JP3438366B2 - 熱交換装置 - Google Patents
熱交換装置Info
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- JP3438366B2 JP3438366B2 JP32361994A JP32361994A JP3438366B2 JP 3438366 B2 JP3438366 B2 JP 3438366B2 JP 32361994 A JP32361994 A JP 32361994A JP 32361994 A JP32361994 A JP 32361994A JP 3438366 B2 JP3438366 B2 JP 3438366B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱交換装置に関し、詳し
くは多数の整列したフィン板とそれらを貫通する通水パ
イプからなる熱交換器を燃焼缶体の上部空間に配置し
て、下方から上昇してくる燃焼排ガスの熱交換を行うよ
うにした熱交換装置に関する。
くは多数の整列したフィン板とそれらを貫通する通水パ
イプからなる熱交換器を燃焼缶体の上部空間に配置し
て、下方から上昇してくる燃焼排ガスの熱交換を行うよ
うにした熱交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来の熱交換装置の一例を説明す
る。図3は燃焼缶体内の上部空間に熱交換器を配置した
状態を示す図である。図3において、熱交換器1は複数
枚の整列したフィン板10とそのフィン板10の各パイプ貫
通穴11を貫通する通水パイプ20からなり、この熱交換器
1が燃焼缶体2内上部空間に配置されている。2aは前記
缶体2を構成する胴板である。前記熱交換器1はそのフ
ィン板10の幅方向両側縁で前記胴板2aに接する程度とな
る。また断熱材3が胴板2aの内側に張られ、その上端が
前記フィン板10の最下端の両隅部に当接するようになさ
れている。尚、この例においては、前記通水パイプ20は
2種類の通水パイプ21、22からなり、いわゆる1缶2水
路の給湯器とされている。
る。図3は燃焼缶体内の上部空間に熱交換器を配置した
状態を示す図である。図3において、熱交換器1は複数
枚の整列したフィン板10とそのフィン板10の各パイプ貫
通穴11を貫通する通水パイプ20からなり、この熱交換器
1が燃焼缶体2内上部空間に配置されている。2aは前記
缶体2を構成する胴板である。前記熱交換器1はそのフ
ィン板10の幅方向両側縁で前記胴板2aに接する程度とな
る。また断熱材3が胴板2aの内側に張られ、その上端が
前記フィン板10の最下端の両隅部に当接するようになさ
れている。尚、この例においては、前記通水パイプ20は
2種類の通水パイプ21、22からなり、いわゆる1缶2水
路の給湯器とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の熱
交換装置においては、特に燃焼を高負荷で行う場合にお
いて、燃焼缶体2内の下部で発生した燃焼排ガスの熱量
が大きいため、熱交換器1が高温に加熱されるだけでな
く、燃焼排ガスの一部が熱交換器1の側方に位置する胴
板2a側へも流れて、該胴板2aを高温に加熱する問題があ
った。即ち、図3において、矢符Pで示すように、千鳥
状に配置された通水パイプ20、20同士の間を通って側方
へ流れ、胴板2a内面に達して該胴板2aを高温に加熱す
る。また矢符Qで示すように、フィン板10の最下端の両
隅部で、通水パイプ20と断熱材3との間を通って側方へ
流れ、胴板2a内面に達して該胴板2aを高温に加熱する。
胴板2aが高温に加熱されることが繰り返されることで、
胴板2aに亀裂が入る等の損傷を受けやすくなる。
交換装置においては、特に燃焼を高負荷で行う場合にお
いて、燃焼缶体2内の下部で発生した燃焼排ガスの熱量
が大きいため、熱交換器1が高温に加熱されるだけでな
く、燃焼排ガスの一部が熱交換器1の側方に位置する胴
板2a側へも流れて、該胴板2aを高温に加熱する問題があ
った。即ち、図3において、矢符Pで示すように、千鳥
状に配置された通水パイプ20、20同士の間を通って側方
へ流れ、胴板2a内面に達して該胴板2aを高温に加熱す
る。また矢符Qで示すように、フィン板10の最下端の両
隅部で、通水パイプ20と断熱材3との間を通って側方へ
流れ、胴板2a内面に達して該胴板2aを高温に加熱する。
胴板2aが高温に加熱されることが繰り返されることで、
胴板2aに亀裂が入る等の損傷を受けやすくなる。
【0004】そこで本発明は、上記従来装置の欠点を解
消し、燃焼が高負荷で行われる場合においても、熱交換
器側方の燃焼缶体胴板が高温に加熱されることのない熱
交換装置の提供を目的とする。
消し、燃焼が高負荷で行われる場合においても、熱交換
器側方の燃焼缶体胴板が高温に加熱されることのない熱
交換装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の熱交換装置は、多数の整列したフィン板1
0とそのフィン板10を貫通する複数の通水パイプ20
からなる熱交換器1を燃焼缶体2の上部空間に配置し
て、下方から上昇してくる燃焼排ガスの熱交換を行うよ
うにした熱交換装置であって、前記フィン板10の両側
縁12、12から少し内側に離れた位置であって、千鳥
状に配された複数の通水パイプ20のうちの両側にそれ
ぞれ位置する上下のパイプ貫通穴11、11の間の領域
の外側に、両側の各上下の通水パイプ20、20の隙間
を抜けて前記フィン板10の両側縁12、12方向へ流
れようとする燃焼排ガスの流れを遮蔽し、且つ上方へ流
れを矯正する切り起こし片13、13を設けたことを第
1の特徴としている。また本発明の熱交換装置は、上記
第1の特徴に加えて、フィン板の最下部両隅部を、通水
パイプ貫通用のパイプ貫通穴に沿って切り欠き、燃焼缶
体の胴板内面に設けた断熱材の上端を前記両隅部の切り
欠き下端に当接する位置まで延設することで、フィン板
の最下部両隅部を貫通する通水パイプと前記断熱材上端
との隙間を狭く構成したことを第2の特徴としている。
め、本発明の熱交換装置は、多数の整列したフィン板1
0とそのフィン板10を貫通する複数の通水パイプ20
からなる熱交換器1を燃焼缶体2の上部空間に配置し
て、下方から上昇してくる燃焼排ガスの熱交換を行うよ
うにした熱交換装置であって、前記フィン板10の両側
縁12、12から少し内側に離れた位置であって、千鳥
状に配された複数の通水パイプ20のうちの両側にそれ
ぞれ位置する上下のパイプ貫通穴11、11の間の領域
の外側に、両側の各上下の通水パイプ20、20の隙間
を抜けて前記フィン板10の両側縁12、12方向へ流
れようとする燃焼排ガスの流れを遮蔽し、且つ上方へ流
れを矯正する切り起こし片13、13を設けたことを第
1の特徴としている。また本発明の熱交換装置は、上記
第1の特徴に加えて、フィン板の最下部両隅部を、通水
パイプ貫通用のパイプ貫通穴に沿って切り欠き、燃焼缶
体の胴板内面に設けた断熱材の上端を前記両隅部の切り
欠き下端に当接する位置まで延設することで、フィン板
の最下部両隅部を貫通する通水パイプと前記断熱材上端
との隙間を狭く構成したことを第2の特徴としている。
【0006】
【作用】上記本発明の第1の特徴によれば、下方から上
昇してくる燃焼排ガスが熱交換器を通過する際に、千鳥
状に配置された通水パイプ等の間を通って側方の胴板側
へ流れようとしても、フィン板の両側縁から少し内側に
離れた位置に設けられた切り起こし片によって胴板方向
への燃焼排ガスの流れが遮蔽される。よって胴板が高温
に加熱されるのが防止される。また上記本発明の第2の
特徴によれば、第1の特徴による効果に加えて、下方か
ら上昇してくる燃焼排ガスが、フィン板の最下部両隅部
で、断熱材の上端と最下部両隅部の通水パイプとの間を
通って側方の胴板側へ流れようとしても、前記断熱材の
上端とフィン板の最下部両隅部を貫通する通水パイプと
の隙間が狭いので、燃焼排ガスはその隙間から胴板側へ
はあまり流れることができず、よって胴板が高温に加熱
されるのが防止される。
昇してくる燃焼排ガスが熱交換器を通過する際に、千鳥
状に配置された通水パイプ等の間を通って側方の胴板側
へ流れようとしても、フィン板の両側縁から少し内側に
離れた位置に設けられた切り起こし片によって胴板方向
への燃焼排ガスの流れが遮蔽される。よって胴板が高温
に加熱されるのが防止される。また上記本発明の第2の
特徴によれば、第1の特徴による効果に加えて、下方か
ら上昇してくる燃焼排ガスが、フィン板の最下部両隅部
で、断熱材の上端と最下部両隅部の通水パイプとの間を
通って側方の胴板側へ流れようとしても、前記断熱材の
上端とフィン板の最下部両隅部を貫通する通水パイプと
の隙間が狭いので、燃焼排ガスはその隙間から胴板側へ
はあまり流れることができず、よって胴板が高温に加熱
されるのが防止される。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す燃焼缶体の状態
を示す一部断面図、図2は熱交換器と胴板との関係を示
す図である。
を示す一部断面図、図2は熱交換器と胴板との関係を示
す図である。
【0008】図1において、燃焼缶体2の下側部にバー
ナ4が取り付けられ、バーナ4から吹き込まれる燃料に
よって燃焼缶体2内で燃焼が行われる。燃焼によって生
じる燃焼排ガスは、燃焼缶体2内を上昇し、燃焼缶体2
内の上部空間に配置される熱交換器1を通過する間に熱
交換される。前記燃焼缶体2の外側壁には、本実施例に
おいては2種類の水管5、6が巻回されている。この水
管5、6は、燃焼缶体2の上部の胴板2aを貫通してきた
前記熱交換器1の通水パイプ21、22に接続する。この2
つの通水管5、6及び通水パイプ21、22はこの熱交換装
置がいわゆる1缶2水路の給湯器とされていることを示
している。
ナ4が取り付けられ、バーナ4から吹き込まれる燃料に
よって燃焼缶体2内で燃焼が行われる。燃焼によって生
じる燃焼排ガスは、燃焼缶体2内を上昇し、燃焼缶体2
内の上部空間に配置される熱交換器1を通過する間に熱
交換される。前記燃焼缶体2の外側壁には、本実施例に
おいては2種類の水管5、6が巻回されている。この水
管5、6は、燃焼缶体2の上部の胴板2aを貫通してきた
前記熱交換器1の通水パイプ21、22に接続する。この2
つの通水管5、6及び通水パイプ21、22はこの熱交換装
置がいわゆる1缶2水路の給湯器とされていることを示
している。
【0009】図2も参照して、前記熱交換器1は、多数
の整列配置されたフィン板10と、それらを貫通する前記
通水パイプ20(21、22)とからなる。フィン板10には2
種類の通水パイプ21、22を貫通させるためのパイプ貫通
穴11が2段に千鳥状に配置されている。前記フィン板10
の両側縁12は燃焼缶体2の胴板2aに接する程度とし、そ
の両側縁12、12から少し内側に離れた位置に切り起こし
片13、13を設けている。この切り起こし片13、13の配置
をさらに説明すると、フィン板10の千鳥状に配置された
多数のパイプ貫通穴11のうちの両側に位置する上下のパ
イプ貫通穴11、11の間の領域の外側に、上方へ延びるく
の字状の切り起こし片13が配置されている。このように
配置することで、矢符Pで示す燃焼排ガスの流れ、即ち
前記千鳥状配置のパイプ貫通穴11、11に貫通された上下
の通水パイプ20、20の隙間から側方の胴板2a側へ流れよ
うとする燃焼排ガスの流れは、前記くの字状の切り起こ
し片13で遮蔽され、上方へ流れを矯正される。尚、切り
起こし片13を両側縁12から少し内側に離れた位置に配置
することで、該切り起こし片13が高温になっても、その
熱が胴板2aには直ちに伝わらないようにしている。
の整列配置されたフィン板10と、それらを貫通する前記
通水パイプ20(21、22)とからなる。フィン板10には2
種類の通水パイプ21、22を貫通させるためのパイプ貫通
穴11が2段に千鳥状に配置されている。前記フィン板10
の両側縁12は燃焼缶体2の胴板2aに接する程度とし、そ
の両側縁12、12から少し内側に離れた位置に切り起こし
片13、13を設けている。この切り起こし片13、13の配置
をさらに説明すると、フィン板10の千鳥状に配置された
多数のパイプ貫通穴11のうちの両側に位置する上下のパ
イプ貫通穴11、11の間の領域の外側に、上方へ延びるく
の字状の切り起こし片13が配置されている。このように
配置することで、矢符Pで示す燃焼排ガスの流れ、即ち
前記千鳥状配置のパイプ貫通穴11、11に貫通された上下
の通水パイプ20、20の隙間から側方の胴板2a側へ流れよ
うとする燃焼排ガスの流れは、前記くの字状の切り起こ
し片13で遮蔽され、上方へ流れを矯正される。尚、切り
起こし片13を両側縁12から少し内側に離れた位置に配置
することで、該切り起こし片13が高温になっても、その
熱が胴板2aには直ちに伝わらないようにしている。
【0010】また前記フィン板10は、その最下部両隅部
14、14をパイプ貫通穴11に沿って切り欠き、その切り欠
き部15の形成によって断熱材3の上端をより深く前記フ
ィン板10の最下部両隅部14、14に侵入して位置させるこ
とができるようにし、これによって、フィン板10の最下
部両隅部14、14を貫通する通水パイプ20、20(22、22)
と断熱材3、3の上端との隙間を充分に狭くするように
している。Q矢符で示す燃焼排ガスの流れは、通水パイ
プ22と断熱材3との隙間が狭いので、この隙間を越えて
胴板2a側へはあまり流れることができず、よって胴板2a
は高温に加熱されない。尚、前記フィン板10の最下部両
隅部14、14に形成した切り欠き部15に切り起こし部16を
設けることで、前記断熱材3と通水パイプ22との間を通
って、なおも胴板2a側へ流れ込んでくる燃焼排ガスがそ
の部分からほとんど流れがないようにし、結果として、
燃焼排ガスの侵入を阻止し、その部分での胴板2aの加熱
がより確実に防止されるようにしている。
14、14をパイプ貫通穴11に沿って切り欠き、その切り欠
き部15の形成によって断熱材3の上端をより深く前記フ
ィン板10の最下部両隅部14、14に侵入して位置させるこ
とができるようにし、これによって、フィン板10の最下
部両隅部14、14を貫通する通水パイプ20、20(22、22)
と断熱材3、3の上端との隙間を充分に狭くするように
している。Q矢符で示す燃焼排ガスの流れは、通水パイ
プ22と断熱材3との隙間が狭いので、この隙間を越えて
胴板2a側へはあまり流れることができず、よって胴板2a
は高温に加熱されない。尚、前記フィン板10の最下部両
隅部14、14に形成した切り欠き部15に切り起こし部16を
設けることで、前記断熱材3と通水パイプ22との間を通
って、なおも胴板2a側へ流れ込んでくる燃焼排ガスがそ
の部分からほとんど流れがないようにし、結果として、
燃焼排ガスの侵入を阻止し、その部分での胴板2aの加熱
がより確実に防止されるようにしている。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の熱交換装置によれば、フィン板10の両側縁1
2、12から少し内側に離れた位置であって、千鳥状に
配された複数の通水パイプ20のうちの両側にそれぞれ
位置する上下のパイプ貫通穴11、11の間の領域の外
側に、両側の各上下の通水パイプ20、20の隙間を抜
けて前記フィン板10の両側縁12、12方向へ流れよ
うとする燃焼排ガスの流れを遮蔽し、且つ上方へ流れを
矯正する切り起こし片13、13を設けたので、下方か
ら上昇してくる燃焼排ガスが熱交換器1を通過する際
に、千鳥状に配された複数の通水パイプ20、20のう
ちの両側にそれぞれ位置する上下のパイプ貫通穴11、
11の間を抜けて、側方の胴板2a側へ流れようとして
も、その流れを前記切り起こし片13によって阻止し、
上方へ矯正することができる。よって胴板2aが高温に
加熱されるのを防止することができる。また請求項2に
記載の熱交換装置によれば、上記請求項1に記載の構成
による効果に加えて、フィン板の最下部両隅部を、通水
パイプ貫通用のパイプ貫通穴に沿って切り欠き、燃焼缶
体の胴板内面に設けた断熱材の上端を前記両隅部の切り
欠き下端に当接する位置まで縁設することで、フィン板
の最下部両隅部を貫通する通水パイプと前記断熱材上端
との隙間を狭く構成したので、燃焼排ガスが、フィン板
の最下部両隅部で、断熱材の上端と最下部両隅部の通水
パイプとの間を通って側方の胴板側へ流れようとして
も、その流れをほとんど阻止することができ、よって胴
板が高温に加熱されるのを防止することができる。また
以上において胴板が高温に加熱されるのを防止すること
で、胴板の熱応力による損傷を予防し、耐久性を増すこ
とができる。
に記載の熱交換装置によれば、フィン板10の両側縁1
2、12から少し内側に離れた位置であって、千鳥状に
配された複数の通水パイプ20のうちの両側にそれぞれ
位置する上下のパイプ貫通穴11、11の間の領域の外
側に、両側の各上下の通水パイプ20、20の隙間を抜
けて前記フィン板10の両側縁12、12方向へ流れよ
うとする燃焼排ガスの流れを遮蔽し、且つ上方へ流れを
矯正する切り起こし片13、13を設けたので、下方か
ら上昇してくる燃焼排ガスが熱交換器1を通過する際
に、千鳥状に配された複数の通水パイプ20、20のう
ちの両側にそれぞれ位置する上下のパイプ貫通穴11、
11の間を抜けて、側方の胴板2a側へ流れようとして
も、その流れを前記切り起こし片13によって阻止し、
上方へ矯正することができる。よって胴板2aが高温に
加熱されるのを防止することができる。また請求項2に
記載の熱交換装置によれば、上記請求項1に記載の構成
による効果に加えて、フィン板の最下部両隅部を、通水
パイプ貫通用のパイプ貫通穴に沿って切り欠き、燃焼缶
体の胴板内面に設けた断熱材の上端を前記両隅部の切り
欠き下端に当接する位置まで縁設することで、フィン板
の最下部両隅部を貫通する通水パイプと前記断熱材上端
との隙間を狭く構成したので、燃焼排ガスが、フィン板
の最下部両隅部で、断熱材の上端と最下部両隅部の通水
パイプとの間を通って側方の胴板側へ流れようとして
も、その流れをほとんど阻止することができ、よって胴
板が高温に加熱されるのを防止することができる。また
以上において胴板が高温に加熱されるのを防止すること
で、胴板の熱応力による損傷を予防し、耐久性を増すこ
とができる。
【図1】本発明の実施例を示す燃焼缶体の状態を示す一
部断面図である。
部断面図である。
【図2】熱交換器と胴板との関係を示す図である。
【図3】従来の熱交換装置の一例を説明する図で、燃焼
缶体内の上部空間に熱交換器を配置した状態を示す図で
ある。
缶体内の上部空間に熱交換器を配置した状態を示す図で
ある。
1 熱交換器
2 燃焼缶体
2a 胴板
3 断熱材
10 フィン板
11 パイプ貫通穴
12 両側縁
13 切り起こし片
14 最下部両隅部
15 切り欠き部
20 通水パイプ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 畑 秀典
兵庫県神戸市中央区明石町32番地 株式
会社ノーリツ内
(56)参考文献 特開 昭60−126540(JP,A)
実開 平3−77154(JP,U)
実開 昭60−66989(JP,U)
実開 昭50−134168(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
F24H 9/00
Claims (2)
- 【請求項1】 多数の整列したフィン板10とそのフィ
ン板10を貫通する複数の通水パイプ20からなる熱交
換器1を燃焼缶体2の上部空間に配置して、下方から上
昇してくる燃焼排ガスの熱交換を行うようにした熱交換
装置であって、前記フィン板10の両側縁12、12か
ら少し内側に離れた位置であって、千鳥状に配された複
数の通水パイプ20のうちの両側にそれぞれ位置する上
下のパイプ貫通穴11、11の間の領域の外側に、両側
の各上下の通水パイプ20、20の隙間を抜けて前記フ
ィン板10の両側縁12、12方向へ流れようとする燃
焼排ガスの流れを遮蔽し、且つ上方へ流れを矯正する切
り起こし片13、13を設けたことを特徴とする熱交換
装置。 - 【請求項2】 フィン板の最下部両隅部を、通水パイプ
貫通用のパイプ貫通穴に沿って切り欠き、燃焼缶体の胴
板内面に設けた断熱材の上端を前記両隅部の切り欠き下
端に当接する位置まで延設することで、フィン板の最下
部両隅部を貫通する通水パイプと前記断熱材上端との隙
間を狭く構成した請求項1に記載の熱交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32361994A JP3438366B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32361994A JP3438366B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159561A JPH08159561A (ja) | 1996-06-21 |
JP3438366B2 true JP3438366B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=18156763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32361994A Expired - Fee Related JP3438366B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 熱交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438366B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006292316A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Noritz Corp | 熱交換器およびこれを備えた燃焼装置 |
JP6798357B2 (ja) * | 2017-02-28 | 2020-12-09 | 株式会社ノーリツ | 熱交換器および熱源機 |
KR102303790B1 (ko) * | 2018-12-28 | 2021-09-23 | 주식회사 경동나비엔 | 전열핀 및 이를 이용한 핀튜브 타입의 열교환기 유닛 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50134168U (ja) * | 1974-04-19 | 1975-11-05 | ||
JPS6066989U (ja) * | 1983-10-14 | 1985-05-13 | 三洋電機株式会社 | 湯沸器用熱交換器 |
JPS60126540A (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-06 | Hitachi Ltd | 給湯暖房機用熱交換器 |
JPH0714767Y2 (ja) * | 1989-11-27 | 1995-04-10 | 日立化成工業株式会社 | 熱交換器 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP32361994A patent/JP3438366B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08159561A (ja) | 1996-06-21 |
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