JP3492468B2 - ローディング装置 - Google Patents

ローディング装置

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JP3492468B2
JP3492468B2 JP16208096A JP16208096A JP3492468B2 JP 3492468 B2 JP3492468 B2 JP 3492468B2 JP 16208096 A JP16208096 A JP 16208096A JP 16208096 A JP16208096 A JP 16208096A JP 3492468 B2 JP3492468 B2 JP 3492468B2
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録再生を
行う記録再生装置に備えられ、保護ケースに収納された
記録媒体、例えばMD(Mini Disk)等のディスク状の記
録媒体を、脱着位置から記録再生位置まで往復搬送する
ローディング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報を記録するための記録媒体と
して、MD、MO等のディスク状の記録媒体が保護ケー
スであるカートリッジに収納されたものが使用されつつ
ある。このようなカートリッジに収納された記録媒体を
情報の記録再生装置に装着するには、例えば装置前面の
脱着位置からカートリッジを挿入するフロントローディ
ング方式により装着するのが一般的である。
【0003】このフロントローディング方式では、脱着
位置から挿入されたカートリッジ内にピックアップの対
物レンズとディスクを回転させるためのターンテーブル
とが入り込むようになるので、挿入されたカートリッジ
を装置内部に水平に移動させた後、垂直に移動させると
いうローディング経路をとることが必要となる。
【0004】また、このようなフロントローディング方
式における駆動機構としては、脱着位置から挿入されカ
ートリッジを記録再生位置まで搬送するとき、モータ等
の電力を利用する電気式の駆動機構と、モータ等の電力
を利用しない機械式の駆動機構とがある。
【0005】上記のフロントローディング方式の駆動機
構のうち、機械式の駆動機構のローディング装置につい
て、図19ないし図23に基づいて以下に説明する。
【0006】上記ローディング装置は、図19ないし図
21に示すように、メインシャーシ101と、メインシ
ャーシ101に対して矢印A・B方向にスライド自在に
設けられ、記録媒体を保持して脱着位置から記録再生位
置まで搬送するホルダーブロック(動作レバー102お
よびホルダー103)とで構成されている。尚、図19
ないし図21は、上記ホルダーブロックは、記録媒体の
脱着位置で待機している状態を示している。
【0007】上記ホルダー103は、開口部103aよ
り挿入された記録媒体を保護ガイドするものであり、そ
の両側壁それぞれに一対のピン103b・103bが矢
印A・B方向に離間して形成されている。
【0008】このピン103bは、図23(a)(b)
に示すように、動作レバー102の両側壁それぞれに一
対の矢印A・B方向に離間して形成された傾斜面を有す
る案内溝102aを介して、メインシャーシ101の両
側壁それぞれに一対の矢印A・B方向に離間して形成さ
れた縦溝のみにて形成された案内溝101aに挿入され
るようになっている。さらに、上記ピン103bは、動
作レバー102の両側壁それぞれに、一対の矢印A・B
方向に離間して外向きに形成された曲げ面102bがメ
インシャーシ101の両側壁それぞれに一対の矢印A・
B方向に離間して形成された横溝のみの案内溝101b
に挿入されている。ここで、縦溝とは矢印E・F方向に
形成される溝を示し、横溝とは矢印A・B方向に形成さ
れる溝を示す。
【0009】したがって、メインシャーシ101の案内
溝101a・101bによる規制によって、動作レバー
102は矢印A・B方向のみの移動が、またホルダー1
03は矢印E・F方向のみの移動が可能となっている。
また、動作レバー102は、図示しない付勢手段によっ
て矢印B方向に付勢された状態となっている。
【0010】解除レバー104は、図20に示すよう
に、ホルダー103の矢印A方向端部側の左後方上面に
支点104aを中心として矢印G・H方向に回動可能に
図示しない付勢手段によって矢印G方向に付勢された状
態で支持されている。そして、解除レバー104は、記
録媒体の脱着位置において、該解除レバー104に形成
された支点104aを中心とする略扇状の孔104bの
矢印H方向の縁とホルダー103に形成された上向きの
曲げ面103cが接することで位置決めされた状態にて
取り付けられている。さらに、解除レバー104の外縁
部には、記録媒体を蹴り出すための蹴り出し部104
c、円弧線104d、その矢印G方向に形成された端縁
104eが形成されている。
【0011】また、上記動作レバー102の矢印A方向
左後方には、曲げ面102cと、その端縁102dとが
設けられており、脱着位置においてはこの曲げ面102
cと解除レバー104の円弧線104dとが接する事
で、動作レバー102は矢印B方向への付勢力に抗して
位置決めされた状態となっている。
【0012】この記録媒体の脱着位置より、記録媒体を
ホルダー103の開口部103aより矢印A方向に挿入
して行くと、該記録媒体は解除レバー104の蹴り出し
部104cと接し、さらに押し込むと、解除レバー10
4をその付勢力に抗して矢印H方向に回動させ、やがて
円弧線104dと曲げ面102cとの係合が解除される
ことにより、動作レバー102は付勢力によって矢印B
方向に移動して行くこととなる。
【0013】この動作レバー102の矢印B方向への移
動によって、ホルダー103のピン103bは、図23
(a)に示される脱着位置より動作レバー102の案内
溝102aの横溝部から傾斜部に移行して行くことで矢
印F方向に移動し、図23(b)に示される記録再生位
置まで移行することとなる。一方、解除レバー104
は、図22に示すように、端縁104eと矢印B方向に
移動した動作レバー102の端縁102dとが接するこ
とで矢印G方向への付勢力に抗し位置決めされることと
なる。
【0014】このようにして、記録再生位置にピン10
3b、即ちホルダー103および記録媒体が達すると、
記録媒体がメインシャーシ101の図示しない高さ決め
に接し、ピン103bの矢印F方向への移動も停止し、
これにより動作レバー102もその付勢に抗して位置決
めされることとなる。
【0015】この矢印F方向への記録媒体の移動中、記
録媒体のディスクはメインシャーシ101に取り付けら
れたディスクを回転駆動させるための図示しないターン
テーブルにチャッキングされ、この記録媒体は、記録再
生位置にてメインシャーシ101に対して位置決めされ
て、メインシャーシ101に取り付けられた図示しない
ピックアップ等の装置によって記録、再生が行われる。
【0016】記録媒体の記録再生位置からの排出時に
は、動作レバー102を矢印A方向に、図示しない移動
手段等によって移動させることによって、上記挿入時と
反対に各部材を移動させる。即ち、ホルダー103のピ
ン103bは、動作レバー102の案内溝102aの傾
斜部を上り矢印E方向に移動することで、ディスクとタ
ーンテーブルのチャッキングが解除される。その後、動
作レバー102の横溝部に達し、解除レバー104の端
縁104eと動作レバー102の端縁102dとの係合
が解除されることで、解除レバー104はその付勢力に
より矢印G方向に回動し、蹴り出し部104cによって
記録媒体を矢印B方向に蹴り出すこととなり、円弧線1
04dと曲げ面102cとの接触により各部材は脱着位
置に位置決めされることとなる。
【0017】尚、ローディング装置の左側面も右側面と
同様の移動状態となっているため、メインシャーシ10
1とホルダー103および記録媒体は、常時平行な位置
関係となっている。
【0018】上記のような機械式の駆動機構を備えたフ
ロントローディングによるローディング装置を使用した
一般的な記録再生装置は、例えば図24に示すように、
外観部材105の前面に長方形窓105aが形成されて
いる。この長方形窓105aは、上記ホルダー103
(図16)の脱着位置での開口部103aに対応する位
置に設けられており、この長方形窓105aより記録媒
体の挿入・排出を行い、排出時レバー105cを押すこ
とで上記動作レバー102を矢印A方向に押して記録媒
体の排出を行うようになっている。
【0019】一般に、機械式のローディング装置では、
記録媒体をホルダー103内にて、解除レバー104の
位置決めが解除される位置、即ち解除レバー104が矢
印H方向に回動し円弧線104dと曲げ面102cとの
接触が解除される位置(中継位置)まで操作者が押し込
む必要がある。このため外観部材105の長方形窓10
5aには、記録媒体の挿入方向側に切り欠き面105b
が設けられている。
【0020】このように、機械式の駆動機構を備えたフ
ロントローディングによるローディング装置を使用した
一般的な記録再生装置では、記録媒体を脱着位置から中
継位置までは操作者自身で長方形窓105aの切り欠き
面105bまで押し込み、その後付勢手段により記録再
生位置まで搬送するようになっている。
【0021】一方、電気式の駆動機構を備えたフロント
ローディングによるローディング装置を使用した記録再
生装置では、記録媒体を脱着位置から中継位置に至る途
中まで操作者自身で押し込み、その後モータ等の引込み
手段によって中継位置まで搬送し、さらに記録再生位置
まで搬送するようになっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
機械式のローディング装置では、記録再生装置内の記録
媒体を保護するカートリッジからディスクを露出させる
機構と、情報を記録再生する光ピックアップ等の機構と
の位置関係から、ローディング装置内での記録媒体の水
平方向移動に操作者が挿入する場合、記録再生装置を構
成する外観部材内まで記録媒体を押し込まなければなら
ない。このため、記録媒体が記録再生位置に挿入させに
くく、また、排出時に記録媒体を取り出しやすい位置ま
で蹴り出すために、解除レバーの付勢力を大きくする必
要がある。
【0023】また、記録媒体の挿入時、動作レバーの曲
げ面と解除レバーによる位置決めが解除されたとき動作
レバーは矢印B方向に確実に移動しなければならないの
で、動作レバーへの付勢力の安全係数を大きく取る必要
がある。
【0024】また、記録媒体は、ターンテーブルに対し
て垂直に移動するようにローディング装置によって搬送
されるので、排出時には、メインシャーシに取り付けら
れたターンテーブルと記録媒体のディスクとのチャッキ
ングを解除するときに、吸着面に対し両部材を垂直に離
そうとするようになっており、非常に大きな解除力が必
要となる。
【0025】また、動作レバーとホルダーの装置上面の
架橋部分は平面図において、重なり合った位置関係とな
っているため、両架橋部の高さとその間のクリアランス
分、装置の高さが高くなるという問題が生じる。
【0026】さらに、記録再生装置本体前面の記録媒体
の脱着用の窓に、記録媒体の脱着時以外、すなわち記録
媒体が入っていない時および装着完了時、防塵対策の目
的で記録再生装置本体を密閉するためのシャッター等の
開閉部材を設ける場合、記録再生装置本体前面と記録再
生装置本体内に位置固定されているローディング装置間
に開閉部材を設けることになる。このため、脱着用の窓
近傍における開閉部材のストローク等によって、記録再
生装置本体前面とローディング装置間の距離を開閉部材
のストローク等の分だけ長くなり、手動により記録媒体
の中継位置までの全水平移動を行うことが不可能とな
る。これにより、上記従来の機械式の駆動機構を備えた
ローディング装置を記録再生装置に適用した場合には、
防塵対策のための開閉部材を脱着用の窓に設けることが
できないという問題が生じる。
【0027】これに対して、電気式の駆動機構を備えた
ローディング装置を記録再生装置に適用した場合では、
脱着位置から挿入された記録媒体をモータ等の引込み手
段によって引き込むようになっているので、記録媒体の
脱着位置から中継位置までの距離を長くすることができ
る。これにより、記録再生装置における防塵対策のため
の開閉部材を脱着用の窓に設けることができる。
【0028】しかしながら、上記の電気式の駆動機構を
備えたローディング装置を適用した記録再生装置では、
記録媒体を引き込むための手段を構成するものとしてモ
ータ、このモータの駆動させるためのスイッチ、モータ
の駆動に連動するソレノイド、及びこれらの部材をそれ
ぞれ繋ぐ配線が必要となり、装置が大型化し、コストア
ップを招来するという問題が生じる。
【0029】本発明は、上記の各問題点を解決するため
になされたもので、その目的は、記録媒体の脱着位置か
らの引込み動作を機械的に行うことで、上述したモータ
等の電気的な引込み手段を使用しなくとも、防塵シャッ
ター等の開閉部材を設けることができ、しかも大幅なコ
ストダウンを図ると共に、装置の小型化および軽量化を
可能とするローディング装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1のローディング
装置は、上記の課題を解決するために、保護ケースに収
納されることによって保護された再生または記録再生可
能な記録媒体を、脱着位置から中継位置までの第1の経
路に沿って移動させると共に、該中継位置から記録再生
位置までの第2の経路に沿って移動させるローディング
装置において、記録媒体を保持して、脱着位置から中継
位置に向かう第1の移動方向に移動可能なホルダーブロ
ックと、上記ホルダーブロックを移動自在に支持する基
台と、上記ホルダーブロックを上記第1の移動方向に付
勢する第1の付勢手段と、上記記録媒体が第1の移動方
向に挿入されるとき、上記第1の付勢手段によるホルダ
ーブロックの移動を禁止する移動禁止手段と、上記記録
媒体が第1の経路から第2の経路の開始位置である中継
位置に到達する手前で上記移動禁止手段による移動禁止
を解除する移動禁止解除手段とを有し、上記移動禁止解
除手段は、上記移動禁止手段による移動禁止を解除した
後、上記記録媒体が上記中継位置に到達する まで上記ホ
ルダーブロックおよび該記録媒体と一体となって上記第
1の移動方向に移動することを特徴としている。
【0031】上記の構成によれば、移動勢禁止手段によ
って第1の付勢手段によるホルダーブロックの第1の移
動方向への移動を禁止していた状態が、記録媒体が第1
の経路から第2の経路の開始位置である中継位置に到達
する手前に達することによって移動禁止解除手段により
解除される。これにより、ホルダーブロックは第1の付
勢手段による付勢により第1の移動方向に移動するよう
になるので、このホルダーブロックに保持されている記
録媒体も第1の移動方向に移動することとなる。
【0032】したがって、記録媒体の脱着位置から中継
位置までの第1の経路を移動する第1の移動の内、移動
禁止解除手段による移動禁止手段の解除の後、中継位置
までの移動は第1の付勢手段によって移動するため、記
録媒体にとって必要な移動量の一部を第1の付勢手段に
よって移動させることが可能となり、記録媒体の挿入を
容易に行うことができる。
【0033】しかも、第1の経路において、記録媒体は
操作者の挿入により途中まで搬送され、第2の経路の開
始位置である中継位置まで付勢手段により移動させるよ
うになっているので、第1の経路を長くすることができ
る。これにより、記録再生装置本体前面とローディング
装置間の距離を長くすることができるので、記録再生装
置本体前面の記録媒体の脱着用の窓に、記録媒体の脱着
時以外、防塵対策の目的で記録再生装置本体を密閉する
ための防塵シャッター等の開閉部材を、記録再生装置本
体前面と記録再生装置本体内に位置固定されているロー
ディング装置間に設けることができる。このように、手
動による移動は第2の移動が開始される位置より第1の
移動方向手前、即ち中継位置の手前まででよいため、記
録媒体が記録再生装置本体より外の操作者側に露出した
状態にて記録媒体の手動による挿入は完了し、その後第
1の付勢手段による付勢により引き込まれるようになる
ので、防塵シャッター等の開閉部材を設けても、記録媒
体の挿入が可能となる。
【0034】請求項2のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項1の構成に加えて、ホルダ
ーブロックは、記録媒体を保持するホルダーと、基台上
に第1の移動方向に移動可能に設けられ、第1の付勢手
段により第1の移動方向に付勢される動作レバーとから
なり、上記動作レバーには、該動作レバーが第1の移動
方向に移動するときに、上記ホルダーを中継位置から記
録再生位置に向かって案内する案内溝が形成されると共
に、上記ホルダーには、上記案内溝に挿入されるガイド
軸が形成されていることを特徴としている。
【0035】上記の構成によれば、請求項1の作用に加
えて、第1の移動方向に移動可能で第1の付勢手段によ
って第1の移動方向に付勢されている動作レバーが、該
動作レバーに形成された案内溝によってホルダーをガイ
ドすることにより、記録媒体の装置への挿入時には、
禁止手段が移動禁止解除手段により解除された後、ホ
ルダーに保持されている記録媒体の第1および第2の移
動が第1の付勢手段による付勢力によってのみ可能とな
る一方、記録媒体の装置からの排出時には、動作レバー
の第1の移動方向と反対方向への移動のみによって、記
録媒体の第2の移動方向の反対方向への移動と第1の移
動方向の反対方向への移動の両方向への移動が可能とな
る。
【0036】これにより、記録媒体の装置内での移動の
ために必要な移動手段を、第1の経路および第2の経路
別々に設ける必要がなくなるので、装置の構成を簡略化
することができると共に、装置を安価に製造することが
できる。
【0037】請求項3のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2の構成に加えて、基台に
は、ホルダーブロックの搬送を案内支持する支持部が両
端に設けられ、この支持部には、ホルダーブロックを第
1および第2の経路に沿って案内するための案内溝とし
ての第1溝部と第2溝部とが連続して形成され、上記ホ
ルダーブロックのホルダーに形成されたガイド軸が、上
記動作レバーの案内溝を介して挿入される案内溝が設け
られていることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、請求項2の作用に加
えて、基台の両端部の支持部に設けられた案内溝は、ホ
ルダーブロックを第1および第2の経路に沿って案内す
るための第1溝部と第2溝部とが連続して形成されてな
ることで、移動禁止手段が移動禁止解除手段により解除
された後、ホルダーのガイド軸が第1の付勢手段による
付勢力を動作レバーの案内溝を介して受けることになる
ので、ホルダーに保持されている記録媒体の第1および
第2の移動が可能となる。
【0039】請求項4のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項3の構成に加えて、基台の
支持部に設けられた案内溝のうち第2の溝の脱着位置側
の片側側壁は、記録再生位置に対して脱着位置側に傾斜
した傾斜面を有していることを特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、請求項3の作用に加
え、基台の支持部に設けられた案内溝のうち第2の溝の
脱着位置側の片側側壁は、記録再生位置に対して脱着位
置側に傾斜した傾斜面を有していることにより、排出時
の記録媒体の第2の経路での移動において記録媒体が基
台に対し左右方向で傾いて移動して行くようになる。こ
れにより、基台に取り付けられたターンテーブルと記録
媒体のディスクのチャッキングの解除方向を、吸着面に
対して垂直方向から傾いた方向に離そうとするため解除
力の低減を図ることができる。
【0041】請求項5のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項3または4の構成に加え
て、ホルダーに設けられたガイド軸が、基台の支持部に
形成された案内溝の第2の溝における記録再生位置側の
側壁に当接することで、ホルダーの記録再生位置の位置
決めが行われるとき、上記ホルダーのガイド軸と、基台
の第2の溝の記録再生位置と反対側の側壁との間の距離
が、基台の左右の支持部で異なることを特徴としてい
る。
【0042】上記の構成によれば、請求項3または4の
作用に加え、ホルダーに設けられたガイド軸が、基台の
支持部に形成された案内溝の第2の溝における記録再生
位置側の側壁に当接することで、ホルダーの記録再生位
置の位置決めが行われるとき、上記ホルダーのガイド軸
と基台の第2の溝の記録再生位置とは反対側の側壁との
間の距離が、基台の左右の支持部で異なることによっ
て、排出時の記録媒体の第2の経路での移動において記
録媒体が基台に対し左右方向で傾いて移動するようにな
る。これにより、基台に取り付けられたターンテーブル
と記録媒体のディスクのチャッキングの解除方向を、吸
着面に対して垂直方向から傾いた方向に離そうとするた
め解除力の低減を図ることができる。
【0043】請求項6のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2ないし5の何れかの構成
に加えて、動作レバーの案内溝は、装置の左右側に一対
づつ装置前後に離間して形成され、且つ上記ホルダーに
設けられたガイド軸が該案内溝に挿入されて案内される
ときの装置前方側の上記案内溝の前方側壁とガイド軸と
の距離と、装置後方側の上記案内溝の前方側壁とガイド
軸との距離とが異なるように形成されていることを特徴
としている。
【0044】上記の構成によれば、請求項2ないし5の
何れかの作用に加えて、動作レバーの案内溝は、装置の
左右側に一対づつ装置前後に離間して形成され、且つ上
記ホルダーに設けられたガイド軸が該案内溝に挿入され
て案内されるときの装置前方側の上記案内溝の前方側壁
とガイド軸との距離と、装置後方側の上記案内溝の前方
側壁とガイド軸との距離とが異なるように形成されてい
ることで、記録再生位置において記録媒体を高さ決めす
るための押さえ力を第1の付勢手段の付勢力により動作
レバーの案内溝、ホルダーのガイド軸という経路により
加えるとき、前後のガイド軸によって受ける力が異な
り、記録媒体の押さえ力も記録媒体の前後によって異な
ることとなる。したがって、記録媒体の前後どちらか
に、上記押さえ力と反対の力をスイッチ等によって加え
なければならないとき、前後での押さえ力を調整するこ
とによって記録媒体全体に均一に押さえるための負荷を
加えることが可能となり、押さえ力が均一でないことか
ら記録媒体が傾き、これによって、記録または再生が行
えないということを回避することができる。
【0045】請求項7のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項6の構成に加えて、さら
に、上記動作レバーの案内溝は、装置前方側の案内溝の
後方側壁とこの案内溝に挿入されたガイド軸との距離
と、装置後方側の案内溝の後方側壁とこの案内溝に挿入
されたガイド軸との距離とが異なるように形成されてい
ることを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、請求項6の作用に加
えて、さらに、上記動作レバーの案内溝は、装置前方側
の案内溝の後方側壁とこの案内溝に挿入されたガイド軸
との距離と、装置後方側の案内溝の後方側壁とこの案内
溝に挿入されたガイド軸との距離とが異なるように形成
されていることにより、排出時の記録媒体の第2の経路
での移動において記録媒体が基台に対して前後方向で傾
いて移動して行くことになり、基台に取り付けられたタ
ーンテーブルと記録媒体のディスクのチャッキングの解
除方向を、吸着面に対して垂直方向から傾いた方向に離
そうとするようになるため、さらに、解除力の低減を図
ることができる。
【0047】請求項8のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2ないし7の何れかの構成
に加えて、動作レバーの左右両端部に設けられた案内溝
を連結する架橋部と、ホルダーの左右両端部に設けられ
たガイド軸を連結する架橋部とが、記録媒体の脱着位置
にて、同一平面を形成するように、装置上面に形成され
ていることを特徴としている。
【0048】上記の構成によれば、請求項2ないし7の
何れかの作用に加え、動作レバーの左右両端部に設けら
れた案内溝を連結する架橋部と、ホルダーの左右両端部
に設けられたガイド軸を連結する架橋部とが、記録媒体
の脱着位置にて、同一平面を形成するように、装置上面
に形成されていることにより、装置を平面方向に見たと
き画架橋部が重なり合わない位置となっている。したが
って、両架橋部が平面方向に見たとき重なり合う場合に
は、それらの高さは両架橋部の高さと両架橋部の間のク
リアランスが必要であるのに対して、上記のように両架
橋部が同一平面を形成している場合には、架橋部の一方
の高さとクリアランス分、装置の高さを小さく(薄く)
することが可能となる。
【0049】請求項9のローディング装置は、上記の課
題を解決するために、請求項2ないし8の何れかの構成
に加えて、記録媒体は、移動禁止解除手段による移動
止解除位置から第1の経路の到達位置である中継位置ま
で、ホルダーおよび動作レバーと一体的に移動すること
を特徴としている。
【0050】上記の構成によれば、請求項2ないし8の
何れかの作用に加えて、記録媒体は、移動禁止解除手段
による移動禁止解除位置から第1の経路の到達位置であ
る中継位置までのホルダーおよび動作レバーと一体的な
移動、即ち記録媒体が第1の経路の移動途中で、動作レ
バーおよび記録媒体、ホルダーが一体となった第1の移
動方向への移動を、第1の付勢手段の付勢力により開始
するとき、第1の付勢手段の付勢力が各部材問の静止摩
擦力より小であって移動が開始されない場合であって
も、記録媒体を移動禁止の解除位置からさらに若干押し
込むことによって、動作レバーとホルダーとが一体とな
って中継位置方向への移動を開始し各部材間の摩擦が静
止摩擦力より小である動摩擦力となり第1の付勢手段に
よる付勢力にて移動可能となる。これにより、第1の付
勢手段の安全係数を小さく設定することが可能なため、
該第1の付勢手段における付勢力を小さくすることが可
能となる。
【0051】請求項10のローディング装置は、上記の
課題を解決するために、請求項1ないし9の何れかの構
成に加えて、記録媒体の排出時に、該記録媒体を第1の
移動方向とは反対側に蹴り出して移動させる蹴り出し手
段と、上記蹴り出し手段による記録媒体の蹴り出しを禁
止する蹴り出し禁止手段と、記録媒体の排出時に、記録
媒体が上記移動禁止手段による前記第1の付勢手段によ
る移動が禁止される位置に到達したとき、前記蹴り出し
禁止手段による記録媒体の蹴り出し禁止を解除する蹴り
出し禁止解除手段とを有することを特徴としている。
【0052】上記の構成によれば、請求項1ないし9の
何れかの作用に加えて、記録媒体を第1の移動方向と反
対の方向に排出する時、移動禁止手段による第1の付勢
手段による移動が禁止された直後に、蹴り出し禁止解除
手段により蹴り出し禁止手段を解除することで、蹴り出
し手段により記録媒体を第1の移動方向と反対の方向に
移動させ、記録媒体を脱着位置へ移動させることとな
る。したがって、記録媒体の排出時、記録媒体を取り出
すために必要な第1の経路での移動の一部のみを蹴り出
し手段によって移動させることとなり、蹴り出し手段に
よる蹴り出しのための力を小さくすることが可能とな
る。
【0053】請求項11のローディング装置は、上記の
課題を解決するために、請求項10の構成に加えて、蹴
り出し手段は、記録媒体を蹴り出す蹴り出し方向に回動
可能な解除レバーと、前記解除レバーによる記録媒体の
蹴り出しが可能な方向に該解除レバーを付勢する第2の
付勢手段とからなると共に、上記解除レバーは、上記ホ
ルダー上に配置されていることを特徴としている。
【0054】上記の構成によれば、請求項10の作用に
加えて、ホルダー上に解除レバーを配置することによ
り、蹴り出し手段、移動禁止手段、移動禁止解除手段、
蹴り出し禁止手段、および蹴り出し禁止解除手段を兼ね
ても、記録媒体が第2の移動が開始される位置より第1
の移動方向手前の同一位置において、蹴り出しの開始、
移動禁止手段の解除、蹴り出し禁止手段の解除が可能と
なる。これにより、装置の構成を簡素なものとするする
ことができるので、装置の小型化を図ることができると
共に、装置の製造に係る費用を低減することができる。
【0055】請求項12のローディング装置は、上記の
課題を解決するために、請求項11の構成に加えて、解
除レバーは、円弧縁と、該解除レバーの回動中心に対し
略半径方向に略直線に伸び前記円弧縁に連続した略直
線縁とを備え、移動禁止手段は、前記円弧縁と前記基台
に設けられた係合面とが係合することで移動禁止を行
い、上記移動禁止解除手段は、前記円弧縁と前記係合面
との係合が解除レバーの記録媒体の前記第1の移動に対
応する回動により移動禁止を解除し、上記蹴り出し禁止
手段は、前記解除レバーの略直線縁と前記基台の係合面
の側縁の係合により蹴り出しを禁止し、上記解除レバー
の円弧縁と略直線縁との間には、各縁に連続した傾斜縁
が形成されていることを特徴としている。
【0056】上記の構成によれば、請求項11の作用に
加えて、解除レバーの円弧縁と基台に設けられた係合面
から成る係合により動作レバーに対する第1の付勢手段
による移動が禁止されていた状態が、解除レバーの記録
媒体の第1の移動に対応する第2の付勢手段による付勢
に抗した回動により、円弧縁と係合面との係合が解除さ
れることになる。そして、動作レバーは、第1の付勢手
段により第1の移動方向に移動して行くこととなり、こ
の移動によりホルダーおよびホルダー上に設けられた解
除レバーも第1の移動方向へ移動する。そして、第2の
付勢手段による付勢は略直線縁と係合面の側縁の係合に
より禁止された状態となる。この解除レバーの円弧縁と
略直線縁間に連続した傾斜縁を備えることで、円弧縁と
係合面の係合の解除が傾斜縁を設けた分、動作レバーの
回動量を少なくすることが可能となるので、解除レバー
の回動を行う記録媒体の押し込み量を少なくさせること
が可能となる。つまり、記録媒体が第1の移動方向に挿
入されるとき、前記第2の移動が開始される位置より第
1の移動方向手前で移動禁止手段を移動禁止解除手段に
より解除するための位置をさらに第1の移動方向手前
(脱着位置側)に移動させることが可能となる。
【0057】請求項13のローディング装置は、上記の
課題を解決するために、請求項11または12の構成に
加えて、ホルダー上に配置された解除レバーの装置高さ
方向の位置規制を行う位置規制手段を備えることを特徴
としている。
【0058】上記の構成によれば、請求項11または1
2の作用に加えて、位置規制手段によりホルダー上に配
置された解除レバーの装置高さ方向での位置規制を行う
ことが可能となるので、部品精度、組み立て精度のばら
つきによりホルダーおよび解除レバーが、がたつきを有
するような状態であっても、解除レバーが基台の係合面
の装置上方に逃げて解除レバーの円弧縁と係合面との係
合、即ち移動禁止手段による第1の付勢手段による移動
の禁止が行われないという危険を回避することができ
る。
【0059】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 本発明の実施の一形態について図1ないし図14に基づ
いて説明すれば、以下の通りである。尚、各図におい
て、矢印Aはローディング装置本体の後方向、矢印Bは
ローディング装置本体の前方向、矢印C・Dはローディ
ング装置本体正面から見て右、左の各方向、矢印E・F
はローディング装置本体の上、下の各方向、矢印G・H
は装置本体上方から見て時計、反時計回りの各方向を示
す。また、本実施の形態では、矢印A方向が記録媒体の
第1の移動方向、矢印F方向が記録媒体の第2の移動方
向とする。
【0060】本実施の形態に係るローディング装置で
は、記録媒体として、例えば、図14(a)(b)
(c)に示すように、ピックアップの対物レンズ用の窓
17aを片面に有すカートリッジ(保護ケース)17内
に収納されたディスク(記録媒体)18を使用する。上
記カートリッジ17の窓17aは、矢印X・Y方向に摺
動可能なシャッター19で覆われており、ディスク記録
装置外ではシャッター19が閉じた状態でロックレバー
20によりロックされて、窓17aが露出することが無
いように位置保持されている。このシャッター19は、
上記カートリッジ17をローディング装置に挿入するこ
とで、該ローディング装置内でロックが解除され矢印Y
方向に摺動して、上記窓17aを開放しディスク18を
露出することで記録、再生が行われるようになってい
る。また、カートリッジ17にはカートリッジ17の位
置決め用の孔17b・17cが設けられている。
【0061】本実施の形態に係るローディング装置は、
図7に示すように、メインシャーシ(基台)1と、ホル
ダーブロックを構成する動作レバー2及びホルダー3と
で構成されている。
【0062】上記メインシャーシ1は、底面に、後述す
るターンテーブル7a及びこれを回転駆動するスピンド
ルモータ7の取り付け並びに後述するピックアップ8の
移動範囲を考慮した大きさの開口部1dが形成され、矢
印C方向側壁(以下、右壁と称する)に、逆略L字形の
案内溝1aと水平方向の案内溝1cとがそれぞれ一対形
成され、矢印D方向側壁(以下、左壁と称する)に、逆
略L字形の案内溝1bと水平方向の案内溝1cとがそれ
ぞれ一対形成されている。
【0063】上記各案内溝1a・1cおよび1b・1c
は、共に、矢印A・B方向に離間して形成されており、
前記案内溝1cは左右側壁の逆略L字形の案内溝1a・
1bの上方にやや離間して位置して形成されている。
【0064】上記各案内溝1a・1bについて、さらに
詳細に述べれば、右側壁の逆略L字形の案内溝1aは、
図10(b)(d)に示すように、矢印A・B方向に延
設される第1の溝と矢印E・F方向に延設される第2の
溝とからなり、横溝部分下端面1a1 、縦溝部分前端面
1a2 、縦溝部分後端面1a3 および後端斜面1a4
ら形成される一方、左側壁の逆略L字形の案内溝1b
は、図10(a)(c)に示すように、矢印A・B方向
に延設される第1の溝と矢印E・F方向に延設される第
2の溝とからなり、横溝部分下端面1b1 、縦溝部分前
端斜面(縦溝の片側側壁斜面)1b2 、縦溝部分後端面
1b3 および後端斜面1b4 から形成されている。
【0065】さらに、メインシャーシ1の右側壁には、
図7に示すように、外向きの曲げ面1eおよびビス穴1
hが、矢印A方向側の側壁(以下、後壁と称する)には
上方に突出した位置に係合面(移動禁止手段)1fとこ
の係合面1fの左端縁(蹴り出し禁止手段、係合面の側
縁)1gが、また、底面には上方向へ絞り加工部1i・
1jと段付きピン1k・1mが形成されている。
【0066】また、前記動作レバー2は、メインシャー
シ1の両側壁の内面側に沿う支持部である側壁部分と、
該両側壁部分の後端上縁間に位置する架橋部とからな
り、前記両側壁部には外向きの曲げ面2bが前後に離間
して形成されている。即ち、この動作レバー2は、曲げ
面2bを案内溝1cに挿入することにより、メインシャ
ーシ1に対して矢印A・B方向に移動自在に組付けられ
る。
【0067】そして、曲げ面2bは動作レバー2をメイ
ンシャーシ1に組みつけ後、メインシャーシ1のビス穴
1hに組んだ図示しないビスのビス先が動作レバー2の
右側壁に設けられた孔2cに入り込み孔2cの端面と接
することで該動作レバー2を案内溝1c外に抜けないよ
うに支持されている。したがって、動作レバー2は、矢
印E・F方向の移動が当該案内溝1cの上下縁により阻
止されるので、矢印A・B方向のみ移動可能となってい
る。
【0068】上記動作レバー2は、図8(a)(b)
(c)に示すように、矢印C・D方向端部側の両側壁に
は傾斜状の案内溝2a・2aがそれぞれ一対矢印A・B
方向に離間して形成され、上記両側壁は架橋部部分で接
続されている。なお、動作レバー2の右側壁に形成する
案内溝2aは、ホルダー3の組付けを考慮して側壁下縁
を開放した形状にしている。
【0069】さらに、動作レバー2は、図1に示すよう
に、右側壁には前方に曲げ面2d、2eが設けられてお
り、この曲げ面2eと上記メインシャーシ1の曲げ面1
eとの間にローディングバネ(第1の付勢手段)4が取
り付けられることで、動作レバー2は矢印B方向(第1
の移動方向)に付勢された状態となっている。
【0070】さらに、前記ホルダー3は、図7に示すよ
うに、両側部を下向きに断面略コの字形状に折曲するこ
とで、その前面に記録媒体挿入のための開口部3aが形
成されている。ホルダー3の右側面には、矢印A・B方
向に離間して2本のガイド軸3bが突設され、該ガイド
軸3bを動作レバー2の案内溝2aを介してメインシャ
ーシ1の案内溝1aに挿入する一方、左側面にも2本の
ガイド軸3bが突設され、該ガイド軸3bを動作レバー
2の案内溝2aを介してメインシャーシ1の案内溝1b
に挿入するようになっている。
【0071】これにより、ホルダー3は、ガイド軸3b
と動作レバー2の案内溝2a、メインシャーシ1の逆略
L字形の案内溝1a・1bとの係合にて位置規制される
こととなり、このガイド軸3bと動作レバー2の案内溝
2aとの係合によりローディングバネ4の付勢を案内溝
2aを介して受け、図1、図3ないし図6に示す記録媒
体の脱着位置においては矢印A方向に付勢された状態と
なっている。さらに、ホルダー3の上面には、外向きに
曲げ面3c・3dが形成されている。
【0072】ホルダー3には、左後部側に解除レバー
(蹴り出し手段、移動禁止解除手段、蹴り出し禁止解除
手段)5が設けられている。この解除レバー5は、ホル
ダー3の左後部上面に支点軸5aによって矢印G・H方
向に回動自在に取り付けられている。この解除レバー5
の回動範囲は、該解除レバー5に形成された円弧状の案
内溝5bにホルダー3の上面の曲げ面3dが嵌挿するこ
とによって規制される。そして、解除レバー5は、該解
除レバー5に形成された外向きの曲げ面5cとホルダー
3の曲げ面3c間に取り付けられた解除バネ(蹴り出し
手段、第2の付勢手段)6により常時矢印G方向に付勢
されている。
【0073】上記解除レバー5には、記録媒体を蹴り出
すための蹴り出し部5d、後方に突出する略円弧状のア
ーム部5eが形成されており、このアーム部5eの先端
に円弧線(移動禁止手段)5fが形成されると共に、解
除レバー5の側端に径方向に直線的に延びる略直線縁
(蹴り出し禁止手段)5g、該円弧線5fの一端と該略
直線縁5gの一端とを連続した傾斜縁5hが形成されて
いる。
【0074】即ち、前記解除レバー5は、解除バネ6に
より最も矢印G方向に回動した状態にあるとき、円弧線
5fとメインシャーシ1の係合面1fとの係合により、
ローディングバネ4の付勢を案内溝2aを介して受ける
ことで矢印A方向に付勢されたホルダー3の矢印A方向
の位置決めを行うようになっている。そして、このホル
ダー3の矢印A方向位置決めにより、解除レバー5の矢
印A方向位置決めもなされることとなる。
【0075】一方、解除レバー5が矢印H方向に解除バ
ネ6の付勢力に抗して回動し、円弧線5fとメインシャ
ーシ1の係合面1fとの係合が解除された状態になった
とき、解除レバー5、ホルダー3および動作レバー2が
一体的にローディングバネ4よる付勢力により矢印A方
向に移動するようになっている。つまり、解除レバー5
の矢印G方向への回動は、略直線縁5g、傾斜縁5hと
係合面1fの端縁1gとの係合により阻止された状態に
あることとなる。
【0076】次に、ディスク駆動部、ピックアップ及び
その駆動手段等の構成について、図5ないし図7に基づ
いて以下に説明する。
【0077】前記ディスク駆動部は、ディスクをチャッ
キングするためのターンテーブル7aと、このターンテ
ーブル7aと一体的に形成されたスピンドルモーター7
とからなる。このスピンドルモーター7は、メインシャ
ーシ1の略中央部にその裏面より取り付けられ、ターン
テーブル7aを開口部1dよりメインシャーシ1の上面
上に配置される。
【0078】また、ピックアップ8は、上面の中央部に
対物レンズ8aを有し、図示しない光源である半導体レ
ーザー、該半導体レーザーのレーザー光を上記対物レン
ズ8aに導く光学系、受光素子、上記対物レンズ8aか
らの戻り光(ディスクによる反射光)を受光素子に導く
光学系、及びフォーカシング・トラッキング制御部品等
が内装されたものであり、メインシャーシ1上に設けた
2本のガイドシャフト9・10によりディスクの記録面
に平行にかつ径方向に摺動自在に支持されている。
【0079】前記ガイドシャフト9は、ガイド押さえ1
1と軸受け12とにより、またガイドシャフト10は、
ガイド受け13によりそれぞれメインシャーシ1の裏面
に取り付けられ、両ガイドシャフト9・10は互いに平
行かつ矢印C・D方向に平行に配置される。
【0080】上記ピックアップ8を駆動するためのピッ
クアップ駆動手段は、該ピックアップ8の後端側に取り
付けられた駆動グリップ14と、メインシャーシ1の裏
面においてガイドシャフト9・10とが平行になるよう
に軸受け12によって配置され、前記駆動グリップ14
がネジ部15bに噛合圧着する駆動ネジ15と、駆動ネ
ジ15のギヤ部15aと、フィードブロック16とによ
り構成されている。
【0081】上記ピックアップ駆動手段は、フィードモ
ーター16aの駆動力がフィードブロック16の出力ギ
ヤ16bを介して駆動ネジ27に伝達され、この駆動ネ
ジ27の回転によりピックアップ8が矢印C・D方向に
摺動するものであり、その摺動方向はフィードモーター
16aの回転方向によって決定される。
【0082】前記軸受け12は、メインシャーシ1の開
口部1dの後方側に取り付けられており、前記のガイド
シャフト9と駆動ネジ15は開口部1d側に配置されて
いる。
【0083】上記構成のローディング装置におけるロー
ディング動作について以下に説明する。
【0084】先ず、ローディング装置が脱着位置にある
ときの動作レバー2・ホルダー3等の各部材の状態を説
明する。この脱着位置のローディング装置では、図1に
示すように、ホルダー3に設けられた解除レバー5が、
解除バネ6の付勢力によって最も矢印G方向に回動した
状態にされている。このとき、ホルダー3は、解除レバ
ー5の円弧線5fとメインシャーシ1の係合面1fとの
係合により、ローディングバネ4の付勢力を動作レバー
2の案内溝2aを介して受け、矢印A方向における位置
決めがなされる。このホルダー3の矢印A方向位置決め
によって、解除レバー5の矢印A方向における位置決め
がなされた状態にある。
【0085】この脱着位置では、動作レバー2がローデ
ィングバネ4によって矢印A方向へ付勢されているの
で、この付勢力が傾斜状の案内溝2aを介してホルダー
3のガイド軸3bへ傾斜面の法線方向に加わり、ホルダ
ー3のガイド軸3b、動作レバー2の傾斜状の案内溝2
aおよびメインシャーシ1の左右側壁の逆略L字形の案
内溝1a・1bが、図10(a)(b)に示すような位
置関係となっている。
【0086】つまり、上記ガイド軸3bに加わる傾斜面
の法線方向への付勢力の分力である矢印Aおよび矢印F
方向への力に対して、解除レバー5の円弧線5fとメイ
ンシャーシ1の係合面1fとの係合によりホルダー3の
矢印A方向位置決めがなされることと、ガイド軸3bが
メインシャーシ1の左右側壁の逆略L字形の案内溝1b
・1aの横溝部分下端面1b1 ・1a1 と係合すること
により矢印F方向位置決めがなされることで、ホルダー
3および動作レバー2の位置決めがなされた状態となっ
ている。
【0087】今、このような脱着位置関係にあるローデ
ィング装置に、操作者が記録媒体(図示しない)をホル
ダー3の開口部3aより矢印A方向に挿入すると、記録
媒体の後端面が解除レバー5の蹴り出し部5dに当接
し、さらに記録媒体を矢印A方向に押し込むと、解除レ
バー5が解除バネ6の付勢力に抗して矢印H方向へ回動
され、円弧線5fとメインシャーシ1の係合面1fとの
係合が解除された状態となる。この状態を本実施の形態
における押し込み完了位置(中継位置に到達する手前の
位置)という。尚、この記録媒体の押し込み途中におい
て、記録媒体のシャッターは図示しない開閉機構によっ
てロックが解除され解放され、記録媒体はシャッター開
放状態にてホルダー3に保持されることとなる。
【0088】上記の円弧線5fとメインシャーシ1の係
合面1fとの係合の解除により、矢印A方向分力への規
制が解除され、動作レバー2はローディングバネ4の付
勢力により矢印A方向へ移動することとなる。このと
き、動作レバー2の傾斜状の案内溝2aの矢印A方向へ
の移動に伴って、ホルダー3のガイド軸3bも矢印A方
向へ移動する。これにより、ホルダー3、ホルダー3に
支点をもつ解除レバー5、さらに記録媒体も動作レバー
2と一体となって矢印A方向に移動することとなる。
【0089】解除レバー5は、矢印A方向に移動するこ
とにより、傾斜縁5hと係合面1fの端縁1gとの係合
の後、略直線縁5gと端縁1gとの係合がなされ矢印G
方向への回動が阻止された状態になる。
【0090】この解除レバー5の矢印A方向への移動で
は、図9(a)に示すように、ガイド軸3bが左右側壁
の逆略L字形の案内溝1a・1bの後端斜面1a4 ・1
4に当接することで、ガイド軸3b、即ちホルダー
3、解除レバー5および記録媒体は矢印A方向に移動で
きなくなる。このため、ガイド軸3bは、後端斜面1a
4 ・1b4 に沿った方向、即ち矢印Aおよび矢印F方向
に分力を有する方向に移動するようになる。そして、図
9(b)に示すように、ガイド軸3bがメインシャーシ
1の左右側壁の逆略L字形の案内溝1a・1bの縦溝部
分後端面1a3 ・1b3 に当接した状態となる。このよ
うに、ガイド軸3bが、図9(a)(b)に示すよう
に、矢印Aおよび矢印Fの両方向へ移動する区間を本発
明の記録媒体挿入時の中継位置とする。尚、このときの
中継位置での左側壁の状態は右側壁と同様であるのでそ
の説明は省略する。
【0091】この後、ガイド軸3b、即ちホルダー3、
解除レバー5および記録媒体は、矢印A方向については
縦溝部分後端面1a3 ・1b3 との当接により移動でき
ないため、動作レバー2の傾斜状の案内溝2aから受け
る矢印F方向分力により矢印F方向にのみ移動すること
となり、図11(c)(d)に示すように、記録再生位
置に達し停止する。
【0092】この記録再生位置における記録媒体は、メ
インシャーシ1の底面の上方向への段付きピン1k、1
mが保護ケース(カートリッジ17)の位置決め用の孔
17b・17cに入り込み平面方向の位置決めされると
共に、記録媒体の底面がメインシャーシ1の底面の上方
向への絞り加工部1i・1jおよび段付きピン1k・1
mの絞り加工部1i・1jと同一高さ面に当接し高さ方
向の位置決めされ、この記録媒体の上面にホルダー3の
図示しない上面裏側の接触面が当接することでホルダー
3の高さ方向、即ち矢印F方向の位置決めされる。
【0093】また、ホルダー3は、上記のガイド軸3b
と縦溝部分後端面1a3 ・1b3 との当接により矢印A
方向の位置決めもなされているため移動不可となり、こ
のホルダー3の位置決めによりガイド軸3bも移動不可
となる。このため、ガイド軸3bに係合する動作レバー
2の傾斜状の案内溝2aの矢印A方向への移動が規制さ
れるため、動作レバー2の位置決めもローディングバネ
4の付勢力に抗してなされることとなる。したがって、
記録媒体はローディングバネ4の付勢によって、メイン
シャーシ1とホルダー3に挟み込まれた状態にて高さ決
めされることとなる。
【0094】また、この中継位置から記録再生位置に達
するまでの間において、記録媒体のディスク18はター
ンテーブル7aにチャッキングされることで、スピンド
ルモーター7による回転が可能となることと、ピックア
ップ8の対物レンズ8aがカートリッジ内に入り込むこ
とで情報の記録または再生が可能な状態となる。
【0095】次に、記録媒体の排出時のローディング装
置のローディング動作について説明する。
【0096】先ず、記録媒体の排出時では、図2に示す
ように、動作レバー2の右側壁の曲げ面2dを矢印B方
向へ移動させること、即ち動作レバー2を矢印B方向へ
移動させることによって行われ、ほぼ挿入時の逆向きの
動作となる。このときの動作レバー2の矢印B方向への
移動は、操作者が図示しない排出手段を操作することに
よって行われる。
【0097】このように、上記の排出手段により、ロー
ディングバネ4の矢印A方向への付勢力に抗して動作レ
バー2を記録再生位置から矢印B方向に移動させると、
ホルダー3のガイド軸3bには、動作レバー2の傾斜状
の案内溝2aを介して、傾斜面の挿入時の反対の法線方
向、すなわち矢印Bおよび矢印E方向へ分力をもった方
向への力が加わる。このことにより、ガイド軸3bは、
縦溝部分後端面1a3・1b3 との当接状態から、縦溝
部分前端面1a2 、縦溝部分前端斜面1b2 との当接状
態へとなるが、この状態では力のかかり方が変化しただ
けでガイド軸3bの位置は変化しない。
【0098】この後、さらに動作レバー2を矢印B方向
へ移動させるとガイド軸3bは、ローディング装置の右
側面では縦溝部分前端面1a2 に、左側面では縦溝部分
前端斜面1b2 に当接した状態で動作レバー2の傾斜状
の案内溝2aを登っていくこととなる。このとき、図1
0および図11に示すように、右側面においては縦溝部
分前端面1a2 が垂直であるためガイド軸3bは矢印E
方向へのみの移動となるが、左側面においては横溝部分
前端斜面1b2 が傾斜面となっているため斜面に沿って
矢印Eおよび矢印A方向の両方向に移動することとな
る。
【0099】つまり、ローディング装置の右側面におい
てガイド軸3bが縦溝部分前端面1a2 の端部に達した
時には、図11(a)(b)に示すように、左側面にお
いてはガイド軸3bが傾斜面である縦溝部分前端斜面1
2 に沿って移動するため、右側面のガイド軸3bより
矢印A方向に移動する分、矢印A方向に左右同一量の移
動をする動作レバー2の傾斜状の案内溝2aを登って行
く量、すなわち矢印E方向への移動量が少なくなる。
【0100】したがって、動作レバー2の同一移動量に
おいて、ホルダー3と記録媒体の矢印E方向へ移動量
は、ローディング装置の右側面に比べ左側面のほうが小
さくなり、ホルダー3と記録媒体はメインシャーシ1に
対して右上がりの状態で移動して行くこととなる。尚、
排出時におけるホルダー3の右上がりの状態は、ホルダ
ー3を弾性変形させるのではなく、各部材の組み付けの
クリアランス等を利用することにより可能としている。
【0101】記録媒体が記録再生位置から排出される
時、即ち、記録再生位置から図11(a)(b)に示さ
れる状態まで移動する時、ターンテーブル7aによる記
録媒体のディスクのチャッキングが解除される。このチ
ャッキングは磁石による吸着力によって行っている。一
般に、磁石に鉄板等を吸着させた状態のものを取り外す
とき、吸着面に対して垂直方向に外すよりは、どちらか
一方を吸着面に対して傾けた方が取り外し易い。この原
理と同様に、上記のホルダー3と記録媒体をメインシャ
ーシ1に対して右上がりの状態で移動させるように力を
加えることによって、メインシャーシ1に水平に取り付
けられているターンテーブル7aに対して記録媒体のデ
ィスクも右上がり、即ち傾いて移動するため、チャッキ
ング解除のための力が小さくて済むこととなる。
【0102】さらに、動作レバー2が矢印B方向へ移動
することで、ローディング装置の両側面のガイド軸3b
・3b共に矢印Bおよび矢印E方向の両方向へ移動し、
図10(c)(d)に示すように、ローディング装置の
左側面においてガイド軸3bが逆略L字形の案内溝1b
の縦溝部分下端面1b1 と当接して、ガイド軸3b、即
ちホルダー3と記録媒体がもっとも上方に達した位置と
なる。このため、ガイド軸3bは、矢印E方向への移動
が不可となるため、矢印B方向のみへの移動となり、図
10(a)(b)に示されるような脱着位置に達したと
き、解除レバー5は、略直線縁5gとメインシャーシ1
の係合面1fの端縁1gとの係合により矢印G方向への
回動が阻止された状態であったのが解除され、解除バネ
6の付勢力によって矢印G方向へ回動する。
【0103】この解除レバー5の回動によって記録媒体
は、該解除レバー5の蹴り出し部5dによって矢印B方
向へ移動させられることとなる。一方、解除レバー5の
円弧線5fとメインシャーシ1の係合面1fとの係合が
なされることとなり、ガイド軸3b、即ちホルダー3、
解除レバー5および動作レバー2の矢印B方向へのロー
ディングバネ4の付勢力による移動が阻止され、脱着位
置に達することとなる。
【0104】尚、上記図11(a)(b)から図10
(c)(d)の間を排出時の中継位置とする。また、上
記挿入時の中継位置の経路は、ガイド軸3bと動作レバ
ー2やメインシャーシ1の各案内溝との摩擦力やローデ
ィング装置の姿勢(重力の方向)によって変化して一定
ではないので、排出時の中継位置の経路とは異なる場合
が多い。
【0105】ここで、上記の動作レバー2の傾斜状の案
内溝2aとホルダー3のガイド軸3bとの位置関係につ
いて図12を参照しながら以下に説明する。
【0106】図12においては、ローディング装置の右
側面における動作レバー2の傾斜状の案内溝2aとホル
ダー3のガイド軸3bの詳細な位置関係を示しており、
図中S1、T1はそれぞれ矢印B方向(装置前方)と矢
印A方向(装置後方)の動作レバー2の傾斜状の案内溝
2aの幅を示し、S2、T2はそれぞれ矢印B方向と矢
印A方向の動作レバー2の傾斜状の案内溝2aの矢印B
方向の側壁とホルダー3のガイド軸3bのセンター間の
距離を示し、S3、T3はそれぞれ矢印B方向と矢印A
方向の動作レバー2の傾斜状の案内溝2aの矢印A方向
の側壁とホルダー3のガイド軸3bのセンター間の距離
を示している。
【0107】上述の説明においては、動作レバー2の案
内溝2aとホルダー3のガイド軸3bとの位置関係は、
矢印B方向と矢印A方向共に同一であるとして説明して
いるが、実際においては、 S1=T1 S2<T2 という関係であり(ガイド軸3bの径は同一)、若干S
2がT2より短いようになっている。この状態は、ロー
ディング装置の左側面においても同様になっている。
【0108】このように、動作レバー2の案内溝2aと
ホルダー3のガイド軸3bとの位置関係が、矢印B方向
と矢印A方向とで異なるようにすることで、メインシャ
ーシ1とホルダー3に挟み込まれた状態にて高さ決めさ
れる記録媒体に加わる力、即ちホルダー3のガイド軸3
bが動作レバー2の傾斜状の案内溝2aを介して受ける
ローディングバネ4の付勢力は、S2がT2より若干短
い分、装置前方の方が装置後方より大きな付勢力を受け
ることとなる。
【0109】したがって、記録媒体は装置前方の方が装
置後方より大きな力にて挟み込まれた状態となる。これ
により、記録媒体が装置前方に配置された図示しない記
録媒体検出または判別用のスイッチをスイッチングする
ために、該記録媒体に矢印E方向への負荷が加わる時、
記録媒体を押さえる力、即ち矢印F方向への力が装置後
方よりも装置前方の方が大とすることで記録媒体の四隅
に均一な付勢力が加わり、記録媒体の位置決めが安定し
たものとなる。尚、S2とT2の差は上記の説明のよう
に記録媒体の四隅に均一な付勢が加わるように決められ
ている。
【0110】また、S1=T1およびS2<T2からS
3>T3となる。このS3>T3の関係より、記録媒体
の排出時、装置後方のガイド軸3bの方が装置前方のガ
イド軸3bより先に傾斜状の案内溝2aに接触すること
になり、ホルダー3の後方が前方より先に上方に移動す
るようになる。したがって、記録媒体は後ろ上がりの状
態にて上方に移動することとなる。
【0111】上記構成の機械式のフロントローディング
によるローディング装置を記録再生装置に適用した場
合、記録媒体の搬送経路のうち水平移動の一部がローデ
ィング装置のローディングバネ4によって行われるの
で、ローディング装置の記録媒体の脱着位置から水平移
動完了位置までの経路を長くすることができる。これに
より、例えば記録再生装置の記録媒体の挿入口に防塵シ
ャッターを設けても、この防塵シャッターの開閉による
ストローク分を搬送経路において十分に確保することが
できる。
【0112】このような記録再生装置として、例えば図
13に示すように、装置の外観部材30の前面の長方形
窓30aに、記録媒体の脱着時以外、即ち記録媒体の入
っていない時および記録媒体の装着完了時において閉じ
て、記録再生装置を密閉した状態とする防塵シャッター
31を設けたものがある。
【0113】上記外観部材30には、上面に記録再生等
の操作を指示するための操作部30dと、操作部30d
で操作された内容を表示するための表示部30cとが設
けられ、前面に上述した長方形窓30aと、この長方形
窓30aに隣接して記録媒体を排出させるためのレバー
30bとが設けられている。
【0114】上記長方形窓30aは、ローディング装置
における上記ホルダー3の脱着位置での開口部3aに対
応するように形成されたものである。したがって、記録
媒体は、この長方形窓30aより図中矢印方向(矢印A
方向、第1の移動方向)に挿入されることにより、記録
再生装置内に配されたローディング装置のホルダー3の
開口部3aを介してホルダー3内部に挿入されることと
なる。
【0115】記録再生装置に装着された記録媒体を排出
する時には、外観部材30の前面に設けられたレバー3
0bを矢印C方向に引くことによって、てこ等の図示し
ない機械式の駆動手段により上記動作レバー2を矢印B
方向に移動させることとなり、記録媒体の排出が行える
ようになっている。
【0116】また、この外観部材30には、記録媒体の
挿入時に記録媒体をローディング装着内部にまで押し込
むための切り欠きは、水平移動の一部をローディングバ
ネ4によって行うために必要がない。
【0117】以上のように、本実施の形態のローディン
グ装置によれば、第1の移動方向に移動可能で第1の付
勢手段によって第1の移動方向に付勢されている動作レ
バー2が、該動作レバー2に形成された案内溝によって
ホルダー3をガイドすることにより、記録媒体の装置へ
の挿入時には、動作レバー2の付勢の禁止が解除レバー
5によって解除された後、ホルダー3に保持されている
記録媒体の第1および第2の移動が第1の付勢手段であ
るローディングバネ4による付勢力によってのみ可能と
なる一方、記録媒体の装置からの排出時には、動作レバ
ー2の第1の移動方向と反対方向への移動のみによっ
て、記録媒体の第2の移動の反対方向への移動と第1の
移動の反対方向への移動の両方向への移動が可能とな
る。
【0118】これにより、記録媒体の装置内での移動の
ために必要な移動手段が、第1の経路および第2の経路
別々に設ける必要がなくなるので、装置の構成を簡略化
することができると共に、装置を安価に製造することが
できる。
【0119】また、上記構成のローディング装置によれ
ば、記録媒体が第1の経路の移動途中で、動作レバーお
よび記録媒体、ホルダーが一体となった第1の移動方向
への移動をローディングバネ4の付勢力により開始する
とき、ローディングバネ4の付勢力が各部材間の静止摩
擦力より小であって移動が開始されない場合であって
も、記録媒体を移動禁止の解除位置からさらに若干押し
込むことによって、動作レバー2とホルダー3とが一体
となって中継位置方向への移動を開始し各部材間の摩擦
が静止摩擦力より小である動摩擦力となりローディング
バネ4による付勢力にて移動可能となる。これにより、
ローディングバネ4の安全係数を小さく設定することが
可能なため、該ローディングバネ4における付勢力を小
さくすることが可能となる。
【0120】さらに、上記の構成によれば、記録媒体を
第1の移動方向と反対の方向に排出する時、ローディン
グバネ4の付勢力による移動が禁止された直後に、解除
レバー5により蹴り出し禁止を解除することで、解除レ
バー5により記録媒体を第1の移動方向と反対の方向に
移動させ、記録媒体を脱着位置へ移動させることとな
る。したがって、記録媒体の排出時、記録媒体を取り出
すために必要な第1の経路での移動の一部のみを解除レ
バー5によって移動させることとなり、解除レバー5に
よる蹴り出しのための力を小さくすることが可能とな
る。
【0121】また、上記の構成のローディング装置のよ
うに、ホルダー3上に解除レバー5を配置することによ
り、蹴り出し手段、移動禁止手段、移動禁止解除手段、
蹴り出し禁止手段、および蹴り出し禁止解除手段を兼ね
ても、記録媒体が第2の移動が開始される位置より第1
の移動方向手前の同一位置において、蹴り出しの開始、
移動禁止手段の解除、蹴り出し禁止手段の解除が可能と
なる。これにより、装置の構成を簡素なものとすること
ができるので、装置の小型化を図ることができると共
に、装置の製造に係る費用を低減することができる。
【0122】上記解除レバー5の円弧縁5fとメインシ
ャーシ1に設けられた係合面1fから成る係合により動
作レバー2に対するローディングバネ4による移動が禁
止されていた状態が、解除レバー2の記録媒体の第1の
移動に対応する第2の付勢手段である解除バネ6による
付勢に抗した回動により、円弧縁5fと係合面1fとの
係合が解除されることになる。そして、動作レバー2
は、ローディングバネ4により第1の移動方向に移動し
て行くこととなり、この移動によりホルダー3およびホ
ルダー3上に設けられた解除レバー5も第1の移動方向
へ移動する。そして、解除バネ6による付勢は略直線縁
5gと係合面1fの端縁1gの係合により禁止された状
態となる。この解除レバー5の円弧縁5fと略直線縁5
g間に連続した傾斜縁5hを備えることで、円弧縁5f
と係合面1fの係合の解除が傾斜縁5hを設けた分、動
作レバーの回動量を少なくすることが可能となるので、
解除レバー2の回動を行う記録媒体の押し込み量を少な
くさせることが可能となる。つまり、記録媒体が第1の
移動方向に挿入されるとき、前記第2の移動が開始され
る位置より第1の移動方向手前でローディングバネ4に
よる移動の禁止を解除レバー5により解除するが、この
解除の位置をさらに第1の移動方向手前に移動させるこ
とが可能となる。
【0123】(実施の形態2) 本発明の他の実施の形態について図15ないし図18に
基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、説明の便
宜上、前記の実施の形態1と同一の機能を有する部材に
は、同一の番号を付記し、その説明は省略する。
【0124】図15ないし図17は本実施の形態に係る
ローディング装置の記録媒体の脱着位置における図面で
あり、図15は左側面図、図16は平面図、図17は右
側面図である。上記の各図においてはピックアップ、ピ
ックアップを移動するための手段、およびスピンドルモ
ーター等のローディングに直接関係のない部材は省略し
て記載している。また、図18は、図15ないし図17
に示すローディング装置のホルダー3のガイド軸3b、
動作レバー2の案内溝2aおよびメインシャーシの案内
溝1a・1bの位置関係を示す図であり、同図(a)は
脱着位置、同図(b)は記録再生位置における位置関係
を示している。
【0125】本実施の形態のローディング装置と上記実
施の形態1のローディング装置との相違点は、構成部材
の位置関係において、解除レバー5を装置左後方から装
置右後方に移動させることで、その各動作における回動
方向が逆となっている点である。また、ローディングバ
ネ4、および解除バネ6を右側面において、動作レバー
2とメインシャーシ1の間に配置する構成とすること
で、動作レバー2の右側面のガイド用の曲げ面2b1
2b2 およびホルダー3の右側面前方のガイド軸3b1
が矢印C方向に伸びた状態となっている。さらにメイン
シャーシ1の右側壁の逆略L字形の案内溝1aは1つの
みとなり、動作レバー2の案内溝1c1 ・1c2 は逆略
L字形の案内溝1a・1bの上方でなく前方に位置する
ようになっている。
【0126】また、ホルダー3が最も装置上方に位置す
る脱着位置での動作レバー2とホルダー3の高さ方向の
位置関係は、それらの両架橋部がオーバーラップする位
置、即ち、図16に示すローディング装置の平面図にお
いては各架橋部が重なり合わない位置関係となるように
配置されている。
【0127】一方、メインシャーシ1の係合面1fの矢
印E方向(装置上方)部には規制面(位置規制手段)1
nが設けられており、解除レバー5が部品精度、組み立
て精度のばらつきにより、がたつきを持っても、解除レ
バー5のアーム部5eがメインシャーシ1の係合面1f
の装置上方に乗り上げて、円弧線5fと係合面1fとの
係合が解除されるということがないようになっている。
【0128】上記の構成によれば、前記実施の形態1の
構成による効果に加えて、動作レバー2の左右両端部に
設けられた支持部を連結する架橋部と、ホルダー3の左
右両端部に設けられたガイド軸を連結する架橋部とが、
記録媒体の脱着位置にて、同一平面を形成するように、
装置上面に形成されていることにより、装置を平面方向
に見たとき画架橋部が重なり合わない位置となってい
る。したがって、両架橋部が平面方向に見たとき重なり
合う場合、それらの高さは両架橋部の高さと両架橋部の
間のクリアランスが必要であるのに対して、両架橋部が
同一平面を形成している場合、架橋部の一方の高さとク
リアランス分、装置の高さを小さく(薄く)することが
可能となる。
【0129】さらに、上記の構成によれば、位置規制手
段によりホルダー上に配置された解除レバー5の装置高
さ方向での位置規制を行うことが可能となるので、部品
精度、組み立て精度のばらつきによりホルダー3および
解除レバー2が、がたつきを有するような状態であって
も、解除レバー5がメインシャーシ1の係合面1fの装
置上方に逃げて解除レバー5の円弧縁5fと係合面1f
との係合が行われないという危険を回避することができ
る。
【0130】尚、本願は、上記の各実施の形態におい
て、ローディング装置として、記録媒体を装着するとき
該記録媒体の記録面が地面に対して水平となるようにし
て装着するローディング装置について記載しているが、
これに限定されるものではなく、記録媒体を2段階で脱
着位置から記録再生位置に移動させるものであれば良
く、例えば記録媒体を該記録媒体の記録面が地面に対し
て垂直となるようにして装着するローディング装置であ
っても適用可能である。
【0131】
【発明の効果】請求項1の発明のローディング装置は、
以上のように、保護ケースに収納されることによって保
護された再生または記録再生可能な記録媒体を、脱着位
置から中継位置までの第1の経路に沿って移動させると
共に、該中継位置から記録再生位置までの第2の経路に
沿って移動させるローディング装置において、記録媒体
を保持して、脱着位置から中継位置に向かう第1の移動
方向に移動可能なホルダーブロックと、上記ホルダーブ
ロックを移動自在に支持する基台と、上記ホルダーブロ
ックを上記第1の移動方向に付勢する第1の付勢手段
と、上記記録媒体が第1の移動方向に挿入されるとき、
上記第1の付勢手段によるホルダーブロックの移動を禁
止する移動禁止手段と、上記記録媒体が第1の経路から
第2の経路の開始位置である中継位置に到達する手前で
上記移動禁止手段による移動禁止を解除する移動禁止解
除手段とを有し、上記移動禁止解除手段は、上記移動禁
止手段による移動禁止を解除した後、上記記録媒体が上
記中継位置に到達するまで上記ホルダーブロックおよび
該記録媒体と一体となって上記第1の移動方向に移動
る構成である。
【0132】それゆえ、ホルダーブロックは第1の付勢
手段による付勢により第1の移動方向に移動するように
なるので、このホルダーブロックに保持されている記録
媒体も第1の移動方向に移動することとなる。したがっ
て、記録媒体の脱着位置から中継位置までの第1の経路
を移動する第1の移動の内、移動禁止解除手段による
禁止手段の解除の後、中継位置までの移動は第1の付
勢手段によって移動するため、記録媒体にとって必要な
移動量の一部を第1の付勢手段によって移動させること
が可能となり、記録媒体の挿入を容易に行うことができ
るという効果を奏する。
【0133】請求項2の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項1の構成に加えて、ホルダーブロッ
クは、記録媒体を保持するホルダーと、基台上に第1の
移動方向に移動可能に設けられ、第1の付勢手段により
第1の移動方向に付勢される動作レバーとからなり、上
記動作レバーには、該動作レバーが第1の移動方向に移
動するときに、上記ホルダーを中継位置から記録再生位
置に向かって案内する案内溝が形成されると共に、上記
ホルダーには、上記案内溝に挿入されるガイド軸が形成
されている構成である。
【0134】それゆえ、請求項1の構成による効果に加
えて、記録媒体の装置への挿入時には、移動禁止手段が
移動禁止解除手段により解除された後、ホルダーに保持
されている記録媒体の第1および第2の移動が第1の付
勢手段による付勢力によってのみ可能となる一方、記録
媒体の装置からの排出時には、動作レバーの第1の移動
方向と反対方向への移動のみによって、記録媒体の第2
の移動の反対方向への移動方向と第1の移動方向の反対
方向への移動の両方向への移動ができるという効果を奏
する。
【0135】請求項3の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項2の構成に加えて、基台には、ホル
ダーブロックの搬送を案内支持する支持部が両端に設け
られ、この支持部には、ホルダーブロックを第1および
第2の経路に沿って案内するための第1溝部と第2溝部
とが連続して形成され、上記ホルダーブロックのホルダ
ーに形成されたガイド軸が、上記動作レバーの案内溝を
介して挿入される案内溝が設けられている構成である。
【0136】それゆえ、請求項2の構成による効果に加
えて、移動禁止手段が移動禁止解除手段により解除され
た後、ホルダーのガイド軸が第1の付勢手段による付勢
力を動作レバーの案内溝を介して受けることになるの
で、ホルダーに保持されている記録媒体の第1および第
2の移動ができるという効果を奏する。
【0137】請求項4の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項3の構成に加えて、基台の支持部に
設けられた案内溝のうち第2の溝の脱着位置側の片側側
壁は、記録再生位置に対して脱着位置側に傾斜した傾斜
面を有している構成である。
【0138】それゆえ、請求項3の構成による作用に加
えて、基台の支持部に設けられた案内溝のうち第2の溝
の脱着位置側の片側側壁は、記録再生位置に対して脱着
位置側に傾斜した傾斜面となっていることにより、排出
時の記録媒体の第2の経路での移動において記録媒体が
基台に対し左右方向で傾いて移動して行くようになる。
これにより、基台に取り付けられたターンテーブルと記
録媒体のディスクのチャッキングの解除方向を、吸着面
に対して垂直方向から傾いた方向に離そうとするため解
除力の低減を図ることができるという効果を奏する。
【0139】請求項5の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項3または4の構成に加えて、ホルダ
ーに設けられたガイド軸が、基台の支持部に形成された
案内溝の第2の溝における記録再生位置側の側壁に当接
することで、ホルダーの記録再生位置の位置決めが行わ
れるとき、上記ホルダーのガイド軸と、基台の第2の溝
の記録再生位置と反対側の側壁との間の距離が、基台の
左右の支持部で異なる構成である。
【0140】それゆえ、請求項3または4の構成による
効果に加えて、ホルダーに設けられたガイド軸が、基台
の支持部に形成された案内溝の第2の溝における記録再
生位置側の側壁に当接することで、ホルダーの記録再生
位置の位置決めが行われるとき、上記ホルダーのガイド
軸と基台の第2の溝の記録再生位置とは反対側の側壁と
の間の距離が、基台の左右の支持部で異なることによっ
て、排出時の記録媒体の第2の経路での移動において記
録媒体が基台に対し左右方向で傾いて移動するようにな
る。これにより、基台に取り付けられたターンテーブル
と記録媒体のディスクのチャッキングの解除方向を、吸
着面に対して垂直方向から傾いた方向に離そうとするた
め解除力の低減を図ることができるという効果を奏す
る。
【0141】請求項6の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項2ないし5の何れかの構成に加え
て、動作レバーの案内溝は、装置の左右側に一対づつ装
置前後に離間して形成され、且つ上記ホルダーに設けら
れたガイド軸が該案内溝に挿入されて案内されるときの
装置前方側の上記案内溝の前方側壁とガイド軸との距離
と、装置後方側の上記案内溝の前方側壁とガイド軸との
距離とが異なるように形成されている構成である。
【0142】それゆえ、請求項2ないし5の何れかの構
成による効果に加えて、記録媒体の前後どちらかに、上
記押さえ力と反対の力をスイッチ等によって加えなけれ
ばならないとき、前後での押さえ力を調整することによ
って記録媒体全体に均一な押さえるための負荷を加える
ことが可能となり、押さえ力が均一でないことから記録
媒体が傾き、これによって、記録または再生が行えない
ということを回避することができるという効果を奏す
る。
【0143】請求項7の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項6の構成に加えて、さらに、上記動
作レバーの案内溝は、装置前方側の案内溝の後方側壁と
この案内溝に挿入されたガイド軸との距離と、装置後方
側の案内溝の後方側壁とこの案内溝に挿入されたガイド
軸との距離とが異なるように形成されている構成であ
る。
【0144】それゆえ、請求項6の構成による効果に加
えて、排出時の記録媒体の第2の経路での移動において
記録媒体が基台に対して前後方向で傾いて移動して行く
ことになり、基台に取り付けられたターンテーブルと記
録媒体のディスクのチャッキングの解除方向を、吸着面
に対して垂直方向から傾いた方向に離そうとするように
なるため、さらに、解除力の低減を図ることができると
いう効果を奏する。
【0145】請求項8の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項2ないし7の何れかの構成に加え
て、動作レバーの左右両端部に設けられた案内溝を連結
する架橋部と、ホルダーの左右両端部に設けられたガイ
ド軸を連結する架橋部とが、記録媒体の脱着位置にて、
同一平面を形成するように、装置上面に形成されている
構成である。
【0146】それゆえ、請求項2ないし7の何れかの構
成による効果に加えて、動作レバーの左右両端部に設け
られた案内溝を連結する架橋部と、ホルダーの左右両端
部に設けられたガイド軸を連結する架橋部とが、記録媒
体の脱着位置にて、同一平面を形成するように、装置上
面に形成されていることにより、装置を平面方向に見た
とき画架橋部が重なり合わない位置となっている。した
がって、両架橋部が平面方向に見たとき重なり合う場合
には、それらの高さは両架橋部の高さと両架橋部の間の
クリアランスが必要であるのに対して、上記のような両
架橋部が同一平面を形成している場合には、架橋部の一
方の高さとクリアランス分、装置の高さを小さく(薄
く)することができるという効果を奏する。
【0147】請求項9の発明のローディング装置は、以
上のように、請求項2ないし8の何れかの構成に加え
て、記録媒体は、移動禁止解除手段による移動禁止解除
位置から第1の経路の到達位置である中継位置まで、ホ
ルダーおよび動作レバーと一体的に移動する構成であ
る。
【0148】それゆえ、請求項2ないし8の何れかの構
成による効果に加えて、記録媒体は、移動禁止解除手段
による移動禁止解除位置から第1の経路の到達位置であ
る中継位置までのホルダーおよび動作レバーと一体的な
移動、即ち記録媒体が第1の経路の移動途中で、動作レ
バーおよび記録媒体、ホルダーが一体となった第1の移
動方向への移動を、第1の付勢手段の付勢力により開始
するとき、第1の付勢手段の付勢力が各部材問の静止摩
擦力より小であって移動が開始されない場合であって
も、記録媒体を移動禁止の解除位置からさらに若干押し
込むことによって、動作レバーとホルダーとが一体とな
って中継位置方向への移動を開始し各部材間の摩擦が静
止摩擦力より小である動摩擦力となり第1の付勢手段に
よる付勢力にて移動可能となる。これにより、第1の付
勢手段の安全係数を小さく設定することが可能なため、
該第1の付勢手段における付勢力を小さくすることがで
きるという効果を奏する。
【0149】請求項10の発明のローディング装置は、
以上のように、請求項1ないし9の何れかの構成に加え
て、記録媒体の排出時に、該記録媒体を第1の移動方向
とは反対側に蹴り出して移動させる蹴り出し手段と、上
記蹴り出し手段による記録媒体の蹴り出しを禁止する蹴
り出し禁止手段と、記録媒体の排出時に、記録媒体が上
移動禁止手段による前記第1の付勢手段による移動
禁止される位置に到達したとき、前記蹴り出し禁止手段
による記録媒体の蹴り出し禁止を解除する蹴り出し禁止
解除手段とを有する構成である。
【0150】それゆえ、請求項1ないし9の何れかの構
成による効果に加えて、記録媒体を第1の移動方向と反
対の方向に排出する時、移動禁止手段による第1の付勢
手段による移動が禁止された直後に、蹴り出し禁止解除
手段により蹴り出し禁止手段を解除することで、蹴り出
し手段により記録媒体を第1の移動方向と反対の方向に
移動させ、記録媒体を脱着位置へ移動させることとな
る。したがって、記録媒体の排出時、記録媒体を取り出
すために必要な第1の経路での移動の一部のみを蹴り出
し手段によって移動させることとなり、蹴り出し手段に
よる蹴り出しのための力を小さくすることができるとい
う効果を奏する。
【0151】請求項11の発明のローディング装置は、
以上のように、請求項10の構成に加えて、蹴り出し手
段は、記録媒体を蹴り出す蹴り出し方向に回動可能な解
除レバーと、前記解除レバーによる記録媒体の蹴り出し
が可能な方向に該解除レバーを付勢する第2の付勢手段
とからなると共に、上記解除レバーは、上記ホルダー上
に配置されている構成である。
【0152】それゆえ、請求項10の構成による効果に
加えて、ホルダー上に解除レバーを配置することによ
り、蹴り出し手段、移動禁止手段、移動禁止解除手段、
蹴り出し禁止手段、および蹴り出し禁止解除手段を兼ね
ても、記録媒体が第2の移動が開始される位置より第1
の移動方向手前の同一位置において、蹴り出しの開始、
移動禁止手段の解除、蹴り出し禁止手段の解除が可能と
なる。これにより、装置の構成を簡素なものとすること
ができるので、装置の小型化を図ることができると共
に、装置の製造に係る費用を低減することができるとい
う効果を奏する。
【0153】請求項12の発明のローディング装置は、
以上のように、請求項11の構成に加えて、解除レバー
は、円弧縁と、該解除レバーの回動中心に対し略半径方
向に略直線に伸び前記円弧縁に連続した略直線縁とを
備え、移動禁止手段は、前記円弧縁と前記基台に設けら
れた係合面とが係合することで移動禁止を行い、上記
禁止解除手段は、前記円弧縁と前記係合面との係合が
解除レバーの記録媒体の前記第1の移動に対応する回動
により移動禁止を解除し、上記蹴り出し禁止手段は、前
記解除レバーの略直線縁と前記基台の係合面の側縁の係
合により蹴り出しを禁止し、上記解除レバーの円弧縁と
略直線縁との間には、各縁に連続した傾斜縁が形成され
ている構成である。
【0154】それゆえ、請求項11の構成による効果に
加えて、記録媒体が第1の移動方向に挿入されるとき、
前記第2の移動が開始される位置より第1の移動方向手
前で移動禁止手段を移動禁止解除手段により解除するた
めの位置をさらに第1の移動方向手前に移動させること
ができるという効果を奏する。
【0155】請求項13の発明のローディング装置は、
以上のように、請求項11または12の構成に加えて、
ホルダー上に配置された解除レバーの装置高さ方向の位
置規制を行う位置規制手段を備える構成である。
【0156】それゆえ、請求項11または12の構成に
よる効果に加えて、位置規制手段によりホルダー上に配
置された解除レバーの装置高さ方向での位置規制を行う
ことが可能となるので、部品精度、組み立て精度のばら
つきによりホルダーおよび解除レバーが、がたつきを有
するような状態であっても、解除レバーが基台の係合面
の装置上方に逃げて解除レバーの円弧縁と係合面との係
合、即ち移動禁止手段によって第1の付勢手段による移
の禁止が行われないという危険を回避することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るローディング装置
の斜視図である。
【図2】図1に示すローディング装置の記録媒体の記録
再生位置での状態を示す斜視図である。
【図3】図1に示すローディング装置の平面図である。
【図4】図3に示すローディング装置の側面図である。
【図5】図1に示すローディング装置の底面図である。
【図6】図5に示すローディング装置の側面図である。
【図7】図1に示すローディング装置の分解斜視図であ
る。
【図8】図1に示すローディング装置に備えられている
動作レバーを示すものであって、(a)(c)は側面
図、(b)は平面図である。
【図9】図1に示すローディング装置における記録媒体
挿入時の右側面側のホルダーのピン、動作レバーの案内
溝およびメインシャーシの案内溝の位置関係を示す説明
図である。
【図10】図1に示すローディング装置におけるホルダ
ーのピン、動作レバーの案内溝およびメインシャーシの
案内溝の位置関係を示す説明図である。
【図11】図1に示すローディング装置におけるホルダ
ーのピン、動作レバーの案内溝およびメインシャーシの
案内溝の位置関係を示す説明図である。
【図12】図1に示すローディング装置におけるホルダ
ーのピン、動作レバーの案内溝およびメインシャーシの
案内溝の詳細な位置関係を示す説明図である。
【図13】図1に示すローディング装置を使用した機械
式のフロントローディングによる記録再生装置の概略斜
視図である。
【図14】本発明のローディング装置に適用される記録
媒体を示す説明図である。
【図15】本発明の他の実施の形態に係るローディング
装置の記録媒体の脱着位置における左側面図である。
【図16】図15に示すローディング装置の平面図であ
る。
【図17】図15に示すローディング装置の右側面図で
ある。
【図18】図15に示すローディング装置におけるホル
ダーのピン、動作レバーの案内溝およびメインシャーシ
の案内溝の位置関係を示す説明図である。
【図19】従来のローディング装置の記録媒体の脱着位
置における右側面図である。
【図20】図19に示すローディング装置の平面図であ
る。
【図21】図19に示すローディング装置の左側面図で
ある。
【図22】図19に示すローディング装置の動作レバー
と解除レバーとの動作関係を示す説明図である。
【図23】図19に示すローディング装置の右側面のホ
ルダーのピン、動作レバーの案内溝およびメインシャー
シの案内溝の位置関係を示す説明図である。
【図24】従来のローディング装置を備えた機械式のフ
ロントローディングによる記録再生装置を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 メインシャーシ(基台) 1a・1b 逆略L字状の案内溝 1b2 横溝部分前端斜面(縦溝の片側側壁斜
面) 1f 係合面(移動禁止手段) 1g 端縁(蹴り出し禁止手段、係合面の側
縁) 1n 規制面(位置規制手段) 2 動作レバー(ホルダーブロック) 2a 傾斜状の案内溝(傾斜溝) 3 ホルダー(ホルダーブロック) 3b ガイド軸 4 ローディングバネ(第1の付勢手段) 5 解除レバー(蹴り出し手段、移動禁止解
除手段、蹴り出止禁止解除手段) 5f 円弧線(移動禁止手段) 5g 略直線縁(蹴り出し禁止手段) 5h 傾斜縁 6 解除バネ(蹴り出し手段) 17 カートリッジ(保護ケース) 18 ディスク(記録媒体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−12766(JP,A) 特開 平8−124266(JP,A) 特開 平5−225672(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/04 413

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護ケースに収納されることによって保護
    された再生または記録再生可能な記録媒体を、脱着位置
    から中継位置までの第1の経路に沿って移動させると共
    に、 該中継位置から記録再生位置までの第2の経路に沿って
    移動させるローディング装置において、 記録媒体を保持して、脱着位置から中継位置に向かう第
    1の移動方向に移動可能なホルダーブロックと、 上記ホルダーブロックを移動自在に支持する基台と、 上記ホルダーブロックを上記第1の移動方向に付勢する
    第1の付勢手段と、 上記記録媒体が第1の移動方向に挿入されるとき、上記
    第1の付勢手段によるホルダーブロックの移動を禁止す
    移動禁止手段と、 上記記録媒体が第1の経路から第2の経路の開始位置で
    ある中継位置に到達する手前で上記移動禁止手段による
    移動禁止を解除する移動禁止解除手段とを有し、 上記
    移動禁止解除手段は、上記移動禁止手段による移動禁止
    を解除した後、 上記記録媒体が上記中継位置に到達するまで上記ホルダ
    ーブロックおよび該記録媒体と一体となって上記第1の
    移動方向に移動 することを特徴とするローディング装
    置。
  2. 【請求項2】上記ホルダーブロックは、記録媒体を保持
    するホルダーと、基台上に第1の移動方向に移動可能に
    設けられ、第1の付勢手段により第1の移動方向に付勢
    される動作レバーとからなり、 上記動作レバーには、該動作レバーが第1の移動方向に
    移動するときに、上記ホルダーを中継位置から記録再生
    位置に向かって案内する案内溝が形成されると共に、上
    記ホルダーには、上記案内溝に挿入されるガイド軸が形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のローディ
    ング装置。
  3. 【請求項3】上記基台には、ホルダーブロックの搬送を
    案内支持する支持部が両端に設けられ、この支持部に
    は、ホルダーブロックを第1および第2の経路に沿って
    案内するための第1溝部と第2溝部とが連続して形成さ
    れ、上記ホルダーブロックのホルダーに形成されたガイ
    ド軸が、上記動作レバーの案内溝を介して挿入される案
    内溝が設けられていることを特徴とする請求項2記載の
    ローディング装置。
  4. 【請求項4】上記基台の支持部に設けられた案内溝のう
    ち第2の溝の脱着位置側の片側側壁は、記録再生位置に
    対して脱着位置側に傾斜した傾斜面を有していることを
    特徴する請求項3記載のローディング装置。
  5. 【請求項5】上記ホルダーに設けられたガイド軸が、基
    台の支持部に形成された案内溝の第2の溝における記録
    再生位置側の側壁に当接することで、ホルダーの記録再
    生位置の位置決めが行われるとき、上記ホルダーのガイ
    ド軸と、基台の第2の溝の記録再生位置と反対側の側壁
    との間の距離が、基台の左右の支持部で異なることを特
    徴とする請求項3または4記載のローディング装置。
  6. 【請求項6】上記動作レバーの案内溝は、装置の左右側
    に一対づつ装置前後に離間して形成され、且つ上記ホル
    ダーに設けられたガイド軸が該案内溝に挿入されて案内
    されるときの装置前方側の上記案内溝の前方側壁とガイ
    ド軸との距離と、装置後方側の上記案内溝の前方側壁と
    ガイド軸との距離とが異なるように形成されていること
    を特徴とする請求項2ないし5の何れかに記載のローデ
    ィング装置。
  7. 【請求項7】さらに、上記動作レバーの案内溝は、装置
    前方側の案内溝の後方側壁とこの案内溝に挿入されたガ
    イド軸との距離と、装置後方側の案内溝の後方側壁とこ
    の案内溝に挿入されたガイド軸との距離とが異なるよう
    に形成されていることを特徴とする請求項6記載のロー
    ディング装置。
  8. 【請求項8】上記動作レバーの左右両端部に設けられた
    案内溝を連結する架橋部と、上記ホルダーの左右両端部
    に設けられたガイド軸を連結する架橋部とが、記録媒体
    の脱着位置にて、同一平面を形成するように、装置上面
    に形成されていることを特徴とする請求項2ないし7の
    何れかに記載のローディング装置。
  9. 【請求項9】上記記録媒体は、移動禁止解除手段による
    移動禁止解除位置から第1の経路の到達位置である中継
    位置まで、ホルダーおよび動作レバーと一体的に移動す
    ることを特徴とする請求項2ないし8の何れかに記載の
    ローディング装置。
  10. 【請求項10】記録媒体の排出時に、該記録媒体を第1
    の移動方向とは反対側に蹴り出して移動させる蹴り出し
    手段と、 上記蹴り出し手段による記録媒体の蹴り出しを禁止する
    蹴り出し禁止手段と、 記録媒体の排出時に、記録媒体が上記移動禁止手段によ
    る前記第1の付勢手段による移動が禁止される位置に到
    達したとき、前記蹴り出し禁止手段による記録媒体の蹴
    り出し禁止を解除する蹴り出し禁止解除手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載のロ
    ーディング装置。
  11. 【請求項11】上記蹴り出し手段は、記録媒体を蹴り出
    す蹴り出し方向に回動可能な解除レバーと、前記解除レ
    バーによる記録媒体の蹴り出しが可能な方向に該解除レ
    バーを付勢する第2の付勢手段とからなると共に、上記
    解除レバーは、上記ホルダー上に配置されていることを
    特徴とする請求項10記載のローディング装置。
  12. 【請求項12】上記解除レバーは、円弧縁と、該解除レ
    バーの回動中心に対し略半径方向に略直線に伸び前記
    円弧縁に連続した略直線縁とを備え、 上記移動禁止手段は、前記円弧縁と前記基台に設けられ
    た係合面とが係合することで移動禁止を行い、上記移動
    禁止解除手段は、前記円弧縁と前記係合面との係合が解
    除レバーの記録媒体の前記第1の移動に対応する回動に
    より移動禁止を解除し、上記蹴り出し禁止手段は、前記
    解除レバーの略直線縁と前記基台の係合面の側縁の係合
    により蹴り出しを禁止し、 上記解除レバーの円弧縁と略直線縁との間には、各縁に
    連続した傾斜縁が形成されていることを特徴とする請求
    項11記載のローディング装置。
  13. 【請求項13】上記ホルダー上に配置された解除レバー
    の装置高さ方向の位置規制を行う位置規制手段を備える
    ことを特徴とする請求項11または12記載のローディ
    ング装置。
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