JP2003196916A - 情報ディスク記録/再生装置 - Google Patents

情報ディスク記録/再生装置

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JP2003196916A
JP2003196916A JP2001392331A JP2001392331A JP2003196916A JP 2003196916 A JP2003196916 A JP 2003196916A JP 2001392331 A JP2001392331 A JP 2001392331A JP 2001392331 A JP2001392331 A JP 2001392331A JP 2003196916 A JP2003196916 A JP 2003196916A
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disc tray
tray
elastic locking
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ディスクトレイの弾性係止部が経時及び環境
の影響によるクリープを防止し、カートリッジ係止部分
に確実に止ることを可能にする。 【解決手段】 ディスク2をディスクトレイ1に搭載し
た状態で内蔵したカートリッジ3を用い、ディスクトレ
イ全体を前記カートリッジから装置本体内に引き出し、
かつピックアップ12が設置されている部位まで搬送す
る搬送機構とを備えたデイスク情報記録/再生装置に於
いてデイスクトレイ1の一部にカートリッジ3と係止す
る弾性係止部を設けると共に、デイスクトレイが所定の
位置にある時、前記弾性係止部の弾性応力を解放する凹
部をカートリッジ3に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録/再生用
のディスクをディスクトレイに搭載した状態で内蔵した
カートリッジを用い、選択されたディスクをカートリッ
ジから引き出すようにして、そのディスクに対して記録
/再生を行う構成の情報ディスク記録/再生装置に係
り、特にディスクトレイの弾性係止部のクリープ防止構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−ROM,CD−R,C
D−RWなどのディスクに対する再生および/または記
録を行う記録/再生装置において、複数枚のディスク
を、それぞれ個別のディスクトレイに搭載した状態で1
つのカートリッジに内蔵し、このカートリッジを記録/
再生装置に装着して、複数のディスクの中から使用する
1枚を選択し、その選択されたディスクが搭載されてい
るディスクトレイを、記録/再生装置内に設置されてい
るピックアップによる記録/再生動作範囲内の部位にま
で移動させる構成のものがある。
【0003】例えば特公平2−56745号公報には、
ディスクが搭載されている複数のディスクトレイをカー
トリッジ(マガジン)にそれぞれ回動可能に設け、選択
されたディスクが搭載されているディスクトレイを記録
/再生装置内に設置されているピックアップによる記録
/再生動作範囲内の部位まで回動させるようにしたディ
スクプレーヤの構成が記載されている。
【0004】特公平2−56745号公報に記載されて
いるディスクプレーヤにおいては、操作者がカートリッ
ジを取り扱う際に、ディスクトレイが不用意にカートリ
ッジ外に突出することを防ぐためにディスクトレイ保持
機構が備えられている。
【0005】又、本件出願人の先願である特願平11−
232441号にも、上述のような複数枚のディスク
を、それぞれ個別のディスクトレイに搭載した状態で内
蔵したカートリッジを用いることが開示されており、こ
のような構成の採用により、ディスクを記録/再生装置
に1枚ずつ装着、交換する手間が省けるというメリット
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
願平11−232441号に記載されているカートリッ
ジにおいては、ディスクトレイの弾性係止部がカートリ
ッジに収納された状態では常時弾性変形応力がかかって
おり、そのため経時的及び/ または環境状態により弾性
係止部がクリープし本来の目的であるディスクトレイが
カートリッジから引き出された状態で前記弾性係止部と
着脱可能に係合するカートリッジ係止部分に止まらなく
なる場合が発生する。
【0007】また、同様にディスクトレイがピックアッ
プの設置されている部位まで搬送された状態でもディス
クトレイの弾性係止部が搬送機構内で常時弾性変形応力
がかかっておりカートリッジに収納された状態では常時
弾性変形応力がかかっており、そのため経時的及び/ま
たは環境状態により弾性係止部がクリープし本来の目的
であるディスクトレイがカートリッジから引き出された
状態で前記弾性係止部と着脱可能に係合するカートリッ
ジ係止部分に止まらなくなる場合が発生する。
【0008】そこで本発明の目的は、前記従来の問題を
解決し、ディスクトレイの弾性係止部が経時及び環境の
影響を受けずにディスクトレイがカートリッジから引き
出された状態で前記弾性係止部と着脱可能に係合するカ
ートリッジ係止部分に確実に止ることを可能にした情報
ディスク記録/再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、情報記録/再生用のディスクをディスク
トレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジが用いら
れ、ディスクに対して記録/再生を行うためのピックア
ップと、ディスクに対して記録/再生を行うため前記デ
ィスクトレイ全体を前記カートリッジから装置本体内に
引き出し、かつ前記ピックアップが設置されている部位
まで搬送する搬送機構とを備え、また前記ディスクトレ
イの一部に弾性係止部を設け、ディスクトレイがカート
リッジから引き出された状態で前記弾性係止部と着脱可
能に係合する係止部を前記カートリッジに設け、さらに
前記搬送機構の一部に、前記ディスクトレイが前記カー
トリッジから引き出された状態で前記ディスクトレイの
弾性係止部を弾性変形させて、前記カートリッジの係止
部との係合を解除させる解除部材を設けた情報ディスク
記録/再生装置において、前記ディスクトレイの弾性係
止部に対して、カートリッジ装着状態及び前記ピックア
ップが設置されている部位での搬送機構上に、前記ディ
スクトレイの弾性係止部が自由な状態を保てる空間を設
置する構成を採用したため、該構成により、弾性応力が
かからなくクリープ現象が発生せず、長時間カートリッ
ジ装着状態及び前記ピックアップが設置されている部位
での搬送機構上に前記ディスクトレイがあっても、再び
ディスクトレイがカートリッジから引き出されても前記
弾性係止部と着脱可能に係合するカートリッジ係止部分
に確実に止めることが出来る。
【0010】また本発明は、前記カートリッジに複数枚
のディスクを個別のディスクトレイに搭載し、各ディス
クトレイの各前記弾性係止部に対応させて弾性係止部に
当たる部分のみを弾性変形させない状態に保つ空間を前
記カートリッジに設置したものであり、この構成によっ
て、各ディスクトレイごとに前記のようなディスクトレ
イがカートリッジから引き出されても前記弾性係止部と
着脱可能に係合するカートリッジ係止部分に確実に止め
ることが出来る。
【0011】また本発明は、上記の内容に対してさらに
前記ディスクトレイを前記ピックアップが設置されてい
る部位まで搬送された状態で前記ディスクトレイの弾性
係止部に当たる部分に対し、弾性係止部に勘合する形状
を搬送機構部分に設けたものであり、この構成により前
記ディスクトレイが前記ピックアップが設置されている
部位でのガタつきをなくしかつ確実に搬送機構内の所定
の位置に前記ディスクトレイを搬送できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施形態
を説明するための情報ディスク記録/再生装置の分解斜
視図であり、1はディスク2を載置するディスクトレ
イ、3は、一方側が開放され、内部に複数枚のディスク
トレイ1が出し入れ可能に装着される箱状のカートリッ
ジである。そして、カートリッジ3が出し入れされる挿
入口4を有するフロントカバー5そして、トップカバー
6と、アンダーカバー7と、サイドフレーム8,9と、
リアフレーム10とにより装置本体の外装体が構成され
る。
【0013】装置本体の内部には、制御,駆動系の回路
および電気部品が搭載されるプリント基板11と、ディ
スク2に対して光学的に記録/再生を行うためのピック
アップ12およびディスク2を回転駆動するスピンドル
モータ13を備え、かつ駆動機構により上下動されるピ
ックアップモジュール14と、ピックアップモジュール
14を設置するピックアップモジュール・ベース15
と、ディスク2を押圧してスピンドルモータ13のター
ンテーブルにローディングするためのクランプ部材18
が設けられた上下動可能なクランプベース組立体16
と、カートリッジ3が装填されるカートリッジ装着部1
7にカートリッジベース17aとカートリッジトップベ
ース17bなどが設置される。前記ピックアップモジュ
ール14とピックアップモジュール・ベース15とクラ
ンプベース組立体16を組付けることによりピックアッ
プ組立体19が構成される。
【0014】図2はカートリッジ3の外観斜視図、図3
はカートリッジ3の開口側の正面図であり、本例では5
枚のディスクトレイ1が収納可能であるように、カート
リッジケース20の対向する内壁に5段の溝21が設け
られおり、図3に示すように、カートリッジケース20
の内壁奥の両側には、収納された各ディスクトレイ1が
抜け出さないように、各ディスクトレイ1の一部と係合
するロック機構22,23が設けられている。
【0015】図4はカートリッジ3の側面図、図5はカ
ートリッジ3の底面図であり、図4に示すように、カー
トリッジケース20の側壁には、図1に示すサイドフレ
ーム9の内壁部に設けられたロックピン25と係脱可能
なロック溝26が設けられ、さらにロック機構22,2
3とディスクトレイ1との係合を解除させる解除ボタン
27が設置されている。
【0016】図5に示すように、カートリッジケース2
0の底面には、図1に示すカートリッジベース17aに
設けられた付勢スプリングおよび付勢部材などからなる
カートリッジ排出用付勢部30と係合する溝31と、カ
ートリッジベース17aに設けられた複数(図1には3
個を示す)のガイドピン32が移動するガイド溝33と
が形成されている。ガイド溝33の奥側終端部にはロッ
ク機構22における第1のロック解除レバー(後に詳述
する)34の一部が露出するように設けられている。
【0017】図6はディスクトレイ1の平面図であり、
ディスクトレイ1は、ディスク2が載置される略半円板
状をなす載置面40を有し、載置面40における切欠部
40aを有する側が、カートリッジケース20における
開口35側に有るようにカートリッジケース20に挿入
される。ディスクトレイ1の切欠部40aにおける両側
には延出腕部41,42が設けられ、本例では構成部材
の配置上、一方の延出腕部41が他方の延出腕部42よ
りも長くなっている。また長い延出腕部41の先端部に
は係合爪部43が形成されている。この係合爪部43
は、図6に示すように、外側を向きかつ下側43aが外
に向かって下がる傾斜を有している。
【0018】ディスクトレイ1の切欠部40aと反対側
における両延出腕部41,42の外側には、一部を切り
欠いて弾性係止片44,45がそれぞれ形成されてい
る。さらに弾性係止片44,45近傍の凹部46,47
には、図3に示したロック機構22,23と係脱する係
止凸部48,49が形成されている。弾性係止片44,
45は、それぞれ外側先端部に係止爪44a,45aが
設けられ、外側中間部に突出部44b,45bが設けら
れている。
【0019】図7はカートリッジ3における内部機構を
説明するため一部を切り欠いて示す平面図であり、カー
トリッジケース20における開口35側の内側壁には、
ディスクトレイ1が引き出されたときに、弾性係止片4
4,45における係止爪44a,45aと係合する小突
起部50(図9参照),51が設けられている。
【0020】図8は図7において破線で示す枠で囲んだ
部位Xの拡大図である。カートリッジケース20内部で
ディスクトレイ1が所定の位置に格納されたところで弾
性係止片44,45が弾性変形しないように凹部20a
が設けてある。このことにより弾性係止片44,45に
弾性応力がかからずに済み、長時間及び温度等の環境で
弾性係止片44,45がクリープすることを防止してい
る。
【0021】図9により明らかな通り、カートリッジケ
ース20の内奥側の一方の隅部には、既述の図3に示し
た一方のロック機構23を構成する板ばね等からなる弾
性係止板材52が上下5つ並べられるように設けられ、
各ディスクトレイ1の係止凸部48と係合する。又、こ
こにおいて破線で示す枠で囲んだ部位Yは図8において
説明した内容と同様である。
【0022】さらにカートリッジケース20の他方の隅
部には、他方のロック機構22を構成する爪付レバー5
5が上下5つ並べられるように設けられ、各ディスクト
レイ1の係止凸部49と係合する。爪付レバー55は、
解除ボタン27と一体に設けられた軸体54の略中央部
に固定されている。軸体54には嵌合軸54aが突設さ
れ、さらに外部方向への付勢力をスプリング56から受
けている。
【0023】嵌合軸54aは中央部が回動可能に軸支5
7された第2のロック解除レバー60の凹部60aに嵌
合し、第2のロック解除レバー60にはガイド溝33の
奥側終端部に露出する第1のロック解除レバー34が固
定され、第2のロック解除レバー60と第1のロック解
除レバー34とが共に回動するようになっている。
【0024】図10はクランプベース組立体16の裏面
側の一部を示す斜視図であり、クランプベース組立体1
6のサイド部16aには、使用選択されたディスクが搭
載されているディスクトレイ1における延出腕部41の
係合爪部43と係合して、カートリッジ3から装置本体
内部にディスクトレイ1を引き込むための搬送機構65
とディスクトレイ1の移動をガイドするガイド板66と
が設置されている。
【0025】図11はディスクトレイ1を引き込むため
の搬送機構65における要部を示す図であり、この搬送
機構65としては種々の構造のものを採用することがで
き、簡略的に説明すれば、本例ではピックアップ組立体
19に設けられ、図示しない駆動モータから伝達機構を
介して駆動力を受け、図11に示すように、装置本体に
おける奥側(フロントカバー5側)と前側(リアフレー
ム10側)間を往復動する移動部材67と、移動部材6
7の一部に固定されて係合爪部43と係合する係合片6
8とにより構成されている。
【0026】係合片68は、図11に示すように、ディ
スクトレイ1における延出腕部41の係合爪部43に形
成されている外側を向き、かつ下側43aが外に向かっ
て下がるような傾斜に合致させるように、先端が上がる
傾斜角度を持って移動部材67に固定されている。この
ような傾斜設定のためディスクトレイ引き込み時には、
延出腕部41に対して駆動力がディスクトレイ1の外側
へ向くようにすることができ、内側へ加わる駆動力を抑
えることができるため、ディスクトレイ1における長い
延出腕部41から短い延出腕部42側へ駆動力が伝達さ
れて摺動抵抗が増すことを防ぐことができるため、引き
込み時における短い延出腕部42側の摺動が円滑に行わ
れることになる。
【0027】図12(a),(b)は引き込み時におけ
るディスクトレイ1の弾性係止片44,45とカートリ
ッジ3との係合解除の説明図(図には一方の弾性係止片
44側の関連構造のみを示す)であり、本例ではディス
クの交換などに際してディスクトレイ1をカートリッジ
3から引き出した状態にしても、ディスクトレイ1がカ
ートリッジ3から完全に外れて脱落してしまうことを防
止するため、図7、図9に示すように、カートリッジケ
ース20の小突起部50(51)とディスクトレイ1の
弾性係止片44(45)における係止爪44a(45
a)とが係合して抜け出ることを防止している。このた
め、記録/再生時に、ディスクトレイ1をピックアップ
12の設置部位まで移動させる際に、ディスクトレイ1
をカートリッジ3から完全に抜き出して移動させるとき
には、小突起部50(51)と弾性係止片44(45)
との係合が支障となる。
【0028】ディスクトレイ1を引き込むときに搬送機
構65におけるディスクトレイ1をガイドするガイド板
66に、弾性係止片44(45)の突出部44b(45
b)と当接して弾性係止片44(45)を内側に撓める
ように作用する解除部材である傾斜部66aを設けてお
り、図12(a)に示すディスクトレイ1の引き込み移
動過程において、図12(b)に示すように、弾性係止
片44(45)を内側へ弾性変形させてカートリッジ3
の小突起部50(51)との係合を解除させ、ディスク
トレイ1の装置本体内部への引き込みが支障なく行える
ようにしている。
【0029】図12(c)(d)はディスクトレイ1を
ピックアップ12の設置部位にきた時の内部機構を説明
している。図12(c)はガイド板66に開口窓66b
を設けて弾性係止片44,45が弾性変形しないようし
ている。このことにより搬送機構内部のピックアップ1
2の設置部位で弾性係止片44,45に弾性応力がかか
らずに済み、長時間及び温度等の環境で弾性係止片4
4,45がクリープすることを防止している。また、図
12(d)においてガイド板66に突出部44b,45
bに勘合する勘合凹66cが設けてあり、このことによ
り弾性係止片44,45に弾性応力がかからずに済むだ
けではなく、ディスクトレイ1のピックアップ12に対
する設置部位精度を出すことができ、かつ自励振動等に
よるディスクトレイ1のガタによる騒音を防止すること
が出来る。
【0030】前記構成のカートリッジ3において、非使
用時に各ディスクトレイ1は、一方の係止凸部48が一
方のロック機構23の弾性係止板材52とそれぞれ係合
し、他方の係止凸部49が他方のロック機構22の爪付
レバー55とそれぞれ係合しており、カートリッジ3か
ら引き出すことができない。
【0031】ディスクトレイ1にディスク2を装填する
か、あるいは交換する際には、カートリッジ3側部の解
除ボタン27を押すと、軸体54が装置本体内部へ移動
して、爪付レバー55が係止凸部49から離れる。した
がって、ディスクトレイ1をカートリッジケース20に
おける開口35から、弾性係止板材52の弾性係止力に
抗して外部へ引き抜くようにすれば、ディスクトレイ1
の略全体を引き出すことができる。このとき、カートリ
ッジケース20の小突起部50,51とディスクトレイ
1の弾性係止片44,45における係止爪44a,45
aとが係合するため、ディスクトレイ1がさらに抜け出
ることはなく、また不用意にディスクトレイ1が抜け落
ちてしまうこと等の不具合の発生が防止される。
【0032】記録/再生時、カートリッジ3を装置本体
内へフロントカバー5の挿入口4から挿入すると、装置
本体内のカートリッジベース17aのガイドピン32に
カートリッジケース20の底面におけるガイド溝33が
入り、ガイドピン32に案内されてカートリッジ3が装
置本体の内奥側へ挿入される。カートリッジ3が所定位
置まで挿入されると、最も奥側に設置されているガイド
ピン32が、ガイド溝33の奥側終端部に配設されてい
る第1のロック解除レバー34と当接して押圧する。す
ると、図7に示すように、第1のロック解除レバー34
が反時計方向へ回動されると共に、第2のロック解除レ
バー60も反時計方向へ回動する。この第2のロック解
除レバー60の回動により嵌合軸54aを介して軸体5
4がスプリング56の付勢力に抗して押下され、爪付レ
バー55がディスクトレイ1の係止凸部49から離れ
る。
【0033】このようにしてカートリッジ3が装置本体
の所定の位置に挿入されてセットされ、かつディスクト
レイ1に対する動作ロックが解除され、さらに記録およ
び/または再生のために使用されるディスク2が選択さ
れると、そのディスク2が載置されているディスクトレ
イ1がカートリッジ3から引き出されることになる。本
例ではプリント基板11に搭載されているCPU(中央
演算処理ユニット)によって各部が駆動制御される。
【0034】すなわち、記録/再生時、カートリッジ3
が装置本体内に挿入セットされると、ピックアップ組立
体19が、サイドフレーム8に設けられた階段状ガイド
溝70および上下駆動機構などによって、使用されるデ
ィスク2を有するディスクトレイ1が収納されているカ
ートリッジケース20の溝21の高さまで移動される。
移動後、クランプベース組立体16の搬送機構65が始
動して、図9に示すように、ディスクトレイ1をカート
リッジケース20から引き出し、ディスクトレイ1をス
ピンドルモータ13方向へ移動させる。ディスクトレイ
1のディスク2がスピンドルモータ13のターンテーブ
ル上で、かつピックアップ12に対向する位置に達する
と、クランプベース組立体16がクランプ部材18によ
りディスク2をスピンドルモータ13のターンテーブル
に対してローディングする。
【0035】前記ローディング完了後、スピンドルモー
タ13が回転し、かつディスク2が回転駆動され、ピッ
クアップ12により公知のような光学的記録/再生動
作、および処理が行われる。
【0036】このように、本実施形態では、記録/再生
時に、ディスクトレイ1がカートリッジケース20から
完全に抜き出されてピックアップ12およびスピンドル
モータ13の設置部位へディスク2を移動させる構成で
あるが、ディスクトレイ1へのディスクの装着、交換の
際には、ディスクトレイ1がカートリッジケース20か
ら引き出された状態でカートリッジケース20に係止さ
れる状態になり、ディスクの装着,交換作業を支障なく
行うことができ、しかも、ディスクトレイ1の不用意な
落下を防止することができる。
【0037】また、ディスクトレイ1のカートリッジケ
ース20による前記係止状態は、カートリッジ3が装置
本体に装填されて記録/再生を行う際には、解除部材
(ガイド板66における傾斜部66(a)により解除さ
れるため、ディスクトレイ1は搬送機構65によってカ
ートリッジケース20から抜き出されて所定の位置まで
円滑に搬送されることになる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ディスクトレイの弾性係止部に対して、カートリッジ装
着状態及び前記ピックアップが設置されている部位での
搬送機構上に、ディスクトレイの弾性係止部に弾性変形
が生じないため、弾性応力によるクリープ現象が発生せ
ず、長時間カートリッジ装着状態及び前記ピックアップ
が設置されている部位での搬送機構上に前記ディスクト
レイがあっても、ディスクトレイがカートリッジから完
全に抜き出される構造でありながら、ディスクトレイが
カートリッジから引き出された状態でディスクトレイは
カートリッジに係止することができるため、使用者によ
るディスクトレイへのディスク装着,交換などが支障な
く行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための情報ディス
ク記録/再生装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の実施形態におけるカートリッジの外観
斜視図である。
【図3】本発明の実施形態におけるカートリッジの開口
側の正面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるカートリッジの側面
図である。
【図5】本発明の実施形態におけるカートリッジの底面
図である。
【図6】本発明の実施形態におけるディスクトレイの平
面図である。
【図7】本発明の実施形態におけるカートリッジの内部
機構を説明するため一部を切り欠いて示す平面図であ
る。
【図8】図8は図7において破線で示す枠で囲んだ部位
Xの拡大図である。
【図9】図9は図7 において破線で示す枠で囲んだ部位
Yの拡大図である。
【図10】本発明の実施形態におけるクランプベース組
立体の裏面側一部を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施形態におけるディスクトレイを
引き込むための搬送機構の要部を示す図である。
【図12】本発明の実施形態における引き込み時のディ
スクトレイの弾性係止片とカートリッジとの係合解除の
説明図である。
【符号の説明】
1 ディスクトレイ 2 ディスク 3 カートリッジ 4 挿入口 20 カートリッジケース 21 溝 37 弾性密閉部材 40 ディスクの載置面 41,42 延出腕部 44,45 弾性係止片 50,51 小突起部 65 搬送機構 66 ガイド板 66a 傾斜部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録/再生用のディスクをディスク
    トレイに搭載した状態で内蔵したカートリッジが用いら
    れ、ディスクに対して記録/再生を行うためのピックア
    ップと、ディスクに対して記録/再生を行うため前記デ
    ィスクトレイ全体を前記カートリッジから装置本体内に
    引き出し、かつ前記ピックアップが設置されている部位
    まで搬送する搬送機構とを備え、また前記ディスクトレ
    イの一部に弾性係止部を設け、ディスクトレイがカート
    リッジから引き出された状態で前記弾性係止部と着脱可
    能に係合する係止部を前記カートリッジに設け、さらに
    前記搬送機構の一部に、前記ディスクトレイが前記カー
    トリッジから引き出された状態で前記ディスクトレイの
    弾性係止部を弾性変形させて、前記カートリッジの係止
    部との係合を解除させる解除部材を設けた情報ディスク
    記録/再生装置において、前記ディスクトレイがカート
    リッジに収納された状態で前記ディスクトレイの弾性係
    止部に当たる部分のみを弾性変形させない状態に保つ空
    間を設けたことを特徴とする情報ディスク記録/再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジに複数枚のディスクを
    個別のディスクトレイに搭載し、各ディスクトレイの各
    前記弾性係止部に対応させて弾性係止部に当たる部分の
    みを弾性変形させない状態に保つ空間を前記カートリッ
    ジに設けたことを特徴とする請求項1記載の情報ディス
    ク記録/再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の情報ディスク
    記録/再生装置本体において、前記ディスクトレイを前
    記の弾性係止部にピックアップが設置されている部位ま
    で搬送された状態で前記ディスクトレイ当たる部分のみ
    を弾性変形させない状態に保つ空間を搬送機構部分に設
    けたことを特徴とする情報ディスク記録/再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の情報ディスク記録/再生装置
    本体において、前記ディスクトレイを前記ピックアップ
    が設置されている部位まで搬送された状態で前記ディス
    クトレイの弾性係止部に当たる部分に対し、弾性係止部
    に勘合する形状を搬送機構部分に設けたことを特徴とす
    る情報ディスク記録/再生装置。
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