JP3431893B2 - イオン水生成器 - Google Patents

イオン水生成器

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JP3431893B2
JP3431893B2 JP2000262922A JP2000262922A JP3431893B2 JP 3431893 B2 JP3431893 B2 JP 3431893B2 JP 2000262922 A JP2000262922 A JP 2000262922A JP 2000262922 A JP2000262922 A JP 2000262922A JP 3431893 B2 JP3431893 B2 JP 3431893B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道の蛇口から取
り入れた水道水をイオン分解してイオン水として注出す
るイオン水生成器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のイオン水生成器は、本体の内部
に浄水槽と電解槽とを備え、水道の蛇口に取り付けた切
換器のレバーを操作することにより、接続管を介して前
記本体内に水道水を給水し、その水を浄水槽でろ過して
浄水とし、その浄水を前記電解槽でイオン分解して注出
するものである。また、このイオン水生成器は、注出す
るイオン水のpH濃度を「強」、「中」、「弱」に設定
可能であるとともに、前記電解槽ではイオン分解を実行
せずに、浄水槽でろ過した浄水を注出可能とする機能も
備えている。
【0003】そして、前記イオン水生成器の本体正面に
は、ユーザがスイッチ操作することによって、アルカリ
イオン水、酸性イオン水および浄水のうち、いずれの種
類の水を注出するか選択した設定状態を表示する液晶パ
ネルが配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記イ
オン水生成器では、ユーザが動作状態を判別することは
できないという問題がある。即ち、イオン水生成器で
は、例えば、アルカリイオン水を注出する際に、注出開
始当初は、浄水槽や電解槽の内部に残留した水が注出さ
れるうえ、この水はイオン分解が行われていない。その
ため、その水は、使用しないことが好ましいが、ユーザ
は、使用してもよい状態になったか否かを判別すること
ができない。そして、この様な注意事項は、添付された
取り扱い説明書に記載されているだけであるため、非常
に不便である。また、前記使用しないことが好ましい時
間は、非使用時間に応じて変わるため、ユーザは、以前
に使用した日時を覚えておく必要がある。
【0005】なお、毎朝、最初に使用する際や、飲料用
でない酸性イオン水を注出する設定としている際に、ブ
ザーによってユーザに知らせるようにしたものもある
が、この場合、周囲の騒音によってブザー音が消される
可能性がある。
【0006】そこで、本発明では、ユーザが動作状態を
容易に判別できるうえ、ユーザが使用してもよい状態か
否かを容易に判別できるイオン水生成器を提供すること
を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のイオン水生成器は、原水をろ過する
浄水槽と、ろ過した浄水をアルカリイオン水と酸性イオ
ン水にイオン分解する電解槽と、注出する水を前記アル
カリイオン水、酸性イオン水または浄水に選択するスイ
ッチの操作部と、設定状態を表示する液晶パネルとを備
えたイオン水生成器において、少なくとも給水を停止し
た後にカウントした非使用時間に基づいて注出した水の
使用を許可するか否かを判断して前記液晶パネルで表示
する使用可否状態表示機能を設けた構成としている。
【0008】また、本発明の第2のイオン水生成器は、
原水をろ過する浄水槽と、ろ過した浄水をアルカリイオ
ン水と酸性イオン水にイオン分解する電解槽と、注出す
る水を前記アルカリイオン水、酸性イオン水または浄水
に選択するスイッチの操作部と、設定状態を表示する液
晶パネルとを備えたイオン水生成器において、注出した
水の使用を許可するか否かを前記液晶パネルで表示する
使用可否状態表示機能を設けるとともに、前記液晶パネ
ルの背部にバックライト手段を設け、前記使用可否状態
表示機能として、使用許可状態と使用不許可状態とで、
前記バックライト手段による表示を相違させた構成とし
ている。
【0009】これらのイオン水生成器によれば、注出し
た水の使用を許可する状態と、許可しない状態を液晶パ
ネルで表示する使用可否状態表示機能を備えているた
め、ユーザは、注出された水を使用してもよい状態か、
使用してはいけない状態かを容易に判別できる。そのた
め、本体内に残留した注出開始当初の水をユーザが使用
することを確実に防止できる。また、ユーザは、以前に
使用した日時を覚えておく必要がないため、利便性の向
上を図ることができる。
【0010】また、第1のイオン水生成器によれば、前
記使用可否状態表示機能は、少なくとも非使用時間に基
づいて使用を許可するか否かを判断するため、万一、非
使用時間中に細菌が繁殖していても、使用を不許可した
状態での通水により、浄水槽および電解槽を確実に清浄
することができる。さらに、第2のイオン水生成器によ
れば、前記使用可否状態表示機能として、使用許可状態
と使用不許可状態とで、バックライト手段による表示を
相違させるようにしているため、離れた位置からでも動
作状態を容易に判別できる。
【0011】第2のイオン水生成器では、前記使用可否
状態表示機能は、使用許可の状態と使用不許可の状態と
で、前記バックライト手段による発光周期を相違させる
ものであることが好ましい。または、前記バックライト
手段は、複数の色を発光可能であり、前記使用可否状態
表示機能は、使用許可の状態と使用不許可の状態とで、
異なる色を発光させるものであってもよい。または、前
記使用可否状態表示機能は、使用許可の状態と使用不許
可の状態とで、前記バックライト手段によって発光する
色の濃度を相違させるものであってもよい。これらのよ
うに構成したイオン水生成器では、ユーザが注出される
水を使用しても良いか否かを容易に判別できるため、よ
り使用上の利便性を向上できる。
【0012】また、前記使用可否状態表示機能は、少な
くとも給水を停止した後にカウントした非使用時間に基
づいて使用を許可するか否かを判断することが好まし
い。
【0013】さらに、第1および第2のイオン水生成器
では、前記使用可否状態表示機能は、アルカリイオン水
を注出する設定において、前記電解槽に対する通電が所
定電流値に達したか否かに基づいて使用を許可するか否
かを判断することが好ましい。このようにすれば、イオ
ン分解が不十分な水をユーザが使用することを確実に防
止できる。また、原水である水道水に遊離炭酸が多く含
まれている場合に、イオン分解は確実に行われている状
態にも関わらず、使用を許可する状態にならないという
不都合を確実に防止できる。
【0014】さらに、前記使用可否状態表示機能は、ア
ルカリイオン水を注出する設定において、前記電解槽に
対する通電が所定電圧に達したか否かに基づいて使用を
許可するか否かを判断することが好ましい。このように
すれば、イオン分解は確実に行われている状態にも関わ
らず、使用を許可する状態にならないという不都合をよ
り確実に防止できる。
【0015】そして、前記使用可否状態表示機能は、前
記表示パネルに使用可能状態を意味する文字を表示する
ものであるようにし、どの様なユーザでも使用可能な状
態になったことを容易に判別できるようにすることが好
ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。図1および図2は、本発明のイオン
水生成器1を示す。このイオン水生成器1は、本体2の
内部に、流量センサ15と、浄水槽14と、電解槽19
と、図示しない制御回路とを配設したものである。
【0017】前記本体2の正面には、図1および図3に
示すように、操作パネル3が配設されている。この操作
パネル3には、中央に液晶パネル4が配設され、その周
囲にスイッチの操作部10a〜10gが配設されてい
る。
【0018】前記液晶パネル4は、背部の光を透過する
ための微小な孔(図示せず)が設けられた周知のセグメ
ント方式のものである。この液晶パネル4には、電解槽
19でのイオン分解レベルを段階別に示すレベル表示部
5と、注出された水を使用しても良い状態を示す使用可
能状態表示部6と、洗浄時期を示す洗浄表示部7と、後
述する浄水カートリッジ16の交換時期を示す交換表示
部8と、浄水カートリッジ16の交換目安を表示するレ
ベル表示部8aと、いずれの動作条件を選択しているか
を示す印表示部9がセグメント電極によって形成されて
いる。
【0019】前記スイッチの操作部10a〜10gは、
動作条件を設定するためのものである。なお、操作部1
0aは「アルカリ強」の動作設定、操作部10bは「ア
ルカリ中」の動作設定、操作部10cは「アルカリ弱」
の動作設定、操作部10dは「浄水」の動作設定、操作
部10eは「酸性」の動作設定、操作部10fは「洗
浄」の動作設定、操作部10gは「リセット」の動作設
定である。
【0020】本実施形態では、「アルカリ強」の動作設
定とすると、液晶パネル4のレベル表示部5は、全て
(9個)のレベルが点灯し、pH値が約9.5相当のア
ルカリイオン水を注出する。また、「アルカリ中」の動
作設定とすると、液晶パネル4のレベル表示部5は、下
方から6個のレベルが点灯し、pH値が約9.0相当の
アルカリイオン水を注出する。「アルカリ弱」の動作設
定とすると、液晶パネル4のレベル表示部5は、下方か
ら3個のレベルが点灯し、pH値が約8.5相当のアル
カリイオン水を注出するようになっている。
【0021】前記液晶パネル4の背部には、図4に示す
ように、前記液晶パネル4のバックライト基板11が配
設されている。このバックライト基板11は、図5に示
すように、矩形状の反射板12と、該反射板12の上下
辺に所定間隔をもって配設した複数のLED13からな
る。このLED13は、赤、緑、青の三原色を発光可能
なものを適用している。なお、赤色を発光するLED、
緑色を発光するLED、および、青色を発光するLED
をそれぞれ配設してもよい。
【0022】前記浄水槽14は、図2に示すように、内
部に浄水カートリッジ16が取替可能に配設されるもの
で、給水量を検出するための流量センサ15を介して水
道の蛇口に接続されている。前記浄水カートリッジ16
は、積層した中央の中空糸膜フィルタ17の外周部に抗
菌活性炭フィルタ18を配設するとともに、上部のキャ
ップに電解促進剤の役割をなす顆粒状のカルシウムを収
容させたものである。そして、この浄水カートリッジ1
6では、底部から流入した水道水は、前記抗菌活性炭フ
ィルタ18を浸透して含有した塩素分が除去された後、
中空糸膜フィルタ17を経て含有したゴミ等が分離除去
され、浄化される。その後、キャップ内を通ってカルシ
ウムによって後述する電解槽19でイオン分解可能な状
態として注出される。
【0023】前記電解槽19は、内部に、陰極板と、陽
極板と、これら両極板を区画するように隔膜とが配設さ
れた周知のものである。前記両極板には、制御基板から
所定の設定値で電流が供給されると、陰極板の側では、
下記の化学式(1)に従って水が還元される(電子を奪
って)ことにより水素ガスとなり、水酸化物イオンが生
成され、アルカリ性を示す。また、陽極板の側では、下
記の化学式(2)に従って水が酸化される(電子を放出
して)ことにより酸素ガスとなり、水素イオンが生成さ
れ、酸性を示す。これにより、前記浄水槽14から供給
された浄水をアルカリイオン水と酸性イオン水に分解す
る。そして、分解したアルカリイオン水は、図1に示す
注出ノズル20から注出され、酸性イオン水は、図1に
示す排出ノズル21から注出される。
【0024】
【化1】
【0025】本実施形態では、前記電解槽19における
酸性イオン水の排出口に三方弁22が配設され、ユーザ
が「浄水」の動作設定とした際に、酸性イオン水の排出
経路へ流れた浄水をアルカリイオン水の注出経路に合流
するように流すように構成している。また、アルカリイ
オン水と酸性イオン水を注出ノズル20から注出する際
の切り換えは、電解槽19の陽極室と陰極室の極性の切
換えによって行う。
【0026】前記イオン水生成器1を制御する制御回路
は、マイコンを実装した制御基板を備え、ユーザによる
前記操作パネル3に配設した各スイッチの操作部10a
〜10gの操作に応じて設定した動作を実行するもので
ある。また、その設定した動作、即ち、ユーザが選択し
た水の種類、および、動作の実行状態に応じて前記バッ
クライト基板11のLED13による表示をそれぞれ相
違させるものである。以下の表1に本実施形態の具体的
な設定を示す。
【0027】
【表1】
【0028】前記表1に示すように、ユーザが選択した
水の種類に応じ、前記バックライト基板11による発光
配色を、アルカリイオン水の場合には青色、浄水の場合
には緑色、酸性イオン水の場合には赤色に設定してい
る。しかも、前記注出ノズル20から注出された水の使
用を許可する状態では、LED13を点灯させるととも
に、使用可能状態表示部6を点灯表示させる。一方、許
可しない(不許可)状態では、LED13を点滅させる
とともに、使用可能状態表示部6を消灯させて表示しな
いように設定している。
【0029】ここで、前記注出された水の使用を許可す
るか否かは、給水を停止した後にカウントした時間と、
動作設定がアルカリイオン水である場合にはイオン分解
レベルによって相違するものである。即ち、給水を開始
した当初に注出される水は、前記洗浄槽や電解槽19の
内部に残留した水であり、その水には細菌が繁殖してい
る可能性があるうえ、イオン分解が十分になされていな
いため、その水をユーザに使用させないように表示する
ようにしている。以下の表2に、非使用時間に基づいた
アルカリイオン水の使用許可表示の移行条件を示す。
【0030】
【表2】
【0031】前記表2に示すように、カウントした非使
用時間が10時間未満の場合には、3秒間、使用を許可
しないようにしており、その3秒間は、前記バックライ
ト基板11のLED13によって液晶パネル4が青色の
発光で点滅させるように構成している。また、非使用時
間が10時間以上24時間未満の場合には、12秒間、
青色の発光で点滅させる。また、非使用時間が24時間
以上48時間未満の場合には、1分間、青色の発光で点
滅させる。また、非使用時間が48時間以上またはデー
タなしの場合には、2分間、青色の発光で点滅させる。
ここで、前記データなしとは、例えば、ユーザが非使用
状態で商用電源のコンセントから電源コードを抜いた場
合に生じるものである。なお、酸性イオン水の移行条件
は、前記アルカリイオン水の場合と同一であり、浄水の
移行条件は、非使用時間が30秒未満である場合には0
秒とした点でのみ相違する。
【0032】また、本実施形態のマイコンは、前記レベ
ル表示部5の表示を、前記電解槽19に対して通電する
電流値と、印加された電圧値に基づいて変更する。そし
て、アルカリイオン水を注出する動作設定では、前記非
使用時間に基づいた使用可否状態の判断と、前記電解槽
19への通電に基づいた使用可否状態の判断の両方がク
リアされた状態になると、使用を許可するように構成し
ている。
【0033】次に、前記マイコンによる制御について説
明する。前記イオン水生成器1のマイコンは、電源が投
入されると、図6に示すように、ステップS1で、流量
センサ15によって給水を検出するまで待機する。
【0034】そして、給水を検出すると、ステップS2
で、非使用時間を計測するカウンタが動作中であるか否
かを検出する。そして、カウンタが動作中である場合に
はステップS3に進み、カウンタを停止してステップS
4に進む。一方、カウンタが動作中でない場合にはその
ままステップS4に進む。
【0035】ステップS4では、設定された動作情報を
読み込む。ここで、この設定された動作情報とは、ユー
ザが操作部10aから操作部10eを操作することによ
って設定した動作、または、ユーザが給水を開始する前
に操作をしないことによる前回の設定動作である。
【0036】ついで、ステップS5で、動作情報に応じ
た表示パネルの表示処理を実行した後、ステップS6
で、バックライトの配色設定処理を実行する。即ち、設
定された動作情報がアルカリイオン水である場合には青
色、浄水である場合には緑色、酸性イオン水である場合
には赤色に設定する。
【0037】その後、ステップS7で、カウンタによる
非使用時間を読み込み、ステップS8で、使用を不許可
する時間(点滅時間)を設定した後、ステップS9で、
その設定時間のタイマをスタートさせ、ステップS10
で、前記ステップS6で設定した配色でLED13の点
滅を開始させる。
【0038】次に、図7示すように、ステップS11
で、ユーザが選択している動作設定が浄水であるか否か
を検出する。そして、浄水である場合にはステップS1
2に進み、三方弁22を注出ノズル20の側に位置させ
た後、ステップS18に進む。一方、浄水でない場合に
はステップS13に進み、三方弁22を排出ノズル21
の側に位置させた後、ステップS14に進む。
【0039】ステップS14では、ユーザが選択してい
る動作設定が酸性であるか否かを検出する。そして、酸
性である場合にはステップS15に進み、電解槽19に
対して注出ノズル20から酸性水が注出されるように陰
極および陽極に対して通電を開始した後、ステップS1
8に進む。一方、酸性でない場合にはステップS16に
進む。
【0040】ステップS16では、電解槽19に対して
注出ノズル20からアルカリイオン水が注出されるよう
に陰極および陽極に対して通電を開始し、ステップS1
7で、後述する通電レベル処理を実行した後、ステップ
S18に進む。
【0041】ステップS18では、既にタイマによって
非使用時間を計測したことを意味するフラグfに1が入
力されているか否かを検出する。そして、fが1でない
場合にはステップS19に進み、fが1でない場合(f
が0である場合)には後述するステップS19からステ
ップS22をスキップしてステップS23に進む。
【0042】ステップS19では、タイマがカウントア
ップしたか否かを検出する。そして、タイマがカウント
アップしていない場合にはステップS20に進み、ユー
ザが操作部10aから操作部10eを操作することによ
る動作設定の変更があったか否かを検出する。そして、
変更がない場合にはステップS18に戻り、変更があっ
た場合にはステップS21に進み、カウントタイムを記
憶してステップ4に戻る。一方、ステップS19で、タ
イマがカウントアップした場合にはステップS22に進
み、タイマによって非使用時間を計測したことを意味す
るfに1を入力してステップS23に進む。
【0043】ここで、前記ステップS21を経てステッ
プS4に戻った場合には、新たに選択した動作設定にお
ける非使用時間に基づいた使用を許可しない設定時間か
ら、既にカウントしている記憶時間を差し引いた時間の
みカウントすることになる。
【0044】次に、図8に示すように、ステップS23
では、液晶パネル4の使用可能状態表示部6が点灯する
ように表示処理を実行し、ステップS24で、点滅中の
発光色と同色でLED13を点灯させた後、ステップS
25で、給水が停止したか否かを検出する。そして、給
水が停止していない場合にはステップS26に進み、給
水が停止した場合にはステップS27に進む。
【0045】ステップS26では、ユーザが操作部10
aから操作部10eを操作することによる動作設定の変
更があったか否かを検出し、変更がない場合にはステッ
プS25に戻り、変更があった場合にはステップS4に
戻る。
【0046】ここで、このステップS26を経てステッ
プS4に戻った場合には、ステップS22によるフラグ
により、非使用時間に基づいた使用を許可しない時間カ
ウントは行わない。そのため、浄水または酸性水の設定
からアルカリイオン水の設定に変更した際には、電解槽
19に対して所定の電流または電圧が印加されるまで使
用を許可しない通電レベル処理が行われた後、使用可能
な状態となる。
【0047】一方、前記ステップS25で、給水が停止
したことを検出すると、ステップS27で、LED13
を消灯した後、ステップS28で、電解槽19への通電
を停止する。
【0048】ついで、ステップS29で、給水を停止し
た際の動作設定を記憶した後、ステップS30で、タイ
マによって非使用時間を計測したことを意味するフラグ
fを0(計測なし)を入力する。
【0049】その後、ステップS31で、非使用時間を
計測するカウンタをリセットした後、ステップS32
で、そのカウンタをスタートさせて図6に示すステップ
S1に戻る。
【0050】次に、マイコンによる通電レベル処理につ
いて説明する。この通電レベル処理では、図9に示すよ
うに、まず、ステップS17−1で、電解槽19に対し
て通電された電流値を検出する。
【0051】ついで、ステップS17−2で、その電流
値がレベル表示部5の表示を1レベルアップ表示する電
流値になっているか否かを検出する。そして、レベルア
ップ表示する電流値になった場合にはステップS17−
4に進み、レベルアップ表示する電流値になっていない
場合にはステップS17−3を経てステップS17−4
に進む。ステップS17−3では、印加された電圧値は
レベルアップ表示する電圧値になっているか否かを検出
する。ここで、レベルアップ表示する電圧値になってい
ない場合にはステップS17−2に戻り、レベルアップ
表示する電圧値になった場合にはステップS17−4に
進む。
【0052】ステップS17−4では、レベル表示部5
を1レベル点灯数が増えるように表示変更を実行した
後、ステップS17−5に進む。
【0053】ステップS17−5では、ユーザが設定し
たアルカリイオン水の濃度(強、中、弱)に応じた電流
値になったか否かを検出する。そして、設定電流値にな
った場合にはリターンする。一方、設定電流値になって
いない場合には、ステップS17−6に進み、設定電圧
値になったか否かを検出する。ここで、設定電圧値にな
っていない場合にはステップS17−1に戻り、設定電
圧値になった場合には素ターンする。
【0054】このように、本発明のイオン水生成器1で
は、ユーザのスイッチ操作により設定した動作の状態に
応じ、バックライト基板11のLED13によって液晶
パネル4の配色を変更するため、ユーザがその状態を容
易に判別することができる。その結果、飲用することを
禁止している酸性イオン水をユーザが誤って飲用するこ
とを防止できる。
【0055】また、注出ノズル20から注出されている
水の使用を許可する状態と、使用を許可しない状態とを
表示する使用可否状態表示機能を備えているため、本体
2内の残留した水をユーザが誤って使用することを防止
できる。しかも、その使用可否状態表示機能としては、
使用可能な状態を意味する使用可能状態表示部6を表示
し、かつ、バックライト基板11のLED13による発
光周期を変更する構成としているため、ユーザが注出さ
れる水を使用しても良いか否かを容易に判別できるた
め、より使用上の利便性を向上できる。しかも、ユーザ
は、以前に使用した日時を覚えておく必要がない。
【0056】そして、前記使用可否状態表示機能は、非
使用時間に基づいて使用を禁止する時間を設定するとと
もに、アルカリイオン水を注出する設定では電解槽19
に通電する電流値または電圧値に基づいて使用を許可す
るか否かを判断している。そのため、万一、非使用時間
中に細菌が繁殖していても、使用を不許可した状態での
通水により、浄水槽および電解槽を確実に清浄すること
ができる。しかも、イオン分解が不十分な水をユーザが
使用することを確実に防止できる。さらに、pHセンサ
を用いた場合には、水道水に遊離炭酸が多く含まれてい
る場合に、イオン分解は確実に行われている状態にも関
わらず、使用を許可する状態にならない可能性がある
が、本発明では、電流値および電圧値に基づいて判断し
ているため、前記不都合が生じることはない。
【0057】なお、本発明のイオン水生成器1は前記実
施形態の構成に限定されるものではない。例えば、前記
実施形態では、注出された水の使用を許可する状態と許
可しない状態とを、バックライト基板11のLED13
による発光周期を変えることによって表示したが、下記
の表3に示すように、各動作設定において、淡色と濃色
で発光させることにより、判別できるようにしてもよ
い。
【0058】
【表3】
【0059】または、下記の表4に示すように、使用を
許可する色と、使用を許可しない色とを別の色で発光さ
せることにより、判別できるようにしてもよい。
【0060】
【表4】
【0061】また、前記実施形態では、動作設定がアル
カリイオン水である場合、強、中、弱のレベルに関わら
ず液晶パネル4の表示を青色としたが、レベルに応じて
異なる色を発光させてもよい。
【0062】さらに、前記実施形態では、注出ノズル2
0から注出する水の種類、および、使用許可状態と使用
不許可状態とで、それぞれバックライト基板11による
液晶パネル4の表示方式を変更するようにしたが、水の
種類でのみ液晶パネル4の表示方式を変更してもよく、
また、使用許可状態と使用不許可状態のみ液晶パネル4
の表示方式を変更してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のイオン水生成器は、注出ノズルから注出されている水
の使用を許可する状態と、使用を許可しない状態とを表
示する使用可否状態表示機能を設けているため、本体内
の残留した水をユーザが使用することを防止できる。
【0064】また、前記使用可否状態表示機能として
は、非使用時間に基づいて使用を許可するか否かを判断
するため、万一、非使用時間中に細菌が繁殖していて
も、使用を不許可した状態での通水により、浄水槽およ
び電解槽を確実に清浄することができる。また、アルカ
リイオン水を注出する設定において、前記電解槽に対す
る通電による電流値または電圧値に基づいて使用を許可
するか否かを判断ため、イオン分解が不十分な水をユー
ザが使用することを確実に防止できる。そのうえ、原水
である水道水に遊離炭酸が多く含まれている場合に、イ
オン分解は確実に行われている状態にも関わらず、使用
を許可する状態にならないという不都合を確実に防止で
きる。
【0065】そして、前記使用可否状態表示機能は、前
記表示パネルに使用可能状態を意味する文字、または、
液晶パネルの背部に設けたバックライト手段による表示
を相違させるようにしているため、ユーザが動作状態を
容易に判別できる。
【0066】しかも、バックライト手段による使用可否
状態表示機能は、LEDの発光周期を変更するように構
成し、または、異なる色を発光するように構成し、また
は、発光する色の濃度を相違させる構成としているた
め、ユーザが注出される水を使用しても良いか否かを容
易に判別でき、より使用上の利便性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態であるイオン水生成器を示
す斜視図である。
【図2】 図1の正面中央横断面図である。
【図3】 図1の正面図である。
【図4】 図1の正面中央縦断面図である。
【図5】 バックライト基板を示し、(A)は正面図、
(B)は(A)のA−A線断面図である。
【図6】 マイコンの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】 図6の続きのフローチャートである。
【図8】 図7の続きのフローチャートである。
【図9】 図7の通電レベル処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1…イオン水生成器、2…本体、4…液晶パネル、10
a〜10g…スイッチの操作部、11…バックライト基
板、12…反射板、13…LED、14…浄水槽、15
…流量センサ、16…浄水カートリッジ、19…電解
槽。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村垣 雅人 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (72)発明者 佐藤 義治 大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号 象印マホービン株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−38650(JP,A) 特開 平9−225462(JP,A) 特開 平10−113662(JP,A) 特開 平10−57959(JP,A) 特開2000−84557(JP,A) 特開 平8−323360(JP,A) 特開 平5−245475(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C02F 1/46 C02F 1/28

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水をろ過する浄水槽と、ろ過した浄水
    をアルカリイオン水と酸性イオン水にイオン分解する電
    解槽と、注出する水を前記アルカリイオン水、酸性イオ
    ン水または浄水に選択するスイッチの操作部と、設定状
    態を表示する液晶パネルとを備えたイオン水生成器にお
    いて、 少なくとも給水を停止した後にカウントした非使用時間
    に基づいて注出した水の使用を許可するか否かを判断し
    て前記液晶パネルで表示する使用可否状態表示機能を設
    けたことを特徴とするイオン水生成器。
  2. 【請求項2】 原水をろ過する浄水槽と、ろ過した浄水
    をアルカリイオン水と酸性イオン水にイオン分解する電
    解槽と、注出する水を前記アルカリイオン水、酸性イオ
    ン水または浄水に選択するスイッチの操作部と、設定状
    態を表示する液晶パネルとを備えたイオン水生成器にお
    いて、 注出した水の使用を許可するか否かを前記液晶パネルで
    表示する使用可否状態表示機能を設けるとともに、前記
    液晶パネルの背部にバックライト手段を設け、前記使用
    可否状態表示機能として、使用許可状態と使用不許可状
    態とで、前記バックライト手段による表示を相違させた
    ことを特徴とするイオン水生成器。
  3. 【請求項3】 前記使用可否状態表示機能は、使用許可
    の状態と使用不許可の状態とで、前記バックライト手段
    による発光周期を相違させるものであることを特徴とす
    る請求項2に記載のイオン水生成器。
  4. 【請求項4】 前記バックライト手段は、複数の色を発
    光可能であり、前記使用可否状態表示機能は、使用許可
    の状態と使用不許可の状態とで、異なる色を発光させる
    ものであることを特徴とする請求項2に記載のイオン水
    生成器。
  5. 【請求項5】 前記使用可否状態表示機能は、使用許可
    の状態と使用不許可の状態とで、前記バックライト手段
    によって発光する色の濃度を相違させるものであること
    を特徴とする請求項2に記載のイオン水生成器。
  6. 【請求項6】 前記使用可否状態表示機能は、少なくと
    も給水を停止した後にカウントした非使用時間に基づい
    て使用を許可するか否かを判断するものであることを特
    徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の
    イオン水生成器。
  7. 【請求項7】 前記使用可否状態表示機能は、アルカリ
    イオン水を注出する設定において、前記電解槽に対する
    通電が所定電流値に達したか否かに基づいて使用を許可
    するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至請
    求項6のいずれか1項に記載のイオン水生成器。
  8. 【請求項8】 前記使用可否状態表示機能は、アルカリ
    イオン水を注出する設定において、前記電解槽に対する
    通電が所定電圧に達したか否かに基づいて使用を許可す
    るか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至請求
    項7のいずれか1項に記載のイオン水生成器。
  9. 【請求項9】 前記使用可否状態表示機能は、前記表示
    パネルに使用可能状態を意味する文字を表示するもので
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか
    1項に記載のイオン水生成器。
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