JPH07127953A - 冷凍または冷却サイクルの洗浄装置 - Google Patents

冷凍または冷却サイクルの洗浄装置

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JPH07127953A
JPH07127953A JP5295955A JP29595593A JPH07127953A JP H07127953 A JPH07127953 A JP H07127953A JP 5295955 A JP5295955 A JP 5295955A JP 29595593 A JP29595593 A JP 29595593A JP H07127953 A JPH07127953 A JP H07127953A
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cooling cycle
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷凍または冷却サイクル内に残存する油成
分、金属片等の不純物を確実に除去し、サイクル内の洗
浄を効率よく行うことを目的とする。 【構成】 冷凍または冷却サイクルの洗浄装置1は、貯
溜タンク3内のフロン141b(代替フロン)からなる
洗浄剤4をポンプ9の駆動により、供給管路5からクー
ラサイクル25へ密閉状態で圧送することができる。こ
の際、圧送される洗浄剤4は予め第1フィルター8によ
りろ過される。クーラサイクル25へ圧送された洗浄剤
4は、膨潤性を有するため、曲管、細管で構成されるク
ーラサイクル25の隅々まで洗浄し、該サイクル25内
の油成分、金属片等の不純物が取り除かれることとな
る。洗浄を行った洗浄剤4は、不純物とともに洗浄装置
1の排出管路19へと給送され、第2フィルター23で
不純物を取除かれた状態で貯溜タンク3へ回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍庫あるいは家庭
用、業務用の冷蔵庫、さらにエアコンや自動車用エアコ
ン等に内蔵される冷凍または冷却サイクルの洗浄装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンや冷蔵庫用の冷媒には、
CFC12(ジクロロジフルオロメタン)やCFC11
(トリクロロモノフルオロメタン)等が用いられてい
た。しかし、最近これらの冷媒は特定フロンと総称さ
れ、該特定フロンはオゾン層を破壊する原因物質と認定
されているため、1995年までにその製造を全廃する
ことが予定されている(1994年までに前倒しして全
廃することも予定されている)。これにかわり、最近開
発し、あるいは販売されているエアコンや冷蔵庫用の冷
媒としては、HFC134aやHCFC123等があ
り、これらのフロン物質はオゾン層を破壊することもな
く、環境に対してやさしい物質であるため、特定フロン
に代わるものとして代替フロンと総称されている。
【0003】ところで現在まで使用され、あるいは一部
販売されているエアコン、冷蔵庫等においては、そのほ
とんどが冷媒として特定フロンを使用している。このた
め、これらの機器を分解、修理したり、また冷凍または
冷却サイクル内を洗浄した場合に、新たにサイクル内に
冷媒を充填するについては、今後製造、販売される代替
フロンを使用しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、冷凍または
冷却サイクル用の冷媒として今後用いられる代替フロン
(例えばHFC134a)と従来冷媒として使用されて
いる特定フロン(例えばCFC12)とは全く親和性が
なく、またこれら特定フロン中に含まれるコンプレッサ
用のオイルと代替フロン中に含まれるコンプレッサ用の
オイルとでは互換性が全くない。したがって、例えばサ
イクル内に僅かな特定フロン用コンプレッサオイルが残
存している状態で、後から代替フロン用コンプレッサオ
イルの含有された代替フロンをサイクル内に充填する
と、冷却・冷凍能力が極端に低下する不具合が懸念され
た。すなわち、これは冷媒とコンプレッサオイルが混合
不可能となり、潤滑性が損われ、最悪の場合にはコンプ
レッサに焼付けが生じたり、コンプレッサが破壊する恐
れもあった。
【0005】このため、今まで特定フロンを冷媒として
使用していた冷凍または冷却サイクル内に、新たに代替
フロンを充填するについては、予め、冷凍または冷却サ
イクル内を十分洗浄する必要性があり、サイクル内に特
定フロン用コンプレッサオイルが含有された特定フロン
が残存しないように、相当注意を払わなければならなか
った。しかし、冷凍または冷却サイクル内の特定フロン
およびコンプレッサオイルを全て一掃するについては、
サイクルは曲管、細管を組合せて構成されているために
困難とされ、例えばサイクル内にブロワー(例えばエア
ブロー、チッソブロー)を循環させるだけの洗浄では不
十分とされた。
【0006】そこで出願人は、これらの冷凍または冷却
サイクルに用いる洗浄剤として、従来発泡剤等で用いら
れていたフロン141bやフロン225等の代替フロン
を用いることが最もサイクル内を効率よく、洗浄できる
ことに着目し、これら人体に対して若干の毒性があり、
かつ膨潤性、可燃性のある代替フロンを含有する洗浄剤
を安全かつ密閉状態で冷凍または冷却サイクル内を循環
させ、冷凍または冷却サイクル内を確実かつ効率的に洗
浄することとしたものである。すなわち、本発明は、冷
凍または冷却サイクル内に残存する油成分、金属片等の
不純物を確実に除去し、サイクル内の洗浄を効率よく行
うことを目的とするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は冷凍または冷却サイクル内に代替フロンを
含有する洗浄剤を循環させ、該サイクル内の油、金属片
等の不純物を除去する冷凍または冷却サイクルの洗浄装
置であって、代替フロンを含有する洗浄剤を貯溜する密
閉型の貯溜タンクと、一端側を上記貯溜タンクに接続
し、他端側を冷凍または冷却サイクルの注入口に密閉状
態で接続する注入側接続口を備え、貯溜タンク内の洗浄
剤を冷凍または冷却サイクルに給送する供給管路と、供
給管路中に配設され、貯溜タンク内の洗浄剤を順次冷凍
または冷却サイクルへ圧送するためのポンプと、供給管
路の貯溜タンクとポンプの間に介装される第1フィルタ
ーと、一端側を上記貯溜タンクに接続し、他端側に冷凍
または冷却サイクルの注出口に密閉状態で接続する注出
側接続口を備え、冷凍または冷却サイクル内を圧送し、
循環された洗浄剤を給送して貯溜タンクへ回収する排出
管路と、排出管路中に配設される第2フィルターと、を
それぞれ備え、洗浄剤を密閉状態で冷凍または冷却サイ
クルとの間で循環し、該サイクルの洗浄を行う冷凍また
は冷却サイクルの洗浄装置したものである。
【0008】
【作用】すなわち、本発明は従来発泡剤等として用いら
れていたフロン141b、フロン225等の代替フロン
が、曲管、細管で構成される冷凍または冷却サイクル内
を隅々まで効率よく洗浄でき、サイクル内の油成分、金
属片等の不純物を除去できることに着目し、これら代替
フロンを含有する洗浄剤を貯溜タンクから、ポンプの駆
動により、供給管路を介して冷凍または冷却サイクルの
注入口へと密閉状態で圧送し、該サイクル内を循環させ
るようにしたものである。この際、冷凍または冷却サイ
クルに向けて圧送される洗浄剤は予め、供給管路の貯溜
タンクとポンプの間に介装される第1フィルターによ
り、ろ過されて不純物が取り除かれる。
【0009】さらに冷凍または冷却サイクルを通った洗
浄剤は、注出口から密閉状態で排出管路へと給送され、
貯溜タンクへと回収される。この際、排出管路中には第
2フィルターが備えられ、冷凍または冷却サイクル中を
通過し、油成分、金属片等の不純物を含んだ洗浄剤はタ
ンクへ回収される前段階で、ろ過されることとなる。こ
のように、本発明に係る洗浄装置は、人体に対し有害
で、かつ膨潤性、発火性のある代替フロンを含有する洗
浄剤を密閉状態で冷凍または冷却サイクル内に循環させ
ることができ、しかもこの循環中において洗浄剤はサイ
クルへ供給される前段階で第1フィルターによりろ過さ
れ、またタンクへ回収される前段階で第2フィルターに
よりろ過されるため、サイクル内を無駄なく効率的に洗
浄することができる。
【0010】したがって、冷凍または冷却サイクル内に
残存する油成分、金属片等の不純物を確実に除去し、サ
イクル内の洗浄を効率よく行うことが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2は、冷凍または冷却装置の洗浄装置の全体
を示すものである。この洗浄装置1は台車2を備えてな
り、内部にフロン141b(代替フロン)からなる洗浄
剤を貯蓄する密閉型の貯溜タンク3をその上部に支持し
てなる。図1にはこの洗浄装置1の内部構造が示されて
おり、貯溜タンク3には洗浄剤4が充填された状態とさ
れる。貯溜タンク3には、供給管路5の一端側に配設さ
れる接続管6が密閉状態で接続され、該接続管6の先端
部は貯溜タンク3の液中に支持される。
【0012】貯溜タンク3を起点とする供給管路5は、
先ずサイトブラス7、第1フィルター8を経て、ポンプ
9まで延設される。さらに供給管路5はポンプ9から三
方弁10、圧力計11、供給弁12を経て、他端側に配
設される注入側接続口13まで延設される。ポンプ9は
モータ14の駆動により作動され、これにより貯溜タン
ク3内の洗浄剤4を供給管路5に沿って矢印方向に給送
することとしている。供給管路5中、サイトグラス7は
供給管路5における洗浄剤4の給送状態を見るのぞき口
であり、また第1フィルター8は洗浄剤4中に含まれる
不純物(例えば金属片、カーボン等)をろ過するもので
あり、不織布や網材(メタルメッシュ)等で形成され
る。さらに圧力計11は供給管路5を給送される洗浄剤
4の流圧を計測するものであり、また供給弁12は供給
管路5を圧送される洗浄剤4の、注入側接続口13から
の流出量を制御するものである。
【0013】さらに、供給管路5の圧力計11と供給弁
12の間には、バイパス管路15が接続され、該バイパ
ス管路15は供給管路5におけるポンプ9と第1フィル
ター8の間まで延設される。バイパス管路5中にはリー
ク弁16が介装され、該リーク弁16は供給管路5にお
けるポンプ9の吐出側の管路内圧力が一定以上になった
状態で洗浄剤4をポンプ9の上流側にリークさせ、ポン
プ9や供給管路5の全体を保護するものである。
【0014】また三方弁10には、ブロア管路17が接
続され、該ブロア管路17の基端部には、図1あるいは
図2に示すようにブロア装置の接続口18が備えられ
る。三方弁10は、供給管路5における上流側と下流側
(注入側接続口13側)を接続するポート(洗浄剤給送
ポート)と、ブロア管路17と供給管路5の下流側を接
続するポート(エア圧送ポート)に切換作動され、エア
圧送ポートにおいては、接続口18に接続されるブロア
装置からブロア管路17→供給管路5の下流側へ向け空
気を圧送可能としている。
【0015】一方、貯溜タンク3には、排出管路19の
一端側に配設される接続管20が密閉状態で接続され、
該接続管20の先端部は貯溜タンク3内の液面上方に支
持される。排出管路19は、上記供給管路5の注入側接
続口13と並列状態に配設される注出側接続口21を他
端側としてなる。注出側接続口21を起点とする排出管
路19は、貯溜タンク3に向け、排出弁22、第2フィ
ルター23、サイトグラス24を順に備えてなる。すな
わち、排出管路19は、注出側接続口21から矢印方向
に流入される洗浄剤4を貯溜タンク3へ回収する管路に
係り、排出弁22は、流出側接続口21から管路19へ
の洗浄剤4の流入を制御する弁、また第2フィルター2
3は流入される洗浄剤4中に含まれる不純物(例えば金
属片、カーボン等)をろ過するものであり、不織布や網
材(メタルメッシュ)等で形成される。さらにサイトグ
ラス24は、排出管路19における洗浄剤4の給送状態
および汚れ具合を見るのぞき口である。
【0016】こうして形成される洗浄装置1は、例えば
冷凍庫、冷蔵庫、ルームクーラ、カークーラ等、あらゆ
る冷凍または冷却サイクルの洗浄に用いることができ、
特に特定フロンを冷媒として使用し、それら特定フロン
を回収した後に新たに代替フロンを冷媒として充填する
前段階で冷凍または冷却サイクル内を洗浄するのに好適
とされる。図1に示されるサイクルは、カーエアコンの
クーラサイクル25に係る。図中、26はコンプレッ
サ、27はコンデンサ、28はレシーバ、29は膨張
弁、30はエバポレータ、31はファンである。クーラ
サイクル25は、これらの配管系統中に冷媒を循環さ
せ、車室内の空調を行うこととしている。クーラサイク
ル25には、冷媒の注入口32および注出口33が形成
される。
【0017】洗浄装置1によるクーラサイクル25の洗
浄は、先ずクーラサイクル25内の冷媒(例えばフロン
12、フロン11等の特定フロン)をフロン回収装置に
より回収した後に行われる。洗浄作業は、先ず注入口3
2に供給管路5の注入側接続口13を、注出口33に排
出管路19の注出側接続口21をそれぞれ密閉状態で接
続する。続いてポンプ9を駆動させ、貯溜タンク3内の
洗浄剤4をポンプ9により順次供給管路5へと圧送し、
供給弁12の開操作により注入口32からクーラサイク
ル25へと洗浄剤4を給送することとする。この結果、
クーラサイクル25内に第1フィルター8によりろ過さ
れた洗浄剤4が循環される状態となる。
【0018】続いてクーラサイクル25内を循環され、
該サイクル内のコンプレッサ26、コンデンサ27、レ
シーバ28、膨張弁29、エバポレータ30を洗浄した
洗浄剤4は、注出口33から排出され、排出弁22の開
操作により排出管路19へ流入される。排出管路19に
流入された洗浄剤4は、第2フィルター23によりろ過
され、例えばクーラサイクル25内に残溜していた冷媒
の油成分、スラッジ、金属片、焼付カーボン等の不純物
はこの部分で取除かれ、浄化される。浄化された洗浄剤
4は貯溜タンク3へと回収される。こうして、洗浄装置
1は、クーラサイクル25内に順次洗浄剤4を循環さ
せ、多数の曲管部、細管部っを備えたクーラサイクル2
5内の隅々まで洗浄することができる。
【0019】供給管路5のポンプの下流側における吐出
側圧力(管路内圧力)が一定以上の圧力に達するとバイ
パス管路15中のリーク弁16が作動し、供給管路5の
下流側の洗浄剤4がバイパス管路15へと分岐される。
そして分岐された洗浄剤4はポンプ9の上流側へとリー
クされ、これによりポンプ9が吐出側圧力の増大により
加熱したり、管路がバーストすることを予防するように
している。
【0020】こうして、洗浄剤4によりクーラサイクル
25内の洗浄が行われたら、次にモータ14をOFFさ
せてポンプ9の駆動を停止し、三方弁10をエア圧送ポ
ートに切換える。そしてブロア管路17の接続口18に
不図示のブロア装置を接続し、供給管路5の下流側から
クーラサイクル25へと空気を圧送する。するとクーラ
サイクル25内に滞溜していた洗浄剤4が該サイクル2
5内から流出され、流出された洗浄剤4は排出管路19
を給送されて貯溜タンク3へ回収される。このようにし
てクーラサイクル25内の洗浄およびブロア作業が行わ
れたら、注入口32から注入側接続口13を、注出口3
3から注出側接続口21をそれぞれ取外し、続いてクー
ラサイクル25内に新たに冷媒を供給する。
【0021】次に、上記実施例の作用を説明する。本実
施例に係る洗浄装置1によれば、ポンプ9の駆動によ
り、供給管路5を介して、貯溜タンク3内の洗浄剤4を
注入側接続口13からクーラサイクル25内へ圧送する
ことが可能となる。この際、注入側接続口13はクーラ
サイクル25の注入口32に密着されるため、人体に対
して若干の毒性があり、かつ可燃性のあるフロン141
bから構成される洗浄剤4を密閉状態でクーラサイクル
25内へ給送することができる。また供給管路5には第
1フィルター8が配設されるため、クーラサイクル25
へ供給される洗浄剤4は予め、この部分で不純物が取除
かれることとなる。
【0022】こうしてクーラサイクル25内へ圧送され
る洗浄剤4は、フロン141bで構成されるため、膨潤
性に富み、曲管、細管で構成されるクーラサイクル25
内を隅々まで効率よく洗浄でき、サイクル25内に滞溜
していた冷媒、油成分、さらに金属片、カーボンスラッ
ジ等の不純物を除去することができる。クーラサイクル
25内を循環された洗浄剤4は、これらの不純物ととも
にクーラサイクル25の注出口33から洗浄装置1の排
出管路19へ給送され、第2フィルター23により不純
物を除去した状態で貯溜タンク3に回収することができ
る。この際、クーラサイクル25の注出口33は、排出
管路19の注出側接続口21が密着されるため、人体に
対して毒性があり、かつ可燃性のあるフロン141bか
ら構成される洗浄剤4を密閉状態で回収することができ
る。
【0023】このように上記洗浄装置1は、人体に対し
て有害でかつ膨潤性、可燃性のあるフロン141bにて
構成される洗浄剤4を密閉状態で、クーラサイクル25
との間で循環することができ、また循環中において洗浄
剤4はクーラサイクル25へ供給する前段階で第1フィ
ルター16により、また貯溜タンク3へ回収される前段
階で第2フィルター23によりろ過されるため、いつも
浄化された洗浄剤4で無駄なく効率的にクーラサイクル
25を洗浄することができる。
【0024】さらに、洗浄装置1は、ポンプ9の駆動を
停止し、三方弁10をエア圧送ポートに切換える状態で
ブロア管路17の接続口18から空気を圧送することと
し、これによりクーラサイクル25に滞溜していた洗浄
剤4を回収して、クーラサイクル25を浄化した状態で
冷媒の充填作業を行えることとなる。さらに、洗浄装置
1は、バイパス管路15およびリーク弁16が備えられ
るため、ポンプ9および供給管路5の保護が図られるこ
ととなる。なお、上記実施例においては、バイパス管路
15の末端部を供給管路5の上流側のポンプ9と第1フ
ィルター8の間まで延設することとしているが、直接貯
溜タンク3まで延設し、タンク3へ洗浄剤4をリークさ
せるようにしてもよい。
【0025】さらに、上記実施例においては、カークー
ラのクーラサイクルの洗浄を中心に、その洗浄作業を説
明したが、上記洗浄装置1は冷凍庫や冷蔵庫、家庭用、
業務用のエアコンのサイクル内の洗浄にも勿論用いるこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、冷凍ま
たは冷却サイクル内に残存する油成分、金属片等の不純
物を確実に除去し、サイクル内の洗浄を効率よく行うこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る冷凍または冷却サイク
ルの洗浄装置により、カーエアコンのクーラサイクルを
洗浄する状態を示す回路図である。
【図2】図1の洗浄装置の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 2 台車 3 貯溜タンク 4 洗浄剤 5 供給管路 6、20 接続管 7、24 サイトグラス 8 第1フィルター 9 ポンプ 10 三方弁 11 圧力計 12 供給弁 13 注入側接続口 14 モータ 15 バイパス管路 16 リーク弁 17 ブロア管路 18 接続口 19 排出管路 21 注出側接続口 22 排出弁 23 第2フィルター 25 クーラサイクル 26 コンプレッサ 27 コンデンサ 28 レシーバ 29 膨張弁 30 エバポレータ 31 ファン 32 注入口 33 注出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍または冷却サイクル内に代替フロン
    を含有する洗浄剤を循環させ、該サイクル内の油、金属
    片等の不純物を除去する冷凍または冷却サイクルの洗浄
    装置であって、 代替フロンを含有する洗浄剤を貯溜する密閉型の貯溜タ
    ンクと、一端側を上記貯溜タンクに接続し、他端側を冷
    凍または冷却サイクルの注入口に密閉状態で接続する注
    入側接続口を備え、貯溜タンク内の洗浄剤を冷凍または
    冷却サイクルに給送する供給管路と、 供給管路中に配設され、貯溜タンク内の洗浄剤を順次冷
    凍または冷却サイクルへ圧送するためのポンプと、 供給管路の貯溜タンクとポンプの間に介装される第1フ
    ィルターと、 一端側を上記貯溜タンクに接続し、他端側に冷凍または
    冷却サイクルの注出口に密閉状態で接続する注出側接続
    口を備え、冷凍または冷却サイクル内を圧送し、循環さ
    れた洗浄剤を給送して貯溜タンクへ回収する排出管路
    と、 排出管路中に配設される第2フィルターと、 をそれぞれ備え、洗浄剤を密閉状態で冷凍または冷却サ
    イクルとの間で循環し、該サイクルの洗浄を行う冷凍ま
    たは冷却サイクルの洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、供給管路のポンプと
    注入側接続口の間に、サイクルの洗浄終了後のポンプの
    作動停止時に、注入側接続口から冷凍または冷却サイク
    ル内へ向けて空気を圧送し、該サイクル内に残溜する洗
    浄剤を排出管路から貯溜タンクへと給送・排出するブロ
    ア装置を接続した冷凍または冷却サイクルの洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、供給管路のポンプと
    注入側接続口の間に、ポンプの洗浄剤の吐出側圧力が一
    定以上となった状態で該洗浄剤をリークする弁と、該リ
    ークされた洗浄剤を供給管路のポンプ上流側または貯溜
    タンクへと分岐するバイパス管路と、 を備えてなる冷凍または冷却サイクルの洗浄装置。
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