JP5260927B2 - 振動型リニアアクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、往復式電気カミソリ等の往復稼働機器の駆動源として用いる振動型リニアアクチュエータに関する。
従来、振動型リニアアクチュエータとして、電磁石を有する電磁コアブロック(固定子ブロック)と、永久磁石とバックヨークを有する磁性ブロック(可動子)と、を備え、電磁石に電流を印加することにより、電磁コアブロックに対して磁性ブロックを往復駆動させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
そして、この特許文献1では、連結部と連結ばね部とを有する固有振動数設定部材を備え、当該固有振動数設定部材と磁性ブロックとを一体に形成することで、組み付け性を向上させている。
特開2005−354879号公報
ところで、磁性ブロックの固有振動数は、例えば、振動型リニアアクチュエータを往復式電気カミソリの駆動源として用いた場合の可動刃等の部材を取り付けた状態における磁性ブロックの質量や固有振動数設定部材のばね定数によって決定される。
したがって、振動型リニアアクチュエータに汎用性を持たせるため、磁性ブロックに各種製品の用途に応じた質量の異なる部材を取り付けると、各部材ごとに磁性ブロックの固有振動数が変化してしまう。このとき、製品によっては最適な固有振動数が得られず、固有振動数設定部材のばね定数を変えることで固有振動数の調節をしなければならない場合がある。
しかしながら、上記従来の振動型リニアアクチュエータでは、固有振動数設定部材と磁性ブロックとを一体に形成しているため、固有振動数設定部材のばね定数を調整するためには、固有振動数設定部材全体を変更させる必要があり、リニアアクチュエータの全体的な設計変更を余儀なくされることとなる。
そこで、本発明は、組み付け性の向上を図るとともに、磁性ブロックの固有振動数を調整することのできる振動型リニアアクチュエータを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、電磁石を有する電磁コアブロックと、永久磁石とバックヨークを有する磁性ブロックと、前記電磁コアブロックと前記磁性ブロックとを所定の隙間を設けて連結するとともに、前記電磁コアブロックに対する前記磁性ブロックの固有振動数を設定する固有振動数設定部材と、を備え、前記電磁石に電流を印加することにより、前記電磁コアブロックに対して前記磁性ブロックを往復駆動させる振動型リニアアクチュエータにおいて、前記磁性ブロックの固有振動数を調整する補助ばねを備えており、前記固有振動数設定部材に、当該固有振動数設定部材を介して前記磁性ブロックと前記電磁コアブロックとを連結する結合部が取り付けられるとともに、前記磁性ブロックに、駆動子が取り付けられており、前記駆動子及び前記結合部には、前記補助ばねを取り付ける取付部がそれぞれ設けられ、前記補助ばねは、前記駆動子及び前記結合部のそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記駆動子と前記結合部とを連結するとともに、前記駆動子及び前記結合部のそれぞれの前記取付部に着脱可能に取り付けることを特徴とする。
請求項の発明にあっては、電磁石を有する電磁コアブロックと、永久磁石とバックヨークを有する磁性ブロックと、前記電磁コアブロックと前記磁性ブロックとを所定の隙間を設けて連結するとともに、前記電磁コアブロックに対する前記磁性ブロックの固有振動数を設定する固有振動数設定部材と、を備え、前記電磁石に電流を印加することにより、前記電磁コアブロックに対して前記磁性ブロックを往復駆動させる振動型リニアアクチュエータにおいて、
前記磁性ブロックの固有振動数を調整する補助ばねを備えており、前記磁性ブロックは、相互に並設され、逆位相で往復駆動する第1の磁性ブロックおよび第2の磁性ブロックを備えるとともに、前記第1の磁性ブロックに取り付けられる第1の駆動子と前記第2の磁性ブロックに取り付けられる第2の駆動子とを備え、前記第1の磁性ブロック、前記第2の磁性ブロック、前記第1の駆動子及び前記第2の駆動子には、前記補助ばねを取り付ける取付部がそれぞれ設けられ、前記補助ばねは、一対の補助ばねを備え、一方の補助ばねが、前記第1の磁性ブロックと前記第2の駆動子とのそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記第1の磁性ブロックと前記第2の駆動子とを連結するとともに、他方の補助ばねが、前記第2の磁性ブロックと前記第1の駆動子とのそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記第2の磁性ブロックと前記第1の駆動子とを連結し、前記一対の補助ばねは、前記第1の磁性ブロック、前記第2の磁性ブロック、前記第1の駆動子及び前記第2の駆動子のそれぞれの前記取付部に着脱可能に取り付けることを特徴とする。
請求項の発明にあっては、請求項に記載の振動型リニアアクチュエータにおいて、前記一方の補助ばねが前記第2の駆動子に固着または一体成形されているとともに、前記他方の補助ばねが前記第1の駆動子に固着または一体成形されていることを特徴とする。
請求項の発明にあっては、請求項1〜のうちいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータにおいて、前記固有振動数設定部材は、前記電磁コアブロックおよび前記磁性ブロックのうちの少なくとも一方に溶着または一体成形されていることを特徴とする。
請求項の発明にあっては、請求項1〜のうちいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータにおいて、前記補助ばねと当該補助ばねが取り付けられる前記取付部とに互いに嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする。
請求項1及び請求項の発明によれば、磁性ブロックの往復駆動の際に、互いに相対移動する部位に、当該相対移動する部位同士を連結して磁性ブロックの固有振動数を調整する補助ばねを着脱可能に取り付けることで、当該補助ばねを交換するだけで磁性ブロックの固有振動数を適宜調整することができるようになる。そのため、振動型リニアアクチュエータ全体の設計変更を行うことなく、簡単に磁性ブロックの固有振動数を調整することができる。
また、補助ばねによって固有振動数設定部材のばね定数を補えるため、当該固有振動数設定部材の小型化が可能になり、ひいては、振動型リニアアクチュエータの小型化を図ることができる。
請求項の発明によれば、一方の補助ばねを第2の駆動子に固着または一体成形するとともに、他方の補助ばねを第1の駆動子に固着または一体成形することで、隣接する磁性ブロックの固有振動数の調整を行うことのできる振動型リニアアクチュエータの組み立てをより容易に行うことができる。
請求項の発明によれば、固有振動数設定部材を、電磁コアブロックまたは磁性ブロックに溶着または一体成形したため、振動型リニアアクチュエータの組み立て精度を向上させるとともに、振動型リニアアクチュエータを容易に組み立てることができる。
請求項の発明によれば、補助ばねと当該補助ばねが取り付けられる前記取付部とに互いに嵌合する嵌合部を設けたことで、補助ばねを取り付ける際の位置決めがなされ、取付精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、本実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの全体斜視図、図2は、振動型リニアアクチュエータの分解斜視図、図3は、振動型リニアアクチュエータの正面図、図4は、振動型リニアアクチュエータの側面図である。
本実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータ1は、図1に示すように、電磁石2を有する電磁コアブロック3と、永久磁石4とバックヨーク5を有する磁性ブロック6と、電磁コアブロック3と磁性ブロック6とを所定の隙間を設けて連結するとともに、電磁コアブロック3に対する磁性ブロック6の固有振動数を設定する固有振動数設定部材18と、を備えている。
本実施形態では、固有振動数設定部材18は、電磁コアブロック3と磁性ブロック6とを所定の隙間を設けて連結する連結部7と、電磁コアブロック3に対する磁性ブロック6の固有振動数を主に設定する連結ばね部8と、を備えている。
そして、電磁石2に電流を印加することによって、電磁コアブロック3に対して磁性ブロック6を往復駆動させるようにしている。
電磁コアブロック3は、図2に示すように、磁性材料の焼結材や鉄板を積層したコア9にボビン10を介して電線の巻線11を施して電磁石2を形成し、この電磁石2の磁石面(上面)2aとは反対側(図2中下側)にねじ止めや圧入により基台12を固定して構成してある。
また、磁性ブロック6は、電磁石2の磁石面2aと対向する側の面(図2中下面)に永久磁石4を設けてあり、その永久磁石4の背面(図2中上面)にバックヨーク5を埋設してある。そして、磁性ブロック6の永久磁石4を設けた側とは反対側の面(図2中上面)は駆動子取付部13となっており、この駆動子取付部13に駆動子14がねじ14Sによって後付けされている。なお、本実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータ1を、例えば、電気カミソリの駆動用として用いる場合、駆動子14に図示省略した内刃が取り付けられることになる。
本実施形態では、一対の連結ばね部8が、磁性ブロック6の振動方向(A方向)の両端部に、磁性ブロック6から電磁コアブロック3(図中下方)に向けて一体に設けられており、電磁コアブロック3の先端部に電磁石2のコア9外側に嵌着される結合部15が設けられている。そして、振動型リニアアクチュエータ1の組付け時に、結合部15を電磁石2に嵌着することで一体化するようになっている。すなわち、結合部15は、固有振動数設定部材18を介して磁性ブロック6と電磁コアブロック3とを連結している。
連結部7は、連結ばね部8の基部8aと結合部15との間に架設されており、この連結部7によって電磁コアブロック3と磁性ブロック6との間の隙間が保持されている。本実施形態では、連結部7は、ばね板等で形成しており、磁性ブロック6を保持するに十分な剛性を備えつつ、前記振動方向(A方向)の撓み変形を許容できるようにしている。
本実施形態では、磁性ブロック6、連結部7、連結ばね部8および結合部15を合成樹脂により一体成形してある。なお、連結部7を、電磁コアブロック3および磁性ブロック6に溶着または一体成形することも可能である。
ここで、本実施形態では、磁性ブロック6の往復駆動に対して、磁性ブロック6の負荷や重量に応じて固有振動数を調整する補助ばね20が設けられている。
補助ばね20は、図2に示すように、磁性ブロック6の振動方向(A方向)に対して直角方向(C方向)両側にそれぞれ配置されており、駆動子(電磁石に電流を印加することで互いに相対移動する部位)14に取り付けられる基体部21と、この基体部21から両端に向けて分岐し、結合部(電磁石に電流を印加することで互いに相対移動する部位)15に取り付けられる波形状の蛇行ばね部23と、を有している。基体部21は、取付孔21aを有しており、この取付孔21aと駆動子14に形成された取付部14cとをねじ24によりねじ止めすることで基体部21を駆動子14に取り付けている。そして、蛇行ばね部23に設けられた取付孔23aと結合部15に形成された取付部15aとをねじ25によりねじ止めすることで蛇行ばね部23を結合部15に取り付けている。
このように、本実施形態では、補助ばね20は、ねじ24、25によって着脱可能に取り付けられている。
以上の構成による本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1によれば、電磁石に電流を印加することで互いに相対移動する駆動子14と結合部15とを連結し、磁性ブロック6の固有振動数を調整する補助ばね20を着脱可能に設けたため、補助ばね20の非装着を含め、ばね定数の異なる補助ばね20を適宜交換するだけで簡単に磁性ブロック6の固有振動数を正確かつ容易に調整することができるようになる。したがって、振動型リニアアクチュエータ1の全体的な設計変更を行うことなく、磁性ブロック6の固有振動数を調整することができ、振動型リニアアクチュエータ1に汎用性を持たせることができる。
また、補助ばね20によって固有振動数設定部材18のばね定数を補えるため、固有振動数設定部材18の小型化が可能になり、ひいては、振動型リニアアクチュエータ1の小型化を図ることができる。
また、固有振動数設定部材18と磁性ブロック6に溶着または一体成形したので、振動型リニアアクチュエータ1の組み立て精度を向上させるとともに、振動型リニアアクチュエータを容易に組み立てることができる。
(第2実施形態)
図5〜図12は本発明の第2実施形態を示し、第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
図5は、本実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの全体斜視図、図6は、振動型リニアアクチュエータの分解斜視図、図7は、振動型リニアアクチュエータの正面図、図8は、振動型リニアアクチュエータの側面図である。
また、図9は、磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を示す平面図、図10は、磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を正面から見た分解斜視図、図11は、磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を背面から見た分解斜視図、図12は、振動型リニアアクチュエータを駆動部に適用した電気カミソリの頭部を内部を透視して示す正面図である。
図5〜図8に示すように、本実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータ1Aは、上記第1実施形態の振動型リニアアクチュエータ1と略同様の構成をしており、電磁石2を有する電磁コアブロック3と、永久磁石4とバックヨーク5を有する磁性ブロック6と、電磁コアブロック3と磁性ブロック6とを所定の隙間を設けて連結する固有振動数設定部材18としての連結部7と、電磁コアブロック3に対する磁性ブロック6の固有振動数を主に設定する固有振動数設定部材18としての連結ばね部8と、を備えている。そして、磁性ブロック6の往復駆動に対して、磁性ブロック6の固有振動数を調整する補助ばね20Aが設けられている。
本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Aは、磁性ブロック6を複数並設して、隣接される磁性ブロック6同士を相互に逆位相で往復駆動させるようにしている。
具体的には、本実施形態では磁性ブロック6をそれぞれ独立した第1磁性ブロック6aと第2磁性ブロック6bとで構成し、これら第1および第2磁性ブロック6a、6bを、磁性ブロック6の振動方向(A方向)に対して直角方向(C方向)に並設している。
そして、磁性ブロック6、つまり、第1および第2磁性ブロック6a、6bには、それぞれ第1および第2駆動子14a、14bが取り付けられている。
本実施形態では、一対の補助ばね20A、20Aを備えており、一方の補助ばね20Aが第2駆動子14bに着脱可能に固着されるとともに、他方の補助ばね20Aが第1駆動子14aに着脱可能に固着されている。
そして、図10および図11に示すように、第1および第2駆動子14a、14bには、基体部21を着脱可能に取り付ける嵌合部26が設けられている。すなわち、基体部21および嵌合部26が互いに嵌合する嵌合部に相当する。
本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Aにあっても、上記第1実施形態と同様に、電磁石2に電流を印加することにより、電磁コアブロック3に対して第1および第2磁性ブロック6a、6bを往復駆動させている。このとき、第1および第2磁性ブロック6a、6bの永久磁石4の磁極を逆にして、第1および第2磁性ブロック6a、6bを相互に逆位相で往復駆動させるようにしている。
第1および第2磁性ブロック6a、6bの振動方向(A方向)の両側には、それぞれ振動方向(A方向)外方に向けて上方連結部27が一体に形成されており、それら上方連設部27に連結部7の一端部(図中上端部)が一体に形成されている。そして、本実施形態では、複数の連結部7が振動方向(A方向)に並設されている。また、連結部7の他端部(図中下端部)は、それぞれ下方連設部28に一体に形成されている。本実施形態においても、連結部7は、磁性ブロック6を保持するに十分な剛性を備えつつ、振動方向(A方向)の撓み変形を許容できるようにしている。
第1および第2磁性ブロック6a、6bは、振動方向(A方向)と直交する方向で、かつ、永久磁石4の磁極面と電磁石2の磁極面とが対向する方向と直交する方向に並設されており、この並設する複数の第1および第2磁性ブロック6a、6bを連結ばね部8により連結している。
連結ばね部8は、第1および第2磁性ブロック6a、6bの振動方向(A方向)にばね性を有するもので、一端部を第1磁性ブロック6aの上方連結部27に一体に結合するとともに、他端部を第2磁性ブロック6bの上方連結部27に一体に結合している。
そして、第1および第2磁性ブロック6a、6bの並設方向(C方向)に隣接する下方連設部28同士を一体結合部29により一体に固定している。したがって、並設した第1および第2磁性ブロック6a、6bを、振動方向(A方向)の両側においてそれぞれ連結ばね部8により一体に形成してあるとともに、下方連結部28同士を一体に結合する一体結合部29によっても一体に形成してある。また、一体結合部29を電磁コアブロック3の基台12に取り付けてある。さらに、本実施形態においても、第1および第2磁性ブロック6a、6b、連結部7、連結ばね部8および一体結合部29が合成樹脂により一体成形されている。
図9〜図11にも示すように、第1および第2磁性ブロック6a、6bには、それぞれの駆動子取付部13に第1および第2駆動子14a、14bを後付けで取り付けるとともに、それら第1および第2駆動子14a、14bの取付け時に補助ばね20Aをねじ30、31によって取り付けるようにしている。
ここで、第1磁性ブロック6aの上方には、第2磁性ブロック6bに取り付けた第2駆動子14bを配置し、第2磁性ブロック6bの上方には、第1磁性ブロック6aに取り付けた第1駆動子14aを配置している。つまり、第1および第2駆動子14a、14bは第1および第2磁性ブロック6a、6bにたすき掛け状に取り付けられている。
補助ばね20Aは、第1実施形態と略同様に基体部21と、蛇行ばね部23と、を有している。そして、第1および第2駆動子14a、14bのC方向の外側面に形成した嵌合部26に、基体部21を略密接して嵌合するとともに、基体部21に形成された取付孔21aと取付孔(取付部)26aとがねじ30によって結合している。
また、蛇行ばね部23には取付孔32が形成されており、取付孔32と第1および第2磁性ブロック6a、6bの上面に形成された取付孔(取付部)33とがねじ31によって結合されている。
したがって、一方の補助ばね20Aは、基体部21が第2駆動子14bに結合されるとともに、取付部が第1磁性ブロック6aに結合される一方、他方の補助ばね20Aは、基体部21が第1駆動子14aに結合されるとともに、取付部が第2磁性ブロック6bに結合される。このため、一対の補助ばね20A、20Aは、第1および第2磁性ブロック6a、6bが相互に逆位相で往復駆動される際にばね力を発揮し、第1および第2磁性ブロック6a、6bの往復振動のバランスを取るようにしている。
本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Aは、図12に示すように、電気カミソリ40の駆動源として用いることができる。なお、図12では電気カミソリ40の頭部のみを示してあり、電源部を内蔵したグリップ部は省略してある。
電気カミソリ40では、駆動子14a、14bに内刃となる可動刃41をそれぞれ取り付けて複刃を構成するとともに、ハウジング42の上方開口を覆うように外刃43を設けてある。そして、振動型リニアアクチュエータ1Aを駆動して駆動子14a、14bを往復振動させることで、複刃となった可動刃41が外刃43の内側面に沿って往復動するようになっている。
以上の構成による本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Aによれば、上記第1実施形態と同様の作用効果を奏するのは勿論のこと、磁性ブロック6を複数(第1および第2磁性ブロック6a、6b)並設して、隣接される磁性ブロック6a、6b同士を相互に逆位相で往復駆動させたことにより、振動型リニアアクチュエータ1Aを電気カミソリ40の駆動用として用いた場合には、電気カミソリを複刃式の構成とすることができ、電気カミソリの性能向上を図ることができる。
また、磁性ブロック6a、6bにそれぞれ設けられた駆動子14a、14bに、一対の補助ばね20A、20Aを固着したので、隣接する磁性ブロック6a、6bの固有振動数の調整を行うことのできる振動型リニアアクチュエータ1Aの組み立てをより容易に行うことができる。
さらに、補助ばね20Aと第1および第2磁性ブロック6a、6bとに、互いに嵌合する基体部21および嵌合部26をそれぞれ設けたので、補助ばね20Aを第1および第2磁性ブロック6a、6bに取り付ける際の位置決めがなされ、取付精度を高めることができる。
(第3実施形態)
図13〜図19は本発明の第3実施形態を示し、前記各実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとする。
図13は、振動型リニアアクチュエータの全体斜視図、図14は、振動型リニアアクチュエータの分解斜視図、図15は、振動型リニアアクチュエータの側面図である。
また、図16は、磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を正面から見た分解斜視図、図17は、磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を背面から見た分解斜視図、図18は、図16中X1方向から見た側面図、図19は、図17中X2方向から見た側面図である。
図13〜図15に示すように、本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Bは、第1実施形態の振動型リニアアクチュエータ1と略同様に、電磁石2を有する電磁コアブロック3と、永久磁石4とバックヨーク5を有する磁性ブロック6と、電磁コアブロック3と磁性ブロック6とを所定の隙間を設けて連結する固有振動数設定部材18としての連結部7と、電磁コアブロック3に対する磁性ブロック6の固有振動数を主に設定する固有振動数設定部材18としての連結ばね部8と、を備えている。そして、磁性ブロック6の往復駆動に対して、磁性ブロック6の負荷や重量に応じて固有振動数を調整する補助ばね20Bが設けられている。
また、上記第2実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Aと略同様に、磁性ブロック6を複数並設した第1および第2磁性ブロック6a、6bで構成するとともに、それら第1および第2磁性ブロック6a、6bに駆動子14a、14bを設けるようになっている。本実施液体においても、第1磁性ブロック6aの上方には、第2磁性ブロック6bに取り付けた第2駆動子14bを配置し、第2磁性ブロック6bの上方には、第1磁性ブロック6aに取り付けた第1駆動子14aを配置して、これら第1および第2駆動子14a、14bをたすき掛け状に取り付けている。
ここで、本実施形態では図16〜図19にも示すように、補助ばね20Bを、駆動子14a、14bに一体に固着してある。
補助ばね20Bは、第1実施形態と略同様に基体部21と、蛇行ばね部23と、を有している。そして、第1および第2駆動子14a、14bの外側面に、基体部21を接着剤等を用いて固着するようにしている。また、第2実施形態と同様に第1および第2磁性ブロック6a、6bの上面にねじ31によって結合してある。
したがって、本実施形態の振動型リニアアクチュエータ1Bによっても、上記各実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明にかかる振動型リニアアクチュエータの好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限ることなく要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態を採用することができる。
本発明の第1実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの全体斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの分解斜視図。 本発明の第1実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの正面図。 本発明の第1実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの側面図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの全体斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの分解斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの正面図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの側面図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を示す平面図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を正面から見た分解斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を背面から見た分解斜視図。 本発明の第2実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータを駆動部に適用した電気カミソリの頭部を内部を透視して示す正面図。 本発明の第3実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの全体斜視図。 本発明の第3実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの分解斜視図。 本発明の第3実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの側面図。 本発明の第3実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を正面から見た分解斜視図。 本発明の第3実施形態にかかる振動型リニアアクチュエータの磁性ブロックと補助ばねとの取付状態を背面から見た分解斜視図。 図16中X1方向から見た側面図。 図17中X2方向から見た側面図。
符号の説明
1、1A、1B 振動型リニアアクチュエータ
2 電磁石
3 電磁コアブロック
4 永久磁石
5 バックヨーク
6 磁性ブロック
6a 第1磁性ブロック
6b 第2磁性ブロック
7 連結部(固有振動数設定部材)
8 連結ばね部(固有振動数設定部材)
14 駆動子
14a 第1駆動子
14b 第2駆動子
18 固有振動数設定部材
20、20A、20B 補助ばね
26 嵌合部

Claims (5)

  1. 電磁石を有する電磁コアブロックと、
    永久磁石とバックヨークを有する磁性ブロックと、
    前記電磁コアブロックと前記磁性ブロックとを所定の隙間を設けて連結するとともに、前記電磁コアブロックに対する前記磁性ブロックの固有振動数を設定する固有振動数設定部材と、を備え、
    前記電磁石に電流を印加することにより、前記電磁コアブロックに対して前記磁性ブロックを往復駆動させる振動型リニアアクチュエータにおいて、
    前記磁性ブロックの固有振動数を調整する補助ばねを備えており、
    前記固有振動数設定部材に、当該固有振動数設定部材を介して前記磁性ブロックと前記電磁コアブロックとを連結する結合部が取り付けられるとともに、前記磁性ブロックに、駆動子が取り付けられており、
    前記駆動子及び前記結合部には、前記補助ばねを取り付ける取付部がそれぞれ設けられ、
    前記補助ばねは、前記駆動子及び前記結合部のそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記駆動子と前記結合部とを連結するとともに、前記駆動子及び前記結合部のそれぞれの前記取付部に着脱可能に取り付けることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。
  2. 電磁石を有する電磁コアブロックと、
    永久磁石とバックヨークを有する磁性ブロックと、
    前記電磁コアブロックと前記磁性ブロックとを所定の隙間を設けて連結するとともに、前記電磁コアブロックに対する前記磁性ブロックの固有振動数を設定する固有振動数設定部材と、を備え、
    前記電磁石に電流を印加することにより、前記電磁コアブロックに対して前記磁性ブロックを往復駆動させる振動型リニアアクチュエータにおいて、
    前記磁性ブロックの固有振動数を調整する補助ばねを備えており、
    前記磁性ブロックは、相互に並設され、逆位相で往復駆動する第1の磁性ブロックおよび第2の磁性ブロックを備えるとともに、
    前記第1の磁性ブロックに取り付けられる第1の駆動子と前記第2の磁性ブロックに取り付けられる第2の駆動子とを備え、
    前記第1の磁性ブロック、前記第2の磁性ブロック、前記第1の駆動子及び前記第2の駆動子には、前記補助ばねを取り付ける取付部がそれぞれ設けられ、
    前記補助ばねは、一対の補助ばねを備え、一方の補助ばねが、前記第1の磁性ブロックと前記第2の駆動子とのそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記第1の磁性ブロックと前記第2の駆動子とを連結するとともに、他方の補助ばねが、前記第2の磁性ブロックと前記第1の駆動子とのそれぞれの前記取付部に取り付けられて前記第2の磁性ブロックと前記第1の駆動子とを連結し、
    前記一対の補助ばねは、前記第1の磁性ブロック、前記第2の磁性ブロック、前記第1の駆動子及び前記第2の駆動子のそれぞれの前記取付部に着脱可能に取り付けることを特徴とする振動型リニアアクチュエータ。
  3. 前記一方の補助ばねが前記第2の駆動子に固着または一体成形されているとともに、前記他方の補助ばねが前記第1の駆動子に固着または一体成形されていることを特徴とする請求項に記載の振動型リニアアクチュエータ。
  4. 前記固有振動数設定部材は、前記電磁コアブロックおよび前記磁性ブロックのうちの少なくとも一方に溶着または一体成形されていることを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。
  5. 前記補助ばねと当該補助ばねが取り付けられる前記取付部とに互いに嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1項に記載の振動型リニアアクチュエータ。
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