JP2001344863A - ディスク装置のイジェクトロック機構 - Google Patents

ディスク装置のイジェクトロック機構

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JP2001344863A
JP2001344863A JP2000164279A JP2000164279A JP2001344863A JP 2001344863 A JP2001344863 A JP 2001344863A JP 2000164279 A JP2000164279 A JP 2000164279A JP 2000164279 A JP2000164279 A JP 2000164279A JP 2001344863 A JP2001344863 A JP 2001344863A
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eject
lock
movable core
solenoid
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JP2000164279A
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Yukiyoshi Nishino
幸良 西野
Yoshito Saji
義人 佐治
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク装置のイジェクトロック機構におい
て、可動芯が吸着される位置に戻す際、イジェクトレバ
ーにより可動芯を押し込んでいたが、可動芯の移動に対
して、イジェクトレバーをオーバーストロークする手段
が困難である。 【解決手段】 ディスクトレイ10のイジェクトロック
部13に自己吸着型のソレノイド32とその内部に可動
芯33を回動自在に配置し、係止部と係合するロックレ
バー31、可動芯をソレノイドから引き出すと共に、ロ
ックレバーと係止部との係合を解除するイジェクトレバ
ー36、可動芯をソレノイドから引き出す方向に付勢
し、イジェクトレバーに懸架する解除バネ37、可動芯
をソレノイドに押し込むリセットレバー39により構成
し、リセットレバーが解除バネに抗して、イジェクトレ
バーを移動し、可動芯をソレノイドに押し込む際、ロッ
クレバーを開放し、イジェクトレバーがオーバーストロ
ークする構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状の記録
媒体を扱うディスク装置であり、特にディスクトレイを
使用してディスクをドライブ装置に装着するディスク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術の急速な進展に伴い、
各種情報の記録・再生・消去の手段として、ディスク状
記録媒体(以下ディスクと記述)が広く使用されてい
る。それに伴いディスクに各種の情報を記録または再生
するディスク装置が各種、開発され広く流通している。
その中で、特に薄型で、ノート型パソコンに対応したデ
ィスク装置がある。これらのディスク装置はディスクト
レイを採用し、ディスクをディスクトレイに載置し、デ
ィスクトレイをディスク装置の本体部から出し入れする
構成であり、さらに、ディスクトレイにはディスクの情
報を再生したり、またディスクに情報を記録したりする
記録再生手段を搭載し薄型化を実現している。記録再生
手段として、具体的にはディスクを回転駆動するディス
ク駆動機構、また、ディスクの情報を読みとったり、デ
ィスクに情報を書き込むためのヘッド、またこのヘッド
を移動するためのヘッド移送機構等が搭載されている。
さらに、これらのディスク装置にはディスクトレイをデ
ィスク装置の本体部内に係止するためのイジェクトロッ
ク機構が備えられている。
【0003】また、全面パネルにはイジェクトロック機
構を操作するための排出ボタン等が配備されている。そ
して、排出ボタンを押すことにより、ディスクの回転に
ブレーキを駆け、ディスクの回転を停止した後、ディス
クトレイを本体部内から離脱し、ディスクの取り出しが
できるようになっている。図17はこのようなイジェク
トロック機構として、公開特許公報、特開平11−33
9354号に開示されたものである。
【0004】図17において、本体部(キュビネット5
1)に設けられたロックピン52と、ドロワ53(ディ
スクトレイ)に配設されたロックピン52に係合するロ
ックレバー54と、ドロワ53を本体部51に挿入する
動作に連動し、ロックピン52と当接しながら回転する
リセットレバー55と、ロックレバー54及びリセット
レバー55と当接し、自己吸着型のソレノイド56の鉄
心56aを押し込んだり、また、ロックレバー54とロ
ックピン52との係合を解除するイジェクトレバー57
と、イジェクトレバー57を付勢する解除バネ58等に
より構成されている。
【0005】またイジェクトレバー57には樹脂バネ5
7aが形成されている。そして、このイジェクトロック
機構のロックが解除される動作は、使用者により、図示
しないイジェクトボタンが押されると鉄心56aがソレ
ノイド56から開放可能となり、解除バネ58の付勢力
により、イジェクトレバー57が回転する。これに伴
い、イジェクトレバー57はロックレバー54を押圧す
ることになり、ロックピン52とロックレバー54との
係合が解除され、ドロワ53はイジェクトバネ59の付
勢力により、本体部51から排出される。
【0006】次に、ドロワ53が本体部51から排出さ
れた状態から復帰し、ドロワ53が本体部51の内部に
係止される動作を説明する。まず、ドロワ53を使用者
が押し込むと、リセットレバー55とロックピン52と
が当接し、リセットレバー55が回転する。するとリセ
ットレバー55はイジェクトレバー57に形成された樹
脂バネ部57aを押圧することにより、解除バネ58の
付勢力に抗してイジェクトレバー57を回転する。
【0007】この回転に伴い、イジェクトレバー57の
先端部と係合する鉄心56aはソレノイド56に押し込
まれて行く。このとき、鉄心56aがソレノイド56の
内部に完全に押し込まれた後でも、リセットレバー55
及びイジェクトレバー57は回転を続けることができる
構成になっている。これはリセットレバー55が押圧す
る樹脂バネ部57aの弾性撓みにより、鉄心56aの移
動に対して、リセットレバー55及びイジェクトレバー
57の回転移動距離の差を吸収している。つまり、リセ
ットレバー55及びイジェクトレバー57は鉄心56a
に対して、オーバーストロークできるように構成されて
いる。その後さらにドロワ53を押し込むことにより、
ロックレバー54とロックピン52とが係合し、ドロワ
53は本体部51の内部に係止されるようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、イジェクトレバー57に形成する樹脂
バネ部57aの弾性撓みにより、リセットレバー55及
びイジェクトレバー57のオーバーストロークを実現し
ているとなっているが、樹脂バネ部57aは解除バネ5
8の付勢力に抗することができる弾性力がなくてはいけ
ない構成である。つまり、リセットレバー55により、
樹脂バネ部57aを押圧すると、解除バネ58に抗して
イジェクトレバー57は回転する必要があり、当然、解
除バネ58の付勢力は樹脂バネ部57aを変形しようと
する力になる。
【0009】また、解除バネ58の付勢力はロックピン
52からロックレバー54を解除する必要があり、ロッ
クピン52とロックレバー54との係合力によっては、
大きな付勢力を必要とする可能性もある。そのため、樹
脂バネ部57aの構成は、不確定な要素を持つことにな
り、設計的な困難を伴う問題がある。
【0010】さらに、もしも、樹脂バネ部57aの弾性
力が弱く、解除バネ58の付勢力に抗することができな
いと、リセットレバー55の回転に伴い、イジェクトレ
バー57を回転する前に、まず、樹脂バネ部57aが撓
み、その後、イジェクトレバー57を回転することにな
り、イジェクトレバー57のオーバーストロークは失わ
れる構成になってしまうという問題がある。そのため、
樹脂バネ部57aの弾性力を上げる必要があるが、樹脂
バネの構成では困難を伴うことが予想される。
【0011】また、もしも、樹脂バネ部57aの弾性力
を解除バネ58の付勢力に抗するようになったとして
も、イジェクトレバー57が鉄心56aに対してオーバ
ーストロークになっている状態では、ソレノイド56
は、解除バネ58の付勢力より大きな力で押圧されてい
ることになり、ソレノイド56の信頼性に問題が起こる
可能性がある。
【0012】また、上記の従来の構成では、ロックピン
52の位置はドロワ53を挿入する方向で、ロックレバ
ー54の回動中心より、手前側に設けられているが、デ
ィスク装置の軽量化を計るため、本体部51の材料を鉄
材からアルミニウム材等の比重の小さい材料に変更しよ
うとすると、ディスク装置を落下する等により、ロック
ピン52が大きな力を受けたとき、ロックピン52から
本体部51の端部までの寸法が小さいため、本体部51
の剛性が保てないという問題がある。
【0013】また、ドロワ53を本体部51に押し込む
とき、ロックピン52の軌跡はイジェクトロック機構と
干渉して行く。このとき、ロックピン52の位置がドロ
ワ53を挿入する方向で、ロックレバー54の回動中心
より、奥側に設けられていると、ロックピン52とイジ
ェクト機構との干渉が少なくなり、イジェクトロック機
構のスペースを広げることができる。また昨今はディス
ク装置の薄型化が要望されており、当然、イジェクトロ
ック機構も薄型化を実現することが必要となり、ディス
ク装置の厚み方向のスペースも確保する必要がある。
【0014】また、これらのディスク装置においては、
イジェクトロック機構のソレノイド56、イジェクトボ
タン59のスイッチ等、またヘッド移送機構の移送モー
タ等はフレキシブルケーブル(以後FPCと記述)によ
って電気的な結合がおこなわれるが、その際、ヘッド移
送機構とイジェクトロック機構との電気的な結合はそれ
ぞれ違うFPCを使用する方が、量産性において有利で
ある。そのため、イジェクトロック機構の近傍に、イジ
ェクトロック機構を電気的に結合するFPCを中継する
ためのコネクタを配置する必要がある。さらに、ヘッド
移送機構をディスクトレイに固定する際に、ダンパを介
して固定する構成になっており、このダンパがイジェク
トロック機構の近傍に配置される可能性があり、イジェ
クトロック機構を構成するスペースが限定されたものと
なる。
【0015】本発明は、上記のような従来のイジェクト
ロック機構の問題点を解決するもので、イジェクトレバ
ーの移動軌跡は鉄心に対して、確実にオーバーストロー
クする構成とし、かつ、イジェクトレバーが鉄心に対し
てオーバーストロークする際にもソレノイドを押圧する
力を解除バネの付勢力より小さくするイジェクトロック
機構を提供することを目的とする。
【0016】また、ロックピンの位置をディスクトレイ
が本体部に挿入される方向に、ロックレバーよりも奥側
に設けることにより、ロックピンの剛性を向上すると共
に、イジェクトロック機構を構成するスペース確保し、
かつ、ディスク装置の薄型化を可能とし、さらに、省ス
ペース化を可能とするイジェクトロック機構を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、以下の構成とする。
【0018】即ち、本発明のディスク装置のイジェクト
ロック機構は、情報記録媒体であるディスクに対し情報
を記録または再生する記録再生手段を搭載し、該ディス
クと共にドライブ装置の本体部に対して挿入・排出自在
にスライドするディスクトレイと、排出ボタンとを備
え、排出ボタンを押下するとディスクトレイとドライブ
装置の本体部内とのロックが解除され、ディスクトレイ
の排出が可能な状態となること、及び、排出された状態
のディスクトレイを使用者が本体部内に挿入すれば自動
的にロックされイジェクトロック機構であって、本体部
内に設けた係止部と、ディスクトレイ上に配設され、係
止部と係合し、ディスクトレイを本体部にロックするロ
ックレバーと、ディスクトレイ上に配設され、通常は可
動芯を磁性力により自己吸着しているソレノイドと、可
動芯をソレノイドから引き抜く方向に移動すると共に、
ロックレバーを押圧し、ロックレバーと係止部との係合
を解除するイジェクトレバーと、ディスクトレイを本体
部へ挿入する経路上で係止部と一時的に係合し、ソレノ
イドに可動芯を押し込む方向へイジェクトレバーを移動
するリセットレバーとを備え、イジェクトレバーがソレ
ノイドに可動芯を押し込む方向へ移動するとき、ロック
レバーの押圧を開放すること、さらに、イジェクトレバ
ーの移動軌跡は可動芯がソレノイドに押し込まれる移動
軌跡よりもオーバーストロークすることと、係止部とロ
ックレバーとが係合する位置はディスクトレイを挿入す
る方向で、ロックレバーの回動中心よりも奥側に設定す
るディスク装置のイジェクトロック機構である。
【0019】また、ソレノイドは可動芯を引き離す方向
をロックレバー側に配置し、ロックレバーとソレノイド
とは、略直角方向にL字状に配置することにより、省ス
ペース化を実現している。
【0020】また、イジェクトロック機構は、可動芯と
嵌合し該可動芯と一体的に移動自在に設けられた移動板
と、ソレノイドから可動芯を引き離す方向に付勢し、イ
ジェクトレバーとディスクトレイとの間に懸架する解除
バネとを備え、イジェクトレバーはソレノイドから可動
芯を引き離す方向に、移動板を介し、ロックレバーを押
圧する構成であり、さらに、ロックレバーを係止部に係
合する方向に付勢するロックバネを備え、リセットレバ
ーが係止部と当接し、解除バネに抗して回動することに
より、イジェクトレバーが移動板を押圧している状態を
解除し、ロックバネの付勢力により、ロックレバーを介
し、移動板を押圧し、可動芯をソレノイドの内部に押し
込むことができるので、ソレノイドが押圧される力はロ
ックバネの付勢力とするものである。
【0021】また、リセットレバーとイジェクトレバー
との間に連結板を設けることにより、リセットレバーの
位置をロックレバーと係合部とが係合する位置の近傍に
設置するディスク装置のイジェクトロック機構である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施
形態によるディスク装置の本体部からディスクトレイが
引き出された状態のディスク装置の概略を示す概略斜視
図、図2は本発明の実施形態による下カバーに設けられ
た係止部を説明する部分斜視図、図3は本発明の実施形
態によるディスクトレイの裏側で、イジェクトロック部
の概略を示す部分斜視図、図4は本発明の実施形態によ
るイジェクトロック機構の概略を示す分解斜視図であ
る。
【0023】図5は本発明の実施形態によるイジェクト
ロック機構を構成するロックレバーの概略を説明する構
成部品斜視図、図6は本発明の実施形態によるイジェク
トロック機構を構成する移動板の概略を説明する構成部
品斜視図、図7は本発明の実施形態によるイジェクトロ
ック機構を構成するイジェクトレバーの概略を説明する
構成部品斜視図、図8は本発明の実施形態によるイジェ
クトロック機構を構成するリセットレバーの概略を説明
する構成部品斜視図、図9は本発明の実施形態によるイ
ジェクトロック機構を構成する連結板の概略を説明する
構成部品斜視図である。
【0024】図10は本発明の実施形態によるイジェク
トロック機構の初期の状態で、ディスクトレイに配設さ
れたロックレバーが本体部に設けられた係止部と係合
し、ディスクトレイが本体部にロックされた状態の概略
を説明する状態平面図、図11は図10の状態からロッ
クレバーと係止部との係合が解除され、さらに、可動芯
がソレノイドの内部から抜き出された状態の概略を説明
する状態平面図、図12は図11の状態から、ディスク
トレイが本体部から引き出されて行く途中の課程で、リ
セットレバーと係止部とが当接する状態の概略を説明す
る状態平面図、図13は図12の状態から、さらにディ
スクトレイが本体部から引き出され、ディスクトレイが
本体部から完全に排出された状態の概略を説明する状態
平面図である。
【0025】図14は図13のディスクトレイが本体部
から完全に排出された状態から、ディスクトレイを本体
部に押し込んで行く途中の課程で、リセットレバーと係
止部とが当接し、可動芯をソレノイドの内部に押し込ん
だ状態の概略を説明する状態平面図、図15は、図14
の状態から、さらにディスクトレイを押し込んで行く課
程で、ロックレバーとリセットレバーとが係止部と当接
する状態の概略を説明する状態平面図、図16は図15
の状態から、さらにディスクトレイを押し込んで行く課
程で、リセットレバーと係止部との当接が終了した状態
の概略を説明する状態平面図である。
【0026】図1から図16において、1はディスク装
置の本体部で、上カバー1aと下カバー1bとが組合わ
さった状態で構成され、ディスク装置の外形を形成して
いる。2は係止部で、図2に示すように、下カバー1b
の前端側にその一部を切り欠き、直角に折り曲げられ形
成されている。10はディスクトレイで、本体部1にス
ライド自在に設置され、表側の中央部はディスク3を載
置する載置部11が凹状に形成されている。載置部11
は開口され、ディスク3を回転駆動するディスク駆動機
構、また、ディスク3の情報を読みとったり、ディスク
3に情報を書き込むためのヘッド、またこのヘッドを移
動するためのヘッド移送機構等の記録再生手段12を臨
むことができるようになっている。
【0027】また、裏側の前端側、隅部にはイジェクト
ロック機構を配設するイジェクトロック部13が形成さ
れている。さらに、イジェクトロック部13の後方側面
には、ディスクトレイ10を排出する方向に付勢するイ
ジェクトバネ14を配設している。イジェクトバネ14
は圧縮コイルバネで構成している。4は前面パネルで、
ディスクトレイ10の前面に組み付けられている。前面
パネル4には、排出ボタン5等が配設されている。
【0028】また、イジェクトロック部13の内側近傍
には、コネクタ取付部15を形成し、コネクタ6を設置
することができるようになっている。コネクタ6は排出
ボタン5によりON−OFFされる図示しないスイッ
チ、後述するソレノイド等の電気的結合をするFPCを
中継できるようになっている。さらにコネクタ取付部1
5の近傍には、ダンパ取付部16を形成し、ダンパ7を
差し込み組み付けることができるようになっており、記
録再生手段12はダンパ7を介してディスクトレイ10
に組み立てられる。
【0029】次にイジェクトロック機構の説明をする。
31はロックレバーで、イジェクトロック部13に形成
するロックレバー軸受穴17に回動自在に配置されてい
る。31aは係合部で、図5に示すように、ロックレバ
ー31の端部に形成されている。そして、係止部2と係
合し、ディスクトレイ10を本体部1の内部に係止する
ものである。係合部31aには近接する斜面31bが形
成されている。31cはロックレバー当接部で、係合部
31aの反対側に、後述する移動板35の移動板当接片
35bと当接するように形成されている。31dはロッ
クバネ懸架部で、ロックレバー当接部31cの近傍に、
後述するロックバネ38が懸架できるように形成されて
いる。さらに、回動中心からロックレバー当接部31c
より遠方には後述する強制排出ボタン42と当接する強
制排出片31eが形成されている。
【0030】32はソレノイドで、イジェクトロック部
13に形成するソレノイド嵌入軸18に嵌入し固定す
る。ソレノイド32の内部には可動芯33が備えられ、
通常はソレノイド32に備えられた磁性片34により吸
着され、ソレノイド32の内部に引っ込んでいる。そし
て、ソレノイド32に可動芯33の吸着を打ち消す方向
の電圧を印加することにより、可動芯33はソレノイド
32内部から開放可能となる。また、可動芯33はロッ
クレバー31の方向に向かって開放可能に、ロックレバ
ー31と略直角に、L字状に設置する。
【0031】35は移動板で、イジェクトロック部13
に形成する3個の移動板ガイド片19に案内ガイドさ
れ、可動芯33の移動方向に移動可能に設置される。移
動板35は可動芯33と一体的に移動するために、可動
芯33に形成された嵌合穴33aに嵌入する嵌合片35
aが、図6に示すように、先端部に、直角に折り曲げら
れ形成されている。さらに、嵌合片35aの反対側の端
部には、ロックレバー31のロックレバー当接部31c
と当接する移動板当接片35bが直角に折り曲げられ形
成されている。また、移動板35の中央部には後述する
イジェクトレバー36のイジェクト片36aに押圧され
る移動板押圧片35cが直角に折り曲げられ形成されて
いる。
【0032】また、36はイジェクトレバーで、イジェ
クトロック部13に形成するイジェクトレバー軸20に
差し込み、回動自在に設置される。イジェクトレバー軸
20は弾性変形可能に、すり割りと、その先端部にはイ
ジェクトレバー36の抜け止めを防止するため翼状に形
成されている。イジェクトレバー36には、図7に示す
ように、移動板押圧片35cを押圧するイジェクト片3
6aと、後述する解除バネ37の一端を懸架する解除バ
ネ懸架片36bと、後述する連結板41と当接するイジ
ェクトレバー当接片36cが円弧状に、それぞれ形成さ
れている。
【0033】37は解除バネで、ここではねじりコイル
バネを使用している。解除バネ37はイジェクトロック
部13に形成する解除バネ用のボス21に設置し、その
片方は前述したイジェクトレバー36の解除バネ懸架片
36bに懸架し、もう一方は、イジェクトロック部13
に形成された、図示しない凹部に差し込まれ懸架され
る。解除バネ37はイジェクトレバー36、移動板35
を介して、可動芯33をソレノイド32から引き離す方
向に付勢している。解除バネ37の設置場所をディスク
トレイ10の載置部11を構成している部分から、外れ
た位置に設けることにより、高さ方向の寸法を大きくす
ることができるので、解除バネ37をねじりコイルバネ
で構成することができるようになり、省スペース化に寄
与することができる。
【0034】38はロックバネで、ここでは引っ張りコ
イルバネを使用している。ロックバネ38の片方はロッ
クレバー31のロックバネ懸架部31dに懸架され、も
う一方はイジェクトロック部13に形成するロックバネ
用のボス22に懸架される。ロックバネ38はロックレ
バー31を係合部31aと係止部2とが係合する方向に
付勢している。
【0035】39はリセットレバーで、イジェクトロッ
ク部13に形成するリセットレバー軸23に差し込み回
動自在に設置される。リセットレバー39の先端は、図
8に示すように、三角形状に形成され、係止部2と当接
する。また回動中心部はボス状に形成され、リセットバ
ネ40を組み付ける構成となっている。リセットバネ4
0はねじりコイルバネで構成している。
【0036】リセットバネ40は片方をリセットレバー
39に形成されたリセットバネ懸架部39aに懸架し、
もう一方はイジェクトロック部13に形成するリセット
バネ取付穴24に懸架し、リセットレバー39を後述す
る連結板41に当接する方向に付勢している。さらに、
リセットレバー39の裏側には連結板41と当接するリ
セットレバー当接部39bが形成されている。
【0037】41は連結板で、イジェクトロック部13
に形成する2個の案内溝部25に、可動芯33が移動す
る方向と直角な方向に移動可能に組み付ける。連結板4
1の先端は円弧状に、リセットレバー当接部39bと当
接するリセットレバー連接部41aが形成されている。
また、反対側にはイジェクトレバー当接片36cと当接
する平坦状のイジェクトレバー連接部41bが形成され
ている。
【0038】42は強制排出ボタンで、イジェクトロッ
ク部13に形成する長穴形状のボス26に差し込まれロ
ックレバー31の強制排出片31eと当接するように配
設される。そして、強制排出ボタン42を使用者が押す
ことにより、ロックレバー31を回動し、係止部2とロ
ックレバーの係合部31aとの係合を解除するものであ
る。43はカバーで、上述したイジェクトロック機構を
包み込むように、イジェクトロック部13にねじ等によ
り組み付けられる。
【0039】次に、イジェクトロック機構により、ディ
スクトレイ10がディスク装置の本体部1の内部に係止
された状態の初期状態を説明する。
【0040】本体部1に設けられた係止部2とロックレ
バー31の係合部31aとが係合し、ディスクトレイ1
0はディスク装置の本体部1の内部に係止した状態を保
持している。このとき、ロックバネ38は係合部31a
と係止部2との係合が解除されないように軽く付勢して
いる。また、可動芯33は磁性片34により、ソレノイ
ド32の内部に引き込まれた状態を保持している。この
とき、可動芯33と一体的に設けられた移動板35の移
動板押圧片35cは解除バネ37の付勢力により、イジ
ェクトレバー36のイジェクト片36aによって、可動
芯33がソレノイド32から抜け出す方向に押圧されて
いる。
【0041】しかし、この状態では、可動芯33を保持
する磁性片34の吸着力の方が、解除バネ37の押圧力
より大きく設定されている。また、リセットレバー39
はリセットバネ40の付勢力により、連結板41も含
め、イジェクトレバー36と軽く当接する状態である。
図10にイジェクトロック機構の初期状態を示す。
【0042】次に、イジェクトロック機構により、ディ
スクトレイ10がディスク装置の本体部1の内部に係止
された状態から、排出される動作の説明をする。
【0043】まず、使用者が排出ボタン5を押下する
と、記録再生手段12のディスク駆動部にブレーキを駆
け、ディスクを停止する。その後、ソレノイド32に電
圧を印加し、可動芯33を開放可能にすると、解除バネ
37の付勢力により、イジェクトレバー36が回動す
る。イジェクトレバー36が回動することにより、イジ
ェクトレバー36のイジェクト片36aが移動板押圧片
35cを押圧し、同時に移動板35と一体的に連結する
可動芯33をソレノイド32の内部から引き抜く方向に
移動する。また同時に、移動板当接部35bがロックレ
バー当接部31cを押圧し、ロックレバー31の係合部
31aと本体部1に設けられた係止部2との係合を解除
する方向にロックレバー31を回動する。
【0044】また、移動板35と一体的に連結する可動
芯33をソレノイド32の内部から引き抜く方向に移動
するのとほぼ同時に、イジェクトレバー36は、リセッ
トバネ40に抗して、連結板41をディスクトレイ10
に形成された案内溝部25に沿って移動すると共に、リ
セットレバー39を回動する。図11に、この状態のイ
ジェクトロック機構を示す。すると、本体部1から開放
可能となったディスクトレイ10はイジェクトバネ14
の付勢力により、本体部1から排出されることになる。
その排出される課程で、リセットレバー39は係止部2
と当接し、リセットバネ40に抗して、さらに回動する
状態になる。図12に、この状態のイジェクトロック機
構を示す。
【0045】さらにディスクトレイ10はイジェクトバ
ネ14の付勢力により排出され、リセットレバー39と
係止部2との当接がなくなると、リセットレバー39は
リセットバネ40の付勢力により、連結板41と当接す
る位置まで回動する。図13に、その状態のイジェクト
ロック機構を示す。
【0046】なお、少なくとも、この状態になるまでは
イジェクトバネ14の付勢力により、ディスクトレイ1
0を排出するように設定されており、この状態から後述
するロックレバー31と係止部2とが係合する動作を行
ったとしても、問題なく動作することが可能である。つ
まり、再ロック可能な状態になる。そして、排出された
ディスクトレイ10を使用者がさらに引き出し、ディス
ク3の取り出し等を行うことができるようになる。
【0047】次に、排出されたディスクトレイ10を本
体部1に押し込み、ディスクトレイ10を本体部1の内
部に係止する動作の説明をする。
【0048】まず、使用者がディスクトレイ10を本体
部1に押し込んで行くと、やがて、リセットレバー39
が係止部2と当接を始める。さらにディスクトレイ10
を押し込むと、リセットレバー39は回動し、リセット
レバー39は連結板41を押圧する。連結板41は案内
溝部25に沿って移動する。同時に、連結板41はイジ
ェクトレバー36を押圧すると、イジェクトレバー36
は解除バネ37に抗して回動する。
【0049】すると、イジェクトレバー36のイジェク
ト片36aが移動板押圧片35cを押圧していた状態を
解除することになる、さらに、移動板当接片35bがロ
ックレバー当接部31cを押圧していた状態を解除す
る。すると、ロックバネ38の付勢力により、ロックレ
バー31は、係止部2との係合が解除された状態から係
合する方向に回動する。
【0050】つまり、ロックバネ38の付勢力により、
ロックレバー当接部31cが移動板当接片35bを押圧
しながら、移動板35と移動板35と一体に設けられた
可動芯33をソレノイド32の内部に押し込む方向に移
動して行く。このとき、可動芯33が磁性片34に接近
するにつれ、可動芯33は磁性片34の吸着力を受け、
スムーズにソレノイド32の内部に引き込まれて行くこ
とになる。そして、可動芯33が完全にソレノイド32
の内部に引き込まれ、可動芯33が吸着保持された状態
になる。図14に、この状態のイジェクトロック機構を
示す。
【0051】さらにディスクトレイ10を押し込んでゆ
くと、係止部2によりリセットレバー39はさらに回動
する。これに伴い、連結板41を介し、イジェクトレバ
ー36を回動するが、イジェクトレバー36のイジェク
ト片36aは移動板押圧片35cから離間して行くこと
になる。つまり、可動芯33の移動に対し、イジェクト
レバーの移動はオーバーストロークの状態になる。さら
に、このとき、係止部2とロックレバー31の斜面31
bとが当接するようになり、ロックレバー31はロック
バネ38に抗して、回動する。
【0052】すると、図15に示すように、リセットレ
バー39と、ロックレバー31とが係止部2と当接しな
がら、ディスクトレイ10は本体部1に押し込まれて行
く。やがて、リセットレバー39と係止部2との当接が
解除される状態になると、リセットレバー39、イジェ
クトレバー36、連結板41は解除バネ37の付勢力に
より、初期位置まで移動する。つまり、可動芯33の移
動に対して、イジェクトレバー36がオーバーストロー
クした分だけ、イジェクトレバー36は戻ることにな
る。
【0053】そして、図16に示すように、イジェクト
レバー36のイジェクト片36aが移動板押圧片35c
を解除バネ37により押圧した初期の状態になる。この
とき、イジェクト片36aと移動板押圧片35cとは衝
撃的に衝突し、可動芯33をソレノイドから引き離す方
向に衝撃力が発生することが考えられるので、移動板3
5の嵌入片35aと可動芯33の嵌入穴33aとの隙間
はできる限り小さくして、イジェクト片36aと移動板
押圧片35cとの衝撃力により、さらに、嵌入片35a
と嵌入穴33aとの間に衝撃力が発生しないようにする
ことにより、可動芯がソレノイド32から抜け出すのを
防ぐようにしたほうが良い。
【0054】さらにディスクトレイ10を押し込んで行
くと、ロックレバー31と係止部2との当接が終了する
と同時に、ロックレバー31はロックバネ38の付勢力
により、係合部31aと係止部2とが係合する方向に回
動し、ディスクトレイ10が本体部1の内部に係止さ
れ、図10に示すような初期の状態に復帰することがで
きる。
【0055】以上のように、本実施形態によれば、可動
芯33をソレノイド32の内部に押し込んで行くとき
に、可動芯33の移動に対して、イジェクトレバー36
の移動をオーバーストロークに設定することにより、確
実なオーバーストロークを実現することができ、オーバ
ーストロークの設計を容易にすることが可能なイジェク
トロック機構を提供できる。
【0056】また、イジェクトレバー36がオーバース
トロークの状態のとき、ソレノイド32が受ける押圧力
は解除バネ37ではなく、それよりも弱く設定できるロ
ックバネ38であるので、ソレノイドの信頼性を損なう
ことがなくなり、信頼性の高いイジェクトロック機構を
実現することができる。
【0057】また、係止部2の位置を、ディスクトレイ
10を本体部1に挿入して行く方向で、ロックレバー3
1の回動中心から、奥側に設定するで、下カバー1bの
前端部からの寸法を大きくすることにより、係止部2の
剛性を高めることができ、下カバー1bの材料をより軽
いアルミニウムを使用することも可能となり、軽量化を
実現することができる。さらに、係止部2の位置を、デ
ィスクトレイ10を本体部1に挿入して行く方向で、ロ
ックレバー31の回動中心から、奥側に設定するで、係
止部2がイジェクトロック機構と干渉するのを少なくす
ることにより、イジェクトロック部13のスペースを有
効に利用でき、薄型のイジェクトロック機構を実現する
ことが可能となり、ディスク装置の薄型化に寄与するこ
とができる。
【0058】また、コネクタ7、ダンパ8等により、イ
ジェクトロック機構を配置するスペースが規制された状
態で、ロックレバー31とソレノイド32とを略直角
に、L字状に配置し、さらに、ロックレバーの方向に、
可動芯33がソレノイド32から引き離される方向を向
けることにより、コネクタ6、ダンパ7等と干渉するこ
とのない、省スペースのイジェクトロック機構を提供す
ることができる。
【0059】なお、本発明の実施形態では、ディスクの
種類は何でも良く、例えば、光ディスクであっても、磁
気ディスクであってもよく、本発明の主旨に何ら影響を
及ぼすものではない。
【0060】また、本発明の実施形態では、解除バネ3
7をねじりコイルバネとしたが、他の弾性部材であって
も良く、本発明の主旨に反しない限り、例えば引っ張り
コイルバネを用いる構成であっても良い。
【0061】また、本発明の実施形態では、ロックバネ
38を引っ張りコイルバネとし、リセットバネ40をね
じりコイルバネとしたが、これにこだわるものではな
く、他の弾性部材であっても良い。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明のディスク装置のイ
ジェクトロック機構は本体部内に設けた係止部と、ディ
スクトレイ上に配設され、係止部と係合するロックレバ
ーと、ディスクトレイ上に配設され、通常は可動芯を磁
性力により自己吸着しているソレノイドと、可動芯をソ
レノイドから引き抜く方向に移動すると共に、ロックレ
バーを押圧し、ロックレバーと係止部との係合を解除す
るイジェクトレバーと、ディスクトレイを本体部へ挿入
する経路上で係止部と一時的に係合し、ソレノイドに可
動芯を押し込む方向へイジェクトレバーを移動するリセ
ットレバーとを設け、イジェクトレバーがソレノイドに
可動芯を押し込む方向へ移動するとき、ロックレバーの
押圧を解除するように構成し、さらに、イジェクトレバ
ーの移動軌跡を可動芯がソレノイドに押し込まれる移動
軌跡よりもオーバーストロークすることにより、確実な
オーバーストロークを実現することができ、設計的に容
易なイジェクトロック機構を提供することができる。ま
た、ロックレバーの押圧を解除するので、イジェクトレ
バーがオーバーストロークのときソレノイドに加わる押
圧力を小さくすることができ、信頼性の高い、優れたイ
ジェクトロック機構を提供することができる。
【0063】また、係止部とロックレバーとが係合する
位置はディスクトレイを挿入する方向で、ロックレバー
の回動中心よりも奥側に設定することにより、省スペー
ス化、また、薄型化を実現することができ、ディスク装
置の薄型化に貢献できるイジェクトロック機構を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるディスク装置の本体部
からディスクトレイが引き出された状態のディスク装置
の概略を示す概略斜視図
【図2】本発明の実施形態による下カバーに設けられた
係止部を説明する部分斜視図
【図3】本発明の実施形態によるディスクトレイの裏側
で、イジェクトロック部の概略を示す部分斜視図
【図4】本発明の実施形態によるイジェクトロック機構
の概略を示す分解斜視図
【図5】図4のイジェクトロック機構を構成するロック
レバーの概略を説明する構成部品斜視図
【図6】図4のイジェクトロック機構を構成する移動板
の概略を説明する構成部品斜視図
【図7】図4のイジェクトロック機構を構成するイジェ
クトレバーの概略を説明する構成部品斜視図
【図8】図4のイジェクトロック機構を構成するリセッ
トレバーの概略を説明する構成部品斜視図
【図9】図4のイジェクトロック機構を構成する連結板
の概略を説明する構成部品斜視図
【図10】本発明の実施形態によるイジェクトロック機
構の初期の状態で、ディスクトレイが本体部にロックさ
れた状態の概略を説明する状態平面図
【図11】図10の状態からロックレバーと係止部との
係合が解除され、さらに、可動芯がソレノイドの内部か
ら抜き出された状態の概略を説明する状態平面図
【図12】図11の状態から、ディスクトレイが本体部
から引き出されて行く途中の課程で、リセットレバーと
係止部とが当接する状態の概略を説明する状態平面図
【図13】図12の状態から、さらにディスクトレイが
本体部から引き出され、ディスクトレイが本体部から完
全に排出された状態の概略を説明する状態平面図
【図14】図13のディスクトレイが本体部から完全に
排出された状態から、ディスクトレイを本体部に押し込
んで行く途中の課程で、リセットレバーと係止部とが当
接し、可動芯をソレノイドの内部に押し込んだ状態の概
略を説明する状態平面図
【図15】図14の状態から、さらにディスクトレイを
押し込んで行く課程で、ロックレバーとリセットレバー
とが係止部と当接する状態の概略を説明する状態平面図
【図16】図15の状態から、さらにディスクトレイを
押し込んで行く課程で、リセットレバーと係止部との当
接が終了した状態の概略を説明する状態平面図
【図17】従来技術のイジェクトロック機構を示す図
【符号の説明】
1 ディスク装置の本体部 2 係止部 10 ディスクトレイ 31 ロックレバー 32 ソレノイド 36 イジェクトレバー 37 解除バネ 38 ロックバネ 39 リセットレバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報記録媒体であるディスクに対し情報を
    記録または再生する記録再生手段を搭載し、該ディスク
    と共にドライブ装置の本体部に対して挿入・排出自在に
    スライドするディスクトレイと、排出ボタンとを備えた
    ディスク装置において、前記排出ボタンを押下すると前
    記ディスクトレイとディスク装置の前記本体部内とのロ
    ックが解除され、前記ディスクトレイの排出が可能な状
    態となること、及び、排出された状態の前記ディスクト
    レイを使用者が本体部内に挿入すれば自動的にロックさ
    れるディスク装置のイジェクトロック機構であって、前
    記本体部内に設けた係止部と、前記ディスクトレイ上に
    配設され、前記係止部と係合し、前記ディスクトレイを
    前記本体部内にロックするロックレバーと、前記ディス
    クトレイ上に配設され、通常は可動芯を磁性力により自
    己吸着しているソレノイドと、前記可動芯を前記ソレノ
    イドから引き抜く方向に移動すると共に、前記ロックレ
    バーを押圧し、前記ロックレバーと前記係止部との係合
    を解除するイジェクトレバーと、前記ディスクトレイを
    前記本体部へ挿入する経路上で前記係止部と一時的に係
    合し、前記ソレノイドに前記可動芯を押し込む方向へ前
    記イジェクトレバーを移動するリセットレバーとを備
    え、前記イジェクトレバーが前記ソレノイドに前記可動
    芯を押し込む方向へ移動するとき、前記ロックレバーの
    押圧を開放すること、さらに、前記イジェクトレバーの
    移動軌跡は前記可動芯が前記ソレノイドに押し込まれる
    移動軌跡よりもオーバーストロークすることと、前記係
    止部と前記ロックレバーとが係合する位置は前記ディス
    クトレイを挿入する方向で、前記ロックレバーの回動中
    心よりも奥側に設定することを特徴とするディスク装置
    のイジェクトロック機構。
  2. 【請求項2】可動芯を引き抜く方向はロックレバー側に
    配置され、ロックレバーとソレノイドとは、略直角方向
    にL字状に配置されることを特徴とする請求項1に記載
    のディスク装置のイジェクトロック機構。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のイジェクトロッ
    ク機構は、可動芯と嵌合し該可動芯と一体的に移動自在
    に設けられた移動板と、ソレノイドから前記可動芯を引
    き抜く方向に付勢し、イジェクトレバーとディスクトレ
    イとの間に懸架する解除バネとを備えることを特徴とす
    るディスク装置のイジェクトロック機構。
  4. 【請求項4】イジェクトレバーは前記ソレノイドから可
    動芯を引き抜く方向に、移動板を介し、ロックレバーを
    押圧する構成であることを特徴とする請求項3に記載の
    ディスク装置のイジェクトロック機構。
  5. 【請求項5】請求項3に記載のイジェクトロック機構
    は、ロックレバーを係止部に係合する方向に付勢するロ
    ックバネを備え、リセットレバーが係止部と当接し、解
    除バネに抗して回動することにより、イジェクトレバー
    が移動板を押圧している状態を解除し、前記ロックバネ
    の付勢力により、前記ロックレバーを介し、前記移動板
    を押圧し、可動芯をソレノイドの内部に押し込むことを
    特徴とするディスク装置のイジェクトロック機構。
  6. 【請求項6】リセットレバーとイジェクトレバーとの間
    に連結板を設けることにより、リセットレバーの位置を
    ロックレバーと係合部とが係合する位置の近傍に設置す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のディスク
    装置のイジェクトロック機構。
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