JP4023473B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり Download PDF

Info

Publication number
JP4023473B2
JP4023473B2 JP2004176158A JP2004176158A JP4023473B2 JP 4023473 B2 JP4023473 B2 JP 4023473B2 JP 2004176158 A JP2004176158 A JP 2004176158A JP 2004176158 A JP2004176158 A JP 2004176158A JP 4023473 B2 JP4023473 B2 JP 4023473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
base
mover
stator
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004176158A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005349129A (ja
Inventor
宏明 清水
良 本橋
英一 薮内
孝宏 西中
俊之 津塩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004176158A priority Critical patent/JP4023473B2/ja
Publication of JP2005349129A publication Critical patent/JP2005349129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4023473B2 publication Critical patent/JP4023473B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ハウジング内に振動型リニアアクチュエータを内装した往復式電気かみそりに関するものである。
従来から、可動刃の往復駆動用の駆動源としての振動型リニアアクチュエータをハウジング内に内装した往復式電気かみそりが特許文献1により知られている。
この特許文献1に示された従来例のものは、往復式電気かみそり電磁石で構成される固定子と、永久磁石とバックヨークを有して固定子に対して可動する可動子と、複数の可動子を連結する連結ばね部と、可動子がばね性を有する連結板を介して取付けられると共に固定子が取付けられる基台とからなり、固定子における電磁石の磁極面と可動子に設けた永久磁石の磁極面とのギャップを一定に保持しつつ電磁石に交互方向に供給される電流により可動子が振動する振動型リニアアクチュエータをハウジング内に内装したものである。
ところが、上記従来例において、可動子と、連結板とが別部材であり、この別部材の可動子と連結板とを結合するために組み立てが面倒となり、しかも、別部材の可動子と連結板とを結合するための結合スペースが必要となり、その分、振動型リニアアクチュエータの小型化が困難となるという問題がある。
そこで、本発明者は本発明に到る過程で、リニアアクチュエータの小型化を目指して別部材の部品(ここでは可動子と連結板)を合成樹脂により一体化することを考えた。
ところが、固定子における電磁石の磁極面と可動子に設けた永久磁石の磁極面とのギャップは連結板により保たれているのであるが、従来においては連結板が金属製であるため、振動型リニアアクチュエータが発熱してハウジング内の温度が上昇しても上記ギャップを一定に保つことができるが、連結板を合成樹脂製にすると(つまり可動子と連結板を合成樹脂により一体に成形すると)、ハウジング内の温度上昇によって合成樹脂製の連結板が変形して上記ギャップを一定に保つことができず、振動型リニアモータとして動作が安定しないという問題が生じることが判明した(なお、上記従来例においては、振動型リニアアクチュエータの発熱と、ギャップとの関係については何も記載がない)。
このため振動型リニアアクチュエータをハウジング内に内装した往復式電気かみそりにおいて、可動子と連結板とを合成樹脂で一体成形したものにおいて、振動型リニアアクチュエータの発熱によるハウジング内の温度上昇に対し、いかにして上記ギャップを一定に保持するかということが新たな技術的課題となった。
特開2004−016524号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、振動型リニアアクチュエータをハウジング内に内装した往復式電気かみそりにおいて、振動型リニアアクチュエータの小型化が図れ、しかも、振動型リニアアクチュエータの発熱によるハウジング内の温度上昇を低減できて、可動子と連結板とを合成樹脂で一体化したものであるにもかかわらず固定子における電磁石の磁極面と可動子に設けた永久磁石の磁極面とのギャップを合成樹脂製の連結板で一定に保持できて動作を安定させることができる往復式電気かみそりを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る往復式電気かみそりは、固定子1に基台17を設けて構成した固定子ブロック2と、永久磁石3とバックヨーク4を有し且つばね性を有する連結板7を介して基台17に取付けられて固定子1に対して可動する可動子5と、複数の可動子5を連結する連結ばね部6とからなり、固定子1における電磁石の磁極面と可動子5に設けた永久磁石3の磁極面とのギャップを一定に保持しつつ電磁石に交互方向に供給される電流により可動子が振動する振動型リニアアクチュエータ8をハウジング25内に内装した往復式電気かみそりにおいて、少なくとも複数の可動子5と、複数の可動子5の振動方向の両側にそれぞれ一端を連設した複数の連結板7と、複数の連結板7の他端同士を一体に連設する一体結合部12を合成樹脂により一体に形成し、一体結合部12を基台17に固定し、基台17を金属製の固定部材30によりハウジング25に固着すると共にハウジング25の固定部材30により固定される部分の外殻に設けた金属製の放熱部31に固定部材30を接触させて成ることを特徴とするものである。
このように少なくとも複数の可動子5と、複数の可動子5の振動方向の両側にそれぞれ一端を連設した複数の連結板7と、複数の連結板7の他端同士を一体に連設する一体結合部12を合成樹脂により一体に形成し、一体結合部12を基台17に固定することで、隣接する複数の可動子5間の位置を一体結合部12により一定にでき、また、固定子ブロック2に連結板7を介して可動子5を取付ける際に、各可動子5の位置が簡易に且つ安定して決まり、振動型リニアアクチュエータ8の組み立てが簡単になり、組み立てばらつきを減少させることができ、この結果、従来のように別部材の可動子5と連結板7とを連結するものに比べて連結に要するスペースが必要でなくてその分、小型化が図れ、更に、部品点数が少なくて振動型リニアアクチュエータ8の組み立てが簡略化できるものであり、しかも、ハウジング25内に配置した振動型リニアアクチュエータ8の発熱を基台17から固定部材30を介してハウジング25の外郭の金属製の放熱部31に伝えて放熱するという放熱経路を有していることで、簡単な構成でハウジング25内部の温度上昇を抑えることができ、これにより可動子5と連結板7とを合成樹脂により一体成形したものであるにも係わらず、合成樹脂製の連結板7が熱により変形せず、合成樹脂製の連結板7により電磁石の磁極面と永久磁石3の磁極面とのギャップを一定に保持するように可動子5を固定子ブロック2に対して支持できるものである。
また、固定部材30がねじ具30aであって、固定部材30をハウジング25にねじ固定してことが好ましい。
このように、ねじ具30aにより取付けるという簡単な取付け構成によりハウジング25内部の温度上昇を抑えることができるものである。
また、固定部材30が基台17から一体に突設された固定用突起30bであって、該固定用突起30bをハウジング25に固定していることが好ましい。
このような構成とすることで、別途ねじ具30aを用いることなく少ない部品点数でハウジング25内部の温度上昇を抑えることができるものである。
また、基台17が金属からなることが好ましい。
このような構成とすることで、ハウジング25内部の温度上昇をさらに低減することができる。
本発明は、少なくとも複数の可動子と、複数の可動子の振動方向の両側にそれぞれ一端を連設した複数の連結板と、複数の連結板の他端同士を一体に連設する一体結合部を合成樹脂により一体に形成し、一体結合部を基台に固定してあるから、隣接する複数の可動子間の位置を一体結合部により一定にでき、また、固定子ブロックに連結板を介して可動子を取付ける際に、各可動子の位置が簡易に且つ安定して決まり、振動型リニアアクチュエータの組み立てが簡単になり、組み立てばらつきを減少させることができ、この結果、従来のように別部材の可動子と連結板とを連結するものに比べて小型化が図れ、更に、部品点数が少なくて振動型リニアアクチュエータの組み立てが簡略化できるという利点があり、しかも、このように小型化が図れ、組み立てが簡略化するように複数の可動子と、複数の可動子の振動方向の両側にそれぞれ一端を連設した複数の連結板と、複数の連結板の他端同士を一体に連設する一体結合部を合成樹脂により一体に形成したものであるにもかかわらず、振動型リニアアクチュエータの発熱を基台から金属製の固定部材を介してハウジングの外郭の金属製の放熱部に伝えて放熱するという放熱経路を形成するので、簡単な構成でハウジング内部の温度上昇を抑え、合成樹脂製の連結板が熱により変形しないようにできて、合成樹脂製の連結板により電磁石の磁極面と永久磁石の磁極面とのギャップを一定に保持するように可動子を固定子ブロックに対して支持でき、振動型リニアアクチュエータの動作が安定し、安定した動作をする往復式電気かみそりを提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図3、図4には本発明の往復式電気かみそりの駆動源として使用する振動型リニアアクチュエータ8の一例を示している。振動型リニアアクチュエータ8は、固定子1を構成する電磁石と固定子1に取付けた基台17とを備えた固定子ブロック2と、永久磁石3とバックヨーク4を備え且つ固定子ブロック2に対して可動する可動子5と、複数の可動子5を連結する連結ばね部6と、可動子5を固定子ブロック2に取付けるためのばね性を有する連結板7とで構成してある。
固定子ブロック2は、磁性材料の焼結体や磁性材料の鉄板を積層した固定子コア16にボビン14を介して電線よりなる巻線15を施して形成した電磁石により固定子1を構成し、この固定子1を構成する上記電磁石の磁極面と反対側に基台17をねじ具または圧入により固定することで固定子ブロック2を構成してある。基台17は後述の可動子5の振動方向A(往復振動方向)と同方向の両端部が固定子1の両端部から外方向(可動子5の振動方向Aと同方向において固定子1から離れる方向)に突出していて固定部18となっている。また、基台17の可動子5の振動方向Aと直交する方向で且つ固定子1と重ねる方向と直交する方向の両端部は図3、図4に示すように固定子1における同方向の両端部と略同じ位置となっている。
複数の可動子5と、各可動子5に一端を連設した連結板7と、各可動子5を連結する連結ばね部6とが合成樹脂により一体に形成してある。
可動子5は固定子1である電磁石の磁石面と対向する側の面(つまり下面)に永久磁石3が設けてあり、更に、可動子5には永久磁石3の背面側(つまり永久磁石3の上面)にバックヨーク4が埋設してある。また、可動子5の永久磁石3を設ける部分と反対側の面は駆動子取付け部19となっている。
可動子5の振動方向Aの両側にはそれぞれ振動方向Aと同方向の外方に向けて上連設部20が一体に連設してあり、該可動子5の振動方向の両側の上連設部20にそれぞれ複数の連結板7の一端部(上端部)を一体に連設して複数の連結板7を振動方向Aと同方向に並設してあり、両側においてそれぞれ並設した連結板7の他端部(下端部)がそれぞれ下連設部21に一体に連設してある。連結板7はばね性を有する板状をしていて連結板7の厚み方向が振動方向と同方向となっており、両端部に並設した連結板7は互いの板面が振動方向において対向し合うようになっていて、該連結板7は振動方向(往復動方向)にのみ変位可能となっている。
複数の可動子5は、振動方向Aと直交する方向で且つ永久磁石3の磁極面と電磁石の磁極面とが対向する方向と直交する方向に並設してあり、この並設する複数の可動子5を連結ばね部6により一体に連設してある。
連結ばね部6は可動子5の振動方向A(往復振動方向)にばね性を有するもので、可動子5の振動方向と直交する面上に位置するU字形の板ばねにより形成してあり、この連結ばね部6を並設する可動子5の振動方向の両端部にそれぞれ配置して振動方向の両側に配置し、振動方向の一方の端部側に配置した上記連結ばね部6のU字形の両端部(両上端部)をそれぞれ隣接する可動子5の各一方の端部に設けた上連設部20の先端部に一体に連設し、振動方向の他方の端部側に配置した別の連結ばね部6のU字形の両端部(両上端部)をそれぞれ隣接する可動子5の各他方の端部に設けた上連設部20の先端部に一体に連設してある。U字状をした連結ばね部6は高さ方向(つまり電磁石の磁極面と可動子5に設けた永久磁石3の磁極面とが対向する方向Bと同方向)の両端及び巾方向(可動子5の並設方向Cと同方向)の両端が振動方向Aから見て隣接する2枚の連結板7の投影面の高さ方向の両端及び巾方向の両端にほぼ重なるようになっている。
また、可動子5の並設方向Cにおいて隣接する上記下連設部21同士が一体に一体結合部12により一体に連設してある。したがって、本実施形態では、並設した可動子5は振動方向の両側において、それぞれ、連結ばね部6により一体に連設してあると共に、下連設部21同士を一体に連設する一体結合部12によっても一体に連設してある。これら複数の可動子5、連結板7、連結ばね部6、一体結合部12を合わせて合成樹脂により一体成形して可動ブロック22が構成してある。また、上記一体結合部12は可動ブロック22を上記固定子ブロック2の基台17に取付けるための取付け部となっている。
可動子5には後付けで駆動子取付け部19に可動子5とは別部材である駆動子9を図4に示すねじ10により取付けるようになっている。
可動ブロック22は振動方向Aの両側に一体に設けた一体結合部12をそれぞれ固定子ブロック2の基台17両側に設けた固定部18の上に重ねた状態で図4に示すねじ具24により固着して振動型リニアアクチュエータ8を構成し、このように組み立てられた振動型リニアアクチュエータ8は図2、図3、図5に示すように一つのブロックとして構成される。この場合、本発明における振動型リニアアクチュエータ8は、少なくとも複数の可動子5と連結板7とを合成樹脂により一体化してあるので、可動子5と連結板7とがそれぞれ別部材で各部材を結合手段によりそれぞれ結合するものに比べて、各部材を結合する作業が必要でなくて組み立てが簡略化され、更に、結合に要するスペースが必要でなくてその分振動型リニアアクチュエータ8の小型化が図れることになる。添付図面に示す実施形態では更に連結ばね部6も可動子5、連結板7と一体に合成樹脂により成形してあるので、更に、コンパクト化が図れ、振動型リニアアクチュエータ8の組み立ても簡略化できる。
また、上記のように一体結合部12により平行並設して隣接する可動子5にそれぞれ連結板7を介して連設された下連設部21を一体結合部12により一体に連設してあるので、隣接する複数の可動子5間の位置を一体結合部12により一定にでき、固定子ブロック2に連結板7を介して可動子5を取付ける際に、各可動子5の位置が簡易に且つ安定して決まり、振動型リニアアクチュエータ8の組み立てが簡単になり、組み立てばらつきを減少させることができるものである。
このようにして固定子ブロック2の基台17に可動ブロック22を取付けることで、基台17に対して複数の可動子5がそれぞれ連結板7により吊り上げ支持された状態となり、この吊り上げ状態で固定子ブロック2における電磁石の磁極面と可動子5に設けた永久磁石3の磁極面とのギャップが形成されるようになっている。言いかえれば、固定子ブロック2における電磁石の磁極面と可動子5に設けた永久磁石3の磁極面とのギャップは可動子5と一体に成形された連結板7により保持されることになる。
上記のように、平行に並設された隣接する可動子5の永久磁石3の極性を逆にしてあるので、隣接する2つの可動子5は、固定子ブロック2の固定子1を構成する電磁石の電流方向を交番にすることで、上記可動子5の永久磁石3と固定子1である電磁石との間で吸引・反発が作用し、連結板7を撓ませつつ可動子5が往復振動を行なうものであり、また、平行並設した隣合う可動子5の永久磁石3の極性を逆にしているので、隣合う可動子5同士は180°ずれた振動位相を有することになり、隣接する可動子5の往復振動のバランスを取るようになっている。
そして、振動方向の両側に設けた上記連結ばね部6は、一方の可動子5の負荷が大きく振幅が急激に減少しようとした時、他方の可動子5の動きでこの減少を抑えるものであり、このため、片方のみの振幅減少を防ぎ、常にバランスの取れた均一な振幅量を発生させるようになっている。また、この連結ばね部6は、前述の連結板7と共に各可動子5の固有振動数を一定にするための固有振動数設定ばねとなるようにしてある。
上記のような構成の振動型リニアアクチュエータ8は可動刃13の駆動源として往復式電気かみそりのハウジング25に内装して取付けられる。
図1に示す実施形態においては、往復式電気かみそりの上部ブロックのみが示してあり、使用時にグリップとなる電源部を内蔵した本体部は省略している。つまり、図1に示す上部ブロックはグリップとなる本体部の上部に上下移動自在で且つ左右に揺動自在に取付けられるものである。振動型リニアアクチュエータ8はこの往復式電気かみそりの上部ブロックのハウジング25内に配置して取付けられる。振動型リニアアクチュエータ8の駆動子9には内刃としての可動刃13を取付ける。また、ハウジング25の上開口を覆うように外刃26が設ける。そして、振動型リニアアクチュエータ8を往復振動させることで、駆動子9に取付けた可動刃13が外刃26の下面側を往復動して外刃26の刃孔から導入した毛を可動刃13により切断するようになっている。
このような振動型リニアアクチュエータ8を内装した往復式電気かみそりは、可動子5と連結板7とを合成樹脂により一体成形してあるので、前述のように小型化が図れるものであり、これにより小型化した振動型リニアアクチュエータ8を可動刃13の駆動源として用いることができて、往復式電気かみそりの小型化が図れるものである。
振動型リニアアクチュエータ8を往復式電気かみそりの上部のハウジング25に内装して取付けるに当たっては、ハウジング25内に振動型リニアアクチュエータ8を入れ、基台17を金属製の固定部材30によりハウジング25に固着すると共にハウジング25の固定部材30により固定される部分の外殻に設けた金属製の放熱部31に固定部材30を接触させる。これにより振動型リニアアクチュエータ8の発熱を基台17から金属製の固定部材30を介してハウジング25の外郭の金属製の放熱部31に伝えて放熱するという放熱経路を形成してある。
ここで、図1に示す実施形態においては、金属製の固定部材30を金属製のねじ具30aにより構成した例を示している。すなわち、ハウジング25の外殻の下面側(ハウジング25上開口を覆うように外刃26と反対側)に金属製の放熱部31を重ね、ねじ具30aを放熱部31に設けた孔33からハウジング25の下面部に設けた孔32を挿通して基台17のねじ孔部に螺合することで基台17を金属製のねじ具30aにより放熱部31と共にハウジング25に固着するものであり、この場合、金属製のねじ具30aの頭部が金属製の放熱部31に押し当てて接触させられた状態で固着されるので、基台17から金属製のねじ具30aを介してハウジング25の外郭の金属製の放熱部31に到る放熱経路を形成できる。この場合、ねじ具30aにより基台17をハウジング25に固着し、該ねじ具とは別の取付け手段によりハウジング2のねじ具30aによる固着部分に対応した部位の外殻部分に金属製の放熱部31を取付け、この場合、上記基台17をハウジング25に固着するねじ具30aを金属製の放熱部31に接触させるように構成してもよい。
図5には本発明における固定部材30の他の実施形態が示してある。本実施形態においては、固定部材30が基台17から一体に突設された棒状をした金属製の固定用突起30bにより構成してある。
本実施形態においては、ハウジング25内に振動型リニアアクチュエータ8を入れると共に基台17から一体に突設した棒状をした金属製の固定用突起30bをハウジング25に設けた孔と金属製の放熱部31に設けた孔に挿通して該固定用突起30bの先端部を押し潰してかしめたり、あるいは他の固定手段により固定することで基台17を放熱部31と共にハウジング25に固定するものであり、この場合、金属製の固定用突起30b先端部が金属製の放熱部31に接触して基台17から金属製の固定用突起30bを介してハウジング25の外郭の金属製の放熱部31に到る放熱経路が形成されることになる。このように、固定部材30が基台17から一体に突設された固定用突起30bにより構成することで、別途ねじ具30aを用いることなく少ない部品点数でハウジング25内部の温度上昇を抑えることができる。
ところで、上記いずれの実施形態においても、基台17を金属製にすると、振動型リニアアクチュエータ8の発熱を金属製の基台17から金属製の固定部材30を介してハウジング25の外郭の金属製の放熱部31によりスムーズに伝えて放熱することができ、いっそうハウジング25内部の温度上昇を低減することができる。
往復式電気かみそりの要部正面断面図である。 同上の分解斜視図である。 同上に用いる振動型リニアアクチュエータの斜視図である。 同上の振動型リニアアクチュエータの分解斜視図である。 本発明の他の実施形態の分解正面図である。
符号の説明
1 固定子
2 固定子ブロック
3 永久磁石
4 バックヨーク
5 可動子
6 連結ばね部
7 連結板
8 振動型リニアアクチュエータ
17 基台
25 ハウジング
30 固定部材
30a ねじ具
30b 固定用突起
31 放熱部

Claims (4)

  1. 固定子に基台を設けて構成した固定子ブロックと、永久磁石とバックヨークを有し且つばね性を有する連結板を介して基台に取付けられて固定子に対して可動する可動子と、複数の可動子を連結する連結ばね部とからなり、固定子における電磁石の磁極面と可動子に設けた永久磁石の磁極面とのギャップを一定に保持しつつ電磁石に交互方向に供給される電流により可動子が振動する振動型リニアアクチュエータをハウジング内に内装した往復式電気かみそりにおいて、少なくとも複数の可動子と、複数の可動子の振動方向の両側にそれぞれ一端を連設した複数の連結板と、複数の連結板の他端同士を一体に連設する一体結合部を合成樹脂により一体に形成し、一体結合部を基台に固定し、基台を金属製の固定部材によりハウジングに固着すると共にハウジングの固定部材により固定される部分の外殻に設けた金属製の放熱部に固定部材を接触させて成ることを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 固定部材がねじ具であって、固定部材をハウジングにねじ固定して成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  3. 固定部材が基台から一体に突設された固定用突起であって、該固定用突起をハウジングに固定して成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  4. 基台が金属からなることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の往復式電気かみそり。
JP2004176158A 2004-06-14 2004-06-14 往復式電気かみそり Expired - Fee Related JP4023473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176158A JP4023473B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 往復式電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176158A JP4023473B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 往復式電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005349129A JP2005349129A (ja) 2005-12-22
JP4023473B2 true JP4023473B2 (ja) 2007-12-19

Family

ID=35584062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176158A Expired - Fee Related JP4023473B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 往復式電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4023473B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5123040B2 (ja) * 2008-04-24 2013-01-16 パナソニック株式会社 振動型リニアアクチュエータ
JP2012066030A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Panasonic Corp 電気かみそり

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005349129A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4487650B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ及びこれを用いた往復式電気かみそり
JP4576919B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP3928495B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
JP4497227B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
EP1332843B1 (en) Electric hair clipper
JP6064223B2 (ja) 接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器
WO2018079251A1 (ja) リニア振動モータ
JP5410754B2 (ja) パーソナルケア電気器具用の振子駆動系
JP6471678B2 (ja) 接触片ユニット及びリレー
JP5260927B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
JP4023473B2 (ja) 往復式電気かみそり
JP3915607B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータとこれを用いた電気かみそり
EP1810797A1 (en) Hair clipper
JP5108795B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
JP4631846B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
EP3324524B1 (en) Flux bridge for pivot motors
JP4883097B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
JP2004023908A (ja) 振動型リニアアクチュエータ
JP3841021B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
EP1810796B1 (en) Hair clipper
JP3736296B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ
KR101027215B1 (ko) 진동형 리니어 액추에이터
JP7417351B2 (ja) 電磁継電器
JP7393868B2 (ja) アクチュエータ及び触覚デバイス
JP2005160134A (ja) 振動型リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070911

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101012

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111012

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121012

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131012

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees