JP3433647B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents
プロジェクタ装置Info
- Publication number
- JP3433647B2 JP3433647B2 JP10611497A JP10611497A JP3433647B2 JP 3433647 B2 JP3433647 B2 JP 3433647B2 JP 10611497 A JP10611497 A JP 10611497A JP 10611497 A JP10611497 A JP 10611497A JP 3433647 B2 JP3433647 B2 JP 3433647B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- laser
- array
- optical system
- spatial
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Description
調器を用いて多階調の画像を投影するプロジェクタ装置
に関し、特に、光利用効率が高くて表示画面が明るく、
低消費電力で光源寿命の長いプロジェクタ装置に関す
る。
現やパーソナルコンピュータの普及とそのマルチメディ
ア化により、複数人で使用する数十インチから200イ
ンチの高精細・大画面の画像表示と小型・軽量化への要
求が高まってきており、それに向けた各種方式の製品が
開発されてきている。この要求に対応するものとして、
従来より、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,
発光ダイオードディスプレイ等の平面ディスプレイがあ
る。
卓上型から大型化が進み、液晶空間光変調器を2枚張り
合わせた25インチのものも発表されている。しかし、
液晶ディスプレイの場合、液晶空間光変調器を作製する
プロセスが複雑で長く、大型のものができない、高価格
となる等の本質的な問題があり、数十インチ以上の大型
化は難しく、なされたとしても数枚の液晶空間光変調器
を張り合わせて作られるため、そのつなぎ目が問題とな
る外、高価格となることは否めない。
プレイに対抗する大画面ディスプレイとして、最近出現
し注目を集めている。それは、プラズマディスプレイ
は、構造が簡単で、作製プロセスが短く、大画面のもの
が作り易いこと、プラズマからの紫外光による励起に適
した蛍光体の開発により、色再現性の良いディスプレイ
が可能になったこと等による。しかし、プラズマディス
プレイの場合、発光効率が悪いため、40インチでも3
00W程度の大入力が必要である、放電電圧が200〜
300Vと高いため、高耐圧の駆動回路が必要となる等
の問題がある。また、平面ディスプレイといっても実際
には筐体も含めて10センチ程度の厚さとなり、重量も
40インチ程度で数十キログラムと重く、壁掛け型とし
て使用するには特別の工事が必要となる。
された高輝度・高効率の緑色や青色の発光ダイオード
と、既存の高効率の赤色発光ダイオードとを組み合わせ
て画素を構成したものが開発されている。この場合、1
画素を3つの発光ダイオードで構成するため、通常のパ
ソコン程度の画素数(480×600)でも約90万個
の発光ダイオードが必要となる。従って、将来発光ダイ
オードの価格が1個10円程度に下がったとしても、発
光ダイオードのコストだけでも1千万円程度と高価格に
なり、家庭や小会議室で用いるには不向きである。
回避するものとして、プロジェクタ装置が製品化されて
いる。このプロジェクタ装置は、従来より、光源や空間
光変調器、3原色分離合成用光学系等の種類により色々
なタイプのプロジェクタ装置が商品化されており、空間
光変調器としては、透過型あるいは反射型の液晶空間光
変調器や、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ等の各種の
ものがある。プロジェクタ装置では、画像表示部として
画像光を投影するスクリーンないし白色の壁があればよ
く、像表示部は軽量にできる、また、使用場所の広さに
応じて画面サイズを自由に変えられる等の利点がある。
また、空間光変調器で形成された画像光を投影レンズを
用いて数十倍に拡大投影するため、空間光変調器自体は
2〜3インチと通常のディスプレイに比べて非常に小型
のものでよく、低価格化の可能性を内包した装置である
と言える。
空間光変調器に液晶空間光変調器を用いたものを示す
(光学、Vol.25、No.6、P.301、199
6参照)。このプロジェクタ装置100は、白色光を発
光するメタルハライドランプ101、およびこのランプ
101の出力光を一旦集光した後、所定の方向に反射す
る放物線状のリフレクタ102からなる光源部103
と、光源部103からの光103aを略平行光104a
にするコリメータレンズ104と、略平行光104aか
らR(赤),G(緑),B(青)の3原色光Lr,L
g,Lbにそれぞれ分離するダイクロイックミラー10
5R,105G,105Bと、R,G,Bの3原色光L
r,Lg,Lbに各色の画像信号に応じて透過光量が変
化する空間変調をそれぞれ施す液晶空間光変調器106
R,106G,106Bと、液晶空間光変調器106
R,106G,106Bによって空間変調されたR,
G,Bの3原色光Lr,Lg,Lbを合成するダイクロ
イックミラー107R,107G,107Bと、ダイク
ロイックミラー107R,107G,107Bによって
一本の光束(Lr,Lg,Lb)に合成された画像光1
09aをスクリーン108に拡大投影する投影レンズ1
09とを備えている。
源部103からの光103aは、コリメータレンズ10
4で略平行光104aとなり、ダイクロイックミラー1
05R,105G,105BによってR,G,Bの3原
色光Lr,Lg,Lbに分離された後、対応する液晶空
間光変調器106R,106G,106Bで各色の画像
信号に応じて透過光量が変化する空間変調が施され、対
応するダイクロイックミラー107R,107G,10
7Bによって一本の光束(Lr,Lg,Lb)に合成さ
れた後、投影レンズ109によりスクリーン108に拡
大投影される。このようにして、スクリーン108にフ
ルカラー画像が大画面で表示される。
空間光変調器に2次元マイクロ偏向ミラーアレイを用い
たものを示す(Projection Display
II,P.193,1996:Proceedings
of SPIE,Vol.2650)。なお、同図に
おいて、破線は変調前、実線は変調後を示す。このプロ
ジェクタ装置200において、キセノンランンプ201
からの出力光は、リフレクタ202により集光され、コ
ンデンサレンズ203,折り返しミラー204を介して
色分離合成プリズムシステム205へ供給され、R,
G,Bの3原色光に分離される。各3原色の成分は、特
定の色に寄与する2次元マイクロ偏向ミラーアレイ(Di
gital Micromirror Dvice 、以下略して「DMD」とい
う。)207R,207G,207Bに供給される。D
MD207R,207G,207Bは、16μm角のマ
イクロミラーが2次元に画素数に対応して配列されてお
り、画像信号に応じてそれぞれのミラーを偏向すること
で、供給された各色の光から画像信号光を得る。この画
像信号光は、色分離合成プリズムシステム205によっ
て合成された後、投影レンズ208によってスクリーン
(図示省略)に拡大されて投影される。このようにし
て、フルカラー画像がスクリーンに大画面で表示され
る。
従来のプロジェクタ装置100によると、以下の問題が
ある。
光源部103の集光効率は50%程度、ダイクロイック
ミラー105R,105G,105B,107R,10
7G,107Bの色分離合成効率は50%程度、液晶空
間光変調器106R,106G,106Bでの偏光効率
および開口率はそれぞれ32%,35%、投影レンズ1
09の投影効率は80%であり、総合の光利用効率は2
%程度と非常に悪くなり、表示画面が80lm程度に暗
くなる。この主要原因は、メタルハライドランプ101
の放電電極の間隔(電極間隔)が数ミリと大きく、か
つ、出射光に指向性がないことと、液晶空間光変調器1
06R,106G,106Bの開口を3インチ程度以下
と小さく、かつ、それへの入射光をほぼ均一な光強度分
布を有する平行光としなければならないことのため、集
光効率が低くなることにある。
ことから、メタルハライドランプ101のように高輝度
の光源を使用しなければならず、そのために消費電力が
150Wと大きくなり、電源部の大型化に伴い、プロジ
ェクタ装置も大型になる。
るために電極間隔を3ミリ程度と短くする努力がなされ
ているが、電極間隔とランプ寿命とは相反的であり、ま
た入力も大きく取れなく(せいぜい150W)、輝度が
むしろ低下する等の問題がある。また、寿命自体問題で
あり、7ミリ間隔のものですら中心強度が50%低下す
るまでの時間で評価して1000時間である(照明学会
誌、第77巻、第12号、P.748、平成5年)。こ
れは8時間/日の使用頻度で4か月程度の寿命となり、
頻繁なランプ交換が必要となる。しかし、ランプ表面は
高温となるため、わずかでも汚れがあるとランプが爆発
する危険がある、ランプに位置ずれがあると集光効率が
下がったり、画質が低下する等の問題があり、素人によ
るランプ交換は難しい。
に、プロジェクタ装置が家庭や小会議室等になかなか普
及しないことの大きな原因である。
置200によると、DMD207R,207G,207
Bではマイクロミラーにアルミニウム蒸着膜を使用して
いるので、反射率は90%程度と高いので、この方式で
は空間光変調器での光損失は少ないが、図11に示す従
来のプロジェクタ装置100と同様の問題を有してい
る。すなわち、集光効率と色分離合成効率がそれぞれ5
0%程度と低くこれらが光利用効率を数%以下まで下げ
ており、表示画面も暗くなる。また、キセノンランンプ
201の消費電力が大きく、ランプ寿命が短くて頻繁な
ランプ交換を要する。
上を図り、表示画面の明るいプロジェクタ装置を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、低消費電力
化を図ったプロジェクタ装置を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、光源の長寿命化を図ったプロ
ジェクタ装置を提供することにある。
成するため、2次元に配列された複数のレーザ素子を有
し、前記複数のレーザ素子から所定の直線偏光の複数の
レーザ光を出射する面発光型あるいは端面発光型のレー
ザダイオードアレイと、前記複数のレーザ素子から出射
された前記複数のレーザ光を所定のサイズの平行光に整
形する整形光学系と、前記所定のサイズに対応した画素
領域を有し、前記平行光に画像信号に応じた空間変調を
画素毎に施して画像信号光を出力する空間光変調手段
と、前記空間光変調手段によって空間変調された前記画
像信号光をスクリーンに拡大して投影する投影光学系を
備え、前記空間光変調手段は、前記整形光学系側に偏光
子を設けず、前記投影光学系側に検光子を設けた液晶空
間光変調器であり、前記検光子の透過偏波面と前記レー
ザダイオードアレイからの前記複数のレーザ光の偏波面
とが直交するようにしたことを特徴とするのプロジェク
タ装置を提供する。本発明は、上記目的を達成するた
め、2次元に配列された複数の半導体発光素子を有し、
前記複数の半導体発光素子から指向性を有する複数の出
力光を出射する発光素子アレイと、前記複数の半導体発
光素子から出射された前記複数の出力光を所定のサイズ
の平行光に整形する整形光学系と、前記所定のサイズに
対応した画素領域を有し、前記平行光に画像信号に応じ
た空間変調を画素毎に施して画像信号光を出力する空間
光変調手段と、前記空間光変調手段によって空間変調さ
れた前記画像信号光をスクリーンに拡大して投影する投
影光学系を備え、前記複数の半導体発光素子は、水平お
よび垂直のブランキング期間に消灯されることを特徴と
するプロジェクタ装置を提供する。 本発明は、上記目的
を達成するため、複数の半導体発光素子を有し、前記複
数の半導体発光素子から複数の赤色光、緑色光、青色光
をそれぞれ出射する3つの発光素子アレイと、前記3つ
の発光素子アレイの前記複数の半導体発光素子から出射
された前記複数の赤色光、緑色光、青色光を所定のサイ
ズの平行光にそれぞれ整形する3つの整形光学系と、前
記所定のサイズに対応した画素領域を有し、前記3つの
整形光学系によってそれぞれ整形された前記平行光に画
像信号に応じた空間変調を画素毎に施して前記複数の赤
色光、緑色光、青色光に対応した3つ の画像信号光を出
力する3つの空間光変調手段と、前記3つの空間光変調
手段から出力された前記3つの画像信号光を3つのダイ
クロイックミラーによってそれぞれ所定の方向に反射あ
るいは通過させることにより前記3つの画像信号光を合
成する合成光学系と、前記合成光学系によって合成され
た画像光をスクリーンに拡大して投影する投影光学系を
備えたことを特徴とするプロジェクタ装置を提供する。
態に係るプロジェクタ装置を示す。このプロジェクタ装
置1は、R(赤),G(緑),B(青)の3原色光L
r,Lg,Lbを発光する発光素子アレイ部2と、発光
素子アレイ部2からの3原色光Lr,Lg,Lbを平行
光に整形する整形光学系3と、平行光に整形された3原
色光Lr,Lg,Lbに各色の画像信号Sに応じて透過
光量が変化する処理(空間変調)を施す空間光変調部4
と、空間光変調部4によって空間変調された3原色光L
r,Lg,Lbを合成する合成光学系5と、合成光学系
5によって合成された画像光7aをスクリーン6に拡大
投影する投影レンズの如き投影光学系7と、発光素子ア
レイ部2を駆動する発光素子アレイ部ドライバー8と、
空間光変調部4を駆動する空間光変調部ドライバー9
と、画像信号Sに基づいて発光素子アレイ部ドライバー
8および空間光変調部ドライバー9を制御する制御部1
0とを具備し、この第1の実施の形態では、発光素子ア
レイ部2に半導体発光素子としての発光ダイオード(以
下「LED」という。)を用いている。
する赤色LEDアレイ20Rと、緑色光Lgを発光する
緑色LEDアレイ20Gと、青色光Lbを発光する青色
LEDアレイ20Bと、各LEDアレイ20R,20
G,20Bの前面にそれぞれ配置されたマスク21とを
備えている。
の3原色光Lr,Lg,Lbを平行光に整形する2次元
のマイクロレンズアレイ30と、マイクロレンズアレイ
30によって整形された3原色光Lr,Lg,Lbを空
間光変調部4の後述する液晶空間光変調器40R,40
G,40Bの開口に対応して縮小する、凸レンズ31お
よび凹レンズ32を組み合わせて構成された縮小光学器
33とを備えている。なお、マイクロレンズアレイ30
の代わりに、ガラス等の透明媒体からなる微小な凹凸面
を有するホモジナイザ等を用いてもよい。この場合は、
LEDアレイ20R,20G,20Bからの入射光が微
小凹凸面により散乱され、この微小凹凸面が2次的な光
源面として機能し、この散乱光は縮小光学器33によっ
て平行光に整形される。
らの3原色光Lr,Lg,Lbに空間変調を画素毎に施
す液晶空間光変調器40R,40G,40Bと、各液晶
空間光変調器40R,40G,40Bの前段にそれぞれ
配置された2次元の微小レンズアレイ41と、各液晶空
間光変調器40R,40G,40Bの後段にそれぞれ配
置されたコリメータレンズ42とからなる。
によって空間変調された赤色光Lrを反射するダイクロ
イックミラー5Rと、液晶空間光変調器40Gによって
空間変調された緑色光Lgを反射するとともに、ダイク
ロイックミラー5Rからの赤色光Lrを透過させるダイ
クロイックミラー5Gと、液晶空間光変調器40Bによ
って空間変調された青色光Lbを透過させるとともに、
ダイクロイックミラー5Gからの赤色光Lrおよび緑色
光Lgを反射させ、1つの光束(Lr,Lg,Lb)に
合成するダイクロイックミラー5Bとからなる。
信号Sに基づいて、発光素子アレイ部ドライバー8に対
し、発光素子アレイ部2の発光素子の点灯制御を行うと
ともに、空間光変調部ドライバー9に対し、空間光変調
部4における通過(反射)の光量制御を行うものであ
る。この光量制御により多階調(フルカラー)の画像表
示が可能になる。また、制御部10は、水平および垂直
ブランキング期間は、LEDアレイ20R,20G,2
0Bを消灯するように発光素子アレイ部ドライバー8を
制御するようになっている。
系3の詳細について図2および図3を参照して説明す
る。
図3は、発光素子アレイ部2と整形光学系3との関係を
示す。各LEDアレイ20R,20G,20Bは、共
に、図2に示すような出力光の光量分布22aを有した
サイズ3mmφのLED22を図3に示すように基板2
3上に配列ピッチ4mmで2次元に588(21×2
8)個配列し、アレイサイズを約84×112mmと
し、LED22を行単位(28個)で直列に配線し、か
つ、各行を並列に配線したものである。LED22を2
次元に配列することにより、必要な光束を得ることがで
きる。また、各LEDアレイ20R,20G,20Bの
サイズの縦横比を3:4とし、後述する液晶空間光変調
器40R,40G,40Bのそれと合わせることで、光
利用効率をさらに高めることができる。半導体発光素子
(ここではLED22)の出力光は、指向性が強く、発
光部面積も小さいため、集光効率が高くなる。また、半
導体発光素子のスペクトル幅が数十nm以下と比較的狭
い単色光を出力するので、色合成効率が高くなる。
21aによって各LED22の出力光22aのうち周辺
部をカットし、中心部の出力光22bのみを透過させる
ものである。
ように、LEDアレイ20R,20G,20Bの各LE
D22の光軸と一致するように正方形の複数のマイクロ
レンズ30aを隙間なく2次元に配列し、各マイクロレ
ンズ30aの焦点距離をLEDアレイ20R,20G,
20Bとマイクロレンズアレイ30との距離D1 にほぼ
等しくしている。また、マイクロレンズアレイ30の各
マイクロレンズ30aの開口数WをLED22の中心部
の出力光22bの広がり角(約30度)θに対応させて
いる。これにより、LED22の出力光22bは、ほぼ
均一な光強度分布を有する平行光30bとなる。
小光学器33は、マイクロレンズアレイ30の各マイク
ロレンズ30aからの平行光30bを凸レンズ31と凹
レンズ32によって縮小して微小レンズアレイ41を通
って液晶空間光変調器40R,40G,40Bに平行光
33aとして入射させるようになっている。縮小光学器
33の縮小率は、各液晶空間光変調器40R,40G,
40BのサイズとLEDアレイ20R,20G,20B
のサイズの比率より若干小さい値(例えば、0.55/
1)とする。これにより、整形光学系3からの平行光3
0bを再度平行光33aとして液晶空間光変調器40
R,40G,40Bにほぼ均一に照射することができ
る。
小レンズアレイ41は、空間光変調器40R,40G,
40Bの各画素にそれぞれ対向して配置された微小レン
ズ41aからなる。液晶空間光変調器40R,40G,
40Bは、薄膜トランジスタ(TFT)によって駆動さ
れる画素領域が45×60mm(3型)のものを用いて
いる。液晶空間光変調器40R,40G,40Bは、液
晶400を介して一対の透明電極401,401が対向
するように配置された前側基板402および後側基板4
03と、前側基板402の前側に配置され、直線偏光を
形成する偏向子(ポーラライザ)404と、後側基板4
03の後側に配置され、偏向子404との間でクロスニ
コルを形成するように構成された検光子(アナライザ)
405とを備えている。液晶空間光変調器40R,40
G,40Bに入射する平行光30bは、微小レンズアレ
イ41を通り、偏向子404で直線偏光となり、液晶4
00で空間光変調部ドライバー9から一対の透明電極4
01,401に印加される電圧に応じて直線偏光の方向
が変化する。従って、一対の透明電極401,401に
印加する電圧を変化させることにより、透過光量が0〜
100%の範囲で変化する。
の微小レンズ41aの焦点距離を微小レンズアレイ41
と液晶空間光変調器40R,40G,40Bの各画素と
の距離D2 にほぼ等しくし、また、コリメータレンズ4
2の焦点距離を液晶空間光変調器40R,40G,40
Bの各画素とコリメータレンズ42との距離D3 にほぼ
等しくしている。これにより、縮小光学器33からの平
行光33aが効率良く液晶空間光変調器40R,40
G,40Bの各画素に集光され、かつ、液晶空間光変調
器40R,40G,40Bの透過後は再度平行光42a
に整形される。従って、液晶空間光変調器40R,40
G,40Bの開口による光のけられがなくなり、光利用
効率は大幅に向上する。一般に液晶の開口率は30%余
りなので、光利用効率は約3倍向上する。
ロジェクタ装置1の動作を説明する。制御部10は、各
色の画像信号Sに基づいて発光素子アレイ部ドライバー
8および空間光変調部ドライバー9を制御する。発光素
子アレイ部ドライバー8は、制御部10の点灯制御によ
り発光素子アレイ部2の各LEDアレイ20R,20
G,20Bを駆動する。空間光変調部ドライバー9は、
制御部10の光量制御により空間光変調部4の各液晶空
間光変調器40R,40G,40Bを駆動する。赤色L
EDアレイ20Rは赤色光Lrを発光し、緑色LEDア
レイ20Gは緑色光Lgを発光し、青色LEDアレイ2
0Bは青色光Lbを発光する。各LEDアレイ20R,
20G,20Bで発光した赤色光Lr,緑色光Lgおよ
び青色光Lbは、マスク21によって周辺部がカットさ
れた後、整形光学系3のマイクロレンズアレイ30を構
成するマイクロレンズ30aによって平行光30bに整
形され、縮小光学器33によって縮小され、空間光変調
部4に平行光33aとして入射する。空間光変調部4に
入射した平行光33aは、微小レンズアレイ41の各微
小レンズ41aによって対応する液晶空間光変調器40
R,40G,40Bの液晶400に集光し、液晶空間光
変調器40R,40G,40Bを透過した後は、コリメ
ータレンズ42によって再度平行光42aに整形され
る。発光素子アレイ部2からのR,G,Bの3原色光L
r,Lg,Lbは、空間光変調部4を通過する際に、空
間光変調部ドライバー9によって各色の画像信号Sに応
じて通過光量が変化する空間変調が画素毎に施される。
液晶空間光変調器40Rによって空間変調された赤色光
Lrは、ダイクロイックミラー5Rで反射し、ダイクロ
イックミラー5Gを透過してダイクロイックミラー5B
で反射する。液晶空間光変調器40Gによって空間変調
された緑色光Lgは、ダイクロイックミラー5Gで反射
し、さらにダイクロイックミラー5Bで反射する。液晶
空間光変調器40Bによって空間変調された青色光Lb
は、ダイクロイックミラー5Bを透過する。従って、ダ
イクロイックミラー5Bで赤色光Lr,緑色光Lg,青
色光Lbが1つの光束(Lr,Lg,Lb)に合成され
る。投影光学系7は、合成された画像光7aをスクリー
ン6に拡大投影する。このようにして、フルカラー画像
がスクリーン6に大画面で表示される。
ェクタ装置1の効果を説明する。 (イ) 光利用効率が向上し、明るい表示画面が得られる。
R,G,Bの各色別の光源を用いているので、色分離が
不要となり、色分離時の光損失を避けることができる。
このため、従来の光源に比べて集光効率と色合成効率の
積を0.77と従来の3倍以上に高めることが可能にな
る。また、指向性良く集光できるため、投影光学系7の
投影効率を85%以上に高くできる。この結果、この装
置1の光学系における光透過効率は、発光素子アレイ部
2および整形光学系3では90%、空間光変調部4では
開口による光のけられがなくなり、偏向子404,検光
子405による減衰が主となるため、従来の約3倍の3
5%、合成光学系5では85%、投影光学系7では85
%となるので、総合の光利用効率は約23%と従来の約
11倍に向上した。また、R,G,BのLED22の出
力光の波長,色度座標,出力が、それぞれ650nm:
(0.7、0.28):10mW、520nm:(0.
17、0.7):3.5mW、450nm:(0.1
3、0.075):2mWであるので、合成白色光の色
度座標は(0.36、0.37)で僅かに黄色味がかっ
た白色となり、全アレイ20R,20G,20Bの明る
さは約2,000lmが得られた。従って、投影光束で
ある画像光7aとして460lmと従来の5.8倍の明
るさが得られた。
2の1個当たりの消費電力は、R,G,Bそれぞれ40
mW,55mW,70mW(電流は各20mA)である
ので、連続点灯した時の全消費電力は約100Wとなっ
た。LED22の1個当たりの動作電圧は2〜3.6V
であり、LEDアレイ20R,20G,20Bの動作電
圧と電流を扱い易い値(<100V、<1A)に抑える
ために、LEDアレイ20R,20G,20B中のLE
D22を行単位(28個)で直列に配線し、かつ、各行
を並列に配線しているので、LEDアレイ20R,20
G,20B毎の動作電圧と電流は、それぞれ40〜80
V、0.56Aとなった。また、各LEDアレイ20
R,20G,20Bは、水平ブランキング(NTSC信
号では約13%)と垂直ブランキング(8%)の期間は
消灯した。これにより、約2割の電力と発熱量の低減が
図られ、LEDアレイ20R,20G,20Bの全消費
電力は約80W以下と従来の約1/2に抑えられた。
LED22の寿命は1万時間以上と従来の10倍以上で
あるため、光源の大幅な長寿命化が図れ、8時間/日程
度の使用頻度で4年近く継続して使用可能になる。
プロジェクタ装置を示す。この第2の実施の形態に係る
プロジェクタ装置1は、発光素子アレイ部2に、直線偏
光の赤色レーザ光Lr′を発光する面発光レーザ(VC
SEL)アレイ24を用い、空間光変調部4に、直線偏
光形成用の偏向子を設けていない液晶空間光変調器40
R′を用い、整形光学系3に拡大光学器34を用いたも
のであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
r′を発光する面発光レーザ(VCSEL)アレイ24
の他に、面発光レーザ(VCSEL)アレイ24の前面
に配置された第1の実施の形態と同様のマスク21を備
えている。VCSELアレイ24は、出力光(Lr′)
の波長とパワーがそれぞれ650nm,10mW、広が
り角が約8度のVCSEL素子を、単一のGaAs基板
上に配列ピッチ100μmで2次元アレイ状に300
(15×20)個配列し、アレイサイズを約9×12m
mとしたものである。また、VCSELアレイ24中の
各VCSEL素子は、一般に陰極が共通で陽極が個別電
極を有するように形成されているが、本実施の形態のV
CSELアレイ24は、VCSEL素子の陽極を行単位
で直列に結合し、かつ、各行を並列に結合している。
らの赤色レーザ光Lr′を平行光に整形する2次元のマ
イクロレンズアレイ30と、マイクロレンズアレイ30
によって整形された赤色レーザ光Lr′を空間光変調部
4の液晶空間光変調器40R′の開口に対応して拡大す
る、凹レンズ32および凸レンズ31を組み合わせて構
成された拡大光学器34とを備えている。また、マイク
ロレンズアレイ30とVCSELアレイ24との距離D
4 は、マイクロレンズアレイ30の各マイクロレンズの
焦点距離とほぼ等しく、1.4mmとしている。なお、
マイクロレンズアレイ30の代わりにホモジナイザを用
いてもよい。
R′は、図5に示す偏向子404を設けず、かつ、図5
に示す検光子405の透過偏波面とVCSELアレイ2
4の出力光の偏波面とが直交するように、すなわち、両
者でクロスニコルを形成するように検光子405を構成
している。これにより、偏向子404による光減衰がな
いため、光空間変調部4の透過率を2倍以上に改善でき
る。
ロジェクタ装置1の動作を説明する。制御部10は、画
像信号Sに基づいて発光素子アレイ部ドライバー8およ
び空間光変調部ドライバー9を制御する。発光素子アレ
イ部ドライバー8は、制御部10の点灯制御によりVC
SELアレイ24を駆動する。空間光変調部ドライバー
9は、制御部10の光量制御により液晶空間光変調器4
0R′を駆動する。VCSELアレイ24は、直線偏光
の赤色レーザ光Lr′を発光し、その赤色レーザ光L
r′は、マスク21によって周辺部がカットされた後、
マイクロレンズアレイ30によって平行光に整形され、
拡大光学器34によって拡大され、空間光変調部4に平
行光として入射する。空間光変調部4に入射した平行光
は、微小レンズアレイ41によって液晶空間光変調器4
0R′の液晶400に集光し、液晶空間光変調器40
R′を透過した後は、コリメータレンズ42によって再
度平行光に整形される。VCSELアレイ24からの赤
色レーザ光Lr′は、空間光変調部4を通過する際に、
空間光変調部ドライバー9によって画像信号Sに応じて
通過光量が変化する空間変調が画素毎に施される。液晶
空間光変調器40R′によって空間変調された赤色レー
ザ光Lr′は、投影光学系7によって画像光7aとして
スクリーン6に拡大投影される。このようにして、赤色
からなる多階調の画像がスクリーン6に大画面で表示さ
れる。
装置1によれば、以下の効果が得られる。 (イ) 光利用効率が向上し、明るい表示画面が得られる。
この装置1の光学系における光透過効率は、VCSEL
アレイ24および整形光学系3では90%、空間光変調
部4では開口による光のけられがなくなり、偏光子40
4による光減衰がないために90%、投影光学系7では
85%であるので、総合の光利用効率は61%と従来の
約30倍に向上した。また、全出力光束の明るさで約2
20lmが得られ、投影光束である画像光7aとして1
35lmと従来の約1.7倍の明るさが得られた。
れる。VCSEL素子の1個当たりの動作電圧は2.5
v、動作電流値は40mAである。VCSELアレイ2
4のVCSEL素子の陽極を行単位で直列に結合し、か
つ、各行を並列に結合しているので、第1の実施の形態
と同様に全電流電圧を適当な値(1A以下、100V以
下)に抑えることができた。また、第1の実施の形態と
同様に、VCSELアレイ24は、水平および垂直ブラ
ンキング期間は消灯した。この結果、第1の実施の形態
と同様に約2割の消費電力と発熱の低減が図れ、VCS
ELアレイ24の消費電力は30Wと従来の約1/5に
抑えられた。また、光源面積を微小化できることから、
プロジェクタ装置の小型化が図れる。
の形態と同様に、光源であるVCSEL素子の寿命は1
万時間以上と従来の10倍以上であるため、光源の大幅
な長寿命化が図れる。
した場合、出力光の可干渉長さが長いために、スペック
ルノイズや眼球による網膜への集光が問題となるが、液
晶空間光変調器40R′の液晶の各画素がレーザ光L
r′に対して位相シフタとして働くために、画素間での
干渉性が薄れるため、本実施の形態では問題とならなか
った。また、緑色や青色のVCSEL素子も開発中であ
るが、実用化されれば、上記の赤色用のプロジェクタ装
置と同様の構成で使用することができ、また、上記赤
色,緑色,青色の画像変調光を合成することにより、フ
ルカラーのプロジェクタ装置が実現できることは言う迄
もない。また、本実施の形態では2次元の面発光レーザ
アレイを使用したが、小型のプロジェクタ装置の場合に
は、1次元の面発光レーザアレイを用いても実現可能で
ある。
プロジェクタ装置を示す。この第3の実施の形態に係る
プロジェクタ装置1は、発光素子アレイ部2に、直線偏
光の赤色レーザ光Lr′を発光する端面発光型の半導体
レーザ(LD)アレイ25R、および直線偏光の青色レ
ーザ光Lb′を発光する同じく端面発光型のLD25B
を用い、空間光変調部4に、第2の実施の形態と同様
に、直線偏光形成用の偏向子を設けていない液晶空間光
変調器40R′,40B′を用い、整形光学系3に、第
2の実施の形態と同様に、拡大光学器34を用いたもの
であり、他は第1の実施の形態と同様に構成されてい
る。
赤色レーザ光Lr′、およびLDアレイ25Bからの青
色レーザ光Lb′を平行に整形するマイクロシリンドリ
カルレンズアレイ35およびシリンドリカルレンズ36
と、凹レンズ32および凸レンズ31を組み合わせて構
成された拡大光学器34とを備えている。
系3の詳細について図8および図9(a) ,(b) を参照し
て説明する。
9は、発光素子アレイ部2と整形光学系3との関係を示
す。なお、図9の(a) ,(b) はそれぞれ側面図,正面図
である。赤色レーザ光Lr′を発光するLDアレイ25
Rに、例えば、波長640nm、出力30mW、素子1
個当たりの消費電力220mW、アレイ25R全体の消
費電力11WのAlGaInPレーザを用いる。青色レ
ーザ光Lb′を発光するLDアレイ25Bに、例えば、
波長450nm、出力20mW、素子1個当たりの消費
電力500mW、アレイ25B全体の消費電力25Wの
InGaN系レーザを用いる。LDは、図8に示すよう
に、GaAs基板250の発振部251からの出力光2
52が、端面253から基板250に対して平行方向に
出力され、その出力光252は、基板250に対する垂
直方向の広がり角θvが約30度、水平方向の広がり角
θhが約8度であり、また基板250の面に平行な方向
に偏光している。また、LDアレイ25R,25Bは、
図9(a) ,(b) に示すように、上記のLDをGaAs基
板250上に発振部251を配列ピッチ100μmで1
次元アレイ状に50個配列し、アレイ長約5mmとして
いる。これにより、必要光束を得ることができる。
は、図9(b) に示すように、LDアレイ25R,25B
の長手方向に曲率を有し、焦点距離0.7mm、幅10
0μmのマイクロシリンドリカルレンズ35aをLDア
レイ25R,25Bの長手方向に1次元に配列してい
る。マイクロシリンドリカルレンズアレイ35とLDア
レイ25R,25Bとの距離D5 は、マイクロシリンド
リカルレンズ35aの焦点距離とほぼ等しい0.7mm
である。
示すように、LDアレイ25R,25Bの垂直方向に曲
率を有し、焦点距離15mm、マイクロシリンドリカル
レンズアレイ35と垂直方向の幅4mmを有している。
シリンドリカルレンズ36とLDアレイ25R,25B
との距離D6 は、シリンドリカルレンズ36の焦点距離
とほぼ等しい15mmである。
ズアレイ35およびシリンドリカルレンズ36を構成す
ることにより、縦横比3:4(約3.8×5.1mm)
でほぼ均一な光強度分布を有する平行光36aが得られ
る。
36からの平行光36aを液晶空間光変調器40R′、
40B′全面に照射し得る拡大率を有している。この実
施の形態では、LDアレイ25R,25Bの平行光36
aのサイズはいずれも3.8×5.1mmなので、拡大
率を約12倍とした。
ロジェクタ装置1の動作を説明する。制御部10は、各
色の画像信号Sに基づいて発光素子アレイ部ドライバー
8および空間光変調部ドライバー9を制御する。発光素
子アレイ部ドライバー8は、制御部10の点灯制御によ
り発光素子アレイ部2の各LDアレイ25R,25Bを
駆動する。空間光変調部ドライバー9は、制御部10の
光量制御により空間光変調部4の各液晶空間光変調器4
0R′,40B′を駆動する。赤色LDアレイ25Rは
赤色レーザ光Lr′を発光し、青色LDアレイ25Bは
青色レーザ光Lb′を発光する。各LDアレイ25R,
25Bで発光した赤色レーザ光Lr′および青色レーザ
光Lb′は、マスク21によって周辺部がカットされた
後、整形光学系3のマイクロシリンドリカルレンズアレ
イ35とシリンドリカルレンズ36によって平行光36
aに整形され、拡大光学器34によって拡大され、空間
光変調部4に平行光として入射する。空間光変調部4に
入射した平行光は、微小レンズアレイ41によって対応
する液晶空間光変調器40R′,40B′の液晶400
に集光し、液晶空間光変調器40R′,40B′を透過
した後は、コリメータレンズ42によって再度平行光に
整形される。LDアレイ25R,25Bからの赤色レー
ザ光Lr′および青色レーザ光Lb′は、空間光変調部
4を通過する際に、空間光変調部ドライバー9によって
各色の画像信号Sに応じて通過光量が変化する空間変調
が画素毎に施される。液晶空間光変調器40R′によっ
て空間変調された赤色レーザ光Lr′は、ダイクロイッ
クミラー5Rで反射し、さらにダイクロイックミラー5
Bで反射する。液晶空間光変調器40B′によって空間
変調された青色レーザ光Lb′は、ダイクロイックミラ
ー5Bを透過する。従って、ダイクロイックミラー5B
で赤色レーザ光Lr′と青色レーザ光Lb′が1つの光
束(Lr′,Lb′)に合成される。投影光学系7は、
合成された画像光7aをスクリーン6に拡大投影する。
このようにして、赤色、青色、赤色と青色の混色からな
る多階調のカラー画像がスクリーン6に大画面で表示さ
れる。
装置1によれば、以下の効果が得られる。 (イ) 光利用効率が向上し、明るい表示画面が得られる。
この装置1の光学系における光透過効率は、発光素子ア
レイ部および整形光学系3では85%、空間光変調部4
では開口による光のけられがなくなり、偏光子404に
よる光減衰がないために90%、投影光学系7では85
%であるので、総合の光利用効率は58%と従来の約2
9倍に向上した。また、投影光束である画像光8aとし
て130lmと従来の約1.6倍の明るさが得られた。
れる。発光効率の高いLDを用い、第1および第2の実
施の形態と同様に水平および垂直のブランキング期間
は、LDアレイ25R,25Bを消灯しているので、約
2割の消費電力と発熱の低減が図れ、消費電力は40W
と従来の約1/4に抑えられた。また、発光部面積を微
小化できることから、プロジェクタ装置の小型化が図れ
る。
の形態と同様に、光源であるLDの寿命は1万時間以上
と従来の10倍以上であるため、光源の大幅な長寿命化
が図れる。
した場合、出力光の可干渉長さが長いために、スペック
ルノイズや眼球による網膜への集光が問題となるが、液
晶空間光変調器40R、40Bの液晶の各画素がレーザ
光Lr′,Lb′に対して位相シフタとして働くため
に、画素間での干渉性が薄れるため、第2の実施の形態
と同様に本実施の形態でも問題とならなかった。また、
第3の実施の形態では、端面発光レーザの1次元アレイ
を使用したが、この1次元アレイを複数列並べて形成し
た2次元端面発光レーザアレイを使用してもよい。これ
により、さらに明るい光束が得られる。また、緑色LD
も開発中であるが、実用化されれば、上記の青色と赤色
のLDアレイとを使用してフルカラーのプロジェクタ装
置が実現できることは言う迄もない。また、第1の実施
の形態で使用した緑色のLEDアレイを併用することで
フルカラーを達成することも可能であり、これによって
第1の実施の形態と比べて赤色と青色の光透過効率が高
い分、第1の実施の形態よりも低消費電力化が図れる。
るプロジェクタ装置を示す。この第4の実施の形態に係
るプロジェクタ装置1は、空間光変調部4に、2次元マ
イクロ偏向ミラーアレイ43R,43G,43Bを用い
たものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成され
ている。
Rからの赤色光Lrに空間変調を画素毎に施す2次元マ
イクロ偏向ミラーアレイ43Rと、緑色LEDアレイ2
0Gからの緑色光Lgに空間変調を画素毎に施す2次元
マイクロ偏向ミラーアレイ43Gと、青色LEDアレイ
20Bからの青色光Lbに空間変調を画素毎に施す2次
元マイクロ偏向ミラーアレイ43Bと、2次元マイクロ
偏向ミラーアレイ43R,43G,43Bに入射した
R,G,Bの3原色光Lr,Lg,Lbの無効反射光を
受光するストッパー44とを備えている。2次元マイク
ロ偏向ミラーアレイ43R、43G、43Bは、16μ
m程度の正方形状のマイクロ偏向ミラーが半導体基板上
にピボットによって2次元アレイ状に配列されて、画素
数1,280× 1,024ドット、サイズ約17×2
2mmを有している。各マイクロ偏光ミラーは、空間光
変調部ドライバー9の駆動によって半導体基板にアレイ
状に形成されたトランジスタがオンして発生する静電力
に基づいて偏向し、LEDアレイ20R,20G,20
Bからの3原色光Lr,Lg,Lbを有効反射光とする
場合は、3原色光Lr,Lg,Lbをダイクロイックミ
ラー5R,5G,5Bに反射し、無効反射光とする場合
は、3原色光Lr,Lg,Lbをストッパー44に反射
するようになっている。
は、2次元マイクロ偏向ミラーアレイ43R、43G、
43Bのサイズが、図1に示す液晶空間変調器40R,
40G,40Bのサイズの1/3であるため、第1の実
施の形態の約3倍の0.2/1としている。
光素子アレイ部ドライバー8に対し、発光素子の点灯制
御を行うとともに、空間光変調部ドライバー9に対し、
2次元マイクロ偏向ミラーアレイ43R,43G,43
Bの各マイクロ偏向ミラーが、LEDアレイ20R,2
0G,20Bからの3原色光Lr,Lg,Lbをダイク
ロイックミラー5R,5G,5Bに有効光として反射す
る時間を制御する光量制御を行うようになっている。
装置1の動作を説明する。制御部10は、各色の画像信
号Sに基づいて発光素子アレイ部ドライバー8および空
間光変調部ドライバー9を制御する。発光素子アレイ部
ドライバー8は、制御部10の点灯制御により発光素子
アレイ部2の各LEDアレイ20R,20G,20Bを
駆動する。空間光変調部ドライバー9は、制御部10の
光量制御により空間光変調部4の各2次元マイクロ偏向
ミラーアレイ43R、43G、43Bを駆動する。赤色
LEDアレイ20Rは赤色光Lrを発光し、緑色LED
アレイ20Gは緑色光Lgを発光し、青色LEDアレイ
20Bは青色光Lbを発光する。各LEDアレイ20
R,20G,20Bで発光した赤色光Lr,緑色光Lg
および青色光Lbは、マスク21によって周辺部がカッ
トされた後、整形光学系3のマイクロレンズアレイ30
を構成するマイクロレンズによって平行光に整形され、
縮小光学器33によって縮小され、空間光変調部4に入
射する。空間光変調部4に入射した発光素子アレイ部2
からのR,G,Bの3原色光Lr,Lg,Lbは、空間
光変調部4で反射する際に、空間光変調部ドライバー9
によって各色の画像信号Sに応じて反射光量が変化する
空間変調が画素毎に施される。すなわち、2次元マイク
ロ偏向ミラーアレイ43R、43G、43Bは、LED
アレイ20R,20G,20Bからの3原色光Lr,L
g,Lbを有効反射光とする場合は、3原色光Lr,L
g,Lbをダイクロイックミラー5R,5G,5Bに反
射し、無効反射光とする場合は、3原色光Lr,Lg,
Lbをストッパー44に反射する。2次元マイクロ偏向
ミラーアレイ43Rによって有効反射光として空間変調
された赤色光Lrは、ダイクロイックミラー5Rで反射
し、ダイクロイックミラー5Gを透過してダイクロイッ
クミラー5Bをさらに透過する。2次元マイクロ偏向ミ
ラーアレイ43Gによって有効反射光として空間変調さ
れた緑色光Lgは、ダイクロイックミラー5Gで反射し
てダイクロイックミラー5Bを透過する。2次元マイク
ロ偏向ミラーアレイ43Bによって有効反射光として空
間変調された青色光Lbは、ダイクロイックミラー5B
で反射する。従って、ダイクロイックミラー5Bで赤色
光Lr,緑色光Lg,青色光Lbが1つの光束(Lr,
Lg,Lb)に合成される。投影光学系7は、合成され
た画像光7aをスクリーン6に拡大投影する。このよう
にして、フルカラー画像がスクリーン6に大画面で表示
される。
ェクタ装置1の効果を説明する。 (イ) 光利用効率が向上し、明るい表示画面が得られる。
この装置1の光学系における光透過効率は、発光素子ア
レイ部2および整形光学系3では90%、2次元マイク
ロ偏向ミラーアレイ43R,43G,43Bの反射率は
90%、合成光学系5では85%,投影光学系7では8
5%であるので、総合の光利用効率は約58%と従来の
約29倍になった。また、第1の実施の形態と同様に全
アレイ20R,20G,20Bの明るさは約2,000
lmが得られた。従って投影光束としては1160lm
と従来の約14.5倍の明るさが得られた。
れる。発光効率の高いLEDを用いているので、第1の
実施の形態と同様に、約2割の電力と発熱量の低減が図
られ、LEDアレイ20R,20G,20Bの全消費電
力は約80W以下と従来の約1/2に抑えられた。
LED22の寿命は1万時間以上と従来より10倍以上
の大幅な長寿命化が図れる。
2次元のLEDアレイ20R,20G,20Bを使用し
たが、これに限らず、第2および第3の実施の形態で使
用したVCSELアレイやLDアレイを使用して同様の
効果を得ることができる。さらに、空間光変調器として
2次元マイクロ偏向ミラーアレイ43R、43G、43
Bの替わりに反射型液晶空間光変調器を使用しても同様
の効果を得ることが可能である。
源の出力光が指向性を有しているので、光利用効率の大
幅な改善を図ることができ、明るい表示画面が得られ
る。また、光源に発光効率の高い半導体発光素子を用い
ているので、低消費電力化が達成できる。また、光利用
効率が高くなり、低消費電力化が図れることから、光源
の長寿命化が図れる。この結果、家庭や小会議室等への
普及が可能になる。
装置の構成図である。
性を示す図である。
形光学系との関係を示す図である。
す図である。
示す図である。
装置の構成図である。
装置の構成図である。
の出力光の指向性を示す図である。
関係を示す側面図、(b) はその正面図である。
タ装置の構成図である。
来のプロジェクタ装置の構成図である。
レイを用いた従来のプロジェクタ装置の構成図である。
レイ 250 GaAs基板 251 発振部 252 出力光 253 端面 3 整形光学系 30 マイクロレンズアレイ 30a マイクロレンズ 30b,33a 平行光 31 凸レンズ 32 凹レンズ 33 縮小光学器 34 拡大光学器 35 マイクロシリンドリカルレンズアレイ 35a マイクロシリンドリカルレンズ 36 シリンドリカルレンズ 36a 平行光 4 空間光変調部 40R,40G,40B,40R′,40B′ 液晶空
間光変調器 41 微小レンズアレイ 41a 微小レンズ 42 コリメータレンズ 42a 平行光 43R,43G,43B 2次元マイクロ偏向ミラーア
レイ 44 ストッパー 400 液晶 401 透明電極 402 前側基板 403 後側基板 404 偏向子 405 検光子 5 合成光学系 5R,5G,5B ダイクロイックミラー 6 スクリーン 7 投影光学系 7a 画像光 8 発光素子アレイ部ドライバー 9 空間光変調部ドライバー 10 制御部 D1 ,D2 ,D3 ,D4 ,D5 ,D6 距離 Lr 赤色光 Lr′ 赤色レーザ光 Lg 緑色光 Lb 青色光 Lb′ 青色レーザ光 S 画像信号 W 開口数 θ 広がり角 θv 垂直方向の広がり角 θh 水平方向の広がり角
Claims (13)
- 【請求項1】2次元に配列された複数のレーザ素子を有
し、前記複数のレーザ素子から所定の直線偏光の複数の
レーザ光を出射する面発光型あるいは端面発光型のレー
ザダイオードアレイと、 前記複数のレーザ素子から出射された前記複数のレーザ
光を所定のサイズの平行光に整形する整形光学系と、 前記所定のサイズに対応した画素領域を有し、前記平行
光に画像信号に応じた空間変調を画素毎に施して画像信
号光を出力する空間光変調手段と、 前記空間光変調手段によって空間変調された前記画像信
号光をスクリーンに拡大して投影する投影光学系を備
え、 前記空間光変調手段は、前記整形光学系側に偏光子を設
けず、前記投影光学系側に検光子を設けた液晶空間光変
調器であり、前記検光子の透過偏波面と前記レーザダイ
オードアレイからの前記複数のレーザ光の偏波面とが直
交するようにし たことを特徴とするのプロジェクタ装
置。 - 【請求項2】前記複数のレーザ素子は、水平および垂直
のブランキング期間に消灯される構成の請求項1記載の
プロジェクタ装置。 - 【請求項3】前記複数のレーザ素子は、縦横比を前記ス
クリーンに投影される画面の縦横比と同程度とした構成
の請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項4】前記複数のレーザ素子は、行単位で直列に
接続あるいは結合され、かつ、各行が並列に接続あるい
は結合された構成の請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項5】前記整形光学系は、前記複数のレーザ素子
の前記出力光を均一な光強度分布を有する前記平行光に
整形する構成の請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項6】前記整形光学系は、前記レーザダイオード
アレイの前面に前記複数のレーザ素子に対向するように
配置され、前記複数のレーザ素子から出射された前記複
数のレーザ光を前記平行光に整形する複数のマイクロレ
ンズによって構成される請求項1記載のプロジェクタ装
置。 - 【請求項7】前記整形光学系は、前記レーザダイオード
アレイの前面に配置されたホモジナイザと、前記ホモジ
ナイザの後段に配置された集光レンズを有し、前記ホモ
ジナイザによる散乱光を前記集光レンズによって集光す
ることにより、前記複数のレーザ素子から出射された前
記複数のレーザ光を前記平行光に整形する構成の請求項
1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項8】前記整形光学系は、前記レーザダイオード
アレイの前面に前記複数のレーザ素子に対向するように
配置された複数のマイクロシリンドリカルレンズと、前
記複数のマイクロシリンドリカルレンズの後段に配置さ
れ、前記マイクロシリンドリカルレンズの曲率の方向と
直交する方向の曲率を有する単一のシリンドリカルレン
ズを有し、前記複数のマイクロシリンドリカルレンズお
よび前記シリンドリカルレンズによって前記複数のレー
ザ素子から出射された前記複数のレーザ光を前記平行光
に整形する構成の請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項9】前記整形光学系は、主として2つのレンズ
により前記複数のレーザ素子から出射された前記複数の
レーザ光を拡大あるいは縮小して前記平行光に整形する
構成の請求項1記載のプロジェクタ装置。 - 【請求項10】2次元に配列された複数の半導体発光素
子を有し、前記複数の半導体発光素子から指向性を有す
る複数の出力光を出射する発光素子アレイと、 前記複数の半導体発光素子から出射された前記複数の出
力光を所定のサイズの平行光に整形する整形光学系と、 前記所定のサイズに対応した画素領域を有し、前記平行
光に画像信号に応じた空間変調を画素毎に施して画像信
号光を出力する空間光変調手段と、 前記空間光変調手段によって空間変調された前記画像信
号光をスクリーンに拡 大して投影する投影光学系を備
え、 前記複数の半導体発光素子は、水平および垂直のブラン
キング期間に消灯されることを特徴とするプロジェクタ
装置。 - 【請求項11】複数の半導体発光素子を有し、前記複数
の半導体発光素子から複数の赤色光、緑色光、青色光を
それぞれ出射する3つの発光素子アレイと、 前記3つの発光素子アレイの前記複数の半導体発光素子
から出射された前記複数の赤色光、緑色光、青色光を所
定のサイズの平行光にそれぞれ整形する3つの整形光学
系と、 前記所定のサイズに対応した画素領域を有し、前記3つ
の整形光学系によってそれぞれ整形された前記平行光に
画像信号に応じた空間変調を画素毎に施して前記複数の
赤色光、緑色光、青色光に対応した3つの画像信号光を
出力する3つの空間光変調手段と、 前記3つの空間光変調手段から出力された前記3つの画
像信号光を3つのダイクロイックミラーによってそれぞ
れ所定の方向に反射あるいは通過させることにより前記
3つの画像信号光を合成する合成光学系と、 前記合成光学系によって合成された画像光をスクリーン
に拡大して投影する投影光学系を備えたことを特徴とす
るプロジェクタ装置。 - 【請求項12】前記空間光変調手段は、液晶空間光変調
器であることを特徴とする請求項11記載のプロジェク
タ装置。 - 【請求項13】前記空間光変調手段は、2次元光偏向ミ
ラーアレイであることを特徴とする請求項11記載のプ
ロジェクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10611497A JP3433647B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | プロジェクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10611497A JP3433647B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | プロジェクタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301201A JPH10301201A (ja) | 1998-11-13 |
JP3433647B2 true JP3433647B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=14425442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10611497A Expired - Fee Related JP3433647B2 (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | プロジェクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3433647B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7810931B2 (en) | 2005-07-27 | 2010-10-12 | Ricoh Company, Ltd. | Light source apparatus, optical modulation apparatus, display apparatus, light condense illumination apparatus and projection type color display apparatus |
EP4400911A4 (en) * | 2021-09-24 | 2024-10-09 | Huawei Tech Co Ltd | PROJECTION DISPLAY SYSTEM AND FULL COLOR PROJECTION LIGHT MACHINE |
Families Citing this family (28)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1132278A (ja) * | 1997-07-10 | 1999-02-02 | Fuji Xerox Co Ltd | プロジェクタ装置 |
JP2000174398A (ja) * | 1998-12-10 | 2000-06-23 | Sony Corp | 半導体発光装置、指示装置および光伝送装置 |
JP2000194275A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Toshiba Corp | 画像表示装置 |
JP2000275732A (ja) * | 1999-03-25 | 2000-10-06 | Seiko Epson Corp | 光源および表示装置 |
US6224216B1 (en) * | 2000-02-18 | 2001-05-01 | Infocus Corporation | System and method employing LED light sources for a projection display |
JP2001356404A (ja) * | 2000-06-09 | 2001-12-26 | Mitsubishi Electric Corp | 画像表示装置 |
JP3973356B2 (ja) * | 2000-10-26 | 2007-09-12 | 株式会社リコー | 照明光学装置及び照明光学装置を用いたプロジェクタ |
JP2003066369A (ja) * | 2001-08-28 | 2003-03-05 | Canon Inc | 画像表示装置、画像表示装置の制御方法、画像処理システム |
JP3990251B2 (ja) * | 2002-10-11 | 2007-10-10 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 投写型表示装置 |
JP4166261B2 (ja) * | 2002-12-26 | 2008-10-15 | 三洋電機株式会社 | 照明装置及び投写型映像表示装置 |
JP2004363572A (ja) * | 2003-05-12 | 2004-12-24 | Showa Denko Kk | 半導体発光素子および発光ダイオード |
US7061591B2 (en) * | 2003-05-30 | 2006-06-13 | Asml Holding N.V. | Maskless lithography systems and methods utilizing spatial light modulator arrays |
JP4389543B2 (ja) * | 2003-10-08 | 2009-12-24 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクタ |
JP4616577B2 (ja) | 2004-04-22 | 2011-01-19 | 株式会社日立製作所 | 映像表示装置 |
WO2006015133A2 (en) * | 2004-07-30 | 2006-02-09 | Novalux, Inc. | Projection display apparatus, system, and method |
JP2006189700A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Toppan Printing Co Ltd | プロジェクタおよび背面投射型ディスプレイ装置 |
JP2006339534A (ja) * | 2005-06-03 | 2006-12-14 | Sony Corp | 発光ダイオード、発光ダイオードの製造方法、発光ダイオードバックライト、発光ダイオード照明装置、発光ダイオードディスプレイおよび電子機器 |
JP2007003914A (ja) * | 2005-06-24 | 2007-01-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発光モジュールとこれを用いた投映型表示装置用光源ユニット |
US8029141B2 (en) | 2006-05-26 | 2011-10-04 | Panasonic Corporation | Image display apparatus that controls luminance of a partial area of each pixel to be below threefold of an average luminance value of the entire pixel |
JP4963925B2 (ja) * | 2006-10-13 | 2012-06-27 | 三菱電機株式会社 | レーザ光源装置及び映像表示装置 |
JP5028975B2 (ja) * | 2006-11-28 | 2012-09-19 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置、プロジェクタ及びモニタ装置 |
JP2010253882A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Konica Minolta Opto Inc | 画像形成装置及びレンズアレイ |
US20110187878A1 (en) | 2010-02-02 | 2011-08-04 | Primesense Ltd. | Synchronization of projected illumination with rolling shutter of image sensor |
JP2012173676A (ja) * | 2011-02-24 | 2012-09-10 | Seiko Epson Corp | 光源装置及びプロジェクター |
KR101236723B1 (ko) | 2011-03-25 | 2013-02-25 | 노명재 | 레이저 다이오드 광원을 갖는 프로젝션용 조명 광학계 |
JP5796653B2 (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-21 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
JP6802990B2 (ja) * | 2018-06-19 | 2020-12-23 | カシオ計算機株式会社 | 光源装置及び投影装置 |
JP2020140071A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクター |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP10611497A patent/JP3433647B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7810931B2 (en) | 2005-07-27 | 2010-10-12 | Ricoh Company, Ltd. | Light source apparatus, optical modulation apparatus, display apparatus, light condense illumination apparatus and projection type color display apparatus |
EP4400911A4 (en) * | 2021-09-24 | 2024-10-09 | Huawei Tech Co Ltd | PROJECTION DISPLAY SYSTEM AND FULL COLOR PROJECTION LIGHT MACHINE |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10301201A (ja) | 1998-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3433647B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
JP3591220B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
JPH1132278A (ja) | プロジェクタ装置 | |
US9081268B2 (en) | Lighting device and projection-type display apparatus including lighting device | |
KR100440959B1 (ko) | 조명계 및 이를 채용한 프로젝션 시스템 | |
WO2017145400A1 (ja) | プロジェクタ | |
JPH11231278A (ja) | 投写型ディスプレイ | |
JPH10269802A (ja) | 照明装置および映像表示装置 | |
WO2020063159A1 (zh) | 光源系统及投影系统 | |
CN216595871U (zh) | 三色激光光源及激光投影设备 | |
JP4428360B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
KR960016286B1 (ko) | 투사형화상표시장치 | |
JP2001281599A (ja) | 投射型表示装置 | |
US20060098451A1 (en) | Illuminator for video display apparatus | |
JP3392084B2 (ja) | 投射装置 | |
KR20040065574A (ko) | 광 밸브 투사기의 조명을 위한 공진 마이크로케비티디스플레이 에프이디의 사용 | |
US20030132894A1 (en) | Use of resonant microcavity display CRT for the illumination of a light valve projector | |
JP2002372677A (ja) | 投影型画像表示装置及びその合波光学系 | |
CN111856862A (zh) | 光源系统及显示设备 | |
CN219958062U (zh) | 投影系统 | |
JP2768345B2 (ja) | 液晶プロジェクタ | |
JP2001281600A (ja) | 光源装置およびそれを用いた投射型表示装置 | |
KR100276661B1 (ko) | 박막형 미러 어레이(tma) 모듈을 포함하는 투사형 화상표시장치 | |
WO2019233101A1 (zh) | 投影设备 | |
JP2947214B2 (ja) | 液晶投射ディスプレイ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |