JPS599188Y2 - 多層式板型熱交換器 - Google Patents
多層式板型熱交換器Info
- Publication number
- JPS599188Y2 JPS599188Y2 JP9889078U JP9889078U JPS599188Y2 JP S599188 Y2 JPS599188 Y2 JP S599188Y2 JP 9889078 U JP9889078 U JP 9889078U JP 9889078 U JP9889078 U JP 9889078U JP S599188 Y2 JPS599188 Y2 JP S599188Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- heat exchange
- heat exchanger
- plates
- utility
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主として吸収冷凍機における吸収液循環系統
に配置して使用する二流体即ち稀吸収液及び濃吸収液が
交互に向流する独立した通路群を板状体からなる熱交換
板で多数積層して形或した熱交換器に関し、とくに伝熱
面積の減少と内部保有液量の減少を図ったものである。
に配置して使用する二流体即ち稀吸収液及び濃吸収液が
交互に向流する独立した通路群を板状体からなる熱交換
板で多数積層して形或した熱交換器に関し、とくに伝熱
面積の減少と内部保有液量の減少を図ったものである。
一般にこの種の多層式板型熱交換器はシェル、アンド、
チューブ式と呼ばれる多管式熱交換器に比べ伝熱性能が
良好で構造簡潔であり、その小型化と軽量化が可能では
あるが、次の様な構路上の欠陥を有していた。
チューブ式と呼ばれる多管式熱交換器に比べ伝熱性能が
良好で構造簡潔であり、その小型化と軽量化が可能では
あるが、次の様な構路上の欠陥を有していた。
（１）隣接する熱交換板同志で形或した各通路の流体の
流出入口に連通ずる開口部を除いた四周端部は、一対の
回転ローラを用いて挾んで押圧しながら互に重合させて
袋状にシーム溶接を施すため、多くの工作時間を要し作
業性が悪い。
流出入口に連通ずる開口部を除いた四周端部は、一対の
回転ローラを用いて挾んで押圧しながら互に重合させて
袋状にシーム溶接を施すため、多くの工作時間を要し作
業性が悪い。
（２）前記の袋状に溶着した熱交換板を多数セットして
収納するためのケーシングが別に必要である。
収納するためのケーシングが別に必要である。
（３）このケーシングとその内部にセットされた各熱交
換板のシーム溶着した端部相互間の隙間を流体が一部バ
イパスするため、伝熱性能が不安定である。
換板のシーム溶着した端部相互間の隙間を流体が一部バ
イパスするため、伝熱性能が不安定である。
本考案による多層式板型熱交換器では、二流体が交互に
向流する独立した通路群を形或するため多数積層した熱
交換板の四周端部を、その通路群の開口部を除いて間隔
部材を介して連続的に溶着し、その溶着ビードによって
肉盛加工を施すことにより、前記従来の欠点を解消する
ことができるようにしたものである。
向流する独立した通路群を形或するため多数積層した熱
交換板の四周端部を、その通路群の開口部を除いて間隔
部材を介して連続的に溶着し、その溶着ビードによって
肉盛加工を施すことにより、前記従来の欠点を解消する
ことができるようにしたものである。
以下付図に示す実施例により本考案を説明する。
第１図及び第２図において、１は熱交換板で適宜の大き
さを有する熱交換板１を所要の間隔を置き規則正しく多
数積層し、二流体が交互に向流するように独立した通路
群ｍ，ｎを形戊する。
さを有する熱交換板１を所要の間隔を置き規則正しく多
数積層し、二流体が交互に向流するように独立した通路
群ｍ，ｎを形戊する。
これらの通路群ｍ，ｎの前後両端には仕切板８で二室２
，２′に区画されたヘツダ１０がそれぞれ設けられ、そ
の各ヘツダ１０の室２にはそれぞれ二流体のおのおのの
流入口１１．１３が、又、室２′には二流体のおのおの
の流出口１２．１４が設けてある。
，２′に区画されたヘツダ１０がそれぞれ設けられ、そ
の各ヘツダ１０の室２にはそれぞれ二流体のおのおのの
流入口１１．１３が、又、室２′には二流体のおのおの
の流出口１２．１４が設けてある。
９は２室に設けた邪魔板である。
第３図でも明らかなように、前記通路群ｍ，ｎを形戒す
るように積層された熱交換板１の両外側は厚板で作られ
た外板３でサンドイツチ状に覆われる。
るように積層された熱交換板１の両外側は厚板で作られ
た外板３でサンドイツチ状に覆われる。
そして外板３と熱交換板１との四周端部の間隙には間隔
部材５，７を介在させ、又、熱交換板１相互の上下各端
部間隙には長手方向の全長にわたって間隔部材４を介装
させると共にその前後各端部間隙は幅方向中央部ａ相互
に所要の幅の間隔部材６を介在させておき、上下方向で
はｂ及びｂ１のごとく袋状にシーム溶着し、各通路群ｍ
，ｎのヘッダ１０側の開口部１５，１６ ： １７，１
８を除き四周端部を連続的に溶着し、その連続した溶着
ビードによって肉盛加工を施して板状体２０を戒形し、
ケーシングに代用するので゛ある。
部材５，７を介在させ、又、熱交換板１相互の上下各端
部間隙には長手方向の全長にわたって間隔部材４を介装
させると共にその前後各端部間隙は幅方向中央部ａ相互
に所要の幅の間隔部材６を介在させておき、上下方向で
はｂ及びｂ１のごとく袋状にシーム溶着し、各通路群ｍ
，ｎのヘッダ１０側の開口部１５，１６ ： １７，１
８を除き四周端部を連続的に溶着し、その連続した溶着
ビードによって肉盛加工を施して板状体２０を戒形し、
ケーシングに代用するので゛ある。
２１及び２２は熱交換板１に設けたテ゛イスタンスピー
スで通路の間隔を一定に保つと共に通過する流体の流れ
方向を変える役目を果す。
スで通路の間隔を一定に保つと共に通過する流体の流れ
方向を変える役目を果す。
いま、前記のとおり構戊した本考案熱交換器を吸収冷凍
機の吸収液ポンプの吐出側配管に接続して配置した場合
について考えると、低温稀吸収液は管路を経て流入口１
１よりヘツダ１０の室２に流入し、邪魔板９に当り拡散
分流して開口部１５を経て通路群ｍを通り開口部１６よ
り他方のヘッダ１０の室２′に流出し、流出口１２より
管路を経て再生器に汲上げられる。
機の吸収液ポンプの吐出側配管に接続して配置した場合
について考えると、低温稀吸収液は管路を経て流入口１
１よりヘツダ１０の室２に流入し、邪魔板９に当り拡散
分流して開口部１５を経て通路群ｍを通り開口部１６よ
り他方のヘッダ１０の室２′に流出し、流出口１２より
管路を経て再生器に汲上げられる。
一方、再生器で冷媒を除かれて濃縮した濃吸収液は管路
を経て流入口１３よりヘツダ１０の室２に流入し、邪魔
板９に当り拡散分流して開口部１７を経て通路群ｎを通
り開口部１８より他方のヘツダ１０の室２′に流出し、
流出口１４より流出し、吸収器内に設置した吸収液分配
装置に導かれる。
を経て流入口１３よりヘツダ１０の室２に流入し、邪魔
板９に当り拡散分流して開口部１７を経て通路群ｎを通
り開口部１８より他方のヘツダ１０の室２′に流出し、
流出口１４より流出し、吸収器内に設置した吸収液分配
装置に導かれる。
この過程において高温の濃吸収液は、稀吸収液に熱を与
えることになるが、通路内に曲りや無駄な空間がないた
め各部伝熱面に沿って流れる熱交換流体の流動速度が比
較的に大となり、従って熱伝達性が高められるものでと
なる。
えることになるが、通路内に曲りや無駄な空間がないた
め各部伝熱面に沿って流れる熱交換流体の流動速度が比
較的に大となり、従って熱伝達性が高められるものでと
なる。
第５図及び第５図に示した他の実施例の場合は、熱交換
板１′として所望の大きさの平板が平行配列して多数用
いられ、熱交換板１′同志の上下各端部間隙には前記実
施例の場合と同様に間隔部材４を長手方向の全長にわた
って介装し、かつ、幅方向の前後各端部間隙には一端を
間隔部材４と直交するごとくなし、その他端を前記ヘツ
ダ１０を二室に区画する仕切板８の付近を越えて配置し
、すなわち、少くとも半分以上にわたり間隔部材６′を
互い違いに介装して溶着２０′シ（第６図参照）、二流
体が交互に向流する独立した通路群ｍ，ｎを形威して、
これらの開口部をヘッダ側に設けているほかは前記実施
例と変わりない。
板１′として所望の大きさの平板が平行配列して多数用
いられ、熱交換板１′同志の上下各端部間隙には前記実
施例の場合と同様に間隔部材４を長手方向の全長にわた
って介装し、かつ、幅方向の前後各端部間隙には一端を
間隔部材４と直交するごとくなし、その他端を前記ヘツ
ダ１０を二室に区画する仕切板８の付近を越えて配置し
、すなわち、少くとも半分以上にわたり間隔部材６′を
互い違いに介装して溶着２０′シ（第６図参照）、二流
体が交互に向流する独立した通路群ｍ，ｎを形威して、
これらの開口部をヘッダ側に設けているほかは前記実施
例と変わりない。
以上の各実施例についての説明から明らかであるように
、本考案の構戊によれば、吸収冷凍機のごとく非常に少
ない機内抵抗しか許されず、かつ、粘性の高い吸収液を
流体とする条件下において、伝熱面積の減少及び内部保
有液量の減少を面ることができる。
、本考案の構戊によれば、吸収冷凍機のごとく非常に少
ない機内抵抗しか許されず、かつ、粘性の高い吸収液を
流体とする条件下において、伝熱面積の減少及び内部保
有液量の減少を面ることができる。
又、伝熱性能がきわめて優れており、構造簡潔で製作容
易で、しかも小形化、軽量化を実現できる。
易で、しかも小形化、軽量化を実現できる。
第１図は本考案の一実施例を示す一部断面正面図、第２
図は第１図の一部縦断側面図、第３図は第２図のＡ−Ａ
線に沿う拡大断面図、第４図は他の実施例のヘッダ周辺
を示す断面側面図、第５図は同じく第４図のＢ−Ｂ線に
沿う断面図で、第６図は第４図のオ部拡大断面図である
。 １，１′・・・・・・熱交換板、２．２’・・・・・室
、３・・・・・・外板、４，５，６．６’，７・・・・
・・間隔部材、８・・・・・・仕切板、９・・・・・・
邪魔板、１０・・・・・・ヘッダ、１１．１３・・・・
・・流入口、１２，１４・・・・・・流出口、１５，１
６，１７．１８・・・・・・開口部、２０．２０′・・
・・・・溶着ビード、ａ・・・・・・熱交換板の幅方向
中央部、ｂ，ｂ．・・・・・・袋状シーム溶着部、ｍ ｎ・・・・・・通路群。
図は第１図の一部縦断側面図、第３図は第２図のＡ−Ａ
線に沿う拡大断面図、第４図は他の実施例のヘッダ周辺
を示す断面側面図、第５図は同じく第４図のＢ−Ｂ線に
沿う断面図で、第６図は第４図のオ部拡大断面図である
。 １，１′・・・・・・熱交換板、２．２’・・・・・室
、３・・・・・・外板、４，５，６．６’，７・・・・
・・間隔部材、８・・・・・・仕切板、９・・・・・・
邪魔板、１０・・・・・・ヘッダ、１１．１３・・・・
・・流入口、１２，１４・・・・・・流出口、１５，１
６，１７．１８・・・・・・開口部、２０．２０′・・
・・・・溶着ビード、ａ・・・・・・熱交換板の幅方向
中央部、ｂ，ｂ．・・・・・・袋状シーム溶着部、ｍ ｎ・・・・・・通路群。
Claims (4)
- （１）板状体からなる熱交換板を所要の間隔を保って規
則正しく多数積層せしめ二流体が交互に向流する独立し
た通路群を形威し、その通路群の前後両端の仕切板で区
画したヘッダの各室に二流体の流出入口を有する板型熱
交換器において、前記通路群のヘッダ側の開口部を除い
た熱交換板の四周端部を間隔部材を介して連続的に溶着
すると共にその連続した溶着ビードによって肉盛加工を
施してなる多層式板型熱交換器。 - （２）前記の積層した熱交換板がその両側を厚い外板で
サンドイツチ状に覆い熱交換板と外板を溶着ビードによ
って肉盛加工を施してある実用新案登録請求の範囲第１
項記載の多層式板型熱交換器。 - （３）前記熱交換板が平行板状体の端部間隙を幅方向中
央部に所要の幅の間隔部材を介在させ上下方向に交互に
袋状にシーム溶着して形或してある実用新案登録請求の
範囲第１項又は第２項に記載の多層式板型熱交換器。 - （４）前記熱交換板が平行平板の端部間隙を上下方向に
少くとも半分以上を交互に間隔部材を介して溶着して通
路群の開口部を形戊してある実用新案登録請求の範囲第
ｌ項又は第２項に記載の多層式板型熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9889078U JPS599188Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 多層式板型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9889078U JPS599188Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 多層式板型熱交換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5519905U JPS5519905U (ja) | 1980-02-07 |
| JPS599188Y2 true JPS599188Y2 (ja) | 1984-03-22 |
Family
ID=29035086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9889078U Expired JPS599188Y2 (ja) | 1978-07-20 | 1978-07-20 | 多層式板型熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599188Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2760777B2 (ja) * | 1996-05-31 | 1998-06-04 | 三洋電機株式会社 | 吸収式冷温水機のプレート式熱交換器 |
-
1978
- 1978-07-20 JP JP9889078U patent/JPS599188Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5519905U (ja) | 1980-02-07 |
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