JP2002177665A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP2002177665A
JP2002177665A JP2000382178A JP2000382178A JP2002177665A JP 2002177665 A JP2002177665 A JP 2002177665A JP 2000382178 A JP2000382178 A JP 2000382178A JP 2000382178 A JP2000382178 A JP 2000382178A JP 2002177665 A JP2002177665 A JP 2002177665A
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JP2000382178A
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Hiroaki Shimizu
宏明 清水
Noboru Kobayashi
昇 小林
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動型のリニアアクチュエータを用いた往復
式電気かみそりをヘッドブロックと本体ブロックとに分
離し、ブロック毎の組み合わせを可能にすることによ
り、ひとつの本体ブロックに対して数種類のヘッドブロ
ックが結合できる往復式電気かみそりを提供する。 【解決手段】 永久磁石4とヨーク5からなる可動子2
と、ステータコア1aと巻線7からなる固定子1とで構
成される振動型のリニアアクチュエータで駆動される往
復式電気かみそりである。これにおいて、リニアアクチ
ュエータの可動子2を有するヘッドブロック12と固定
子1を有する本体ブロック11とで構成され、ヘッドブ
ロック12と本体ブロック11とが着脱自在に結合され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動型のリニアア
クチュエータを用いた往復式電気かみそりに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の振動型のリニアアクチュエータを
用いた往復式電気かみそりは、リニアアクチュエータが
ひとつのブロックとして用いられていたため、シェーバ
本体が幾つかのブロックに分離できず、本体ブロックと
刃ブロックの組み合わせが一対一になるという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、振動型のリニアアクチュエータを用いた往
復式電気かみそりをヘッドブロックと本体ブロックとに
分離し、ブロック毎の組み合わせを可能にすることによ
り、ひとつの本体ブロックに対して数種類のヘッドブロ
ックが結合できる往復式電気かみそりを提供するにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の請求項1の往復式電気かみそりは、永久磁石と
ヨークからなる可動子と、ステータコアと巻線からなる
固定子とで構成される振動型のリニアアクチュエータで
駆動される往復式電気かみそりにおいて、リニアアクチ
ュエータの可動子を有するヘッドブロックと固定子を有
する本体ブロックとで構成され、ヘッドブロックと本体
ブロックとが着脱自在に結合されたことを特徴とする。
このようにすることで、振動型のリニアアクチュエータ
を用いた往復式電気かみそりが二つのブロックに分離で
きるため、ひとつの本体ブロックに対して数種類のヘッ
ドブロックが結合できる。また水洗い機能を付加する際
にヘッドブロックのみ防水機能があればよいため、安価
に防水機能が付加できる。
【0005】また本発明の請求項2の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、可動子がヘッドブロックのハ
ウジング内側上部から伸びた板ばねと連結され、ヘッド
ブロックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャ
ップが設けられたことを特徴とする。この場合、電気か
みそりの駆動時に可動子とレールとの接触抵抗がなくな
るため、振動型のリニアアクチュエータの効率がよくな
り、騒音が低減する。
【0006】また本発明の請求項3の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、可動子がヘッドブロックのハ
ウジング内側上部とコイルばねのようなばねにて連結さ
れ、ヘッドブロックの底面から可動子の振動方向と垂直
方向にギャップが設けられたことを特徴とする。また本
発明の請求項4の往復式電気かみそりは、請求項1にお
いて、可動子がヘッドブロックのハウジング内側下部と
コイルばねのようなばねにて連結され、ヘッドブロック
の底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャップが設
けられたことを特徴とする。この請求項3や請求項4の
往復式電気かみそりは、振動型のリニアアクチュエータ
のギャップが可変なため髭剃り時の押し付けなどでギャ
ップが小さくなると可動子の推進力が増大するため、髭
剃り時に剃り性能がよくなる。
【0007】また本発明の請求項5の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、可動子がヘッドブロックのハ
ウジング内にある永久磁石と互いに磁極の同極が面する
ように配設された永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底
面から可動子の振動方向と垂直方向にギャップが設けら
れたことを特徴とする。また本発明の請求項6の往復式
電気かみそりは、請求項1において、可動子がヘッドブ
ロックのハウジング内にある永久磁石と互いに磁極の異
極が面するように配設された永久磁石を持ち、ヘッドブ
ロックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャッ
プが設けられたことを特徴とする。この請求項5や請求
項6の往復式電気かみそりは、振動型のリニアアクチュ
エータのギャップが可変なため髭剃り時の押し付けなど
でギャップが小さくなると可動子の推進力が増大するた
め、髭剃り時に剃り性能がよくなる。またギャップの保
持のための連結部が不必要になるため、ハード面での可
動子の駆動の制限が減少する。
【0008】また本発明の請求項7の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、可動子が本体ブロックのハウ
ジング内にある永久磁石と互いに磁極の同極が面するよ
うに配設された永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面
から可動子の振動方向と垂直方向にギャップが設けられ
たことを特徴とする。ギャップ保持用の永久磁石が本体
ブロックに配設されるため、ヘッドブロックの重量が低
減することができる或いはヘッドブロックが小型化でき
る。
【0009】また本発明の請求項8の往復式電気かみそ
りは、請求項3乃至請求項7のいずれかにおいて、可動
子と内刃とが一体で形成され、本体ブロックからの可動
子への磁石反力が内刃の押し上げ力を兼ねるようにした
ことを特徴とする。永久磁石の反力で内刃を押し上げる
ため、可動子と内刃を連結する押し上げばねが不必要に
なり、部品点数が削減できる。
【0010】また本発明の請求項9の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、ヘッドブロックと本体ブロッ
クとの結合部に可動子の振動方向と垂直方向に可動なス
ライド機構を持ち、ヘッドブロックと本体ブロックの結
合部にばね機構を有したことを特徴とする。この場合、
髭剃り時の押し付けなどでヘッドブロックと本体ブロッ
クのギャップが小さくなるとヘッドブロックの押し上げ
反力が増大するため髭剃り時に刃の肌への密着がよくな
る。
【0011】また本発明の請求項10の往復式電気かみ
そりは、請求項1において、ヘッドブロックと本体ブロ
ックとの結合部にコイルばねのようなばねが配設された
ことを特徴とする。この場合、本体ブロックに対してヘ
ッドブロックが自由に動くことができるため、髭剃り時
に刃の肌への追従がよくなる。
【0012】また本発明の請求項11の往復式電気かみ
そりは、請求項1において、本体ブロックが外部との防
水機能を有したことを特徴とする。本体ブロックも防水
機能を有するため、振動型のリニアアクチュエータを用
いた往復式電気かみそりが完全防水になり、全体が水洗
いできる、或いは本体が濡れる場所でも使用できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施の形態の例に基づいて詳述する。図1は往復式電気か
みそりの一例の振動型のリニアアクチュエータの斜視
図、図2は往復式電気かみそり正面から見た断面図であ
る。2はリニアアクチュエータの可動子であって、永久
磁石4とバックヨーク5とこれらを一体化する部材6と
で構成してある。このバックヨーク5は磁性材料で、永
久磁石4が接着してある。1はリニアアクチュエータの
固定子(ステータ)であって、磁性材料の焼結体や磁性
材料の鉄板を積層したステータコア1aに巻線7を施し
た電磁石により構成してある。電磁石により構成した固
定子1のステータコア1aは可動子2に設けた永久磁石
4とギャップ8を隔てて面対向している。電磁石により
構成される固定子1は本体ブロック11のハウジング内
に収納して固定してあり、可動子2はヘッドブロック1
2のハウジング内に収納してある。本実施の形態の例の
場合、可動子2はヘッドブロック12のレール13にて
沿って駆動されるように配置してあり、ヘッドブロック
12と本体ブロック11の接合部を挟むようにギャップ
8を構成している。ここで、電磁石である固定子1の電
流方向を交番することで、可動子2に取り付けた永久磁
石4が往復方向に移動するようになっており、所謂リニ
アモータと称される振動型のリニアアクチュエータを構
成している。
【0014】内刃14は可動子2と押し上げばね15を
介して連結してあり、安定して内刃14が外刃16と密
着して摺接している。外刃16はヘッドブロック12に
装着してあり、可動子2の振動方向と垂直方向に可動と
なっている。固定子1が固定されている本体ブロック1
1はヘッドブロック12と着脱自在なフック17により
連結されている。
【0015】上記の本発明における振動型のリニアアク
チュエータの基本動作を説明すると次の通りである。可
動子2は永久磁石4と電磁石との吸引、反発力により移
動するが、その移動方向はレール13により振動型のリ
ニアアクチュエータの往復運動方向にのみ移動可能とな
っている。往復運動の右方向運動と左方向運動では巻線
7に与える電流の向きを反転させる。つまり、移動方向
に推進力が働く方向に電流を流すのである。
【0016】上記のように構成せるリニアアクチュエー
タを用いた往復式電気かみそりは本体ブロック11とヘ
ッドブロック12との2つのブロックに分離できるた
め、ひとつの本体ブロック11に対して数種類のヘッド
ブロック12が連結でき、ユーザーが数種類の往復式電
気かみそりの中から欲しいものを選択できる。また水洗
い機能を付加する際、ヘッドブロック12のみ防水機能
があればよいため、安価に防水機能が付加できる。
【0017】また図3は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。本例も上記例
と基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。可
動子2はヘッドブロック12のハウジングの上部から下
方に伸びた板ばね3と連結しており、ヘッドブロック1
2のハウジングの底部の内側から可動子2の振動方向と
垂直方向にギャップ18を有している。つまり、ヘッド
ブロック12のハウジングの底部の内面と可動子2との
間にギャップ18を有している。この場合、上記ギャッ
プ18により可動子2とレール13との接触抵抗がなく
なるため、振動型のリニアアクチュエータの効率がよく
なり、騒音が低減する。
【0018】また図4は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。本例も上記例
と基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。可
動子2はヘッドブロック12のハウジングの上部とコイ
ルばねのようなばね24で連結しており、ばね24の引
っ張り力でヘッドブロック12のハウジングの底部から
可動子2の振動方向と垂直方向にギャップ18を有して
いる。つまり、ヘッドブロック12のハウジングの底部
の内面と可動子2との間にギャップ18を有している。
この場合も、上記ギャップ18により可動子2とレール
13との接触抵抗がなくなるため、振動型のリニアアク
チュエータの効率がよくなり、騒音が低減する。また振
動型のリニアアクチュエータのギャップ18が可変なた
め、髭剃り時の押し付けなどでギャップ18が小さくな
ると可動子2の推進力が増大するため、髭剃り時に剃り
性能がよくなる。
【0019】また図5は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。本例も上記例
と基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。可
動子2はヘッドブロック12のハウジングの底部とコイ
ルばねのようなばね24で連結しており、ばね24の反
力でヘッドブロック12の底部から可動子2の振動方向
と垂直方向にギャップ18を有している。つまり、ヘッ
ドブロック12のハウジングの底部の内面と可動子2と
の間にギャップ18を有している。この場合も、上記ギ
ャップ18により可動子2とレール13との接触抵抗が
なくなるため、振動型のリニアアクチュエータの効率が
よくなり、騒音が低減する。また振動型のリニアアクチ
ュエータのギャップ18が可変なため、髭剃り時の押し
付けなどでギャップ18が小さくなると可動子2の推進
力が増大するため、髭剃り時に剃り性能がよくなる。
【0020】また図6は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。可動子2には
永久磁石4と平行な面を持つギャップ保持用磁石19と
ギャップ保持用バックヨーク20が連結されている。ヘ
ッドブロック12のハウジング内にもギャップ保持用磁
石19とギャップ保持用バックヨーク20とが装着され
ている。可動子2のギャップ保持用磁石19はヘッドブ
ロック12のギャップ保持用磁石19の下方に対面する
ように位置し、可動子2のギャップ保持用磁石19とヘ
ッドブロック12のギャップ保持用磁石19とは磁極の
異極が面するように対向している。そしてヘッドブロッ
ク12のギャップ保持用磁石19と可動子2のギャップ
保持用磁石19の吸引力によりヘッドブロック12のハ
ウジングの底部から可動子2の振動方向と垂直方向にギ
ャップ18を有している。つまり、ヘッドブロック12
のハウジングの底部の内面と可動子2との間にギャップ
18を有している。この場合も、振動型のリニアアクチ
ュエータのギャップ18が可変なため、髭剃り時の押し
付けなどでギャップ18が小さくなると可動子2の推進
力が増大するため、髭剃り時に剃り性能がよくなる。ま
たギャップ18の保持のための連結部が不必要になるた
め、ハード面での可動子2の駆動の制限が減少する。
【0021】また図7は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。この例も可動
子2には永久磁石4と平行な面を持つギャップ保持用磁
石19とギャップ保持用バックヨーク20が連結されて
いる。ヘッドブロック12のハウジング内にもギャップ
保持用磁石19とギャップ保持用バックヨーク20とが
装着されている。ヘッドブロック12のギャップ保持用
磁石19は可動子2のギャップ保持用磁石19の下方に
対面するように位置し、ヘッドブロック12のギャップ
保持用磁石19と可動子2のギャップ保持用磁石19と
が磁極の同極が面するように対向している。そしてこれ
らのギャップ保持用磁石19の反力によりヘッドブロッ
ク12のハウジングの底部から可動子2の振動方向と垂
直方向にギャップ18を有している。この場合も、振動
型のリニアアクチュエータのギャップ18が可変なた
め、髭剃り時の押し付けなどでギャップ18が小さくな
ると可動子2の推進力が増大するため、髭剃り時に剃り
性能がよくなる。またギャップ18の保持のための連結
部が不必要になるため、ハード面での可動子2の駆動の
制限が減少する。
【0022】また図8は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。この例も可動
子2には永久磁石4と平行な面を持つギャップ保持用磁
石19とギャップ保持用バックヨーク20が連結されて
いる。本体ブロック11のハウジング内にもギャップ保
持用磁石19とギャップ保持用バックヨーク20とが装
着されている。本体ブロック11のギャップ保持用磁石
19は可動子2のギャップ保持用磁石19の下方に対面
するように位置し、本体ブロック11のギャップ保持用
磁石19と可動子2のギャップ保持用磁石19とが磁極
の同極が面するように対向している。そしてこれらのギ
ャップ保持用磁石19の反力によりヘッドブロック12
のハウジングの底部から可動子2の振動方向と垂直方向
にギャップ18を有している。この場合も、振動型のリ
ニアアクチュエータのギャップ18が可変なため、髭剃
り時の押し付けなどでギャップ18が小さくなると可動
子2の推進力が増大するため、髭剃り時に剃り性能がよ
くなる。またギャップ18の保持のための連結部が不必
要になるため、ハード面での可動子2の駆動の制限が減
少する。さらにギャップ保持用磁石19及びギャップ保
持用バックヨーク20が本体ブロック11に配設される
ため、ヘッドブロック12の重量が低減する或いはヘッ
ドブロック12が小型化できる。
【0023】また図9は実施の形態の他の例の往復式電
気かみそりの正面から見た断面図である。この例では内
刃14は可動子2と押し上げばね15を介さずに直接結
合してある。可動子2には永久磁石4と平行な面を持つ
ギャップ保持用磁石19とギャップ保持用バックヨーク
20が連結されている。本体ブロック11のハウジング
内にもギャップ保持用磁石19とギャップ保持用バック
ヨーク20とが装着されている。本体ブロック11のギ
ャップ保持用磁石19は可動子2のギャップ保持用磁石
19の下方に対面するように位置し、本体ブロック11
のギャップ保持用磁石19と可動子2のギャップ保持用
磁石19とが磁極の同極が面するように対向している。
そしてこれらのギャップ保持用磁石19の反力によりヘ
ッドブロック12のハウジングの底部から可動子2の振
動方向と垂直方向にギャップ18を有している。この場
合、ギャップ保持用磁石19の反力により内刃を押し上
げるため、可動子2と内刃14を連結する押し上げばね
が不必要になり、部品点数が削減できる。
【0024】また図10は実施の形態の他の例の往復式
電気かみそりの正面から見た断面図である。この例の場
合、本体ブロック11のハウジングから可動子2の振動
方向と垂直方向に凸部22を突設してあり、ヘッドブロ
ック12のハウジングに可動子2の振動方向と垂直方向
に凹部23を凹設してあり、凸部22を凹部23にスラ
イド自在に嵌合してあって、本体ブロック11に対して
ヘッドブロック12が可動子2の振動方向と垂直方向に
スライドするようになっている。さらに本体ブロック1
1の上面には可動子2の振動方向と垂直方向に伸縮する
コイルばねのような連結ばね21が配置されており、本
体ブロック11とヘッドブロック12とが連結ばね21
で結合されており、この連結ばね21がヘッドブロック
12の押し上げの機能を有するようになっている。この
場合、髭剃り時の押し付けなどでヘッドブロック12と
本体ブロック11のギャップが小さくなるとヘッドブロ
ック12の押し上げ反力が増大するため、髭剃り時に刃
の肌への密着がよくなる。
【0025】また図11は実施の形態の他の例の往復式
電気かみそりの正面から見た断面図である。この例の場
合、本体ブロック11の上面には可動子2の振動方向と
垂直方向に伸縮するコイルばねのような連結ばね21が
配置されており、本体ブロック11とヘッドブロック1
2とが連結ばね21で結合されており、この連結ばね2
1がヘッドブロック12の押し上げの機能を有するよう
になっていると共に、本体ブロック11に対するヘッド
ブロック12の動きの自由度を上げるようになってい
る。この場合、本体ブロック11に対してヘッドブロッ
ク12が自由に動くことができるため、髭剃り時に刃の
肌への追従がよくなる。
【0026】また上記例ではヘッドブロック12に防水
機能を持たせているが、本体ブロック11にも防水機能
を持たせてもよい。このようにヘッドブロック12と本
体ブロック11の両方に防水機能のを持たせると、振動
型のリニアアクチュエータを用いた往復式電気かみそり
が完全防水になり全体を水洗いできる、或いは濡れる場
所でも使用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の請求項1の発明は、永久磁石と
ヨークからなる可動子と、ステータコアと巻線からなる
固定子とで構成される振動型のリニアアクチュエータで
駆動される往復式電気かみそりにおいて、リニアアクチ
ュエータの可動子を有するヘッドブロックと固定子を有
する本体ブロックとで構成され、ヘッドブロックと本体
ブロックとが着脱自在に結合されたので、振動型のリニ
アアクチュエータを用いた往復式電気かみそりが二つの
ブロックに分離でき、ひとつの本体ブロックに対して数
種類のヘッドブロックが結合できるものであり、また水
洗い機能を付加する際にヘッドブロックのみ防水機能が
あればよいため、安価に防水機能が付加できるという効
果を奏する。
【0028】また本発明の請求項2の発明は、請求項1
において、可動子がヘッドブロックのハウジング内側上
部から伸びた板ばねと連結され、ヘッドブロックの底面
から可動子の振動方向と垂直方向にギャップが設けられ
たので、電気かみそりの駆動時に可動子とレールとの接
触抵抗がなくなるため、振動型のリニアアクチュエータ
の効率がよくなり、騒音が低減するという効果を奏す
る。
【0029】また本発明の請求項3の発明は、請求項1
において、可動子がヘッドブロックのハウジング内側上
部とコイルばねのようなばねにて連結され、ヘッドブロ
ックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャップ
が設けられたので、振動型のリニアアクチュエータのギ
ャップが可変なため髭剃り時の押し付けなどでギャップ
が小さくなると可動子の推進力が増大するため、髭剃り
時に剃り性能がよくなるという効果を奏する。
【0030】また本発明の請求項4の発明は、請求項1
において、可動子がヘッドブロックのハウジング内側下
部とコイルばねのようなばねにて連結され、ヘッドブロ
ックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャップ
が設けられたので、振動型のリニアアクチュエータのギ
ャップが可変なため髭剃り時の押し付けなどでギャップ
が小さくなると可動子の推進力が増大するため、髭剃り
時に剃り性能がよくなるという効果を奏する。
【0031】また本発明の請求項5の発明は、請求項1
において、可動子がヘッドブロックのハウジング内にあ
る永久磁石と互いに磁極の同極が面するように配設され
た永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動子の
振動方向と垂直方向にギャップが設けられたので、振動
型のリニアアクチュエータのギャップが可変なため髭剃
り時の押し付けなどでギャップが小さくなると可動子の
推進力が増大するため、髭剃り時に剃り性能がよくなる
という効果を奏し、またギャップの保持のための連結部
が不必要になるため、ハード面での可動子の駆動の制限
が減少するという効果を奏する。
【0032】また本発明の請求項6の発明は、請求項1
において、可動子がヘッドブロックのハウジング内にあ
る永久磁石と互いに磁極の異極が面するように配設され
た永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動子の
振動方向と垂直方向にギャップが設けられたので、振動
型のリニアアクチュエータのギャップが可変なため髭剃
り時の押し付けなどでギャップが小さくなると可動子の
推進力が増大するため、髭剃り時に剃り性能がよくなる
という効果を奏し、またギャップの保持のための連結部
が不必要になるため、ハード面での可動子の駆動の制限
が減少するという効果を奏する。
【0033】また本発明の請求項7の発明は、請求項1
において、可動子が本体ブロックのハウジング内にある
永久磁石と互いに磁極の同極が面するように配設された
永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動子の振
動方向と垂直方向にギャップが設けられたので、ギャッ
プ保持用の永久磁石が本体ブロックに配設されるため、
ヘッドブロックの重量が低減することができる或いはヘ
ッドブロックが小型化できるという効果を奏する。
【0034】また本発明の請求項8の発明は、請求項3
乃至請求項7のいずれかにおいて、可動子と内刃とが一
体で形成され、本体ブロックからの可動子への磁石反力
が内刃の押し上げ力を兼ねるようにしたので、磁石の反
力で内刃を押し上げるため、可動子と内刃を連結する押
し上げばねが不必要になり、部品点数が削減できるとい
う効果を奏する。
【0035】また本発明の請求項9の発明は、請求項1
において、ヘッドブロックと本体ブロックとの結合部に
可動子の振動方向と垂直方向に可動なスライド機構を持
ち、ヘッドブロックと本体ブロックの結合部にばね機構
を有したので、髭剃り時の押し付けなどでヘッドブロッ
クと本体ブロックのギャップが小さくなるとヘッドブロ
ックの押し上げ反力が増大するため、髭剃り時の刃の肌
への密着性がよくなるという効果を奏する。
【0036】また本発明の請求項10の発明は、請求項
1において、ヘッドブロックと本体ブロックとの結合部
にコイルばねのようなばねが配設されたので、本体ブロ
ックに対してヘッドブロックが自由に動くことができる
ため、髭剃り時に刃の肌への追従がよくなるという効果
を奏する。
【0037】また本発明の請求項11の発明は、請求項
1において、本体ブロックが外部との防水機能を有した
ので、本体ブロックも防水機能を有するため、振動型の
リニアアクチュエータを用いた往復式電気かみそりが完
全防水になり、全体が水洗いできる、或いは本体が濡れ
る場所でも使用できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の往復式電気かみそ
りの振動型のリニアアクチュエータの斜視図である。
【図2】同上の正面から見た断面図である。
【図3】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図4】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図5】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図6】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図7】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図8】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図9】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図10】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【図11】同上の他の例の正面から見た断面図である。
【符号の説明】
1 固定子 1a ステータコア 2 可動子 3 板ばね 4 永久磁石 7 巻線 8 ギャップ 11 本体ブロック 12 ヘッドブロック 15 押し上げばね 18 ギャップ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 永久磁石とヨークからなる可動子と、ス
    テータコアと巻線からなる固定子とで構成される振動型
    のリニアアクチュエータで駆動される往復式電気かみそ
    りにおいて、リニアアクチュエータの可動子を有するヘ
    ッドブロックと固定子を有する本体ブロックとで構成さ
    れ、ヘッドブロックと本体ブロックとが着脱自在に結合
    されたことを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 可動子がヘッドブロックのハウジング内
    側上部から伸びた板ばねと連結され、ヘッドブロックの
    底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャップが設け
    られたことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみ
    そり。
  3. 【請求項3】 可動子がヘッドブロックのハウジング内
    側上部とコイルばねのようなばねにて連結され、ヘッド
    ブロックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャ
    ップが設けられたことを特徴とする請求項1記載の往復
    式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 可動子がヘッドブロックのハウジング内
    側下部とコイルばねのようなばねにて連結され、ヘッド
    ブロックの底面から可動子の振動方向と垂直方向にギャ
    ップが設けられたことを特徴とする請求項1記載の往復
    式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 可動子がヘッドブロックのハウジング内
    にある永久磁石と互いに磁極の同極が面するように配設
    された永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動
    子の振動方向と垂直方向にギャップが設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  6. 【請求項6】 可動子がヘッドブロックのハウジング内
    にある永久磁石と互いに磁極の異極が面するように配設
    された永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動
    子の振動方向と垂直方向にギャップが設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  7. 【請求項7】 可動子が本体ブロックのハウジング内に
    ある永久磁石と互いに磁極の同極が面するように配設さ
    れた永久磁石を持ち、ヘッドブロックの底面から可動子
    の振動方向と垂直方向にギャップが設けられたことを特
    徴とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  8. 【請求項8】 可動子と内刃とが一体で形成され、本体
    ブロックからの可動子への磁石反力が内刃の押し上げ力
    を兼ねるようにしたことを特徴とする請求項3乃至請求
    項7のいずれかに記載の往復式電気かみそり。
  9. 【請求項9】 ヘッドブロックと本体ブロックとの結合
    部に可動子の振動方向と垂直方向に可動なスライド機構
    を持ち、ヘッドブロックと本体ブロックの結合部にばね
    機構を有したことを特徴とする請求項1記載の往復式電
    気かみそり。
  10. 【請求項10】 ヘッドブロックと本体ブロックとの結
    合部にコイルばねのようなばねが配設されたことを特徴
    とする請求項1記載の往復式電気かみそり。
  11. 【請求項11】 本体ブロックが外部との防水機能を有
    したことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそ
    り。
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