JPH0624713Y2 - 積層型熱交換器のエレメント - Google Patents
積層型熱交換器のエレメントInfo
- Publication number
- JPH0624713Y2 JPH0624713Y2 JP1987049178U JP4917887U JPH0624713Y2 JP H0624713 Y2 JPH0624713 Y2 JP H0624713Y2 JP 1987049178 U JP1987049178 U JP 1987049178U JP 4917887 U JP4917887 U JP 4917887U JP H0624713 Y2 JPH0624713 Y2 JP H0624713Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spacer
- heat exchange
- exchange medium
- pair
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として廃熱回収用の積層型熱交換器のエレメ
ントに関する。
ントに関する。
廃熱回収用熱交換器は、モナカ状に形成された一対のプ
レートの両端部に夫々流通孔を形成してエレメントを構
成する。そしてこれらのエレメントをスペーサを介し積
層する。そして夫々のエレメントに排気ガスを流通させ
ると共に、各エレメント外周部にその長手方向へ冷却水
を流通させていた。
レートの両端部に夫々流通孔を形成してエレメントを構
成する。そしてこれらのエレメントをスペーサを介し積
層する。そして夫々のエレメントに排気ガスを流通させ
ると共に、各エレメント外周部にその長手方向へ冷却水
を流通させていた。
ところがこのような従来型熱交換器は第３図に示す如く
スペーサ３の下流側直下に死水域７が形成される。即ち
第２熱交換媒体６がスペーサ３の下流側で滞留すること
になる。そのため、該死水域７でプレート２が高温加熱
され、材料が劣化破壊されると共に、スペーサ３とプレ
ート２とのろう付け部に洩れが生ずる虞れがあった。
スペーサ３の下流側直下に死水域７が形成される。即ち
第２熱交換媒体６がスペーサ３の下流側で滞留すること
になる。そのため、該死水域７でプレート２が高温加熱
され、材料が劣化破壊されると共に、スペーサ３とプレ
ート２とのろう付け部に洩れが生ずる虞れがあった。
そこで本考案は以上の問題点を取り除くため次の構成を
とる。
とる。
両端部に流通孔１が夫々形成され、周縁が液密にろう付
け接合されて内部に偏平な流路が形成された一対の細長
いプレート２と、前記流通孔１の周縁部に位置されたリ
ング状のスペーサ３と、を具備し、内部に第１の熱交換
媒体が流通すると共に、前記プレート２の外面側でその
長手方向に第２の熱交換媒体が流通する熱交換器のエレ
メントにおいて、前記第２熱交換媒体が前記スペーサ３
の下流側外周に沿って流通するように、該スペーサ３の
外周に沿って該スペーサ３近傍に一対の案内板４を仕切
り状に配置し、一対の案内板４の下流側の端部間距離が
縮小するように絞り部12を設けたことを特徴とするもの
である。
け接合されて内部に偏平な流路が形成された一対の細長
いプレート２と、前記流通孔１の周縁部に位置されたリ
ング状のスペーサ３と、を具備し、内部に第１の熱交換
媒体が流通すると共に、前記プレート２の外面側でその
長手方向に第２の熱交換媒体が流通する熱交換器のエレ
メントにおいて、前記第２熱交換媒体が前記スペーサ３
の下流側外周に沿って流通するように、該スペーサ３の
外周に沿って該スペーサ３近傍に一対の案内板４を仕切
り状に配置し、一対の案内板４の下流側の端部間距離が
縮小するように絞り部12を設けたことを特徴とするもの
である。
従って本エレメントによれば案内板４の存在により死水
域７をなくすことができ、それにより局部的な高温加熱
部を取り除いて材料劣化及びそれに基づく破壊を防止で
きる。
域７をなくすことができ、それにより局部的な高温加熱
部を取り除いて材料劣化及びそれに基づく破壊を防止で
きる。
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。第
１図は本エレメントの斜視略図である。このエレメント
は上下一対のモナカ状に形成された細長いプレート２を
有し該プレート２の両端部に流通孔１が穿設されてい
る。それと共に、このプレート２の外周面にリング状の
スペーサ３が配置される。さらにこの流通孔１からわず
かに離れて、への字状に形成された一対の案内板４が配
設され、スペーサ３の下流側で一対の案内板４の離間距
離が縮小され、そこに流体の絞り部が形成されている。
このようにしてなるエレメントを第２図に示す如く複数
積層し各接合部間を液密にろう付け固定する。なお最も
上段に位置するエレメントの上面側は閉塞されると共
に、最も下段に位置するエレメントの各流通孔１には一
対のボス部８が取り付けられる。それと共にこれらの熱
交換器の外周にケーシング10が設けられる。そして、一
方のボス部８から第１熱交換媒体５として高温の排ガス
を流入させ、それを各エレメント内を流通させて他方の
ボス部８から流出させる。またケーシング10の下端から
第２熱交換媒体６として冷却水が流入し各エレメント外
周をその長手方向に流通して、それがケーシング10の上
方から流出する。そして排ガスと冷却水との間に熱交換
が行われるものである。ここにおいて、夫々のスペーサ
３の外周には案内板４が設けられているため、スペーサ
３の下流側直後で冷却水の滞留が生じることがなく冷却
水はスペーサ３外周に沿って円滑に流通する。
１図は本エレメントの斜視略図である。このエレメント
は上下一対のモナカ状に形成された細長いプレート２を
有し該プレート２の両端部に流通孔１が穿設されてい
る。それと共に、このプレート２の外周面にリング状の
スペーサ３が配置される。さらにこの流通孔１からわず
かに離れて、への字状に形成された一対の案内板４が配
設され、スペーサ３の下流側で一対の案内板４の離間距
離が縮小され、そこに流体の絞り部が形成されている。
このようにしてなるエレメントを第２図に示す如く複数
積層し各接合部間を液密にろう付け固定する。なお最も
上段に位置するエレメントの上面側は閉塞されると共
に、最も下段に位置するエレメントの各流通孔１には一
対のボス部８が取り付けられる。それと共にこれらの熱
交換器の外周にケーシング10が設けられる。そして、一
方のボス部８から第１熱交換媒体５として高温の排ガス
を流入させ、それを各エレメント内を流通させて他方の
ボス部８から流出させる。またケーシング10の下端から
第２熱交換媒体６として冷却水が流入し各エレメント外
周をその長手方向に流通して、それがケーシング10の上
方から流出する。そして排ガスと冷却水との間に熱交換
が行われるものである。ここにおいて、夫々のスペーサ
３の外周には案内板４が設けられているため、スペーサ
３の下流側直後で冷却水の滞留が生じることがなく冷却
水はスペーサ３外周に沿って円滑に流通する。
なおプレート２，スペーサ３，案内板４は夫々ステンレ
ス鋼板からなり、それらの間が銅ろう付け固定されてな
る。また案内板４の板厚は１〜２mm程度が好ましい。
ス鋼板からなり、それらの間が銅ろう付け固定されてな
る。また案内板４の板厚は１〜２mm程度が好ましい。
本考案の熱交換器のエレメントは以上のような構成から
なり、次の効果を有する。
なり、次の効果を有する。
本エレメントは案内板４をスペーサ３の外周に沿って仕
切り状に配設し、一対の案内板４，４の離間距離がその
下流側で縮小するように絞り部12を設け、それにより第
２熱交換媒体をスペーサ３の下流側外周面に沿って流通
するように形成したから、スペーサ３の下流側に死水域
がなくなり、熱交換を促進すると共に、スペーサ３下流
部で局部的な高温加熱が生じることを防止し、それに基
づく材料劣化を防止でき、信頼性の高い熱交換器を提供
できる。
切り状に配設し、一対の案内板４，４の離間距離がその
下流側で縮小するように絞り部12を設け、それにより第
２熱交換媒体をスペーサ３の下流側外周面に沿って流通
するように形成したから、スペーサ３の下流側に死水域
がなくなり、熱交換を促進すると共に、スペーサ３下流
部で局部的な高温加熱が生じることを防止し、それに基
づく材料劣化を防止でき、信頼性の高い熱交換器を提供
できる。
第１図は本考案のエレメントの斜視略図、第２図は同エ
レメントを用いた熱交換器の縦断面略図、第３図は従来
型エレメントの平面図、第４図は本考案のエレメントに
おける第２熱交換媒体６の流通状態を示す要部平面図。 １……流通孔、２……プレート ３……スペーサ、４……案内板 ５……第１熱交換媒体、６……第２熱交換媒体 ７……死水域、８……ボス部 10……ケーシング、11……インナーフィン 12……絞り部
レメントを用いた熱交換器の縦断面略図、第３図は従来
型エレメントの平面図、第４図は本考案のエレメントに
おける第２熱交換媒体６の流通状態を示す要部平面図。 １……流通孔、２……プレート ３……スペーサ、４……案内板 ５……第１熱交換媒体、６……第２熱交換媒体 ７……死水域、８……ボス部 10……ケーシング、11……インナーフィン 12……絞り部
Claims (1)
- 【請求項１】両端部に流通孔１が夫々形成され、周縁が
液密にろう付け接合されて内部に偏平な流路が形成され
た一対の細長いプレート２と、前記流通孔１の周縁部に
位置されたリング状のスペーサ３と、を具備し、内部に
第１の熱交換媒体が流通すると共に、前記プレート２の
外面側でその長手方向に第２の熱交換媒体が流通する熱
交換器のエレメントにおいて、前記第２熱交換媒体が前
記スペーサ３の下流側外周に沿って流通するように、該
スペーサ３の外周に沿って該スペーサ３近傍に一対の案
内板４を仕切り状に配置し、一対の案内板４の下流側の
端部間距離が縮小するように絞り部12を設けたことを特
徴とする積層型熱交換器のエレメント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987049178U JPH0624713Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層型熱交換器のエレメント |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987049178U JPH0624713Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層型熱交換器のエレメント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63159684U JPS63159684U (ja) | 1988-10-19 |
| JPH0624713Y2 true JPH0624713Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=30871388
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987049178U Expired - Lifetime JPH0624713Y2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 積層型熱交換器のエレメント |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624713Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0645165Y2 (ja) * | 1989-02-17 | 1994-11-16 | 東京ラヂエーター製造株式会社 | オイルクーラ |
| JP2005055087A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Calsonic Kansei Corp | 積層型熱交換器 |
| JP2006145099A (ja) * | 2004-11-18 | 2006-06-08 | Tokyo Roki Co Ltd | 積層型熱交換器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58181175U (ja) * | 1982-05-21 | 1983-12-03 | 東洋ラジエーター株式会社 | 多板式熱交換器 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP1987049178U patent/JPH0624713Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63159684U (ja) | 1988-10-19 |
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