JP3441425B2 - コンデンサ - Google Patents

コンデンサ

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JP3441425B2
JP3441425B2 JP2000222713A JP2000222713A JP3441425B2 JP 3441425 B2 JP3441425 B2 JP 3441425B2 JP 2000222713 A JP2000222713 A JP 2000222713A JP 2000222713 A JP2000222713 A JP 2000222713A JP 3441425 B2 JP3441425 B2 JP 3441425B2
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優 小田桐
久明 立原
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淳 勝部
和男 岩岡
高則 杉本
伸樹 砂流
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘電体膜を備える
電子部品に関し、特にたとえばコンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、コンデンサなどに用いられる
誘電体膜には、樹脂膜が用いられている。このような誘
電体膜は、特公昭63−32929号、特開平11−1
47272号公報およびUSP5,125,138号に示
されるように、基板に蒸着した樹脂モノマーに電子線や
紫外線を照射し、前記樹脂モノマーを硬化させることに
よって形成されている。
【0003】上記誘電体膜を形成するための樹脂モノマ
ーとしては、たとえば、以下の化学式(A)で表される
ジメチロールトリシクロデカンジアクリレートや、以下
の化学式(B)で表される1,9−ノナンジオールジア
クリレートなどが用いられてきた。
【0004】
【化5】
【0005】
【化6】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記樹
脂モノマーによって形成された誘電体膜を用いた電子部
品は、特性が十分でないという問題があった。すなわ
ち、化学式(A)の樹脂モノマーによって形成された誘
電体膜を用いた電子部品は、高湿度下での特性が十分で
ないという問題があった。また、化学式(B)の樹脂モ
ノマーによって形成された誘電体膜を用いた電子部品
は、高温時に酸化分解しやすいという問題があった。
【0007】上記問題を解決するため、本発明は、高湿
度下や高温度下においても優れた特性の電子部品を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の電子部品は、誘電体膜を備える電子部品であ
って、上記誘電体膜が、少なくとも一種以上の樹脂モノ
マーを含む薄膜を形成したのち上記薄膜中の上記樹脂モ
ノマーを重合反応させることによって形成された膜であ
り、上記樹脂モノマーが、硫黄と芳香環とが共有結合し
ている分子構造または硫黄と芳香環とがアルキレン基を
介して結合している分子構造を有することを特徴とす
る。上記本発明の電子部品によれば、高湿度下や高温度
下においても特性が良好な電子部品が得られる。
【0009】上記本発明の電子部品では、上記誘電体膜
の少なくとも一部を挟んで対向して配置された一対の電
極をさらに備えることが好ましい。上記構成によれば、
高湿度下や高温度下においても優れた特性の電子部品、
たとえばコンデンサなどが得られる。上記本発明の電子
部品では、上記樹脂モノマーが、以下の一般式(1)、
一般式(2)、化学式(3)または化学式(4)で表さ
れる樹脂モノマーを一種類または複数種類含むことが好
ましい。
【0010】
【化7】
【0011】(式中、Rは水素またはメチル基を表し、
nは1以上4以下の整数を示す)
【0012】
【化8】
【0013】(式中、Rは水素またはメチル基を表す)
【0014】
【化9】
【0015】
【化10】
【0016】上記構成によれば、高湿度下や高温度下で
の特性が特に優れた電子部品が得られる。
【0017】上記本発明の電子部品では、上記薄膜が添
加剤をさらに含むことが好ましい。上記添加剤としては
酸化防止剤が好ましい。上記構成によれば、誘電体膜の
酸化を防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0019】(実施形態1)実施形態1では、本発明の
電子部品として、コンデンサの一例を説明する。実施形
態1のコンデンサ10の断面図を、図1(a)に示す。
なお、本発明のコンデンサは、図1(b)に示すコンデ
ンサ10aのような形状でもよい。
【0020】図1(a)を参照して、コンデンサ10
は、支持体11と、支持体11上に形成された下部電極
膜12と、主に下部電極膜12上に配置された誘電体膜
13と、主に誘電体膜13上に配置された上部電極膜1
4とを備える。ここで、誘電体膜13は、樹脂膜(な
お、樹脂膜中にさらに添加剤などを含んでもよい)であ
る。すなわち、コンデンサ10は、誘電体膜13と、誘
電体膜13を挟んで対向して配置された一対の電極(下
部電極膜12および上部電極膜14)とを備える。
【0021】支持体11には、さまざまなものを用いる
ことができる。具体的には、たとえば、ポリエチレンテ
レフタレート(以下、PETという場合がある)、ポリ
エチレンナフタレート(PEN)、ポリフェニレンサル
ファイド(PPS)、ポリアミド(PA)、またはポリ
イミド(PI)などの高分子フィルムを用いることがで
きる。支持体11の厚さに限定はないが、一般的には、
1μm〜75μm程度の場合が多い。なお、下部電極膜
12が支持体を兼ねる場合には、支持体11は不要であ
る。また、下部電極膜12、誘電体膜13および上部電
極膜14を形成したのち、支持体11を除去してもよ
い。すなわち、本発明のコンデンサは、支持体がないも
のであってもよい。
【0022】下部電極膜12および上部電極膜14に
は、導電性を有する膜を用いることができ、たとえば金
属膜を用いることができる。具体的には、アルミ、亜
鉛、銅などを主成分とする金属膜を用いることができ
る。電極膜の膜厚については特に限定はないが、たとえ
ば、膜厚が10nm〜150nmの膜を用いることがで
き、好ましくは膜厚が20nm〜50nmの膜を用いる
ことができる。コンデンサ10の下部電極膜12と上部
電極膜14とは、それぞれ電気回路に接続される。電気
回路に接続する方法としては、たとえば、はんだ付け、
金属溶射、クランプなどの方法を用いることができる。
【0023】誘電体膜13は、少なくとも一種以上の樹
脂モノマーを含む薄膜を形成したのち、上記薄膜中の樹
脂モノマーを重合反応させることによって形成された樹
脂膜である。また、上記樹脂モノマーは、硫黄と芳香環
とが共有結合している分子構造、または硫黄と芳香環と
がアルキレン基を介して結合している分子構造を有す
る。なお、上記薄膜は、一種類の樹脂モノマーを含んで
も、複数の種類の樹脂モノマーを含んでもよい。
【0024】重合反応によって誘電体膜13となる薄膜
13a(図2(b)参照)は、上記樹脂モノマーに加え
て、さらに添加剤を含んでもよい。このような添加剤と
しては、たとえば、重合開始剤、酸化防止剤、可塑剤、
界面活性剤、密着性向上剤などが挙げられる。重合開始
剤としては、たとえば、2−ベンジル−2−ジメチルア
ミノ−1−(4−モルフェリノフェニル)−ブタノン−
1、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェ
ニルフォスフィンオキサイド、2−メチル−1[4−
(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン
−1−オン(以上それぞれ、イルガキュア369、81
9および907、チバスペシャルティケミカルズ製)を
用いることができる。また、酸化防止剤としては、たと
えば、オクタデシル−3−(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、ベン
ゼンプロパン酸,3,5−ビス(1,1−ジメチルエチ
ル)−4−ヒドロキシ,C7−C9側鎖アルキルエステ
ル、4,6ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾー
ル(以上それぞれ、IRGANOX−1076、113
5および1520L、チバスペシャルティケミカルズ
製)を用いることができる。
【0025】薄膜13aが重合開始剤を含む場合には、
重合開始剤の含有量は、0.5重量%〜10重量%であ
ることが好ましく、1重量%〜3重量%であることが特
に好ましい。重合開始剤の含有量を0.5重量%以上と
することによって、薄膜13aの硬化速度を速めること
ができる。また、重合開始剤の含有量を10重量%以下
とすることによって、樹脂モノマー31(図3参照)の
ポットライフが短くなりすぎるのを防止できる。また、
重合開始剤の含有量を1重量%〜3重量%とすることに
よって、硬化速度を速めるとともに、樹脂モノマー31
のポットライフが短くなることを防止し、コンデンサ1
0の製造を容易にできる。薄膜13aが酸化防止剤を含
む場合には、酸化防止剤の含有量は、0.1重量%〜1
0重量%であることが好ましく、0.5重量%〜5重量
%であることが特に好ましい。酸化防止剤の含有量を
0.1重量%以上とすることによって、誘電体膜13の
酸化を防止できる。また、酸化防止剤の含有量を10重
量%以下とすることによって、薄膜13aの硬化速度を
実用的な値にすることができる。また、酸化防止剤の含
有量を0.5重量%以上とすることによって、誘電体膜
13の酸化を顕著に防止できる。また、酸化防止剤の含
有量を5重量%以下とすることによって、薄膜13aの
硬化速度を好ましい値にすることができる。薄膜13a
に含まれる上記樹脂モノマーには、たとえば、以下の、
一般式(1)、(2)および化学式(3)、(4)で表
される樹脂モノマーを用いることができる。
【0026】
【化11】
【0027】(式中、Rは水素またはメチル基を表し、
nは1以上4以下の整数を示す)
【0028】
【化12】
【0029】(式中、Rは水素またはメチル基を表す)
【0030】
【化13】
【0031】
【化14】
【0032】上記一般式(1)および(2)の樹脂モノ
マーは、以下に説明する方法によって製造できる。ま
た、化学式(3)および(4)の樹脂モノマーはそれぞ
れMPV、MPSMAの商品名で住友精化株式会社から
販売されている。
【0033】なお、上記一般式(1)の樹脂モノマーで
は、特に、Rが水素であり、nが2であることが好まし
い。また、薄膜13aは、上記一般式(1)、(2)お
よび化学式(3)、(4)の樹脂モノマーを任意の割合
で含んでもよく、たとえば、一般式(1)の樹脂モノマ
ーを50重量%以上の割合で含み、さらに一般式(2)
の樹脂モノマーを含んでもよい。
【0034】以下に、上記一般式(1)の樹脂モノマー
の製造方法について説明する。
【0035】まず、以下の化学式(5)で表されるビス
(4−メルカプトフェニル)スルフィドとω−ハロアル
キルアルコールとを、塩基を触媒として60℃〜120
℃で4〜8時間反応させ、これによって以下の一般式
(6)で表される中間生成物を製造する(第1の工
程)。
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】(式中、nは1以上4以下の整数を示す)
なお、上記化学式(5)で表されるビス(4−メルカプ
トフェニル)スルフィドは、MPSの商品名で住友精化
株式会社から販売されている。
【0039】上記第1の工程で用いられるω−ハロアル
キルアルコールは、炭素数が1〜4の直鎖の炭素鎖を備
え、その炭素鎖の一端の炭素にヒドロキシル基を備え、
炭素鎖の他端の炭素がハロゲン化されているアルコール
である。具体的には、たとえば、2−クロロエタノー
ル、3−クロロ−1−プロパノール、4−クロロ−1−
ブタノール、2−ブロモエタノール、3−ブロモ−1−
プロパノール、2−ヨードエタノールなどを用いること
ができる。なお、ω−ハロアルキルアルコールの炭素数
が、一般式(1)および一般式(6)のnとなる。たと
えば、2−クロロエタノールを用いた場合には、一般式
(1)および一般式(6)のnが2となる。
【0040】また、上記第1の工程で用いられる塩基触
媒には、Na2CO3やK2CO3などのアルカリ金属炭酸
塩、CaCO3やMgCO3などのアルカリ土類金属炭酸
塩、アルカリ金属のアルコキシドなどが適している。ま
た、上記第1の工程の溶媒としては、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン類や、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル類が適してい
る。
【0041】上記第1の工程ののち、アクリル酸メチル
またはメタクリル酸メチルと、式(6)で表される中間
生成物とをエステル交換反応触媒の存在下で6〜10時
間還流させることによって一般式(1)の樹脂モノマー
を製造できる(第2の工程)。
【0042】上記第2の工程において、アクリル酸メチ
ルを用いることによって、Rが水素の一般式(1)の樹
脂モノマーが得られる。また、メタクリル酸メチルを用
いることによって、Rがメチル基である一般式(1)の
樹脂モノマーが得られる。
【0043】上記第2の工程に用いられるエステル交換
反応触媒としては、テトラブチルチタネートなどのアル
コキシチタンや、ジブチルスズオキシド、ジオクチルス
ズオキシド、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズ
ジラウレートなどのオルガノスズ化合物などが適してい
る。また、第2の工程におけるアクリル酸メチル(また
はメタクリル酸メチル)の仕込み量としては、一般式
(6)の中間生成物1重量部に対して3〜10重量部が
好ましい。
【0044】次に、上記一般式(2)の樹脂モノマーの
製造方法について説明する。まず、p−キシレンジクロ
ライドと2−メルカプトエタノールとを上記一般式
(1)の樹脂モノマーの製造における第1の工程と同様
に反応させて、以下の化学式(7)で表される中間生成
物を製造する。
【0045】
【化17】
【0046】その後、この中間生成物とアクリル酸メチ
ルまたはメタクリル酸メチルとを上記一般式(1)の樹
脂モノマーの製造における第2の工程と同様に反応させ
ることによって、一般式(2)の樹脂モノマーを容易に
合成することができる。
【0047】次に、コンデンサ10の製造方法について
説明する。図2に、製造工程の一例を示す。
【0048】図2(a)を参照して、まず、支持体11
上に、下部電極膜12を形成する。下部電極膜12は、
電子ビーム蒸着、抵抗加熱蒸着、誘導加熱蒸着などの真
空蒸着法、イオンプレーティング法、スパッタリング法
またはメッキ法などで形成できる。なお、下部電極膜1
2を所定の形状に形成するには、メタルマスクを用いた
り、フォトリソグラフィーやエッチングなどの技術を用
いることができる。
【0049】次に、図2(b)に示すように、下部電極
膜12上に、樹脂モノマーを含む薄膜13aを形成す
る。薄膜13aは、重合反応によって誘電体膜13とな
る膜であり、上述した一般式(1)、(2)および化学
式(3)、(4)で表される樹脂モノマーや添加剤を含
む。薄膜13aは、図3に示すように、真空下で薄膜1
3aを形成する樹脂モノマー31を入れた容器32を下
部電極膜12に向けて配置し、容器32を加熱して樹脂
モノマーを蒸発させることによって形成できる。薄膜1
3aを所定の形状に形成するには、メタルマスク(図示
せず)を用いればよい。
【0050】次に、薄膜13a中で樹脂モノマーを重合
反応させることによって、図2(c)に示すように、誘
電体膜13を形成する。重合反応(硬化)は、たとえ
ば、薄膜13aに紫外線や電子線を照射することによっ
て起こさせることができる。
【0051】次に、図2(d)に示すように、下部電極
膜12と同様の方法によって、上部電極膜14を形成す
る。このようにして、コンデンサ10を製造できる。な
お、コンデンサ10aについても同様の製造方法で製造
できる。
【0052】上記実施形態1のコンデンサでは、誘電体
膜13が、高湿度下や高温度下でも変質しにくいため、
高湿度下や高温度下においても優れた特性のコンデンサ
が得られる。
【0053】(実施形態2)実施形態2では、本発明の
電子部品について、コンデンサの他の一例を説明する。
実施形態2のコンデンサ40の断面図を図4に示す。な
お、実施形態1で説明した部分と同様の部分については
重複する説明を省略する。
【0054】図4を参照して、コンデンサ40は、誘電
体膜41(ハッチングは省略する)と、誘電体膜41中
に配置された複数の電極42aと電極42aに対向する
ように配置された電極42bと、電極42aおよび42
bがそれぞれ接続された外部電極43aおよび43bと
を備える。すなわち、コンデンサ40は、誘電体膜41
の少なくとも一部を挟んで対向して配置された少なくと
も一対の電極を備える。さらにコンデンサ40は、誘電
体膜41中であって、電極42aおよび42bの外側に
配置された金属薄膜44を備える。コンデンサ40のう
ち、複数の電極42aと電極42aに対向するように配
置された電極42bが存在する部分が素子層40aとな
る。また、コンデンサ40のうち、金属薄膜44が形成
されている部分が補強層40bとなる。また、コンデン
サ40のうち、誘電体膜41のみの部分が保護層40c
となる。補強層40bおよび保護層40cは、素子層4
0aが熱負荷や外力によって損傷を受けるのを防止する
層である。なお、補強層40bや保護層40cがないコ
ンデンサであってもよいことはいうまでもない。
【0055】誘電体膜41は、実施形態1で説明した誘
電体膜13と同様のものであり、同様の製造方法によっ
て製造できる。
【0056】コンデンサ40は、実施形態1で説明した
方法を用いて製造することができる。ただし、コンデン
サ40を製造する場合には、誘電体膜と電極42aまた
は42bとを交互に積層する必要がある点、および外部
電極43aおよび43bを形成する必要がある点で、実
施形態1の製造方法と異なる。なお、外部電極43aお
よび43bは、たとえば、金属溶射法、バンプ電極形成
法または導電性ペースト塗布法などによって形成でき
る。
【0057】上記実施形態2のコンデンサ40では、誘
電体膜41が、高湿度下や高温度下でも変質しにくいた
め、高湿度下や高温度下においても優れた特性のコンデ
ンサが得られる。
【0058】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに詳細に
説明する。
【0059】(実施例1)実施例1では、一般式(1)
で表される樹脂モノマーのうち、Rが水素でnが2であ
る樹脂モノマーを作製した一例について説明する。ま
た、一般式(1)で表される樹脂モノマーのうち、Rが
メチル基でnが4である樹脂モノマーを作製した一例に
ついても説明する。
【0060】まず、上述した化学式(5)で表されるビ
ス(4−メルカプトフェニル)スルフィド25.0g
(0.10モル)と、2−クロロエタノール16.1g
(0.20モル)と、炭酸カリウム27.6g(0.2
0モル)と、メチルイソブチルケトン300mlとを、
容量が1リットルのフラスコに採取し、還流下で6時間
撹拌を続けることによって反応させた。反応終了後、得
られた溶液に5%の塩酸水50mlを撹拌しながら徐々
に加え、その後さらにトルエン300mlを加えた。こ
うして得られた溶液を、pHが7になるまで蒸留水を用
いて繰り返し洗浄した。次に、洗浄後の溶液を、無水硫
酸ナトリウムで乾燥させたのち、溶媒を留去して以下の
化学式(8)で表される中間生成物32gを得た。
【0061】
【化18】
【0062】次に、化学式(8)で表される中間生成物
32gに、アクリル酸メチル320gとテトラブチルチ
タネート0.32g(中間生成物に対して100分の1
重量部)と、重合禁止剤であるp−メトキシフェノール
0.16g(中間生成物に対して1000分の5重量
部)とを加え、10時間還流させたのち、アクリル酸メ
チルを留去した。このようにして得られた反応生成物を
トルエン300mlに溶解したのち、この溶液を5%苛
性ソーダ水50mlと、5%塩酸水50mlで順次洗浄
した。さらに、上記溶液を蒸留水でpHが7になるまで
洗浄したのち、無水硫酸ナトリウムを用いて乾燥させ
た。この溶液に、p−メトキシフェノール0.16gを
追加したのち、溶媒を留去して融点20℃の半固体を得
た。この半固体について、赤外分光分析(IR)、およ
びゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)の
測定を行った。
【0063】IRの測定結果を図5に示す。図5から明
らかなように、アクリル酸エステルに基づく1725c
-1の吸収ピークが見られる。また、GPCでは、原
料、中間生成物、および副生成物は検出されなかった。
以上のことから、最終的に得られた半固体は、以下の化
学式(9)で表されるビス(4−アクリロイルオキシエ
チレンチオフェニル)スルフィドであることが判明し
た。
【0064】
【化19】
【0065】次に、一般式(1)で表される樹脂モノマ
ーのうち、Rがメチル基で、nが4である樹脂モノマー
を作製した一例を説明する。
【0066】この場合には、化学式(9)で表される樹
脂モノマーを製造する工程に対して用いる材料を変える
だけで、上記製造方法と同様の方法で製造できる。具体
的には、2−クロロエタノールに代えて4−クロロ−1
−ブタノールを用い、アクリル酸メチルに代えてメタク
リル酸メチルを用いればよい。これによって、以下の化
学式(10)で表されるビス(4−メタクリロイルオキ
シブチレンチオフェニル)スルフィドが得られた。
【0067】
【化20】
【0068】(実施例2)実施例2では、一般式(2)
で表される樹脂モノマーのうち、Rがメチル基である樹
脂モノマーを作製した一例について説明する。まず、p
−キシレンジクロライド17.5g(0.10モル)
と、2−メルカプトエタノール15.6g(0.20モ
ル)と、炭酸カリウム27.6g(0.20モル)と、
メチルイソブチルケトン300mlとを、容量が1リッ
トルのフラスコに採取し、還流下で6時間撹拌を続ける
ことによって反応させた。反応終了後、得られた溶液を
実施例1と同様に処理して以下の化学式(7)で表され
る中間生成物23gを得た。
【0069】
【化21】
【0070】次に、化学式(7)で表される中間生成物
23gに、メタクリル酸メチル230gとテトラブチル
チタネート0.23g(中間生成物に対して100分の
1重量部)と、重合禁止剤であるp−メトキシフェノー
ル0.12g(中間生成物に対して1000分の5重量
部)とを加え、10時間還流させたのち、メタクリル酸
メチルを留去した。このようにして得られた反応生成物
を実施例1と同様に処理して淡黄色透明の液体を得た。
この液体について、IR、およびGPCの測定を行っ
た。
【0071】IRの測定結果を図6に示す。図6から明
らかなように、メタクリル酸エステルに基づく1725
cm-1の吸収ピークが見られる。また、GPCでは、原
料、中間生成物、および副生成物は検出されなかった。
以上のことから、最終的に得られた液体は、以下の化学
式(11)で表される1,4−ビス(メタクリロイルオ
キシエチレンチオメチル)ベンゼンであることが判明し
た。
【0072】
【化22】
【0073】なお、一般式(2)のRが水素である樹脂
モノマーは化学式(7)で表される中間生成物に、メタ
クリル酸メチルに代えてアクリル酸メチルを反応させる
ことにより、上記製造方法と同様の方法で製造できる。
【0074】(実施例3)実施例3では、本発明の電子
部品として、図1(a)に示したコンデンサを作製した
一例について、図2を参照しながら説明する。
【0075】まず、厚さ25μmのPET基板11を用
意し、このPET基板11上に、アルミからなる下部電
極膜12(厚さ30nm)を、100nm/秒の堆積速
度で蒸着した(図2(a)参照)。
【0076】その後、下部電極膜12上に、樹脂モノマ
ーを蒸着することによって、樹脂モノマーからなる薄膜
13a(厚さ200nm)を形成した(図2(b)参
照)。具体的には、図3に示すような樹脂モノマー31
を入れた容器32を500nm/秒の蒸着速度となるよ
うに加熱し、下部電極膜12の一部が露出する位置に薄
膜13aを形成した。
【0077】その後、−15kVの加速電子を50μA
/cm2の密度で2秒間、上記薄膜に照射することによ
って、上記薄膜中の樹脂モノマーを重合させ、誘電体膜
13を形成した(図2(c)参照)。その後、誘電体膜
13の上方であって下部電極膜12と接触しない位置
に、アルミからなる上部電極膜14を、100nm/秒
の堆積速度で蒸着した(図2(d)参照)。実施例とし
て、化学式(9)の樹脂モノマー、化学式(11)の樹
脂モノマー、酸化防止剤としてIRGANOX1520
Lを3重量%添加した化学式(11)の樹脂モノマー、
化学式(3)の樹脂モノマー、および化学式(4)の樹
脂モノマーを用い、上記のようにして、5種類の異なる
コンデンサを作製し、実施サンプル1〜5とした。ま
た、比較例として、化学式(A)および(B)で表され
る樹脂モノマーを用いたコンデンサを作製し、比較サン
プル1および2とした。
【0078】以上の7種類のコンデンサについて、吸
湿容量変化率と高温負荷容量変化率の評価を行った結
果を表1に示す。(測定方法の詳細については後述す
る)。
【0079】
【表1】
【0080】なお、表1中、高温負荷容量変化率の−
10%以下とは、高温負荷容量変化率が−10%よりも
負に大きいことを意味する。
【0081】表1から明らかなように、実施サンプル1
〜5のコンデンサは、、のいずれの評価において
も、比較サンプル1および2のコンデンサよりも優れた
特性を示した。すなわち、硫黄と芳香環とが共有結合し
ている分子構造、または硫黄と芳香環とがアルキレン基
を介して結合している分子構造を有する本発明の樹脂モ
ノマーを用いてコンデンサの誘電体膜を形成することに
よって、高湿度下および高温度下においても優れた特性
のコンデンサが得られる。なお、誘電正接(tanδ)
についても、実施サンプル1〜5のコンデンサは比較サ
ンプル1および2のコンデンサと同等またはそれ以上の
特性を示した。
【0082】以下、表1に示した特性の評価の方法につ
いて詳述する。
【0083】吸湿容量変化率については、以下の様に
評価した。まず、コンデンサを105℃の環境下で10
時間乾燥させ、初期容量C11を測定した。容量は、周波
数1kHz、電圧1Vrmsの正弦波をコンデンサに加
えて測定した。その後、温度60℃、湿度95%Rhの
環境下でコンデンサを100時間放置し、放置後の容量
(吸湿時の容量)C12を、初期容量と同様の条件で測定
した。吸湿容量変化率は、(C12−C11)/C11×10
0(%)で表される値である。吸湿容量変化率が小さい
ほど、湿度環境下における容量安定性が高く、製品とし
て好ましい。したがって、この吸湿容量変化率ができる
だけ小さいことが特に重要である。
【0084】高温負荷容量変化率については、以下の
ように評価した。まず、コンデンサを105℃の環境下
で10時間乾燥させ、初期容量C21を測定した。容量
は、周波数1kHz、電圧1Vrmsの正弦波をコンデ
ンサに加えて測定した。その後、温度105℃の環境下
でコンデンサに16Vの直流電圧を印加した状態で50
000時間放置し、放置後の容量C22を、初期容量と同
様の条件で測定した。高温負荷容量変化率は、(C22
21)/C21×100(%)で表される値である。高温
負荷容量変化率の絶対値が小さいほど、高温時に酸化し
にくいことを示しており、製品として好ましい。特に、
近年はCPUの高速化などに伴う電子部品の耐高温性が
重要になってきており、高温負荷容量変化率の絶対値が
小さいことが、コンデンサの評価の重要な指標となる。
【0085】なお、誘電正接(tanδ)については、
周波数1kHz、電圧1Vrmsの正弦波をコンデンサ
に加えて測定した。誘電正接が小さいほど、コンデンサ
自体で消費する電力がより小さく、製品として好まし
い。
【0086】以上、本発明の実施の形態について例を挙
げて説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定され
ず本発明の技術的思想に基づき他の実施形態に適用する
ことができる。
【0087】たとえば、上記実施形態では、本発明の電
子部品がコンデンサである場合について説明したが、本
発明の電子部品はこれに限定されず、上記実施形態で説
明した誘電体膜を備えるものであれば、いかなるもので
あってもよい。具体的には、たとえば、コイル、抵抗、
容量性電池、他の電子部品の支持部材などに用いること
ができる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
によれば、高湿度下や高温度下においても優れた特性の
電子部品が得られる。特に、本発明をコンデンサに適用
することによって、環境による特性変化が少ない高品質
なコンデンサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のコンデンサについて(a)一例の断
面および(b)他の一例の断面を示す図である。
【図2】 本発明のコンデンサについて製造方法の一例
を示す工程図である。
【図3】 図2に示した製造工程の一過程を示す図であ
る。
【図4】 本発明のコンデンサについてその他の一例を
示す(a)断面図および(b)斜視図である。
【図5】 本発明の電子部品の製造に用いられる樹脂モ
ノマーの一例のビス(4−アクリロイルオキシエチレン
チオフェニル)スルフィドについてのIRスペクトルを
示す図である。
【図6】 本発明の電子部品の製造に用いられる樹脂モ
ノマーの一例の1,4−ビス(メタクリロイルオキシエ
チレンチオメチル)ベンゼンについてのIRスペクトル
を示す図である。
【符号の説明】
10、10a、40 コンデンサ(電子部品) 11 支持体 12 下部電極膜 13 誘電体膜 13a 薄膜 14 上部電極膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 41/00 C08L 41/00 H01G 4/30 301 H01G 4/30 301E 4/33 13/00 391C 13/00 391 4/06 102 (72)発明者 小田桐 優 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 立原 久明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 松田 英樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 勝部 淳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 岩岡 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 杉本 高則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 砂流 伸樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−309770(JP,A) 特開 平10−71667(JP,A) 特開 平10−151676(JP,A) 特開 平2−247212(JP,A) 特開 平11−322897(JP,A) 特開 平6−151652(JP,A) 特開 昭57−187327(JP,A) 特開2001−64364(JP,A) 特開2001−64363(JP,A) 特開2000−338667(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 20/00 - 20/70 C08F 28/00 - 28/06

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体膜と、前記誘電体膜の少なくとも
    一部を挟んで対向して配置された一対の電極とを備える
    コンデンサであって、 前記誘電体膜が、少なくとも一種以上の樹脂モノマーを
    含む薄膜を形成したのち前記薄膜中の前記樹脂モノマー
    を重合反応させることによって形成された膜であり、前記樹脂モノマーが、以下の一般式(1)で表される樹
    脂モノマーを含むコンデンサ。 【化1】 (式中、Rは水素またはメチル基を表し、nは1以上4
    以下の整数を示す)
  2. 【請求項2】 誘電体膜と、前記誘電体膜の少なくとも
    一部を挟んで対向して配置された一対の電極とを備える
    コンデンサであって、 前記誘電体膜が、少なくとも一種以上の樹脂モノマーを
    含む薄膜を形成したのち前記薄膜中の前記樹脂モノマー
    を重合反応させることによって形成された膜であり、 前記樹脂モノマーが、以下の一般式(2)で表される樹
    脂モノマーを含むコンデンサ。 【化2】 (式中、Rは水素またはメチル基を表す)
  3. 【請求項3】 誘電体膜と、前記誘電体膜の少なくとも
    一部を挟んで対向して配置された一対の電極とを備える
    コンデンサであって、 前記誘電体膜が、少なくとも一種以上の樹脂モノマーを
    含む薄膜を形成したのち前記薄膜中の前記樹脂モノマー
    を重合反応させることによって形成された膜であり、 前記樹脂モノマーが、以下の化学式(3)で表される樹
    脂モノマーを含むコンデンサ。 【化3】
  4. 【請求項4】 誘電体膜と、前記誘電体膜の少なくとも
    一部を挟んで対向して配置された一対の電極とを備える
    コンデンサであって、 前記誘電体膜が、少なくとも一種以上の樹脂モノマーを
    含む薄膜を形成したのち前記薄膜中の前記樹脂モノマー
    を重合反応させることによって形成された膜であり、 前記樹脂モノマーが、以下の化学式(4)で表される樹
    脂モノマーを含むコンデンサ。 【化4】
  5. 【請求項5】 前記薄膜が添加剤をさらに含む請求項1
    〜4のいずれか1項に記載のコンデンサ。
  6. 【請求項6】 前記添加剤が酸化防止剤を含む請求項5
    に記載のコンデンサ。
  7. 【請求項7】 前記添加剤が重合開始剤を含む請求項5
    に記載のコンデンサ。
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