JP2000174398A - 半導体発光装置、指示装置および光伝送装置 - Google Patents

半導体発光装置、指示装置および光伝送装置

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JP2000174398A
JP2000174398A JP10351107A JP35110798A JP2000174398A JP 2000174398 A JP2000174398 A JP 2000174398A JP 10351107 A JP10351107 A JP 10351107A JP 35110798 A JP35110798 A JP 35110798A JP 2000174398 A JP2000174398 A JP 2000174398A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い安全性を有しつつ、視認性を向上するこ
とができる半導体発光装置および指示装置と、用いる光
ファイバおよびファイバ光源を最小限にすることができ
る光伝送装置とを提供する。 【解決手段】 ヒートシンク2の平坦な側面に、チップ
状で発光波長が互いに異なり、可視光域の発光波長を有
する2つの半導体レーザ3、4を、それらのレーザビー
ムの出射方向が互いにほぼ平行になるようにマウントす
る。半導体レーザ3、4にしきい値電流以上の電流を注
入すると、フロント側の端面からレーザビーム12、1
3が出射し、外部に設けられたレンズ系(ビームシフタ
ーおよび集光レンズからなるものなど)に導かれ、それ
ぞれの光軸が互いに一致して束ねられ、半導体発光装置
の外部に混色された1本のレーザビームとして出射され
る。また、この半導体発光装置を光ファイバと結合し
て、波長が異なる複数本のレーザビームを1本の光ファ
イバで伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体発光装
置、指示装置および光伝送装置に関し、特に、発光波長
が可視光域の半導体レーザを用いたレーザポインタなど
に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の指示装置または建築用など
のレベリング装置としてのレーザポインタとしては、赤
色発光の半導体レーザを用いたものが実用化されてい
る。この赤色発光のレーザポインタに加えて、オレンジ
色、黄色、青色などで発光するレーザポインタが得られ
れば、多色化を図ることができる。ところが、一般の指
示装置または建築用のレベリング装置として、赤色発光
の半導体レーザのみを採用したレーザポインタを明るい
場所などで用いるのは視認性の観点から少々難があっ
た。
【0003】そのため、視認性の点からは赤色発光の半
導体レーザよりは、むしろ緑色発光の半導体レーザが要
求されている。これは、緑色の視感度が高いことによ
り、緑色発光の半導体レーザをローパワーで使用しても
視認性がよく、さらに赤色半導体レーザに比して安全性
も高いといった利点があるためである。
【0004】ところが、緑色発光の半導体レーザは、そ
の寿命に関して開発途上であり、万時間オーダーの寿命
をもつ緑色発光の半導体レーザはまだ得られていない。
【0005】他方、高視認性を達成するもう一つの手段
として、光源の短波長化が考えられている。例えば、現
在の赤色光を発する半導体レーザとして実用化されてい
るものとして、AlGaInP系半導体レーザがある。
このAlGaInP系半導体レーザは、その発光波長が
635〜680nm程度であり、デジタルビデオディス
ク(DVD)用として実用化されている。ところが、こ
のAlGaInP系半導体レーザをレーザポインタなど
に用いても、安全性の観点から推奨される1〜3mWの
低出力では視認性が悪い。
【0006】そこで、より短波長の光を取り出すことが
できるGaP系発光ダイオード(LED)が実用化され
た。このGaP系LEDの発光波長は570nm程度で
あり、赤色半導体レーザの発光波長より短い。しかしな
がら、GaP系LEDの発光は間接遷移に起因するた
め、レーザ発振は行われない。
【0007】また、緑色のレーザビームを取り出すこと
ができる半導体レーザとして、高二次高調波発生(SH
G、Second-Harmonic Generation)グリーンレーザがあ
る。ところが、光学系が複雑であるなどの理由によっ
て、使い勝手が悪く、例えば、温度上昇を防ぐためにパ
ルス動作を行うことが必要になる。
【0008】また、紫色発光の半導体レーザも近く実用
化されようとしているが、紫色は夜の色であることなど
の理由から人間の情緒に与えるイメージが悪い。さら
に、紫色は視感度が極めて悪く、照明の用途を考慮する
と、紫色半導体レーザのみでは危険であるのみならず注
意が必要である。このことは、赤色のみの場合において
も同様である。
【0009】さて、上述した赤外発光の半導体レーザや
赤色発光の半導体レーザは、ファイバ光源としての市場
導入も進んでいる。ファイバ光源としての半導体レーザ
においては、光ファイバと、この光ファイバにおける吸
収の小さい領域に対応した発光波長を有するとを一対一
に組み合わせて用いられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
レーザポインタにおいて、高視認性は達成されていな
い。例えば、日中の屋外での建設工事における水平出し
などにおいても、視認性は十分ではなかった。また、視
認性を向上させるためには、出力パワーを上げることが
考えられるが、人間の目に照射された場合の安全性を考
慮すると問題がある。
【0011】また、SHGグリーンレーザによる緑色の
光を発するレーザポインタが実用化されつつあるが、こ
のSHGグリーンレーザにおいては、上述したレベリン
グ装置の指示対象点の数を増加させるために、赤色、黄
色、オレンジ色などに多色化しようとすると、光学系が
極めて複雑になり、コンパクトにまとめることは事実上
不可能に近い。
【0012】そのため、緑色発光の半導体レーザの寿命
はいまだ短く、開発途上であるが、この緑色光を発する
半導体レーザを使い、全体の視認性を向上させる技術の
開発が望まれている。
【0013】また、ファイバ光源としての半導体レーザ
と光ファイバとを一対一で組み合わせて用いた場合、伝
送する光の種類が多くなるに従って、光ファイバを用い
た光伝送装置が大型化するという問題もあった。例え
ば、光学的配線のゲートラインとシグナルラインとは別
々であった。そのため、1本の光ファイバにゲート用の
レーザ光とシグナル用のレーザ光とを伝送することがで
き、さらにファイバ光源となる半導体発光装置の数を最
小限とすることができる技術の開発が望まれている。
【0014】したがって、この発明の目的は、高い安全
性を有しつつ、視認性を向上することができる半導体発
光装置および指示装置を提供することにある。
【0015】この発明の他の目的は、互いに波長が異な
る複数のレーザ光を1本の光ファイバで伝送することが
できるとともに、装置の小型化、高集積化を図ることが
できる光伝送装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、可視光域の光を発する半
導体レーザを用いた半導体発光装置において、発光波長
が互いに異なり、レーザ光の出射方向が互いにほぼ平行
になるように設けられた複数の半導体レーザと、複数の
半導体レーザから取り出される複数のレーザ光の光軸を
互いにほぼ一致させる光軸一致手段とを有することを特
徴とするものである。
【0017】この発明の第2の発明は、可視光域の光を
発する半導体レーザを有し、半導体レーザから取り出さ
れるレーザ光によって対象物を指示するようにした指示
装置において、発光波長が互いに異なり、レーザ光の出
射方向が互いにほぼ平行になるように設けられた複数の
半導体レーザと、複数の半導体レーザから取り出される
複数のレーザ光の光軸を互いにほぼ一致させる光軸一致
手段とを有することを特徴とするものである。
【0018】第1および第2の発明において、典型的に
は、複数の半導体レーザの発光強度を相対的に制御する
ことにより、光軸一致手段によって光軸が互いに一致し
た複数のレーザ光からなる光の色を変化させる。
【0019】第1および第2の発明において、具体的に
は、複数の半導体レーザは2つの半導体レーザであり、
2つの半導体レーザの発光強度を相対的に制御すること
により、2つの半導体レーザから取り出され、光軸一致
手段によって互いに光軸が一致した2本のレーザ光から
なる光の色を制御する。また、この第1の発明におい
て、複数の半導体レーザが3つの半導体レーザであり、
3つの半導体レーザの発光強度を相対的に制御すること
により、3つの半導体レーザから取り出され、光軸一致
手段によって互いに光軸が一致した3本のレーザ光から
なる光の色を制御する。
【0020】この発明の第3の発明は、可視光域の光を
発する半導体レーザを有する半導体発光装置と、半導体
発光装置に結合された光ファイバとを有する光伝送装置
において、半導体発光装置が、発光波長が互いに異な
り、レーザ光の出射方向が互いにほぼ平行になるように
設けられた複数の半導体レーザと、複数の半導体レーザ
から取り出される複数のレーザ光の光軸を互いにほぼ一
致させる光軸一致手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0021】この第3の発明において、典型的には、光
ファイバにおける半導体発光素子と結合していない一端
に波長弁別素子が結合されている。
【0022】この第3の発明において、典型的には、複
数の半導体レーザのうちの少なくとも1つの半導体レー
ザから取り出されるレーザ光をゲートとして用い、残り
の半導体レーザから取り出されるレーザ光を信号として
用いるように構成されている。
【0023】この発明において、複数のレーザ光の明確
に区別するために、好適には、複数の半導体レーザの発
光波長を互いに3nm以上異なるようにする。また、こ
の発明において、光軸一致手段により光軸が一致した複
数のレーザ光からなる光が色度図上で広い領域を占める
ようにするために、好適には、複数の半導体レーザの発
光波長を互いに30nm以上異なるようにする。
【0024】この発明において、好適には、複数の半導
体レーザのうち、少なくとも1つの半導体レーザは、青
緑色、緑色、または黄緑色の光を発する半導体レーザで
ある。
【0025】この発明において、半導体レーザの具体例
をいくつか挙げると、Zn、Be、Mg、CdおよびH
gからなる群より選ばれた少なくとも一種類以上のII
族元素とSe、S、TeおよびOからなる群より選ばれ
た少なくとも一種類以上のVI族元素とにより構成され
たII−VI族化合物半導体を用いた半導体レーザ、A
l、Ga、InおよびBからなる群より選ばれた少なく
とも一種類以上のIII族元素とN、PおよびAsから
なる群より選ばれた少なくとも一種類以上のV族元素と
により構成されたIII−V族化合物半導体を用いた半
導体レーザ、Al、Ga、InおよびBからなる群より
選ばれた少なくとも一種類以上のIII族元素とNとに
より構成されたIII−V族化合物半導体を用いた半導
体レーザ、Al、Ga、InおよびBからなる群より選
ばれた少なくとも一種類以上のIII族元素とPおよび
Asからなる群より選ばれた少なくとも一種類以上のV
族元素とにより構成されたIII−V族化合物半導体を
用いた半導体レーザ、有機半導体(有機エレクトロルミ
ネッセンス物質)を用いた半導体レーザなどである。I
I−VI族化合物半導体を用いた半導体レーザとして
は、例えばZnCdSeを活性層の材料として用いた緑
色発光の半導体レーザや、BeZnMgSeを活性層の
材料として用いた半導体レーザ、さらには赤色、緑色ま
たは青色で発光可能なZnMgCdSeを活性層の材料
として用いた半導体レーザなどが挙げられる。また、I
II−V族化合物半導体を用いた半導体レーザとして
は、紫色ないし青色で発光可能なInGaNを活性層の
材料として用いた半導体レーザ、可視光から赤外の領域
で発光可能なGaInNAsを活性層の材料として用い
た半導体レーザなどが挙げられる。さらに、有機半導体
を用いた半導体レーザとしては、テトラフェニルポルフ
ィリン(TPP)、テトラフェニルクロリン(TP
C)、p-sexiphenyl(p−6P)などを活性層の材料と
して用いた半導体レーザが挙げられる。
【0026】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、発光波長が互いに異なり、レーザ光の出射方向が互
いにほぼ平行になるように設けられた複数の半導体レー
ザと、これらの半導体レーザから取り出されるレーザ光
の光軸を互いにほぼ一致させる光軸一致手段とを有して
いることにより、複数の半導体レーザから取り出される
複数本のレーザ光を混色させて、所望の色のレーザ光を
得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態
の全図においては、同一または対応する部分には同一の
符号を付す。
【0028】まず、この発明の第1の実施形態による半
導体発光装置について説明する。図1はこの発明の第1
の実施形態による半導体発光装置における発光素子の全
体構成を示し、図2は、この発光素子のヘッダー部分を
拡大して示す。図1および図2に示すように、この発光
素子においては、ヘッダー1上に半円柱状のヒートシン
ク2が設けられ、このヒートシンク2の平坦な側面に、
チップ状で発光波長の互いに異なる2つの半導体レーザ
3、4が、それらのレーザビームの出射方向が互いにほ
ぼ平行になるようにマウントされている。この場合、こ
れらの半導体レーザ3、4はそのp側電極(図示せず)
を上にして、すなわちpサイドアップでマウントされて
いる。符号3a、4aはそれぞれこれらの半導体レーザ
3、4のストライプを示す。ヘッダー1には3本のリー
ド5、6、7が設けられている。半導体レーザ3のp側
電極とリード5の一端とがワイヤー8によりボンディン
グされている。また、半導体レーザ4のp側電極とリー
ド7の一端とがワイヤー9によりボンディングされてい
る。リード6は接地端子であり、ヒートシンク2を介し
て半導体レーザ3、4のn側電極(図示せず)と接続さ
れている。半導体レーザ3、4およびヒートシンク2の
全体はヘッダー1上に取り付けられたキャップ10でシ
ールされている。キャップ10の上面には窓10aが設
けられ、この窓10aにガラス板11がはめ込まれてい
る。
【0029】図1および図2において、リード5、6を
通じて半導体レーザ3にしきい値電流以上の電流が注入
されると、そのフロント側の端面からレーザビーム12
が出射される。また、リード6、7を通じて半導体レー
ザ4にしきい値電流以上の電流が注入されると、そのフ
ロント側の端面からレーザビーム13が出射される。こ
れらのレーザビーム12、13は、外部に設けられた、
例えばビームシフターおよび集光レンズからなるレンズ
系に導かれる。そして、このレンズ系において、レーザ
ビーム12、13のそれぞれの光軸が互いに一致されて
束ねられ、1本のレーザビームとして出射される。
【0030】図3に、半導体レーザ3または半導体レー
ザ4の一例として、III−V族化合物半導体を用いた
赤色発光の半導体レーザLD1を示す。
【0031】図3に示すように、この半導体レーザLD
1においては、n型GaAs基板101上に、n型(A
y Ga1-y 0.52In0.48Pクラッド層102、n型
(AlGa)0.52In0.48P光導波層103、活性層1
04、p型(AlGa)0.52In0.48P光導波層10
5、p型(Alx Ga1-x 0.52In0.48Pクラッド層
106、p型Ga0.52In0.48P中間層107およびp
型GaAsキャップ層108が順次積層されている。n
型GaAs基板101にはn型不純物として例えばSi
がドープされ、厚さは例えば350μmである。n型
(Aly Ga1-y 0.52In0.48Pクラッド層102お
よびn型(AlGa)0.52In0.48P光導波層103に
はn型不純物として例えばSeやSiがドープされてい
る。また、p型Ga0.52In0.48P中間層107および
p型GaAsキャップ層108には、p型不純物として
例えばZnがドープされている。レーザ構造を形成する
各層の厚さの一例を挙げると、n型(Aly Ga1-y
0.52In0.48Pクラッド層102は1μm、n型(Al
Ga)0.52In0.48P光導波層103およびp型(Al
Ga)0.52In0.48P光導波層105はそれぞれ45n
m、p型(Alx Ga1-x 0.52In0.48Pクラッド層
106は1μm、p型GaAsキャップ層108は10
0nmである。また、n型(AlGa)0.52In0.48
光導波層103のバンドギャップはn型(Aly Ga
1-y 0.52In0.48Pクラッド層102のバンドギャッ
プより小さく、p型(AlGa)0.52In0.48P光導波
層105のバンドギャップはp型(Alx Ga1-x
0.52In0.48Pクラッド層106のバンドギャップより
小さい。活性層104は例えば(AlGa)0.52In
0.48P層からなる単一量子井戸構造(SQW)を有し、
その(AlGa)0.52In0.48P層の厚さは例えば6n
mである。
【0032】p型(Alx Ga1-x 0.52In0.48Pク
ラッド層106の上部、p型Ga0.52In0.48P中間層
107およびp型GaAsキャップ層108は一方向に
延びるストライプ形状を有する。このストライプ部の両
側の部分にはn型GaAs電流狭窄層109が設けられ
ており、これによって電流狭窄構造が形成されている。
ストライプ形状のp型GaAsキャップ層108および
n型GaAs電流狭窄層109上にはp側電極110
が、p型GaAsキャップ層108とオーミックコンタ
クトして設けられている。p側電極110としては、例
えばTi/Pt/Au電極が用いられる。
【0033】n型GaAs基板101の裏面にはn側電
極111が、このn型GaAs基板101とオーミック
コンタクトして設けられている。このn側電極111と
しては、例えばAuGe/Ni電極やIn電極が用いら
れる。
【0034】この半導体レーザLD1は、p側電極11
0とn側電極111との間に電流を流すことにより駆動
することができるようになっている。そして、この半導
体レーザLD1を駆動することによって、波長600n
m帯(例えば650nm)のレーザビームL1 を取り出
すことができる。
【0035】次に、図4に、半導体レーザ3または半導
体レーザ4の一例として、II−VI族化合物半導体を
用いた緑色発光の半導体レーザLD2を示す。
【0036】図4に示すように、この半導体レーザLD
2においては、n型GaAs基板201上に、図示省略
したバッファ層(例えば、n型GaAsバッファ層、n
型ZnSeバッファ層およびn型ZnSSeバッファ層
を順次積層したもの)を介して、n型ZnMgSSeク
ラッド層202、n型ZnSSe光導波層203、活性
層204、p型ZnSSe光導波層205、p型ZnM
gSSeクラッド層206、p型ZnSSeキャップ層
207、p型ZnSe/ZnTeMQW層208、およ
びp型ZnTeコンタクト層209が順次積層されてい
る。n型GaAs基板201にはn型不純物として例え
ばSiがドープされ、厚さは例えば350μmである。
n型ZnMgSSeクラッド層202およびn型ZnS
Se光導波層203にはn型不純物として例えばClが
ドープされている。また、p型ZnSSe光導波層20
5、p型ZnSe/ZnTeMQW層208およびp型
ZnTeコンタクト層209にはp型不純物として例え
ばNがドープされている。レーザ構造を形成する各層の
厚さの一例を挙げると、n型ZnMgSSeクラッド層
202は1μm、n型ZnSSe光導波層203および
p型ZnSSe光導波層205はそれぞれ45nm、p
型ZnMgSSeクラッド層206は1μm、p型Zn
SSeキャップ層207は100nm、p型ZnSe/
ZnTeMQW層208は3nm、p型ZnTeコンタ
クト層209は70nmである。活性層204は例えば
ZnCdSeからなる単一量子井戸(SQW)構造を有
し、そのZnCdSe層の厚さは例えば3.5nm、そ
のII族元素の組成はZnが65%、Cdが35%であ
り、その格子定数はnがGaAs基板201の格子定数
よりも若干大きくなっている。また、n型ZnSSe光
導波層203およびp型ZnSSe光導波層205のV
I族元素の組成は例えばSが6%、Seが94%であ
る。
【0037】p型ZnSSeキャップ層207の上部、
p型ZnSe/ZnTeMQW層208およびp型Zn
Teコンタクト層209は一方向に延びるストライプ形
状を有する。このストライプ部の幅は例えば2〜10μ
mである。このストライプ部の両側の部分には例えばA
2 3 膜のような絶縁層210が設けられており、こ
れによって電流狭窄構造が形成されている。ストライプ
形状のp型ZnTeコンタクト層209および絶縁層2
10上にはp側電極211が、p型ZnTeコンタクト
層209とオーミックコンタクトして設けられている。
p側電極211としては、例えば、厚さが10nmのP
d膜、厚さが100nmのPt膜および厚さが300n
mのAu膜が順次積層されたPd/Pt/Au電極が用
いられる。一方、n型GaAs基板201の裏面にはn
側電極212がオーミックコンタクトして設けられてい
る。このn側電極212としては例えばIn電極が用い
られる。
【0038】このZnSe系半導体レーザLD2の共振
器長は例えば600μmであり、劈開面からなる共振器
端面を有する。
【0039】この半導体レーザLD2は、p側電極21
1とn側電極212との間に電流を流すことにより駆動
することができるようになっている。そして、このZn
Se系半導体レーザLD2を駆動することによって波長
500nm帯(例えば、515nm)のレーザビームL
2 を取り出すことができる。
【0040】次に、図5に、半導体レーザ3または半導
体レーザ4の他の例として、窒化物III−V族化合物
半導体を用いた紫色ないし青色発光の半導体レーザLD
3を示す。
【0041】図5に示すように、この半導体レーザLD
3においては、例えば(0001)面方位のサファイア
基板301上に低温成長によるGaNバッファ層302
を介して、アンドープGaN層303が積層されてい
る。サファイア基板301の厚さは例えば350μmで
ある。アンドープGaN層303上にストライプ形状の
SiO2 膜304が形成されている。そして、アンドー
プGaN層303上に、このSiO2 膜304を成長マ
スクとしていわゆるELOG(Epitaxial LateralOver-G
rowth) 法により横方向エピタキシャル成長されたアン
ドープGaN層305が積層されている。このアンドー
プGaN層305上にn型GaNコンタクト層306、
n型AlGaNクラッド層307、n型GaN光導波層
308、活性層309、p型AlGaNキャップ層31
0、p型GaN光導波層311、p型AlGaNクラッ
ド層312およびp型GaNコンタクト層313が順次
積層されている。n型GaNコンタクト層306、n型
AlGaNクラッド層307およびn型GaN光導波層
308にはn型不純物として例えばSiがドープされて
いる。p型AlGaNキャップ層310、p型GaN光
導波層311、p型AlGaNクラッド層312および
p型GaNコンタクト層313にはp型不純物として例
えばMgがドープされている。レーザ構造を形成する各
層の厚さの一例を挙げると、n型GaNコンタクト層3
06は4μm、n型AlGaNクラッド層307は1μ
m、n型GaN光導波層308は100nm、p型Al
GaNキャップ層310は20nm、p型GaN光導波
層311は100nm、p型AlGaNクラッド層31
2は1μm、p型GaNコンタクト層313は50nm
である。活性層309は、例えば厚さが3.5nmのI
0.15Ga0.85N層と厚さが10.5nmのIn0.02
0.98N層とからなる4重量子井戸構造を有する。ま
た、n型AlGaNクラッド層307およびp型AlG
aNクラッド層312のIII族元素の組成はAlが1
4%、Gaが86%である。p型AlGaNキャップ層
310のIII族元素の組成はAlが20%、Gaが8
0%である。
【0042】n型GaNコンタクト層306の上部、n
型AlGaNクラッド層307、n型GaN光導波層3
08、活性層309、p型AlGaNキャップ層31
0、p型GaN光導波層311およびp型AlGaNク
ラッド層312の下部は所定のメサ形状を有する。ま
た、p型AlGaNクラッド層312の上部およびp型
GaNコンタクト層313はリッジ形状を有する。この
リッジ部の両側面およびこのリッジ部の両側の部分のp
型AlGaNクラッド層312上には例えばSiO2
のような絶縁膜314が設けられている。この絶縁膜3
14にはリッジ部の上の部分に開口314aが設けられ
ており、この開口314aを通じてp側電極315がp
型GaNコンタクト層313にオーミックコンタクトし
ている。このp側電極315としては例えばNi/Au
電極が用いられる。一方、メサ部の近傍の部分のn型G
aNコンタクト層306上にn側電極316がオーミッ
クコンタクトして設けられている。このn側電極316
としては例えばTi/Al電極が用いられる。
【0043】この半導体レーザLD3は、p側電極31
5とn側電極316との間に電流を流すことにより駆動
することができるようになっている。そして、この半導
体レーザLD3を駆動することにより、波長400nm
帯(例えば410nm)のレーザビームL3 を取り出す
ことができる。
【0044】図6は、半導体レーザ3、4の駆動回路を
示す。図6に示すように、半導体レーザ3は可変電圧電
源E1 により駆動され、半導体レーザ4は可変電圧電源
2により駆動される。半導体レーザ3、4はそれらの
種類に応じた発光波長を有する。例えば、半導体レーザ
3として半導体レーザLD1を採用するとともに半導体
レーザ4として半導体レーザLD2を採用した場合、半
導体レーザ3からはレーザビーム12として発光波長が
600nm帯のレーザビームL1 が出射され、半導体レ
ーザ4からはレーザビーム13として、発光波長が50
0nm帯のレーザビームL2 が出射される。このとき、
可変電圧電源E1 、E2 をそれぞれ制御することによ
り、半導体レーザ3、4からそれぞれ取り出されるレー
ザビーム12、13の出力(発光強度)を任意に設定す
ることができるように構成されている。すなわち、レー
ザビーム13とレーザビーム14との相対強度を任意に
設定することができるように構成されている。
【0045】上述のように構成された駆動回路を用い、
図2に示す半導体レーザ3として赤色発光の半導体レー
ザLD1を採用するとともに、半導体レーザ4として緑
色発光の半導体レーザLD2を採用し、それらの半導体
レーザLD1、LD2を駆動する場合、半導体レーザL
D1から取り出されるレーザビームL1 (例えば波長6
70nm、赤色)と、半導体レーザLD2から取り出さ
れるレーザビームL2(例えば波長515nm、緑色)
とは互いにほぼ平行に出射され、図1に示すキャップ1
0のガラス板11を通過して外部に出射される。その
後、レンズ系(図示せず)を通過することによってそれ
らの光軸が一致され、束ねられる。これによって、レー
ザビームL1 の赤色光とレーザビームL2 の緑色光とが
混色される。混色されたレーザビームは半導体発光装置
の外部に出射される。
【0046】したがって、半導体レーザ3、4としてそ
れぞれ半導体レーザLD1、LD2を採用した半導体発
光装置においては、駆動回路の可変電圧電源E1 、E2
を制御し、レーザビームL1 とレーザビームL2 との相
対強度を任意に設定することにより、図7に示す色度図
における波長670nm(赤色)に対応する点Rと、波
長515nm(緑色)に対応する点Gとを結んだ直線2
1上の任意の色のレーザビームを取り出すことができ
る。
【0047】また、図2に示す半導体レーザ3として赤
色発光の半導体レーザLD1を採用するとともに、半導
体レーザ4として青色ないし紫色発光の半導体レーザL
D3を採用して、それらの半導体レーザLD1、LD3
を駆動する場合、半導体レーザLD1から取り出される
レーザビームL1 と、半導体レーザLD3から取り出さ
れるレーザビームL3 (例えば波長420nm、青紫
色)とは互いにほぼ平行に出射され、図1に示すキャッ
プ10のガラス板11を通過して外部に出射される。そ
の後、レンズ系(図示せず)を通過することによってそ
れらの光軸が一致され、束ねられる。これによって、レ
ーザビームL1 の赤色光とレーザビームL3 の青紫色光
とが混色される。混色されたレーザビームは半導体発光
装置の外部に出射される。
【0048】したがって、半導体レーザ3、4としてそ
れぞれ半導体レーザLD1、LD3を採用した半導体発
光装置においては、駆動回路の可変電圧電源E1 、E2
を制御して、レーザビームL1 とレーザビームL3 との
相対強度を任意に設定することによって、図7に示す色
度図における波長670nm(赤色)に対応する点R
と、波長420nm(青紫色)に対応する点Bとを結ん
だ直線22上の任意の色のレーザビームを取り出すこと
ができる。
【0049】また、図2に示す半導体レーザ3として緑
色発光の半導体レーザLD2を採用するとともに、半導
体レーザ4として青色ないし紫色発光の半導体レーザL
D3を採用して、それらの半導体レーザLD2、LD3
を駆動する場合、半導体レーザLD2から取り出される
レーザビームL2 と半導体レーザLD3から取り出され
るレーザビームL3 とは互いにほぼ平行に出射され、図
1に示すキャップ10のガラス板11を通過して外部に
出射される。その後、レンズ系(図示せず)を通過する
ことによってそれらの光軸が一致され、束ねられる。こ
れによって、レーザビームL2 の緑色光とレーザビーム
3 の青紫色光とが混色される。混色されたレーザビー
ムは半導体発光装置の外部に出射される。
【0050】したがって、半導体レーザ3、4としてそ
れぞれ半導体レーザLD2、LD3を採用した半導体発
光装置においては、駆動回路の可変電圧電源E1 、E2
を制御して、レーザビームL2 とレーザビームL3 との
相対強度を任意に設定することによって、図7に示す色
度図における波長515nm(緑色)に対応する点G
と、波長420nm(青紫色)に対応する点Bとを結ん
だ直線23上の任意の色のレーザビームを取り出すこと
ができる。
【0051】以上説明したように、この第1の実施形態
による半導体発光装置によれば、発光波長が互いに異な
る2つの半導体レーザ3、4を、これらの半導体レーザ
3、4からそれぞれ取り出されるレーザビーム12、1
3が互いに平行になるようにヒートシンク2上に並べて
マウントし、その発振端面側に距離を隔てて、レーザビ
ーム12、13のそれぞれの光軸を互いに一致させるレ
ンズ系(図示せず)を設けるようにしていることによ
り、2つの半導体レーザ3、4から取り出されるそれぞ
れのレーザビーム12、13のそれぞれの光軸をほぼ一
致させることができる。そのため、レーザビーム12を
レーザビームL1 とし、レーザビーム14をレーザビー
ムL2 とすると、それらのレーザビームL1 、L2 の相
対強度を任意に設定することにより、図7に示す色度図
中の直線21上に分布している、赤色、オレンジ色(橙
色)、山吹き色、黄色、レモン色、黄緑色および緑色と
いう、人間の眼にとってもっとも分別能力が高い色域の
レーザビームを得ることができる。したがって、この半
導体発光装置から取り出されるレーザビームの視認性を
向上させることができるので、この半導体発光装置をレ
ーザポインタとして使用する場合には、高い視認性を有
するレーザポインタを得ることができる。また、例えば
建設現場などにおいて、複数レベルの水準指示器として
使用するのに有用な半導体発光装置を得ることができ
る。また、この第1の実施形態による半導体発光装置に
おいては、同一の半導体発光装置内に2つの半導体レー
ザ3、4を設けるようにしていることにより、半導体レ
ーザ3、4のうちのいずれか一方の半導体レーザが故障
し、レーザビームが出射されなくなったとしても、他方
の半導体レーザからのレーザビームを用いて通常のレー
ザポインタとして用いることができるので、このレーザ
ポインタの信頼性の向上を図ることができる。
【0052】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体発光装置について説明する。図8は、この発明の第
2の実施形態による半導体発光装置における発光素子の
全体構成を示し、図9は、この発光素子のヘッダー部分
を拡大して示す。図8および図9に示すように、この発
光素子においては、ヘッダー31上に半円柱状のヒート
シンク32が設けられ、このヒートシンク32の平坦な
側面に、チップ状で発光波長が互いに異なる3つの半導
体レーザ33、34、35が、それらのレーザビームの
出射方向が互いに平行になるようにマウントされてい
る。この場合、これらの半導体レーザ33、34、35
はそのp側電極(図示せず)を上にして、すなわちpサ
イドアップでマウントされている。符号33a、34
a、35aはそれぞれこれらの半導体レーザ33、3
4、35のストライプを示す。また、ヘッダー31には
4本のリード36、37、38、39が設けられてい
る。そして、半導体レーザ33のp側電極とリード36
の一端とがワイヤー40によりボンディングされ、半導
体レーザ34のp側電極とリード37の一端とがワイヤ
ー41によりボンディングされ、半導体レーザ35とリ
ード38の一端とがワイヤー42によりボンディングさ
れている。リード39は接地端子であり、ヒートシンク
32を介して半導体レーザ33、34、35のn側電極
(図示せず)と接続されている。半導体レーザ33、3
4、35およびヒートシンク32の全体はヘッダー31
上に取り付けられたキャップ43でシールされている。
キャップ43の上面には窓43aが設けられ、この窓4
2aにガラス板43がはめ込まれている。
【0053】図8および図9において、リード36、3
9を通じて半導体レーザ33にしきい値電流以上の電流
が注入されると、そのフロント側の端面からレーザビー
ム45が出射され、リード37、39を通じて半導体レ
ーザ34にしきい値電流以上の電流が注入されると、そ
のフロント側の端面からレーザビーム46が出射され、
リード38、39を通じて半導体レーザ35にしきい値
電流以上の電流が注入されると、そのフロント側の端面
からレーザビーム47が出射される。これらのレーザビ
ーム45、46、47は、外部に設けられた、例えば、
ビームシフターおよび集光レンズからなるレンズ系に導
かれる。そして、このレンズ系において、レーザビーム
45、46、47のそれぞれの光軸が互いに一致されて
束ねられ、1本のレーザビームとして出射される。
【0054】図10は、この第2の実施形態による半導
体レーザの駆動回路を示す。図10に示すように、半導
体レーザ33は可変電圧電源V1 によって駆動され、半
導体レーザ34は可変電圧電源V2 によって駆動され、
半導体レーザ35は可変電圧電源V3 によって駆動され
る。半導体レーザ33、34、35はそれらの種類に応
じた発光波長を有する。例えば、半導体レーザ33とし
て半導体レーザLD1を採用し、半導体レーザ34とし
て半導体レーザLD2を採用し、半導体レーザ35とし
て半導体レーザLD3を採用した場合、レーザビーム4
5として発光波長が600nm帯のレーザビームL1
出射され、レーザビーム46として発光波長が500n
m帯のレーザビームL2 が出射され、レーザビーム47
として発光波長が400nm帯のレーザビームL3 が出
射される。このとき、可変電圧電源V1 、V2 、V3
それぞれ制御することにより、レーザビーム45、4
6、47の出力を任意に設定することができ、互いの相
対強度を任意に設定することができるように構成されて
いる。
【0055】このように構成された駆動回路を用い、半
導体レーザ33、34、35としてそれぞれ半導体レー
ザLD1、LD2、LD3を駆動する場合、半導体レー
ザLD1から取り出されるレーザビームL1 (例えば波
長670nm、赤色)、半導体レーザLD2から取り出
されるレーザビームL2 (例えば波長515nm、緑
色)および半導体レーザLD3から取り出されるレーザ
ビームL3 (例えば波長420nm、青紫色)は、互い
にほぼ平行に出射され、図8に示すキャップ43のガラ
ス板44を通過して外部に出射される。その後、レンズ
系(図示せず)を通過することによって、それらの光軸
が一致され束ねられる。これによって、レーザビームL
1 の赤色光、レーザビームL2 の緑色光およびレーザビ
ームL3 の青紫色光が混色される。混色された光は半導
体発光装置の外部に出射される。
【0056】したがって、上述のように構成された半導
体発光装置においては、駆動回路の可変電圧電源V1
2 、V3 を制御し、レーザビームL1 、L2 、L3
相対強度を任意に設定することにより、図7に示す色度
図における点R、点G、点Bの3点を結んだ3角形の領
域内の任意の色のレーザビームを取り出すことができ
る。
【0057】以上説明したように、この第2の実施形態
によれば、発光波長が互いに異なる半導体レーザ33、
34、35を、それらの半導体レーザ33、34、35
から取り出されるレーザビーム45、46、47が互い
にほぼ平行なるように、ヒートシンク32上に並べてマ
ウントし、それらの半導体レーザの発振端面側に距離を
隔てて、レーザビーム45、46、47のそれぞれの光
軸を互いにほぼ一致させるレンズ系(図示せず)を設け
ていることにより、第1の実施形態と同様の効果を得る
ことができる。また、任意の色のレーザビームを取り出
すことができるので、この半導体発光装置をレーザポイ
ンタとして使用する場合には、視認性の向上を図ること
ができる。ここで、この半導体発光装置に用いられる半
導体レーザLD2の負荷を他の半導体レーザLD1、L
D3に比べて減らし、この半導体レーザLD2を時間的
に駆動することにより、この半導体発光装置から取り出
されるレーザビームを色空間で変調させることができ、
視認性をより一層向上させることができる。
【0058】さらに、この第2の実施形態による半導体
発光装置によれば、この半導体発光装置を例えばDVD
装置の光学ピックアップにレーザビーム源として搭載
し、この半導体発光装置を駆動させる駆動回路の可変電
圧電源V1 、V2 、V3 を制御することにより、DV
D、CDおよびMDのいずれの再生または記録も可能に
なる。なお、この半導体発光装置を光ディスク記録再生
装置や光ディスク記録装置に搭載することも可能であ
る。
【0059】次に、この発明の第3の実施形態による半
導体発光装置を用いた光伝送システムについて説明す
る。図11は、この発明の第3の実施形態による光伝送
システムを示す。なお、この第3の実施形態による光伝
送システムにおいては、半導体発光装置として、第1の
実施形態における半導体レーザ3に半導体レーザLD1
を採用するとともに半導体レーザ4に半導体レーザLD
2を採用した半導体発光装置を用いる。なお、レンズ系
は図示省略する。
【0060】図11に示すように、この第3の実施形態
による光伝送システムにおいては、半導体発光装置にお
けるレーザビームの出射側に、例えばポリメタクリル酸
メチル(ポリメチルメタクリレート、PMMA)からな
る光ファイバ51の一端が結合されているとともに、光
ファイバ51の他端には例えば任意の画像情報が書き込
まれているホログラムから構成されたデバイス52が結
合されている。ここで、デバイス52は、半導体レーザ
LD2の発光波長(500nm帯)に対応するバンドギ
ャップをもつ物質(例えば、ZnCdSeやGaInN
などの物質)から構成されており、半導体レーザLD2
の出力はデバイス52に十分キャリアを生成することが
できる強度に設定される。
【0061】上述のように構成された光伝送システムに
おいて、図6に示すような駆動回路を用いて、リード
5、6、7を通じ所定の電流を半導体レーザLD1、L
D2に注入する。これにより、半導体発光装置から、レ
ーザビームL1 、L2 の互いの光軸が一致したレーザビ
ームL12が取り出される。このレーザビームL12は光フ
ァイバ51の結合された一端に入射し、光ファイバ51
内を伝送して他端から出射される。光ファイバ51の他
端から出射されたレーザビームL12はデバイス52に照
射される。上述したように、デバイス52は500nm
帯の波長の光のエネルギーに対応するバンドギャップを
もつ物質から構成されているため、レーザビームL12
のレーザビームL2 がデバイス52に照射することによ
り、その内部にキャリアが生成する。そして、このキャ
リアによってデバイス52の屈折率が変化し、レーザビ
ームL12内のレーザビームL1 が回折され、デバイス5
2に書き込まれている任意の画像情報がホログラム像5
3として再生される。
【0062】このとき、レーザビームL12内にレーザビ
ームL2 が存在せずレーザビームL1 のみの場合には、
デバイス52の屈折率は変化しないため、ホログラム像
53は再生されない。すなわち、上述の光伝送システム
において、レーザビームL2がホログラム像53の再生
におけるスイッチの役割を果たす。
【0063】上述の半導体発光装置と光ファイバとを用
いたシステムは、光ファイバ通信などにも応用すること
ができる。すなわち、例えば、上述の半導体発光装置か
ら出射されるレーザビームL12のうち、レーザビームL
1 (赤色)をシグナルとし、レーザビームL2 (緑色)
をゲートとすることによって、従来、別々であったゲー
トラインとシグナルラインとを1本の光ファイバにまと
めることができる。また、1つの半導体発光装置から2
種類のレーザビームが出射することにより、ファイバ光
源としての半導体発光装置の小型化を図ることができ
る。これによって、光ファイバ通信などの光伝送システ
ムの小型化、高集積化を図ることができる。
【0064】また、半導体発光装置における半導体レー
ザ3、4として、上述の半導体レーザLD1、LD2以
外にも、半導体レーザLD3を用いることも可能であ
り、その他の半導体レーザを用いることも可能である。
このとき、2本のレーザビームの区別を明確にするため
に、2本のレーザビームの波長は、エネルギーに換算し
て互いに25meV(室温におけるkTに相当(k、ボ
ルツマン定数、T、絶対温度))以上異なるようにす
る。なお、25meVは、紫外域において3nm程度、
赤外域において10nmに対応する。
【0065】また、上述のような光ファイバを用いた光
伝送システムにおいて、半導体発光装置の半導体レーザ
3、4としてどのような半導体レーザを採用するかは、
光ファイバ51の伝送損失を考慮して決定する。図12
にPMMAからなる光ファイバを用いた場合の伝送損失
の波長依存性を示す。図12に示すように、PMMAか
らなる光ファイバ51を用いた光伝送システムの場合に
おいては、ファイバ光源として用いられる半導体レーザ
3、4を、約650nm(赤色)、約570nm(黄
色)、約525nm(緑色)または約480nm(青
色)の発光波長を有する半導体レーザの群から選択す
る。これによって、光ファイバ内における伝送損失を最
小限に抑えつつレーザビームを伝送することができる。
また、半導体レーザから取り出されるレーザビームの波
長を、互いに30nm以上異なるようにすることによっ
て、図7に示す色度図上で広い領域を占めることができ
る。なお、この光伝送システムの半導体発光装置とし
て、第2の実施形態による半導体発光装置を採用するこ
とも可能である。また、上述の光伝送システムをレーザ
ポインタとして用いることも可能である。
【0066】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0067】例えば、上述の実施形態において挙げた半
導体レーザの構造や数値はあくまでも例に過ぎず、必要
に応じてこれと異なる構造や数値を用いてもよい。
【0068】具体的には、上述の第1の実施形態におけ
る図4に示す半導体レーザLD2において、n型ZnS
Se光導波層203およびp型ZnSSe光導波層20
5の代わりにアンドープZnSSe光導波層を用いても
よい。同様に、図5に示す半導体レーザLD3におい
て、n型GaN光導波層308およびp型GaN光導波
層311の代わりにアンドープGaN光導波層を用いて
もよい。さらに半導体レーザLD1、LD2、LD3の
代わりにレーザ構造が異なる他の半導体レーザを用いて
もよい。
【0069】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、半導体レーザ3、4をpサイドアップでマウント
した場合について説明したが、半導体レーザ3、4は、
pサイドダウンでマウントしてもよい。このときの半導
体レーザ3、4の駆動回路としては図13に示すものを
用いる。
【0070】また、例えば上述の第1の実施形態におい
ては、半導体レーザ3、4のそれぞれのストライプ部3
a、4aを半導体レーザのほぼ中央に設けるようにして
いるが、図14に示すように、半導体レーザ3、4のそ
れぞれのストライプ部3a、4aを互いに近づける位置
に非対称に形成するようにしてもよい。このとき、2つ
のレーザビーム12、13の間隔dは小さくなるので、
レンズ系へのビームシフトの要求を低減することができ
る。そのため、図15に示すように、半導体発光装置
を、第1の実施形態におけるキャップ10およびガラス
11の代わりに、斜めガラス61aが斜面に設けられた
キャップ61と、キャップ61の内側に設けられたレン
ズ62とを設けた半導体発光装置とすることが可能であ
る。この半導体発光装置によれば、斜めガラス61aと
レンズ62とによりレーザビーム12、13の光軸を互
いに一致させ、レーザビームL´として取り出すことが
可能である。
【0071】また、例えば上述の第1および第2の実施
形態においては、キャップ10、43の外側にレンズ系
を設けているが、キャップ10、43の内側にレンズ系
を設けるようにしてもよい。
【0072】また、例えば上述の第3の実施形態におい
ては、デバイス52として任意の画像情報が書き込まれ
たホログラムを採用した例について説明したが、デバイ
ス52として回折格子を用いることも可能である。この
とき、レーザビームL12がデバイス52に照射すると、
ホログラム像53の代わりにレーザビームL1 の回折パ
ターンとレーザビームL2 の回折パターンとが現れる。
【0073】また、例えば上述の第1〜第3の実施形態
においては、半導体発光装置を、指示装置、ファイバー
結合に適用する例について説明したが、光電子装置、光
通信装置全般に適用できることはもちろん、高温で動作
する必要のある車載用の半導体レーザを有する機器など
にも適用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による半
導体発光装置および指示装置によれば、発光波長が互い
に異なり、レーザ光の出射方向が互いにほぼ平行になる
ように設けられた複数の半導体レーザと、複数の半導体
レーザから取り出される複数のレーザ光の光軸を互いに
ほぼ一致させる光軸一致手段とを有していることによ
り、高い安全性が高く、高視認性の光を取り出すことが
できる。
【0075】また、この発明による光伝送装置によれ
ば、発光波長が互いに異なる複数の半導体レーザから取
り出される複数のレーザ光を1本の光ファイバで伝送す
ることができ、装置の小型化、高集積化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置における発光素子の全体構成を示す斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置における発光素子の詳細を示す斜視図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置に用いるIII−V族化合物半導体を用いた赤色発光
の半導体レーザを示す断面図である。
【図4】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置に用いるII−VI族化合物半導体を用いた緑色発光
の半導体レーザを示す断面図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置に用いる窒化物III−V族化合物半導体を用いた紫
色ないし青色発光の半導体レーザを示す断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態による半導体発光装
置を駆動するための駆動回路である。
【図7】この発明による半導体発光装置から取り出され
るレーザビームの色の種類を示すための色度図である。
【図8】この発明の第2の実施形態による半導体発光装
置における発光素子の全体構成を示す斜視図である。
【図9】この発明の第2の実施形態による半導体発光装
置における発光素子の詳細を示す斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施形態による半導体発光
装置を駆動するための駆動回路である。
【図11】この発明の第3の実施形態による半導体発光
装置と光ファイバとを用いた光伝送システムを示す略線
図である。
【図12】PMMAからなる光ファイバにおける伝送損
失の波長依存性を示すグラフである。
【図13】この発明の第1の実施形態の半導体発光装置
を駆動するための他の例の駆動回路である。
【図14】この発明の第1の実施形態による半導体発光
装置における発光素子の他の例を示す斜視図である。
【図15】この発明の第1の実施形態による半導体発光
装置の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
3、4、33、34、35、LD1、LD2、LD3・
・・半導体レーザ、3a、4a、33a、34a、35
a・・・ストライプ、12、13、45、46、47、
1 、L2 、L3 、L12、L´・・・レーザビーム

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光域の光を発する半導体レーザを用
    いた半導体発光装置において、 発光波長が互いに異なり、レーザ光の出射方向が互いに
    ほぼ平行になるように設けられた複数の半導体レーザ
    と、 上記複数の半導体レーザから取り出される複数のレーザ
    光の光軸を互いにほぼ一致させる光軸一致手段とを有す
    ることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 上記複数の半導体レーザの発光強度を相
    対的に制御することにより、上記光軸一致手段によって
    上記光軸が互いに一致した上記複数のレーザ光からなる
    光の色を変化させるようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 上記複数の半導体レーザが2つの半導体
    レーザであり、上記2つの半導体レーザの発光強度を相
    対的に制御することにより、上記2つの半導体レーザか
    ら取り出され、上記光軸一致手段によって互いに光軸が
    一致した2本のレーザ光からなる光の色を制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の半導体発光装
    置。
  4. 【請求項4】 上記複数の半導体レーザが3つの半導体
    レーザであり、上記3つの半導体レーザの発光強度を相
    対的に制御することにより、上記3つの半導体レーザか
    ら取り出され、上記光軸一致手段によって互いに光軸が
    一致した3本のレーザ光からなる光の色を制御するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の半導体発光装
    置。
  5. 【請求項5】 上記複数の半導体レーザの発光波長が、
    互いに3nm以上異なることを特徴とする請求項1記載
    の半導体発光装置。
  6. 【請求項6】 上記複数の半導体レーザの発光波長が、
    互いに30nm以上異なることを特徴とする請求項1記
    載の半導体発光装置。
  7. 【請求項7】 上記複数の半導体レーザのうち、少なく
    とも1つの半導体レーザが、青緑色、緑色、または黄緑
    色の光を発する半導体レーザであることを特徴とする請
    求項1記載の半導体発光装置。
  8. 【請求項8】 可視光域の光を発する半導体レーザを有
    し、上記半導体レーザから取り出されるレーザ光によっ
    て対象物を指示するようにした指示装置において、 発光波長が互いに異なり、レーザ光の出射方向が互いに
    ほぼ平行になるように設けられた複数の半導体レーザ
    と、 上記複数の半導体レーザから取り出される複数のレーザ
    光の光軸を互いにほぼ一致させる光軸一致手段とを有す
    ることを特徴とする指示装置。
  9. 【請求項9】 上記複数の半導体レーザの発光強度を相
    対的に制御することにより、上記光軸一致手段により上
    記光軸が互いに一致された上記複数のレーザ光からなる
    光の色を変化させるようにしたことを特徴とする請求項
    8記載の指示装置。
  10. 【請求項10】 上記複数の半導体レーザが2つの半導
    体レーザであり、上記2つの半導体レーザの発光強度を
    相対的に制御することにより、上記2つの半導体レーザ
    から取り出され、上記光軸一致手段により互いに光軸が
    一致された2本のレーザ光からなる光の色を制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項8記載の指示装置。
  11. 【請求項11】 上記複数の半導体レーザが3つの半導
    体レーザであり、上記3つの半導体レーザの発光強度を
    相対的に制御することにより、上記3つの半導体レーザ
    から取り出され、上記光軸一致手段により互いに光軸が
    一致された3本のレーザ光からなる光の色を制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項8記載の指示装置。
  12. 【請求項12】 上記複数の半導体レーザの発光波長
    が、互いに3nm以上異なることを特徴とする請求項8
    記載の指示装置。
  13. 【請求項13】 上記複数の半導体レーザの発光波長
    が、互いに30nm以上異なることを特徴とする請求項
    8記載の指示装置。
  14. 【請求項14】 上記複数の半導体レーザのうち、少な
    くとも1つの半導体レーザが、青緑色、緑色、または黄
    緑色の光を発する半導体レーザであることを特徴とする
    請求項8記載の指示装置。
  15. 【請求項15】 可視光域の光を発する半導体レーザを
    有する半導体発光装置と、 上記半導体発光装置に結合された光ファイバとを有する
    光伝送装置において、 上記半導体発光装置が、発光波長が互いに異なり、レー
    ザ光の出射方向が互いにほぼ平行になるように設けられ
    た複数の半導体レーザと、上記複数の半導体レーザから
    取り出される複数のレーザ光の光軸を互いにほぼ一致さ
    せる光軸一致手段とを有することを特徴とする光伝送装
    置。
  16. 【請求項16】 上記光ファイバにおける上記半導体発
    光装置と結合していない一端に波長弁別素子が結合され
    ていることを特徴とする請求項15記載の光伝送装置。
  17. 【請求項17】 上記複数の半導体レーザのうちの少な
    くとも1つの半導体レーザから取り出されるレーザ光を
    ゲートとして用い、残りの半導体レーザから取り出され
    るレーザ光を信号として用いるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項15記載の光伝送装置。
  18. 【請求項18】 上記複数の半導体レーザのうち、少な
    くとも1つの半導体レーザが、青緑色、緑色、または黄
    緑色の光を発する半導体レーザであることを特徴とする
    請求項15記載の光伝送装置。
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