JPH09174039A - 飲料水製造装置 - Google Patents

飲料水製造装置

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Publication number
JPH09174039A
JPH09174039A JP34236195A JP34236195A JPH09174039A JP H09174039 A JPH09174039 A JP H09174039A JP 34236195 A JP34236195 A JP 34236195A JP 34236195 A JP34236195 A JP 34236195A JP H09174039 A JPH09174039 A JP H09174039A
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Japan
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water
time
water flow
drinking water
electrodes
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Application number
JP34236195A
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English (en)
Inventor
Hideki Iwakura
秀樹 岩倉
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浄水経路内配置の電極の劣化を防ぎ、電池の
放電寿命を厳しく管理する必要もなく、かつ1回当たり
の通水量の如何に拘わらず性能保証期間を明確に判定で
きる飲料水製造装置を得ること。 【解決手段】 浄水経路2内の蛇口を閉じた時に空気が
侵入可能な排出管14内に、防水シートで覆われた一対
の電極18,18を設け、電圧測定手段によつて電極間
に電池21より加えられる電圧を測定し、通水判定手段
によってこの測定電圧と規定値と比較することにより通
水の有無を判定し、使用時間積算手段によって通水時の
時間を積算してこの積算した通水時間と寿命時間とを比
較し、使用時間の値が寿命時間を超えると、水処理材1
3,15が交換時期にあることをLED25によって知
らせるようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料水製造装置に
係り、より詳しくは総使用時間に基づいて寿命が決まる
水処理材の性能保証期間を明確にする判定手段を備えた
飲料水製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、家庭用の水道水等の飲料水を
対象として、交換可能な水処理材により水処理を行う飲
料水製造装置は知られている。このような飲料水製造装
置は、交換可能なフィルタ、活性炭、あるいはミネラル
分の溶出を目的としたミネラル含浸材などを収容してな
るカートリッジにより、水道水から濁り、塩素臭、かび
臭などを取り除き、あるいは水道水にミネラル分を添加
し、美味しい水に生成するものである。
【0003】しかし、フィルタやカートリッジ等の水処
理材による効果は、使用環境によってある一定期間に限
られている。このため、一定期間経過後は、使用者がフ
ィルタやカートリッジを新しいものと交換する必要があ
り、交換することによってその機能を確保できるように
なっている。したがって、交換時期にフィルタやカート
リッジを新しいものと交換しなければ、その性能を維持
することはできない。
【0004】一定期間経過すると、フィルタやカートリ
ッジが目詰まりを起こし、通水を行っても水が通過でき
ない箇所が生じ、出水口から出る水の勢いが弱くなるた
め、目詰まりを起こした(一定期間が経過した)ことが
分かる。つまり、使用者は出水口から出る水の勢いを見
て交換時期を判断し、フィルタやカートリッジを新しい
ものと交換する。
【0005】ところが、このような目視による交換時期
の判断は正確でないため、使用者によっては交換時期以
前、つまりフィルタやカートリッジの性能が十分であり
ながらも交換してしまう場合があり、非経済的である。
【0006】また、逆に交換時期を過ぎても交換が行わ
れない場合もある。更に未使用時にフィルタやカートリ
ッジに滞留する水は無塩素水となり、雑菌が繁殖し易い
状態に置かれる。したがって、交換時期を過ぎても交換
が行われず、フィルタやカートリッジが目詰まりして、
通水を行っても水が通過できない滞留部が発生すると、
この滞留部が雑菌が繁殖する温床となってしまい、衛生
面での問題が発生する。
【0007】そこで、フィルタやカートリッジ等の水処
理材の交換時期の判定を電気的に行わせることにより、
水処理部材の性能保証期間の明確化を図れるようにした
ものが、既に提案されている(特公平5−33120号
公報)。この公報のものは、水道水をダイレクトに出水
させるための原水経路と、水処理材によって水道水から
濁り、塩素臭、かび臭などを取り除き、あるいは水道水
にミネラル分を添加するための浄水経路とを有し、ダイ
ヤルによって操作可能な切換弁により、何れかの経路を
選択的に切り換え操作できるようになっている。また浄
水経路中に、残留塩素濃度あるいはミネラル分濃度を測
定するためのセンサを設け、切換弁による浄水経路への
切り換えに連動して電源をONさせる操作子によって、
浄水経路への切り換え時にのみ、残留塩素濃度あるいは
ミネラル分濃度を測定し、残留塩素濃度が所定の値以上
となった場合、あるいはミネラル分濃度が所定の値以下
となった場合に、水処理材の交換時期と判定するように
している。
【0008】また、総通水量に基づいて寿命が決まるカ
ートリッジの寿命を示す寿命インジケータにおいて、通
水路内に水と直接接触可能な一対の電極を配置するとと
もに、通水によって電気的に接続するこれら電極の接続
時に電池を電源として発光する発光ダイオードを設け、
かつ電池はその放電寿命をカートリッジの寿命と等しく
設定し、カートリッジの寿命がある間は発光ダイオード
が発光するように、更にカートリッジの寿命が尽きたと
きは発光ダイオードが非発光状態となるようにして、発
光ダイオードの非発光状態によりカートリッジの交換時
期を判定するようにしたものも既に提案されている(特
開平6−134453号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように未使用
時にフィルタやカートリッジに滞留する水は無塩素水と
なり、またミネラル分濃度は高くなっている。したがっ
て、残留塩素濃度またはミネラル分濃度の測定値に基づ
いて水処理部材の交換時期を判定するようにした前者の
ものにおいて、水処理材が交換時期を過ぎた状態下で、
1回当たりの通水量が僅か(コップ1〜2杯程度)であ
る場合は、測定される残留塩素濃度が所定値よりも低
く、あるいは測定されるミネラル分濃度が所定値よりも
高い値を示し、性能保証期間内にあると誤判定してしま
う。更に、同様の状態下において、1回当たりの通水量
が多い(やかんへの給水など)場合は、測定される残留
塩素濃度が所定値よりも高く、あるいは測定されるミネ
ラル分濃度が所定値よりも低い値を示し、性能保証期間
が過ぎていると判定する。つまり、1回当たりの通水量
が少なかったり、多かったりするような使用環境(この
ような使われ方が一般的である)にあっては、水処理材
が交換時期を可成り経過しない限り、つまり1回当たり
の通水量の如何に拘わらず残留塩素濃度が所定値よりも
高く、あるいはミネラル分濃度が所定値よりも低い値を
示すようになるまでは、使用者はその性能が十分ではな
いが維持されているものと判断してしまうという難点が
あり、衛生面での問題が発生する。更にまた、水処理材
の有無に関係なく、ダイヤルによって切換弁を浄水経路
へ切り換えると、自動的に電源がONするので、水処理
材の有無の確認ができず、誤判定する恐れがあった。
【0010】また、水と直接接触可能な一対の電極が水
を介して電気的に接続することにより通水を検出するよ
うにした後者のものにあっては、電極が酸化してしま
い、誤動作等を招く恐れがあった。更に、この後者のも
のにあっては、電池の放電寿命をカートリッジの寿命と
等しく設定しなければカートリッジの交換時期を正確に
判定ができないため、電池の放電寿命を厳しく管理しな
ければならないという問題があった。
【0011】本発明の第1の目的は、浄水経路内配置の
電極の劣化を防ぎ、電池の放電寿命を厳しく管理する必
要もなく、かつ1回当たりの通水量の如何に拘わらず性
能保証期間を明確に判定できるようにすることにある。
また、本発明の第2の目的は、水処理材の有無を確認で
きるようにすることにある。また、本発明の第3の目的
は、電極を用いずに、浄水経路内を流れる水力によって
性能保証期間を明確に判定できるようにすることにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
に係る飲料水製造装置は、下記の構成からなるものであ
る。すなわち、蛇口に直結された浄水経路中に、総使用
時間に基づいて寿命が決まる水処理材を交換可能に設置
してなる飲料水製造装置において、電源となる電池と、
浄水経路内の蛇口を閉じた時に空気が侵入可能な部位に
対向配置されてそれぞれが防水シートで覆われた一対の
電極と、電極間に電源より加えられる電圧を測定する電
圧測定手段と、電圧測定手段により測定された電圧を規
定値と比較することにより通水があったか否かを判定
し、通水時に通水信号を出力する通水判定手段と、通水
判定手段からの通水信号を入力し、通水信号が入力して
いる間の時間を積算し、積算した通水時間が所定時間経
過すると寿命信号を出力する使用時間積算手段と、使用
時間積算手段からの寿命信号に基づいて水処理材が交換
時期にあることを知らせる報知手段と、を備えたもので
ある。
【0013】また、本発明の請求項2の発明に係る飲料
水製造装置は、電源と電極との間に、電極にパルス波形
を加える発振回路を設けたものである。
【0014】また、本発明の請求項3の発明に係る飲料
水製造装置は、発振回路からパルス信号が出力されてい
る間、使用可能であることを知らせる使用可能表示手段
を設けたものである。
【0015】また、本発明の請求項4の発明に係る飲料
水製造装置は、通水判定手段から通水信号が出力されて
いる間、使用中であることを知らせる使用中表示手段を
設けたものである。
【0016】また、本発明の請求項5の発明に係る飲料
水製造装置は、装置本体への水処理材の取り付けに連動
して電源をONするスイッチを設けたものである。
【0017】また、本発明の請求項6の発明に係る飲料
水製造装置は、下記の構成からなるものである。すなわ
ち、蛇口に直結された浄水経路中に水処理材を交換可能
に設置してなる飲料水製造装置において、通水時に浄水
経路内を流れる水力により発電する発電機と、発電機の
発電した所定値以上の電圧により表示が可能な使用中表
示手段とを設け、かつ発電機は水処理材の交換時期に低
下する水力では前記所定値以上の電圧を発生できないよ
うに設定したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態1.以下、図示実施形態により本発明を説明す
る。図1は本発明の請求項1,2の発明に係る飲料水製
造装置の全体構成を示す縦断面図、図2はその電極から
なる通水センサ部の構成を示す縦断面図、図3は図2の
通水センサ部の斜視図、図4はその制御部の構成を示す
ブロック図、図5はその水の流れを説明するためのフロ
ーチャート、図6はその制御部の動作を説明するための
フローチャートである。
【0019】図1乃至図3において、1は飲料水製造装
置の本体、2は浄水経路である。浄水経路2は、水道の
蛇口に直結される導入管3、連通口4、活性炭などの処
理剤5を収容した室6、ミネラル含浸材7を収容した室
8、活性炭などの処理剤とミネラル含浸材の混合材9を
収容した室11、フィルタ12を収容した第1のカート
リッジケース13、及び先端に出水口14aを有する排
出管14とで形成され、このうち室6,8,11は第2
のカートリッジケース15内の隔壁16,17によって
形成される蛇行通路内に配置されている。浄水経路2の
最上位に配置されて非通水時に外気が侵入可能な排出管
14の内壁には、水の有無によって変化する静電容量を
検出する通水センサとなる一対の電極18,18が数mm
程度の距離をおいて対向配置されて取り付けられてい
る。電極18,18はいずれも箔状の導電体からなり、
図2及び図3に示す如くいずれも防水シート19,19
で覆われている。本体1内の底部には、電源となる電池
21の収納部22と、制御回路23の収納部24が設け
られている。また本体1表面の使用者の目に付きやすい
前面下部位置に、交換時期報知手段である発光ダイオー
ド(LED)25が設けられている。交換時期報知手段
としては、この他に液晶表示板や合成音声などを使った
アラームを採用することができる。
【0020】制御回路23は、図4に示すように電池2
1と電極18,18との間に設けられて電極18,18
に常時パルス波形を加えるとともに、クロック信号を出
力する発振回路26と、電極18,18に発振回路26
よりパルス波形が加えられ、水の有無による電極18,
18間の静電容量の変化によって流れる電流を電極1
8,18間に発生する電圧に変換する電圧測定手段すな
わち電流/電圧変換手段27と、電流/電圧変換手段2
7により測定された電圧を規定値(電極間に水があると
きに電極間に発生する電圧)と比較することにより通水
があったか否かを判定し、通水時に通水信号を出力する
通水判定手段28と、通水判定手段28からの通水信号
と発振回路26からのクロック信号を入力し、通水があ
る間の時間をクロック信号に基づいて積算するととも
に、積算した通水時間が所定の値を超えると寿命信号を
出力する使用時間積算手段29と、使用時間積算手段2
9からの寿命信号に基づいて各水処理材すなわち第1と
第2のカートリッジケース13,15が交換時期にある
ことを知らせる報知手段であるLED25とから構成さ
れている。
【0021】本実施形態の飲料水製造装置において、電
極18,18をそれぞれ防水シート19,19で覆っ
て、これら電極18,18に発振回路26によってパル
ス波形を加えるのは、これによって電極18,18が水
と直接接触するのを防ぐとともに、電極の極性が随時入
れ替わり、酸化による電極の劣化を防止できるためであ
る。
【0022】次に、本実施形態の飲料水製造装置の動作
を図5及び図6に基づき図1乃至図4を参照しながら説
明する。水の流れは図5に示すとおりである。すなわ
ち、使用者が水道の蛇口を開くと、蛇口より所定圧の水
が供給され、供給された水は導入管3に導入されてこれ
を通過し、連通口4より室6内に進入し、室6内を通過
する間に活性炭などの処理剤5にて水中の有機物、色、
塩素臭などが吸着除去される。次いで、活性炭処理を終
えた水は室8内に進入し、室8内を通過する間にミネラ
ル含浸材7よりミネラル分が溶出する。次いで、ミネラ
ル分を含んだ水は室11内に進入し、室11内を通過す
る間に処理剤とミネラル含浸材の混合材9にて再び有機
物、色、塩素臭などの吸着除去、及びミネラル分の溶出
が行われる。ここまでの水処理は、第2のカートリッジ
ケース15内で行われる。第2のカートリッジケース1
5内で有機物、色、塩素臭などの吸着除去、及びミネラ
ル分の溶出を終えた水は、次に第1のカートリッジケー
ス13内に進入し、第1のカートリッジケース13内を
通過する間にフィルタ12にて水中の固形物がろ過され
る。次いで、このように有機物、色、塩素臭などの吸着
除去、ミネラル分の溶出、及び固形物がろ過されて美味
しくなった水は、排出管14を経て出水口14aよりコ
ップなどに出水される。必要量の水の供給を受けた後、
使用者が水道の蛇口を閉じると、蛇口よりの水の供給が
停止され、これに伴って排出管14内の残水が排出され
て空気と置換される。
【0023】制御部の動作は図6に示すとおりである。
すなわち、電池21を装着すると(ステップ1)、各回
路に電力が供給され、動作を開始する。これにより、発
振回路26がパルス波形とクロック信号を発生し(ステ
ップ2)、発生させたパルス波形を電極18,18に加
えるとともに、クロック信号を使用時間積算手段29に
対し出力する。電極18,18間を流れる測定電流は電
流/電圧変換手段27で電圧に変換され(ステップ
3)、このようにして測定(変換)された電圧が通水判
定手段28で規定値と比較され(ステップ4)、電圧が
規定値より大であれば電極18,18間に水有り(通水
があった)と判定し(ステップ5)、通水があったこと
を使用時間積算手段29に知らせる。使用時間積算手段
29では通水判定手段28から通水があったことが知ら
せられると、発振回路26からのクロック信号に基づい
て時間を積算し(ステップ6)、更に積算した通水時間
(使用時間)と予め設定してある寿命時間とを比較し
(ステップ7)、使用時間が寿命時間を超えていなけれ
ばステップ3に戻り、前述の処理を通水判定手段28か
ら通水信号が入力している間で、かつ使用時間の値が寿
命時間を超えるまで繰り返す。また使用時間積算手段2
9はステップ7にて使用時間が寿命時間を超えていると
判定すると、LED25を点灯させ、使用者に対して各
水処理材(第1と第2のカートリッジケース13,1
5)が交換時期にあることを知らせ(ステップ8)、処
理を終える。
【0024】また、ステップ4で電極18,18間の電
圧が規定値より大でないと判定されれば、電極18,1
8間の電圧は規定値より小であるか否かをみて(ステッ
プ9)、電圧が規定値より小でなければステップ3に戻
り、電圧が規定値より小であれば電極18,18間に水
無し(通水がない)と判定し(ステップ10)、通水判
定手段28は通水信号を出力しない。使用時間積算手段
29では使用時間積算中であるか否かを通水判定手段2
8からの通水信号の入力の有無によって判定し(ステッ
プ11)、使用時間積算中に通水判定手段28から通水
信号の入力が無くなれば使用時間の積算を中止し(ステ
ップ12)、処理を終える。またステップ11にて使用
時間積算中でない(通水判定手段28から通水信号の入
力が無い状態が継続している)と判定されれば、そのま
ま処理を終える。
【0025】なお、使用時間積算手段29は電池21を
交換する際にリセット(初期状態に復帰)されるが、電
池21の容量(放電時間)が装置の容量(各カートリッ
ジケースの寿命時間)よりも大きい場合には、使用時間
積算手段29のリセット釦を設けるようにしてもよい。
【0026】このように、本実施形態の飲料水製造装置
においては、浄水経路2内の蛇口を閉じた時に空気が侵
入可能な排出管14内に、防水シート19で覆われた一
対の電極18,18を設け、電極間に電池21より加え
られる電圧を測定してこの測定電圧と規定値と比較する
ことにより通水の有無を判定し、更に通水時の時間を積
算してこの積算した通水時間と寿命時間とを比較し、使
用時間の値が寿命時間を超えると、水処理材が交換時期
にあることをLED25によって知らせるようにしたの
で、浄水経路内配置の電極が水と接触するのを防ぐこと
ができるとともに、電池の放電寿命を厳しく管理する必
要がなくなり、かつ1回当たりの通水量の如何に拘わら
ず性能保証期間を明確に判定することができる。
【0027】また、電池21と電極18,18との間
に、電極18,18にパルス波形を加える発振回路26
を設けたので、電極の極性が随時入れ替わり、酸化によ
る電極の劣化を防止することができる。
【0028】実施形態2.図7は本発明の請求項1,
2,3,4の発明に係る飲料水製造装置の制御部の構成
を示すブロック図、図8はその制御部の動作を説明する
ためのフローチャートであり、図7中、前述の実施形態
1の図4に相当する部分には同一符号を付してある。
【0029】この実施形態の飲料水製造装置は、装置本
体表面の使用者の目に付きやすい前面下部位置における
交換時期を知らせるLED25の近傍に、発振回路26
からパルス信号が出力されている間、使用可能であるこ
とを知らせる使用可能表示手段である発光ダイオード
(LED)31と、通水判定手段28から通水信号が出
力されている間、使用中であることを知らせる使用中表
示手段である発光ダイオード(LED)32とを設けた
ものである。なお、この実施形態においても使用可能表
示手段と使用中表示手段は、LEDの他にいずれも液晶
表示板や合成音声などを使ったアラームを採用すること
ができる。それ以外の構成は前述の実施形態1と同様で
ある。
【0030】次に、この実施形態の飲料水製造装置の制
御部の動作について図8に基づき説明する。まず、電池
21を装着すると(ステップ111)、各回路に電力が
供給され、動作を開始する。これにより、発振回路26
がパルス波形とクロック信号を発生し(ステップ11
2)、発生させたパルス波形を電極18,18に加える
とともに、クロック信号を使用時間積算手段29に対し
出力する。LED31は発振回路26がパルス波形を発
生したか否かをみて(ステップ113)、パルス波形が
発生していれば点灯して使用可能であることを知らせる
(ステップ114)。次いで、電極18,18間を流れ
る測定電流を電流/電圧変換手段27が電圧に変換する
(ステップ115)。このようにして測定(変換)され
た電圧が通水判定手段28で規定値と比較され(ステッ
プ116)、電圧が規定値より大であれば電極18,1
8間に水有り(通水があった)と判定し(ステップ11
7)、通水があったことを使用時間積算手段29に知ら
せるとともに、使用中を知らせるLED32を点灯させ
る(ステップ118)。使用時間積算手段29では通水
判定手段28から通水があったことが知らせられると、
発振回路26からのクロック信号に基づいて時間を積算
し(ステップ119)、更に積算した通水時間(使用時
間)と予め設定してある寿命時間とを比較し(ステップ
120)、使用時間が寿命時間を超えていなければステ
ップ115に戻り、前述の処理を通水判定手段28から
通水信号が入力している間で、かつ使用時間の値が寿命
時間を超えるまで繰り返す。また使用時間積算手段29
はステップ120にて使用時間が寿命時間を超えている
と判定すると、交換時期報知手段であるLED25を点
灯させ、使用者に対して各水処理材(第1と第2のカー
トリッジケース)が交換時期にあることを知らせ(ステ
ップ121)、処理を終える。
【0031】また、ステップ113でパルス波形が発生
していないと判定されれば、使用可能表示手段であるL
ED31は点灯せずに消灯したままとなり、この消灯状
態により、使用者に対して電池切れなどを報知する(ス
テップ122)。
【0032】また、ステップ116で電極18,18間
の電圧が規定値より大でないと判定されれば、電極1
8,18間の電圧は規定値より小であるか否かをみて
(ステップ123)、電圧が規定値より小でなければス
テップ115に戻り、電圧が規定値より小であれば電極
18,18間に水無し(通水がない)と判定し(ステッ
プ124)、通水判定手段28は通水信号を出力せず、
使用中表示手段であるLED32は消灯したままとな
り、この消灯状態により、使用者に対して使用中でない
ことを報知する。使用時間積算手段29では使用時間積
算中であるか否かを通水判定手段28からの通水信号の
入力の有無によって判定し(ステップ125)、使用時
間積算中に通水判定手段28から通水信号の入力が無く
なれば使用時間の積算を中止し(ステップ126)、処
理を終える。またステップ125にて使用時間積算中で
ない(通水判定手段28から通水信号の入力が無い状態
が継続している)と判定されれば、そのまま処理を終え
る。
【0033】この実施形態の飲料水製造装置において
は、発振回路26からパルス信号が出力されている間、
使用可能であることを知らせるLED31を設けたの
で、前述の実施形態1で述べた電極の劣化防止効果、電
池の放電寿命管理不要効果、及び通水量の如何に拘わら
ず性能保証期間を明確に判定できる効果に加え、LED
31の消灯状態により、使用者に対して電池切れなどを
報知することができる。
【0034】また、通水判定手段28から通水信号が出
力されている間、使用中であることを知らせるLED3
2を設けたので、LED32の消灯状態により、使用者
に対して使用中でない、あるいは蛇口が完全に閉じられ
ていることを報知することができる。
【0035】実施形態3.図9は本発明の請求項1,
2,3,4,5の発明に係る飲料水製造装置の全体構成
を示す縦断面図、図10はその制御部の構成を示すブロ
ック図、図11及び図12はいずれもその制御部の動作
を説明するためのフローチャートであり、図9及び図1
0中、前述の実施形態1の図1及び前述の実施形態2の
図7に相当する部分には同一符号を付してある。
【0036】この実施形態の飲料水製造装置は、装置本
体1内の底部に、電源をONするスイッチ41を設ける
とともに、第2のカートリッジケース15の一側下部
に、その本体1内への取付時にスイッチ41をON操作
可能な操作片42を垂下して設けたものであり、それ以
外の装置本体部の構成は前述の実施形態1の図1のもの
と同様である。
【0037】制御回路23の構成は、図10に示すよう
に電池21と各回路とをスイッチ41を介して接続する
ようにした点を除き、前述の実施形態2の図7のものと
同様である。
【0038】次に、この実施形態の飲料水製造装置の制
御部の動作について図11及び図12に基づき説明する
が、ステップ217からステップ229の動作は、前述
の実施形態2の図8で説明したステップ114からステ
ップ126の動作と同様であるため、ここではこの実施
形態の特徴とする水処理材の有無判定処理動作を中心に
説明する。まず、電池21を装着し(ステップ21
1)、本体内に水処理材すなわち第2のカートリッジケ
ース15と第1のカートリッジケース13を所定位置に
取り付けると(ステップ212)、第2のカートリッジ
ケース15の操作片42がスイッチ41の作動部を押圧
してONさせる(ステップ213)。これにより電池2
1すなわち電源と各回路とが接続され、各回路に電力が
供給されて動作を開始する(ステップ214)。そして
発振回路26がパルス波形とクロック信号を発生し(ス
テップ215)、発生させたパルス波形を電極18,1
8に加えるとともに、クロック信号を使用時間積算手段
29に対し出力する。使用可能表示手段であるLED3
1は発振回路26がパルス波形を発生したか否かをみて
(ステップ216)、パルス波形が発生していれば点灯
して使用可能であることを知らせる(ステップ21
7)。以上は電池21や水処理材が確実に取り付けられ
て、各回路が正常に動作した場合の処理であるが、使用
者の不注意によって水処理材が取り付けられてなかった
り、電池切れが発生している場合がある。このような場
合、ステップ216でパルス波形が発生していないと判
定され、LED31は点灯せずに消灯したままとなる。
この消灯状態により、使用者に対して水処理材が取り付
けられていない、あるいは電池切れであることを報知す
る(ステップ225)。
【0039】電池21や水処理材が確実に取り付けられ
て、各回路が正常に動作し、発振回路26がパルス波形
を発生し、使用可能を表示するLED31が点灯してか
ら後のステップ217からステップ229の動作、すな
わち水の有無判定による使用中の確認および表示処理動
作、使用時間に基づく寿命判定および水処理材の交換時
期表示処理動作、水の有無判定による不使用の確認およ
び使用時間積算中止処理動作は、前述の実施形態2のも
のと同様である。
【0040】この実施形態の飲料水製造装置において
は、水処理材である第2のカートリッジケース15の装
置本体1への取り付けに連動して電源のスイッチ41が
ONするようにしているため、第2のカートリッジケー
ス15を取り付けない限り各回路への電源供給が行えな
い。したがって、使用者の不注意によって水処理材が取
り付けられなかった場合、発振回路26も動作せず、使
用可能表示手段であるLED31も消灯したままとなる
ので、前述の実施形態1で述べた電極の劣化防止効果、
電池の放電寿命管理不要効果、通水量の如何に拘わらず
性能保証期間を明確に判定できる効果、及び電池切れな
どを報知できる効果に加え、使用者に対して水処理材が
取り付けられていないことを確実に伝えることができ
る。
【0041】実施形態4.図13は本発明の請求項6の
発明に係る飲料水製造装置の全体構成を示す縦断面図で
あり、前述の実施形態3の図9に相当する部分には同一
符号を付してある。
【0042】この実施形態の飲料水製造装置は、排出管
14内に、通水時に浄水経路内を流れる水力により発電
するペルトン水車からなる発電機51を設けるととも
に、本体1内の底部に、発電機51で発電された電圧を
安定化するための電圧安定化回路52の収納部53を設
け、更に本体1表面の使用者の目に付きやすい前面下部
位置に、所定値以上の電圧により表示が可能な使用中表
示手段である発光ダイオード(LED)32を設けたも
のである。また、発電機51は水処理材の交換時期にフ
ィルタやカートリッジの目詰まりにより低下する水力で
は前記所定値以上の電圧を発生できないように設定した
ものである。それ以外の構成は前述の実施形態3のもの
と同様である。
【0043】この実施形態の飲料水製造装置において、
交換時期にフィルタやカートリッジが目詰まりして水流
が減少すると、発電機51により発電された電圧が減少
し、LED32によって使用中表示を行うための電圧の
確保ができなくなる。このLED32の消灯状態によ
り、使用者に対してフィルタやカートリッジが目詰まり
して交換時期にあることを知らせることができる。
【0044】この実施形態の飲料水製造装置において
は、電極を用いずに、浄水経路内を流れる水力によって
性能保証期間を明確に判定できるため、電池を不要にす
ることができ、その煩わしい管理もいらなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る飲料水製造装
置の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】 第1の実施形態に係る飲料水製造装置の電極
からなる通水センサ部の構成を示す縦断面図である。
【図3】 図2の通水センサ部の斜視図である。
【図4】 第1の実施形態に係る飲料水製造装置の制御
部の構成を示すブロック図である。
【図5】 第1の実施形態に係る飲料水製造装置の水の
流れを説明するためのフローチャートである。
【図6】 第1の実施形態に係る飲料水製造装置の制御
部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る飲料水製造装
置の制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】 第2の実施形態に係る飲料水製造装置の制御
部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】 本発明の第3の実施形態に係る飲料水製造装
置の全体構成を示す縦断面図である。
【図10】 第3の実施形態に係る飲料水製造装置の制
御部の構成を示すブロック図である。
【図11】 第3の実施形態に係る飲料水製造装置の制
御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】 第3の実施形態に係る飲料水製造装置の制
御部の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】 本発明の第4の実施形態に係る飲料水製造
装置の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 浄水経路、13 第1のカートリッジケース(水処
理材)、14 排出管(空気が侵入可能な部位)、15
第2のカートリッジケース(水処理材)、18 電
極、19 防水シート、21 電池、25 LED(交
換時期報知手段)、27 電流/電圧変換手段(電圧測
定手段)、28 通水判定手段、29 使用時間積算手
段、31 LED(使用可能表示手段)、32 LED
(使用中表示手段)、41 スイッチ、42 操作片、
51 発電機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/68 540 C02F 1/68 540A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛇口に直結された浄水経路中に、総使用
    時間に基づいて寿命が決まる水処理材を交換可能に設置
    してなる飲料水製造装置において、 電源となる電池と、 前記浄水経路内の蛇口を閉じた時に空気が侵入可能な部
    位に対向配置されてそれぞれが防水シートで覆われた一
    対の電極と、 前記電極間に前記電源より加えられる電圧を測定する電
    圧測定手段と、 前記電圧測定手段により測定された電圧を規定値と比較
    することにより通水があったか否かを判定し、通水時に
    通水信号を出力する通水判定手段と、 前記通水判定手段からの通水信号を入力し、通水信号が
    入力している間の時間を積算し、積算した通水時間が所
    定時間経過すると寿命信号を出力する使用時間積算手段
    と、 前記使用時間積算手段からの寿命信号に基づいて前記水
    処理材が交換時期にあることを知らせる報知手段と、を
    備えたことを特徴とする飲料水製造装置。
  2. 【請求項2】 電源と電極との間に、該電極にパルス波
    形を加える発振回路を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の飲料水製造装置。
  3. 【請求項3】 発振回路からパルス信号が出力されてい
    る間、使用可能であることを知らせる使用可能表示手段
    を設けたことを特徴とする請求項2記載の飲料水製造装
    置。
  4. 【請求項4】 通水判定手段から通水信号が出力されて
    いる間、使用中であることを知らせる使用中表示手段を
    設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の飲料水製造装置。
  5. 【請求項5】 装置本体への水処理材の取り付けに連動
    して電源をONするスイッチを設けたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の飲料水製造装
    置。
  6. 【請求項6】 蛇口に直結された浄水経路中に水処理材
    を交換可能に設置してなる飲料水製造装置において、 通水時に前記浄水経路内を流れる水力により発電する発
    電機と、 該発電機の発電した所定値以上の電圧により表示が可能
    な使用中表示手段とを設け、 かつ前記発電機は前記水処理材の交換時期に低下する水
    力では前記所定値以上の電圧を発生できないように設定
    したことを特徴とする飲料水製造装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3305456A4 (en) * 2015-05-29 2019-03-06 Makino Milling Machine Co., Ltd. METHOD AND DEVICE FOR MANAGING MOM-TOOL CONSUMABLE PART REPLACEMENT MOMENT
CN114644314A (zh) * 2017-05-03 2022-06-21 耐普罗公司 提供液位监测器的装置、系统和方法
US11982558B2 (en) 2018-05-03 2024-05-14 Nypro Inc. Apparatus, system, and method of providing a content level monitor
US11982557B2 (en) 2018-05-03 2024-05-14 Nypro Inc. Apparatus, system, and method of providing a solids level monitor

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