JP3437804B2 - 緩み防止ねじ - Google Patents

緩み防止ねじ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緩み防止機能を有
する緩み防止ねじに関し、詳しくは、緩み防止ねじのね
じ軸の断面形状を非円形として、雌ねじ等の寸法公差に
対して適応性が高く、また、繰り返し使用に耐える緩み
防止ねじに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ねじ山の頂部に沿ってスリットを形成し
たセルフロックねじ(緩み防止ねじ)およびその製造方
法は、特開平11−51033号公報等に記載されてい
るように公知である。特開平11−51033号公報で
提案されたセルフロックねじは、雌ねじ側のフランクに
よって雄ねじ側のフランクをスリット側へ押圧して弾性
変形させ、この弾性変形の押圧力によりねじの緩みを防
止するものである。また、このセルフロックねじの製造
方法は、まず第1転造により所望ピッチの1/2ピッチ
の2条ねじのねじ山を転造し、それをさらに第2転造に
より所望のピッチの1条ねじに転造することによって、
ねじ山の頂部に沿ってスリットを形成するものである。
第1転造の際のねじ山の谷を広くとることにより、高度
な加工技術と熟練を必要とせずにスリットの深さを深く
形成でき、ねじ山フランクを弾性変形し易くして緩み防
止効果を高めることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平11−5103
3号公報に記載されたセルフロックねじは、このように
種々の利点をもたらすものであったが、組み合わされる
相手の雌ねじあるいは雄ねじ(セルフロックねじが雄ね
じの場合は雌ねじ)の寸法精度に影響を受けやすいとい
う問題点があった。すなわち、相手ねじの寸法公差が大
きくて、予定の寸法からの誤差が大きい場合は、十分な
緩み止め効果が得られないことがあった。極端な場合に
は締結不可能となる場合もあった。
【0004】これに対応するためには、一つの規格のね
じに対して、寸法が微小量異なる複数種類のセルフロッ
クねじを用意する必要がある。しかし、このようにする
には高度かつ精密な寸法管理や、多種類のねじの製造設
備が必要となり、セルフロックねじの製造効率が低下す
るとともに製造コストが高くなってしまう。このため
に、セルフロックねじの大量生産が行いにくいものとな
っていた。
【0005】さらに、従来のセルフロックねじを繰り返
し使用して、ねじ締め、緩めを繰り返して行うと徐々に
緩み止め効果が低下するという問題点があった。このた
め、従来のセルフロックねじでは、多数回の繰り返し使
用には耐えられなかった。
【0006】そこで、本発明は、緩み防止ねじのねじ軸
の断面形状を非円形として、雌ねじ等の寸法公差に対し
て適応性が高く、また、繰り返し使用に耐える緩み防止
ねじを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の緩み防止ねじは、ねじ山の山頂に沿って前
記ねじ山の両側のフランクを分断するスリットが設けら
れ、ねじ軸またはねじ穴の断面形状が非円形であり、前
記ねじ軸または前記ねじ穴の中心軸から前記ねじ山の山
頂までの距離が極大値となる極大径部および前記距離が
極小値となる極小径部が円周方向の全周においてそれぞ
れ複数箇所設けられており、前記極小値は、前記極大値
に対して0.7〜0.9倍の範囲内の大きさであり、
記極小径部における前記スリットの溝幅は、前記極大径
部における前記スリットの溝幅よりも大きいものであ
る。
【0008】また、上記の緩み防止ねじにおいて、前記
極大径部は、円周方向に等角度毎に複数箇所設けられて
いるものであることが好ましい。
【0009】また、上記の緩み防止ねじにおいて、前記
極大径部は、円周方向に3箇所設けられているものであ
ることが好ましい。
【0010】また、上記の緩み防止ねじにおいて、前記
ねじ山の谷底近傍が前記フランクの延長面から内側にえ
ぐり取られた形状の広底凹部として成形されていること
が好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の緩み防止ね
じの全体図である。図1は十字穴付き小ねじの場合を示
しているが、他の任意の雄ねじ、雌ねじにも適用でき
る。緩み防止ねじ10は、ねじ軸1の一端部にねじ頭部
4が形成されている。ねじ頭部4には、ねじ締め工具の
先端と係合する十字穴41が形成されている。また、ね
じ軸1のねじ山2には、ねじ山2の山頂に沿ってスリッ
ト3が設けられている。
【0012】図2は、緩み防止ねじ10を図1の右側か
ら見た図である。ねじ軸1の断面形状は非円形であり、
図示のように略おにぎり形を呈している。ねじ軸1の中
心軸13からねじ軸1の外周(ねじ山2の先端部)まで
の距離は、極大径部11において極大値となり、極小径
部12において極小値となる。極大径部11はねじ軸1
の周方向に120度の等角度毎に3箇所設けられてい
る。極小径部12もねじ軸1の周方向に120度の等角
度毎に3箇所設けられている。極小径部12は極大径部
11と極大径部11の中間角度位置にある。
【0013】ねじ軸1の中心軸13から極大径部11ま
での距離と、中心軸13から極小径部12までの距離と
の比は、約1:0.8である。これら距離の比は、1:
(0.7〜0.9)とすることが好ましい。また、ねじ
軸1の中心軸13から3箇所の極大径部11までの距離
は全て等しい。図2ではねじ軸1の中心軸13から3箇
所の極小径部12までの距離も全て等しくなっている。
ただし、中心軸13から極小径部12までの距離は必ず
しも全て等しくする必要はない。
【0014】ねじ軸の外周における極大径部11の数
は、3箇所に限らず複数箇所であればよいが、偶数より
も奇数の方が好ましい。したがって、極大径部を3箇所
とする以外にも5箇所あるいは4箇所等としてもよい。
製造上の容易さおよび雌ねじへの適合性からは、3箇所
設けて略おにぎり形とすることが最も好ましい。また、
図1および図2に示した緩み防止ねじ10では、極大径
部11および極小径部12の角度位置が中心軸13の方
向に対して一定であるが、これらの角度位置を中心軸1
3方向に順次変化させ、極大径部11が中心軸13方向
に順次ねじれた位置に成形されるようにしてもよい。
【0015】図3は、図2のC−C矢視で示したねじ軸
1の断面図である。上部は極大径部11におけるねじ山
2の断面形状を示しており、下部は極小径部12におけ
るねじ山2の断面形状を示している。図示のように、極
大径部11においては、ねじ山2の山頂のスリット3の
溝幅が比較的小さくなっているが、極小径部12におい
てはスリット3が開いて溝幅が比較的大きくなってい
る。
【0016】図4には、ねじ山2の断面形状をさらに拡
大した図を示す。ねじ山2には山頂に沿って、スリット
3が形成されており、このスリット3によってねじ山2
の山頂両側の斜面であるフランク21が分断されてい
る。ねじ山2の両側のフランク21はこれにより弾性変
形可能となっており、ねじを締めた場合にフランク21
をスリット3側へ押圧して弾性変形させ、この弾性変形
の押圧力によりねじの緩みを防止するものである。
【0017】ねじ山2は所望のピッチPを有するように
形成される。また、ねじ山2の両側のフランク21の交
差する角度であるフランク角Aも所望の値になるように
成形される。フランク角Aは通常60度に設定される。
ねじの有効径D(ねじ山の中央高さ)の位置が2点鎖線
によって示されている。ねじ山2の谷部は有効径Dより
谷底側において、フランク21の延長面から内側にえぐ
り取った形状の広底凹部として成形されている。広底凹
部の底面23は従来のねじ溝より広く比較的平坦に成形
されている。また、広底凹部の側面22の交差する角度
はフランク角よりも小さく設定される。フランク角Aが
60度の場合、側面22の公差角は例えば20〜40度
(好ましくは25度〜35度)とされる。側面22の公
差角が小さいため、広底凹部はねじ山2の横断面におい
てほぼ矩形状を呈する。
【0018】次に、山頂部のスリット3および広底凹部
を有するねじ山2の製造方法を説明する。まず、ねじ素
材に最終的な製品ねじのピッチの1/2のピッチかつ製
品ねじのねじ条数の2倍の条数のねじ山を転造により成
形する。以下、この工程を第1転造工程という。その
後、第1転造工程において成形したねじ溝を1本おき
に、谷底近傍をフランクの延長面から内側にえぐり取っ
た形状の広底凹部として成形し、第1転造工程で成形し
た2条のねじ山を集合して山頂に沿ってスリットを有す
る1条のねじ山として成形する。以下、この工程を第2
転造工程という。第1転造工程において成形するねじ山
の条数は、例えば製品ねじが1条ねじならば2倍の2条
とし、製品ねじが2条ねじならば2倍の4条とする。
【0019】図5は、第1転造工程を示すねじ山および
第1転造用ダイス5の断面図である。緩み防止ねじ10
のねじ素材に第1転造用ダイス5によって転造加工を施
し、ねじ軸1に多条のねじ山を成形する。ねじ軸1の素
材は横断面がおにぎり形の棒材である。第1転造工程に
よって成形されるねじ山のフランク角Aは製品ねじのフ
ランク角と同じ角度である。第1転造工程のねじ山のピ
ッチは製品ねじのピッチPの1/2とする。第1転造工
程のねじ山の条数は製品ねじの条数の2倍の条数とす
る。製品ねじが1条ねじであれば、第1転造工程のねじ
山の条数は2条とする。したがって、ねじのリード角は
製品ねじと等しくなっている。
【0020】図6は、第2転造用ダイス6の断面形状を
示す断面図である。第2転造用ダイス6によって、第1
転造工程において成形した隣り合うねじ山2本を集合
し、山頂部にスリット3を有する1本のねじ山として転
造加工する。第2転造用ダイス6のねじ山のフランク角
AとピッチPは製品ねじのものと同一である。第2転造
用ダイス6には、緩み防止ねじ10の広底凹部を成形す
る広底成形部60が設けられている。広底成形部60
は、第1転造工程において成形されたねじ山の谷部(ね
じ溝)を1本おきに成形して広底凹部とする。
【0021】広底成形部60により押しやられたねじ素
材の材料は、ねじ山2の山頂部に向かって塑性移動する
ために、広底凹部がない場合よりもスリット3の深さが
深く形成される。したがって、フランクが弾性変形し易
くなりスプリングバック効果が向上する。さらに、ねじ
山の谷底部が広底凹部として広くとられており曲率が比
較的滑らかに変化するため、谷底部に応力集中が生じに
くく、応力破壊や疲労破壊が発生しにくくなる。
【0022】この第2転造用ダイス6の広底成形部60
は、広底凹部の底面23を成形する部分が、中央部が平
坦な平坦部61として、平坦部61の両側角部が円弧状
の円弧状角部62として作成されている。この場合、緩
み防止ねじ10の広底凹部の底面23の形状も対応する
形状となる。第2転造用ダイス6の形状の他の例を図
7、図8に示す。
【0023】図7の第2転造用ダイス6は、広底成形部
60の底面23を成形する部分が平坦な平坦部61のみ
からなるものである。この場合、ダイスの形状が簡単に
なり製作コストが減少する。図8の第2転造用ダイス6
は、広底成形部60の底面23を成形する部分が円弧状
の円弧状部63として作成されたものである。第2転造
用ダイス6の形状を以上のようなものにすれば、緩み防
止ねじ10の広底凹部の底面23の形状も対応する形状
となる。
【0024】なお、第1転造用ダイス5と第2転造用ダ
イス6とは別体に設けて、第1転造工程と第2転造工程
とを順次行うようにしてもよいし、第1転造用ダイス5
と第2転造用ダイス6とを一体の1つのダイスとして設
けて、第1転造工程と第2転造工程とを1回の転造加工
で連続して行うようにしてもよい。
【0025】横断面がおにぎり形のねじ素材に対して、
ねじ頭部4を形成し、第1転造工程および第2転造工程
によりねじ山2を形成すれば、図1から図3に示す緩み
防止ねじ10が製造できる。ねじ素材が断面非円形で極
大径部および極小径部を有するので、転造加工により成
形したねじ山2およびスリット3の形状にも図3に示す
ような不均一性が生じる。すなわち、極大径部11にお
いてはスリット3の溝幅が小さくなり、極小径部12に
おいてはスリット3の溝幅が大きくなっている。さら
に、ねじの有効径D(ねじ山の中央高さ)の位置も素材
形状に従って周期的(120度ごとに)に変化してい
る。
【0026】このような、スリット溝幅の不均一性およ
びねじ有効径の不均一性により、緩み防止ねじ10と雌
ねじとの適合性が大幅に向上した。本発明の緩み防止ね
じは、JISやISOで規格化されている通常の工業製
品の公差、例えばJIS2級の雌ねじの公差をカバーで
きるものとなった。このため、一つの規格寸法に対して
1種類の緩み防止ねじを用意するだけで、通常の公差を
有する雌ねじと組み合わせて使用することができ、緩み
防止ねじの製造コストを大幅に引き下げることができる
ようになった。そして、緩み防止ねじ製品の寸法管理に
おいても、従来の緩み防止ねじのような非常に精密な寸
法管理が不要となるため、寸法管理のためのコストも大
幅に削減することができる。これらの点により、緩み防
止ねじの製造が低コストかつ高効率となり大量生産が可
能となる。
【0027】さらにまた、緩み防止ねじのスリット溝幅
の不均一性およびねじ有効径の不均一性により、繰り返
し使用における耐久性が大幅に向上した。従来の緩み防
止ねじでは、ねじ締めを行う度に緩み防止性能が低下す
るため、繰り返し使用は多くても数回が限度であり、好
ましくは初回のみの使用とすることが多かった。本発明
の緩み防止ねじにおいては、スリット溝幅の不均一性お
よびねじ有効径の不均一性により、雌ねじとの接触が不
均一であり、ねじ山のフランクに塑性変形が生じにくく
なっている。これにより従来の緩み防止ねじに比べて、
繰り返し使用における耐久性が大幅に向上し、10回程
度では緩み防止性能の低下はほとんど見られない。
【0028】なお、以上の実施の形態では、緩み防止ね
じが雄ねじの場合を説明したが、緩み防止ねじを雌ねじ
に適用することもできる。雌ねじに適用する場合は、ね
じ穴の断面形状を非円形とすればよい。また、緩み防止
ねじが雄ねじの場合には、下穴にねじ溝を成形しながら
ねじ締めを行うタップねじとしても使用することができ
る。タップねじとして使用する場合は、ねじの先端近傍
部分のねじ山にはスリットを設けないようにしてもよ
い。
【0029】また、ねじの材料としてはねじとして使用
できるいかなる材料でもよく、例えば、ステンレス、
鋼、その他の金属、プラスチック等が使用できる。さら
に、以上の実施の形態においては、製造方法としては、
転造によって成形するものについて説明したが、本発明
の緩み防止ねじのねじ山形状を射出成形等の他の製造工
程によって成形するものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。
【0031】ねじ山の山頂に沿ってスリットが設けら
れ、ねじ軸またはねじ穴の断面形状が非円形で極大径部
が円周方向において複数箇所設けられているので、組み
合わせる雌ねじあるいは雄ねじとの適合性を大幅に向上
させることができる。また、繰り返し使用における耐久
性を大幅に向上させることができる。
【0032】ねじ軸またはねじ穴の極大径部を円周方向
に等角度毎に3箇所設けて断面形状を略おにぎり形にし
たものでは、ねじ素材のコストも安価であり、製造コス
トを低減させることができ、大量生産にも有利である。
【0033】ねじ山の谷底近傍に広底凹部を設けること
により、ねじ山山頂部のスリットの深さが深く形成され
てフランクが弾性変形し易くなり、ねじの緩み防止性能
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の緩み防止ねじの全体図であ
る。
【図2】図2は、緩み防止ねじを図1の右側から見た図
である。
【図3】図3は、図2におけるC−C矢視断面図であ
る。
【図4】図4は、ねじ山の拡大断面図である。
【図5】図5は、第1転造工程を示す断面図である。
【図6】図6は、第2転造用ダイスの断面形状を示す断
面図である。
【図7】図7は、第2転造用ダイスの断面形状の他の例
を示す断面図である。
【図8】図8は、第2転造用ダイスの断面形状のさらに
別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…ねじ軸 2…ねじ山 3…スリット 4…ねじ頭部 5…第1転造用ダイス 6…第2転造用ダイス 10…緩み防止ねじ 11…極大径部 12…極小径部 13…中心軸 21…フランク 22…側面 23…底面 41…十字穴 60…広底成形部 61…平坦部 62…円弧状角部 63…円弧状部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ山(2)の山頂に沿って前記ねじ山
    (2)の両側のフランク(21)を分断するスリット
    (3)が設けられ、 ねじ軸(1)またはねじ穴の断面形状が非円形であり、
    前記ねじ軸(1)または前記ねじ穴の中心軸(13)か
    ら前記ねじ山(2)の山頂までの距離が極大値となる極
    大径部(11)および前記距離が極小値となる極小径部
    (12)が円周方向の全周においてそれぞれ複数箇所設
    けられており、前記極小値は、前記極大値に対して0.7〜0.9倍の
    範囲内の大きさであり、 前記極小径部(12)における前記スリット(3)の溝
    幅は、前記極大径部(11)における前記スリット
    (3)の溝幅よりも大きいものである緩み防止ねじ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した緩み防止ねじであっ
    て、 前記極大径部(11)は、円周方向に等角度毎に複数箇
    所設けられているものである緩み防止ねじ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載した緩み防止ねじであっ
    て、 前記極大径部(11)は、円周方向に3箇所設けられて
    いるものである緩み防止ねじ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項に記載した緩
    み防止ねじであって、 前記ねじ山(2)の谷底近傍が前記フランク(21)の
    延長面から内側にえぐり取られた形状の広底凹部(2
    2,23)として成形されている緩み防止ねじ。
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