ンの充填量不足は勿論のこと、充填のしすぎも防止で
き、必要な量だけのフロンしか使用しないため、フロン
缶からの充填等の従来方式と比較して経済的でもある。
また、従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベ
を夫々吊り下げる吊り下げ荷台の吊り下げ部を球体を介
してのみロードセルの重量印加部に連結し、従前フロン
用のボンベ及び代替フロン用のボンベ夫々の重量を計測
するようにしたから、揺れによるロードセルの共振を防
止でき、ロードセルからの出力を安定化できる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、空調機器の
種類さえ見極めれば、自動的に規定のフロンを充填する
ことができる。請求項3記載の発明によれば、ロードセ
ルの荷重変化による上下の動きをスムーズにすることが
でき、前後左右の揺れが防止できる。
【0056】請求項4記載の発明によれば、従前フロン
用のボンベ及び代替フロン用のボンベ内をエアパージで
きる。請求項5記載の発明によれば、酸分処理でポリオ
ールエステル脂肪酸(オイル)の劣化を防止でき、コン
プレッサの長寿命化を図れ、フィルタドライヤにより、
フロンの酸分と水分を最大限除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1〜5記載の発明の一実施例を示す詳
細系統図
【図2】 同上実施例の概略系統図
【図3】 同上実施例におけるロードセルのボンベ支持
構造を示す正面図
【図4】 同上実施例における制御パネルの正面図
【図5】 タンク内真空シーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【図6】 装置内真空引きシーケンス制御を説明するフ
ローチャート
【図7】 配管内真空引きシーケンス制御を説明するフ
ローチャート
【図8】 残留フロン回収シーケンス制御を説明するフ
ローチャート
【図9】 オイル回収シーケンス制御を説明するフロー
チャート
【図10】 充填初期シーケンス制御を説明するフロー
チャート
【図11】 フロン充填シーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【図12】 フロン補充シーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【図13】 フロン回収シーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【図14】 フロン再生シーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【図15】 リサイクルフロン再生シーケンス制御を説
明するフローチャート
【図16】 リサイクルフロン充填シーケンス制御を説
明するフローチャート
【図17】 残留フロン充填シーケンス制御を説明する
フローチャート
【図18】 圧力リセットシーケンス制御を説明するフ
ローチャート
【図19】 エアパージシーケンス制御を説明するフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 低圧フィッティング 2 高圧フィッティング 3 従前フロン(CFC12)用のボンベ 4 代替フロン(HFC134a)用のボンベ 5 フィルタドライヤ 6 コンプレッサ 7 リターンオイルセパレータ 8 システムオイルセパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−266478(JP,A) 特開 平4−165273(JP,A) 特開 平4−95696(JP,A) 特開 平6−288662(JP,A) 実開 平3−127172(JP,U) 実開 昭64−22969(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 1/00 F25B 43/00 F25B 45/00 C07C 19/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空調機器のフロン充填部と着脱自由に接続
    される接続具と従前フロン用のボンベ及び代替フロン用
    のボンベとを繋ぐ配管に、上流側から下流側に、第1の
    オイルセパレータ、フィルタドライヤ、コンプレッサ及
    び第2のオイルセパレータを少なくとも介装すると共
    に、配管の所定部位に配管開閉手段を介装したフロン回
    収系統と、 前記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベか
    ら出て該ボンベに戻る配管に、上流側から下流側に、夫
    々前記フロン回収系統と共通の第1のオイルセパレー
    タ、フィルタドライヤ、コンプレッサ及び第2のオイル
    セパレータを少なくとも介装すると共に、配管の所定部
    位に配管開閉手段を介装したフロン再生系統と、 前記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベと
    前記空調機器のフロン充填部と着脱自由に接続される接
    続具とを繋ぐ配管の所定部位に配管開閉手段を少なくと
    も介装したフロン充填系統と、 フロン補充源と着脱自由に接続される接続具を上流端に
    設けた配管を前記フロン回収系統の配管開閉手段下流に
    接続して構成したフロン補充系統と、 を備える一方、 前記フロン充填部及び各系統の構成要素内を真空引きす
    るための真空発生手段と、 前記従前フロン用のボンベ及び代替フロン用のボンベを
    夫々吊り下げる吊り下げ荷台の吊り下げ部を球体を介し
    てのみ重量印加部に連結し、該従前フロン用のボンベ及
    び代替フロン用のボンベ夫々の重量を計測するロードセ
    と、 従前フロンの回収・再生・充填と代替フロンの回収・再
    生・充填とをシーケンス制御により切り換えるときに、
    配管内残留ガスを該残留ガスに対応する従前フロン用の
    ボンベ又は代替フロン用のボンベに回収する手段と、 前記残留ガスの回収後に、従前フロン用のボンベ又は代
    替フロン用のボンベから新たに使用するフロンを配管内
    に循環させる手段と、 を備えたことを特徴とする空調機器用フロンの回収・再
    生・充填装置。
  2. 【請求項2】空調機器の種類に応じたフロン重量に基づ
    いて必要とするフロン充填重量を設定するフロン充填重
    量設定手段と、前記ロードセル による計測重量に基づいて実際のフロン
    充填重量を検出するフロン充填重量検出手段と、 前記フロン充填重量検出手段から出力される検出信号に
    基づいて前記フロン充填重量設定手段により設定された
    フロン充填重量となったときに前記フロン充填系統によ
    るフロン充填を停止する停止手段と、 を含んで構成されたことを特徴とする請求項1記載の空
    調機器用フロンの回収・再生・充填装置。
  3. 【請求項3】前記吊り下げ荷台の底面に固定した支軸
    を、ボール軸受メタルを介して収納ケースで受けるよう
    にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の空調機器
    用フロンの回収・再生・充填装置。
  4. 【請求項4】前記従前フロン用のボンベ及び代替フロン
    用のボンベと、開閉手段を備えた大気開放口とを繋ぐ配
    管夫々に配管開閉手段を少なくとも介装したエアパージ
    系統を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちいず
    れか一つに記載の空調機器用フロンの回収・再生・充填
    装置。
  5. 【請求項5】前記コンプレッサのオイルを、ポリオール
    エステル脂肪酸として使用し、 前記フィルタドライヤに具備させたモレキュラーシーブ
    と活性アルミナを通過させた後にフロンをコンプレッサ
    に入れるようにしたこと を特徴とする請求項1〜4のう
    ちいずれか一つに記載の空調機器用フロンの回収・再生
    ・充填装置。
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