JP2022170776A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天地を逆にしても使用でき、その際、太陽光パネルを簡単に最適な方向に向けることができる表示装置を提供すること。【解決手段】表示部2の天部底部のいずれを上側にしても使用することが可能な表示装置1であって、太陽光パネル8が取り付けられる太陽光パネル取付け部9と、太陽光パネル取付け部9が一端に設けられ、表示部2の背面に天部底部方向に回転可能に他端が取り付けられたアーム10とを備える表示装置1である。【選択図】図4

Description

本発明は、道路等に設置され、走行車両の運転者や通行者に対する方向誘導や警告を表示する表示装置に関する。
道路工事や事故処理の際に、道路に矢印等の表示装置を設置して、走行車両の運転者や通行者に進路等を示す必要がある。この場合、注意をひきやすいように、表示部分にLED等の発光体を配設することがある。
このような表示装置は屋外で使用されるため、発光体の電源として太陽光発電装置を用いると便利である。
ところで、工事や事故の状況によって、進むべき進路は一定でないため、矢印等で指し示す方向は左右逆になることが多々ある。左向きの表示装置と右向きの表示装置を用意するのは経済的でないため、通常は、1種類の表示装置を上下逆にして使用する。
しかし、発光体に電力を供給する太陽光発電装置の太陽光パネルは、受光面が太陽に向いていなければならないので、表示装置を上下逆にすると、受光面が下を向いて発電できなくなってしまう。
道路等に設置され、天地を逆にしても使用できる表示装置として、特許文献1には、枠部にパネルが取り付けられ、パネルの一面に矢印が表示されると共に、表示部に発光部が設置され、発光部に電力を供給するソーラーユニットを有するものが開示されている。
この表示装置は、枠部の2つの長辺にそれぞれユニット取付金具が設けられ、これらユニット取付金具のいずれかにソーラーユニットを取り付けることができ、枠部のどちらの長辺を上にしても、太陽光パネルの受光面が上を向くように付け替えることができるようになっている。
特開2019-27058号公報
上記特許文献1に記載のような表示装置は、ユニット取付金具に形成されたスリットに、ソーラーユニットの裏面から突出した取付部材を係合し、取付部材に設けたネジを緩めたり締め込んだりすることによりソーラーユニットを着脱するため、ソーラーユニットの付け替えに手間がかかるという欠点があった。
本発明が解決しようとする課題は、天地を逆にしても使用でき、その際、太陽光パネルを簡単な操作で最適な方向に向けることができる表示装置を提供することにある。
本願請求項1に係る発明は、表示部の天部底部のいずれを上側にしても使用することが可能な表示装置であって、太陽光パネルが取り付けられる太陽光パネル取付け部と、前記太陽光パネル取付け部が一端に設けられ、前記表示部の背面に天部底部方向に回転可能に他端が取り付けられたアームと、を備えたことを特徴とする表示装置である。
本願請求項2に係る発明は、前記アームは、前記太陽光パネル取付け部が天部底部方向に回転可能に取り付けられるとともに、伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置である。
本願請求項3に係る発明は、前記アームは、正面視において前記太陽光パネルが前記表示部の天部底部方向の内側に収まるまで縮まることを特徴とする請求項2に記載の表示装置である。
本願請求項4に係る発明は、前記太陽光パネル取付け部は、前記アームが天部方向へ回転した位置のときに前記太陽光パネルが正面側を向く位置から、前記アームが底部方向へ回転した位置のときに前記太陽光パネルが正面側を向く位置まで回転可能に前記アームに取り付けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の表示装置である。
本願請求項5に係る発明は、前記太陽光パネル取付け部は、前記表示部の天部又は底部に係止して前記アームの回転を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の表示装置である。
本願請求項6に係る発明は、前記表示部は、前記太陽光パネルを正面に向けた状態で入り込むことが可能な空所と、前記表示部を倒した状態で支持する複数の支持脚と、を備え前記支持脚の長さを、前記太陽光パネルの厚みよりも長くしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の表示装置である。
本発明によれば、表示部が示そうとする方向に応じて、表示装置の天部底部のどちらを上にしても、太陽光パネルを付け替える等の面倒な手間を必要とせずに、アームを表示部に対して回転させ、太陽光パネル取付け部に取付けられた太陽光パネルの受光面を太陽に向けることができる。
加えて、アームは太陽光パネル取付け部が天部底部方向に回転可能に取り付けられるとともに、伸縮可能であるので、さらに効率的に太陽光パネルの受光面を太陽に向けることができる。
加えて、アームは、正面視において太陽光パネルが表示部の天部底部方向の内側に収まるまで縮まるようにすれば、コンパクトに折り畳めて収納に便利であり、表示部から突出した太陽光パネルが人や物にぶつかって傷つくのを防止できる。
加えて、太陽光取付け部が、アームが天部方向へ回転した位置の時に太陽光パネルが正面側を向く位置から、アームが底部方向へ回転した位置の時に太陽光パネルが正面側を向く位置まで回転可能にアームに取り付けられることにより、表示装置の天部底部のどちらを上にして設置しても、太陽光パネルの受光面を確実に太陽に向けることができる。
加えて、太陽光パネル取付け部は、表示部の天部又は底部に係止してアームの回転を規制する規制部を有するので、太陽光パネルの受光面を太陽に向けた位置で安定して支持できる。
加えて、表示部に、太陽光パネルを入り込むことが可能な空所、及び、表示部を倒した状態で支持する複数の支持脚を設け、支持脚の長さを、太陽光パネルの厚みよりも長くすれば、太陽光パネルを空所にはめ込んで折り畳み、表示部を倒して収納する際に、太陽光パネルが設置面から浮いた状態で支持されるため、太陽光パネルの損傷を防止できる。
本発明の実施形態を示す表示装置の使用状態における斜視図。 本発明の実施形態を示す表示装置の使用状態における正面図。 本発明の実施形態を示す表示装置の収納状態における背面図 本発明の実施形態を示す表示装置の使用状態における側面図。 本発明の実施形態を示す表示装置の収納状態における側面図。 本発明の実施形態に係るソーラーユニットの表面から見た斜視図。 本発明の実施形態に係るソーラーユニットの裏面から見た斜視図。
以下、本発明の実施形態について、図面の図1~図7と共に説明する。なお、本発明は、実施形態に限定されないことはいうまでもない。
図1は、実施形態を示す表示装置の使用状態における斜視図であり、図2は、表示装置の使用状態における正面図、図3は、表示装置の収納状態における背面図、図4は、表示装置の使用状態における側面図、図5は、表示装置の収納状態における側面図、図6は、実施形態に係るソーラーユニットの表面から見た斜視図、図7は、ソーラーユニットの裏面から見た斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態において、表示装置1は、道路に設置されて走行する車や通行者に進行方向を支持する標識であって、表示部2及びソーラーユニット3を有する。
表示部2は、枠体4、表示パネル5、複数の発光体6及び乾電池取付け部7を備える。
枠体4は、4本の丸パイプを略長方形に組み立てて成り、2つの長辺の一方が天部T、他方が底部Bとなる。
枠体4の正面の四隅部には、それぞれ支持脚40が枠体4を含む面と略直角で正面側に突出するよう取り付けられている。
また、枠体4の各辺の両端部には、それぞれ枠体4の角部を保護するためのコーナーガード41が外側に向けて突設されている。
枠体4の背面側には、2つの長辺間に略コ字状の開閉枠42が架設される。開閉枠42の両端部にはそれぞれ取付金具43が固定され、取付金具43が2つの長辺の中央部に、枠体4の短辺と平行なネジ軸44を介して回転可能に取り付けられる。この結果、開閉枠42は、枠体4と平行に畳まれた状態(図3及び図5)と、枠体4の背面から直角に張り出す状態(図1、図2及び図4)まで回転することができる。
開閉枠42の天部底部方向の辺は、枠体4の短辺の長さよりやや短く、これに交差する両辺の長さは、枠体4の長辺の長さの1/2よりやや短い。開閉枠42の天部底部方向の辺は、枠体4の短辺の長さよりやや短いので、開閉枠42が、枠体4と平行に畳まれた状態のときに図5に示すように、開閉枠42が枠体4より上側に飛び出さずコンパクトに収納される。
図1及び図2に示すように、表示パネル5は、略矢印形のベースパネル50の一面に、ベースパネル50よりも一まわり小さい矢印形パネル51を取り付けて形成される。矢印形パネル51の正面は、赤色等の目立ちやすい色に彩色するのが望ましい。
ベースパネル50の長さ及び高さは、枠体4の長さ(短辺間の距離)及び高さ(長辺間の距離)と略同じであり、ベースパネル50は枠体4に長手方向を一致させて、且つ、矢印形パネル51を正面に向けて取り付けられる。
ベースパネル50は略矢印形として形成され、枠体4の長辺とベースパネル50の基部(棒状部分)との間には空所Sが形成される。
発光体6は、LED(Light Emitting Diode)であって、矢印形パネル51の表面にその輪郭に沿って配置される。
発光体6は、乾電池取付け部7に取り付けられた乾電池、或いは、ソーラーユニット3から供給される電力で発光する。また、乾電池の代わりに蓄電池を乾電池取付け部7に取り付けソーラーユニット3から充電して、当該蓄電池からの電力によって発光体6を発光させるようにしても良い。
図3に示すように、乾電池取付け部7は、背面側に開口した箱状であり、ベースパネル50の背面の中央部分に設けられ、開閉可能な蓋70を開けることにより、乾電池を出し入れできるようになっている。
ソーラーユニット3は、リード線30を介して乾電池取付け部7と接続されている。
ソーラーユニット3は、図6及び図7に示すように、太陽光パネル8と、太陽光パネル8が取り付けられる太陽光パネル取付け部9と、太陽光パネル取付け部9を支持する2本の平行なアーム10と、発光体6の発光を制御する制御部を有する本体部11とを備える。
太陽光パネル8は、表面が開口した箱体80の内部に、太陽光エネルギーを電力に変換する太陽電池及び/又は太陽電池で変換された電力を蓄える蓄電部(図示せず)を収納すると共に、箱体80の表面を透明カバー81で被覆して受光面とし、パネル状に形成される。
太陽光パネル8の平面の面積は、枠体4の長辺とベースパネル50との間に形成された空所Sに収まる大きさとなっている(図3及び図5)。
太陽光パネル取付け部9は、平板より成り、その表面に太陽光パネル8の箱体80の裏面が取り付けられる。
また、太陽光パネル取付け部9の裏面の両側部には、本体部11の幅よりわずかに広い間隔をあけて、一対の平行な突片90が設けられる。
太陽光パネル取付け部9の前後端面の中央部には、裏面側へ直角に突出する爪状の規制部91が形成される。
アーム10は、太陽光パネル取付け部9が一端に設けられ、表示部2の背面に天部底部方向に回転可能に他端が取り付けられている。
アーム10は、帯状の基端側アーム100及び先端側アーム101を互いに重ねて扁平な筒体102に摺動可能に挿通して成る。基端側アーム100及び先端側アーム101には、長手方向に沿って長孔100’,101’が各々形成され、筒体102及び長孔100’,101’に固定ネジ103が挿通される。
固定ネジ103は、基端側アーム100及び先端側アーム101の抜け止めとして機能し、筒体102と共働して伸縮のガイドとして機能する。
固定ネジ103を緩めると、基端側アーム100と先端側アーム101をスライドさせてアーム10を伸縮させ、固定ネジ103を締め付けると、アーム10をその長さで固定することができる。
なお、アーム10の伸縮を手動で行い、かつ、手を放してもアームがその位置で留まるように、固定ネジ103の締め付けを調整しておくようにしても良い。
2本の先端側アーム101の先端部には、太陽光パネル取付け部9の裏面に設けた突片90が、2本のアーム10の軸線と直交する第1の軸104を中心として回転可能に取り付けられている。
2本の基端側アーム100の基端部は、本体部11の両側面と、本体部11の両側に配置された起立板106との間に挿入され、起立板106に第1の軸104と平行な第2の軸105を中心として回転可能に取り付けられている。
なお、太陽光パネル取付け部9のアーム10に対する回転、及び、アーム10の起立板106に対する回転は、所定角度ごとにいったん停止し、強制的に力を加えることにより停止状態からさらに回転させることができるようにすると、アーム10及び太陽光パネル8を様々な角度で安定して維持することができる。
図4では、アーム10が天部方向にもっとも回転して伸び、太陽光パネル取付け部9が太陽光パネル8を上に向けた状態を実線で示しており、アーム10が底部方向へ回転して縮み、太陽光パネル取付け部9が太陽光パネル8を正面側に向けた状態を破線で示している。
本体部11の制御部は、スイッチを手動操作することによって、発光体6の点灯・消灯を切り替えたり、発光体6の点滅等を行なう。
本体部11の周縁にはフランジ110が張り出され、図3に示すように、このフランジ110を介してソーラーユニット3が表示パネル5の基部の裏面に取り付けられる。
太陽光パネル取付け部9の回転中心となる第1の軸104、及び、アーム10の回転中心となる第2の軸105が、表示装置1の天部底部方向及び表示部2の正面背面方向に直交するようソーラーユニット3を取り付けられる。これにより、アーム10及び太陽光パネル8は天部底部方向に回転可能となる。
アーム10は、太陽光パネル8及びアーム10がどの位置にあるときにも、正面視において、太陽光パネル8が表示部2の天部底部方向の内側に収まるまで縮めることができる。
アーム10の天部底部方向の回転範囲は、それぞれアーム10の先端部が天部T及び底部Bにおいて表示部2の背面に当接する範囲である。
太陽光パネル取付け部9の天部底部方向の回転範囲は、太陽光パネル取付け部9の裏面が、アーム10の一面(アーム10が天部方向の限界へ回転したときの正面側を向く面)に当接する位置から、アーム10の他面(アーム10が底部方向の限界に回転したときの正面側を向く面)に当接する位置までである。このため、太陽光パネル取付け部9に取付けられた太陽光パネル8を、アーム10が天部方向に回転した位置のときに正面側を向く位置から、アーム10が底部方向に回転した位置のときにも正面側を向くことができる位置まで回転可能とすることができる。
表示装置1を使用する際には、表示パネル5の矢印形が指し示す方向によって天部T及び底部Bのいずれかを上にする。
天部Tを上にする場合は、アーム10を天部方向に回転させる。
図4に示すように、アーム10の長さを、アーム10の起立板106に対する取付け部分から天部Tまでの距離に合わせて調整し、さらに、太陽光パネル取付け部9を太陽光パネル8の受光面が上側に向くよう回転させ、太陽光パネル8と表示パネル5とのなす角度を略直角にして、太陽光パネル取付け部9の一方の規制部91を枠体4の天部側長辺の表面に係止する。すると、太陽光パネル取付け部9及びアーム10の回転が規制され、その位置で安定して維持される。
次いで、開閉枠42を回転させて枠体4を含む面に対して直角に張り出し、天部T及び太陽光パネル8の受光面を上にして、開閉枠42の下端と底部Bから突出した枠体4のコーナーガード41を道路上に置き、表示装置1を起立させて設置する。
なお、太陽光パネル8と表示パネル5とのなす角度は略直角にしたが、表示パネル5は開閉枠42により傾斜して設置されるためそれを考慮して、太陽光パネル8を真上側などの太陽の方向に向けるように調整しても良い。
底部Bを上にする場合は、図示しないが、底部Bを上側として、以下同様に、アーム10を底部方向に回転させ、太陽光パネル取付け部9を回転させて太陽光パネル8の受光面を上側にして、太陽光パネル取付け部9の他方の規制部91を枠体4の底部側長辺の表面に係止する。
また、開閉枠42を枠体4から直角に張り出し、底部B及び太陽光パネルの受光面を上にして、開閉枠42と天部Tから突出したコーナーガード41を道路上に置き、表示装置1を起立させる。
表示装置1を収納する際には、図5に示すように、規制部91を枠体4から外し、太陽光パネル取付け部9を回転させて太陽光パネル8の受光面を正面に向け、アーム10を縮めて太陽光パネル8を表示部2の空所Sにはめ込む。
また、開閉枠42を枠体4の四辺と平行になるよう折り畳む。すると、開閉枠42は枠体4の内側に収まる。
この状態で、表示部2の表面及び太陽光パネル8の受光面を下にして倒し、枠体4の表面四隅部に設けた支持脚40を床等の設置面に置く。支持脚40は太陽光パネル8の厚さよりも長いので、太陽光パネル8は設置面よりも浮いた状態になり、太陽光パネル8がこすれて傷つく心配がない。
なお、この状態において、太陽光パネル8の受光面を下にするのではなく、上に向けておくようにすれば、蓄電をすることも可能である。
〔その他の変形例〕
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
本実施形態では、表示パネルを矢印形としてあるが、他の形、例えば人間の形等としてもよい。
発光体の発光パターンは適宜変更可能である。本実施形態では、発光体を点滅させるようになっているが、発光体を矢印の基端部から先端部に向かって順次発光させることも考えられる。
本実施形態では、コ字状の開閉枠を枠体の2つの長辺間に回転可能に取り付けてあるが、表示部を立てた状態で支持するものであればこれに限定されない。例えば、2つの短辺に棒状のスタンドを回転可能に取り付けてもよい。
本実施形態では、帯状の基端側アーム及び先端側アームを摺動可能に筒体に通し、アームの長さを調節して固定ネジで固定するようになっているが、他の構造、例えば、断面コ字状の基端側アームに先端側アームを摺動可能にはめ込み、先端側アームの位置を調節してネジで固定する等としてもよい。また、アームを2つのアームとしているが本数も適宜設定可能である。
本実施形態では、アームを天部方向の限界、或いは底部方向の限界まで回転させ、太陽光パネルが表示パネルと直交するよう太陽光パネル取付け部を回転させて表示装置を使用しているが、太陽の位置によって、太陽光パネルの受光面が最適な方向に向くよう、アームの角度及び太陽光パネル取付け部の角度を変更できる。
発光体は、太陽光パネルで発電した電力で発光するか、乾電池取付け部に収納された乾電池からの電力で発光するかを手動で切り替えることができるが、太陽光パネルの発電量が十分でない場合に、自動的に乾電池から給電できるようにしてもよい。
また、乾電池からの電力はリード線を通してソーラーユニットの本体部へ送られるが、乾電池取付け部に蓄電タイプの乾電池を収納し、この乾電池に太陽光パネルで発電された電力を蓄えてもよい。また、太陽光パネルの蓄電池に蓄えられた電力を、乾電池取付け部を通過してソーラーユニットの本体部へ送ることもできる。
本実施形態では、太陽光パネルで発電した電力は、表示装置の発光のための電力であったがこれに限られず、例えば表示装置に可動部がある場合などの駆動のための電力を発電する太陽光パネルであっても良い。
本実施形態では、アームの一端に設けられる太陽光パネル取付け部が回転可能に取り付けられ、アームが伸縮可能なものであったが、これに限られない。アームの一端に設けられる太陽光パネル取付け部が回転せず、アームが伸縮しないもので、アームの他端が表示部の背面に天部底部方向に回転可能に設けられたものであっても良い。この場合であっても、表示部の天部底部のいずれを上側にしても他端を回転軸として一端を回転させることで、太陽光パネルを付け替える等の面倒な手間を必要とせずに、太陽光パネルを上側に向けることができ、太陽光パネルの受光面を太陽に向けることができる。
本実施形態では、支持脚を表示部の正面側に向けて設けたがこれに限られない。背面側に向けて設けるようにしても良い。この場合、表示部の正面側及び太陽光パネルの受光面を上側にして、背面側を下にして支持脚に支持して表示装置を置けば、蓄電をすることができる。
実施形態における各技術的事項を他の変形例に適用して実施例としても良い。
1 表示装置
2 表示部
3 ソーラーユニット
30 リード線
4 枠体
40 支持脚
41 コーナーガード
42 開閉枠
43 取付金具
44 ネジ軸
5 表示パネル
50 ベースパネル
51 矢印形パネル
6 発光体
7 乾電池取付け部
70 蓋
8 太陽光パネル
80 箱体
81 透明カバー
9 太陽光パネル取付け部
90 突片
91 規制部
10 アーム
100 基端側アーム
101 先端側アーム
100’,101’ 長孔
102 筒体
103 固定ネジ
104 第1の軸
105 第2の軸
106 起立板
11 本体部
110 フランジ
T 天部
B 底部
S 空所

Claims (6)

  1. 表示部の天部底部のいずれを上側にしても使用することが可能な表示装置であって、
    太陽光パネルが取り付けられる太陽光パネル取付け部と、
    前記太陽光パネル取付け部が一端に設けられ、前記表示部の背面に天部底部方向に回転可能に他端が取り付けられたアームと、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  2. 前記アームは、前記太陽光パネル取付け部が天部底部方向に回転可能に取り付けられるとともに、伸縮可能であること
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記アームは、正面視において前記太陽光パネルが前記表示部の天部底部方向の内側に収まるまで縮まることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記太陽光パネル取付け部は、前記アームが天部方向へ回転した位置のときに前記太陽光パネルが正面側を向く位置から、前記アームが底部方向へ回転した位置のときに前記太陽光パネルが正面側を向く位置まで回転可能に前記アームに取り付けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記太陽光パネル取付け部は、前記表示部の天部又は底部に係止して前記アームの回転を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記表示部は、前記太陽光パネルを正面に向けた状態で入り込むことが可能な空所と、
    前記表示部を倒した状態で支持する複数の支持脚と、を備え
    前記支持脚の長さを、前記太陽光パネルの厚みよりも長くしてあることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の表示装置。


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