JP3438602B2 - トレイロック機構 - Google Patents

トレイロック機構

Info

Publication number
JP3438602B2
JP3438602B2 JP24225398A JP24225398A JP3438602B2 JP 3438602 B2 JP3438602 B2 JP 3438602B2 JP 24225398 A JP24225398 A JP 24225398A JP 24225398 A JP24225398 A JP 24225398A JP 3438602 B2 JP3438602 B2 JP 3438602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
lock
chassis
fulcrum
lock member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24225398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000076766A (ja
Inventor
秀樹 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Funai Electric Co Ltd filed Critical Funai Electric Co Ltd
Priority to JP24225398A priority Critical patent/JP3438602B2/ja
Publication of JP2000076766A publication Critical patent/JP2000076766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3438602B2 publication Critical patent/JP3438602B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクドライブ
装置などに用いられるトレイロック機構に関し、特に、
衝撃等の外力が働いた場合に誤ってロックが解除するこ
とを防止するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、小型化されたノートタイプの
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)等に
も組み込めるように小型化したディスクドライブが提案
されている。このディスクドライブを図5(a)に示
す。このディスクドライブ100は小型化を図るため
に、ディスクが載置されるトレイのシャーシからの出し
入れをモータで駆動するのではなく、トレイを手動操作
によりシャーシから出し入れする構成としたものであ
る。このディスクドライブ100には、トレイ6の出し
入れ方向における奥側の端面が、トレイ押し出しのため
にシャーシ(図示なし)側に設けられたスプリング(図
示なし)に当接するように構成され、トレイ6をシャー
シ内に収納した時にトレイ6をスプリングの付勢力に抗
して固定しておくためにロック機構101が設けられて
いる。
【0003】このロック機構101は、プランジャー1
3を有したソレノイド14、ロックレバー8及びロック
部15により構成されている。ソレノイド14及びロッ
クレバー8はトレイ6側に配設されており、ロック部1
5はシャーシ側に配設されている。また、ロックレバー
8は、支点11の回りに回動自在に設けられ、プランジ
ャー13が駆動ピン12を介して結合され、ソレノイド
14の駆動力により回動される。そして、トレイ6がシ
ャーシ4内に完全に収納された時点ではロックレバー8
がロック部15と係合し、トレイ6がシャーシ内に固定
される。ロックを解除する時は、図5(b)に示すよう
に、ソレノイド14を駆動してプランジャー13を矢印
C方向に移動させることによりロックレバー8を矢印A
方向に回動させ、ロックレバー8をロック部15から離
脱させるようにする。これにより、トレイ6はスプリン
グに付勢され、矢印B方向へ押し出されるようになって
いる。
【0004】また、この種のトレイロック装置におい
て、トレイに加わる衝撃によりトレイが飛び出すことを
防止するため、プランジャー及びソレノイドをトレイの
移動方向に対して斜めに配設したものも知られている
(例えば、特開平9−44955号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のトレイロック機構101においては、以下
のような問題がある。いま、図6に示すように、F:ト
レイ排出用のスプリングの付勢力、F1:摺動部18a
にかかる力(Fの分力)、F2:トレイ6をシャーシに
押し付ける力(Fの分力)、F3:軸へかかる力(Fの
分力)、F4:ロックレバー8を回動させる力(Fの分
力)、F5:F1による摩擦力、R:シャーシより受け
る反力(|R|=|F2|)とすると、ロックレバー8とロ
ック部15との摺動部18aは直線状に形成され、摺動
部18aの直線と、摺動部18aと支点11とを結ぶ直
線に対する垂線とに角度の差θが生じている場合には、
摺動部18aにおいてトレイ排出用スプリングの付勢力
Fの分力F4が発生する。このため、ロック機構101
に対して衝撃が加わって摩擦係数が低くなると、摩擦力
F5よりも分力F4の方が大きくなることがある。これ
により、ロックレバー8が図6の矢印E方向に回転して
ロックレバー8とロック部15との係合が外れて、トレ
イ6がシャーシ4から飛び出してしまうことがあり、ド
ライブディスク100の信頼性が低下するという問題が
あった。
【0006】また、上記公報に示されるようなトレイロ
ック装置においては、トレイの出し入れ方向から受ける
衝撃に対する対策は採られているが、プランジャー及び
ソレノイドが取り付けられている方向と同一方向の衝撃
を受けた場合には、トレイのロックが解除され易く、不
用意にトレイがシャーシから飛び出してしまうという問
題は解消できていない。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、トレイがシャーシに固定された
状態において衝撃が加わった場合、衝撃を受けた方向の
如何に拘わらず、ロックが外れ難いトレイロック機構を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、載置されたディスクをシャ
ーシ内のディスク装着位置と、シャーシから前方に引き
出されたディスク交換位置との間で移動自在とされたト
レイと、トレイ又はシャーシに回動自在に配設されてお
り、トレイがディスク装着位置に挿入されたときにシャ
ーシ又はトレイに設けられたロック部に係合し、トレイ
の移動をロックするロック部材と、ロック部材に駆動ピ
ンでもって連結されたプランジャーを有し、ロック解除
時に、プランジャーを駆動してロック部材を回動させ
て、ロック部材とロック部との係合を解除するソレノイ
ドとを備えたトレイロック機構において、ロック部材に
おけるロック部との摺動部が、該摺動部とロック部材の
支点を結ぶ直線に対して略直交する方向に伸びる稜線を
持つ形状に構成され、ロック部材は、支点を挟んで駆動
ピンと反対側部分に重りが設けられ、支点の両側部分に
かかる力が同等となるように構成されているものであ
る。
【0009】上記構成においては、摺動部を、摺動部と
ロック部材の支点を結ぶ直線に対して略直交するように
形成しているので、トレイをスプリング等による駆動で
移動させる構成としている場合、摺動部がロック部と接
触する部分ではスプリングによる付勢力の分力が発生す
ることがない。そのため、トレイロック機構に対して衝
撃が加わっても、ロック部材をロック部との係合状態が
外れる方向に回動させる力が、摺動部とロック部との係
合状態を保持する摩擦力よりも大きくなるということが
ないので、衝撃により摺動部とロック部との係合が外れ
てしまうことがない。また、ロック部材は支点を挟んで
プランジャーと重りとが釣り合いが取られているので、
トレイに衝撃が加わっても、ロック部材に回転モーメン
トが発生しない。そのため、どの方向から衝撃を受けて
も、ロック部材がロック部との係合を解除する方向に移
動することがなく、ロックが不用意に外れることがな
い。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載のトレイロック機構であって、ロック部材、プラン
ジャー及びソレノイドがトレイ側に設けられ、ロック部
がシャーシ側に設けられているものである。
【0015】上記構成においては、トレイ下面の空間に
ロック部材、プランジャー及びソレノイドを配置するこ
とが可能であると共に、トレイがシャーシに対して出し
入れされる際に、トレイに衝撃が加わり易いが、その衝
撃により不用意にロック解除がなされることがなくな
る。
【0016】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のトレイロック機構であって、トレ
イはノートタイプのパーソナルコンピュータ用の薄型デ
ィスクドライブに適用されるものである。
【0017】上記構成においては、可搬であるトレイが
ノートタイプのパーソナルコンピュータには外力による
衝撃が加わり易いが、それによる不用意なロック解除が
生じることがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
トレイロック機構について図1乃至図3を参照して説明
する。図1において、パーソナルコンピュータ1は、液
晶ディスプレイ2及びキーボード3がシャーシ4に一体
的に設けられたノートタイプのパーソナルコンピュータ
である。シャーシ4の前面部4aには、CD−ROMド
ライブ(小型ディスクドライブ)5が設けられている。
このCD−ROMドライブ5は、シャーシ4に対して矢
印B方向(図2)に出し入れ自在とされたトレイ6を有
し、トレイ6の上面部にはディスク(CD−ROM)の
載置部6aが形成されている。トレイ6の前面部6bに
はトレイ開閉ボタン7、及びトレイ6の側面部6cには
トレイ6をシャーシ4に固定しておくためのロックレバ
ー(ロック部材)8が設けられている。CD−ROMド
ライブ5は、構成を簡単にするために、トレイ6のシャ
ーシ4からの出し入れをモータで駆動するのではなく、
トレイを手動操作によりシャーシから出し入れする構成
としている。この構成及びロックレバー8の構成の詳細
については後述する。
【0019】CD−ROMドライブ5をシャーシ4から
出し入れするための機構について図2を参照して説明す
る。トレイ6の出し入れ方向の奥側にあたるトレイ6の
端面部には、トレイ6をシャーシ4から押し出す方向
(前方側)へ付勢するスプリング9が当接されている。
このスプリング9はシャーシ4とトレイ6の間に設けら
れ、トレイ6がシャーシ4内に収納されているときにト
レイ6の背面部に当接してトレイ6を前方側に付勢する
ものである。トレイ6には、スプリング9による付勢に
抗してトレイ6をシャーシ4に固定するためのロック機
構(トレイロック機構)10が設けられている。このロ
ック機構10は、トレイ6上の支点11を中心として回
動自在に設けられたロックレバー8と、ロックレバー8
に駆動ピン12でもって係合されたプランジャー13を
有し、これを駆動するソレノイド14と、シャーシ4側
に設けられ、ロックレバー8と係合するロック部15と
からなる。また、ロックレバー8の先端部は、ロック部
15と係合するための爪部18とされ、後端部には、支
点11の両側部分にかかる力を同等にするためのバラン
サー(重り)19が設けられている。この爪部18は、
ロックレバー8の回動時にロック部15と摺動して係合
する摺動部18aと、トレイ6をシャーシ4内に収納す
る際にロック部15と摺動する傾斜部18bとを有する
形状とされている。
【0020】プランジャー13は、スプリング17によ
ってロックレバー8方向(図2で左方向)に付勢され、
通常時は、ロックレバー8がトレイ6の出し入れ方向と
平行な姿勢となるようにされている。ロックレバー8
は、この姿勢にあるときにロック部15と係合するよう
に構成されている。ソレノイド14の駆動開始は、上記
のトレイ開閉ボタン7によって指示される。ロック部1
5とロックレバー8との係合の解除は以下のようにして
行われる。トレイ開閉ボタン7による指示に基づいてソ
レノイド14が駆動されると、プランジャー13が図2
に示す矢印C方向に移動する。これによって、ロックレ
バー8が矢印A方向に回動し、ロックレバー8とロック
部15との係合が解除される。
【0021】上記の構成でなるCD−ROMドライブ5
は、トレイ6がシャーシ4に収納されているとき、ロッ
クレバー8がトレイ6の出し入れ方向と平行な姿勢に保
たれることで、ロックレバー8の爪部18とロック部1
5とが係合した状態にされている。これにより、トレイ
6は、スプリング9による付勢に抗してシャーシ4内に
固定される(ディスク装着位置)。トレイ6をシャーシ
4から引き出すときは、上述したように、トレイ開閉ボ
タン7を押下してソレノイド14を駆動することによ
り、ロックレバー8を回動させ、ロック部15との係合
を解除する。ロック部15との係合が解除されると、ト
レイ6はスプリング9の付勢力でもってシャーシ4外へ
(矢印B方向へ)押し出される。トレイ6が有る程度シ
ャーシ4から外へ出ると、ユーザは手動でトレイ6をシ
ャーシ4から引き出す(ディスク交換位置)。なお、ソ
レノイド14の駆動は一定時間経過後に停止され、ロッ
クレバー8は元の姿勢に復帰する。
【0022】一旦、シャーシ4の外へ出たトレイ6を、
再びシャーシ4に収納するときは、ユーザが手動でトレ
イ6をシャーシ4へ押し込む。このとき、ロックレバー
8の爪部18に形成されている傾斜部18bがロック部
15と当接することになり、トレイ6のシャーシ4内方
向への移動に伴って、ロックレバー8がロック部15に
よって図2の矢印A方向に回動する。ロック部15が相
対的に傾斜部18bを通過すると、ロックレバー8は通
常時の姿勢に復帰し、ロック部15は摺動部18aと係
合する。これにより、トレイ6がシャーシ4内に固定さ
れる。
【0023】上記バランサー19について図3を参照し
て詳細に説明する。バランサー19は、ロックレバー8
において支点11を挟んで駆動ピン12と反対側の端部
に設けられ、支点11の両側部分にかかる力を同等にす
るために設けられている。ロックレバー8には駆動ピン
12によって比較的、質量の大きいプランジャー13が
取り付けられていることから、ロックレバー8にはプラ
ンジャー13の質量分の力がかかっている。そこで、こ
の力と同等の力が支点11の反対側においてもロックレ
バー8にかかるようにするためにバランサー19が設け
られている。
【0024】バランサー19のロックレバー8への取り
付け位置は、支点11に対して駆動ピン12と概略18
0度の位置であって、支点11からバランサー19まで
の距離L(W)とバランサー19の質量W(W)との積
が、支点11からプランジャー13までの距離L(P)
とプランジャー13の質量W(P)との積と同等になる
位置である。即ち、バランサー19を、L(W)・W
(W)≒L(P)・W(P)の位置に設けることで、支
点11両側での力の釣り合いを取るようにする。このよ
うにバランサー19を設けて、ロックレバー8の支点1
1両側における力の釣り合いを取ることによって、パー
ソナルコンピュータ1の移動時等にシャーシ4やトレイ
6(プランジャー13を含む)に衝撃が加わった場合で
あっても、ロックレバー8に回転モーメントが発生し難
くなるため、ロックレバー8の姿勢が保たれ、ロック部
15との係合が外れ難くなる。
【0025】次に、ロックレバー8の爪部18について
図4を参照して説明する。上述したように、ロックレバ
ー8の爪部18には、摺動部18a及び傾斜部18bが
形成されている。摺動部18aは、ロックレバー8の回
動時にロック部15と摺動して係合するものである。摺
動部18aは、図4に示すように、ロックレバー8の支
点11を中心とする円弧形状とされている。摺動部18
aをこのような形状にすることにより、摺動部18aが
ロック部15と接触する部分においては、スプリング9
による付勢力の分力が発生しなくなる。そのため、衝撃
を受けた場合であっても、摺動部18aとロック部15
との係合状態は摩擦力F5により常に保持される。
【0026】摺動部18aがロック部15と接触する部
分においてスプリング9による付勢力の分力が発生しな
い理由を説明する。支点11にかかるスプリング9の付
勢力Fの分力は、図4に示すように、F1及びF2
(R:シャーシ4より受ける反力)で表されるので、摺
動部18aがロック部15と接触する部分にかかる力は
F1となる。ここで、上記のように摺動部18aは、ロ
ックレバー8の支点11を中心とする円弧形状とされて
いるため、摺動部18aとロック部15との係合部分と
支点11とを結ぶ直線に対する垂線と、摺動部18aの
形状とに角度差が生じないため、摺動部18aがロック
部15と接触する部分においてスプリング9の付勢力F
の分力(ロックレバー8を、ロック部15との係合が外
れる方向に回動させる力)は発生しない。よって、ロッ
ク機構10に衝撃が加わった場合でも、ロックレバー8
をロック部15との係合が外れる方向に回動することは
なく、摺動部18aにかかる力F1による摩擦力F5で
もって、ロックレバー8とロック部15との結合状態が
保持されることになる。
【0027】このように、本実施形態のロック機構10
によれば、ロックレバー8の摺動部18aを、ロックレ
バー8の支点11を中心とする円弧形状としたので、パ
ーソナルコンピュータ1の持ち運び時に、ロック機構1
0に対して衝撃が加わった場合であっても、ロックレバ
ー8とロック部15との係合状態が外れることがなく、
トレイ6が不用意にシャーシ4から飛び出してしまうこ
とがない。また、トレイ6に衝撃が加わった場合であっ
ても、バランサー19によりロックレバー8に回転モー
メントが発生し難いため、衝撃によってロック部15と
ロックレバー8との係合が解除されることを確実に防止
することができる。これによって、不用意にトレイ6が
シャーシ4から飛び出してしまうという事態をなくすこ
とができ、CD−ROMドライブ5の信頼性を向上させ
ることができる。
【0028】なお、本発明は上記実施の形態の構成に限
られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形
態では、ロックレバー8の摺動部18aを、ロックレバ
ー8の支点11を中心とする円弧形状としているが、摺
動部18aの形状はこれに限定されず、摺動部18aが
ロック部15に接触する部分と支点11とを結ぶ直線に
対して略直交する形状、即ち、摺動部18aとロック部
15との接触部分と支点11とを結ぶ直線に対する垂線
に対して角度差を生じない形状であればよい。また、上
記実施形態では、ロックレバー8にはバランサー19が
設けられているがロックレバー8にバランサー19が設
けられていない構成であってもよい。
【0029】また、上記実施の形態では、バランサー1
9はロックレバー8に一体的に設けられるものとしてい
るが、別体の重りを外付けしたものであってもよい。ま
た、上記実施の形態では、ソレノイド14を、トレイ6
の出し入れ方向に直交する姿勢でトレイ6に取り付けて
いるが、ロックレバー8を回動させることによりロック
部15との係合を解除する構成のロック機構であれば、
ソレノイド14の取り付け姿勢は他の角度であってもよ
い。また、上記実施の形態では、ロックレバー8、プラ
ンジャー13及びソレノイド14がトレイ6に設けら
れ、ロック部15がシャーシ4に設けられた構成とされ
ており、これらの収納にトレイ6の下側スペースを有効
に利用したものとしているが、この構成に限られず、ロ
ックレバー8、プランジャー13及びソレノイド14を
シャーシ4側に設け、ロック部15をトレイ6側に設け
る構成としたものであっても構わない。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、摺動部がロック部と接触する面の形状を、摺動部
とロック部材の支点を結ぶ直線に対して略直交するよう
に形成したので、摺動部がロック部と接触する部分にお
いてロック部材をロック部との係合状態が外れる方向に
回動させる力が発生することがない。そのため、衝撃に
よりロック部材とロック部との係合が外れてしまうこと
がなく、シャーシに収納していたトレイが不用意にシャ
ーシ外に飛び出してしまうという事態をなくすことがで
きる。これにより、ディスクドライブの信頼性が向上す
る。
【0031】
【0032】さらにまた、ロック部材における支点の両
側部分にかかる力が同等となるようにしているので、ト
レイに衝撃が加わった場合であっても、支点の両側にか
かる力に釣り合いが取られていることにより、ロック部
材に回転モーメントが発生しない。そのため、衝撃を受
けた場合であっても、プランジャー又はロック部材が、
ロック部との係合を解除する方向に移動することがな
い。従って、シャーシに収納していたトレイが不用意に
シャーシ外に飛び出してしまうという事態をなくすこと
ができ、ディスクドライブの信頼性を向上させることが
できる。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば、プ
ランジャー及びソレノイドがトレイ側に設けられている
ので、それらの収納のためにトレイ側のスペースを有効
に利用できると同時に、トレイに外力が加わっても不用
意にロックが解除されることがなくなる。
【0034】また、請求項3に記載の発明によれば、ト
レイがノートタイプのパーソナルコンピュータ用の薄型
ディスクドライブに適用されることにより、コンピュー
タが可搬されることで、衝撃などの外力を受け易いが、
それによって不用意にトレイのロックが解除されること
がなく、上記の効果が顕著に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るトレイロック機構が
備えられたパーソナルコンピュータを示す斜視図であ
る。
【図2】CD−ROMドライブにおけるロック機構部分
を示す平面図である。
【図3】ロック機構部分の詳細図である。
【図4】ロックレバーの爪部を示す平面図である。
【図5】(a)はCD−ROMドライブにおける従来の
ロック機構部分を示す平面図、(b)は同ロック機構の
ロックが解除された状態を示す平面図である。
【図6】従来のロックレバーの爪部を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ 5 CD−ROMドライブ(小型ディスクドライブ) 6 トレイ 8 ロックレバー(ロック部材) 10 ロック機構(トレイロック機構) 11 支点 12 駆動ピン 13 プランジャー 14 ソレノイド 15 ロック部 18a 摺動部 19 バランサー(重り)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置されたディスクをシャーシ内のディ
    スク装着位置と、シャーシから前方に引き出されたディ
    スク交換位置との間で移動自在とされたトレイと、 前記トレイ又はシャーシに回動自在に配設されており、
    前記トレイが前記ディスク装着位置に挿入されたときに
    前記シャーシ又はトレイに設けられたロック部に係合
    し、前記トレイの移動をロックするロック部材と、 前記ロック部材に駆動ピンでもって連結されたプランジ
    ャーを有し、ロック解除時に、前記プランジャーを駆動
    して前記ロック部材を回動させて、前記ロック部材とロ
    ック部との係合を解除するソレノイドとを備えたトレイ
    ロック機構において、 前記ロック部材における前記ロック部との摺動部が、
    摺動部と前記ロック部材の支点を結ぶ直線に対して略直
    交する方向に伸びる稜線を持つ形状に構成され、 前記ロック部材は、前記支点を挟んで前記駆動ピンと反
    対側部分に重りが設けられ、前記支点の両側部分にかか
    る力が同等となるように構成されている ことを特徴とす
    るトレイロック機構。
  2. 【請求項2】 前記ロック部材、プランジャー及びソレ
    ノイドが前記トレイ側に設けられ、前記ロック部がシャ
    ーシ側に設けられていることを特徴とする請求項1記載
    のトレイロック機構。
  3. 【請求項3】 前記トレイはノートタイプのパーソナル
    コンピュータ用の薄型ディスクドライブに適用されるも
    のであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のトレイロック機構。
JP24225398A 1998-08-27 1998-08-27 トレイロック機構 Expired - Fee Related JP3438602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24225398A JP3438602B2 (ja) 1998-08-27 1998-08-27 トレイロック機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24225398A JP3438602B2 (ja) 1998-08-27 1998-08-27 トレイロック機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000076766A JP2000076766A (ja) 2000-03-14
JP3438602B2 true JP3438602B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=17086529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24225398A Expired - Fee Related JP3438602B2 (ja) 1998-08-27 1998-08-27 トレイロック機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3438602B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100828349B1 (ko) * 2001-12-01 2008-05-08 삼성전자주식회사 디스크 드라이브의 트레이 로킹장치
JP2003288748A (ja) 2002-01-24 2003-10-10 Nec Corp ディスク装置のロック機構
KR100621040B1 (ko) 2005-03-16 2006-09-14 주식회사 히타치엘지 데이터 스토리지 코리아 디스크 드라이브의 트레이 이젝트장치
JP2007012227A (ja) 2005-07-04 2007-01-18 Hitachi Ltd 光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000076766A (ja) 2000-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0785560A (ja) カートリッジのイジェクト機構
US6705688B2 (en) Electronic equipment
JP3438602B2 (ja) トレイロック機構
JP3438601B2 (ja) トレイロック機構
JP4298734B2 (ja) 光ディスク装置
JPH0644733A (ja) テープカセット
JPH0528608Y2 (ja)
JP3574013B2 (ja) ドアを具えた収納装置
US6665256B2 (en) Floating chassis fixing device for a disc player
JP2001344863A (ja) ディスク装置のイジェクトロック機構
JP3898550B2 (ja) フローティングロック機構
JP3408674B2 (ja) カセットローディング装置
JPH11353752A (ja) ディスク装置
TWI328417B (en) Disk drive pulling mechanism
JP2759695B2 (ja) カセット式テーププレーヤ
JPH09251766A (ja) 車載用電子機器
JPS63231763A (ja) デイスクカセツトの装着装置
JPH07319058A (ja) 可動遮光扉付フィルムカートリッジを用いるカメラ
JP3093959B2 (ja) ディスク装置
KR100197393B1 (ko) 테이프 레코더의 해제 레버
JP3874659B2 (ja) ディスク装置
JP2589676Y2 (ja) 情報機器の記録媒体ロック・排出装置
JP3118401B2 (ja) カセット装着装置
JP3492468B2 (ja) ローディング装置
JPH03283047A (ja) ディスクドライブ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030513

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees