JP3050790U - 十字形レベル - Google Patents
十字形レベルInfo
- Publication number
- JP3050790U JP3050790U JP1998000130U JP13098U JP3050790U JP 3050790 U JP3050790 U JP 3050790U JP 1998000130 U JP1998000130 U JP 1998000130U JP 13098 U JP13098 U JP 13098U JP 3050790 U JP3050790 U JP 3050790U
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- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 2方向の水平を簡単に測定すること。
【解決手段】 十字形状の本体部1の中心位置に、2つ
の気泡管を直角に交差して構成した気泡管2を設ける。
この十字形レベル100は、梁などの交差する部分に載
置する。載置した状態で2方向の水平を同時に測定す
る。
の気泡管を直角に交差して構成した気泡管2を設ける。
この十字形レベル100は、梁などの交差する部分に載
置する。載置した状態で2方向の水平を同時に測定す
る。
Description
【0001】
この考案は、十字形レベルに関し、更に詳しくは、木造建築物を建築するとき に梁などの構造体の水平を測定する十字形レベルに関する。
【0002】
木造家屋などを建築する場合には、構造体の水平を確保するため梁等の上面に レベルを置き、その水平を測定している。図7は、従来のレベルの一例を示す斜 視図である。このレベル500は、柱状の本体部501の中心に気泡管502を 取り付けた構造のものである。本体部501は、柱状アルミニウム材に機械加工 を施してつら面を平面にしたものや、桐材を乾燥させてつら面を平面に切削した ものを用いる。このレベル500の長さは、300mmくらいのものから120 0mmくらいのものまである。
【0003】 このようなレベル500は、構造体の梁、敷居、土台、胴差しなどの高い水平 度を要求される部分の上面に載置して使用する。また、レベル500は、梁など の柱状のものに限らず、踊場、床間、地袋板、縁板などの面状ものにも適用でき る。
【0004】
しかしながら、上記従来のレベル500では、大入れ蟻掛け部分や、格縁面組 部分などの柱が直角に接合、交差するところでは、2方向の水平を別個に測定し なければいけないという問題点があった。これと同様、上記床間などの面状の水 平を測定する場合でも、レベル500の位置を面上で90度移動させて水平を測 定しているので、水平測定作業が面倒な問題点があった。
【0005】 一方、水平を測定するにあたり円形気泡管で構成したレベルを用いることがあ るが、円形気泡管はある程度大きさが限られているため、梁や敷居などの長尺物 の水平を測定するのは困難な問題点がある。仮に半径が400mm以上の円形気 泡管を用いるならば、取り扱い、持ち運びが面倒になる。
【0006】 そこで、この考案は、上記に鑑みてなされたものであって、2方向の水平を容 易に測定できるとともに、取り扱いや持ち運びが簡単な十字形レベルを提供する ことを目的とする。
【0007】
上述の目的を達成するために、請求項1に係る十字形レベルは、本体部が十字 形状になっており、その中心部分に直角に交差させた気泡管若しくは90度回転 可能な気泡管または十字形状の気泡管を設けたものである。
【0008】 また、請求項2に係る十字形レベルは、上記十字形レベルにおいて、前記十字 形状をした本体部の両辺をそれぞれ異なる長さにしたものである。
【0009】 また、請求項3に係る十字形レベルは、上記十字形レベルにおいて、前記十字 形状をした本体部の一辺または両辺が折り畳み構造または分解可能な構造である ことを特徴とする請求項1または2に記載の十字形レベル。
【0010】 また、請求項4に係る十字形レベルは、上記十字形レベルにおいて、前記直角 に交差させた気泡管または十字形状の気泡管のうち、その一辺の気泡管の感度を 他辺の気泡管の感度よりも大きくしたものである。
【0011】 また、請求項5に係る十字形レベルは、上記十字形レベルにおいて、さらに、 前記本体部の上面に円形気泡管を設けたものである。
【0012】 また、請求項6に係る十字形レベルは、本体部が十字形状になっており、その 中心部分に円形気泡管を設けたものである。
【0013】
以下、この考案につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形 態によりこの考案が限定されるものではない。
【0014】 (実施の形態1) 図1は、この考案の実施の形態1に係る十字形レベルを示す斜視図である。こ の十字形レベル100は、十字形状であって角柱状の本体部1の中心に十字形の 気泡管2を埋設した構造である。符号3は、気泡管調整ネジである。本体部1は 、柱状アルミニウム材に機械加工を施してつら面を平面にしたものや、桐材を乾 燥させてつら面を平面に切削したものを用いる。この十字形レベル100の一辺 101、101の長さは、300mm程度から1200mm程度である。両辺の 長さは略等しい。
【0015】 図2は、図1に示した十字形レベル100の気泡管部分を示す上面図である。 図2の(a)に示すように、2本の気泡管21a、21bを直角に交差させて埋 設する。このとき、下側になる気泡管21bの中心が隠れるのでプリズム(図示 省略)などによって光学的に見易い部分(例えば窓部21b’)に移動させる。 また、前記2本の気泡管21a、21bの感度を異なるものとしてもよい。この ようにすれば、求めたい方向の水平を高い精度で測定できる。また、図2の(b )に示すように、直角交差する気泡管22を一体に製作し、埋設してもよい。さ らに、図2の(c)に示すように、1つの気泡管23を90度回転可能に設けて もよい。符号231は、位置決めピンである。
【0016】 図3は、この十字形レベル100の使用態様を示す説明図である。ユーザUは 、土台D、D同士の交差部分や、梁と桁との交差部分などに十字形レベル100 を置く。このとき、十字形レベル100の各辺101、101が交差する土台D 、Dなどに沿うようにする。ユーザUは、この状態で土台Dなどの水平を測定す る。土台Dが傾いていれば、気泡管2の気泡が移動するので、当該気泡をが中心 に位置するように土台Dなどを調整する。このように、実施の形態1に係る十字 形レベル100によれば、直交する構造体の2方向の水平を一度に測定できる。 また、図2の(c)に示した気泡管23を用いる場合には、一方向の測定が終わ ったら気泡管を90度回転し、他方向の水平を測定するようにする。この場合で も、本体を移動させることなく測定することができる。
【0017】 (実施の形態2) 図4は、この考案の実施の形態2に係る十字形レベルを示す斜視図である。こ の十字形レベル200は、実施の形態1の十字形レベルと略同様の構成であるが 、本体部210の両辺211、212の長さが異なる点で相違する。例えば本体 部210の一辺211が800mmで、他辺212が1200mmとなる。この 十字形レベル200は、例えば浴槽を水平に設置する場合に有用である。すなわ ち、浴槽を設置する面や浴槽上面にこの十字形レベル200を載置し水平を測定 する。このようにして用いる場合、つら面の平面度が保てるなら、測定対象のサ イズにあわせて本体部210の辺長を伸縮可能にするのが好ましい(図示省略) 。
【0018】 (実施の形態3) 図5は、この考案の実施の形態3に係る十字形レベルを示す上面図である。こ の十字形レベル300は、持ち運びや、保管に便利なように改良したものである 。本体部310の一辺311が取り外し可能となっており、取り外したあとは他 辺312に沿ってベルト313などで固定する。分解部分311aはスリーブ構 造になっており、固定ネジ314により固定する。このようにすれば、十字形レ ベル300をコンパクトに収容することができるので、持ち運びに便利である。 また、保管の場所をとらない。同様の観点から、一方向の辺を折り畳み構造とし てもよい。
【0019】 (他の実施の形態) 図6は、この考案の他の実施の形態に係る十字形レベルを示す斜視図である。 この十字形レベル400は、実施の形態1に係る十字形レベル100に用いた気 泡管2の代わりに、円形気泡管402を用いたものである。このようにしても、 2方向の水平を簡単に測定することができる。さらに、上記実施の形態2のよう に両辺411、412の長さをそれぞれ異なるものとしてもよいし、実施の形態 3のように一辺411を分解構造として持ち運びや保管に便利なようにしてもよ い。また、この他の実施の形態としては、実施の形態1〜3の十字形レベル上面 に、大まかな水平をだすための円形気泡管を取り付けてもよい(図示省略)。
【0020】
以上説明したように、この考案の十字形レベル(請求項1)によれば、本体部 が十字形状になっており、その中心部分に直角に交差させた気泡管若しくは90 度回転可能な気泡管または十字形状の気泡管を設けたので、2方向の水平を一度 に測定することができる。このため、水平測定作業が簡単になり能率があがる。
【0021】 つぎに、この考案の十字形レベル(請求項2)によれば、十字形レベルにおい て、前記十字形状をした本体部の両辺をそれぞれ異なる長さにしたので、例えば 矩形の測定対象物であってもその水平を容易に測定できる。
【0022】 つぎに、この考案の十字形レベル(請求項3)によれば、十字形状をした本体 部の一辺または両辺が折り畳み構造または分解可能な構造としたので、持ち運び やすくなり、現場の作業効率が向上する。また、保管に便利になる。
【0023】 つぎに、この考案の十字形レベル(請求項4)によれば、前記直角に交差させ た気泡管または十字形状の気泡管のうち、その一辺の気泡管の感度を他辺の気泡 管の感度よりも大きくしたので、求めたい方向の水平を高い精度で測定できる。
【0024】 つぎに、この考案の十字形レベル(請求項5)によれば、上記本体部の上面に 円形気泡管を設けたので、詳細な測定の前に大まかな水平を測定できる。このた め、作業効率が向上する。
【0025】 つぎに、この考案の十字形レベル(請求項6)によれば、本体部が十字形状に なっており、その中心部分に円形気泡管を設けたので、簡単構造で2方向の水平 を同時に測定できる。
【図1】この考案の実施の形態1に係る十字形レベルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図2】図1に示した十字形レベルの気泡管部分を示す
上面図である。
上面図である。
【図3】図1に示した十字形レベルの使用態様を示す説
明図である。
明図である。
【図4】この考案の実施の形態2に係る十字形レベルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】この考案の実施の形態3に係る十字形レベルを
示す上面図である。
示す上面図である。
【図6】この考案の実施の形態4に係る十字形レベルを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図7】従来のレベルの一例を示す斜視図である。
100 十字形レベル 1 本体部 2 気泡管 3 気泡管調整ネジ 200〜400 十字形レベル
Claims (6)
- 【請求項1】 本体部が十字形状になっており、その中
心部分に直角に交差させた気泡管若しくは90度回転可
能な気泡管または十字形状の気泡管を設けたことを特徴
とする十字形レベル。 - 【請求項2】 前記十字形状をした本体部の両辺がそれ
ぞれ異なる長さであることを特徴とする請求項1に記載
の十字形レベル。 - 【請求項3】 前記十字形状をした本体部の一辺または
両辺が折り畳み構造または分解可能な構造であることを
特徴とする請求項1または2に記載の十字形レベル。 - 【請求項4】 前記直角に交差させた気泡管または十字
形状の気泡管のうち、その一辺の気泡管の感度が他辺の
気泡管の感度よりも大きいことを特徴とする請求項1〜
3のいずれか1つに記載の十字形レベル。 - 【請求項5】 さらに、前記本体部の上面に円形気泡管
を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つ
に記載の十字形レベル。 - 【請求項6】 本体部が十字形状になっており、その中
心部分に円形気泡管を設けたことを特徴とする十字形レ
ベル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000130U JP3050790U (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 十字形レベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1998000130U JP3050790U (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 十字形レベル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3050790U true JP3050790U (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=43184976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1998000130U Expired - Lifetime JP3050790U (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | 十字形レベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3050790U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014186316A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-10-02 | Raymay Fujii Corp | 携帯情報端末及び天体観測用プログラム |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP1998000130U patent/JP3050790U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014186316A (ja) * | 2013-02-19 | 2014-10-02 | Raymay Fujii Corp | 携帯情報端末及び天体観測用プログラム |
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Legal Events
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---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |