JP2552515Y2 - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JP2552515Y2
JP2552515Y2 JP1991070853U JP7085391U JP2552515Y2 JP 2552515 Y2 JP2552515 Y2 JP 2552515Y2 JP 1991070853 U JP1991070853 U JP 1991070853U JP 7085391 U JP7085391 U JP 7085391U JP 2552515 Y2 JP2552515 Y2 JP 2552515Y2
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combustion chamber
heat shield
heat
chamber
water
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JP1991070853U
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JPH0525250U (ja
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憲史 門間
賢一 春山
博巳 藤生
英樹 伊藤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Fluid Heaters (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、石油給湯機に
使用され、燃焼ガスと水との熱交換を行う煙管式の熱交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】煙管式の熱交換装置は、例えば、実開昭
64−12149号公報に開示されているように、水室
を有する熱交換器本体内に燃焼室を設け、この燃焼室壁
を介して燃焼室の燃焼ガスで水室の水を加熱するととも
に、水室を貫通するように燃焼室と排気ガス集合室とを
連絡する複数本の煙管を水室に設け、そして、この煙管
に燃焼室の燃焼ガスを通して水室の水をさらに加熱する
ようにしたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述した熱
交換装置では、約1000℃の高温の燃焼ガスが煙管に
流入するため、燃焼室上壁と煙管との接合部付近の水室
で局部沸騰が起こり、溶接にて接合されたこの接合部分
に孔食が発生し易くなる欠点があった。そこで、例え
ば、実開平2−124441号公報に開示されているよ
うに、接合部分を互いに爪と係合穴との係合によって環
状に連結した複数の遮熱板で覆うようにすれば、接合部
分の過熱による孔食の発生を防止しつつ、遮熱板自身の
熱応力による変形を防止できるが、この実開平2−12
4441号公報に開示されたものでは、複数の遮熱板と
は別個にこれら遮熱板を保持するための複数の支持具が
必要であり、しかも、熱交換効率を高めるために煙管を
内外複数列の環状に配列した熱交換装置に使用した場合
には、遮熱板を長期間にわたり脱落しないように固定保
持することが困難であった
【0004】本考案は、上述の実情に鑑みてなされたも
のであり、孔食防止用の遮熱板の熱変形を防止しつつ、
煙管を少なくとも内外2列の環状に配列した熱交換装置
における孔食防止構造の簡素化を図り、部品を削減でき
るようにするとともに、遮熱板の取り付け耐久性を高め
ることができるようにすることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、燃焼室及びこ
の燃焼室の外側に形成した水室を有する熱交換器本体
と、この熱交換器本体の外部に設けられた排気ガス集合
室と、水室に貫通され、燃焼室と排気ガス集合室とを連
絡する少なくとも内外2列の環状に配列された複数本の
煙管とを備え、前記燃焼室には、この燃焼室の壁と煙管
との接合部を覆い、かつ、相互に間隔をあけた複数の遮
熱板を環状に配設し、これら複数の遮熱板は、内列側と
外列側の双方の接合部を覆える形状を呈し、それの中央
部が前記燃焼室の壁に溶接にて固着されている構成であ
る。
【0006】
【0007】
【作用】このように構成すると、燃焼室の壁と煙管との
燃焼室側の接続部が、高温の燃焼ガスに直接、焙られな
いようにできるため、接続部付近の水室では局部沸騰が
起こりにくくなり、孔食の発生が抑えられる。しかも、
遮熱板は相互に間隔をあけて複数設けられているので、
遮熱板の熱膨張を間隔によって吸収でき、遮熱板自体の
熱変形が抑制される。
【0008】また、複数の遮熱板は、内列側と外列側の
双方の接合部を覆える形状を呈しているので、内列側と
外列側の双方の接合部を共通の遮熱板で覆うことがで
き、煙管を少なくとも内外2列に配列した熱交換装置に
おける孔食防止構造の簡素化が図れ、しかも、遮熱板は
それの中央部が燃焼室の壁に溶接にて固着されているの
で、従来のように、遮熱板とは別に遮熱板を保持するた
めの複数の支持具を必要とせずに済むばかりでなく、遮
熱板に加わる熱応力を中央部の固定部分から離れる方向
へ分散させることが可能となり、遮熱板を長期間にわた
り脱落しないように固定保持することができる
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1ないし図8の
図面に基づき説明する。図において、1は給湯機の熱交
換器本体であり、この熱交換器本体1は連続波状のビー
ド加工が施された内胴2、外胴3、天板4及び底板5に
て構成され、そして、この熱交換器本体1内には、前記
内胴2、外胴3及び天板4にて囲繞された水室6が形成
されるとともに、内胴2の内側には燃焼室7が形成され
ている。8は燃焼室7の側部下方に臨ませたガンタイプ
バーナ等のバーナ、9は前記熱交換器本体1の上部に連
結されたヘッダーであり、このヘッダー9の内部は水室
6を貫通する複数本の煙管10,10・・・を介して燃
焼室7に連通する排気ガス集合室11となっている。
【0010】前記複数本の煙管10は、図3に示すよう
に、同心円状で、かつ、内外2列の環状に配列されてお
り、それら煙管10の上端は前記天板4に、また、下端
は内胴2の天面部2A(燃焼室の上壁)にそれぞれ接合
され、これら接合部Xは溶接によって固着されている。
【0011】12は前記煙管10内に挿入したバッフル
であり、このバッフル12は図5ないし図8に示すよう
に、上端部に係止部13を有するとともに、前後方向に
交互に切り起こして設けた多数の邪魔板部14,14・
・・を有し、これら邪魔板部14は、図6ないし図8に
示すように、上下方向においてその中心位置を左右にず
らして、邪魔板部14の両側に形成される煙管8の内面
との間の隙間イ、ロの大きさを変化させている。
【0012】上述したように、邪魔板部14の中心位置
を交互に左右へずらすと、排気ガスの流れは、図5に示
すように、邪魔板部14に案内されて切欠穴14Aを蛇
行しながら通過するのみならず、図7に示すように、前
記隙間イ、ロを通過する排気ガスの流れも、矢印Yで示
すように蛇行状となる。そのため、煙管10内を流れる
排気ガスの速度を一層低下させることができ、熱交換効
率を高めるとともに、燃焼音を低減させることができ
る。
【0013】また、前記内胴2の天面部2Aと煙管1
0,10・・・との各接合部Xは、図3に示すように、
前記燃焼室7の上部に互いに間隔ハを存して環状に配設
された複数の遮熱板15,15にて覆われている。この
遮熱板15は耐熱性ステンレスで作られており、周縁に
は立上がり壁16を有するとともに、煙管10の下端に
内嵌めされる3個のフランジ付き開口17,17が互い
に等しい間隔をあけて形成されている。また、前記遮熱
板15は、内列側の一つの接合部Xと外列側の二つの接
合部Xを共通の遮熱板15で覆える形状を呈し、かつ、
その中央部には内胴2の天面部2Aに突き当てる突部1
8が形成され、この突部18を前記天面部2Aに突き当
ててスポット溶接することにより固着されている
【0014】尚、図2中、19は底板5上に付設された
耐火材、20は水室6の中間高さ位置に設けられた給水
管、21は水室6の上部に接続した給湯管、22は排気
ガス集合室11に接続した排気管である。
【0015】上記構成において、バーナ8で燃焼が行わ
れると、燃焼ガスが燃焼室7を上昇し、各煙管10,1
0・・・内に入る。そして、排気ガスは各煙管10,1
0・・・内をバッフル12に案内されて蛇行しながら上
昇し、排気ガス集合室11に入る。熱交換を終えた排気
ガスは排気管22を通って外部へ放出される。このよう
にして燃焼ガスと水室6の水との熱交換が行われること
により、給水管20から水室6に流入した水は温水とな
り、給湯管21を通って利用部へ送られる。
【0016】本実施例によれば、燃焼室7を内側に形成
した内胴2の燃焼室7側の天面部2Aと煙管10,10
・・・との各接続部Xが、遮熱板15,15にて覆われ
ているので、燃焼室7の高温の燃焼ガスが煙管10,1
0・・・に流入する際に、上述した接合部Xに直接触れ
ないようにでき、接合部X近くの水室6で局部沸騰が起
きないようにして、接合部Xの孔食を防止できる。ま
た、各遮熱板15,15は互いに間隔ハを存して環状に
配設されているので、燃焼ガスによる加熱で遮熱板15
が熱膨張しても、その熱膨張を間隔ハによって吸収で
き、遮熱板15自体の熱変形を防止できる。
【0017】また、遮熱板15は内列側と外列側の双方
の接合部Xを覆える形状を呈しているので、内列側の一
つの接合部Xと外列側二つの接合部Xを共通の遮熱板1
5で覆うことができ、煙管10を少なくとも内外2列に
配列した熱交換装置における孔食防止構造の簡素化が図
れ。また、遮熱板15はそれの中央部に内胴2の天面部
2Aに突き当てる突部18が形成され、この突部18を
前記天面部2Aにスポット溶接することにより固着され
ているので、従来のように、遮熱板15とは別に遮熱板
を保持するための複数の支持具を必要とせずに済むばか
りでなく、遮熱板15に加わる熱応力は中央部の突部1
8から離れる外周方向へ分散され、かつ、間隔ハで吸収
されるので、固定部である突部18に集中して加わるよ
うなことがなく、遮熱板15を長期間にわたり脱落しな
いように安定的に固定保持することができる
【0018】
【考案の効果】本考案は以上のように構成されているの
で、次のような効果を奏する。 燃焼室には、この燃焼室の壁と煙管との接合部を覆
い、かつ、相互に間隔をあけた複数の遮熱板を環状に配
設しているので、燃焼ガスの加熱による遮熱板の熱膨張
が間隔によって吸収され、孔食防止用の遮熱板の熱変形
を防止できる。 遮熱板は、内列側と外列側の双方の接合部を覆える形
状を呈しているので、内列側と外列側の双方の接合部を
共通の遮熱板で覆うことができ、煙管を少なくとも内外
2列に配列した熱交換装置における孔食防止構造の簡素
化が図れる。 遮熱板は燃焼室の壁に溶接にて固着されているので、
遮熱板とは別の遮熱板保持用の支持具を必要とせずに済
み、部品点数を削減できる。 遮熱板は内列側と外列側の双方の接合部を覆える形状
を呈し、しかも、それの中央部が燃焼室の壁に固着され
ているので、遮熱板に加わる熱応力を中央部の固定部分
から離れる方向へ分散させることができ、遮熱板は長期
間にわたり脱落することなく安定的に固定保持され、遮
熱板の取り付け耐久性を向上させることができる。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す熱交換装置の要部拡大
断面図である。
【図2】同じく熱交換装置全体の一部切欠側面図であ
る。
【図3】図1のA−A線に沿う部分の断面図である。
【図4】遮熱板の斜視図である。
【図5】煙管での排気ガスの流れを説明する説明図であ
る。
【図6】煙管部分の横断面図である。
【図7】煙管での排気ガスの流れを説明するもう1つの
説明図である。
【図8】バッフルの要部斜視図である。
【符号の説明】
1 熱交換装置本体 6 水室 7 燃焼室 7A 内胴の天面部(燃焼室の上壁) 10 煙管 11 排気ガス集合室 15 遮熱板 X 接合部 ハ 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 伊藤 英樹 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三 洋電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−19559(JP,U) 実開 平2−124441(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼室及びこの燃焼室の外側に形成した
    水室を有する熱交換器本体と、この熱交換器本体の外部
    に設けられた排気ガス集合室と、水室に貫通され、燃焼
    室と排気ガス集合室とを連絡する少なくとも内外2列の
    環状に配列された複数本の煙管とを備え、前記燃焼室に
    は、この燃焼室の壁と煙管との接合部を覆い、かつ、相
    互に間隔をあけた複数の遮熱板を環状に配設し、これら
    複数の遮熱板は、内列側と外列側の双方の接合部を覆え
    る形状を呈し、それの中央部が前記燃焼室の壁に溶接に
    て固着されていることを特徴とする熱交換装置。
JP1991070853U 1991-09-04 1991-09-04 熱交換装置 Expired - Lifetime JP2552515Y2 (ja)

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JPH0525250U JPH0525250U (ja) 1993-04-02
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JPH07830Y2 (ja) * 1989-03-20 1995-01-11 三洋電機株式会社 熱交換器

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