JP3059362B2 - タッピンねじ - Google Patents
タッピンねじInfo
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- JP3059362B2 JP3059362B2 JP7209792A JP20979295A JP3059362B2 JP 3059362 B2 JP3059362 B2 JP 3059362B2 JP 7209792 A JP7209792 A JP 7209792A JP 20979295 A JP20979295 A JP 20979295A JP 3059362 B2 JP3059362 B2 JP 3059362B2
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- tapping screw
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Description
にねじ溝を形成可能なタッピンねじに関する。
ながら所定の部材にねじ込まれるタッピンねじが用いら
れている。
は、軸方向からみたねじ山の外形が、真円形をなすも
の、三つの頂部をもつ三角形状のもの、あるいは六つの
頂部をもつ六角形状のものが知られている。また、三角
形状あるいは六角形状のねじ山は、各頂部と、これらの
頂部を互いに連接する連接部とからなり、これらの連接
部は、直線状か、あるいは僅かに外周側に膨出する弧状
に形成されている。
すねじ部をもつタッピンねじは、ねじ山の外形が三角形
状あるいは六角形状のものに比べて、ねじ込みトルクが
大きく作業性が悪い問題を有している。そして、真円形
のねじ山では、作業性を良くする目的でねじ込みトルク
を小さくすると、ねじ戻しトルクも小さくなるため、部
材にねじ込んだタッピンねじが緩み易くなる問題を有し
ている。
角形状のねじ部を持つタッピンねじは、ねじ込み後に部
材のねじ溝に噛合する部分が3箇所あるいは6箇所であ
るので、ねじ山の外形が真円形のものに比べて、部材の
ねじ溝に噛合する部分が小さいため、締結力も小さくな
る問題を有している。
の外形が真円形をなすねじ部をもつタッピンねじは、ね
じ込みトルクが大きく作業性が悪いという問題を有し、
ねじ山の外形が三角形状あるいは六角形状をなすタッピ
ンねじは、締結力が小さいという問題を有している。
ので、ねじ込みトルクを低くして作業性を良くするとと
もに締結力を大きくして緩み難くするという両者を適切
に両立させるタッピンねじを提供することを目的とす
る。
ねじは、所定の間隔で設けられた複数の頂部と、これら
頂部を互いに連接する連接部とを有するねじ山を形成し
たねじ部を備え、前記各連接部は、それぞれ前記ねじ部
の内周側に向かって弧状に凹設されたものである。そし
て、この構成では、ねじ部のねじ山を、所定の間隔で設
けられた複数の頂部と、これら頂部を互いに連接する連
接部とから形成するとともに、各連接部は、それぞれね
じ部の内周側に向かって弧状に凹設したので、ねじ山に
頂部を頂点とする複数の角部が形成される。また、この
角部における隣接する二つの連接部の内周側に向かって
凹設した弧状の曲線に接する仮の直線がなす内角は、ね
じ山の外形形状が従来の三角形状のものあるいは六角形
状のものの角部における隣接する二つの連接部の直線が
なす内角、あるいは、外周側に膨出する円弧状の連接部
に接する仮の直線がなす内角より鋭角になる。
記載のタッピンねじにおいて、ねじ部の軸方向から見た
ねじ山の外形形状は、八角形状をなすものである。そし
て、この構成では、ねじ山の外形形状が従来の三角形状
のものあるいは六角形状のものに比べて、ねじ山がねじ
溝に噛合する部分が大きくなる。
実施の形態について、図面を参照して説明する。
六角ボルトで、この六角ボルト11は、円筒軸状の外周面
にねじ山12を形成したねじ部14と、六角柱状の頭部15と
から構成され、ねじ部14と頭部15とは、首下丸み部16を
介して連接され、ねじ部14には、1条のねじ山12が連続
して形成されているとともに、先端部にはねじ山12のな
いねじ先部17が形成されている。
すように、ねじ部14の軸直角断面は、略八角形状をな
し、ねじ部14の周方向に45度間隔で頂部21が形成され
ているとともに、隣接する頂部21同士が互いに連接部22
を介して連接され、軸方向から見て、ねじ部14の外形
(輪郭)は八角形状になっている。また、この連接部22
は、ねじ部14の内周側に向かって凹設する弧状をなし、
これらの弧に内接する仮想的な円の直径D1 は、一般用
ねじの有効径寸法にほぼ等しくなるように形成されてい
る。
ように、隣接するフランク同士のなすねじ山の角度α
は、60度をなしている。
たは図5に示す一般用のねじのねじ山32を形成するため
に用いる一般に市販されている標準の転造ダイスを用い
て容易に形成でき、ねじ山12の谷底の直径d1 について
は、図2(a)に示すように、ねじ部14の軸直角断面に
おける形状が真円状に形成されている。
14が全長にわたって本発明による八角形状のねじ山12を
具備する六角ボルト11の例であるが、その他の実施の形
態としては、本発明のねじ山12が標準のねじ転造ダイス
を用いて形成することができるため、例えば、図3に示
す六角ボルト31のように、ねじ部14の先端側の約半分の
部分に、本発明による八角形状のねじ山12を形成し、残
りの約半分の部分に、外形が真円状をなす一般用のねじ
山32を連続して形成することができる。
ば、図4および図5に示すように、本発明を、頭部34に
十字形の溝35を形成したタッピンねじとしての小ねじ3
6,38に用いることもできる。そして、図4は、本発明
による八角形状のねじ山12を、ねじ部14の全長にわたっ
て具備した十字穴付き小ねじ36の例で、図5は、本発明
の八角形状のねじ山12を、ねじ部14の先端側の約半分の
部分に具備させた十字穴付き小ねじ38の例である。
鋼線を用い、頭部15,34を形成後、ねじ部14を転造にて
形成し、その後一般的には、浸炭焼入れ焼戻しを行い、
表面処理を施して製造されている。特に、締付けの相手
部材がプラスチックのような軟質材の場合には、浸炭焼
入れ焼戻しなどの熱処理を行わずに用いても、戻しトル
クを大きくできるとともに、ねじ込みトルクを小さくし
て、良好な特性を得ることができる。
る標準転造ダイスを用いて容易に形成できるため、製造
コストの上昇を抑制することができ、特に、この効果
は、図3および図5に示すように、ねじ部14の一部に八
角形状のねじ山12を形成した実施の形態に対して顕著で
ある。
ねじ部のねじ山の頂部の内角が、従来のタッピンねじに
比べて鋭角になるので、ねじ込みトルクが小さくなり、
作業性を向上できるとともに、ねじ山の頂部がねじ込ん
だ部材に食い込みやすくなり、ねじ戻しトルクを高くし
て、部材にねじ込んだタッピンねじを緩み難くすること
ができる。
求項1記載の効果に加え、ねじ山の外形形状を八角形状
としたため、ねじ山が部材のねじ溝に噛合する部分が、
従来の三角形状あるいは四角形状のねじ山より大きく、
締結力を高くすることができ、部材にねじ込んだタッピ
ンねじを緩み難くすることができる。そこで、ねじ込み
トルク、ねじ戻しトルク、および締結力を適切に両立さ
せることができる。
明図である。 (a)は側面図 (b)は軸方向から見た端面図
図
説明図である。 (a)は側面図 (b)は軸方向から見た端面図
説明図である。 (a)は側面図 (b)は軸方向から見た端面図
説明図である。 (a)は側面図 (b)は軸方向から見た端面図
Claims (2)
- 【請求項1】 所定の間隔で設けられた複数の頂部と、
これら頂部を互いに連接する連接部とを有するねじ山を
形成したねじ部を備え、 前記各連接部は、それぞれ前記ねじ部の内周側に向かっ
て弧状に凹設されたことを特徴とするタッピンねじ。 - 【請求項2】 ねじ部の軸方向から見たねじ山の外形形
状は、八角形状をなすことを特徴とする請求項1記載の
タッピンねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7209792A JP3059362B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | タッピンねじ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7209792A JP3059362B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | タッピンねじ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0953620A JPH0953620A (ja) | 1997-02-25 |
JP3059362B2 true JP3059362B2 (ja) | 2000-07-04 |
Family
ID=16578674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7209792A Expired - Fee Related JP3059362B2 (ja) | 1995-08-17 | 1995-08-17 | タッピンねじ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3059362B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20014147U1 (de) * | 2000-08-16 | 2000-12-07 | Hsu Tai Ping | Schraube mit einem Schraubengewinde, das mit konkaven Facetten ausgebildet ist |
DE10314948B4 (de) * | 2002-06-18 | 2005-11-17 | Hommel, Günter | Schraubverbindung |
KR20040023184A (ko) * | 2002-09-11 | 2004-03-18 | 현대모비스 주식회사 | 태핑 스크류 |
CN102603353B (zh) * | 2012-03-16 | 2013-06-12 | 南京信息工程大学 | 一种泡沫混凝土发泡剂及其制备方法与应用 |
-
1995
- 1995-08-17 JP JP7209792A patent/JP3059362B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0953620A (ja) | 1997-02-25 |
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