JP7045624B2 - 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構 - Google Patents

冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構 Download PDF

Info

Publication number
JP7045624B2
JP7045624B2 JP2018089020A JP2018089020A JP7045624B2 JP 7045624 B2 JP7045624 B2 JP 7045624B2 JP 2018089020 A JP2018089020 A JP 2018089020A JP 2018089020 A JP2018089020 A JP 2018089020A JP 7045624 B2 JP7045624 B2 JP 7045624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
oil
holder
coupler
hose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018089020A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019196843A (ja
Inventor
貞夫 樋上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dengen Co Ltd
Original Assignee
Dengen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dengen Co Ltd filed Critical Dengen Co Ltd
Priority to JP2018089020A priority Critical patent/JP7045624B2/ja
Publication of JP2019196843A publication Critical patent/JP2019196843A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7045624B2 publication Critical patent/JP7045624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両の空調機器と接続してその空調機器の冷媒を回収し、新たな冷媒(若しくは再生冷媒)を充填する冷媒回収充填装置に関し、特には、車両の空調機器に対する誤接続防止のための機構を備える冷媒回収充填装置、及び当該誤接続防止のための機構に関する。尚、本発明において冷媒回収充填装置には、冷媒回収再生充填装置(冷媒回収充填装置であって冷媒の再生機能を有するもの)を含む。
車両の空調機器に用いる上記冷媒は、従来HFC(ハイドロフルオロカーボン)-134a(以下、「旧冷媒」という。)が主流であったが、近年、より環境への影響の少ない新冷媒であるHFO(ハイドロフルオロオレフィン)-1234yf(以下、「新冷媒」という。)の普及が進んでいる。
現在、車両の空調機器には、旧冷媒を用いるものと新冷媒を用いるものがあり、冷媒回収充填装置による処理の際に、前記旧冷媒及び新冷媒が混合された状態で車両等に充填されると空調機器の冷却性の低下を招来するため、冷媒回収充填装置内での旧冷媒、新冷媒の混合を防止し、車両への誤接続を防止する必要がある。
また、空調機器におけるコンプレッサの潤滑性を高めることを目的として、上記冷媒には、冷凍機油(以下、「オイル」という。)が添加される。従来型のコンプレッサに対するオイルとしてPAG(ポリオールエーテル)が使用され、ハイブリッド車等に搭載される電動コンプレッサにするオイルとしてはPOE(ポリオールエステル)が使用される。車両によっていずれのオイルが添加された冷媒を使用するかが異なることから、上記冷媒と同様にオイルにおいても冷媒回収充填装置内での混合を防止し、車両への誤接続を防止する必要がある。
そして、誤接続を防止するための制御を行う冷媒回収充填装置に関して、例えば、車両空調装置から回収した第1冷媒を貯えるための第1回収タンクと、上記車両空調装置とは異なる別の車両空調装置から回収した第2冷媒を貯えるための第2回収タンクと、を備えた装置本体を具備し、さらに、上記車両空調装置の高圧サービスバルブに着脱自在な第1高圧用継手部材を有する第1高圧用ホースと、上記車両空調装置の低圧サービスバルブに着脱自在な第1低圧用継手部材を有する第1低圧用ホースと、を備えた第1ホースユニットと、上記別の車両空調装置の高圧サービスバルブに着脱自在な第2の高圧用継手部材を有する第2高圧用ホースと、上記別の車両空調装置の低圧サービスバルブに着脱自在な第2低圧用継手部材を有する第2低圧用ホースと、を備えた第2ホースユニットと、を具備し、上記装置本体は、上記第1高圧用継手部材及び上記第1低圧用継手部材の少なくとも一方が接続・分離可能な第1不使用継手接続部と、上記第1不使用継手接続部が継手接続状態か否かを判定するための第1判定部と、上記第2高圧用継手部材及び上記第2低圧用継手部材の少なくとも一方が接続・分離可能な第2不使用継手接続部と、上記第2不使用継手接続部が継手接続状態か否かを判定するための第2判定部と、上記第1判定部及び上記第2判定部の判定結果に基づいて上記第1回収タンク及び上記第2回収タンクのいずれを使用するかを決定する制御部と、を備えたことを特徴とする流体回収再生充填装置(例えば、特許文献1参照。)において、公知である。
また、オイルについて制御を行う冷媒回収充填装置として、例えば、車両空調装置の高圧サービスバルブに着脱自在な第1継手部材を先端側に有する第1ホースと、上記車両空調装置の低圧サービスバルブに着脱自在な第2継手部材を先端側に有する第2ホースと、上記第1ホース及び上記第2ホースの基端側に接続される合流配管部と、該合流配管部に接続され上記車両空調装置から回収したオイル混じりの冷媒をオイルと冷媒に分離して液化させるための回収再生配管回路部と、該回収再生配管回路部にて液化した冷媒を貯えるための回収タンクと、上記第1ホース及び上記第2ホースの基端側と上記回収タンクを接続するための洗浄用配管部と、第1オイルが充填されている第1オイル缶が接続可能な第1チャージバルブ本体と、該第1チャージバルブ本体と上記合流配管部とを接続する第1オイル供給配管部と、上記第1オイルと異なる種類の第2オイルが充填されている第2オイル缶が接続可能な第2チャージバルブ本体と、該第2チャージバルブ本体と上記合流配管部とを接続する第2オイル供給配管部と、を備え、上記第1ホースの上記第1継手部材を高圧サービスバルブに接続すると共に、上記第2ホースの上記第2継手部材を上記低圧サービスバルブに接続した状態において、上記車両空調装置内のオイル混じりの冷媒を上記第1ホース及び上記第2ホースから上記合流配管部を介して上記回収再生配管回路部に送流して液化冷媒として再生して上記回収タンク内に回収するように構成し、上記第1オイル缶が接続された上記第1チャージバルブ本体から第1オイル供給配管部と上記合流配管部と上記第1ホースを介して上記車両空調装置に第1オイルを充填するように構成し、上記第2オイル缶が接続された上記第2チャージバルブ本体から第2オイル供給配管部と上記合流配管部と上記第1ホースを介して上記車両空調装置に第2オイルを充填するように構成し、さらに、上記第1ホースの上記第1継手部材を上記第1チャージバルブ本体に接続すると共に、上記第2ホースの上記第2継手部材を上記第2チャージバルブ本体に接続した状態において、上記回収タンク内の液化冷媒を、上記回収タンクから上記洗浄用配管部を介して、上記第1ホースと上記第1チャージバルブ本体と上記第1オイル供給配管部に送流させると共に、上記第2ホースと上記第2チャージバルブ本体と上記第2オイル供給配管部に送流させ、上記第1オイル供給配管部及び上記第2オイル供給配管部からの液化冷媒を上記合流配管部と上記回収再生配管回路部を介して上記回収タンクに戻して洗浄を行うように構成したことを特徴とする流体回収再生充填装置(例えば、特許文献1第7図から第10図参照。)において公知である。
特許第6235090号公報 特許第5934692号公報
上記特許文献1に開示される冷媒回収充填装置によれば、上記所定の構成により誤接続を防止する一定の効果が得られると考えられる。
しかしながら、上記冷媒回収充填装置は、前回に使用した冷媒が異なる場合には、常に高圧冷媒ホース及び低圧冷媒ホースを取り換える必要が生じ、頻繁に当該冷媒回収充填装置内の洗浄を行わなければならず、作業上の手間が大きい点で問題がある。また、作業の度に人手による作業が入ることから、作業する機会が増加することで、人為的ミスの回数も増加することが考えられる。
更に、頻繁な洗浄は時間的なロスが大きい点で問題がある。装置によって洗浄時間にはばらつきもあるものの、冷媒回収充填装置の全行程のうち概ね半分以上の時間が洗浄のための時間として費やされることも多い現状がある。
上記特許文献2の構成によれば、オイルの洗浄に関して複数台処理できる構成を適用したとしても、結局冷媒の洗浄に際して頻繁に低圧冷媒ホースを取り換える必要が生じることは何ら変わらず、依然として、冷媒を含めた洗浄時間の低減には、改善の必要性が求められている。
本発明は以上の事情に鑑みてなされたものであり、冷媒回収充填装置における誤接続の防止性能を高め、併せて、洗浄のための機会を低減させることによって長期に亘る洗浄時間の低減を行うことができる冷媒回収充填装置の提供を、本発明が解決しようとする課題とする。
本発明は、冷媒に対応して複数のホースの基端を接続する複数のホース接続部と、冷媒用容器と、制御部と、記憶部と、オイル種類設定部と、前記複数のホースの先端に接続されたカプラを保持するホルダ部と、前記ホルダ部におけるカプラの保持の有無を検知する検知手段とを備え、前記記憶部は、前回使用オイルの種類データの格納が可能であり、前記検知手段の全てが前記カプラを保持していることを検知し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と、前記前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が、車両の空調機器への前記ホースの接続を許可する出力を行わせることを特徴とする冷媒回収充填装置を、上記課題を解決するための手段とする。ここで本発明においては、記憶部は主記憶及び補助記憶装置を含むものである。
また本発明は、上記発明の構成を前提として、複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部を更に備え、前記ホース接続部は、複数種類の冷媒の各一種類に対応した各冷媒専用の複数のホース接続部として備え、前記冷媒用容器は、前記複数種類の冷媒の各一種類に対応した各冷媒専用の複数の冷媒用容器として備え、前記記憶部は、前回使用冷媒の種類データの格納が可能であり、前記ホルダ部は、複数のホースの夫々に接続されたカプラを夫々保持する複数のホルダ部とし、前記検知手段の全てが各ホルダ部におけるカプラの保持を検知し、且つ、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類、及び前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と、前記前回使用冷媒の種類データ及び前記前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が、車両の空調機器への前記ホースの接続を許可する出力を行わせることを特徴とする冷媒回収充填装置を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部を有する上記発明の構成を前提として、前記検知手段の全てがカプラの保持を検知し、且つ、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類と前回使用された冷媒の種類データとが相違し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が冷媒種類設定部で選択された冷媒の経路を使用経路として選択し、車両の空調機器へのホースの接続を許可する出力を行うことを特徴とする冷媒回収充填装置を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部を有する上記いずれかの発明の構成を前提として、前記検知手段の全てが保持有を検知し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と前回使用されたオイル冷媒の種類データとが相違した状態で、制御部が、車両の空調機器への接続を不許可とし、内部洗浄の指示を行う冷媒回収充填装置を、上記課題を解決するための手段とする。
また、本発明は、車両の空調機器に対する上記いずれかの冷媒回収充填装置の誤接続防止構造であって、前記検知手段は、前記ホルダ部に設けられるものとし、前記ホルダ部は、筐体に設けたガイド穴に対して進退可能且つ離脱不能に設けられる可動部と、該可動部と前記筐体の外面との間に介装されるばね部材とを備え、前記可動部は、高圧側ホルダを通すための貫通穴(ベース貫通穴)と低圧側ホルダを通すための貫通穴(ベース貫通穴)とを有するベース部と、該ベース部における前記高圧側ホルダと低圧側ホルダの間に固定される杆部と、該杆部に取着される抜止部と、前記杆部若しくは前記抜止部に直接又は間接的に固定される前記検知手段とを備え、前記筐体のガイド穴の内径は杆部の傾斜を許容する寸法を有し、且つ、前記ベース部における各貫通穴(ベース貫通穴)は、表面側よりも裏面側の内径寸法を大として当該高圧側ホルダ及び低圧側ホルダに対してベース部の傾斜を許容するものとし、前記高圧側ホルダ若しくは低圧側ホルダのいずれかにカプラを接続保持させる状態においてはベース部が傾斜され前記検知手段による検知信号の切換を行うことが可能であり、且つ高圧側カプラ及び低圧側カプラの双方が対応する高圧側ホルダ及び低圧側ホルダに接続保持可能であることを特徴とする冷媒回収充填装置の誤接続防止機構を、上記課題を解決するための手段とする。
本請求項1に係る発明によれば、上記発明の構成を備えたことから、各ホルダ部におけるカプラ(若しくはカプラに接続されたホース)の保持の検知によって全てのホースが車両の空調機器に接続されていないことを制御部が確認し、且つ、記憶部に格納された前回使用オイルの種類データと、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類との一致(即ち、前回と同じオイルを使用すること)を制御部が確認することで、はじめて車両の空調機器への接続を許可する表示・動作を行うことから、当該冷媒回収充填装置内のオイル洗浄を行うことがない。
そして、当該冷媒回収充填装置の空調機器への接続の許可、例えば接続許可の画面表示や、接続許可を知らせる音を発すること、又は、接続するためのバルブ等内蔵器具のON又はOFF等を行うことができる。
本請求項2に係る発明によれば、当該発明の構成を備えたことから、各ホルダ部におけるカプラ(若しくはこれに接続されたホース)の保持の検知によって全てのホースが車両の空調機器に接続されていないことを制御部が確認し、且つ、記憶部に格納された前回使用冷媒の種類データ及び前回使用オイルの種類データと、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類及び前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類との一致(即ち、前回と同じ冷媒及び同じオイルを使用すること)を制御部が確認することで、はじめて車両の空調機器への接続を許可する表示・動作を行うことから、当該冷媒回収充填装置内のオイル洗浄及び冷媒ガス洗浄(ガス洗浄)を行うことがない。
本請求項3に係る発明によれば、当該発明の構成を備えたことから、請求項2に係る発明と同様に各ホルダ部におけるカプラの保持を検知によって全てのホースが車両の空調機器に接続されていないことを制御部が確認し、且つ、記憶部に格納された前回使用オイルの種類データと、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類との一致(即ち、前回と同じオイルを使用すること)、更には、前回使用冷媒の種類データと、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類との一致(即ち、前回と同じ冷媒を使用すること)を制御部が確認することで、当該冷媒回収充填装置内のオイル洗浄を行うことなく、前回と異なる冷媒経路において、当該冷媒回収充填装置の空調機器への接続の許可、例えば接続許可の画面表示や、接続許可を知らせる音を発すること、又は、接続するためのバルブ等内蔵器具のON又はOFF等を行うことができる。
本請求項4に係る発明によれば、複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部を有する上記いずれかの発明の構成を備えたことから、上記請求項2若しくは請求項3に係る発明と同様に、各ホルダ部のホース保持有の検知によって全てのホースが車両の空調機器に接続されていないことを制御部が確認し、且つ、記憶部に格納された前回使用冷媒の種類データと、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類との一致(即ち、前回と同じ冷媒を使用すること)を制御部が確認することで、当該冷媒回収充填装置内の冷媒ガス洗浄(ガス洗浄)を行う必要がない。
そして、請求項1、請求項2若しくは請求項3に記載の発明と同様に、記憶部に格納された前回使用オイルの種類データと、オイル種類設定部で選択されたオイル種類とが相違する場合には、その状態での車両の空調機器への接続を禁止する旨の画面表示や、接続不許可を知らせる音を発すること、又は、接続を遮断するためのバルブ等の内蔵機器の閉鎖等を行うことができる。
請求項5に係る発明によれば、上記請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の何れかの冷媒回収充填装置について、高圧側カプラ及び低圧側カプラを対応する高圧側ホルダ及び低圧側ホルダに対して押し込むことによりベース部を移動させることで検出手段を移動させて、ホース保持の有無を検知するため、速やかな操作によって、車両の空調機器に対する誤接続の確実な検知を行うことが可能となる。
本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置の正面図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置の側面図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置の背面図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置における保持部に対して高圧側カプラ及び低圧側カプラを保持させる前の状態を示す拡大図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置における保持部に対して高圧側カプラのみを保持させた状態を示す一部拡大図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置における保持部に対して低圧側カプラのみを保持させた状態を示す一部拡大図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置における保持部に対して高圧側カプラ及び低圧側カプラを保持させた状態を示す拡大図である。 本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置における内部構成の一部を示す簡略図である。 本発明の他の実施例に係る冷媒回収充填装置における内部構成の一部を示す簡略図である。
本発明の実施例について以下に示す。尚、本発明は以下の実施例に限定されるものではなく、本発明が開示する技術的思想の範囲内ですることができる種々の変形、設計変更を含む。
本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置Mは、図1から図3にその外観を示すように、冷媒回収充填再生装置であり、車両の空調機器Cへ接続して使用し、当該車両の空調機器C内の冷媒を回収し、該回収した冷媒の再生を行い、該再生冷媒及び/又は新規な冷媒の前記空調機器C内への充填を行うものである。
本発明の実施例においては二種類の冷媒(第一冷媒R1、第二冷媒R2)に対応するものであり、二種類のオイル(第一オイル、第二オイル)を備える。本実施例において、第一冷媒R1としてはHFC-134aを用い、第二冷媒R2としてはHFO-1234yfを用いる。また第一オイルP1としてPAGを用い、第二オイルP2としてPOEを用いている。
そして、本発明の実施例に係る冷媒回収充填装置Mの特に優れた特徴は、冷媒回収再生充填工程を行うよりも前の段階、即ち、冷媒回収充填装置Mと車両の空調機器Cとの接続の可否の段階において、誤接続を防止させる構成にある。
本実施例に係る冷媒回収充填装置Mは、図1から図4、図7に示すように、下部に可搬部11、中央部から上部にかけて操作・表示を行うための正面パネル部10を有する筐体1と、該筐体1の正面において右側に第一冷媒専用の第一ホース接続部13(第一高圧側ホース接続部13a、第一低圧側ホース接続部13b)を有し、該筐体1の正面において左側に第二冷媒専用の第二ホース接続部14(第二高圧側ホース接続部14a、第二低圧側ホース接続部14b)を有する。これらの各ホース接続部13、14には後述する各ホースが接続される。
尚、前記筐体1の正面側には本体正面側取手101を備え、前記筐体1の背面側には本体背面取手102を備えている。
前記正面パネル部10は、複数の圧力ゲージ(第一高圧側ゲージ10c、第一低圧側ゲージ10d、第二高圧側ゲージ10e、第二低圧側ゲージ10f)を有するゲージパネル10aと、各種の表示ランプ、スイッチ類を有するスイッチパネル10bを有する。
また、当該正面パネル部10には、使用する冷媒を選択する冷媒選択スイッチ15(冷媒種類設定部)である冷媒切換レバー、使用するオイルを選択するオイル選択スイッチ16(オイル種類設定部)を備えている。
前記ホースのうち、第一冷媒R1専用の高圧側のホースを第一冷媒用高圧ホースH1、第一冷媒R1専用の低圧側のホースを第一冷媒用低圧ホースH2、第二冷媒R2専用の高圧側のホースを第二冷媒用高圧ホースH3、第二冷媒R2専用の低圧側のホースを第二冷媒用低圧ホースH4とする。
前記各ホースH1、H2、H3、H4は一端に前記各ホース接続部13a、13b、14a、14bに接続可能な基端側カプラH10、H20、H30、H40を有し、他端には、車両の空調機器Cの接続部と接続・離脱可能な先端側カプラ(第一高圧側カプラC1、第一低圧側カプラC2、第二高圧側カプラC3、第二低圧側カプラC4)を備えている。
前記冷媒回収充填装置Mの各ホース接続部13、14と当該ホースH1、H2、H3、H4の各基端側カプラH10、H20、H30、H40は一旦接続すると使用に際して脱着させる必要はない。
筐体1の背面には、前記各ホースH1、H2、H3、H4の第一高圧側カプラC1、第一低圧側カプラC2、第二高圧側カプラC3、及び第二低圧側カプラC4を夫々保持するためのホルダ部18を備える。
当該ホルダ部18は、車両の空調機器Cに対してホースH1、H2、H3、H4を接続しない場合に、前記各ホースの当該カプラを接続保持するためのものである。
ホルダ部18には、図3、図4に示すように、カプラC1、C2、C3、C4が当該ホルダ部18にあるかどうかを検知するためのカプラ検知手段を有している。本実施例では当該カプラ検知手段としてリミットスイッチL1、L2、L3、L4を用いている。
ホルダ部18は、第一高圧側カプラC1及び第一低圧側カプラC2を一組として扱い、前記第一高圧側カプラC1に対応する第一高圧側ホルダ18a及び前記第一低圧側カプラC2に対応する第一低圧側ホルダ18bを一組として備えて構成される。
同様に、第二高圧側カプラC3及び第二低圧側カプラC4を一組として扱い、第二高圧側カプラC3に対応する第二高圧側ホルダ18c及び、第二低圧側カプラC4に対応する第二低圧側ホルダ18dを一組として構成される。
一方のホルダ部18は、図4に示すように、筐体1に設けたガイド穴100に対して進退可能で且つ離脱不能に設けられる可動部185と、該可動部185と筐体1の外面との間に介装されるばね部材181と、前記ガイド穴100を左右から挟むように筐体1に配置立設される前記第一高圧側ホルダ18a、第一低圧側ホルダ18bを備える。
前記可動部185は、第一高圧側ベース穴180a及び第一低圧側ベース穴180bを有するベース部180と、前記各ベース穴180a、180bの間に固定される拡径頭部182aを有する杆部182と、該杆部182に取着される抜止部183と、スイッチ取付版184と、前記抜止部183に該スイッチ取付板184を介して固定される、前記カプラ検知手段としてのリミットスイッチL1、L2とを備える。
当該ホルダ部18においては、前記リミットスイッチL1、L2は、杆部182の中心軸を基準として相互に回転対称となる位置に計二つ設けられている。
前記ベース部180は、概ね幅3cm、高さ1cm、長さ10cm程度の合成樹脂製板状体である。該ベース部180の長手方向の一端近傍に前記第一高圧側ベース貫通穴180aを備え、他端近傍に前記第一低圧側ベース貫通穴180bを備える。
また、これらのベース貫通穴180a、180b間には、杆部182を貫通させるための取付穴180cを備える。取付穴180cは筐体1に近い面(以下「裏面」180kという。)に大きく開口する座ぐりを施した貫通穴とし、ばね部材181の一端を保持可能な形状としてある。
当該取付穴180cの表面180j側の内径寸法は杆部182の外径寸法よりも大きく形成してある。当該杆部182の拡径頭部182aと固定部材182bとによって、取付穴180cの表面180j側の周縁部180g及び裏面180k側の座ぐり面180hから当該ベース180を挟持することで、杆部182はベース部180に固定される。
また、前記第一高圧側ベース貫通穴180a及び第一低圧側ベース貫通穴180bはいずれも、夫々第一高圧側ホルダ18aの外形、第一低圧側ホルダ18bの外形に合わせて、且つ、各ホルダの外径寸法から若干の隙間を設けた上で、裏面開口側の内径寸法が表面開口側の内径寸法よりも大きく設定してある。当該構成によって、第一高圧側ホルダ18a、第一低圧側ホルダ18bに対して、ベース部180が傾斜することを許容するものとしている。
当該構成によって、第一高圧側カプラC1及び第一低圧側カプラC2がホルダ部18に取付けられていない状態においては、図4に示すように、ベース部180はばね部材181の付勢力によって筐体1の外面から最も離れた位置にあり、杆部に取着された前記抜止部によって筐体1から離脱しない状態に保持される。この状態においてリミットスイッチL1、L2は検知部L10、L20が筐体1の内面に当接した状態となっている。
第一高圧側カプラC1及び第一低圧側カプラC2のいずれか一方が対応する第一高圧側ホルダ18a若しくは第一低圧側ホルダ18bに差し込まれると、図5若しくは図6に示すように、ベース部180がばね部材181の付勢力に抗して僅かに傾斜した状態で押し込まれ、一方のリミットスイッチの検知部が筐体1の内板から離れることとなる。これにともなって検知信号の切り替えがされ、当該ホルダにおけるカプラが保持されているものとして認識されることとなる。
そして更に、第一高圧側カプラC1及び第一低圧側カプラC2のいずれか他方が対応する第一高圧側ホルダ18a若しくは第一低圧側ホルダ18bに差し込まれると、同様に、ベース部180がばね部材181の付勢力に抗して押し込まれ、他方のリミットスイッチの検知部が筐体1の内板から離れることとなる。これにともなって同様に、検知信号の切り替えがされ、当該ホルダにおけるカプラが保持されているものとして認識されることとなる。これに伴って、図7に示すように、ベース部180は筐体1に対して概ね水平に保持される。
他方のホルダ部18においても、上記一方のホルダ部18の構成と共通する構成を備えている。当該ホルダ部18は図4にて符号が相違する箇所のみ括弧書きにて符号を付する。
本実施例に係る冷媒回収充填装置M内には、バスB1を介して制御部2(CPU(中央演算装置)の一部として構成される。)、記憶部(主記憶M1及び補助記憶装置M2を含む。)、前記リミットスイッチL1、L2、L3、L4、冷媒選択スイッチ15、オイル選択スイッチ16、その他のインターフェイス、機器類が夫々接続されている。
本実施例では、補助記憶装置M2上に実行されるプログラム、冷媒の種類データD1(第一冷媒R1、第二冷媒R2のいずれであるかを特定するデータ)、オイルの種類データD2(第一オイルP1、第二オイルP2のいずれであるかを特定するデータ)が格納されており、外部入力によって補助記憶装置M2上のプログラムが主記憶M1上にロードされ、制御部2であるCPUが当該プログラムを実行し、前記補助記憶装置M2に記録された前記冷媒の種別のデータD1、前記オイルの種別のデータD2を参照して、処理を行えるように構成されている(図8参照。)。
以上の構成によって、本実施例に係る冷媒回収充填装置Mは、使用開始時から、車両の空調機器Cに接続するまでの間において以下の動作を行う。
電源スイッチが押下され、電源投入がされると、制御部2は、各ホースH1、H2、H3、H4の先端側カプラ(第一高圧側カプラC1、第一低圧側カプラC2、第二高圧側カプラC3、第二低圧側カプラC4)がホルダ部18に保持されているかどうかを、前記先端側カプラの夫々を検知する4つのリミットスイッチL1、L2、L3、L4の検知から確認する。
また制御部2は、冷媒選択スイッチ15、オイル選択スイッチ16の選択位置によって現在選択されている冷媒の種類データ、オイルの種類データを得る。また制御部2は、記憶部から前回使用した冷媒の種類データ、前回使用したオイルの種類データを得る。そして制御部2は、現在と前回の各冷媒の種類データ、現在と前回の各オイルの種類データを夫々対比して、一致するかどうか判断する。
尚、本冷媒回収充填装置の初回の使用がされるまでは、前回の冷媒の種類データ、前回のオイルの種類データは存在しないことになる。この場合には、前回のデータとの対比はできないことになるが、本発明の意図する構成は、その構成から、前回のデータがない状態であっても、記憶部が前記各データを格納可能であり、且つ、制御部2が二回目以降の使用において現在と前回の各冷媒の種類データ、現在と前回の各オイルの種類データを夫々対比して、一致するかどうかを判別するための手段を備えて入ればよい。
現在と前回の各冷媒の種類データが同一であり、且つ、現在と前回の各オイルの種類データが同一であり、ホルダ部18の4つのリミットスイッチL1、L2、L3、L4が先端側カプラがあることを検知した場合には、制御部2は、「各ホースの先端側カプラ(第一高圧側カプラC1、第一低圧側カプラC2、第二高圧側カプラC3、第二低圧側カプラC4)を車両の空調機器に接続することができる旨(若しくは接続を指示する旨)」を表示部に表示させる。また必要に応じて上記案内を記憶部に格納した音声データを用いて、スピーカーから再生出力させることもできる。
現在と前回の各冷媒の種類データが相違し、且つ、現在と前回の各オイルの種類データが同一である場合には、制御部2は、ホルダ部18の4つのリミットスイッチL1、L2、L3、L4が対応する全ての先端側カプラC1、C2、C3、C4の保持を検知すると、前回の冷媒の経路とは異なる冷媒の経路を使用するように制御する。
現在と前回の各オイルの種類データが相違し、且つ、現在と前回の各冷媒の種類データが同一である場合には、制御部2は、ホルダ部18の4つのリミットスイッチL1、L2、L3、L4が先端側カプラの保持を検知すると、「オイル洗浄を行うこと」を表示部に表示させる。オイル洗浄スイッチ(19a又は19b)を押下することにより、本体オイル洗浄工程を行うことができる。この際には、該当するオイル洗浄スイッチ19a、19bの誤選択を防止するため、選択されるべきいずれかのオイル洗浄スイッチを点灯若しくは点滅させたり、選択されるべきでないいずれかのオイル洗浄スイッチの動作を一時的にOFFとすること等が可能である。
現在と前回の各オイル及び冷媒の双方の種類データが相違し、且つ、ホルダ部18の4つのリミットスイッチが先端側カプラの保持を検知すると、「オイル洗浄を行うこと」及び「冷媒洗浄を行うこと」を表示部に表示させる。
尚、本発明におけるホルダ部18の検知手段は、実施例に開示するリミットスイッチL1、L2、L3、L4を利用した構成のものに限られず、他のスイッチ類の他、種々の公知の検知手段、例えば、光学的手段、電磁的手段等を用いたセンサー等を使用することもできる。
また、本実施例のようにリミットスイッチを用いる場合に、リミットスイッチの位置等を調節することによりリミットスイッチの数量を低減し、高圧側及び低圧側のホルダ部18の一組に対して一つ(即ち、上記実施例では4つのリミットスイッチを要するところ、2つのリミットスイッチ)とすることも可能である。
また、上記実施例においては、複数の冷媒、複数のオイルについて選択可能な冷媒回収充填装置Mについて示したが、本発明は当該構成に限定されるものではない。例えば、他の実施例の内部構成の一部として図9に示すように、第一冷媒専用、第二冷媒専用の冷媒回収充填装置として、複数のオイル(例えば、POE、PAG)についての誤接続を防止する構成とすることができる。また、本発明の構成は、複数のオイルの種類に対応したオイル種類設定部、及びオイルの種類データD2を用い、複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部、及び冷媒の種類データD1を用いない構成とすることができる。
B1 バス
C 空調装置
C1 第一高圧側カプラ
C2 第一低圧側カプラ
C3 第二高圧側カプラ
C4 第二低圧側カプラ
D1 冷媒の種類データ
D2 オイルの種類データ
H1 ホース(第一冷媒用高圧ホース)
H2 ホース(第一冷媒用低圧ホース)
H3 ホース(第二冷媒用高圧ホース)
H4 ホース(第二冷媒用低圧ホース)
H10 基端側カプラ
H20 基端側カプラ
H30 基端側カプラ
H40 基端側カプラ
L1 リミットスイッチ
L10 検知部
L2 リミットスイッチ
L20 検知部
L3 リミットスイッチ
L30 検知部
L4 リミットスイッチ
L40 検知部
M 冷媒回収充填装置
1 筐体
10 正面パネル部
100 ガイド穴
101 本体正面取手
102 本体背面取手
10a ゲージパネル
10b スイッチパネル
10c 第一高圧側ゲージ
10d 第一低圧側ゲージ
10e 第二高圧側ゲージ
10f 第二低圧側ゲージ
11 可搬部
13 第一ホース接続部
13a 第一高圧側ホース接続部
13b 第一低圧側ホース接続部
14 第二ホース接続部
14a 第二高圧側ホース接続部
14b 第二低圧側ホース接続部
15 冷媒選択スイッチ
16 オイル選択スイッチ
17 内部洗浄スイッチ
17a 内部洗浄ランプ
18 ホルダ部
18a 第一高圧側ホルダ
18b 第一低圧側ホルダ
18c 第二高圧側ホルダ
18d 第二低圧側ホルダ
180 ベース部
180a 第一高圧側ベース貫通穴
180b 第一低圧側ベース貫通穴
180c 取付穴
180d 第二高圧側ベース貫通穴
180e 第二低圧側ベース貫通穴
180f 貫通穴
180g 周縁部
180h 座ぐり面
180j 表面
181 ばね部材
182 杆部
182a 拡径頭部
182b 固定部材
183 抜止部
184 スイッチ取付板
185 可動部
19a オイル(PAG)注入スイッチ
19b オイル(POE)注入スイッチ
2 制御部

Claims (5)

  1. 冷媒に対応して複数のホースの基端を接続する複数のホース接続部と、冷媒用容器と、制御部と、記憶部と、オイル種類設定部と、前記複数のホースの先端に接続されたカプラを保持するホルダ部と、前記ホルダ部におけるカプラの保持の有無を検知する検知手段とを備え、
    前記記憶部は、前回使用オイルの種類データの格納が可能であり、
    前記検知手段の全てが前記カプラを保持していることを検知し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と、前記前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が、車両の空調機器への前記ホースの接続を許可する出力を行わせることを特徴とする冷媒回収充填装置。
  2. 複数の冷媒に対応した冷媒種類設定部を更に備え、
    前記ホース接続部は、複数種類の冷媒の各一種類に対応した各冷媒専用の複数のホース接続部として備え、
    前記冷媒用容器は、前記複数種類の冷媒の各一種類に対応した各冷媒専用の複数の冷媒用容器として備え、
    前記記憶部は、前回使用冷媒の種類データの格納が可能であり、
    前記ホルダ部は、複数のホースの夫々に接続されたカプラを夫々保持する複数のホルダ部とし、
    前記検知手段の全てが各ホルダ部におけるカプラの保持を検知し、且つ、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類、及び前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と、前記前回使用冷媒の種類データ及び前記前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が、車両の空調機器への前記ホースの接続を許可する出力を行わせることを特徴とする請求項1に記載の冷媒回収充填装置。
  3. 前記検知手段の全てがカプラの保持を検知し、且つ、前記冷媒種類設定部で選択された冷媒種類と前回使用された冷媒の種類データとが相違し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と前回使用オイルの種類データとが一致する状態で、制御部が冷媒種類設定部で選択された冷媒の経路を使用経路として選択し、車両の空調機器へのホースの接続を許可する出力を行うことを特徴とする請求項2記載の冷媒回収充填装置。
  4. 前記検知手段の全てが保持有を検知し、且つ、前記オイル種類設定部で選択されたオイル種類と前回使用されたオイル冷媒の種類データとが相違した状態で、
    制御部が、車両の空調機器への接続を不許可とし、洗浄の指示を行うことを特徴とする請求項2又は3記載の冷媒回収充填装置。
  5. 車両の空調機器に対する請求項1、2、3又は4に記載の冷媒回収充填装置の誤接続防止構造であって、
    前記検知手段は、前記ホルダ部に設けられるものとし、
    前記ホルダ部は、筐体に設けたガイド穴に対して進退可能且つ離脱不能に設けられる可動部と、該可動部と前記筐体の外面との間に介装されるばね部材とを備え、
    前記可動部は、高圧側ホルダを通すための貫通穴(ベース貫通穴)と低圧側ホルダを通すための貫通穴(ベース貫通穴)とを有するベース部と、該ベース部における前記高圧側ホルダと低圧側ホルダの間に固定される杆部と、該杆部に取着される抜止部と、前記杆部若しくは前記抜止部に直接又は間接的に固定される前記検知手段とを備え、
    前記筐体のガイド穴の内径は杆部の傾斜を許容する寸法を有し、且つ、前記ベース部における各貫通穴(ベース貫通穴)は、表面側よりも裏面側の内径寸法を大として当該高圧側ホルダ及び低圧側ホルダに対してベース部の傾斜を許容するものとし、
    前記高圧側ホルダ若しくは低圧側ホルダのいずれかにカプラを接続保持させる状態においてはベース部が傾斜され前記検知手段による検知信号の切換を行うことが可能であり、且つ高圧側カプラ及び低圧側カプラの双方が対応する前記高圧側ホルダ及び低圧側ホルダに接続保持可能であることを特徴とする冷媒回収充填装置の誤接続防止機構。
JP2018089020A 2018-05-07 2018-05-07 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構 Active JP7045624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089020A JP7045624B2 (ja) 2018-05-07 2018-05-07 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018089020A JP7045624B2 (ja) 2018-05-07 2018-05-07 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019196843A JP2019196843A (ja) 2019-11-14
JP7045624B2 true JP7045624B2 (ja) 2022-04-01

Family

ID=68537468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018089020A Active JP7045624B2 (ja) 2018-05-07 2018-05-07 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7045624B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015125252A1 (ja) 2014-02-20 2015-08-27 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP2018048779A (ja) 2016-09-23 2018-03-29 株式会社岡常歯車製作所 流体回収再生充填装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4939905A (en) * 1989-12-04 1990-07-10 Kent-Moore Corporation Recovery system for differing refrigerants
JP3442166B2 (ja) * 1994-11-08 2003-09-02 新日本石油株式会社 空調機器用フロンの回収・再生・充填装置
US5493869A (en) * 1994-12-16 1996-02-27 Spx Corporation Recovery of at least two different and incompatible refrigerant types

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015125252A1 (ja) 2014-02-20 2015-08-27 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JP2018048779A (ja) 2016-09-23 2018-03-29 株式会社岡常歯車製作所 流体回収再生充填装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019196843A (ja) 2019-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6407016B2 (ja) 冷媒回収充填用マニホールド
EP3517848A1 (en) Multi-split air conditioning system and switching control method for operating mode of indoor units thereof
JP7045624B2 (ja) 冷媒回収充填装置及びその誤接続防止機構
CN107115129A (zh) 介入医疗器械输送系统
CN108375161A (zh) 多联机在线测试的通用内机工装及其控制方法
CN204154033U (zh) 一种换热器及包含换热器的空调器
CN107614149A (zh) 软管连接用分支管及分支连接器具的制造方法及利用其制造的燃料供应用软管
JP2008241127A (ja) 空気調和装置
CN102589243B (zh) 抽屉组件及具有它的冰箱
EP3343084B1 (en) Waterproof quick coupler
CN104251576A (zh) 一种换热器及包含换热器的空调器
KR101561349B1 (ko) 냉장고 급수장치
CN203315019U (zh) 腔镜下切割缝合器
CN104812287A (zh) 送气系统
US20040168463A1 (en) Automotive air conditioning refrigerant charging apparatus
CN104708164B (zh) 一种接头及使用该接头的充氮焊接联接装置
JP2013160409A (ja) 冷媒処理装置
CN104306063A (zh) 视频腔镜手术工具
JP7062459B2 (ja) 冷媒処理装置
KR20090012970U (ko) 냉매회수 재생 충전기용 꼬임방지호스
CN111936803A (zh) 空调机
CN207785197U (zh) 用于介入医疗器械输送系统的连接装置
KR101628840B1 (ko) 연료 전환 방법 및 장치
CN204818362U (zh) 接头及使用该接头的充氮焊接联接装置
CN201308707Y (zh) 尿道扩张器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220215

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7045624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150