JP3441812B2 - 内燃エンジンの燃焼状態検出装置 - Google Patents
内燃エンジンの燃焼状態検出装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃エンジンのクラン
ク軸回転角速度の燃焼サイクル毎の変動に基づいてエン
ジンの燃焼状態(失火状態)を検出する装置に関する。
ク軸回転角速度の燃焼サイクル毎の変動に基づいてエン
ジンの燃焼状態(失火状態)を検出する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃エンジンの点火周期より短い、前記
エンジンのクランク軸の所定回転角度周期毎に前記エン
ジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、検出し
たエンジン回転速度を前記クランク軸1回転に相当する
周期で回転速度を平均化する平均化手段とを備え、前記
エンジンの燃焼状態を検出する内燃エンジンの燃焼状態
検出装置において、前記平均化手段により算出されたエ
ンジン回転速度の平均値と、該平均値が算出された時点
から所定点火周期前に算出されたエンジン回転速度の平
均値との偏差量を算出する偏差量算出手段と、該偏差量
を前記点火周期に相当する周期に基づき平均化する偏差
量平均化手段と、該平均化された偏差量に基づいて前記
エンジンの燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段とを設
け、エンジンの失火時に発生する回転周波数成分の0.
5次成分以外の周波数成分をフィルタ処理(回転速度平
均化手段、偏差量平均化手段)により除去し、失火状態
を検出するようにした内燃エンジンの燃焼状態検出装置
が既に本出願人により提案されている(特願平5−28
2024号)。
エンジンのクランク軸の所定回転角度周期毎に前記エン
ジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、検出し
たエンジン回転速度を前記クランク軸1回転に相当する
周期で回転速度を平均化する平均化手段とを備え、前記
エンジンの燃焼状態を検出する内燃エンジンの燃焼状態
検出装置において、前記平均化手段により算出されたエ
ンジン回転速度の平均値と、該平均値が算出された時点
から所定点火周期前に算出されたエンジン回転速度の平
均値との偏差量を算出する偏差量算出手段と、該偏差量
を前記点火周期に相当する周期に基づき平均化する偏差
量平均化手段と、該平均化された偏差量に基づいて前記
エンジンの燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段とを設
け、エンジンの失火時に発生する回転周波数成分の0.
5次成分以外の周波数成分をフィルタ処理(回転速度平
均化手段、偏差量平均化手段)により除去し、失火状態
を検出するようにした内燃エンジンの燃焼状態検出装置
が既に本出願人により提案されている(特願平5−28
2024号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案に係る燃焼状態検出装置によれば、1燃焼サイクル中
に単一の気筒に失火が発生する場合、およびエンジン回
転のN次成分(Nは整数)の振動発生を伴う失火(例え
ば、4サイクル4気筒の場合には、クランク軸1回転
(360deg.)の燃焼間隔を有する気筒に同時に発
生する失火)以外の失火が発生した場合においては失火
状態を検出することは十分に可能であるが、上記装置に
よれば、エンジン回転のN次成分の振動発生を伴う失火
発生時においては、失火時に発生する固有の周波数成分
が減衰されてしまい、失火の検出が困難になるという問
題があった。
案に係る燃焼状態検出装置によれば、1燃焼サイクル中
に単一の気筒に失火が発生する場合、およびエンジン回
転のN次成分(Nは整数)の振動発生を伴う失火(例え
ば、4サイクル4気筒の場合には、クランク軸1回転
(360deg.)の燃焼間隔を有する気筒に同時に発
生する失火)以外の失火が発生した場合においては失火
状態を検出することは十分に可能であるが、上記装置に
よれば、エンジン回転のN次成分の振動発生を伴う失火
発生時においては、失火時に発生する固有の周波数成分
が減衰されてしまい、失火の検出が困難になるという問
題があった。
【0004】本発明はこの点に着目してなされたもので
あり、1燃焼サイクルにおけるいずれの気筒の失火をも
精度良く検出することができる内燃エンジンの燃焼状態
検出装置を提供することを目的とする。
あり、1燃焼サイクルにおけるいずれの気筒の失火をも
精度良く検出することができる内燃エンジンの燃焼状態
検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の内燃エンジンの燃焼状態検
出装置は、内燃エンジンの点火周期より短い、前記エン
ジンのクランク軸の所定回転角度周期毎に前記エンジン
の回転速度を検出する回転速度検出手段と、該検出した
回転速度により前記エンジンの燃焼状態を検出する内燃
エンジンの燃焼状態検出装置において、前記回転速度検
出手段により検出されたエンジンの回転速度の値と、該
回転速度が検出された時点から所定回転角周期前に検出
されたエンジンの回転速度の値との偏差量を算出する偏
差量算出手段と、前記エンジンの連続する吸入工程開始
時の上死点同士の時間間隔における前記算出された偏差
量の平均値を算出する偏差量平均値算出手段と、前記エ
ンジンがエンジンブレーキ状態にあることを検出するエ
ンジンブレーキ検出手段と、該エンジンブレーキ検出手
段により前記エンジンブレーキ状態が検出されていると
きに、前記偏差量算出手段により算出された偏差量を記
憶する偏差量記憶手段と、前記偏差量平均値算出手段に
より算出された偏差量の平均値及び前記偏差量記憶手段
により記憶された偏差量を比較してその比較結果に基づ
いて前記エンジンの燃焼状態を検出する燃焼状態検出手
段とを設けるようにしたものである。また、請求項2記
載の本発明の内燃エンジンの燃焼状態検出装置は、上記
請求項1の構成において、前記燃焼状態検出手段は、前
記エンジンのエンジンブレーキ状態における回転変動誤
差と正常燃焼時の回転変動誤差との比が小さい所定の前
記エンジンの回転速度以上のときには作動しないように
したものである。
に、請求項1記載の本発明の内燃エンジンの燃焼状態検
出装置は、内燃エンジンの点火周期より短い、前記エン
ジンのクランク軸の所定回転角度周期毎に前記エンジン
の回転速度を検出する回転速度検出手段と、該検出した
回転速度により前記エンジンの燃焼状態を検出する内燃
エンジンの燃焼状態検出装置において、前記回転速度検
出手段により検出されたエンジンの回転速度の値と、該
回転速度が検出された時点から所定回転角周期前に検出
されたエンジンの回転速度の値との偏差量を算出する偏
差量算出手段と、前記エンジンの連続する吸入工程開始
時の上死点同士の時間間隔における前記算出された偏差
量の平均値を算出する偏差量平均値算出手段と、前記エ
ンジンがエンジンブレーキ状態にあることを検出するエ
ンジンブレーキ検出手段と、該エンジンブレーキ検出手
段により前記エンジンブレーキ状態が検出されていると
きに、前記偏差量算出手段により算出された偏差量を記
憶する偏差量記憶手段と、前記偏差量平均値算出手段に
より算出された偏差量の平均値及び前記偏差量記憶手段
により記憶された偏差量を比較してその比較結果に基づ
いて前記エンジンの燃焼状態を検出する燃焼状態検出手
段とを設けるようにしたものである。また、請求項2記
載の本発明の内燃エンジンの燃焼状態検出装置は、上記
請求項1の構成において、前記燃焼状態検出手段は、前
記エンジンのエンジンブレーキ状態における回転変動誤
差と正常燃焼時の回転変動誤差との比が小さい所定の前
記エンジンの回転速度以上のときには作動しないように
したものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【作用】請求項1の内燃エンジンの燃焼状態検出装置に
よれば、回転速度検出手段によりエンジンの回転速度が
検出され、偏差量算出手段により、前記検出された回転
速度の値と該回転速度が検出された時点から所定回転角
周期前に検出されたエンジンの回転速度の値との偏差量
が算出され、偏差量平均値算出手段により、前記エンジ
ンの連続する吸入工程開始時の上死点同士の時間間隔に
おける前記算出された偏差量の平均値が算出され、エン
ジンブレーキ検出手段により、前記エンジンがエンジン
ブレーキ状態にあることが検出され、偏差量記憶手段に
より、エンジンブレーキ検出手段により前記エンジンブ
レーキ状態が検出されているときに、前記偏差量算出手
段により算出された偏差量が記憶され、燃焼状態検出手
段により、前記偏差量平均値算出手段により算出された
偏差量の平均値及び前記偏差量記憶手段により記憶され
た前記偏差量を比較してその比較結果に基づいて前記エ
ンジンの燃焼状態が検出される。また、請求項2の内燃
エンジンの燃焼状態検出装置によれば、前記燃焼状態検
出手段は、前記エンジンのエンジンブレーキ状態におけ
る回転変動誤差と正常燃焼時の回転変動誤差との比が小
さい所定の前記エンジンの回転速度以上のときには作動
しない。
よれば、回転速度検出手段によりエンジンの回転速度が
検出され、偏差量算出手段により、前記検出された回転
速度の値と該回転速度が検出された時点から所定回転角
周期前に検出されたエンジンの回転速度の値との偏差量
が算出され、偏差量平均値算出手段により、前記エンジ
ンの連続する吸入工程開始時の上死点同士の時間間隔に
おける前記算出された偏差量の平均値が算出され、エン
ジンブレーキ検出手段により、前記エンジンがエンジン
ブレーキ状態にあることが検出され、偏差量記憶手段に
より、エンジンブレーキ検出手段により前記エンジンブ
レーキ状態が検出されているときに、前記偏差量算出手
段により算出された偏差量が記憶され、燃焼状態検出手
段により、前記偏差量平均値算出手段により算出された
偏差量の平均値及び前記偏差量記憶手段により記憶され
た前記偏差量を比較してその比較結果に基づいて前記エ
ンジンの燃焼状態が検出される。また、請求項2の内燃
エンジンの燃焼状態検出装置によれば、前記燃焼状態検
出手段は、前記エンジンのエンジンブレーキ状態におけ
る回転変動誤差と正常燃焼時の回転変動誤差との比が小
さい所定の前記エンジンの回転速度以上のときには作動
しない。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて詳
述する。
述する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係る内燃エンジ
ン及びその燃焼状態検出装置の全体構成図であり、エン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されて
いる。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θTH)
センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度
に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニット
(以下「ECU」という)5に供給する。
ン及びその燃焼状態検出装置の全体構成図であり、エン
ジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されて
いる。スロットル弁3にはスロットル弁開度(θTH)
センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度
に応じた電気信号を出力して電子コントロールユニット
(以下「ECU」という)5に供給する。
【0013】燃料噴射弁6はエンジン1とスロットル弁
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
3との間且つ吸気管2の図示しない吸気弁の少し上流側
に各気筒毎に設けられており、各噴射弁は図示しない燃
料ポンプに接続されていると共にECU5に電気的に接
続されて当該ECU5からの信号により燃料噴射の開弁
時間が制御される。
【0014】一方、スロットル弁3の直ぐ下流には管7
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
を介して吸気管内絶対圧(PBA)センサ8が設けられ
ており、この絶対圧センサ8により電気信号に変換され
た絶対圧信号は前記ECU5に供給される。また、その
下流には吸気温(TA)センサ9が取付けられており、
吸気温TAを検出して対応する電気信号を出力してEC
U5に供給する。
【0015】エンジン1の本体に装着されたエンジン水
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。
温(TW)センサ10はサーミスタ等から成り、エンジ
ン水温(冷却水温)TWを検出して対応する温度信号を
出力してECU5に供給する。
【0016】エンジン1の図示しないカム軸周囲又はク
ランク軸周囲には、エンジン1の特定の気筒の所定クラ
ンク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」
という)を出力する気筒判別センサ(以下「CYLセン
サ」という)13、各気筒の吸入行程開始時の上死点
(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位
置で(4気筒エンジンではクランク角180゜毎に)T
DC信号パルスを発生するTDCセンサ12、及び前記
TDC信号パルスの周期より短い一定クランク角(例え
ば30゜)周期で1パルス(以下「CRK信号パルス」
という)を発生するクランク角センサ(以下「CRKセ
ンサ」と云う)11が取り付けられており、CYL信号
パルスTDC信号パルス及びCRK信号(クランク角信
号)パルスはECU5に供給される。
ランク軸周囲には、エンジン1の特定の気筒の所定クラ
ンク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」
という)を出力する気筒判別センサ(以下「CYLセン
サ」という)13、各気筒の吸入行程開始時の上死点
(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位
置で(4気筒エンジンではクランク角180゜毎に)T
DC信号パルスを発生するTDCセンサ12、及び前記
TDC信号パルスの周期より短い一定クランク角(例え
ば30゜)周期で1パルス(以下「CRK信号パルス」
という)を発生するクランク角センサ(以下「CRKセ
ンサ」と云う)11が取り付けられており、CYL信号
パルスTDC信号パルス及びCRK信号(クランク角信
号)パルスはECU5に供給される。
【0017】エンジン1の各気筒には、点火プラグ14
が設けられ、ECU5に接続されている。
が設けられ、ECU5に接続されている。
【0018】ECU5は各種センサからの入力信号波形
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ
信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入
力回路5a、中央演算処理回路(以下「CPU」とい
う)5b、CPU5bで実行される各種演算プログラム
及び演算結果等を記憶する記憶手段5c、前記燃料噴射
弁6に駆動信号を供給する出力回路5d等から構成され
る。
【0019】CPU5bは上述の各種エンジンパラメー
タ信号に基づいて、種々のエンジン運転状態を判別する
とともに、エンジン運転状態に応じ、前記TDC信号パ
ルスに同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間及び点火プ
ラグ14の点火時期を演算し、燃料噴射弁6及び点火プ
ラグ14を駆動する信号を、出力回路5dを介して出力
する。
タ信号に基づいて、種々のエンジン運転状態を判別する
とともに、エンジン運転状態に応じ、前記TDC信号パ
ルスに同期する燃料噴射弁6の燃料噴射時間及び点火プ
ラグ14の点火時期を演算し、燃料噴射弁6及び点火プ
ラグ14を駆動する信号を、出力回路5dを介して出力
する。
【0020】なお、本実施例では、ECU5は、回転速
度検出手段の一部、偏差量算出手段、燃焼状態検出手
段、エンジンブレーキ検出手段、及び偏差量記憶手段を
構成する。
度検出手段の一部、偏差量算出手段、燃焼状態検出手
段、エンジンブレーキ検出手段、及び偏差量記憶手段を
構成する。
【0021】図2は、エンジン1の燃焼状態の判定を行
うプログラム(CPU5bで実行される)の全体構成を
示す図である。
うプログラム(CPU5bで実行される)の全体構成を
示す図である。
【0022】同図(a)は、前記CRK信号パルスの発
生毎にこれと同期して実行されるCRK処理を示し、本
処理ではCRK信号パルスの発生時間間隔(エンジン回
転速度の逆数に比例するパラメ−タ)の平均値(移動平
均値)TAVEを算出する移動平均処理(ステップS
1)、及び最新のTAVE値と1点火周期前に算出され
たTAVE値との偏差量TCOMを算出するコムフィル
タ処理(ステップS2)、及びエンジンブレーキ時の最
新のCRK信号パルスの発生時間間隔CRMeと1点火
周期前に算出されたCRMeとの偏差量から通常燃焼時
との回転変動誤差の基準値Bnを算出するBn算出処理
(ステップS3)を行う。
生毎にこれと同期して実行されるCRK処理を示し、本
処理ではCRK信号パルスの発生時間間隔(エンジン回
転速度の逆数に比例するパラメ−タ)の平均値(移動平
均値)TAVEを算出する移動平均処理(ステップS
1)、及び最新のTAVE値と1点火周期前に算出され
たTAVE値との偏差量TCOMを算出するコムフィル
タ処理(ステップS2)、及びエンジンブレーキ時の最
新のCRK信号パルスの発生時間間隔CRMeと1点火
周期前に算出されたCRMeとの偏差量から通常燃焼時
との回転変動誤差の基準値Bnを算出するBn算出処理
(ステップS3)を行う。
【0023】同図(b)は、前記TDC信号パルスの発
生毎にこれと同期して実行されるTDC処理を示し、本
処理ではCRK処理で算出される偏差量TCOMから第
1及び第2のTDC代表値M,MDを算出し(ステップ
S4)、TDC代表値Mに基づいて失火判定及び失火気
筒の判別を行い(ステップS5)、さらにステップS4
で失火と判定された回数に基づく異常判定(失火率検
定)を行う(ステップS6)。
生毎にこれと同期して実行されるTDC処理を示し、本
処理ではCRK処理で算出される偏差量TCOMから第
1及び第2のTDC代表値M,MDを算出し(ステップ
S4)、TDC代表値Mに基づいて失火判定及び失火気
筒の判別を行い(ステップS5)、さらにステップS4
で失火と判定された回数に基づく異常判定(失火率検
定)を行う(ステップS6)。
【0024】図3(a)乃至(c)は、それぞれ図2
(a)のステップS1乃至S3の処理内容を示すフロー
チャートである。
(a)のステップS1乃至S3の処理内容を示すフロー
チャートである。
【0025】同図(a)のステップS11では、クラン
ク角の回転角速度値として、CRK信号パルスの発生時
間間隔CRMe(n)を計測する。具体的には、図5
(a)に示すようにクランク軸が30度回転する毎に順
次CRMe(n−11),CRMe(n−10),…,
CRMe(n)が計測される。
ク角の回転角速度値として、CRK信号パルスの発生時
間間隔CRMe(n)を計測する。具体的には、図5
(a)に示すようにクランク軸が30度回転する毎に順
次CRMe(n−11),CRMe(n−10),…,
CRMe(n)が計測される。
【0026】ステップS12では、次式(1)により1
1回前の計測値CRMe(n−11)から最新の計測値
CRMe(n)までの12個のCRMe値の平均値とし
て、平均値TAVE(n)を算出する。
1回前の計測値CRMe(n−11)から最新の計測値
CRMe(n)までの12個のCRMe値の平均値とし
て、平均値TAVE(n)を算出する。
【0027】
【数1】
本実施例ではCRK信号パルスはクランク軸が30度回
転する毎に発生するので、平均値TAVE(n)はクラ
ンク軸1回転に対応する平均値である。このような平均
化処理の周波数特性は図8に示すようになり、クランク
軸1回転で1周期のエンジン回転の1次成分、及び2次
以上のN次成分(Nは自然数)を低減させることができ
る。従って、クランク角センサ11を構成するパルサ又
はピックアップの機械的誤差(製造誤差、取付誤差等)
によるノイズ成分を除去することができる。なお、図8
の横軸はエンジン回転速度に対応する周波数を値1とし
たときの周波数を表わしている。
転する毎に発生するので、平均値TAVE(n)はクラ
ンク軸1回転に対応する平均値である。このような平均
化処理の周波数特性は図8に示すようになり、クランク
軸1回転で1周期のエンジン回転の1次成分、及び2次
以上のN次成分(Nは自然数)を低減させることができ
る。従って、クランク角センサ11を構成するパルサ又
はピックアップの機械的誤差(製造誤差、取付誤差等)
によるノイズ成分を除去することができる。なお、図8
の横軸はエンジン回転速度に対応する周波数を値1とし
たときの周波数を表わしている。
【0028】なおTAVE(n)値に基づいてエンジン
回転数NEが算出される。
回転数NEが算出される。
【0029】図3(b)のステップS13では次式
(2)により偏差量TCOM(n)を算出する。
(2)により偏差量TCOM(n)を算出する。
【0030】
TCOM(n)=TAVE(n)−TAVE(n−6) …(2)
ここでTAVE(n)は、最新の平均値であり、TAV
E(n−6)は、図5(b)に示すように、クランク軸
回転角度で180度前に算出された平均値である。本実
施例ではエンジン1は4気筒4サイクルエンジンであ
り、クランク軸が180度回転する毎にいずれかの気筒
で点火が行われる。従って、TAVE(n−6)は、1
点火周期前に算出された平均値に相当する。
E(n−6)は、図5(b)に示すように、クランク軸
回転角度で180度前に算出された平均値である。本実
施例ではエンジン1は4気筒4サイクルエンジンであ
り、クランク軸が180度回転する毎にいずれかの気筒
で点火が行われる。従って、TAVE(n−6)は、1
点火周期前に算出された平均値に相当する。
【0031】このようにして算出される偏差量TCOM
(n)のTAVE(n)に対するゲイン(=TCOM
(n)/TAVE(n))の周波数特性は、図9に示す
ようになり、エンジン回転の2I次成分(I=0,1,
2,3,…)を低減させることができる。
(n)のTAVE(n)に対するゲイン(=TCOM
(n)/TAVE(n))の周波数特性は、図9に示す
ようになり、エンジン回転の2I次成分(I=0,1,
2,3,…)を低減させることができる。
【0032】図3(b)のステップS14では次式
(3)により偏差量TCOMD(n)を算出する。
(3)により偏差量TCOMD(n)を算出する。
【0033】
TCOMD(n)=CRMe(n)−CRMe(n−6) …(3)
ここでCRMe(n)は最新のCRK信号パルスの発生
時間間隔の計測値であり、CRMe(n−6)は、図5
(a)に示すように、CRMe(n)の1点火周期前の
CRK信号パルスの発生時間間隔の計測値である。
時間間隔の計測値であり、CRMe(n−6)は、図5
(a)に示すように、CRMe(n)の1点火周期前の
CRK信号パルスの発生時間間隔の計測値である。
【0034】このようにして算出される偏差量TCOM
D(n)のCRMe(n)に対するゲイン(=TCOM
D(n)/CRMe(n))の周波数特性は、偏差量T
COM(n)と同様に、図9に示すようになり、エンジ
ン回転の2I次成分(I=0,1,2,3,…)を低減
させることができる。
D(n)のCRMe(n)に対するゲイン(=TCOM
D(n)/CRMe(n))の周波数特性は、偏差量T
COM(n)と同様に、図9に示すようになり、エンジ
ン回転の2I次成分(I=0,1,2,3,…)を低減
させることができる。
【0035】従って、移動平均処理(図3(a))及び
コムフィルタ処理(同図(b))を組み合わせたときの
ゲイン周波数特性は、図10に示すようになり、失火発
生時に顕著に表われる0.5次成分を抽出する一方、失
火の影響として発生する揺り返し変動が表われる0.2
5次成分を効果的に減衰させることができる。従って、
偏差量TCOMに基づいて以下に述べるように失火判定
を行うことにより、単発の失火を多重失火と誤判定する
ことを防止することができ、さらに悪路走行時等におけ
る路面振動成分の影響による誤検知も防止することがで
きる。
コムフィルタ処理(同図(b))を組み合わせたときの
ゲイン周波数特性は、図10に示すようになり、失火発
生時に顕著に表われる0.5次成分を抽出する一方、失
火の影響として発生する揺り返し変動が表われる0.2
5次成分を効果的に減衰させることができる。従って、
偏差量TCOMに基づいて以下に述べるように失火判定
を行うことにより、単発の失火を多重失火と誤判定する
ことを防止することができ、さらに悪路走行時等におけ
る路面振動成分の影響による誤検知も防止することがで
きる。
【0036】また、本発明においては、移動平均処理を
行わずに得られた偏差量TCOMDに基づいて失火判定
を行うことにより、エンジン回転のN次の振動成分が抽
出されることにより、エンジン回転のN次成分の振動発
生を伴う失火が発生した場合の失火発生の検出をも可能
にしている。
行わずに得られた偏差量TCOMDに基づいて失火判定
を行うことにより、エンジン回転のN次の振動成分が抽
出されることにより、エンジン回転のN次成分の振動発
生を伴う失火が発生した場合の失火発生の検出をも可能
にしている。
【0037】図3(c)のステップS15では、エンジ
ンブレーキ状態(フューエルカット)であるか否かが判
定される。この判定は、例えば、エンジン回転数NEと
吸気管内絶対圧PBAに基づく基準値Tiとエンジンの
運転状態に応じた補正係数とにより決定される燃料噴射
時間Toutが0のとき、又は、スロットル弁開度θT
Hが全閉で且つエンジン回転数NEが所定値以上のとき
にエンジンがエンジンブレーキ状態にあると判定する。
ンブレーキ状態(フューエルカット)であるか否かが判
定される。この判定は、例えば、エンジン回転数NEと
吸気管内絶対圧PBAに基づく基準値Tiとエンジンの
運転状態に応じた補正係数とにより決定される燃料噴射
時間Toutが0のとき、又は、スロットル弁開度θT
Hが全閉で且つエンジン回転数NEが所定値以上のとき
にエンジンがエンジンブレーキ状態にあると判定する。
【0038】エンジンブレーキ状態でなければ、直ちに
本処理を終了する。エンジンブレーキ状態であれば、上
記図3(b)のステップS14で算出したエンジンブレ
ーキ時のCRK信号パルスの発生時間間隔の偏差量TC
OMD(n)がエンジン回転数NEに応じて記憶手段5
cに記憶され、正常燃焼時の回転変動誤差の基準値Bn
とされる(ステップS16)。このような回転変動誤差
の基準値Bnは、図12に示すように、エンジン回転数
NEの増加に伴って減少する傾向を示す。
本処理を終了する。エンジンブレーキ状態であれば、上
記図3(b)のステップS14で算出したエンジンブレ
ーキ時のCRK信号パルスの発生時間間隔の偏差量TC
OMD(n)がエンジン回転数NEに応じて記憶手段5
cに記憶され、正常燃焼時の回転変動誤差の基準値Bn
とされる(ステップS16)。このような回転変動誤差
の基準値Bnは、図12に示すように、エンジン回転数
NEの増加に伴って減少する傾向を示す。
【0039】また、前記基準値Bnとして、工場出荷時
やメインテナンス時にバッテリを取り外したバッテリキ
ャンセル時は予め設定された所定値が用いられ、記憶手
段5cに記憶されるが、前記基準値Bnが算出された後
は、記憶手段5cの記憶値は、この算出された基準値B
nに更新され、以後、エンジンブレーキ検出時に更新さ
れ記憶される。
やメインテナンス時にバッテリを取り外したバッテリキ
ャンセル時は予め設定された所定値が用いられ、記憶手
段5cに記憶されるが、前記基準値Bnが算出された後
は、記憶手段5cの記憶値は、この算出された基準値B
nに更新され、以後、エンジンブレーキ検出時に更新さ
れ記憶される。
【0040】また、イグニッションスイッチがオフのエ
ンジン停止時には、記憶手段5cがバックアップ電源に
よりバックアップされてその記憶値が保持され、次回運
転開始時には、このバックアップされた値が用いられ
る。
ンジン停止時には、記憶手段5cがバックアップ電源に
よりバックアップされてその記憶値が保持され、次回運
転開始時には、このバックアップされた値が用いられ
る。
【0041】図4(a)及び(b)は、それぞれ図2
(b)のステップS4及びS5の処理内容を示すフロー
チャートであり、図4(a)のステップS21では次式
(4)により第1のTDC代表値M(n)を算出する。
(b)のステップS4及びS5の処理内容を示すフロー
チャートであり、図4(a)のステップS21では次式
(4)により第1のTDC代表値M(n)を算出する。
【0042】
【数2】
上記式(4)によって算出される第1のTDC代表値M
(n)は、図6(a),(b)に示すように、TDC信
号パルスの前回発生時から今回発生時までの回転角度1
80度に相当する期間内におけるTCOM値の平均値に
相当する。
(n)は、図6(a),(b)に示すように、TDC信
号パルスの前回発生時から今回発生時までの回転角度1
80度に相当する期間内におけるTCOM値の平均値に
相当する。
【0043】図4(a)のステップS22では次式
(5)により第2のTDC代表値MD(n)を算出す
る。
(5)により第2のTDC代表値MD(n)を算出す
る。
【0044】
【数3】
上記式(5)によって算出される第2のTDC代表値M
D(n)は、図7(a),(b)に示すように、TDC
信号パルスの前回発生時から今回発生時までの回転角度
180度に相当する期間内におけるTCOMD値の平均
値に相当する。
D(n)は、図7(a),(b)に示すように、TDC
信号パルスの前回発生時から今回発生時までの回転角度
180度に相当する期間内におけるTCOMD値の平均
値に相当する。
【0045】次に図4(b)のステップS23におい
て、モニタ実施条件が成立しているか否かを判別する。
モニタ実施条件は、例えば、エンジン運転状態が定常的
な状態にあり、かつエンジン水温TW、吸気温TA、エ
ンジン回転速度NE等が所定範囲内にあるとき成立す
る。
て、モニタ実施条件が成立しているか否かを判別する。
モニタ実施条件は、例えば、エンジン運転状態が定常的
な状態にあり、かつエンジン水温TW、吸気温TA、エ
ンジン回転速度NE等が所定範囲内にあるとき成立す
る。
【0046】モニタ実施条件不成立のときは、直ちに本
処理を終了し、モニタ実施条件成立時は、エンジン回転
数NEが所定回転数NEx(例えば、4000rpm)
より大きいか否かを判別する(ステップS24)。NE
>NExが成立するときは、第1のTDC代表値M
(n)が失火判定しきい値MFLMTより大きいか否か
を判別する(ステップS25)。M(n)≦MFLMT
が成立するときは、正常燃焼と判定する一方(ステップ
S26)、M(n)>MFLMTが成立するときは、第
1のTDC代表値の前回値M(n−1)を算出した気筒
で失火が発生したと判定する(ステップS27)。失火
発生時は、エンジン回転速度が減少方向に変動するた
め、CRMe値、TAVE値及びTCOM値はいずれも
増加方向に変動するからであり、前回値M(n−1)を
算出した気筒と判定するのは、フィルタ処理による遅れ
を考慮したからである。
処理を終了し、モニタ実施条件成立時は、エンジン回転
数NEが所定回転数NEx(例えば、4000rpm)
より大きいか否かを判別する(ステップS24)。NE
>NExが成立するときは、第1のTDC代表値M
(n)が失火判定しきい値MFLMTより大きいか否か
を判別する(ステップS25)。M(n)≦MFLMT
が成立するときは、正常燃焼と判定する一方(ステップ
S26)、M(n)>MFLMTが成立するときは、第
1のTDC代表値の前回値M(n−1)を算出した気筒
で失火が発生したと判定する(ステップS27)。失火
発生時は、エンジン回転速度が減少方向に変動するた
め、CRMe値、TAVE値及びTCOM値はいずれも
増加方向に変動するからであり、前回値M(n−1)を
算出した気筒と判定するのは、フィルタ処理による遅れ
を考慮したからである。
【0047】ここで失火判定しきい値MFLMTは、エ
ンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBA(エンジン
負荷)に応じて設定されたMFLMTマップから(図示
せず)読み出される。MFLMTマップは例えば16個
の所定エンジン回転数NE及び16個の吸気管内絶対圧
PBAで決まる(16×16)個の格子点について、所
定のしきい値MFLMTを設定して構成され、MFLM
T値はエンジン回転数NEが増加するほど小さくなるよ
うに、またエンジン負荷が増加するほど大きくなるよう
に設定される。
ンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBA(エンジン
負荷)に応じて設定されたMFLMTマップから(図示
せず)読み出される。MFLMTマップは例えば16個
の所定エンジン回転数NE及び16個の吸気管内絶対圧
PBAで決まる(16×16)個の格子点について、所
定のしきい値MFLMTを設定して構成され、MFLM
T値はエンジン回転数NEが増加するほど小さくなるよ
うに、またエンジン負荷が増加するほど大きくなるよう
に設定される。
【0048】一方、前記ステップS24において、NE
≦NExが成立するときは、NE値に応じた基準値Bn
を記憶手段5cから読み出し(ステップS28)、前記
第2の代表値MD(n)からBn値を減算して、その減
算値MD(n)−Bnが失火判定基準値MFDLMTよ
り大きいか否かを判定する(ステップS29)。
≦NExが成立するときは、NE値に応じた基準値Bn
を記憶手段5cから読み出し(ステップS28)、前記
第2の代表値MD(n)からBn値を減算して、その減
算値MD(n)−Bnが失火判定基準値MFDLMTよ
り大きいか否かを判定する(ステップS29)。
【0049】このエンジンブレーキ時のBn値を算出し
てMD−Bnを求める処理は、M(n)値算出の前処理
として行われるTAVE算出時の移動平均処理に代えて
行われるものであり、これにより、エンジンが燃焼して
いないときに発生するクランク角センサ11を構成する
パルサ又はピックアップの機械的誤差、又は取付け誤差
と回転偏心誤差によるノイズ成分を除去する。
てMD−Bnを求める処理は、M(n)値算出の前処理
として行われるTAVE算出時の移動平均処理に代えて
行われるものであり、これにより、エンジンが燃焼して
いないときに発生するクランク角センサ11を構成する
パルサ又はピックアップの機械的誤差、又は取付け誤差
と回転偏心誤差によるノイズ成分を除去する。
【0050】MD(n)−Bn>MFDLMTが成立す
るときは、第1のTDC代表値M(n)を算出した気筒
を失火と判定して(ステップS30)、処理を終える。
すなわち、MD算出処理においては第2の代表TDC値
Mと異なり、フィルタ処理による遅れがないからであ
る。MD(n)−Bn≦MFDLMTが成立するとき
は、前記ステップS26に進み、正常燃焼と判定する。
るときは、第1のTDC代表値M(n)を算出した気筒
を失火と判定して(ステップS30)、処理を終える。
すなわち、MD算出処理においては第2の代表TDC値
Mと異なり、フィルタ処理による遅れがないからであ
る。MD(n)−Bn≦MFDLMTが成立するとき
は、前記ステップS26に進み、正常燃焼と判定する。
【0051】この失火判定しきい値MFDLMTは、前
記失火判定しきい値MFLMTと同様に構成されたMF
DLMTマップ(図示せず)からエンジン回転数NEお
よび吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに応じて読
み出される。MFDLMTマップによれば、MFDLM
T値は、MFLMT値と同様に、エンジン回転数NEが
増加するほど小さくなるように、またエンジン負荷が増
加するほど大きくなるように設定される。
記失火判定しきい値MFLMTと同様に構成されたMF
DLMTマップ(図示せず)からエンジン回転数NEお
よび吸気管内絶対圧(エンジン負荷)PBAに応じて読
み出される。MFDLMTマップによれば、MFDLM
T値は、MFLMT値と同様に、エンジン回転数NEが
増加するほど小さくなるように、またエンジン負荷が増
加するほど大きくなるように設定される。
【0052】このように、エンジン回転数によって失火
判定手法を切り換える理由は、エンジンが高回転状態に
なるとMD値は回転速度の変動量が低回転状態に対して
相対的に減少するのでエンジンブレーキ時と正常燃焼時
との回転変動誤差の比が小さくなり失火検出精度が低下
することに加え、エンジン高回転時には、正常燃焼時の
エンジンの回転1次成分が大きくなるために、エンジン
回転N次成分を増幅して失火検出を行うステップS28
以降の手法を用いた場合に生じ得るエンジン高回転時の
失火検出精度の低下を考慮している。そこで、高回転時
はM値を用いた失火判定手法を行い、検出精度の低下を
抑制するようにしている。
判定手法を切り換える理由は、エンジンが高回転状態に
なるとMD値は回転速度の変動量が低回転状態に対して
相対的に減少するのでエンジンブレーキ時と正常燃焼時
との回転変動誤差の比が小さくなり失火検出精度が低下
することに加え、エンジン高回転時には、正常燃焼時の
エンジンの回転1次成分が大きくなるために、エンジン
回転N次成分を増幅して失火検出を行うステップS28
以降の手法を用いた場合に生じ得るエンジン高回転時の
失火検出精度の低下を考慮している。そこで、高回転時
はM値を用いた失火判定手法を行い、検出精度の低下を
抑制するようにしている。
【0053】このように、エンジン回転数によって失火
判定手法を切り換えたとしても、失火の発生原因がエン
ジン回転数の高低によって影響されることは少ないため
に、回転のN次成分の振動発生を伴う失火発生モードの
失火をエンジンの低回転域のみにおいて検出したとして
も不都合は生じない。
判定手法を切り換えたとしても、失火の発生原因がエン
ジン回転数の高低によって影響されることは少ないため
に、回転のN次成分の振動発生を伴う失火発生モードの
失火をエンジンの低回転域のみにおいて検出したとして
も不都合は生じない。
【0054】図11は、図2(b)のステップS6で実
行され、失火の発生状態に基づいて機関の燃焼状態の判
定を行うプログラムのフローチャートである。
行され、失火の発生状態に基づいて機関の燃焼状態の判
定を行うプログラムのフローチャートである。
【0055】ステップS41では、図4のステップS2
3と同様にモニタ実施条件が成立しているか否かを判別
し、不成立のときには本プログラムで使用するパラメー
タの初期化を行い(ステップS42,S43,S5
8)、本プログラムを終了する。
3と同様にモニタ実施条件が成立しているか否かを判別
し、不成立のときには本プログラムで使用するパラメー
タの初期化を行い(ステップS42,S43,S5
8)、本プログラムを終了する。
【0056】モニタ実施条件が成立しているときには、
第1のTDCカウンタnTDCAの値が400以上か否
かを判別し(ステップS44)、400未満であればカ
ウンタnTDCAを値1だけインクリメントして(ステ
ップS45)、ステップS53に進む。
第1のTDCカウンタnTDCAの値が400以上か否
かを判別し(ステップS44)、400未満であればカ
ウンタnTDCAを値1だけインクリメントして(ステ
ップS45)、ステップS53に進む。
【0057】カウンタnTDCAの値が400以上とな
るとステップS47に進み、検出したエンジン回転数N
E及び吸気管内絶対圧PBAに応じてMFTDCCAT
マップの検索を行い、燃焼状態の判定に用いる第1の基
準値MFTDCCATを算出する(ステップS47)。
ここでMFTDCCATマップは、エンジン回転数NE
及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたマップで
ある。
るとステップS47に進み、検出したエンジン回転数N
E及び吸気管内絶対圧PBAに応じてMFTDCCAT
マップの検索を行い、燃焼状態の判定に用いる第1の基
準値MFTDCCATを算出する(ステップS47)。
ここでMFTDCCATマップは、エンジン回転数NE
及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたマップで
ある。
【0058】次に図4(b)のステップS27での失火
発生判定時にインクリメントされ、400点火サイクル
毎の失火発生回数をカウントする第1の失火カウンタn
MFAの値が第1の基準値MFTDCCAT以上か否か
を判別する(ステップS48)。
発生判定時にインクリメントされ、400点火サイクル
毎の失火発生回数をカウントする第1の失火カウンタn
MFAの値が第1の基準値MFTDCCAT以上か否か
を判別する(ステップS48)。
【0059】nMFA≧MFTDCCATが成立すると
きには、排気系部品に悪影響を与える燃焼状態(失火状
態)にあると判定し、そのことを示すべく第1の異常フ
ラグFFSD7Aを値1に設定するとともに、気筒毎の
失火検出を示すフラグFFSD7nを、失火気筒を示す
フラグFMFCYLnによって更新する(ステップS4
9)。そして該フラグFMFCYLnの値を0とし(ス
テップS50)、さらにカウンタnMFA及びnTDC
Aのカウント値を0として(ステップS52)、ステッ
プS53に進む。一方、nMFA<MFTDCCATが
成立するときには、前記第1の異常フラグFFSD7A
を値0として(ステップS51)、ステップS52に進
む。
きには、排気系部品に悪影響を与える燃焼状態(失火状
態)にあると判定し、そのことを示すべく第1の異常フ
ラグFFSD7Aを値1に設定するとともに、気筒毎の
失火検出を示すフラグFFSD7nを、失火気筒を示す
フラグFMFCYLnによって更新する(ステップS4
9)。そして該フラグFMFCYLnの値を0とし(ス
テップS50)、さらにカウンタnMFA及びnTDC
Aのカウント値を0として(ステップS52)、ステッ
プS53に進む。一方、nMFA<MFTDCCATが
成立するときには、前記第1の異常フラグFFSD7A
を値0として(ステップS51)、ステップS52に進
む。
【0060】ステップS53では、第2のTDCカウン
タnTDCBCの値が2000以上か否かを判別し、2
000未満であれば、カウンタnTDCBCを値1だけ
インクリメントして(ステップS54)、本プログラム
を終了する。
タnTDCBCの値が2000以上か否かを判別し、2
000未満であれば、カウンタnTDCBCを値1だけ
インクリメントして(ステップS54)、本プログラム
を終了する。
【0061】カウンタnTDCBCの値が2000以上
となるとステップS55に進み、図4(b)のステップ
S27での失火発生判定時にインクリメントされ、20
00点火サイクル毎の失火発生回数をカウントする第2
の失火カウンタnMFBCの値が第2の基準値MFTD
CBC以上か否かを判別する。
となるとステップS55に進み、図4(b)のステップ
S27での失火発生判定時にインクリメントされ、20
00点火サイクル毎の失火発生回数をカウントする第2
の失火カウンタnMFBCの値が第2の基準値MFTD
CBC以上か否かを判別する。
【0062】nMFBC≧MFTDCBCが成立すると
きには、排気ガス特性を悪化させる燃焼状態(失火状
態)と判定し、そのことを示すべく第2の異常フラグF
FSD7Bを値1に設定するとともに、気筒毎の失火検
出を示すフラグFFSD7nを、失火気筒を示すフラグ
FMFCYLnによって更新する(ステップS56)。
次いで、カウンタnMFBC,nTDCBCのカウント
値及びフラグFMFCYLnを値0として(ステップS
58)、本プログラムを終了する。
きには、排気ガス特性を悪化させる燃焼状態(失火状
態)と判定し、そのことを示すべく第2の異常フラグF
FSD7Bを値1に設定するとともに、気筒毎の失火検
出を示すフラグFFSD7nを、失火気筒を示すフラグ
FMFCYLnによって更新する(ステップS56)。
次いで、カウンタnMFBC,nTDCBCのカウント
値及びフラグFMFCYLnを値0として(ステップS
58)、本プログラムを終了する。
【0063】nMFBC<MFTDCBCが成立すると
きには、第2の異常フラグFFSD7B及び失火検出フ
ラグFFSD7nを値0として前記ステップS58に進
む。
きには、第2の異常フラグFFSD7B及び失火検出フ
ラグFFSD7nを値0として前記ステップS58に進
む。
【0064】以上のように、図11のプログラムによ
り、排気系部品に悪影響を与える燃焼状態及び排気ガス
特性を悪化させる燃焼状態が検出される。
り、排気系部品に悪影響を与える燃焼状態及び排気ガス
特性を悪化させる燃焼状態が検出される。
【0065】上述した実施例では、エンジンブレーキ時
に算出された偏差量TCOMDをエンジン回転数NEに
応じて記憶手段5cに記憶し、回転変動誤差の基準値B
nとして用いたが、これに代えて、偏差量TCOMDの
代表値MD(n)をエンジン回転数NEに応じて記憶手
段5cに記憶して、前記基準値Bnとして用いてもよ
い。
に算出された偏差量TCOMDをエンジン回転数NEに
応じて記憶手段5cに記憶し、回転変動誤差の基準値B
nとして用いたが、これに代えて、偏差量TCOMDの
代表値MD(n)をエンジン回転数NEに応じて記憶手
段5cに記憶して、前記基準値Bnとして用いてもよ
い。
【0066】また、上記実施例ではクランク軸の回転角
速度値として、所定回転角度(30°)の周期を表わす
時間間隔CRMeを用いたが、これに代えて、角速度ω
を用いてもよい。この場合、Bn値は実施例のBn値と
逆極性となり、失火判定値の極性も逆になる。
速度値として、所定回転角度(30°)の周期を表わす
時間間隔CRMeを用いたが、これに代えて、角速度ω
を用いてもよい。この場合、Bn値は実施例のBn値と
逆極性となり、失火判定値の極性も逆になる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の内燃エ
ンジンの燃焼状態検出装置によれば、回転速度検出手段
によりエンジンの回転速度が検出され、該検出された回
転速度の値と該回転速度が検出された時点から所定回転
角周期前に検出されたエンジンの回転速度の値との偏差
量が偏差量算出手段により算出され、偏差量平均値算出
手段により、前記エンジンの連続する吸入工程開始時の
上死点同士の時間間隔における前記算出された偏差量の
平均値が算出され、エンジンブレーキ検出手段により、
前記エンジンがエンジンブレーキ状態にあることが検出
され、偏差量記憶手段により、エンジンブレーキ検出手
段により前記エンジンブレーキ状態が検出されていると
きに、前記偏差量算出手段により算出された偏差量が記
憶され、燃焼状態検出手段により、前記偏差量平均値算
出手段により算出された偏差量の平均値及び前記偏差量
記憶手段により記憶された前記偏差量を比較してその比
較結果に基づいて前記エンジンの燃焼状態が検出される
ので、エンジンが燃焼していないときに発生するクラン
ク角センサを構成するパルサ又はピックアップの機械的
誤差、又は取付け誤差と回転偏心誤差によるノイズ成分
が除去され、これにより、上記エンジン回転のN次成分
の振動発生を伴う失火時における失火の検出精度をより
向上させることができる。
ンジンの燃焼状態検出装置によれば、回転速度検出手段
によりエンジンの回転速度が検出され、該検出された回
転速度の値と該回転速度が検出された時点から所定回転
角周期前に検出されたエンジンの回転速度の値との偏差
量が偏差量算出手段により算出され、偏差量平均値算出
手段により、前記エンジンの連続する吸入工程開始時の
上死点同士の時間間隔における前記算出された偏差量の
平均値が算出され、エンジンブレーキ検出手段により、
前記エンジンがエンジンブレーキ状態にあることが検出
され、偏差量記憶手段により、エンジンブレーキ検出手
段により前記エンジンブレーキ状態が検出されていると
きに、前記偏差量算出手段により算出された偏差量が記
憶され、燃焼状態検出手段により、前記偏差量平均値算
出手段により算出された偏差量の平均値及び前記偏差量
記憶手段により記憶された前記偏差量を比較してその比
較結果に基づいて前記エンジンの燃焼状態が検出される
ので、エンジンが燃焼していないときに発生するクラン
ク角センサを構成するパルサ又はピックアップの機械的
誤差、又は取付け誤差と回転偏心誤差によるノイズ成分
が除去され、これにより、上記エンジン回転のN次成分
の振動発生を伴う失火時における失火の検出精度をより
向上させることができる。
【0068】
【図1】本発明の一実施例にかかる内燃エンジン及びそ
の燃焼状態検出装置の全体構成を示す図である。
の燃焼状態検出装置の全体構成を示す図である。
【図2】燃焼状態の判定を行うプログラムの全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】図2の処理内容の一部を詳細に示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】図2の処理内容の一部を詳細に示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図5】エンジン回転速度を表わすパラメータの計測・
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
【図6】エンジン回転速度を表わすパラメータの計測・
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
【図7】エンジン回転速度を表わすパラメータの計測・
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
演算とクランク軸の回転角度との関係を説明するための
図である。
【図8】図3に示す処理の周波数特性を示す図である。
【図9】図3に示す処理の周波数特性を示す図である。
【図10】図3に示す処理の周波数特性を示す図であ
る。
る。
【図11】図2の処理内容の一部を詳細に示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図12】エンジン回転速度と回転変動誤差の基準値と
の関係を示すテーブル図である。
の関係を示すテーブル図である。
1 内燃エンジン
5 電子コントロールユニット(ECU)
11 クランク角センサ
12 TDCセンサ
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平4−365958(JP,A)
特開 平5−340293(JP,A)
特開 平6−146998(JP,A)
特開 平5−332189(JP,A)
特開 平7−119536(JP,A)
特開 平3−260356(JP,A)
特開 平4−81548(JP,A)
特開 平4−311650(JP,A)
特開 平5−86959(JP,A)
特開 平5−195856(JP,A)
特開 平6−336948(JP,A)
特開 平6−42398(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F02D 29/00 - 29/06
F02D 41/00 - 41/40
F02D 43/00 - 43/04
F02D 45/00
Claims (2)
- 【請求項1】 内燃エンジンの点火周期より短い、前記
エンジンのクランク軸の所定回転角度周期毎に前記エン
ジンの回転速度を検出する回転速度検出手段と、該検出
した回転速度により前記エンジンの燃焼状態を検出する
内燃エンジンの燃焼状態検出装置において、 前記回転速度検出手段により検出されたエンジンの回転
速度の値と、該回転速度が検出された時点から所定回転
角周期前に検出されたエンジンの回転速度の値との偏差
量を算出する偏差量算出手段と、前記エンジンの連続す
る吸入工程開始時の上死点同士の時間間隔における前記
算出された偏差量の平均値を算出する偏差量平均値算出
手段と、前記エンジンがエンジンブレーキ状態にあるこ
とを検出するエンジンブレーキ検出手段と、該エンジン
ブレーキ検出手段により前記エンジンブレーキ状態が検
出されているときに、前記偏差量算出手段により算出さ
れた偏差量を記憶する偏差量記憶手段と、前記偏差量平
均値算出手段により算出された偏差量の平均値及び前記
偏差量記憶手段により記憶された偏差量を比較してその
比較結果に基づいて前記エンジンの燃焼状態を検出する
燃焼状態検出手段とを設けたことを特徴とする内燃エン
ジンの燃焼状態検出装置。 - 【請求項2】 前記燃焼状態検出手段は、前記エンジン
のエンジンブレーキ状態における回転変動誤差と正常燃
焼時の回転変動誤差との比が小さい所定の前記エンジン
の回転速度以上のときには作動しないことを特徴とする
請求項1記載の内燃エンジンの燃焼状態検出装置。
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