JP3432807B2 - 護岸部材およびこれを用いた護岸構造 - Google Patents

護岸部材およびこれを用いた護岸構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川、湖沼ならび
に海岸における水域の岸辺、岸辺近傍の水底面または構
造物表面に設置され、水質浄化機能等を備える護岸部材
およびこれを用いた護岸構造に関する。
【0002】
【従来の技術】河川、湖沼ならびに海岸における水域の
岸辺または岸辺近傍の水底面には、従来から、洪水時等
の対策として、根固め、消波等の護岸のための治水工事
が施されている。これらの場合、石材やコンクリートブ
ロック等を敷きつめて施工されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、石材や
コンクリートブロック等を河床や岸辺に敷きつめてしま
うと、虫、微生物、魚類や貝類等の水生生物および植物
等が生息し難くなり、自然環境下で繁殖していたこれら
の生物の生態系を維持することが困難であった。このた
め、これら生物が減少して、生物による水質の自然浄化
作用が低下してしまうという問題があった。また、夜間
において、河川や海岸線近くを航行する船舶等は、岸辺
の位置を灯台等によって確認しているが、岸辺全体の形
状や起伏は地図等の間接的な手段に頼らざるを得ず、敷
きつめられたコンクリートブロック等の存在を直接的に
かつ正確に確認することが困難であった。
【0004】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、岸辺等において生物による水質浄化が得られ、夜
間でも容易に存在を確認することができる護岸部材を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の護岸部材では、河川、湖沼ならびに海岸におけ
る水域の岸辺に浮島状態に配され又は該岸辺近傍の水底
面若しくは構造物表面に設置されるブロック形状または
板形状の護岸部材であって、ポーラス状材料で形成さ
れ、該ポーラス状材料に蛍光物質が含有されている技術
が採用される。
【0006】この護岸部材では、ポーラス状材料に蛍光
物質が含有されているので、日没後において発光する護
岸部材に虫等が集まるとともに、これを餌とする他の生
物も護岸部材に集まり、ポーラス状材料の空隙部分をこ
れら生物の生息場所とすることができる。すなわち、蛍
光効果によって、様々な生物が護岸部材に集まって生息
するようになることから、これらの生物による水質浄化
作用を向上させることができる。また、夜間において蛍
光効果が持続する間、その存在自体を目視確認すること
が可能となって、岸辺の位置・形状が明確になる。そし
て、ポーラス状材料で形成されているので、水に含まれ
る懸濁物質を捕獲して濾過効果を得ることができるとと
もに、表面積が増加し、水との接触面積が増えて酸化作
用による水の浄化機能も向上する。なお、本発明の護岸
部材を、岸辺に浮島状態に配している場合は、岸辺近傍
の水底面若しくは構造物表面に設置する場合よりも、高
い自由度をもち、護岸部材が前後左右に揺れ動くことが
できるので、上記水質浄化作用等がより高くなる。
【0007】請求項2記載の護岸部材では、請求項1記
載の護岸部材において、前記ポーラス状材料は、繊維状
物質で形成されている技術が採用される。
【0008】この護岸部材では、ポーラス状材料が繊維
状物質で形成されているので、高い空隙率が得られ、水
との接触率が高くなって水質浄化作用がさらに向上す
る。また、全体として高い弾力性を有し、高い圧縮強度
が得られるため、高い消波効果も得ることができる。
【0009】請求項3記載の護岸部材では、請求項1ま
たは2記載の護岸部材において、前記ポーラス状材料
は、ポリプロピレンまたはポリエチレンテレフタレート
で形成されている技術が採用される。
【0010】この護岸部材では、ポーラス状材料がポリ
プロピレンまたはポリエチレンテレフタレートで形成さ
れているので、水に対して安定した材質であり溶けない
ため、無害である。
【0011】請求項4記載の護岸部材では、請求項1か
ら3のいずれかに記載の護岸部材において、地中に埋設
する棒状アンカーが下部に取り付けられている技術が採
用される。
【0012】この護岸部材では、地中に埋設する棒状ア
ンカーが下部に取り付けられているので、貼り付け難い
場所でも、確実に岸辺等に設置することができる。
【0013】請求項5記載の護岸構造では、河川、湖沼
ならびに海岸における水域の岸辺、岸辺近傍の護岸構造
であって、前記岸辺ならびに前記岸辺近傍の水底面また
は構造物表面にポーラス状材料で形成された護岸部材を
設置し、該護岸部材の少なくとも一部が、請求項1から
4のいずれかに記載の護岸部材である技術が採用され
る。
【0014】この護岸構造では、護岸部材の少なくとも
一部が、請求項1から4のいずれかに記載の護岸部材で
あるので、発光する護岸部材によって生物が岸辺に集ま
り、ポーラス状材料の隙間を生息場所にできるととも
に、ポーラス状材料による濾過効果に加えて生物による
水質浄化作用を得ることができる。
【0015】請求項6記載の護岸構造では、請求項5記
載の護岸構造において、前記岸辺ならびに前記岸辺近傍
の構造物には、前記水域の水が進入可能な側孔を設け、
前記護岸部材を、前記側孔の内面にも設置している技術
が採用される。
【0016】この護岸構造では、岸辺ならびに岸辺近傍
の構造物に水域の水が進入可能な側孔を設け、護岸部材
を側孔の内面にも設置しているので、護岸部材と水との
接触面積が増えて浄化効果が向上し、側孔に波(水)が
進入することによる消波効果も得られる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る護岸部材およ
びこれを用いた護岸構造の第1実施形態を、図1および
図2を参照しながら説明する。これらの図にあっては、
符号1は護岸部材、2は岸辺、3はポーラス状材料、4
はアンカーを示している。
【0018】本実施形態における護岸部材1は、図1お
よび図2に示すように、河川、湖沼ならびに海岸におけ
る水域の岸辺2近傍の水底面2a上に水没状態で複数並
べられて設置されるものであって、繊維状物質で形成さ
れたポーラス状材料3をブロック状に形成したものであ
る。該ポーラス状材料3は、繊維状のポリプロピレンま
たはPET(ポリエチレンテレフタレート)によって形
成され、その内部に、蛍光物質が含有されて形成されて
いる。
【0019】すなわち、上記ポーラス状材料3は、製造
時において、液状のポリプロピレンまたはPET中に、
蛍光物質として例えば、フルオレセイン、エオシン、エ
スクリン等の水溶液、カナリーガラス、シアン化白金等
の固体、およびアルカリ土金属の硫化物のような結晶蛍
光体、ルシフェリン等の蛍光体を混ぜ合わせた後に、繊
維状にし、さらにブロック形状に成形して作られる。な
お、蛍光物質としては、残光時間が長く(蛍光能力が数
時間以上維持されるものが好ましい)、強く発光するも
のが好適である。
【0020】また、護岸部材1は、その下部にアンカー
(棒状アンカー)4が取り付けられており、該アンカー
4を岸辺2または水底面2aの地中に打ち込んで埋設
し、岸辺2等に確実に固定される。なお、このアンカー
4は、直管状のドレーンタイプとなっている。さらに、
ポーラス状材料3には、無数の空隙部分が形成されてお
り、この空隙部分を利用して葦等の植物5を複数植え込
んでいる。すなわち、護岸部材1は、河川河口等におけ
る植物5の殖生枠としても利用される。なお、ポーラス
状材料3は、全体が繊維的形状であるため、その空隙率
が約90%の特性を有している。
【0021】この護岸部材1では、ポーラス状材料3に
蛍光物質が含有されているので、日没後において護岸が
蛍光によって発光する。このため、光に対して集まる習
性を有した虫等が発光する護岸部材1に集まり、また、
これらの虫等を食料とする他の生物も護岸部材1に集ま
るようになる。このように集まってきた生物は、ポーラ
ス状材料3の空隙部分を生息場所とすることができ、ま
たこの空隙部分に珪藻類等の水生植物も繁茂するように
なり、これを食料とする水性生物等も集まるようにな
る。すなわち、蛍光効果によって、様々な生物が護岸部
材1に集まって生息・繁殖するようになることから、こ
れらの生物による水質浄化作用を大幅に向上させること
ができる。
【0022】また、繊維状のポーラス状材料3で形成さ
れているので、水に含まれる懸濁物質を捕獲して濾過効
果を得ることができるとともに、表面積が増加し、水と
の接触面積が増えて酸化作用による水の浄化機能も向上
する。加えて、日中に照射される太陽光が、内部の空隙
部分にまで到達し易くなり、蛍光に寄与する表面積を大
幅に増加させることができる。
【0023】さらに、夜間において蛍光効果が持続する
間、その存在自体を目視確認することが可能となって、
岸辺2の位置・形状が明確になり、船舶等の航行の安全
性を向上させることができる。そして、ポーラス状材料
3では、水の流通は容易である反面、土砂が流通しにく
いので、岸辺2等の土砂の流出を防止することができ
る。
【0024】また、ポーラス状材料3が繊維状物質で形
成されているので、全体として高い弾力性を有し、高い
圧縮強度が得られるため、高い消波効果も得ることがで
きる。さらに、ポーラス状材料3がポリプロピレンまた
はPETで形成されているので、水に対して安定した材
質であり溶けないため、無害である。
【0025】次に、本発明に係る護岸部材およびこれを
用いた護岸構造の第1実施形態の他の例を、図3を参照
しながら説明する。この護岸構造は、河川の岸辺6にお
いて川底6aと護岸上面6bとの間の斜面6c上に、複
数の護岸部材1をアンカー4を打ち込んで敷設したもの
である。なお、本実施形態では、ポーラス状材料3の寸
法を、1m×1m×5cmに設定しているが、より厚い
ブロック状に形成しても構わない。
【0026】次に、本発明に係る護岸部材およびこれを
用いた護岸構造の第2実施形態を、図4を参照しながら
説明する。
【0027】第2実施形態は、直立型護岸(ドック型)
として適用したものであり、図4の(a)に示すよう
に、船着き場10の側壁に蛍光物質を含有しない板状の
ポーラス状材料(ポリプロピレン、PET等)で形成さ
れた護岸用板状体11が貼り付けられ、該護岸用板状体
11の表面に蛍光物質が含有されたポーラス状材料3か
らなる線状護岸部材12が貼り付けられている。この線
状護岸部材12は、護岸用板状体11の表面の一部に、
図4の(b)に示すように、屈曲を繰り返して複数貼り
付けられている。
【0028】本実施形態では、護岸用板状体11および
線状護岸部材12に波が直接当たって上下するので、接
触酸化作用が生じて水質浄化ができる。また、線状護岸
部材12の蛍光効果によって生物を集めるとともに、夜
間では船着き場10の位置を明確にすることができる。
そして、線状護岸部材12は、護岸用板状体11の表面
の一部に適切な面積で貼り付けられており、高価な蛍光
物質を必要最低限だけ使用することにより、低コスト化
を図ることができる。
【0029】次に、本発明に係る護岸部材およびこれを
用いた護岸構造の第3実施形態を、図5を参照しながら
説明する。
【0030】第3実施形態は、第2実施形態と同様に直
立型護岸として適用したものであり、図5に示すよう
に、船着き場10の側壁に波が進入可能な側孔10aを
設け、該側孔10aの内面および船着き場10の側壁に
それぞれ蛍光物質を含有しない板状のポーラス状材料
(ポリプロピレン、PET等)11aで形成された護岸
用板状体11が貼り付けられ、船着き場10の側壁に貼
り付けられた護岸用板状体11の表面の一部のみに蛍光
物質が含有されたポーラス状材料3からなる線状護岸部
材12が貼り付けられている。なお、側孔10aの開口
部周囲には、補強材としてコンクリート等の補強材13
が設けられている。
【0031】本実施形態では、側孔10aの内面にも護
岸用板状体11が貼り付けてあるので、護岸用板状体1
1と水との接触面積が増えて、浄化効果がさらに向上す
るとともに、側孔10aに波(水)が進入することによ
る消波効果も兼ね備えることができる。
【0032】なお、本発明は、次のような実施形態をも
含むものである。 (1)上記実施形態では、護岸部材1を岸辺2近傍の水
底面2aや岸辺6の斜面6c上に設置したり、または線
状護岸部材12を取り付けた護岸用板状体11を船着き
場10に設置したが、岸辺や川底に建てられた橋等の柱
(構造物)表面に巻回等して設置しても構わない。この
場合、本発明の護岸部材によって、土砂の流出が抑制さ
れるため、構造物周囲の先堀防止効果を得ることができ
る。
【0033】(2)護岸部材の形状を平面視矩形状のブ
ロック状または板状に形成したが、特に矩形状に限定す
るものではなく、例えば、平面視で三角形状、十字形
状、円形状等であってもよい。 (3)護岸部材は、岸辺およびその近傍の水底面であれ
ば、根固め・護岸施工されたコンクリートブロック等の
上に設置しても、土砂等の上に直接設置しても構わな
い。 (4)護岸部材1は、アンカー4で固定したが、アンカ
ーを用いずに直接貼り付けても構わない。 (5)また、本発明の護岸部材を、ロープやワイヤー等
でつないでおくことにより、岸辺に浮島状態に配しても
構わない。この場合は、岸辺近傍の水底面若しくは構造
物表面に設置する場合よりも、高い自由度をもち、護岸
部材が前後左右に揺れ動くことができるので、上記水質
浄化作用等がより高くなる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)請求項1記載の護岸部材によれば、ポーラス状材
料に蛍光物質が含有されているので、夜間に発光して虫
が集まり、複数の生物にとって好適な生息環境が提供さ
れると同時に水の水質浄化を行うことができる。また、
夜間において、その存在自体を目視確認することが可能
となって、船舶航行における安全性を向上させることが
できる。さらに、昼間の太陽光によって蓄光し、自ら発
光するので、特に電源等を必要とせず、安価に作製する
ことができる。そして、ポーラス状材料で形成されてい
るので、水に含まれる懸濁物質を捕獲して濾過効果を得
ることができるとともに、表面積が増加し、水との接触
面積が増えて酸化作用による水の浄化機能も向上する。
また、ポーラス状材料では、水の流通は容易である反
面、土砂が流通しにくいので、岸辺等の土砂の流出を防
止することができ、先堀防止策としても有効である。
【0035】(2)請求項2記載の護岸部材によれば、
ポーラス状材料が繊維状物質で形成されているので、高
い空隙率が得られ、水との接触率が高くなって水質浄化
作用がさらに向上する。また、全体として高い弾力性を
有し、高い圧縮強度が得られるため、高い消波効果も得
ることができ、消波材として用いることもできる。さら
に、コンクリートブロック等に比べて、非常に軽量で取
扱いが容易である。
【0036】(3)請求項3記載の護岸部材によれば、
ポーラス状材料がポリプロピレンまたはポリエチレンテ
レフタレートで形成されているので、水に対して安定し
た材質であり溶けないため、無害である。
【0037】(4)請求項4記載の護岸部材によれば、
地中に埋設する棒状アンカーが下部に取り付けられてい
るので、貼り付け難い場所でも、確実に岸辺等に設置す
ることができる。
【0038】(5)請求項5記載の護岸構造によれば、
護岸部材の少なくとも一部が、請求項1から4のいずれ
かに記載の護岸部材であるので、発光する護岸部材によ
って生物の生息場所を護岸に提供できるとともに、ポー
ラス状材料による濾過効果に加えて生物による水質浄化
作用の向上を図ることができる。
【0039】(6)請求項6記載の護岸構造によれば、
岸辺ならびに岸辺近傍の構造物に水域の水が進入可能な
側孔を設け、護岸部材を側孔の内面にも設置しているの
で、護岸部材と水との接触面積が増えて、浄化効果がさ
らに向上するとともに、ポーラス状材料による消波効果
に加えて側孔に波(水)が進入することによる消波効果
も兼ね備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る護岸部材およびこれを用いた護
岸構造の第1実施形態を示した断面図である。
【図2】 本発明に係る護岸部材の第1実施形態を示し
た斜視図である。
【図3】 本発明に係る護岸部材およびこれを用いた護
岸構造の第1実施形態における他の例を示した断面図で
ある。
【図4】 本発明に係る護岸部材およびこれを用いた護
岸構造の第2実施形態を示した正面図および断面図であ
る。
【図5】 本発明に係る護岸部材およびこれを用いた護
岸構造の第3実施形態を示した断面図である。
【符号の説明】
1 護岸部材 2、6 岸辺 2a 岸辺近傍の水底面 3 ポーラス状材料 4 アンカー(棒状アンカー) 5 葦等の植物 6c 岸辺の斜面 10 船着き場 10a 側孔 11 板状護岸部材 12 線状護岸部材

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 河川、湖沼ならびに海岸における水域の
    岸辺に浮島状態に配され又は該岸辺近傍の水底面若しく
    は構造物表面に設置されるブロック形状または板形状の
    護岸部材であって、 ポーラス状材料で形成され、 該ポーラス状材料に蛍光物質が含有されていることを特
    徴とする護岸部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の護岸部材において、 前記ポーラス状材料は、繊維状物質で形成されているこ
    とを特徴とする護岸部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の護岸部材におい
    て、 前記ポーラス状材料は、ポリプロピレンまたはポリエチ
    レンテレフタレートで形成されていることを特徴とする
    護岸部材。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の護岸
    部材において、 地中に埋設する棒状アンカーが下部に取り付けられてい
    ることを特徴とする護岸部材。
  5. 【請求項5】 河川、湖沼ならびに海岸における水域の
    岸辺、岸辺近傍の護岸構造であって、 前記岸辺ならびに前記岸辺近傍の水底面または構造物表
    面にポーラス状材料で形成された護岸部材を設置し、 該護岸部材の少なくとも一部が、請求項1から4のいず
    れかに記載の護岸部材であることを特徴とする護岸構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の護岸構造において、 前記岸辺ならびに前記岸辺近傍の構造物には、前記水域
    の水が進入可能な側孔を設け、 前記護岸部材を、前記側孔の内面にも設置していること
    を特徴とする護岸構造。
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