JP3433571B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP3433571B2
JP3433571B2 JP12856395A JP12856395A JP3433571B2 JP 3433571 B2 JP3433571 B2 JP 3433571B2 JP 12856395 A JP12856395 A JP 12856395A JP 12856395 A JP12856395 A JP 12856395A JP 3433571 B2 JP3433571 B2 JP 3433571B2
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陽孝 大塚
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英一 薮内
順治 清水
富男 山田
正雄 棚橋
英俊 天谷
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/04Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism
    • B06B1/045Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復振動を可動子に生
じさせるリニアアクチュエータを動力源としている往復
式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動源の制御用の検出手段を有するもの
として、実開昭62−67569号公報に、電動機の回
転部に被検知部材を、電動機から延出した検出基板に被
検知部材を検知するセンサーを配したものが示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合、駆動源の外
部に駆動源制御用の検出手段が配設されていることにな
り、電気かみそりの大型化が問題となる。本発明は上記
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは駆動源の制御用の検出手段を有するものにお
いて小型化を図ることができる往復式電気かみそりを提
供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、電磁
石からなる固定子と、可動刃が連結される連結部及び永
久磁石を備えている可動子と、上記固定子を支持すると
ともに上記可動子を往復動自在に支持するフレームとで
構成されて電磁石通電制御によって可動子を往復振動
させるリニアアクチュエータを動力源とする往復式電気
かみそりであり上記リニアアクチュエータのフレーム
は一対の両側板を備えて可動子が両側板間に配され且つ
固定子が可動子の下方に配されており、可動子における
フレーム側板と対向する側面に被検知部材が設けられ、
電磁石の通電制御のための可動子の動きの検出を上記被
検知部材の検知にて行うセンサーが上記フレームの側板
に配設されていることに特徴を有している。
【0005】ここにおけるセンサーはフレームの側板に
形成された窓内に配されていることが好ましく、複数の
センサーを備えたものでは、フレームの両側板に夫々セ
ンサーが配されていることが好ましい。磁気誘導電圧方
式のセンサーと、光学的センサーとを備えているもので
あってもよい。
【0006】センサーが被検知部材であるセンシング用
磁石をセンシング用巻線で検出する磁気誘導電圧方式の
ものである時、センシング用磁石とセンシング用巻線と
は固定子の電磁石と可動子の永久磁石との対向方向と直
交する方向において対向していることが好ましく、また
センシング用巻線は固定子の電磁石と可動子の永久磁石
とからなる磁気回路部より上方に配設されていること、
あるいは固定子の電磁石と可動子の永久磁石とからなる
磁気回路部とセンシング用巻線との間に磁気遮蔽部材が
配設されていることが好ましい。
【0007】可動子揺動自在に支持されてフレーム側
板と平行な方向に往復動を行うものであることが好まし
い。
【0008】中央に位置する中央可動子と、この中央可
動子の両側に位置する可動子とを備えたものでは、中
央可動子から延設されて側可動子の外側に位置する延設
に被検知部材を設けていてもよく、この時、側可動子
の外面に形成した凹部に中央可動子からの延設部を位置
させているとよい。
【0009】複数の可動子を有するものでは、各可動子
に被検知部材を設けてもよい。
【0010】
【作用】本発明にあっては、リニアモータタイプのリニ
アアクチュエータを動力源とするものであるから、モー
タの回転を機械的に往復動に変換するものに比して、運
動変換部材が不要であり、しかも可動子に設けた被検知
部材と、フレームに設けられて被検知部材を検知するセ
ンサーとによって、上記電磁石の通電制御のための可動
子の動作状態検出を行っているものである。
【0011】ここにおけるセンサーはフレームの側板に
形成された窓内に配されていると、小型化の点でより好
ましいものとなり、複数のセンサーを有するものでは、
フレームの両側板に夫々センサーを配しておくと、互い
に干渉することがないものとなる。磁気誘導電圧方式の
センサーと、光学的センサーとを備えているものでは、
センサー間で相互に影響を与えることがない。
【0012】センサーが被検知部材であるセンシング用
磁石をセンシング用巻線で検出する磁気誘導電圧方式の
ものである時には、センシング用磁石とセンシング用巻
線とは固定子の電磁石と可動子の永久磁石との対向方向
と直交する方向において対向させたり、センシング用巻
線を固定子の電磁石と可動子の永久磁石とからなる磁気
回路部より上方に配設したり、あるいは固定子の電磁石
と可動子の永久磁石とからなる磁気回路部とセンシング
用巻線との間に磁気遮蔽部材を配設しておくと、固定子
の電磁石からの発生磁束で誤動作することがないものと
なる。
【0013】可動子揺動自在に支持されてフレーム側
板と平行な方向に往復動を行うものである場合、安定し
たセンシングが可能となる。
【0014】さらに中央に位置する中央可動子と、この
中央可動子の両側に位置する可動子とを備えたもので
は、中央可動子から延設されて側可動子の外側に位置す
延設部に被検知部材を設けることで、中央可動子の動
きや位置の検出も行うことができ、この時、側可動子の
外面に形成した凹部に中央可動子からの延設部を位置さ
せていると、コンパクトにまとめることができる。
【0015】複数の可動子を有するものでは、各可動子
に被検知部材を設けておくと、各可動子の動きや位置を
夫々個別に検出することができる。
【0016】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述すると、図示例の往復式電気かみそりは、その3
つの可動刃61,61,63の駆動源として、リニアア
クチュエータを用いたもので、ここにおけるリニアアク
チュエータは、固定子1と2つの可動子21,22、そ
してフレーム3とから構成されている。
【0017】固定子1は、図12に示すように、磁性材
料の焼結体あるいは磁性材料の鉄板の積層体で形成した
E字形ヨーク10と、このヨーク10の中央片に巻回さ
れたコイル11と、ヨーク10の両側端面に配したイン
シュレータ13とからなるもので、ヨーク10の両端面
からは夫々ピン12が突設されている。このピン12
は、後述するようにフレーム3への固定用であるが、ヨ
ーク10が積層体である場合、積層固定用のものを流用
することができる。
【0018】上記固定子1が固着されるフレーム3は、
図11に示すように、一対の両側板30,30の各端部
の下部間を夫々底板31,31で連結した断面U字形に
構成されたもので、上記固定子1はそのピン12が側板
30に形成された固定溝32にはめ付けられて溶接やか
しめによってフレーム3に固定される。フレーム3の両
側板30,30に夫々形成された窓34,34は、後述
するセンサー39,38の取付用であり、底板31から
突設されたピン33はリンク55の中央を受けるための
ものである。
【0019】2種の可動子21,22のうちの可動子2
1は、図4に示すように、合成樹脂製の被駆動体23の
下面に非磁性金属プレートからなる剛性部25が一体化
されているとともに、この剛性部25の下面にバックヨ
ーク26を介して永久磁石20が固着されたもので、被
駆動体23は、平面形状が口字形の枠状に構成されてお
り、また剛性部25とバックヨーク26と永久磁石20
は被駆動体23の両側片の各下面に設けられている。つ
まり、可動子21は2つの可動子を一体にしたものとな
っている。
【0020】ここにおける上記両剛性部25,25は板
金製のもので、図5及び図6に示すように、夫々可動子
21の往復動方向の両端が固定子1側に向けて屈曲され
て、端部にボス25bが突設されているとともに、上面
に上方へ突出する凸部25aが設けられており、さらに
2つの剛性部25,25が一対のブリッジ25c,25
cによって相互に連結された一体物として形成されたも
のとなっている。
【0021】永久磁石20が接着固定されたバックヨー
ク26は、剛性部25にレーザー溶接などの手法で固着
され、樹脂製部23は永久磁石20が取り付けられた剛
性部25のインサート成形によって形成される。枠状に
形成された樹脂製部23は、その一側片上に可動刃61
が上下動自在に装着される連結部24が一体に形成され
ている。また、一側にはスリットを有する薄肉の被検知
片28が一体に形成され、他側の外面には永久磁石29
が埋め込まれ、下面からは連結突起21aが一体に突設
されている。
【0022】他方の可動子21も、図7に示すように、
板金製の剛性部25にバックヨーク26を介して永久磁
石20を取り付けるとともに樹脂製部23を一体に成形
したもので、ここにおける剛性部25は、図8及び図9
に示すように、2枚のL字状板金部材を溶接で貼り合わ
せることで、中央に上方へ立ち上がる突出部25aを備
えたものとして形成されており、下方に屈曲された両端
部の端面にはボス25bを備えている。そして永久磁石
20が下面に接着されたバックヨーク26が溶接によっ
て下面側に固定されているのであるが、この時、バック
ヨーク26と剛性部25とは図8に示すように可動子2
2の往復動方向の両端と中央部とにおいて溶接され、一
部には両者の間に隙間25dが設けられる。この隙間2
5dは、一体成形される樹脂製部23を成形する際の樹
脂の流れを良くするためのものである。そして、この可
動子21においても、樹脂製部23に可動刃61を上下
動自在に連結する連結部24と、下方に突出する連結突
起22aが一体に形成される。図中27は後述するばね
5を受けるばね受け部であり、厚みが他の部分の倍とな
っている上記突出部25aが一対のばね受け部27,2
7の間に存在しているために、この部分の強度は高くな
っている。
【0023】そして上記両可動子21,22は、その両
端が前記フレーム3に板ばね4,4を介して連結され
る。ここにおける板ばね4は、金属板4’からの打ち抜
きによって形成されるとともに、フレーム3への固定部
に支持板40及び取付板45が、可動子21,22への
固定部に連結板43が夫々取り付けられたもので、可動
子22に連結される中央の板ばね部41と、可動子21
に連結される左右一対の板ばね部42,42とが支持板
40の部分において一体につながっている。
【0024】図10及び図11に示すように、取付板4
5をフレーム3の両端に溶接等の手段で固定し、各連結
板43を可動子21,22の剛性部25の端部のボス2
5bに溶接やかしめ等の手段で固定した時、両可動子2
1,22はフレーム3から吊り下げられた形態となると
ともに、平面形状が口字形の可動子21内に可動子22
が位置する。また、可動子21内面のばね受け部と可動
子22のばね受け部27,27との間には、可動子2
1,22の往復動方向において、圧縮コイルばねからな
る対のばね部材5,5が配設される。さらに、フレーム
3に装着されたリンク55に設けられた一対の軸56,
57のうちの軸56が可動子21の連結突起21aの下
面の長溝に係合し、軸57が可動子22の連結突起22
aの下面の長溝に係合する。
【0025】フレーム3への可動子21,22と板ばね
4とのブロックの取り付けは、フレーム3の開口してい
る上面側から行われ、フレーム3の両側板30,30の
上端間は可動子21,22の取付後に連結プレート3
5,35の溶接固定で相互に連結される。この連結プレ
ート35は、図2から明らかなように、電気かみそりの
ハウジング6の取付板66へのビス67による固定部と
もなっている。前記固定子1は、フレーム3への可動子
21,22の装着後にフレーム3に前述のようにして取
り付けられる。この後、板ばね4における金属板4’の
不要部分が除去されて、図3に示すリニアアクチュエー
タが構成される。
【0026】このリニアアクチュエータの可動子21,
22に設けられた永久磁石20は、前記固定子1に所定
のギャップを介して上下に対向するとともに、可動子2
1,22の往復動方向に着磁されており、このために固
定子1のコイル11に流す電流の方向に応じて、可動子
21,22は板ばね4を撓ませつつ左右に移動するもの
であり、コイル11に流す電流の方向を適宜なタイミン
グで切り換えることによって、可動子21,2に往復振
動を行わせることができる。
【0027】また、ここでは可動子21に設けた永久磁
石20の磁極の並びと、可動子22に設けた永久磁石2
0の磁極の並びとを逆としているために、またリンク5
5によって両可動子21,22が相互に動きを規制する
ために、両可動子21,22は位相が180°ずれた状
態の往復振動を常時行う。この時、両可動子21,22
間に懸架されたばね部材5,5が圧縮伸長されるととも
に板ばね4が撓むために、可動子21,22には板ばね
4とばね部材5とのばね系(厳密には磁気吸引力による
ばね定数成分が更に加わる)が作用しているのである
が、可動子21,22の往復振動駆動は、上記ばね系と
可動部分の質量とで定まる固有振動数で往復振動するよ
うにしている。なお、可動子21の固有振動数と可動子
22の固有振動数とが同じとなるようにしているのはも
ちろんである。
【0028】上記往復振動駆動を可能とするために、こ
のリニアアクチュエータでは、可動子21にセンシング
用磁石29を取り付けるとともにフレーム3の側板30
にセンシング用巻線からなるセンサー39を取り付け
て、可動子21の振動に伴ってセンサー39に電流が誘
起されるようにしており、また可動子21に設けた前記
被検知片28のスリットを光学的に検出するセンサー3
8をフレーム3の側板30に取り付けてある。なお、こ
れらセンサー38,39、特にセンサー38は、フレー
ム3外面への突出は最小となるように、フレーム3に
取り付けられている。
【0029】そして可動子21の往復動に伴ってセンサ
ー39に誘起される電流(図14中のイ)の電圧から、
可動子21の移動方向を判別し、被検知片28のスリッ
トによってセンサー38がオンとなる時間から、可動子
21の移動速度を検出するとともに、この移動速度か
ら、可動子21の振幅を判別している。
【0030】ここで、センサー39出力から判別するこ
とができる移動方向の反転時から所定時間t0経過時か
ら検出した移動方向に応じた方向の電流を所定時間(t
1−t0)だけコイル11に電流を流すとともに、検出
した可動子21の速度から、例えば負荷の増大による振
幅の減少を検出した時には、駆動電流(図14中のハ)
の電流量(図示例では通電時間t1−t0)を増加させ
ることで、振幅を所要の値に保つようにしている。コイ
ル11への通電を止めたならば、一対のばね部材5,5
のばね力が等しくなっているために、可動子21,22
はその往復動ストロークの中間位置で停止する。これ
は、外刃62,62,64を保持している外刃フレーム
65の着脱の際に都合が良い。
【0031】上記センサー38,39を 磁気誘導電圧
方式のものと光学的なものとで構成しているのは、両者
間で相互に影響を与えることがないようにするためであ
る。フレーム3における可動子21,22の往復振動方
向と平行な面である2つの側板30,30に夫々振り分
けて配設しているのも、相互の干渉を防ぐためである。
これは、機械的な面での干渉だけでなく、後述する実施
例のように、センサー38,39が共に磁気誘導電圧方
式である場合に、特に有効である。
【0032】また、磁気誘導電圧方式のセンサー39を
側板30に設けて、可動子21の側面に配した永久磁石
29の磁力を検出するようになっているために、固定子
1と可動子21との間の上下方向の界磁発生面に対して
垂直になっており、しかもセンサー39がリニアアクチ
ュエータの磁気回路部より上方に位置しているために、
さらにバックヨーク26がセンサー39側への磁束漏れ
を防ぐ磁気遮蔽部材として機能しているために、固定子
1と可動子21,22の永久磁石20,20との間に働
く磁束の影響をセンサー39が受けることは殆どない。
銅板のような別途磁気遮蔽部材を設けてもよい。
【0033】また、ここにおける可動子21,22の往
復動が揺動自在に支持されることでなされており、完全
な往復直線運動ではなく、このためにフレーム3の上面
側にセンサー38,39を配置した場合には可動子2
1,22との間隔がわずかながらも変化してしまうのに
対して、センサー38,39をフレーム3の側板30に
配置しているために、このような間隔変化がないことも
好ましい結果を得ることができるものとなっている。
【0034】図16〜図18に他の実施例を示す。基本
的構成は上記実施例と同じであるが、ここでは可動子2
1で囲まれている可動子22から可動子21の外面側に
設けた凹所内に位置する延長片22aを延出してこの延
長片22aにもセンシング用の永久磁石29を配置し、
フレーム3の両側片30,30には可動子21に設けた
永久磁石29に対応するセンサー39と、可動子22に
設けた永久磁石29に対応するセンサー39とを設けて
いる。この場合、中央の可動子22の動きや位置も検出
することができる。また、前述のように、両センサー3
9,39をフレーム3の異なる面に配置しているため
に、相互に影響を及ぼすことがない。図中71,72は
板ばね4及び固定子1をフレーム3に固定するボルトで
ある。
【0035】図19〜図22に示した実施例では、一対
の可動子21,22のうちの可動子21が平面形状が口
字形をしておらない点で上記両実施例のものと異なって
いるが、ここでは並列に並んでいる両可動子21,22
の対向面とは反対側に夫々永久磁石29,29を、フレ
ーム3の異なる面に夫々センサー39,39を配置し
て、両永久磁石29,29及びセンサー39,39間の
相互影響を避けるようにしている点では上記両実施例の
ものと同じである。図中21d,22cはばね部材5,
5を受けるためのばね受け部である。
【0036】上記実施例では、2つの可動子21,22
を有するものを示したが、可動子が1つだけのもの、可
動子の数が更に多いものであってもよいのはもちろんで
あり、またここでは可動子21,22をフレームから板
ばね4,4で吊り下げ支持して揺動自在としたものを示
したが、フレーム3に設けたガイドレールに沿って往復
動するものであってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明においては、リニア
モータタイプのリニアアクチュエータを動力源とするも
のであるから、モータの回転を機械的に往復動に変換す
るものに比して、運動変換部材が不要であるためにコン
パクトにまとめることができる上に、運動変換部におけ
る機械的ロスがないものであり、しかもリニアアクチュ
エータのフレームは一対の両側板を備えて可動子が両側
板間に配され且つ固定子が可動子の下方に配されてお
り、可動子におけるフレーム側板と対向する側面に被検
知部材が設けられ、電磁石の通電制御のための可動子の
動きの検出を上記被検知部材の検知にて行うセンサーが
上記フレームの側板に配設されているために、動力源で
あるリニアアクチュエータ内にセンサーが位置するもの
であり、この点においても小型化に有利なものである。
【0038】そして、上記センサーはフレームの側板に
形成された窓内に配しておくと、小型化の点でより有利
なものであり、また複数のセンサーを有するものでは、
フレームの両側板に夫々センサーを配しておくと、互い
に干渉することがなくて、安定したセンシングが可能と
なる。磁気誘導電圧方式のセンサーと、光学的センサー
とを備えているものでは、両センサー間で相互に影響を
与えることがなく、このための両センサーの配置の自由
度が高くなり、小型化に有利である。
【0039】さらにセンサーが被検知部材であるセンシ
ング用磁石をセンシング用巻線で検 出する磁気誘導電圧
方式のものである時、センシング用磁石とセンシング用
巻線とは固定子の電磁石と可動子の永久磁石との対向方
向と直交する方向において対向させたり、センシング用
巻線は固定子の電磁石と可動子の永久磁石とからなる磁
気回路部より上方に配したり、あるいは固定子の電磁石
と可動子の永久磁石とからなる磁気回路部とセンシング
用巻線との間に磁気遮蔽部材を配設しておくことで、固
定子の電磁石からの発生磁束で誤動作することがなく、
安定した性能を得ることができる。
【0040】可動子揺動自在に支持されてフレーム側
板と平行な方向に往復動を行うものであると、完全な往
復直線運動ではないことによる影響を避けることができ
て安定したセンシングが可能となる。
【0041】さらに中央に位置する中央可動子と、この
中央可動子の両側に位置する可動子とを備えたもので
は、中央可動子から延設されて側可動子の外側に位置す
延設部に被検知部材を設けると、両側に側可動子が位
置する中央可動子の動きや位置の検出も行うことができ
る。
【0042】この時、側可動子の外面に形成した凹部に
中央可動子からの延設部を位置させていると、延設部が
小型化の妨げになることがない。
【0043】複数の可動子を有するものでは、各可動子
に被検知部材を設けておくと、各可動子の動きや位置を
夫々個別に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を備えた電気かみそりの縦断面図であ
る。
【図2】同上の電気かみそりの横断面図である。
【図3】同上の斜視図である。
【図4】同上の可動子の斜視図である。
【図5】同上の可動子の剛性部の斜視図である。
【図6】同上の可動子の剛性部の分解斜視図である。
【図7】同上の他の可動子の斜視図である。
【図8】同上の可動子の剛性部の斜視図である。
【図9】同上の可動子の剛性部の分解斜視図である。
【図10】同上の組立途中の状態を示す分解斜視図であ
る。
【図11】同上の組立途中の状態を示す分解斜視図であ
る。
【図12】同上の組立途中の状態を示す分解斜視図であ
る。
【図13】同上のブロック回路図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作制御の説明図である。
【図16】他の実施例の縦断面図である。
【図17】同上の横断面図である。
【図18】同上の分解斜視図である。
【図19】別の実施例の縦断面図である。
【図20】同上の横断面図である。
【図21】同上の斜視図である。
【図22】同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 固定子3 フレーム 20 永久磁石 21 可動子 22 可動子30 側板 38 センサー 39 センサー
フロントページの続き (72)発明者 薮内 英一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 清水 順治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 山田 富男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 棚橋 正雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (72)発明者 天谷 英俊 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭48−93188(JP,U) 実開 平1−127371(JP,U) 実開 昭61−167174(JP,U) 実開 平5−51251(JP,U) 米国特許4583027(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/00 - 19/48 B06B 1/00 - 3/04 H02K 33/00 - 33/18

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石からなる固定子と、可動刃が連結
    される連結部及び永久磁石を備えている可動子と、上記
    固定子を支持するとともに上記可動子を往復動自在に支
    持するフレームとで構成されて電磁石通電制御によっ
    て可動子を往復振動させるリニアアクチュエータを動力
    とする往復式電気かみそりであり上記リニアアクチ
    ュエータのフレームは一対の両側板を備えて可動子が両
    側板間に配され且つ固定子が可動子の下方に配されてお
    り、可動子におけるフレーム側板と対向する側面に被検
    知部材が設けられ、電磁石の通電制御のための可動子の
    動きの検出を上記被検知部材の検知にて行うセンサーが
    上記フレームの側板に配設されていることを特徴とする
    往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 センサーフレームの側板に形成された
    窓内に配されていることを特徴とする請求項1記載の往
    復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 複数のセンサーを備えて、フレームの両
    側板に夫々センサーが配されていることを特徴とする請
    求項1記載の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 磁気誘導電圧方式センサーと、光学的
    ンサーとを備えていることを特徴とする請求項1記載の
    往復式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 センサーは被検知部材であるセンシング
    用磁石をセンシング用巻線で検出する磁気誘導電圧方式
    のものであり、センシング用磁石とセンシング用巻線と
    は固定子の電磁石と可動子の永久磁石との対向方向と直
    交する方向において対向していることを特徴とする請求
    項1記載の往復式電気かみそり。
  6. 【請求項6】 センサーは被検知部材であるセンシング
    用磁石をセンシング用巻線で検出する磁気誘導電圧方式
    のものであり、センシング用巻線は固定子の電磁石と可
    動子の永久磁石とからなる磁気回路部より上方に配設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の往復式電気か
    みそり。
  7. 【請求項7】 センサーは被検知部材であるセンシング
    用磁石をセンシング用巻線で検出する磁気誘導電圧方式
    のものであり、固定子の電磁石と可動子の永久磁石とか
    らなる磁気回路部とセンシング用巻線との間に磁気遮蔽
    部材が配設されていることを特徴とする請求項1記載の
    往復式電気かみそり。
  8. 【請求項8】 可動子は揺動自在に支持されてフレーム
    側板と平行な方向に往復動を行うものであることを特徴
    とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  9. 【請求項9】 中央に位置する中央可動子と、この中央
    可動子の両側に位置する可動子とを備えており、被検
    知部材は中央可動子から延設されて側可動子の外側に位
    置する延設部に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の往復式電気かみそり。
  10. 【請求項10】 側可動子の外面に形成した凹部に中央
    可動子からの延設部が位置していることを特徴とする請
    求項9記載の往復式電気かみそり。
  11. 【請求項11】 複数の可動子を有するとともに各可動
    子に被検知部材が設けられていることを特徴とする請求
    項1記載の往復式電気かみそり。
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