JPH11186651A - 集積型半導体発光装置 - Google Patents

集積型半導体発光装置

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JPH11186651A
JPH11186651A JP35143697A JP35143697A JPH11186651A JP H11186651 A JPH11186651 A JP H11186651A JP 35143697 A JP35143697 A JP 35143697A JP 35143697 A JP35143697 A JP 35143697A JP H11186651 A JPH11186651 A JP H11186651A
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JP
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type
layer
semiconductor laser
semiconductor light
light emitting
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JP35143697A
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Sunao Yamamoto
直 山本
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに波長が異なる光を独立にまたは同時に
取り出すことができ、かつ、小型に構成することができ
る集積型半導体発光装置を提供する。 【解決手段】 同一基板上に交互に互いに異なる種類の
半導体層を成長させて発光素子構造を形成することによ
り、互いに発光波長が異なる複数種類の半導体発光素子
を集積化する。半導体発光素子としては、発光波長が7
00nm帯のAlGaAs系半導体発光素子、発光波長
が600nm帯のAlGaInP系半導体発光素子、発
光波長が500nm帯のZnSe系半導体発光素子、発
光波長が400nm帯のGaN系半導体発光素子などを
用いる。基板としては、その上に集積化する半導体発光
素子の種類に応じて、GaAs基板やSiC基板などを
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、集積型半導体発
光装置に関し、特に、互いに発光波長が異なる複数種類
の半導体発光素子が同一基板上に集積された集積型半導
体発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、高密度記録が可能で大容量のディ
ジタルビデオディスク(DVD)およびその再生用のD
VD装置が市販されており、今後需要が益々伸びていく
商品として注目されている。
【0003】このDVDは高密度記録であるため、その
再生用のレーザ光源としては発光波長が600nm帯
(例えば、650nm)のAlGaInP系半導体レー
ザが用いられている。このため、従来のDVD装置の光
学ピックアップでは、発光波長が700nm帯(例え
ば、780nm)のAlGaAs系半導体レーザを用い
て再生を行うコンパクトディスク(CD)やミニディス
ク(MD)を再生することができなかった。
【0004】そこで、この問題を解決するために、別々
のパッケージにレーザチップを組み込んだ、発光波長が
600nm帯のAlGaInP系半導体レーザと発光波
長が700nm帯のAlGaAs系半導体レーザとを搭
載した、ツイン方式と呼ばれる光学ピックアップが採用
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようなツイン方式の光学ピックアップは、AlGaIn
P系半導体レーザとAlGaAs系半導体レーザとの二
つのパッケージが搭載されていることにより、サイズが
大きく、したがってDVD装置のサイズも大きくなって
しまうという問題があった。
【0006】したがって、この発明の目的は、DVD用
の光もCDおよびMD用の光も取り出すことができ、か
つ、光学ピックアップの小型化を図ることができる集積
型半導体発光装置を提供することにある。
【0007】より一般的には、この発明の目的は、互い
に波長が異なる光を独立にまたは同時に取り出すことが
でき、かつ、小型に構成することができる集積型半導体
発光装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、同一基板上に成長された半導体層によ
り発光素子構造が形成された互いに発光波長が異なる複
数種類の半導体発光素子を有することを特徴とする集積
型半導体発光装置である。
【0009】この発明においては、典型的には、集積型
半導体発光装置が有する複数種類の半導体発光素子は互
いに独立に駆動することができるように構成されてお
り、必要に応じて、スイッチの切り換えなどにより、こ
れらの半導体発光素子のうちの一つまたは複数の半導体
発光素子を駆動して光を取り出すことができるようにな
っている。
【0010】この発明において、複数種類の半導体発光
素子は、それらの発光素子構造を形成する半導体層を同
一基板上に成長させることができる限り、基本的にはど
のようなものであってもよいが、具体的には、例えば、
AlGaAs系半導体発光素子、AlGaInP系半導
体発光素子、II−VI族化合物半導体系半導体発光素
子および窒化物系III−V族化合物半導体系半導体発
光素子からなる群より選ばれた少なくとも二種類の半導
体発光素子である。
【0011】この発明の一つの典型的な例においては、
基板はGaAs基板であり、複数種類の半導体発光素子
は、AlGaAs系半導体発光素子およびAlGaIn
P系半導体発光素子である。
【0012】この発明の他の典型的な例においては、基
板はGaAs基板であり、複数種類の半導体発光素子
は、AlGaAs系半導体発光素子、AlGaInP系
半導体発光素子およびII−VI族化合物半導体系半導
体発光素子である。ここで、このII−VI族化合物半
導体系半導体発光素子を構成するII−VI族化合物半
導体としては、具体的には、Zn、Mg、Cd、Hgお
よびBeからなる群より選ばれた少なくとも一種類のI
I族元素と、Se、S、TeおよびOからなる群より選
ばれた少なくとも一種類のVI族元素とにより構成され
たものが用いられる。
【0013】この発明の他の典型的な例においては、基
板はSiC基板であり、複数種類の半導体発光素子は、
AlGaAs系半導体発光素子、AlGaInP系半導
体発光素子および窒化物系III−V族化合物半導体系
半導体発光素子である。ここで、この窒化物系III−
V族化合物半導体系半導体発光素子を構成する窒化物系
III−V族化合物半導体としては、具体的には、G
a、Al、InおよびBからなる群より選ばれた少なく
とも一種類のIII族元素と、少なくともNを含み、場
合によってさらにAsまたはPを含むV族元素とからな
る。
【0014】この発明の他の典型的な例においては、基
板はSiC基板であり、複数種類の半導体発光素子は、
AlGaInP系半導体発光素子、II−VI族化合物
半導体系半導体発光素子および窒化物系III−V族化
合物半導体系半導体発光素子である。
【0015】上述のように構成されたこの発明による集
積型半導体発光装置によれば、互いに発光波長が異なる
複数種類の半導体発光素子を有することにより、互いに
波長が異なる光を取り出すことができる。また、これら
の半導体発光素子は、同一基板上に成長された半導体層
により発光素子構造が形成されているので、この集積型
半導体発光装置は1チップで構成することができ、した
がってパッケージは一つで済む。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0017】図1はこの発明の第1の実施形態による集
積型半導体レーザ装置を示す。
【0018】図1に示すように、この第1の実施形態に
よる集積型半導体レーザ装置においては、同一のn型G
aAs基板1上に、発光波長が700nm帯(例えば、
780nm)のAlGaAs系半導体レーザLD1と、
発光波長が600nm帯(例えば、650nm)のAl
GaInP系半導体レーザLD2とが、互いに分離した
状態で集積化されている。n型GaAs基板1として
は、例えば、(100)面方位を有するものや、(10
0)面から例えば5〜15°オフした面を主面とするも
のが用いられる。
【0019】AlGaAs系半導体レーザLD1におい
ては、n型GaAs基板1上に、n型GaAsバッファ
層11、n型AlGaAsクラッド層12、単一量子井
戸(SQW)構造または多重量子井戸(MQW)構造の
活性層13、p型AlGaAsクラッド層14およびp
型GaAsキャップ層15が順次積層されている。p型
AlGaAsクラッド層14の上部およびp型GaAs
キャップ層15は一方向に延びるストライプ形状を有す
る。このストライプ部の両側の部分にはn型GaAs電
流狭窄層16が設けられており、これによって電流狭窄
構造が形成されている。ストライプ形状のp型GaAs
キャップ層15およびn型GaAs電流狭窄層16上に
はp側電極17が、p型GaAsキャップ層15とオー
ミックコンタクトして設けられている。p側電極17と
しては、例えばTi/Pt/Au電極が用いられる。
【0020】AlGaInP系半導体レーザLD2にお
いては、n型GaAs基板1上に、n型GaAsバッフ
ァ層21、n型AlGaInPクラッド層22、SQW
構造またはMQW構造の活性層23、p型AlGaIn
Pクラッド層24、p型GaInP中間層25およびp
型GaAsキャップ層26が順次積層されている。p型
AlGaInPクラッド層24の上部、p型GaInP
中間層25およびp型GaAsキャップ層26は一方向
に延びるストライプ形状を有する。このストライプ部の
両側の部分にはn型GaAs電流狭窄層27が設けられ
ており、これによって電流狭窄構造が形成されている。
ストライプ形状のp型GaAsキャップ層26およびn
型GaAs電流狭窄層27上にはp側電極28が、p型
GaAsキャップ層26とオーミックコンタクトして設
けられている。p側電極28としては、例えばTi/P
t/Au電極が用いられる。
【0021】n型GaAs基板1の裏面にはn側電極2
9が、このn型GaAs基板1とオーミックコンタクト
して設けられている。このn側電極29としては、例え
ばAuGe/Ni電極やIn電極が用いられる。
【0022】この場合、AlGaAs系半導体レーザL
D1のp側電極17およびAlGaInP系半導体レー
ザLD2のp側電極28は、パッケージベース30上に
互いに電気的に分離した状態で設けられたヒートシンク
H1、H2上にそれぞれはんだ付けされている。
【0023】上述のように構成されたこの第1の実施形
態による集積型半導体レーザ装置においては、p側電極
17とn側電極29との間に電流を流すことによりAl
GaAs系半導体レーザLD1を駆動することができ、
p側電極28とn側電極29との間に電流を流すことに
よりAlGaInP系半導体レーザLD2を駆動するこ
とができるようになっている。そして、AlGaAs系
半導体レーザLD1を駆動することにより波長700n
m帯(例えば、780nm)のレーザ光を取り出すこと
ができ、AlGaInP系半導体レーザLD2を駆動す
ることにより波長600nm帯(例えば、650nm)
のレーザ光を取り出すことができるようになっている。
AlGaAs系半導体レーザLD1を駆動するか、Al
GaInP系半導体レーザLD2を駆動するかの選択
は、外部スイッチの切り換えなどにより行うことができ
る。
【0024】次に、上述のように構成されたこの第1の
実施形態による集積型半導体レーザ装置の製造方法につ
いて説明する。
【0025】まず、図2に示すように、n型GaAs基
板1上に、例えば有機金属化学気相成長(MOCVD)
法により、例えば800℃程度の成長温度で、n型Ga
Asバッファ層11、n型AlGaAsクラッド層1
2、活性層13、p型AlGaAsクラッド層14およ
びp型GaAsキャップ層15を順次成長させる。
【0026】次に、例えばCVD法によりp型GaAs
キャップ層15の全面に例えばSiO2 膜やSiN膜な
どの絶縁膜31を形成した後、この絶縁膜31をエッチ
ングにより所定方向に延びる所定幅のストライプ形状に
パターニングする。このストライプ形状の絶縁膜31の
平面形状を図3に示す。
【0027】次に、図4に示すように、絶縁膜31をマ
スクとして例えば反応性イオンエッチング(RIE)法
のようなドライエッチング法やウエットエッチング法に
よりp型GaAsキャップ層15、p型AlGaAsク
ラッド層14、活性層13、n型AlGaAsクラッド
層12およびn型GaAsバッファ層11を順次エッチ
ングする。
【0028】次に、図5に示すように、絶縁膜31をマ
スクとして、例えばMOCVD法により、上述のエッチ
ングにより露出したn型GaAs基板1の表面にn型G
aAsバッファ層21、n型AlGaInPクラッド層
22、活性層23、p型AlGaInPクラッド層2
4、p型GaInP中間層25およびp型GaAsキャ
ップ層26を選択成長させる。
【0029】次に、絶縁膜31をエッチング除去した
後、例えばCVD法によりp型GaAsキャップ層15
およびp型GaAsキャップ層26の全面に例えばSi
2 膜やSiN膜などの絶縁膜(図示せず)を形成した
後、この絶縁膜をエッチングにより所定方向に延びる所
定幅のストライプ形状にパターニングする。次に、この
絶縁膜をマスクとして例えばウエットエッチング法によ
りp型AlGaAsクラッド層14およびp型AlGa
InPクラッド層24の厚さ方向の途中の深さまでエッ
チングすることにより、図6に示すように、p型AlG
aAsクラッド層14の上部およびp型GaAsキャッ
プ層15をストライプ形状にパターニングするととも
に、p型AlGaInPクラッド層24、p型GaIn
P中間層25およびp型GaAsキャップ層26をスト
ライプ形状にパターニングする。この後、この絶縁膜を
マスクとして、このストライプ部の両側の部分に、最終
的にn型GaAs電流狭窄層16、27となるn型Ga
As層32を選択成長させて埋め込む。
【0030】次に、この絶縁膜をエッチング除去した
後、p型GaAsキャップ層15、26およびn型Ga
As層34上にリソグラフィーにより所定方向に延びる
所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成する。
次に、例えば真空蒸着法やスパッタリング法により全面
にTi膜、Pt膜およびAu膜を順次形成する。次に、
このレジストパターンをその上に形成されたTi膜、P
t膜およびAu膜とともに除去する(リフトオフ)。こ
れによって、図7に示すように、p側電極17、28が
形成される。
【0031】次に、図8に示すように、p側電極17、
28の間の部分におけるn型GaAs層34、p型Al
GaInPクラッド層24、活性層23、n型AlGa
InPクラッド層22およびn型GaAsバッファ層2
1をエッチング除去する。
【0032】次に、n型GaAs基板1の裏面に例えば
真空蒸着法やスパッタリング法によりAuGe/Ni膜
やIn膜を形成することによりn側電極29を形成す
る。
【0033】次に、上述のようにしてレーザ構造が形成
されたn型GaAs基板1をバー状に劈開して両共振器
端面を形成し、さらにこれらの共振器端面に端面コーテ
ィングを施した後、このバーを劈開してチップ化する。
この後、このようにして得られたレーザチップをパッケ
ージングする。
【0034】以上のように、この第1の実施形態による
集積型半導体レーザ装置によれば、発光波長が700n
m帯のAlGaAs系半導体レーザLD1と発光波長が
600nm帯のAlGaInP系半導体レーザLD2と
を有することにより、DVD用のレーザ光とCDおよび
MD用のレーザ光とを互いに独立に取り出すことができ
る。このため、この集積型半導体レーザ装置をDVD装
置の光学ピックアップにレーザ光源として搭載すること
により、DVD、CDおよびMDのいずれの再生または
記録も可能となる。しかも、これらのAlGaAs系半
導体レーザLD1およびAlGaInP系半導体レーザ
LD2は、同一のn型GaAs基板1上に成長された半
導体層によりレーザ構造が形成されていることにより、
この集積型半導体レーザ装置のパッケージは一つで済
む。このため、従来のツイン方式の光学ピックアップに
比べて光学ピックアップの小型化を図ることができ、し
たがってDVD装置の小型化を図ることができる。
【0035】図9はこの発明の第2の実施形態による集
積型半導体レーザ装置を示す。
【0036】図9に示すように、この第2の実施形態に
よる集積型半導体レーザ装置においては、同一のn型G
aAs基板1上に、発光波長が700nm帯(例えば、
780nm)のAlGaAs系半導体レーザLD1と、
発光波長が600nm帯(例えば、650nm)のAl
GaInP系半導体レーザLD2と、発光波長が500
nm帯(例えば、515nm)のZnSe系半導体レー
ザLD3とが、互いに離れた状態で集積化されている。
n型GaAs基板1としては、例えば、(100)面方
位を有するものや、(100)面から例えば5〜15°
オフした面を主面とするものが用いられる。
【0037】AlGaAs系半導体レーザLD1および
AlGaInP系半導体レーザLD2は、第1の実施形
態で述べたと同様な構成を有する。
【0038】ZnSe系半導体レーザLD3において
は、n型GaAs基板1上に、n型GaAsバッファ層
41、n型ZnSeバッファ層42、n型ZnSSeバ
ッファ層43、n型ZnMgSSeクラッド層44、n
型ZnSSe光導波層45、例えばZnCdSeからな
るSQW構造またはMQW構造の活性層46、p型Zn
SSe光導波層47、p型ZnMgSSeクラッド層4
8、p型ZnSSeキャップ層49、p型ZnSeコン
タクト層50、p型ZnTe/ZnSeMQW層51お
よびp型ZnTeコンタクト層52が順次積層されてい
る。p型ZnSSeキャップ層49の上部、p型ZnS
eコンタクト層50、p型ZnTe/ZnSeMQW層
51およびp型ZnTeコンタクト層52は一方向に延
びるストライプ形状を有する。このストライプ部の両側
の部分には例えばAl2 3 膜のような絶縁層53が設
けられており、これによって電流狭窄構造が形成されて
いる。ストライプ形状のp型ZnTeコンタクト層52
および絶縁層53上にはp側電極54が、p型ZnTe
コンタクト層52とオーミックコンタクトして設けられ
ている。p側電極54としては、例えばPd/Pt/A
u電極が用いられる。
【0039】n型GaAs基板1の裏面には、第1の実
施形態と同様なn側電極29が設けられている。
【0040】この場合、AlGaAs系半導体レーザL
D1のp側電極17、AlGaInP系半導体レーザL
D2のp側電極28およびZnSe系半導体レーザLD
3のp側電極54は、パッケージベース30上に互いに
電気的に分離した状態で設けられたヒートシンクH1、
H2およびH3上にそれぞれはんだ付けされている。
【0041】上述のように構成されたこの第2の実施形
態による集積型半導体レーザ装置においては、p側電極
17とn側電極29との間に電流を流すことによりAl
GaAs系半導体レーザLD1を駆動することができ、
p側電極28とn側電極29との間に電流を流すことに
よりAlGaInP系半導体レーザLD2を駆動するこ
とができ、p側電極54とn側電極29との間に電流を
流すことによりZnSe系半導体レーザLD3を駆動す
ることができるようになっている。そして、AlGaA
s系半導体レーザLD1を駆動することにより波長70
0nm帯(例えば、780nm)のレーザ光を取り出す
ことができ、AlGaInP系半導体レーザLD2を駆
動することにより波長600nm帯(例えば、650n
m)のレーザ光を取り出すことができ、ZnSe系半導
体レーザLD3を駆動することにより波長500nm帯
(例えば、515nm)のレーザ光を取り出すことがで
きるようになっている。AlGaAs系半導体レーザL
D1を駆動するか、AlGaInP系半導体レーザLD
2を駆動するか、ZnSe系半導体レーザLD3を駆動
するかの選択は、外部スイッチの切り換えなどにより行
うことができる。
【0042】次に、上述のように構成されたこの第2の
実施形態による集積型半導体レーザ装置の製造方法につ
いて説明する。
【0043】まず、図10に示すように、n型GaAs
基板1上に、例えばMOCVD法により、例えば800
℃程度の成長温度で、n型GaAsバッファ層11、n
型AlGaAsクラッド層12、活性層13、p型Al
GaAsクラッド層14およびp型GaAsキャップ層
15を順次成長させる。
【0044】次に、例えばCVD法によりp型GaAs
キャップ層15の全面に例えばSiO2 膜やSiN膜な
どの絶縁膜31を形成した後、この絶縁膜31をエッチ
ングにより所定方向に延びる所定幅のストライプ形状に
パターニングする。
【0045】次に、図11に示すように、絶縁膜31を
マスクとして例えばRIE法のようなドライエッチング
法やウエットエッチング法によりp型GaAsキャップ
層15、p型AlGaAsクラッド層14、活性層1
3、n型AlGaAsクラッド層12およびn型GaA
sバッファ層11を順次エッチングする。
【0046】次に、図12に示すように、絶縁膜31を
マスクとして、例えばMOCVD法により、上述のエッ
チングにより露出したn型GaAs基板1の表面にn型
GaAsバッファ層21、n型AlGaInPクラッド
層22、活性層23、p型AlGaInPクラッド層2
4、p型GaInP中間層25およびp型GaAsキャ
ップ層26を選択成長させる。
【0047】次に、絶縁膜31をエッチング除去した
後、例えばCVD法によりp型GaAsキャップ層15
およびp型GaAsキャップ層26の全面に例えばSi
2 膜やSiN膜などの絶縁膜(図示せず)を形成した
後、この絶縁膜をエッチングにより所定方向に延びる所
定幅のストライプ形状にパターニングする。次に、この
絶縁膜をマスクとしてp型AlGaAsクラッド層14
およびp型AlGaInPクラッド層24の厚さ方向の
途中の深さまでエッチングすることにより、図13に示
すように、p型AlGaAsクラッド層14の上部およ
びp型GaAsキャップ層15をストライプ形状にパタ
ーニングするとともに、p型AlGaInPクラッド層
24の上部、p型GaInP中間層25およびp型Ga
Asキャップ層26をストライプ形状にパターニングす
る。この後、この絶縁膜をマスクとして、このストライ
プ部の両側の部分に、最終的にn型GaAs電流狭窄層
16、27となるn型GaAs層32を選択成長させて
埋め込む。
【0048】次に、図14に示すように、p型GaAs
キャップ層15、26およびn型GaAs層32の全面
に例えばSiO2 膜やSiN膜などの絶縁膜33を形成
した後、この絶縁膜33をエッチングにより所定方向に
延びる所定幅のストライプ形状にパターニングする。
【0049】次に、図15に示すように、この絶縁膜3
3をマスクとして例えばRIE法のようなドライエッチ
ング法やウエットエッチング法によりn型GaAs層3
2、p型AlGaInPクラッド層24、活性層23、
n型AlGaInPクラッド層22およびn型GaAs
バッファ層21を順次エッチングする。
【0050】次に、図16に示すように、例えば分子線
エピタキシー(MBE)法により、例えば280℃程度
の成長温度で、絶縁膜33をマスクとして、n型GaA
sバッファ層41、n型ZnSeバッファ層42、n型
ZnSSeバッファ層43、n型ZnMgSSeクラッ
ド層44、n型ZnSSe光導波層45、活性層46、
p型ZnSSe光導波層47、p型ZnMgSSeクラ
ッド層48、p型ZnSSeキャップ層49、p型Zn
Seコンタクト層50、p型ZnTe/ZnSeMQW
層51およびp型ZnTeコンタクト層52を順次成長
させる。
【0051】次に、リソグラフィーにより、p型ZnT
eコンタクト層52以外の部分の表面を覆い、かつ、p
型ZnTeコンタクト層52上に所定方向に延びる所定
幅のストライプ形状のパターンを有するレジストパター
ン(図示せず)を形成する。次に、図16に示すよう
に、このレジストパターンをマスクとしてp型ZnSS
eキャップ層49の厚さ方向の途中の深さまでウエット
エッチング法によりエッチングすることにより、p型Z
nSSeキャップ層49の上部、p型ZnSeコンタク
ト層50、p型ZnTe/ZnSeMQW層51および
p型ZnTeコンタクト層52をストライプ形状にパタ
ーニングする。
【0052】次に、このエッチングに用いたレジストパ
ターンをそのまま残した状態で例えば真空蒸着法やスパ
ッタリング法によりAl2 3 膜を全面に形成した後、
レジストパターンをその上に形成されたAl2 3 膜と
ともに除去する。これによって、ストライプ部の両側の
部分に絶縁層53が埋め込まれる。
【0053】次に、絶縁膜33をエッチング除去した
後、図18に示すように、第1の実施形態と同様にし
て、リフトオフ法により、AlGaAs系半導体レーザ
LD1の例えばTi/Pt/Au電極のようなp側電極
17、AlGaInP系半導体レーザLD2の例えばT
i/Pt/Au電極のようなp側電極28、ZnSe系
半導体レーザLD3の例えばPd/Pt/Au電極のよ
うなp側電極54を形成する。
【0054】次に、図19に示すように、p側電極1
7、28、54の間の部分におけるp型ZnTeコンタ
クト層52、p型ZnTe/ZnSeMQW層51、p
型ZnSeコンタクト層50、p型ZnSSeキャップ
層49、p型ZnMgSSeクラッド層48、p型Zn
SSe光導波層47、活性層46、n型ZnSSe光導
波層45、n型ZnMgSSeクラッド層44、n型Z
nSSeバッファ層43、n型ZnSeバッファ層42
およびn型GaAsバッファ層41をエッチング除去す
る。
【0055】次に、n型GaAs基板1の裏面に例えば
真空蒸着法やスパッタリング法によりAuGe/Ni膜
やIn膜を形成することによりn側電極29を形成す
る。
【0056】次に、上述のようにしてレーザ構造が形成
されたn型GaAs基板1をバー状に劈開して両共振器
端面を形成し、さらにこれらの共振器端面に端面コーテ
ィングを施した後、このバーを劈開してチップ化する。
この後、このようにして得られたレーザチップをパッケ
ージングする。
【0057】この第2の実施形態による集積型半導体レ
ーザ装置によれば、発光波長が700nm帯のAlGa
As系半導体レーザLD1と発光波長が600nm帯の
AlGaInP系半導体レーザLD2と発光波長が50
0nm帯のZnSe系半導体レーザLD3とを有するこ
とにより、DVD用のレーザ光として600nm帯と5
00nm帯との二種類の波長のものを取り出すことがで
きるとともに、これらのレーザ光とは独立にCDおよび
MD用のレーザ光を取り出すことができる。そして、こ
の集積型半導体レーザ装置をDVD装置の光学ピックア
ップにレーザ光源として搭載することにより、DVD、
CDおよびMDのいずれの再生または記録も可能とな
る。しかも、これらのAlGaAs系半導体レーザLD
1、AlGaInP系半導体レーザLD2およびZnS
e系半導体レーザLD3は、同一のn型GaAs基板1
上に成長された半導体層によりレーザ構造が形成されて
いることにより、この集積型半導体レーザ装置のパッケ
ージは一つで済む。このため、光学ピックアップの小型
化を図ることができ、したがってDVD装置の小型化を
図ることができる。
【0058】図20はこの発明の第3の実施形態による
集積型半導体レーザ装置を示す。
【0059】図20に示すように、この第3の実施形態
による集積型半導体レーザ装置においては、例えばc面
方位の導電性のSiC基板2上に、発光波長が700n
m帯(例えば、780nm)のAlGaAs系半導体レ
ーザLD1と、発光波長が600nm帯(例えば、65
0nm)のAlGaInP系半導体レーザLD2と、発
光波長が400nm帯(例えば、410nm)のGaN
系半導体レーザLD4とが、互いに分離した状態で集積
化されている。
【0060】AlGaAs系半導体レーザLD1および
AlGaInP系半導体レーザLD2は、第1の実施形
態で述べたと同様な構成を有する。
【0061】GaN系半導体レーザLD4においては、
SiC基板2上に、GaNバッファ層61、n型AlG
aNクラッド層62、n型GaN光導波層63、例えば
InGaNからなるMQW構造の活性層64、p型Ga
N光導波層65、p型AlGaNクラッド層66および
p型GaNコンタクト層67が順次積層されている。p
型GaNコンタクト層67上にはp側電極68がオーミ
ックコンタクトして設けられている。p側電極54とし
ては、例えばNi/Au電極が用いられる。
【0062】SiC基板2の裏面にはn側電極29が、
このSiC基板1とオーミックコンタクトして設けられ
ている。このn側電極29としては、例えばTi/Al
電極が用いられる。
【0063】この場合、AlGaAs系半導体レーザL
D1のp側電極17、AlGaInP系半導体レーザL
D2のp側電極28およびGaN系半導体レーザLD4
のp側電極68は、パッケージベース30上に互いに電
気的に分離した状態で設けられたヒートシンクH1、H
2およびH3上にそれぞれはんだ付けされている。
【0064】上述のように構成されたこの第3の実施形
態による集積型半導体レーザ装置においては、p側電極
17とn側電極29との間に電流を流すことによりAl
GaAs系半導体レーザLD1を駆動することができ、
p側電極28とn側電極29との間に電流を流すことに
よりAlGaInP系半導体レーザLD2を駆動するこ
とができ、p側電極68とn側電極29との間に電流を
流すことによりGaN系半導体レーザLD4を駆動する
ことができるようになっている。そして、AlGaAs
系半導体レーザLD1を駆動することにより波長700
nm帯(例えば、780nm)のレーザ光を取り出すこ
とができ、AlGaInP系半導体レーザLD2を駆動
することにより波長600nm帯(例えば、650n
m)のレーザ光を取り出すことができ、GaN系半導体
レーザLD4を駆動することにより波長400nm帯
(例えば、410nm)のレーザ光を取り出すことがで
きるようになっている。AlGaAs系半導体レーザL
D1を駆動するか、AlGaInP系半導体レーザLD
2を駆動するか、GaN系半導体レーザLD4を駆動す
るかの選択は、外部スイッチの切り換えなどにより行う
ことができる。
【0065】次に、上述のように構成されたこの第3の
実施形態による集積型半導体レーザ装置の製造方法につ
いて説明する。
【0066】まず、図21に示すように、SiC基板2
上に、例えばMOCVD法により、n型GaNバッファ
層61、n型AlGaNクラッド層62、n型GaN光
導波層63、活性層64、p型GaN光導波層65、p
型AlGaNクラッド層66およびp型GaNコンタク
ト層67を順次成長させる。ここで、Inを含む半導体
層である活性層64の成長温度は例えば760℃程度と
し、Inを含まないn型GaNバッファ層61、n型A
lGaNクラッド層62、n型GaN光導波層63、p
型GaN光導波層65、p型AlGaNクラッド層66
およびp型GaNコンタクト層67の成長温度は100
0℃程度とする。
【0067】次に、例えばCVD法によりp型GaNコ
ンタクト層67の全面に例えばSiO2 膜やSiN膜な
どの絶縁膜31を形成した後、この絶縁膜31をエッチ
ングにより所定方向に延びる所定幅のストライプ形状に
パターニングする。
【0068】次に、図22に示すように、絶縁膜31を
マスクとして例えばRIE法のようなドライエッチング
法によりp型GaNコンタクト層67、p型AlGaN
クラッド層66、p型GaN光導波層65、活性層6
4、n型GaN光導波層63、n型AlGaNクラッド
層62およびn型GaNバッファ層61を順次エッチン
グする。
【0069】次に、図23に示すように、絶縁膜31を
マスクとして、例えばMOCVD法により、上述のエッ
チングにより露出したSiC基板2の表面にn型GaA
sバッファ層11、n型AlGaAsクラッド層12、
活性層13、p型AlGaAsクラッド層14およびp
型GaAsキャップ層15を選択成長させる。
【0070】次に、絶縁膜31をエッチング除去した
後、図24に示すように、例えばCVD法によりp型G
aAsキャップ層15およびp型GaNコンタクト層6
7の全面に例えばSiO2 膜やSiN膜などの絶縁膜3
3を形成し、この絶縁膜33をエッチングにより所定方
向に延びる所定幅のストライプ形状にパターニングす
る。
【0071】次に、図25に示すように、この絶縁膜3
3をマスクとしてp型GaNコンタクト層67、p型G
aN光導波層66、活性層65、n型GaN光導波層6
4、n型AlGaNクラッド層63およびn型GaNバ
ッファ層62を順次エッチング除去する。
【0072】次に、図26に示すように、絶縁膜33を
マスクとして、例えばMOCVD法により、上述のエッ
チングにより露出したSiC基板2の表面にn型GaA
sバッファ層21、n型AlGaInPクラッド層2
2、活性層23、p型AlGaInPクラッド層24、
p型GaInP中間層25およびp型GaAsキャップ
層26を選択成長させる。
【0073】次に、絶縁膜33をエッチング除去した
後、例えばCVD法によりp型GaAsキャップ層1
5、p型GaAsキャップ層26およびp型GaNコン
タクト層67の全面に例えばSiO2 膜やSiN膜など
の絶縁膜(図示せず)を形成し、この絶縁膜をエッチン
グにより所定方向に延びる所定幅のストライプ形状にパ
ターニングする。次に、この絶縁膜をマスクとしてp型
AlGaAsクラッド層14およびp型AlGaInP
クラッド層24の厚さ方向の途中の深さまでエッチング
することにより、図27に示すように、p型AlGaA
sクラッド層14の上部およびp型GaAsキャップ層
15をストライプ形状にパターニングするとともに、p
型AlGaInPクラッド層24の上部、p型GaIn
P中間層25およびp型GaAsキャップ層26をスト
ライプ形状にパターニングする。次に、この絶縁膜をマ
スクとして、このストライプ部の両側の部分に、最終的
にn型GaAs電流狭窄層16、27となるn型GaA
s層32を選択成長させて埋め込む。
【0074】次に、絶縁膜33をエッチング除去した
後、図28に示すように、第1の実施形態と同様にし
て、リフトオフ法により、AlGaAs系半導体レーザ
LD1の例えばTi/Pt/Au電極のようなp側電極
17、AlGaInP系半導体レーザLD2の例えばT
i/Pt/Au電極のようなp側電極28、GaN系半
導体レーザLD4の例えばNi/Au電極のようなp側
電極68を形成する。
【0075】次に、図29に示すように、p側電極1
7、28の間の部分およびp側電極28とp型GaNコ
ンタクト層67との間の部分におけるn型GaAs層3
2、p型AlGaInPクラッド層24、活性層23、
n型AlGaInPクラッド層22およびn型GaAs
バッファ層21を順次エッチング除去する。
【0076】次に、SiC基板2の裏面に例えば真空蒸
着法やスパッタリング法により例えばTi/Al膜を形
成することによりn側電極29を形成する。
【0077】次に、上述のようにしてレーザ構造が形成
されたSiC基板2をバー状に劈開して両共振器端面を
形成し、さらにこれらの共振器端面に端面コーティング
を施した後、このバーを劈開してチップ化する。この
後、このようにして得られるレーザチップをパッケージ
ングする。
【0078】この第3の実施形態による集積型半導体レ
ーザ装置によれば、発光波長が700nm帯のAlGa
As系半導体レーザLD1と発光波長が600nm帯の
AlGaInP系半導体レーザLD2と発光波長が40
0nm帯のGaN系半導体レーザLD4とを有すること
により、DVD用のレーザ光として波長600nm帯と
波長400nm帯との二種類の波長のものを取り出すこ
とができるとともに、これらのレーザ光とは独立にCD
およびMD用のレーザ光を取り出すことができる。そし
て、この集積型半導体レーザ装置をDVD装置の光学ピ
ックアップにレーザ光源として搭載することにより、D
VD、CDおよびMDのいずれの再生または記録も可能
となる。しかも、これらのAlGaAs系半導体レーザ
LD1、AlGaInP系半導体レーザLD2およびG
aN系半導体レーザLD4は、同一のSiC基板2上に
成長された半導体層によりレーザ構造が形成されている
ことにより、この集積型半導体レーザ装置のパッケージ
は一つで済む。このため、光学ピックアップの小型化を
図ることができ、したがってDVD装置の小型化を図る
ことができる。
【0079】図30はこの発明の第4の実施形態による
集積型半導体レーザ装置を示す。
【0080】図30に示すように、この第4の実施形態
による集積型半導体レーザ装置においては、例えばc面
方位の導電性のSiC基板2上に、発光波長が600n
m帯(例えば、650nm)のAlGaInP系半導体
レーザLD2と、発光波長が500nm帯(例えば、5
15nm)のZnSe系半導体レーザLD3と、発光波
長が400nm帯(例えば、410nm)のGaN系半
導体レーザLD4とが、互いに分離した状態で集積化さ
れている。
【0081】AlGaInP系半導体レーザLD2は第
1の実施形態で述べたと同様な構成を有し、ZnSe系
半導体レーザLD3は第2の実施形態で述べたと同様な
構成を有し、GaN系半導体レーザLD4は第3の実施
形態で述べたと同様な構成を有する。
【0082】この場合、AlGaInP系半導体レーザ
LD2のp側電極28、ZnSe系半導体レーザLD3
のp側電極54およびGaN系半導体レーザLD4のp
側電極68は、パッケージベース30上に互いに電気的
に分離した状態で設けられたヒートシンクH1、H2お
よびH3上にそれぞれはんだ付けされている。
【0083】上述のように構成されたこの第4の実施形
態による集積型半導体レーザ装置においては、p側電極
28とn側電極29との間に電流を流すことによりAl
GaInP系半導体レーザLD2を駆動することがで
き、p側電極54とn側電極29との間に電流を流すこ
とによりZnSe系半導体レーザLD3を駆動すること
ができ、p側電極68とn側電極29との間に電流を流
すことによりGaN系半導体レーザLD4を駆動するこ
とができるようになっている。そして、AlGaInP
系半導体レーザLD2を駆動することにより波長600
nm帯(例えば、650nm)のレーザ光を取り出すこ
とができ、ZnSe系半導体レーザLD3を駆動するこ
とにより波長500nm帯(例えば、515nm)のレ
ーザ光を取り出すことができ、GaN系半導体レーザL
D4を駆動することにより波長400nm帯(例えば、
410nm)のレーザ光を取り出すことができるように
なっている。AlGaInP系半導体レーザLD2を駆
動するか、ZnSe系半導体レーザLD3を駆動する
か、GaN系半導体レーザLD4を駆動するかの選択
は、外部スイッチの切り換えなどにより行うことができ
る。
【0084】次に、上述のように構成されたこの第4の
実施形態による集積型半導体レーザ装置の製造方法につ
いて説明する。
【0085】まず、図31に示すように、SiC基板2
上に、例えばMOCVD法により、n型GaNバッファ
層61、n型AlGaNクラッド層62、n型GaN光
導波層63、活性層64、p型GaN光導波層65、p
型AlGaNクラッド層66およびp型GaNコンタク
ト層67を順次成長させる。ここで、Inを含む半導体
層である活性層64の成長温度は例えば760℃程度と
し、Inを含まないn型GaNバッファ層61、n型A
lGaNクラッド層62、n型GaN光導波層63、p
型GaN光導波層65、p型AlGaNクラッド層66
およびp型GaNコンタクト層67の成長温度は100
0℃程度とする。
【0086】次に、図31に示すように、例えばCVD
法によりp型GaNコンタクト層67の全面に例えばS
iO2 膜やSiN膜などの絶縁膜31を形成した後、こ
の絶縁膜31をエッチングにより所定幅のストライプ形
状にパターニングする。
【0087】次に、図32に示すように、絶縁膜31を
マスクとして例えばRIE法のようなドライエッチング
法によりp型GaNコンタクト層67、p型AlGaN
クラッド層66、p型GaN光導波層65、活性層6
4、n型GaN光導波層63、n型AlGaNクラッド
層62およびn型GaNバッファ層61を順次エッチン
グする。
【0088】次に、図33に示すように、絶縁膜31を
マスクとして、例えばMOCVD法により、上述のエッ
チングにより露出したSiC基板2の表面にn型GaA
sバッファ層21、n型AlGaInPクラッド層2
2、活性層23、p型AlGaInPクラッド層24、
p型GaInP中間層25およびp型GaAsキャップ
層26を選択成長させる。
【0089】次に、絶縁膜31をエッチング除去した
後、例えばCVD法によりp型GaAsキャップ層26
およびp型GaNコンタクト層67の全面に例えばSi
2 膜やSiN膜などの絶縁膜(図示せず)を形成し、
この絶縁膜をエッチングにより所定方向に延びる所定幅
のストライプ形状にパターニングする。次に、この絶縁
膜をマスクとしてp型AlGaInPクラッド層24の
厚さ方向の途中の深さまでエッチングすることにより、
図34に示すように、p型AlGaInPクラッド層2
4の上部、p型GaInP中間層25およびp型GaA
sキャップ層26をストライプ形状にパターニングす
る。次に、この絶縁膜をマスクとして、このストライプ
部の両側の部分に、最終的にn型GaAs電流狭窄層2
7となるn型GaAs層32を選択成長させて埋め込
む。
【0090】次に、図35に示すように、例えばCVD
法によりp型GaAsキャップ層26、n型GaAs層
32およびp型GaNコンタクト層67の全面に例えば
SiO2 膜やSiN膜などの絶縁膜33を形成した後、
この絶縁膜33をエッチングにより所定方向に延びる所
定幅のストライプ形状にパターニングする。
【0091】次に、図36に示すように、絶縁膜33を
マスクとしてn型GaAs層32、p型AlGaInP
クラッド層24、活性層23、n型AlGaInPクラ
ッド層22およびn型GaAsバッファ層21を順次エ
ッチングする。
【0092】次に、図37に示すように、例えばMBE
法により、例えば280℃程度の成長温度で、絶縁膜3
3をマスクとして、上述のエッチングにより露出したS
iC基板2の表面にn型GaAsバッファ層41、n型
ZnSeバッファ層42、n型ZnSSeバッファ層4
3、n型ZnMgSSeクラッド層44、n型ZnSS
e光導波層45、活性層46、p型ZnSSe光導波層
47、p型ZnMgSSeクラッド層48、p型ZnS
Seキャップ層49、p型ZnSeコンタクト層50、
p型ZnTe/ZnSeMQW層51およびp型ZnT
eコンタクト層52を選択成長させる。
【0093】次に、リソグラフィーにより、p型ZnT
eコンタクト層52以外の部分の表面を覆い、かつ、p
型ZnTeコンタクト層52上に所定方向に延びる所定
幅のストライプ形状のパターンを有するレジストパター
ン(図示せず)を形成する。次に、図38に示すよう
に、このレジストパターンをマスクとしてp型ZnSS
eキャップ層49の厚さ方向の途中の深さまでウエット
エッチング法によりエッチングすることにより、p型Z
nSSeキャップ層49の上部、p型ZnSeコンタク
ト層50、p型ZnTe/ZnSeMQW層51および
p型ZnTeコンタクト層52のストライプ形状にパタ
ーニングする。
【0094】次に、このエッチングに用いたレジストパ
ターンをそのまま残した状態で例えば真空蒸着法やスパ
ッタリング法によりAl2 3 膜を全面に形成した後、
レジストパターンをその上に形成されたAl2 3 膜と
ともに除去する。これによって、ストライプ部の両側の
部分に絶縁層53が埋め込まれる。
【0095】次に、絶縁膜33をエッチング除去した
後、図39に示すように、第1の実施形態と同様にし
て、リフトオフ法により、AlGaInP系半導体レー
ザLD2の例えばTi/Pt/Au電極のようなp側電
極28、ZnSe系半導体レーザLD3の例えばPd/
/Pt/Au電極のようなp側電極54、GaN系半導
体レーザLD4の例えばNi/Au電極のようなp側電
極68を形成する。
【0096】次に、図40に示すように、p側電極2
8、54の間の部分およびp側電極54とp型GaNコ
ンタクト層67との間の部分における絶縁層53、p型
ZnSSeキャップ層49、p型ZnMgSSeクラッ
ド層48、p型ZnSSe光導波層47、活性層46、
n型ZnSSe光導波層45、n型ZnMgSSeクラ
ッド層44、n型ZnSSeバッファ層43、n型Zn
Seバッファ層42およびn型GaAsバッファ層41
を順次エッチング除去する。
【0097】次に、SiC基板2の裏面に例えば真空蒸
着法やスパッタリング法により例えばTi/Al膜を形
成することによりn側電極29を形成する。
【0098】次に、上述のようにしてレーザ構造が形成
されたSiC基板2をバー状に劈開して両共振器端面を
形成し、さらにこれらの共振器端面に端面コーティング
を施した後、このバーを劈開してチップ化する。この
後、このようにして得られるレーザチップをパッケージ
ングする。
【0099】この第4の実施形態による集積型半導体レ
ーザ装置によれば、発光波長が600nm帯のAlGa
InP系半導体レーザLD2と発光波長が500nm帯
のZnSe系半導体レーザLD3と発光波長が400n
m帯のGaN系半導体レーザLD4とを有することによ
り、DVD用のレーザ光として波長600nm帯と波長
500nm帯と波長400nm帯との三種類の波長のも
のを取り出すことができるとともに、これらのレーザ光
とは独立にCDおよびMD用のレーザ光を取り出すこと
ができる。そして、この集積型半導体レーザ装置をDV
D装置の光学ピックアップにレーザ光源として搭載する
ことにより、DVD、CDおよびMDのいずれの再生ま
たは記録も可能となる。しかも、これらのAlGaAs
系半導体レーザLD1、AlGaInP系半導体レーザ
LD2およびGaN系半導体レーザLD4は、同一のS
iC基板2上に成長された半導体層によりレーザ構造が
形成されていることにより、この集積型半導体レーザ装
置のパッケージは一つで済む。このため、光学ピックア
ップの小型化を図ることができ、したがってDVD装置
の小型化を図ることができる。
【0100】さらに、この第4の実施形態による集積型
半導体レーザ装置によれば、赤色で発光するAlGaI
nP系半導体レーザLD2と緑色で発光するZnSe系
半導体レーザLD3と青色で発光するGaN系半導体レ
ーザLD4とを有することにより、RGB三原色の発光
が可能な集積型半導体レーザ装置を実現することができ
る。
【0101】次に、上述の第1、第2、第3または第4
の実施形態による集積型半導体レーザ装置を発光素子と
して用いた光ディスク再生装置について説明する。図4
1にこの光ディスク再生装置の構成を示す。
【0102】図41に示すように、この光ディスク再生
装置は、発光素子として半導体レーザ101を備えてい
る。この半導体レーザ101としては、上述の第1、第
2、第3または第4の実施形態による集積型半導体レー
ザ装置が用いられる。この光ディスク再生装置はまた、
半導体レーザ101の出射光を光ディスクDに導くとと
もに、この光ディスクDによる反射光(信号光)を再生
するための公知の光学系、すなわち、コリメートレンズ
102、ビームスプリッタ103、1/4波長板10
4、対物レンズ105、検出レンズ106、信号光検出
用受光素子107および信号光再生回路108を備えて
いる。
【0103】この光ディスク再生装置においては、半導
体レーザ101の出射光Lはコリメートレンズ102に
よって平行光にされ、さらにビームスプリッタ103を
経て1/4波長板104により偏光の具合が調整された
後、対物レンズ105により集光されて光ディスクDに
入射される。そして、この光ディスクDで反射された信
号光L´が対物レンズ105および1/4波長板104
を経てビームスプリッタ103で反射された後、検出レ
ンズ106を経て信号光検出用受光素子107に入射
し、ここで電気信号に変換された後、信号光再生回路1
08において、光ディスクDに書き込まれた情報が再生
される。
【0104】なお、ここでは、上述の第1、第2、第3
または第4の実施形態による集積型半導体レーザ装置を
光ディスク再生装置の発光素子に適用した場合について
説明したが、光ディスク記録再生装置や光ディスク記録
装置の発光素子に適用することも可能であることは勿
論、光通信装置などの光装置の発光素子や、高温で動作
させる必要のある車載用機器などの発光素子に適用する
ことも可能である。
【0105】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0106】例えば、上述の第1、第2、第3および第
4の実施形態において挙げた数値、構造、基板、プロセ
スなどはあくまでも例に過ぎず、必要に応じて、これら
と異なる数値、構造、基板、プロセスなどを用いてもよ
い。
【0107】具体的には、第1、第2、第3および第4
の実施形態においては、この発明を集積型半導体レーザ
装置に適用した場合について説明したが、これらと同様
な構造で集積型発光ダイオード装置を実現することもで
きる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による集
積型半導体発光装置によれば、同一基板上に成長された
半導体層により発光素子構造が形成された互いに発光波
長が異なる複数種類の半導体発光素子を有することによ
り、互いに波長が異なる光を独立にまたは同時に取り出
すことができ、かつ、小型に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置を示す斜視図である。
【図2】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図3】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図4】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図6】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図7】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図8】この発明の第1の実施形態による集積型半導体
レーザ装置の製造方法を説明するための断面図である。
【図9】この発明の第2の実施形態による集積型半導体
レーザ装置を示す斜視図である。
【図10】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図11】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図12】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図13】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図14】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図15】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図16】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図17】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図18】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図19】この発明の第2の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図20】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置を示す斜視図である。
【図21】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図22】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図23】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図24】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図25】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図26】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図27】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図28】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図29】この発明の第3の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図30】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置を示す斜視図である。
【図31】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図32】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図33】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図34】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図35】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図36】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図37】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図38】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図39】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置の製造方法を説明するための断面図であ
る。
【図40】この発明の第4の実施形態による集積型半導
体レーザ装置を示す斜視図である。
【図41】この発明の第1、第2、第3または第4の実
施形態による集積型半導体レーザ装置を発光素子として
用いた光ディスク再生装置を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・n型GaAs基板、2・・・SiC基板、12
・・・n型AlGaAsクラッド層、13、23、4
6、64・・・活性層、14・・・p型AlGaAsク
ラッド層、17、28、54、68・・・p側電極、2
2・・・n型AlGaInPクラッド層、24・・・p
型AlGaInPクラッド層、29・・・n側電極、4
4・・・n型ZnMgSSeクラッド層、48・・・p
型ZnMgSSeクラッド層、62・・・n型AlGa
Nクラッド層、66・・・p型AlGaNクラッド層、
LD1・・・AlGaAs系半導体レーザ、LD2・・
・AlGaInP系半導体レーザ、LD3・・・ZnS
e系半導体レーザ、LD4・・・GaN系半導体レーザ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に成長された半導体層により
    発光素子構造が形成された互いに発光波長が異なる複数
    種類の半導体発光素子を有することを特徴とする集積型
    半導体発光装置。
  2. 【請求項2】 上記複数種類の半導体発光素子は互いに
    独立に駆動することができるように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の集積型半導体発光装置。
  3. 【請求項3】 上記複数種類の半導体発光素子は、Al
    GaAs系半導体発光素子、AlGaInP系半導体発
    光素子、II−VI族化合物半導体系半導体発光素子お
    よび窒化物系III−V族化合物半導体系半導体発光素
    子からなる群より選ばれた少なくとも二種類の半導体発
    光素子であることを特徴とする請求項1記載の集積型半
    導体発光装置。
  4. 【請求項4】 上記基板はGaAs基板であり、上記複
    数種類の半導体発光素子はAlGaAs系半導体発光素
    子およびAlGaInP系半導体発光素子であることを
    特徴とする請求項1記載の集積型半導体発光装置。
  5. 【請求項5】 上記基板はGaAs基板であり、上記複
    数種類の半導体発光素子はAlGaAs系半導体発光素
    子、AlGaInP系半導体発光素子およびII−VI
    族化合物半導体系半導体発光素子であることを特徴とす
    る請求項1記載の集積型半導体発光装置。
  6. 【請求項6】 上記基板はSiC基板であり、上記複数
    種類の半導体発光素子はAlGaAs系半導体発光素
    子、AlGaInP系半導体発光素子および窒化物系I
    II−V族化合物半導体系半導体発光素子であることを
    特徴とする請求項1記載の集積型半導体発光装置。
  7. 【請求項7】 上記基板はSiC基板であり、上記複数
    種類の半導体発光素子はAlGaInP系半導体発光素
    子、II−VI族化合物半導体系半導体発光素子および
    窒化物系III−V族化合物半導体系半導体発光素子で
    あることを特徴とする請求項1記載の集積型半導体発光
    装置。
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