JPH0714767Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH0714767Y2
JPH0714767Y2 JP13723389U JP13723389U JPH0714767Y2 JP H0714767 Y2 JPH0714767 Y2 JP H0714767Y2 JP 13723389 U JP13723389 U JP 13723389U JP 13723389 U JP13723389 U JP 13723389U JP H0714767 Y2 JPH0714767 Y2 JP H0714767Y2
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JP
Japan
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pipe
fin
combustion
heat exchanger
gap
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Expired - Lifetime
Application number
JP13723389U
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JPH0377154U (ja
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弥志雄 鈴木
信次 藤田
勝人 広瀬
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Showa Denko Materials Co Ltd
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、給湯機及び給湯機付風呂釜に使用する熱交
換器に係り、特にそのフィン形状の改良に関するもので
ある。
《従来の技術》 従来の熱交換器としては、第4図に示すように、燃焼部
1と排気室4とを外胴5で連絡し、この外胴5で形成さ
れた燃焼室2内にフィン6及び熱交換用パイプ7を配設
し、これにより燃焼部1より生成した燃焼ガスが燃焼室
2の下流のフィン・パイプ部3及び排気室4を順次経
て、熱交換器の外へ排出されるようにしたものがある。
このような構造の熱交換器において、全体構造のコンパ
クト化を図るには、主要な構成部分である燃焼室2内の
フィン・パイプ部3を極力小形に形成することが望まし
いが、フィン・パイプ部3は熱交換器の能力に応じた所
定の伝熱面積を確保しなければならない。つまり、パイ
プ7自体の径を所定値以下に小さくすることはできな
い。このようなことから、燃焼室2を小形に形成するに
は、外胴5とパイプ7とのすき間tを極力狭くする必要
があった。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、パイプ7と外胴5との間のすき間tをあ
る一定値以下に狭くした場合は、燃焼ガスがフィン・パ
イプ部3を通過する際、前記すき間tに空気の振動が生
じるため、特定の振動周波数でピーク値となる異音が発
生するという問題点があった。
なお、このような異音が発生する理由としては、第5図
に示すように、燃焼ガスGが高流速で前記すき間tの狭
小部を通過する際、この燃焼ガスの流れが外胴5の内壁
に衝突して反射することで、空気の振動音が急激に増幅
されるものと考えられる。
この考案は、上記の課題に着目してなされたもので、そ
の目的は、フィン・パイプ部での燃焼ガスの流れを改良
することにより、異音発生を防止できる熱交換器を提供
することにある。
《課題を解決するための手段》 この考案は、上記のような目的を達成するため、燃焼部
の燃焼室を形成する外胴と、この燃焼室の最下流部に設
けた複数のフィンと、このフィンを貫通する熱交換用パ
イプと、上記フィンのパイプ貫通部に設けた複数のピッ
チガイドを備え、 これら複数のピッチガイドのうち上記外胴とパイプ間に
位置するピッチガイドを、燃焼室側に対向するように捩
り変形して外胴とパイプ間のすき間を塞いだことを特徴
とするものである。
《作用》 上記の構成によれば、フィンのピッチガイド形状を捩っ
て外胴とパイプ間のすき間を塞いだため、燃焼部からの
燃焼ガスは上記すき間を通過できなくなる。つまり、燃
焼ガスは全て上記すき間よりも広いパイプとパイプ間を
通過するようになり、上記すき間における異音の発生が
防止される。
《実施例》 以下にこの考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この実施例に係る熱交換器の全体構成を示す
断面図である。この図において、1は複数のバーナを備
えた熱交換器の燃焼部で、燃焼部1と排気室4とは外胴
5によって連絡されている。外胴5内の空間部分は燃焼
室2とされ、その最下流部にはフィン・パイプ部3が形
成されている。フィン・パイプ部3を構成するフィン6
の側面は、外胴5内壁にロウ付けにより固着され、フィ
ン6の所定位置には、熱交換用パイプ7が貫通しロウ付
けにより固着されている。フィン6は熱効率の向上を図
るため、第2図のような最適形状に設定され、かつ燃焼
室2の有効空間範囲内においてパイプ7と直交する方向
で多数配設されている。
そして、多数のフィン6間のピッチを確保するため、フ
ィン6のパイプ貫通部側方にはピッチガイド8が複数付
設されている。これら複数のピッチガイド8のうちパイ
プ7と外胴5の間に配置されたものは、第3図に示すよ
うに、該パイプ7と外胴5間のすき間t(約5mm)を塞
ぐため、燃焼部1に対向する方向に対して角度約45°と
なるよう捩られている。
以上のように、所定のピッチガイド8を捩って変形させ
たことで、パイプ7と外胴5間のすき間を塞いだため、
燃焼部1で生成した燃焼ガスが上記すき間tを通過しよ
うとしても、その通過が阻止される。すなわち、全ての
燃焼ガスはすき間tを通過せず、パイプ7とパイプ7の
間の広い間隔Tを通過して排気室4に至る。
これにより、すき間tにおける燃焼ガスの流れによる異
音の発生を防止することができる。
なお、実施例ではピッチガイド8の燃焼部1に臨む方向
への傾斜角を約45°としたが、この傾斜角の大きさはす
き間tを塞ぐことができれば任意に設定することができ
る。
《考案の効果》 以上説明したことから明らかなように、この考案によれ
ば、フィンのピッチガイドを燃焼室と対向するように捩
ることで外胴とパイプ間のすき間を塞いだため、従来の
ように狭小なすき間において異音が発生することを確実
に防止できる。この場合、ピッチガイド形状を少し改良
するのみでよく、排気室に消音装置を設けたり、燃焼部
の空気整流板を複雑に形成する必要もないため、簡単か
つ安価に構成できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例による熱交換器の全体構造を
示す断面図、第2図は熱交換器のフィン・パイプ部を示
す断面図、第3図はフィンのピッチガイド形状を外胴側
から見た側面図、第4図は従来の熱交換器によるフィン
・パイプ部を示す断面図、第5図は第4図のピッチガイ
ド形状を外胴側から見た側面図である。 1…燃焼部 2…燃焼室 3…フィン・パイプ部 4…排気室 5…外胴 6…フィン 7…パイプ 8…ピッチガイド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼部の燃焼室を形成する外胴と、この燃
    焼室の最下流部に設けた複数のフィンと、このフィンを
    貫通する熱交換用パイプと、上記フィンのパイプ貫通部
    に設けた複数のピッチガイドを備え、 これら複数のピッチガイドのうち上記外胴とパイプ間に
    位置するピッチガイドを、燃焼室側に対向するように捩
    り変形して外胴とパイプ間のすき間を塞いだことを特徴
    とする熱交換器。
JP13723389U 1989-11-27 1989-11-27 熱交換器 Expired - Lifetime JPH0714767Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13723389U JPH0714767Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 熱交換器

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JP13723389U JPH0714767Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 熱交換器

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Publication Number Publication Date
JPH0377154U JPH0377154U (ja) 1991-08-02
JPH0714767Y2 true JPH0714767Y2 (ja) 1995-04-10

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ID=31684398

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JP13723389U Expired - Lifetime JPH0714767Y2 (ja) 1989-11-27 1989-11-27 熱交換器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2879297B2 (ja) * 1993-11-08 1999-04-05 リンナイ株式会社 熱交換器
JP3438366B2 (ja) * 1994-11-30 2003-08-18 株式会社ノーリツ 熱交換装置

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JPH0377154U (ja) 1991-08-02

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