JP3441439B2 - 微細レジストパターン形成方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents
微細レジストパターン形成方法および半導体装置の製造方法Info
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Description
適用される微細レジストパターン形成方法と、この方法
を用いて製造する半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
パターンを形成するため、Si含有のレジストを上層側
に用いた二層レジストプロセスが広く検討されている。
導体製造工程等における微細パターン形成の工程を説明
するための模式図である。これは、Si含有のレジスト
を上層側に用いた二層レジストプロセスを示している。
1に下層レジスト2を塗布し熱架橋させる。次いで、図
3(b)に示すように、下層レジスト2上にSi含有の
上層レジスト3を塗布する。そして、図3(c)に示す
ように、上層レジスト3の上方から露光4および湿式現
像(不図示)を行って、図3(d)に示すSi含有の上
層レジストパターン5を形成する。ここでいう露光に
は、周知の紫外線、X線、電子線等の高エネルギー照射
が可能な露光方法を適用できる。その後、図3(e)に
示すように、Si含有の上層レジストパターン5をエッ
チングマスクとして、前記下層レジスト2を酸素プラズ
マ等によりエッチングすることで下層レジストパターン
6が形成される。
ようなSi含有レジストを上層レジストに用いた二層レ
ジストプロセスでは、湿式現像処理後に形成される上層
レジストパターンより更なる微細なレジストパターンを
形成することはできない。
み、この発明では、半導体製造工程等において、湿式現
像で形成される上層レジストパターンよりもさらなる微
細なレジストパターンを容易に形成できる微細レジスト
パターン形成方法を提供することを課題とする。また、
この方法を用いて微細パターンを形成する半導体装置の
製造方法を提供することも、この発明の課題としてい
る。
め、この発明は次のような特徴を備えている。
は、請求項1に記載のように、下地基板の上にシリル化
レジストを上層とした二層レジストを塗布形成後、上層
のレジストパターンを露光、湿式現像により形成し、前
記上層レジストパターンに対し全面露光を行うことによ
り前記上層レジストパターンの内奥部にのみ未反応な活
性レジストを残し、さらに前記上層レジストパターン全
面をシリル化処理することで前記上層のレジストパター
ンの内奥部のみにSi元素を付与し、このSi元素を含
む領域をマスクとして下層レジストのドライ現像を行う
ようにしたものである。
は、請求項2に記載のとおり、請求項1に記載の微細レ
ジストパターンの形成方法を用いて微細パターンを形成
し半導体装置を製造するものである。
の形態を説明する。図1(a)〜(h)は、この発明の
方法による半導体製造などにおける微細パターン形成の
工程を説明するための模式図である。また、図2は、こ
の発明の方法を用いて製造される半導体装置の構成を示
す模式図である。
11上に下層レジスト12を0.5 μm 程度の厚さに回転
塗布し、200 〜300 ℃程度の温度で熱処理し熱架橋させ
る(第1の工程)。下層レジスト12としては、一般的
なノボラックレジスト(例えば、住友化学工業製i線レ
ジストPFI−38)が使用可能である。
せた下層レジスト12上に上層レジスト13を、回転塗
布法により0.03〜0.07um程度の薄膜状に塗布形成する
(第2の工程)。上層レジスト13としては、一般的な
クリプトンフロライド(KrF) エキシマ露光用ネガ型レジ
スト(例えば、東京応化工業製TDUR−N908レジ
スト)が使用可能である。このとき、第1の工程におい
て塗布された下層レジスト12は高温で熱架橋されてい
るため、上層レジスト13は下層レジスト12と混ざり
合うことなく良好に塗布される。
ジスト13上面の所望の箇所を好適な露光量で露光14
(図面中、露光箇所を矢印で図示)し、露光後熱処理
(90℃で1分)することにより上層レジスト13の所
望の箇所を架橋させる(第3の工程)。この工程での露
光には、周知の紫外線、X線、電子線等の高エネルギー
照射が可能な露光方法の適用が可能であるが、仮にクリ
プトンフロライド(KrF)エキシマレーザにより露光を行
う場合、その照射量は3 〜8mJ/cm2 程度が好適である。
像を行うことにより、図1(d)に示すような上層レジ
ストパターン15を形成する(第4の工程)。このと
き、上層レジストパターン15中には、第3の工程にお
ける露光処理による架橋反応に寄与しなかった未反応の
フェノール性水酸基が均一多量に残留している。
ストパターン15を含むウエハ全面を、例えばアルゴン
フロライド(ArF) エキシマ光(波長193nm )で露光16
する(第5の工程)。この工程における全面露光では最
適な露光量を供給することが肝要であり、アルゴンフロ
ライドエキシマ光を用いる場合、その露光量は10〜30mJ
/cm2が適量である。
ジストパターン15の表面近傍は架橋反応が進み、その
表面近傍の残留フェノール性水酸基の数を減らすことが
できる。すなわち、図1(f)に示すように、上層レジ
ストパターン15の内奥部17にのみ未反応のフェノー
ル性水酸基を残すことが可能になるのである。
7を含む上層レジストパターン15をSi元素を含む有
機ガス雰囲気(図中、Siで示す)に所望の時間晒すこ
とによりシリル化処理を行う(第6の工程)。この工程
におけるSi元素を含む有機ガスには、例えばジメチル
シリルジメチルアミン(DMSDMA)ガスを用いる。
すように、第5の工程で形成されたフェノール性水酸基
が残留した前記内奥部17は、シリル化反応によりフェ
ノール性水酸基とジメチルシリルジメチルアミンとが反
応してレジスト内にSi元素を取り込み、Si元素含有
の領域18を形成する。すなわち、フェノール性水酸基
が存在しない領域はシリル化反応が生ぜず、シリル化反
応を示すのは全面露光後にフェノール性水酸基が残留す
る上層レジストパターン15の前記内奥部17だけとな
る。シリル化処理によってSi元素が取り込まれる領域
18の大きさ(寸法)は、第5の工程における全面露光
照射の露光量、第2の工程における上層レジスト12の
塗布膜厚、第6の工程におけるシリル化処理条件(温
度、時間、圧力、シリル化剤)等によって任意に制御で
きる。
ラズマにより上層レジストパターン15および下層レジ
スト12の全面にエッチング処理を施すことにより、上
層レジストパターン15のSi元素を取り込んでいない
部位(領域18以外の部位)および下層レジスト12の
領域18によってマスクされる部位以外がエッチング除
去(ドライ現像)される(第7の工程)。
2に示すように、第5の工程までの過程で形成された前
記上層レジストパターン15より細い微細レジストパタ
ーン19が形成できる。ここで、前記下層レジスト12
は高温でハードベークして熱架橋されているため、酸素
プラズマによるダメージを受け難くなっている。したが
って、微細レジストパターン19も、パターン変形等の
ない良好なパターンとなる。
としてネガ型のレジストを用いた場合の例を示したが、
ポジ型のレジストを用いても同様の効果が得られること
はいうまでもない。
れば、前記第1ないし第7の工程を経ることにより、湿
式現像で形成される従来のレジストパターンよりもさら
なる微細なレジストパターンを容易に形成できる。
ある場合も導電膜である場合もあり、その材質は限定さ
れるものではない。図2のように形成した微細レジスト
パターン19をマスクとして下地基板11をエッチング
すれば、下地基板11の微細パターンを形成することが
できる。このような工程を半導体製造プロセスに適用す
れば、半導体基板上で絶縁膜あるいは導電膜の微細パタ
ーンを形成することができ、これにより例えば高密度の
半導体装置を製造することが可能になる。また、この発
明は半導体製造のみならず、微細パターンの形成を必要
とする他の電子デバイス等の製造工程にも広く適用でき
るものである。
体装置等の製造工程において、湿式現像で形成される従
来のレジストパターンよりもさらなる微細のレジストパ
ターンを容易に形成することができる。また、このよう
に形成した微細レジストパターンを用いて下地層に微細
パターンを形成することができる。
形成の工程を説明するための模式図である。
の構成を示す模式図である。
工程を説明するための模式図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 下地基板の上にシリル化レジストを上層
とした二層レジストを塗布形成後、上層のレジストパタ
ーンを露光、湿式現像により形成し、前記上層レジスト
パターンに対し全面露光を行うことにより前記上層レジ
ストパターンの内奥部にのみ未反応な活性レジストを残
し、さらに前記上層レジストパターンの全面をシリル化
処理することで前記上層レジストパターンの内奥部のみ
にSi元素を付与し、このSi元素を含む領域をマスク
として下層レジストのドライ現像を行うようにしたこと
を特徴とする微細レジストパターン形成方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の微細レジストパターン
形成方法を用いて微細パターンを形成する工程を含むこ
とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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