JPH11128566A - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JPH11128566A
JPH11128566A JP29472297A JP29472297A JPH11128566A JP H11128566 A JPH11128566 A JP H11128566A JP 29472297 A JP29472297 A JP 29472297A JP 29472297 A JP29472297 A JP 29472297A JP H11128566 A JPH11128566 A JP H11128566A
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JP
Japan
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spring
blade
magnet
electric shaver
reciprocating
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Application number
JP29472297A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kato
裕一 加藤
Makoto Motohashi
良 本橋
Takashi Yamaguchi
孝志 山口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復式電気かみそりの特に防水タイプにおい
てその防水性能を上げることと、駆動源の力をロスなく
内刃に伝達すること、及び駆動力伝達部に接触部分がな
いために騒音を低減できるようにすることを課題とす
る。 【解決手段】 内刃2と外刃1とを備えた刃ヘッドA
と、電磁石からなる固定子部4と磁石5を備えた可動子
部とで構成されるリニアアクチュエータBを具備し、可
動子部の往復動で内刃2を往復駆動するようにした往復
式電気かみそりである。これにおいて、リニアアクチュ
エータBの可動子部側の磁石5を内刃2に設ける。内刃
の駆動時に共振作用をさせるための共振ばね9と、内刃
2を外刃1に押し付けるための内刃押し上げばね10
と、内刃2に設けた上記磁石5とリニアアクチュエータ
Bの固定子部4との間の隙間を確保するための浮上用ば
ね11を刃ヘッドA内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復運動式の電動
機を用いた往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から往復式電気かみそりの特に防水
タイプのものにおいては、水の浸入を防ぐために刃部以
外は密閉構造とする必要がある。特に内刃を駆動する駆
動子が電気かみそり本体内より突出する部分においては
駆動子が往復運動するために複雑な防水パッキンにて防
水している。このために組み立てにより防水パッキンか
ら防水不良となることがある。また往復式電気かみそり
において、髭を切断する内刃と駆動源の距離が長いと、
駆動動力の伝達ロスが発生する。つまり、駆動子等を介
して内刃を駆動する場合がそうである。
【0003】またこの種の往復式電気かみそりとして
は、特開平2−52692号公報に開示されるものがあ
る。かかる例のものでは支持体が内刃を保持しており、
支持体が内刃と外刃を密着させる働きをしているが、内
刃が往復動する際に支持体と内刃が摺動し、このために
駆動力にロスが発生し、また摺動するために接触部があ
り、騒音の要因ともなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来例の
問題点に鑑みて発明したものであって、往復式電気かみ
そりの特に防水タイプにおいてその防水性能を上げるこ
とと、駆動源の力をロスなく内刃に伝達すること、及び
駆動力伝達部に接触部分がないために騒音を低減できる
ようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1の往復式電気かみそりは、内刃と外
刃とを備えた刃ヘッドと、電磁石からなる固定子部と磁
石を備えた可動子部とで構成されるリニアアクチュエー
タを具備し、可動子部の往復動で内刃を往復駆動するよ
うにした往復式電気かみそりにおいて、リニアアクチュ
エータの可動子部側の磁石を内刃に設け、内刃の駆動時
に共振作用をさせるための共振ばねと、内刃を外刃に押
し付けるための内刃押し上げばねと、内刃に設けた上記
磁石とリニアアクチュエータの固定子部との間の隙間を
確保するための浮上用ばねを刃ヘッド内に設けたことを
特徴とする。リニアアクチュエータの固定子部に対して
可動子部側の磁石が吸引作用や反発作用により往復動す
ることで内刃が往復駆動されるものであって、従来のよ
うに駆動子を介して駆動されるもののように複雑な防水
ゴム等を要せず、隔壁等で仕切ったりすることで完全に
防水できて防水タイプの場合防水性能を向上できる。ま
た上記のようにリニアアクチュエータの固定子部側に対
して可動子部側の磁石が往復動することで内刃が直接駆
動され、しかも内刃押し上げばねにて内刃が外刃に押し
付けられると共に浮上用ばねにてリニアアクチュエータ
の固定子部側と可動子側の磁石との間の隙間が確保さ
れ、駆動源の力をロスなく内刃に伝達して効率のよい髭
剃りができると共に駆動力伝達部に接触部分がないため
に騒音を低減できる。さらに内刃の駆動時に共振ばねに
て内刃が共振させられるために、内刃の駆動時に低負荷
で内刃を駆動できて一層動力的に効率を向上できる。
【0006】また本発明の請求項2の往復式電気かみそ
りは、請求項1において、内刃押し上げばねと、浮上用
ばねとを兼用したことを特徴とする。この場合、内刃押
し上げばねと浮上用ばねとを1つのばねで兼用すること
で部品点数を削減することができる。また本発明の請求
項3の往復式電気かみそりは、請求項1において、内刃
押し上げばねと、浮上用ばねと、内刃の駆動時に共振さ
せる共振ばねを兼用した機能ばねを備えたことを特徴と
する。この場合、内刃押し上げばねと浮上用ばねと共振
ばねを1つの機能ばねにて兼用することができて部品点
数を削減することができる。
【0007】また本発明の請求項4の往復式電気かみそ
りは、請求項3において、内刃の両端に機能ばねを介し
てばね固定片を設け、このばね固定片を外刃フレームに
着脱自在に固定して成ることを特徴とする。ばね固定片
にて機能ばねと一緒に内刃が外刃フレームに対して着脱
自在に取り付けられており、内刃を外刃フレームに対し
て容易に着脱できる。また内刃押し上げばねと浮上用ば
ねと共振ばねとの機能を兼用する機能ばねにばね固定片
を外刃フレームに固定するために機能を持たせ、一層部
品点数を削減することができる。
【0008】また本発明の請求項5の往復式電気かみそ
りは、請求項4において、両端のばね固定片を桟でつな
いで一体化したことを特徴とする。両端のばね固定片が
ばらけることがなく、外刃フレームに対する着脱作業が
容易にできる。また本発明の請求項6の往復式電気かみ
そりは、請求項3において、刃ヘッドの外刃フレームを
電気かみそり本体に着脱自在に固定する着脱釦を刃ヘッ
ドに設け、着脱釦の復帰ばねの働きを機能ばねが兼用す
るようにしたことを特徴とする。着脱釦を操作すること
で刃ヘッドの外刃フレームを電気かみそり本体にして容
易に着脱できる。内刃押し上げばねと浮上用ばねと共振
ばねとの機能を兼用する機能ばねに着脱釦を復帰させる
機能を持たせて部品点数を削減することができる。
【0009】また本発明の請求項7の往復式電気かみそ
りは、請求項3において、機能ばねと同等の働きをさせ
るために内刃側と外刃フレームとに磁石を設けて磁石の
反発を利用したことを特徴とする。内刃押し上げばねと
浮上用ばねと共振ばねとの機能を兼用する機能ばねと同
じ機能を磁石により持たせることができる。また本発明
の請求項8の往復式電気かみそりは、請求項7におい
て、外刃フレーム側の磁石は極性反転可能であることを
特徴とする。外刃フレームの磁石の極性を内刃側の磁石
と同極とすることで機能ばねと同様の働きをさせること
ができるが、外刃フレームの磁石の極性を内刃側の磁石
と異極とすることで内刃側の磁石を外刃フレームの磁石
に吸引して内刃を外刃フレームに固定でき、これにより
外刃交換時の作業を容易に行うことができる。
【0010】また本発明の請求項9の往復式電気かみそ
りは、請求項7において、内刃側の磁石を電磁石で構成
したことを特徴とする。内刃側の磁石の極性を外刃フレ
ームの磁石と同極とすることで機能ばねと同様の働きを
させることができるが、内刃側の磁石の極性を外刃フレ
ームの磁石と異極とすることで内刃側を外刃フレームに
固定でき、これにより外刃交換時の作業を容易に行うこ
とができる。
【0011】また本発明の請求項10の往復式電気かみ
そりは、請求項7において、外刃フレーム側の磁石また
は内刃側の磁石を摺動可能にしてこれらの磁石間の距離
を近接離間自在にして成ることを特徴とする。磁石間の
距離を変えて磁石の反発力を調整でき、使用者の髭の濃
さ、肌質等の条件によって最適な内刃押し上げ力を設定
することが可能となる。
【0012】また本発明の請求項11の往復式電気かみ
そりは、請求項7において、電気かみそり本体内に外刃
フレーム固定用の磁石を設け、刃ヘッド側の磁石との引
き合いにより外刃フレームを電気かみそり本体に固定し
て成ることを特徴とする。電気かみそり本体に刃ヘッド
を固定するのが磁石の磁着で行うことができて構造の簡
素化を図ることができる。
【0013】また本発明の請求項12の往復式電気かみ
そりは、請求項11において、外刃フレーム固定用の磁
石は極性反転可能であることを特徴とする。外刃フレー
ム固定用の磁石の極性を刃ヘッド側の磁石の極性と異極
にした場合、電気かみそり本体に刃ヘッドが固定され、
外刃フレーム固定用の磁石の極性を刃ヘッド側の磁石の
極性と同極にした場合、電気かみそり本体から刃ヘッド
が分離され、刃ヘッドの着脱が容易にできる。
【0014】また本発明の請求項13の往復式電気かみ
そりは、請求項11において、外刃フレーム固定用の磁
石を電磁石で構成したことを特徴とする。請求項12と
同様に外刃フレーム固定用の磁石の極性を刃ヘッド側の
磁石の極性と異極にした場合、電気かみそり本体に刃ヘ
ッドが固定され、外刃フレーム固定用の磁石の極性を刃
ヘッド側の磁石の極性と同極にした場合、電気かみそり
本体から刃ヘッドが分離され、刃ヘッドの着脱が容易に
できる。このとき外刃フレーム固定用の磁石の極性の切
り換えが容易にできる。
【0015】また本発明の請求項14の往復式電気かみ
そりは、請求項3において、外刃を設けた外刃支持体に
外刃支持体を外刃フレームに着脱自在に固定する着脱釦
を設け、着脱釦の復帰ばねの働きを機能ばねが兼用する
ようにしたことを特徴とする。着脱釦を操作することで
外刃支持体を外刃フレームに対して容易に着脱できる。
また内刃押し上げばねと浮上用ばねと共振ばねとの機能
を兼用する機能ばねに着脱釦を復帰させる機能を持たせ
て部品点数を削減することができる。
【0016】また本発明の請求項15の往復式電気かみ
そりは、請求項1において、リニアアクチュエータの固
定子部を備えた電気かみそり本体は、刃ヘッドが装着さ
れた上端に対向して固定子部が配設されており、この固
定子部の上方が隔壁で閉じられて密閉されていることを
特徴とする。隔壁を設けることで電気かみそり本体を完
全に密閉構造できて、防水構造が簡単に実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】まず、図1に示す実施の形態から
述べる。電気かみそりは、電気かみそり本体3の上部に
刃ヘッドAを設けて形成されている。電気かみそり本体
3はハウジング8内にリニアクチュエータBの固定子部
4、リニアクチュエータ駆動用回路6、電池12等を内
装して形成されている。固定子部4は電気かみそり本体
3の上部に中央に位置し、固定子部4の下方にリニアク
チュエータ駆動用回路6が位置し、固定子部4やリニア
クチュエータ駆動用回路6の両側に電池12が位置す
る。電気かみそり本体3の上端にはハウジング8と一体
の隔壁8aを上面の全面に亙るように設けてあり、電気
かみそり本体3と刃ヘッドAとの間を防水的に完全に仕
切ってある。固定子部4は鉄芯4aにコイル4bを巻回
して形成してある。刃ヘッドAは外刃1や内刃2等で形
成されている。本例の場合、外刃1は外刃フレーム7に
取り付けてあり、外刃フレーム7は電気かみそり本体3
に取り付けてある。内刃2は基台2aに多数の切刃2b
を列設して形成されている。内刃2の基台2aの下面に
はリニアクチュエータBの可動子部として駆動用磁石5
を取り付けてあり、この駆動用磁石5は隔壁8aを介し
て固定子部4に対向させてある。駆動用磁石5は永久磁
石よりなり、内刃2の往復方向である両側にN極とS極
とが位置する。内刃2の往復方向の端部と外刃フレーム
7との間には内刃2の駆動時に共振作用させる共振ばね
9を夫々設けてある。また内刃2と隔壁8aとの両側に
は内刃2を外刃1に押し付けるための内刃押し上げばね
10を設けてある。さらに内刃2の端部と外刃フレーム
7との間には駆動用磁石5と固定子部4との間の隙間を
確保するための浮上用ばね11を夫々設けてある。
【0018】しかして、リニアクチュエータ駆動用回路
6にて固定子部4に交番電流を流して固定子部4をN極
とS極に交互に切り換えることで、駆動用磁石5が吸引
作用や反発作用により往復動して内刃2が往復駆動され
る。このようなリニアクチュエータBにて駆動するよう
にすることで、従来のように駆動子を介して駆動される
もののように複雑な防水ゴム等を要せず、隔壁8aで仕
切って完全に防水できて防水タイプの場合防水性能を向
上できる。また上記のようにリニアアクチュエータBの
固定子部4側に対して可動子部側の駆動用磁石5が往復
動することで内刃2が直接駆動され、しかも内刃押し上
げばね10にて内刃2が外刃1に押し付けられると共に
浮上用ばね11にてリニアアクチュエータBの固定子部
4側と可動子側の駆動用磁石5と間の隙間が確保され、
駆動源の力をロスなく内刃2に伝達して効率のよい髭剃
りができると共に駆動力伝達部に接触部分がないために
騒音を低減できる。さらに内刃2の駆動時に共振ばね9
にて内刃2が共振させられるために、内刃2の駆動時に
低負荷で内刃2を駆動で一層動力的に効率を向上でき
る。
【0019】次に図2の実施の形態について述べる。本
例も上記図1の例と基本的に同じであり、異なる点だけ
を述べる。上記の例の場合、内刃押し上げばね10と浮
上用ばね11の両方を設けたが、本例の場合、上記内刃
押し上げばね10と浮上用ばね11の働きを兼用した内
刃押し上げ兼浮上用ばね13を内刃2の両側の端部と外
刃フレーム7との間に設けてある。この場合、内刃押し
上げばね10と浮上用ばね12とを1つのばね13で兼
用することで部品点数を削減することができる。
【0020】次に図3の実施の形態について述べる。本
例も上記図1の例と基本的に同じであり、異なる点だけ
を述べる。図1の例の場合、共振ばね9と内刃押し上げ
ばね10と浮上用ばね11の3種類のばねを設けたが、
本例の場合、共振ばね9と内刃押し上げばね10と浮上
用ばね11の働きを兼用した機能ばね14を内刃2の両
側の端部と外刃フレーム7との間に設けてある。この場
合、内刃押し上げばね10と浮上用ばね11と共振ばね
9を1つの機能ばね14にて兼用することができて部品
点数を削減することができる。
【0021】次に図4の実施の形態について述べる。本
例も上記図3の例と基本的に同じであり、異なる点だけ
を述べる。本例の場合、機能ばね14を固定するための
ばね固定片15は機能ばね14を介して着脱可能になっ
ている。内刃2と機能ばね14とばね固定片15は連結
しており、ばね固定片15の固定片ボス17aを外刃フ
レーム7のボス孔17bに係合することで着脱可能に取
り付けてある。しかして取り外す際には操作部16を指
等で固定片ボス17aがボス孔17bから抜ける方向に
操作することで固定片ボス17aをボス孔17bから外
すことができるようになっている。この場合、ばね固定
片15にて機能ばね14と一緒に内刃2が外刃フレーム
7に対して着脱自在に取り付けられており、内刃2を外
刃フレーム7に対して容易に着脱できる。また図1の例
の内刃押し上げばね10と浮上用ばね11と共振ばね9
との機能を兼用する機能ばね14にばね固定片15を外
刃フレーム7に固定するために機能を持たせ、一層部品
点数を削減することができる。
【0022】次に図5の実施の形態について述べる。本
例も上記図4の例と基本的に同じであり、異なる点だけ
を述べる。本例もばね固定片15が機能ばね14のばね
性を介して外刃フレーム7に着脱可能に取り付けてある
が、本例の場合、両側の端部位置するばね固定片15同
士を桟18により一体的に連結してある。図4の例では
内刃2とばね固定片15とを機能ばね14にて連結して
いるだけのために連結のばらけのおそれがあるが、本例
の場合、桟18により連結のばらけの心配がなくなり、
外刃フレーム7に対する着脱作業が容易にできる。
【0023】次に図6に示す実施の形態について述べ
る。本例も図3の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。本例の場合、外フレーム7の両側に夫々着
脱釦19を装着してあり、着脱釦19と内刃2の両端と
の間に機能ばね14を介装して連結してあり、機能ばね
14が着脱釦19の復帰ばねの働きをするようにしてあ
る。着脱釦19の押釦部19aを外刃フレーム7の透孔
7aに挿通させてあり、押釦部19aを外刃フレーム7
の外に突出させてある。着脱釦19の下部には係止爪1
9bが設けてあり、この係止爪19bが電気かみそり本
体3のハウジング8の両側の上端の係止フック8bに係
止してある。しかして刃ヘッドAを外す場合は、両側の
着脱釦19の押釦部19aを機能ばね14の復帰ばねと
しての力に抗して押し、係止爪19bを係止フック8b
から外す。本例の場合、着脱釦19を操作することで刃
ヘッドAの外刃フレーム7を電気かみそり本体3にして
容易に着脱できる。このとき、内刃押し上げばね10と
浮上用ばね11と共振ばね9との機能を兼用する機能ば
ね14に着脱釦19を復帰させる機能を持たせて部品点
数を削減することができる。
【0024】次に図7に示す実施の形態について述べ
る。本例も図3の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。本例の場合、上記機能ばね14と同じ働き
をさせるために内刃2の両側の端部に磁石20を設ける
と共に外刃フレーム7に上記磁石20と対向する磁石2
1を設けてある。この磁石20,21は共に永久磁石で
あり、磁石20と磁石21は同極同士を対向させてあ
り、磁石20,21の反発力で機能ばね14と同じ働き
をするようにしてある。このようしてあると、内刃押し
上げばね10と浮上用ばね11と共振ばね9との機能を
兼用する機能ばね14と同じ機能を磁石20,21によ
り持たせることができる。
【0025】次に図8に示す実施の形態について述べ
る。本例も図7の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。本例の場合、外刃フレーム7に設けられた
磁石21は外刃フレーム7の外部に突出する操作子22
と一体化しており、操作子22を回転させると、磁石2
1は磁石20と向き合いながら操作子22の回転軸を中
心に回転する。このとき操作子22を操作して外刃フレ
ーム7の磁石21の極性を内刃2側の磁石20と同極と
することで機能ばね14と同様の働きをさせることがで
きるが、操作子22を操作して外刃フレーム7の磁石2
1の極性を内刃2側の磁石20と異極とすることで内刃
2側の磁石20を外刃フレーム7の磁石21に吸引して
内刃2を外刃フレーム7に固定でき、これにより外刃1
交換時の作業を容易に行うことができる。
【0026】次に図9に示す実施の形態について述べ
る。本例も図8の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。図8の例では内刃2側に永久磁石よりなる
磁石20を設けたが、本例の場合、この磁石20の代わ
り電磁石23を用いている。この電磁石23には巻線が
設けられており、巻線に電流を流すことにより磁界を発
生し、リニアアクチュエータ駆動用回路6の制御により
極性反転可能になっている。この電磁石23の極性を外
刃フレーム7側の磁石21と同極として反発させた場
合、図3に示す機能ばね14と同じ働きをする。また電
磁石23の極性を磁石21と異極とし場合、吸引されて
内刃2が外刃フレーム7に固定される。これにより外刃
1交換時の作業を容易に行うことができる。また電磁石
23から出る結線26は内刃2の往復運動に追従できる
ように、例えば、コイルばね状の結線にしておき、内刃
2に振幅以上に余裕を持たせてある。
【0027】次に図10に示す実施の形態について述べ
る。本例も図7の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。内刃2に設けられた磁石20と外刃フレー
ム7に設けられた磁石21は相互に対向する面の磁極性
は同極性であり、磁石20,21の反発力を使用して図
3の例の機能ばね14と同じ働きをする。さらに磁石2
1はスライド操作子29と一体化しており、スライド操
作子29を外刃フレーム7に設けられたスライドガイド
部30に沿ってスライドさせると、スライド操作子29
と磁石21が連動するため、磁石20との距離がスライ
ドする量だけ変更可能となる。従って、使用者の髭の濃
さ、肌質等の条件によって最適な内刃押し上げ力を設定
することが可能となる。
【0028】次に図11に示す実施の形態について述べ
る。本例も図7の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。本例の場合、電気かみそり本体3内部に磁
石21の極性面と対向する位置で外刃フレーム固定用の
磁石として外刃フレーム着脱用磁石24が設けられてお
り、外刃フレーム着脱用磁石24は磁石21と異極性で
あり、磁石の吸引力を使用して電気かみそり本体3と外
刃フレーム7を固定している。これにより、電気かみそ
り本体3や外刃フレーム7に複雑な固定機構を設ける必
要がなく、構造の簡素化が可能である。
【0029】次に図12に示す実施の形態について述べ
る。本例も図11の例と基本的に同じであり、異なる点
だけを述べる。本例の場合、電気かみそり本体3内部の
磁石21と極性面の対向する位置に外刃フレーム着脱用
磁石24が設けられており、外刃フレーム着脱用磁石2
4は電気かみそり本体3より突出した操作子25と一体
化されている。操作子25を回転させると外刃フレーム
着脱用磁石24は磁石21の極性面と向かい合いながら
回転軸を中心に回転する。このとき外刃フレーム着脱用
磁石24の極性を極性面の対向する磁石21の極性と異
なる異極性とした場合、外刃フレーム7は磁石の吸引作
用により電気かみそり本体3側に固定される。また操作
子25を回転させて磁石21の極性と同極性とした場
合、外刃フレーム7は磁石の反発作用により電気かみそ
り本体3側から分離される。従って通常使用時及び持ち
運び時は吸引の極性にし、刃部の掃除の際や水洗い時な
どに、外刃フレーム7を電気かみそり本体3から取り外
す際に、操作子25を回転させて極性を反転させること
で極性を逆にして外刃フレーム7を電気かみそり本体3
より外すことができる。
【0030】次に図13に示す実施の形態について述べ
る。本例も図11の例と基本的に同じであり、異なる点
だけを述べる。本例の場合、電気かみそり本体3内部に
磁石21の極性面の向かい合う位置に、外刃固定用の磁
石としての外刃フレーム着脱用電磁石27が設けられて
いる。外刃フレーム着脱用電磁石27は巻線が設けられ
ており、巻線に電流を流すことにより磁界を発生し、リ
ニアアクチュエータ駆動用回路6の制御により極性反転
可能である。従って図12の例の外刃フレーム着脱用磁
石24と同じ働きを持つ。よって、通常使用時及び持ち
運び時には吸引の極性にし、刃部の掃除の際や水洗い時
などに、外刃フレーム7を電気かみそり本体3から取り
外す際に、別にも設けた電磁石の電源のスイッチを操作
することによって極性を逆にして外刃フレーム7を電気
かみそり本体3より外すことができる。
【0031】次に図14に示す実施の形態について述べ
る。本例も図3の例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを述べる。外刃1を設けた外刃支持体31と内刃2と
機能ばね14が連結されており、これらが外刃フレーム
7に着脱自在に取り付けられている。外刃支持体31に
は着脱釦32が設けられており、また着脱釦32に係止
フック33が設けられており、係止フック33が外刃フ
レーム7の係止凹部7bに係止している。このとき機能
ばね14が着脱釦32の復帰ばねの働きをするようにな
っている。着脱釦32の操作時は機能ばね14が撓み、
外刃フレーム7の係止凹部7bと着脱釦32の係止フッ
ク33との掛りが解け、外刃支持体31は外刃フレーム
7と着脱可能となる。
【0032】
【発明の効果】本発明は叙述の如くリニアアクチュエー
タの可動子部側の磁石を内刃に設け、内刃の駆動時に共
振作用をさせるための共振ばねと、内刃を外刃に押し付
けるための内刃押し上げばねと、内刃に設けた上記磁石
とリニアアクチュエータの固定子部との間の隙間を確保
するための浮上用ばねを刃ヘッド内に設けたものであ
り、リニアアクチュエータの固定子部に対して可動子部
側の磁石が吸引作用や反発作用により往復動することで
内刃が往復駆動されるものであって、従来のように駆動
子を介して駆動されるもののように複雑な防水ゴム等を
要せず、隔壁等で仕切ったりすることで完全に防水でき
て防水タイプの場合防水性能を向上できると共に容易に
防水構造にできるものであり、また上記のようにリニア
アクチュエータの固定子部側に対して可動子部側の磁石
が往復動することで内刃が直接駆動され、しかも内刃押
し上げばねにて内刃が外刃に押し付けられると共に浮上
用ばねにてリニアアクチュエータの固定子部側と可動子
側の磁石との間の隙間が確保されるため、駆動源の力を
ロスなく内刃に伝達して効率のよい髭剃りができると共
に駆動力伝達部に接触部分がないために騒音を低減でき
るものであり、さらに内刃の駆動時に共振ばねにて内刃
が共振させられるために、内刃の駆動時に低負荷で内刃
を駆動できて一層動力的に効率を向上できるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】同上の他例の断面図である。
【図3】同上の他例の断面図である。
【図4】同上の他例の断面図である。
【図5】同上の他例の要部を示し、(a)は斜視図、
(b)は分解斜視図である。
【図6】同上の他例の断面図である。
【図7】同上の他例の断面図である。
【図8】同上の他例の断面図である。
【図9】同上の他例の断面図である。
【図10】同上の他例の断面図である。
【図11】同上の他例の断面図である。
【図12】同上の他例の断面図である。
【図13】同上の他例の断面図である。
【図14】同上の他例の断面図である。
【符号の説明】
A 刃ヘッド B リニアアクチュエータ 1 外刃 2 内刃 3 電気かみそり本体 4 固定子部 5 駆動用磁石 6 リニアアクチュエータ駆動用回路 7 外刃フレーム 8 ハウジング 8a 隔壁 9 共振ばね 10 内刃押し上げばね 11 浮上用ばね 13 内刃押し上げ兼浮上用ばね 14 機能ばね 15 ばね固定片 16 操作部 18 桟 19 着脱釦 20 磁石 21 磁石 22 操作子 23 電磁石 24 外刃フレーム着脱用磁石 25 操作子 27 外刃フレーム着脱用電磁石 29 スライド操作子 31 外刃支持体 32 着脱釦

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内刃と外刃とを備えた刃ヘッドと、電磁
    石からなる固定子部と磁石を備えた可動子部とで構成さ
    れるリニアアクチュエータを具備し、可動子部の往復動
    で内刃を往復駆動するようにした往復式電気かみそりに
    おいて、リニアアクチュエータの可動子部側の磁石を内
    刃に設け、内刃の駆動時に共振作用をさせるための共振
    ばねと、内刃を外刃に押し付けるための内刃押し上げば
    ねと、内刃に設けた上記磁石とリニアアクチュエータの
    固定子部との間の隙間を確保するための浮上用ばねを刃
    ヘッド内に設けたことを特徴とする往復式電気かみそ
    り。
  2. 【請求項2】 内刃押し上げばねと、浮上用ばねとを兼
    用したことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみ
    そり。
  3. 【請求項3】 内刃押し上げばねと、浮上用ばねと、内
    刃の駆動時に共振させる共振ばねを兼用した機能ばねを
    備えたことを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみ
    そり。
  4. 【請求項4】 内刃の両端に機能ばねを介してばね固定
    片を設け、このばね固定片を外刃フレームに着脱自在に
    固定して成ることを特徴とする請求項3記載の往復式電
    気かみそり。
  5. 【請求項5】 両端のばね固定片を桟でつないで一体化
    したことを特徴とする請求項4記載の往復式電気かみそ
    り。
  6. 【請求項6】 刃ヘッドの外刃フレームを電気かみそり
    本体に着脱自在に固定する着脱釦を刃ヘッドに設け、着
    脱釦の復帰ばねの働きを機能ばねが兼用するようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の往復式電気かみそり。
  7. 【請求項7】 機能ばねと同等の働きをさせるために内
    刃側と外刃フレームとに磁石を設けて磁石の反発を利用
    したことを特徴とする請求項3記載の往復式電気かみそ
    り。
  8. 【請求項8】 外刃フレーム側の磁石は極性反転可能で
    あることを特徴とする請求項7記載の往復式電気かみそ
    り。
  9. 【請求項9】 内刃側の磁石を電磁石で構成したことを
    特徴とする請求項7記載の往復式電気かみそり。
  10. 【請求項10】 外刃フレーム側の磁石または内刃側の
    磁石を摺動可能にしてこれらの磁石間の距離を近接離間
    自在にして成ることを特徴とする請求項7記載の往復式
    電気かみそり。
  11. 【請求項11】 電気かみそり本体内に外刃フレーム固
    定用の磁石を設け、刃ヘッド側の磁石との引き合いによ
    り外刃フレームを電気かみそり本体に固定して成ること
    を特徴とする請求項7記載の往復式電気かみそり。
  12. 【請求項12】 外刃フレーム固定用の磁石は極性反転
    可能であることを特徴とする請求項11記載の往復式電
    気かみそり。
  13. 【請求項13】 外刃フレーム固定用の磁石を電磁石で
    構成したことを特徴とする請求項11記載の往復式電気
    かみそり。
  14. 【請求項14】 外刃を設けた外刃支持体に外刃支持体
    を外刃フレームに着脱自在に固定する着脱釦を設け、着
    脱釦の復帰ばねの働きを機能ばねが兼用するようにした
    ことを特徴とする請求項3記載の往復式電気かみそり。
  15. 【請求項15】 リニアアクチュエータの固定子部を備
    えた電気かみそり本体は、刃ヘッドが装着された上端に
    対向して固定子部が配設されており、この固定子部の上
    方が隔壁で閉じられて密閉されていることを特徴とする
    請求項1記載の往復式電気かみそり。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005060537A1 (de) * 2005-12-17 2007-06-21 Braun Gmbh Elektrischer Rasierapparat mit oszillierendem Scherkopf
JP2007175491A (ja) * 2005-12-19 2007-07-12 Braun Gmbh 振動する毛剃りヘッドを備える電気剃刀装置
JP2009535143A (ja) * 2006-05-01 2009-10-01 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 切断装置及び毛髪切断器具
JP2012065972A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Panasonic Corp アクチュエータ及びこれを用いた電気かみそり
CN107866835A (zh) * 2017-11-17 2018-04-03 湖北科技学院 一种高速静音理发器

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