JP3441943B2 - 表示器用スタンドと可搬式表示装置 - Google Patents

表示器用スタンドと可搬式表示装置

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JP3441943B2
JP3441943B2 JP33291397A JP33291397A JP3441943B2 JP 3441943 B2 JP3441943 B2 JP 3441943B2 JP 33291397 A JP33291397 A JP 33291397A JP 33291397 A JP33291397 A JP 33291397A JP 3441943 B2 JP3441943 B2 JP 3441943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可搬式の表示器に用
いられ、この表示器を保持可能な表示器用スタンドと、
この表示器およびスタンドを有する可搬式表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の可搬式の表示器に使用される表示
器用スタンドとしては図8に示す構造のものが一般的で
ある。その構造は、人手により可搬可能な大きさ、重さ
の表示器50の両側面に取り付けられる一対の基材52
と、この長尺な各基材52の下端部に取り付けられ、基
材52と共に逆T字状の外形を成す脚材54とから成
り、自立できる構造となっている。そしてこのスタンド
56が表示器50に取り付けられて可搬式の表示装置5
8が構成される。表示器50としては、例えば表面に発
光ダイオード60がマトリクス状に配置され、選択的に
発光ダイオード60を点灯させることによって文字や図
形等が表示できるものであるが、この表示器50はスタ
ンド56によって、立設した状態に保持され、この表示
装置58が設置された場所の付近を通過する人や運転者
等が表示装置58の表示器50に表示される文字等を見
うるようにしている。
【0003】また、表示装置58はこのスタンド56に
よって自立できるため、設置場所を変えたい場合には、
人がこの表示装置58を運んで所望の場所に移動するこ
とができる。特に、発光ダイオード60や、表示器50
の内部に配され、発光ダイオード60の点灯・消灯を制
御する制御基板(不図示)に電力を供給するバッテリ
(不図示)を表示器50に内蔵しておくことによって、
AC電源が取れない場所への設置も可能となる等、移動
できる場所の範囲が広がる。さらには表示装置58に内
蔵したバッテリを充電するための太陽電池パネル(不図
示)を設けておくことも可能である。
【0004】そして、このように任意の場所に簡単に運
搬して設置でき、設置場所の移動も自在であり、さらに
外部電源も不要な可搬式の表示装置58は、例えば道路
工事や事故処理の際に道路に一時的に設置して、道路を
走っている自動車の運転者に工事や処理作業の最中であ
ることを知らせるための表示装置として使用される。そ
して、工事作業や事故処理作業が終了した場合には、表
示装置58は車に積まれ、保管場所に運搬して戻され
る。なお、表示器50には上述したような発光ダイオー
ド60を用いたものや、単に表面に固定文字や図形が書
かれた透光パネルを表示器50の内部に設けられた蛍光
灯等の照明手段によって必要に応じて浮かび上がらすと
いった電光掲示式のものから、単に表示器50の表面に
文字等を書いただけのもの等、種々の表示形式のものが
含まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
表示器用スタンドおよびこのスタンドが用いられた表示
装置には次のような課題がある。上述したように、表示
器用スタンド56の外形は、基材52の両側に脚材54
が常時突出する逆T字状のままであるため、このスタン
ド56単体若しくはスタンド56が用いられた表示装置
58を運搬若しくは保管する際に、脚材54どうしが干
渉し合って複数個をコンパクトに積み重ねることができ
ない。よって、表示装置58をトラック等で運搬する場
合に積載できる数が少なく、運搬コストがかかると共
に、保管の際も広いスペースが必要となり、不便である
という課題がある。また、スタンド56の外形が逆T字
状であり、表示装置58の下部に位置する脚材54が出
っ張ったままの状態であるから、表示装置58を手で持
って移動する際に運搬者の足が脚材54に当たりやすく
運びにくいという課題もある。
【0006】従って、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、運搬の際にかさばら
ず、そして保管スペースも少なくてすむ表示器用スタン
ドおよび可搬式表示装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1の表示器用スタンドは、可搬
式の表示器を保持可能な表示器用スタンドにおいて、前
記表示器に互いに離間して取り付け可能な少なくとも一
対の角型パイプからなる基材と、該各基材の長手方向に
沿って形成された長孔からなるガイド溝と、前記各基材
の下端部にそれぞれの一端側において、互いに同一平面
内で回動自在に取り付けられた各一対の脚材と、上端
うしが回動自在に連結されると共に、各下端は各前記一
対の脚材に、その回動中心から等距離の部位に回動自在
に連結され、前記上端どうしが前記ガイド溝に沿って上
下方向に移動することによって一対の脚材を基材を基準
として常時線対称となるように回動させる一対の連結材
と、一端側に雄螺竿が形成され、該雄螺竿が前記一対の
連結材の上端部を貫通して前記ガイド溝に進入するノブ
部、および前記基材の中空部内に回動不能且つ前記ガイ
ド溝の長手方向に沿って移動可能に設けられ、中央部分
には前記ノブ部の雄螺竿と螺合する雌螺孔が設けられた
締付板を有する固定機構とを具備し、該固定機構によ
り、前記連結材 上端部の連結部位の移動をガイド溝の長
手方向に規制すると共に、任意の位置で前記連結材上端
部を基材に固定することを特徴とする
【0008】また、可搬式の表示器を保持可能な表示器
用スタンドにおいて、前記表示器に互いに離間して取り
付け可能な少なくとも一対の角型パイプからなる基材
と、該各基材の長手方向に沿って形成された長孔からな
るガイド溝と、前記各基材の下端部にそれぞれの一端側
において、互いに同一平面内で回動自在に取り付けられ
た各一対の脚材と、各上端が連結基材に回動自在に連結
されると共に、各下端は各前記一対の脚材に、その回動
中心から等距離の部位に回動自在に連結され、前記連結
基材が前記ガイド溝に沿って上下方向に移動することに
よって一対の脚材を基材を基準として常時線対称となる
ように回動させる一対の連結材と、一端側に雄螺竿が形
成され、該雄螺竿が前記連結基材を貫通して、前記ガイ
ド溝に進入するノブ部、および前記基材の中空部内に回
動不能且つ前記ガイド溝の長手方向に沿って移動可能に
設けられ、中央部分には前記ノブ部の雄螺竿と螺合する
雌螺孔が設けられた締付板を有する固定機構とを具備
し、該固定機構により、前記連結基材の移動をガイド溝
の長手方向に規制すると共に、任意の位置で前記連結基
材を基材に固定することを特徴とする。
【0009】これらにより、所望の位置において一対の
連結材の各上端部の移動を規制することができるので、
基材に取り付けられた一対の脚材は上方に回動し、基材
に添う位置に移動する。これにより、スタンドの外形が
フラットでコンパクトになり、運搬の際に積み重ねるこ
とが可能となり、かさばらない。また同様にして保管の
際のスペースが削減できる。また、各連結材の上端を基
材に沿って所定距離下方に移動させると、一対の脚材と
基材全体が略逆T字状若しくは逆Y字状に形成され、基
材間に表示器を取り付けることによって表示器を保持で
きると共に、表示器の高さ調節も行える。
【0010】また、前記各基材に取り付けられた前記脚
材は、基材を基準として同じ側にある脚材どうしが横架
材により相互に一体に連結されている。これにより、各
横架材により連結された脚材どうしが連動して回動する
ため、各基材の脚材の回転角度を簡単に揃えることがで
きる。
【0011】また、本発明に係る請求項4の可搬式表示
装置は、可搬式の表示器に請求項1乃至3のいずれかに
記載の表示器用スタンドが取り付けられて成るから、各
連結材の上端どうしを基材に沿って上に移動させれば、
スタンドの一対の脚材は双方ともに上方に回動し、最終
的には基材に添った位置でまで回動できる。これによ
り、表示装置全体の外形がフラットでコンパクトにな
り、運搬の際にかさばらず、また保管の際のスペースが
削減できる。また、表示装置を道路等に設置する場合に
は、各連結材の上端どうしを基材に沿って下に移動させ
れば、スタンドの一対の脚材は双方ともに下方に回動
し、スタンド全体が略逆T字状若しくは逆Y字状となっ
た時点で固定機構により連結部位を基材に固定する。こ
れによって、ワンタッチで表示装置を自立可能な形態と
することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る表示器用スタ
ンドと可搬式表示装置の好適な実施の形態を添付図面に
基づいて詳細に説明する。なお、従来例と同じ構成につ
いては同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。最初
に、表示器用スタンド10の構成について図1、図2を
用いて説明する。このスタンド10は可搬式の表示器5
0に取り付けられて、表示器50が転倒せずにそこに表
示される表示内容が外方から見うる状態(例えば表示内
容が表示された表示面が載置場所に対して直角となる状
態)に保持する機能を持つ。なお、「可搬式」とは、土
地や建造物等の不動産にコンクリートやネジ止め等の手
段によって一体的に固定される構造ではなく、道路、土
地や建造物等に置かれ、特に人力により搬送、設置、移
動することができる大きさ、重さに形成されているもの
を言う。
【0013】その基本的な構成は、表示器50に互いに
離間して取り付けられる少なくとも一対の基材12と、
各基材12の下端部にそれぞれの一端側が、互いに同一
平面内で回動自在に取り付けられた一対の同じ長さの脚
材14a,14bと、上端どうしが直接若しくは他の部
材を介して回動自在に連結されると共に、各下端は各一
対の脚材14a,14bの回動中心から等距離の部位に
回動自在に連結された一対の同じ長さの連結材16a,
16bとからなる。そしてこの構成により、連結材16
a,16bの上端どうしの連結部位を基材12に沿って
上下方向に移動させると、一対の脚材14a,14bが
基材12を基準として常時線対称となるように一端側を
回転中心として回動する。従って、図3に示すように、
連結材16a,16bの連結された上端どうしを基材1
2に沿って最上位の位置Aに移動させれば、連結材16
a,16bを介して各脚材14a,14bもまた上方へ
回動し、図3や図4に示すように基材12と略平行な状
態で基材12の両側面に添う位置になる。この状態とす
れば、脚材14a,14bの突出がほとんどなくなりス
タンド10自体が略平面的になって厚みが最も薄くな
り、外形もコンパクトになる。よって、スタンド10は
従来のように外形が逆T字、逆Y字状で固定されていた
場合と比べて運搬の際にはコンパクトに積み重ねること
が可能となり、かさばらない。また同様にして保管の際
のスペースも削減できる。
【0014】また、連結材16a,16bの上端どうし
を基材12に沿って最上位から下方に順次移動させれ
ば、連結材16a,16bを介して各脚材14a,14
bもまた順次下方へ同時に同じ角度で回動する。そし
て、各脚材14a,14bの他端側が各脚材14a,1
4bの一端側(基材12に回動自在に取り付けられた
側)と同じ高さとなり、脚材14a,14bが一直線に
なったところで、連結材16a,16bの上端どうし
基材12に位置Bで固定すれば、スタンド10は側方か
ら見た形状(基材12と脚材14a,14bとで構成さ
れる形状)が略逆T字状となって自立可能な形態とな
る。さらに、各脚材14a,14bの他端側がその一端
側より下方へ回動したところで、連結材16a,16b
の上端どうしを位置Cで基材12に固定すればスタンド
10の上述の形状は略逆Y字状となってやはり自立可能
な形態となる。表示器50にこのスタンド10が取り付
けられて表示装置18を構成するが、上述した自立可能
な形態を取れるスタンド10により表示器50は転倒せ
ず、立った状態に保持される。
【0015】また、スタンド10の形態を上述した逆T
字状から逆Y字状にした場合、逆T字状の場合に比べて
各脚材14a,14bの他端側がその一端側よりも下方
に移動したことによってスタンド10の全高が高くな
り、その結果基材12に取り付けられた表示器50がさ
らに高い位置で保持できるようになる。すなわち、スタ
ンド10の形態が逆Y字状となる範囲内において脚材1
4a,14bの回動角度を変えることによって、スタン
ド10の全高を調節でき、従ってスタンド10によって
保持される表示器50の高さをも調節できるのである。
また逆Y字状の場合、スタンド10が載置される面に多
少凹凸があっても、逆T字状の場合のように各脚材14
a,14bが当該面と面で接触せずに各脚材14a,1
4bの先端のみで接するため、表示器50を保持した時
のガタツキが少なくなり、より安定して保持できる。
【0016】また、連結材16a,16bの上端どうし
を基材12に沿ってのみ移動させるために、図1〜図4
に示すように基材12には上下方向に沿ってガイド溝2
0が形成され、一対の連結材16a,16bの上端どう
の連結部位には、ガイド溝20に摺動自在に嵌まり込
み、連結部位の移動をガイド溝20の長手方向(上下方
向)に規制すると共に、ガイド溝20の範囲の任意の位
置で連結部位を基材12に固定できる固定機構22が取
り付けられている。この固定機構22を用いて連結材1
6a,16bの連結部位を基材12に対して固定する
と、連結材16a,16bを介して一対の脚材14a,
14bの回動も規制され、脚材14a,14bを任意の
回動位置で固定できる。ガイド溝20は一例として、図
2や図5に示すように基材12を断面ロ字状の中空の棒
状材によって構成し、その基材12の一つの側面に、基
材12の長手方向に沿った長孔24を設けて、この長孔
24と基材12の中空部によって構成される。
【0017】次に、固定機構22について詳細に説明す
ると、固定機構22は、一端側に柱状の雄螺竿26が突
出して設けられたノブ部28と、基材12の中空部内に
回動不能、かつ基材12の長手方向に沿って移動可能に
装着され、中央部分には雄螺竿26と螺合する雌螺孔が
設けられた締付板30とから成る。そしてノブ部28の
雄螺竿26は一対の連結材16a,16bの各上端部を
貫通し、さらにガイド溝20内に進入し、締付板30の
雌螺孔と螺合している。よって、ノブ部28の雄螺竿2
6が突設された端面28aと締付板30との間に、基材
12の長孔24が形成された側面と一対の連結材16
a,16bの各上端部が挟まれて位置する。
【0018】この構成により、ノブ部28を回してその
端面28aと締付板30との間の距離を、基材12の側
面の厚みと一対の連結材16a,16bの各上端部の厚
みの合計よりも広くした状態とすることで、ノブ部28
を手で持ってガイド溝20に沿って一対の連結材16
a,16bの各上端部を上下方向に移動させることがで
きる。そして、所望の位置においてノブ部28を回して
ノブ部28の雄螺竿26と締付板30の螺合量を増加さ
せ、ノブ部28の端面28aと締付板30との間の距離
を縮めることによって、ノブ部28の端面28aと締付
板30との間で、一対の連結材16a,16bの各上端
部と基材12の長孔24が形成された側面とが共に締め
つけられる。これにより、基材12に対して一対の連結
材16a,16bの各上端部の移動が規制され、固定さ
れる。従って、一対の脚材14a,14bの回動も規制
される。なお、ノブ部28の形状は図5のような形状に
代えて、図5に示すようなハンドル状としても良く、種
々の形状が取りうる。
【0019】また、固定機構22はこの構成に代えて、
単に基材12の一辺に長手方向に沿って所定の間隔で位
置決め用ネジ孔を設けると共に、一対の連結材16a,
16bの各上端部に透孔を設ける構成でも良い。そして
この構成により一対の脚材14a,14bの回動を規制
する場合には、一対の連結材16a,16bの各上端部
に設けられた透孔をこの位置決め孔の内の任意の一つに
位置合わせし、固定用のボルトを上記透孔に挿通してそ
の先端を位置決め用ネジ孔に螺合させればよい。
【0020】また、上述したスタンド10は、2つの基
材12と、各基材12毎に取り付けられた一対の脚材1
4a,14bと、基材12毎に取り付けられ、一対の脚
材14a,14bとその基材12とを連結する一対の連
結材16a,16bとで構成されるが、基材12の数は
少なくとも一対であれば良く、スタンド10に取り付け
られる表示器50の大きさや重量によって3つ、4つ、
5つ・・・、等、数を増やすことも可能である。また、
2つ以上用いられる基材12のそれぞれの脚材14a,
14bの回動角度は、通常はスタンド10が自立状態の
場合には全て同じ角度にする必要がある。スタンド10
が設置される場所が平面である場合には、脚材14a,
14bの回動角度が同じでないとスタンド10に取り付
けられる表示器50が傾くからである。しかしながら、
各基材12毎に脚材14a,14bの回動角度を合わせ
ながら、すなわちノブ部28の位置を合わせながら連結
材16a,16bを基材12に固定する作業は大変であ
る。
【0021】そこで、図1に示す表示装置18において
は、スタンド10を構成する各基材12に取り付けられ
た脚材14a,14bは、基材12を基準として同じ側
にある脚材どうし(脚材14aどうし、脚材14bどう
)が横架材32により相互に一体に連結されている。
これにより、各横架材32により連結された脚材14
a,14bどうしが連動して回動するため、表示装置1
8を設置する場合に、基材12個々に脚材14a,14
bの回動角度を調節することなく、各基材12の脚材1
4a,14bの回転角度を簡単に揃えることができる。
これにより、スタンド10およびこのスタンド10を使
用した表示装置18の設置や片付け作業が短時間で終了
できる。特に、図6に示すように3つ以上の基材12を
用いてスタンド10を構成する場合には、表示器50の
側面に取り付けられた基材12のノブ部28は操作が容
易であるが、中央の基材12にノブ部28を設けても手
が届きにくい等の理由により簡単には操作ができない。
しかし、各基材12の脚材14a,14bを横架材32
で連結することによって、中央の基材12の脚材14
a,14bは両側の基材12の脚材14a,14bと同
様に回動し、また回動が規制できる。よって、中央の基
材12の脚材14a,14bにはノブ部28を設ける必
要がなくなる。
【0022】なお、スタンド10が設置される場所が凹
凸等の起伏がある可能性が高く、平面的である可能性が
低い場合には、横架材32の無い構成として、各基材1
2毎に独立して脚材14a,14bの回動角度を設定で
きるようにすれば良い。
【0023】また、上述したスタンド10の基材12に
表示器50を取り付ける手段としては、ネジ止め、溶接
等でも良いし、また基材12に表示器50を凹凸嵌合に
より取り付けできる構成としてもよい。また、軸着構造
として基材12に対して表示器50が回動可能できるよ
うにしても良い。また、上述した実施の形態では、スタ
ンド10の基材12は表示器50の側面に取り付けられ
る構造であるが、例えば図6に示す中央の基材12のよ
うに、表示器50の下端部に取り付けるようにしても良
い等、種々の取り付け態様が取り得る。
【0024】また、上述した実施の形態では、一対の連
結材16a,16bの上端どうしは直接連結される構成
であったが、例えば図7に示すように連結基材34に各
連結材16a,16bの各上端を連結し、この連結基材
34を介して各連結材16a,16bの上端どうしが連
結される構造としても良い。この場合には連結基材34
のセンター位置に上述した固定機構22を設けるように
する。
【0025】以上、本発明の好適な実施の形態について
種々述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定
されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る表示器用スタンドと可搬式
表示装置によれば、各連結材の上端どうしを各基材に沿
って上に移動させると、基材に取り付けられた一対の脚
材は上方に回動し、基材に添う位置に移動する。これに
より、スタンドの外形、さらにはそのスタンドを用いた
表示装置の外形がフラットでコンパクトになり、運搬の
際にかさばらない状態で積み重ねることが可能となる。
また同様にして保管の際のスペースも削減できる。ま
た、各連結材の上端を基材に沿って所定距離下方に移動
させると、一対の脚材と基材全体が略逆T字状に形成さ
れ、自立可能な形状となる。そして所望の位置において
一対の連結材の各上端部の移動を規制することができる
ので、基材に表示器を取り付けることによって表示器を
保持できる。また、この状態からさらに各連結材の上端
どうしを基材に沿って下方に移動させると、一対の脚材
と基材全体が略逆Y字状に形成され、スタンドによって
保持される表示器の高さ調節も行えるという効果があ
る。
【0027】また、本願表示器用スタンドおよび可搬式
表示装置における固定機構を採用したことにより、一対
の脚材の回動・回動の規制が容易になり、設置作業や収
納作業が迅速に行えることや、基材の長孔において、連
結部を任意の位置に強固に固定することができる等とい
った著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示器用スタンドとそれに表示器
を取り付けて成る可搬式表示装置の一実施の形態の構成
を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図であり、脚材の回動状態を示す説
明図でもある。
【図4】図1の脚材を基材に添わした状態を示す可搬式
表示装置の斜視図である。
【図5】固定機構の構成を示す図2のX−X断面図であ
る。
【図6】本発明に係る表示器用スタンドとそれに表示器
を取り付けて成る可搬式表示装置の他の実施の形態の構
成を示す斜視図である。
【図7】一対の連結材の連結部位の他の実施の形態の構
成を示す要部斜視図である。
【図8】従来の表示器用スタンドとそれに表示器を取り
付けて成る可搬式表示装置の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 スタンド 12 基材 14a,14b 脚材 16a,16b 連結材 22 固定機構 50 表示器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 7/18 G09F 15/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可搬式の表示器を保持可能な表示器用ス
    タンドにおいて、 前記表示器に互いに離間して取り付け可能な少なくとも
    一対の角型パイプからなる基材と、該各基材の長手方向に沿って形成された長孔からなるガ
    イド溝と、 前記各 基材の下端部にそれぞれの一端側において、互い
    に同一平面内で回動自在に取り付けられた各一対の脚材
    と、 上端どうしが回動自在に連結されると共に、各下端は各
    前記一対の脚材に、その回動中心から等距離の部位に回
    動自在に連結され、前記上端どうしが前記ガイド溝に沿
    って上下方向に移動することによって一対の脚材を基材
    を基準として常時線対称となるように回動させる一対の
    連結材と、一端側に雄螺竿が形成され、該雄螺竿が前記一対の連結
    材の上端部を貫通して前記ガイド溝に進入するノブ部、
    および前記基材の中空部内に回動不能且つ前記ガイド溝
    の長手方向に沿って移動可能に設けられ、中央部分には
    前記ノブ部の雄螺竿と螺合する雌螺孔が設けられた締付
    板を有する固定機構とを具備し、 該固定機構により、前記連結材上端部の連結部位の移動
    をガイド溝の長手方向に規制すると共に、任意の位置で
    前記連結材上端部を基材に固定することを特徴とする表
    示器用スタンド。
  2. 【請求項2】 可搬式の表示器を保持可能な表示器用ス
    タンドにおいて、 前記表示器に互いに離間して取り付け可能な少なくとも
    一対の角型パイプからなる基材と、 該各基材の長手方向に沿って形成された長孔からなるガ
    イド溝と、 前記各基材の下端部にそれぞれの一端側において、互い
    に同一平面内で回動自在に取り付けられた各一対の脚材
    と、 各上端が連結基材に回動自在に連結されると共に、各下
    端は各前記一対の脚材に、その回動中心から等距離の部
    位に回動自在に連結され、前記連結基材が前記ガイド溝
    に沿って上下方向に移動することによって一対の脚材を
    基材を基準とし て常時線対称となるように回動させる一
    対の連結材と、 一端側に雄螺竿が形成され、該雄螺竿が前記連結基材を
    貫通して、前記ガイド溝に進入するノブ部、および前記
    基材の中空部内に回動不能且つ前記ガイド溝の長手方向
    に沿って移動可能に設けられ、中央部分には前記ノブ部
    の雄螺竿と螺合する雌螺孔が設けられた締付板を有する
    固定機構とを具備し、 該固定機構により、前記連結基材の移動をガイド溝の長
    手方向に規制すると共に、任意の位置で前記連結基材を
    基材に固定することを特徴とする表示器用スタンド。
  3. 【請求項3】 前記各基材に取り付けられた前記脚材
    は、基材を基準として同じ側にある脚材どうしが横架材
    により相互に一体に連結されていることを特徴とする請
    求項1または2に記載の表示器用スタンド。
  4. 【請求項4】 可搬式の表示器に請求項1乃至3のいず
    れかに記載の表示器用スタンドが取り付けられて成るこ
    とを特徴とする可搬式表示装置。
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