JP3430420B2 - 電源装置 - Google Patents
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Description
流回路の出力電圧を変換するチョッパ回路を備えた電源
装置に関するものである。
に示すように降圧チョッパ回路1’を用いたものがあ
る。この電源装置では、交流電源(商用電源)VS を整
流回路としてのダイオードブリッジDBで全波整流し、
この整流出力を降圧チョッパ回路1’で降圧し、負荷2
に供給する構成となっている。
のであり、ダイオードブリッジDBの出力に、ダイオー
ドD1 を介してスイッチング素子としてのトランジスタ
Q1を並列に接続し、ダイオードD1 に並列にインダク
タL1 とコンデンサC1 との直列回路を並列に接続し、
コンデンサC1 の両端電圧を出力電圧として負荷2に供
給する構成となっている。なお、ダイオードD1 は、ダ
イオードブリッジDBの正電位側をカソードとして接続
してある。
スタQ1 のオン時に、交流電源VS→ダイオードブリッ
ジDB→インダクタL1 →コンデンサC1 →トランジス
タQ 1 →ダイオードブリッジDB→交流電源VS の経路
で、コンデンサC1 を充電し、このトランジスタQ1 の
オン期間にインダクタL1 に蓄積されたエネルギで、ト
ランジスタQ1 のオフ時に、インダクタL1 →コンデン
サC1 →ダイオードD 1 →インダクタL1 の経路で、コ
ンデンサC1 を充電するという動作を繰り返す。
ランジスタQ1 のオンデューティを小さくしておき、そ
の後に徐々にオンデューティを広げることにより、電源
投入時にコンデンサC1 に突入電流が流れることを防止
することができる。この種の他の電源装置としては特開
昭59−220081号公報で提案されたものがある。
この電源装置は、図19に示すように、降圧チョッパ回
路1’の負荷2としてハーフブリッジ構成のインバータ
回路3を備え、インバータ回路3のスイッチング素子Q
3 を降圧チョッパ回路1’のスイッチング素子として兼
用したものである。
整流するダイオードブリッジDBの出力に、スイッチン
グ素子Q2 ,Q3 としてのトランジスタQ2 ,Q3 及び
コンデンサC2 ,C3 をブリッジ接続し、スイッチング
素子Q2 ,Q3 及びコンデンサC2 ,C3 の夫々の接続
点間に直列共振回路を構成するインダクタL2 とコンデ
ンサC4 との直列回路を接続し、コンデンサC4 の両端
にインバータ回路3の負荷5を接続した構成となってい
る。なお、トランジスタQ2 ,Q3 は制御回路4でオ
ン,オフするようにしてあり、コンデンサC2 ,C3 に
は両端電圧を規制するダイオードD3 ,D4 を夫々並列
に接続してある。
ッジDBの出力に並列に接続されたコンデンサC1 、イ
ンダクタL1 及びダイオードD2 と、インダクタL1 及
びダイオードD2 の接続点とトランジスタQ2 ,Q3 の
接続点との間に接続されたダイオードD1 と、上記イン
バータ回路3のトランジスタQ3 で構成されている。こ
こで、上記ダイオードD2 はアノードをダイオードブリ
ッジDBの負極側にして接続し、コンデンサC1 に充電
された電荷をインバータ回路3に電源として供給する場
合の電流ループを形成するようにしてある。また、この
降圧チョッパ回路1’のインダクタL1 は主に限流要素
として機能する。
3 がオンのとき、交流電源VS →ダイオードブリッジD
B→コンデンサC1 →インダクタL1 →ダイオードD1
→トランジスタQ3 →ダイオードブリッジDB→交流電
源VS の経路で、コンデンサC1 を充電する。インバー
タ回路3の入力電圧は、図20に示すように、ダイオー
ドブリッジDBの脈流出力の谷部(低電圧部)を埋める
形で部分平滑を行うことになる。つまり、降圧チョッパ
回路1’では、コンデンサC1 の両端電圧がダイオード
ブリッジDBの脈流出力のピーク値よりも高くならず、
ダイオードブリッジDBの出力電圧がコンデンサC1 の
両端電圧よりも高いとき(図20のT1 で示す期間)に
は、ダイオードブリッジDBからインバータ回路3に直
接に電源が供給されるため、インバータ回路3の入力電
圧は図20の波形となる。なお、図20ではコンデンサ
C1 の両端電圧がダイオードブリッジDBの出力電圧よ
りも高い期間をT 2 で示す。
ジDBあるいは降圧チョッパ回路1’の出力で、コンデ
ンサC2 ,C3 を充電し、これらコンデンサC2 ,C3
の充電電荷を電源として、トランジスタQ2 がオン、ト
ランジスタQ3 がオフのときには、コンデンサC2 →ト
ランジスタQ2 →インダクタL2 →コンデンサC4 →コ
ンデンサC2 の経路で、またトランジスタQ2 がオフ、
トランジスタQ3 がオンのときには、コンデンサC3 →
コンデンサC4 →インダクタL2 →トランジスタQ3 →
コンデンサC3 の経路で、高周波電流をインダクタL2
とコンデンサC 4 からなる直列共振回路に流す。そし
て、コンデンサC4 の両端に発生する電圧を電源として
負荷5に供給する。
たいずれの電源装置でも、ダイオードブリッジDBの出
力電圧がコンデンサC1 の両端電圧よりも高い期間しか
入力電流が流れず、入力電流の休止期間が存在し、この
ため入力歪みが大きくなるという問題がある。この入力
歪みを改善するには、別の回路手段を必要とする。ま
た、インバータ回路3の出力に交流電源VS の周波数に
応じたリップル成分が生じ、これを無くすにはインバー
タ回路3の制御がかなり複雑になるという問題があっ
た。
あり、その目的とするところは、高力率で、突入電流を
抑制する効果は維持しつつ、入力歪みを少なくできる電
源装置を提供することにある。
目的を達成するために、交流電源を整流する整流回路
と、この整流回路の出力の電圧変換を行うチョッパ回路
とを備え、電源投入時からの特定期間には、上記チョッ
パ回路を主に降圧動作させると共に、上記特定期間の経
過後主に昇降圧動作させる動作切換手段を上記チョッパ
回路に設けて成り、上記動作切換手段が、チョッパ回路
のコンデンサの両端電圧よりも整流回路の出力電圧が高
いとき、チョッパ回路を降圧動作させ、チョッパ回路の
コンデンサの両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高い
とき、昇降圧動作させるようにチョッパ回路の動作を切
り換えると共に、チョッパ回路のコンデンサの両端電圧
が整流回路の出力電圧よりも高くなるまで、上記コンデ
ンサを充電するように動作させるようにしている。
路である場合には、請求項2に示すように、インバータ
回路のスイッチング素子とチョッパ回路のスイッチング
素子とを兼用し、装置全体を小型化し、安価とすること
が可能である。
に、上記インバータ回路が、夫々逆並列にダイオードが
接続され交互にオン,オフされる2つのスイッチング素
子の直列回路を備えるものである場合においては、整流
回路の出力間に第1のダイオードを介して上記スイッチ
ング素子の直列回路を接続し、上記スイッチング素子の
直列回路と並列に第1のコンデンサと第2のダイオード
との直列回路を接続し、第1のコンデンサと第2のダイ
オードとの接続点と上記2つのスイッチング素子の接続
点との間に第3のダイオードとインダクタとの直列回路
を接続し、整流回路の出力端の一方と上記第3のダイオ
ードとインダクタとの接続点との間に少なくとも第2の
コンデンサを含むインピーダンス要素を接続してチョッ
パ回路を構成すればよい。
ータ回路が、交互にオン,オフされる2つのスイッチン
グ素子の直列回路を備えるものである場合、整流回路の
出力に、第1及び第2のダイオードを直列接続すると共
に、インダクタと第3のダイオードを介して上記スイッ
チング素子の直列回路を接続し、一方のスイッチング素
子の両端にコンデンサと第4のダイオードとの直列接続
し、コンデンサと第4のダイオードとの接続点と上記第
1及び第2のダイオードとの接続点とを接続し、インダ
クタと第3のダイオードとの接続点と上記スイッチング
素子の接続点との間に少なくとも第2のコンデンサを含
むインピーダンス要素を接続してチョッパ回路を構成す
るようにしてもよい。
のコンデンサの両端電圧よりも整流回路の出力電圧が高
いとき、チョッパ回路を降圧動作させ、チョッパ回路の
コンデンサの両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高い
とき、昇降圧動作させるようにチョッパ回路の動作を切
り換えると共に、チョッパ回路のコンデンサの両端電圧
が整流回路の出力電圧よりも高くなるまで、上記コンデ
ンサを充電するように動作させることにより、電源投入
からチョッパ回路のコンデンサの両端電圧が整流回路の
出力電圧よりも高くなるまでの特定期間には、従来同様
にチョッパ回路を主に降圧形として動作させて高力率化
を図ると共に、入力突入電流を抑制する機能を維持し、
上記特定期間の経過後は、チョッパ回路を主に昇降圧形
として動作させ、この種の昇降圧形のチョッパ回路のコ
ンデンサの両端電圧と整流回路の出力電圧との関係にか
かわらず、インダクタに電流を流すことができるという
特徴を生かし、コンデンサの両端電圧が整流回路の出力
電圧よりも高いときにも、入力電流に休止期間が生じな
いようにし、入力歪みを少なくすると同時に、コンデン
サの両端電圧と整流回路の出力電圧との関係に応じて、
自動的にチョッパ回路を降圧形と昇降圧形とに切換動作
させ、コンデンサの充電状態に応じて自動的に入力突入
電流を抑制する動作と入力歪みを低減する動作との切換
を可能とし、さらにコンデンサの両端電圧が交流電源の
周波数の影響で変動しにくくして、チョッパ回路の負荷
に交流電源の周波数に応じたリップル成分を含む電源が
供給されることを防止する。
インバータ回路である場合に、インバータ回路のスイッ
チング素子とチョッパ回路のスイッチング素子とを兼用
することにより、装置全体を小型化し、安価とする。
は、チョッパ回路1において、ダイオードブリッジDB
の正極側の出力に、ダイオードブリッジDBから電流を
流す方向にダイオードD5 を挿入すると共に、ダイオー
ドD1 のアノードとコンデンサC1 との間にインダクタ
L1 を移し、ダイオードブリッジDBとダイオードD5
の接続点とコンデンサC1 とインダクタL1 の接続点と
の間に、スイッチSWを接続した点が図18の従来構成
と異なる。なお、スイッチSWは、少なくともダイオー
ドブリッジDBの正極側からインダクタL1 とコンデン
サC1 との接続点の方向に電流を供給するものであれば
よく、例えばトランジスタなどのスイッチング素子を用
いればよい。但し、リレーなどの機械式スイッチであっ
てもよい。
オフのときには、ダイオードD5 が存在するが、基本的
には図18の降圧チョッパ回路1’と実質的には同じ構
成であるので、スイッチSWのオフ時の動作は図18の
降圧チョッパ回路1’と同様に動作する。スイッチSW
がオンのときには、トランジスタQ1 がオンすると、交
流電源VS →ダイオードブリッジDB→スイッチSW→
インダクタL1 →トランジスタQ1 →ダイオードブリッ
ジDB→交流電源VS の経路で、入力電流が流れる。ト
ランジスタQ1 がオフのときには、インダクタL1 に蓄
積されたエネルギが、インダクタL1 →ダイオードD1
→コンデンサC1 →インダクタL1 の経路で放出され、
コンデンサC1 が充電される。
イッチSWがオフのときには、降圧形として動作し、ス
イッチSWがオンのときには昇降圧形として動作する。
ここで、昇降圧形では、交流電源VS (実際にはダイオ
ードブリッジDBの出力電圧)とコンデンサC1 の両端
電圧とに関係なく、トランジスタQ1 のオン時に入力電
流が流れるため、入力電流に休止期間が生じず、入力歪
みを少なくできる。
しては、電源投入時から一定期間には、スイッチSWを
オフし、降圧形で動作させ、入力突入電流を抑制し、そ
の後スイッチSWをオンとして、昇降圧形として動作さ
せ、入力歪みを少なくするというようにすればよい。こ
のようにすれば、高力率で、突入電流を抑制する効果は
維持しつつ、入力歪みを少なくできる。
路1は、基本例のインダクタL1 に直列に、ダイオード
ブリッジDBに電流を帰還する方向にダイオードD6 を
挿入し、このダイオードD6 とインダクタL1 の接続点
と、ダイオードブリッジDBとダイオードD5 の接続点
との間にコンデンサC5 を接続し、ダイオードD1 に並
列にスイッチング素子としてのトランジスタQ4 を接続
した構成となっている。ここで、トランジスタQ1 ,Q
4 は交互にオン,オフする。また、コンデンサC4 の容
量はコンデンサC1 の容量に比べて小さい。例えば、コ
ンデンサC1 を100μFとした場合、コンデンサC4
は0.03μFというように数百〜数千倍程度に異なら
せてある。
圧VDCはほぼ0Vである。このとき、トランジスタQ1
がオンすると、交流電源VS →ダイオードブリッジDB
→ダイオードD5 →コンデンサC1 →ダイオードD6 →
インダクタL1 →トランジスタQ1 →ダイオードブリッ
ジDB→交流電源VS の経路(図3の実線イに示す経
路)と、交流電源VS →ダイオードブリッジDB→コン
デンサC5 →インダクタL1 →トランジスタQ1 →ダイ
オードブリッジDB→交流電源VS の経路(図3の実線
ロに示す経路)との2つの経路で入力電流が流れる。但
し、このとき上述のように図3のロで示すループでも電
流が流れるが、コンデンサC5 の容量は小さいので、コ
ンデンサC5 は直ぐに充電される。ここで、このコンデ
ンサC5 の両端電圧が僅かでもコンデンサC1 の両端電
圧よりも高くなると、コンデンサC 5 →ダイオードD5
→コンデンサC1 →ダイオードD6 →コンデンサC5 の
経路(図3の破線ハで示す経路)で電流が流れる。この
ため、コンデンサC4 の両端電圧はコンデンサC1 の両
端電圧以上に上昇しない(コンデンサC4 の両端電圧は
コンデンサC1 の両端電圧にクランプされる)。
D5 ,D6 のオン電圧(順方向電圧降下)及びトランジ
スタQ1 のオン電圧を無視すると、図3に示すように、
コンデンサC1 とコンデンサC5 とは並列接続されたと
等価になる。ここで、容量的にはコンデンサC1 がコン
デンサC5 よりも充分に大きいので、図3のイで示す経
路で流れる電流が支配的となり、チョッパ回路1は降圧
形として動作していると考えて差支えない。
電された時点において、|Vin|(電源電圧の瞬時値)
>VDCのときには、上述の場合と同様にして、降圧チョ
ッパ動作する。一方、|Vin|<VDCのときには、上記
図3のイで示すループでは入力電流は流れなくなる。こ
の場合には、トランジスタQ1 がオンのとき、上述した
図3のロで示すループで電流が流れる。そして、トラン
ジスタQ1 がオフのときには、インダクタL1 に蓄積さ
れたエネルギにより、インダクタL1 →ダイオードD1
→コンデンサC1 →ダイオードD6 →インダクタL1 の
経路で電流が流れる。つまり、|Vin|<VDCのときに
は昇降圧チョッパとして動作する。
ンデンサC5 が挿入されているので、このループに流れ
る電流は、図1のコンデンサC5 の代わりにスイッチS
Wが挿入された場合に比べて小さくなる。また、コンデ
ンサC5 とインダクタL1 との共振作用により、上記ル
ープに流れる電流は丸みを帯びる。さらに、トランジス
タQ1 のオフ時に、インダクタL1 →ダイオードD1 →
コンデンサC1 →ダイオードD6 →インダクタL1 の経
路で、インダクタL1 のエネルギがすべてコンデンサC
1 に放出されると、コンデンサC5 の電荷が、コンデン
サC5 →ダイオードD5 →トランジスタQ4 →インダク
タL1 →コンデンサC5 の経路で放出される。以降、|
Vin|<VDCであれば、上述した昇降圧形の動作を繰り
返す。
と、本実施例の電源装置は図4に示すように動作するこ
とになる。つまりは、交流電源VS の瞬時値|Vin|と
コンデンサC1 の両端電圧VDCとの関係に応じて、自動
的に降圧形、昇降圧形の動作に切り換わって動作する。
なお、図4における期間Aが降圧形として動作している
期間を示し、期間Bが昇降圧形として動作している期間
を示す。
により、電源投入後にコンデンサC 1 の両端電圧VDCは
徐々に上昇する。なお、最終的に昇降圧動作により、V
DC>|Vin|max となったときには、チョッパ回路1は
昇降圧動作のみで動作することになる。本実施例によれ
ば、電源投入時には主に降圧形としてチョッパ回路1を
動作させ、入力突入電流を抑制することができ、コンデ
ンサC1 の両端電圧VDCの上昇に伴って主に昇降圧形と
して動作させ、入力電流の休止期間を短くするか、ある
いは無くすことで、入力歪みを少なくすることができ
る。
例であり、本実施例の場合には変形ハーフブリッジ構成
のインバータ回路3からなる放電灯点灯装置を負荷2と
する場合を示す。なお、本実施例は実施例1を基本とす
るものであり、同一の働きをする素子には、実施例1と
同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
スイッチング素子をチョッパ回路1のスイッチング素子
Q1 ,Q4 と兼用してある。また、新たな素子としてダ
イオードD7 とコンデンサC6 とを設けてある。ダイオ
ードD7 は、コンデンサC1とダイオードD6 の接続点
とダイオードブリッジDBの負極との間に、カソードを
コンデンサC1 側にして接続し、コンデンサC1 の両端
電圧を電源としてインバータ回路3に供給するループを
形成するために設けてある。さらに、コンデンサC
6 は、詳細は後述するようにインバータ回路3は回生モ
ード時に電源側に電流を回生するが、その回生電流がチ
ョッパ回路1に影響しないようにするために設けてあ
る。
してトランジスタQ4 ,Q1 とを直列に接続し、トラン
ジスタQ4 に対して並列に、インバータ回路3の負荷と
しての放電灯Laと、直流カット用のコンデンサC
7 と、インダクタL2 との直列回路を接続し、放電灯L
aのフィラメントの非電源側に並列にコンデンサC4 を
接続した構成となっている。ここで、インダクタL2 と
コンデンサC4 とが直列共振回路を構成している。ま
た、コンデンサC4 は放電灯Laのフィラメントの予熱
用コンデンサとしての機能を兼ねるものである。さら
に、トランジスタQ4 ,Q1 に夫々逆並列に接続された
ダイオードD1 ,D8 は、インダクタL2 に蓄積された
エネルギを電源側に回生するために設けてある。
4 ,Q1 を交互にオン,オフして放電灯Laに高周波電
流を供給して、放電灯Laを高周波点灯する。さらに、
具体的に動作を説明すると、トランジスタQ1 のオン時
に、チョッパ回路1あるいはダイオードブリッジDBか
ら供給される電源で、放電灯La,コンデンサC4 →コ
ンデンサC7 →インダクタL2 、トランジスタQ1 の経
路で、放電灯Laに電流を流し、この期間にコンデンサ
C7 に充電された電荷を電源として、トランジスタQ4
のオン時に、コンデンサC7 →放電灯La,コンデンサ
C4 →トランジスタQ4 →インダクタL2 →コンデンサ
C7 の経路で、放電灯Laにそれまでとは逆方向の電流
を流す。
オフに切り換わる時点においては、インダクタL2 にそ
れまでの電流を流し続ける方向で、エネルギが蓄積され
ている。そこで、このエネルギを放出するために、ダイ
オードD1 ,D8 が設けてある。いま、トランジスタQ
1 がオンからオフしたときには、インダクタL2 に蓄積
されたエネルギが、インダクタL2 →ダイオードD1 →
放電灯La,コンデンサC4 →コンデンサC7 →インダ
クタL2 の経路で放出される。また、トランジスタQ4
がオンからオフしたときには、インダクタL2 →コンデ
ンサC7 →放電灯La,コンデンサC4 →コンデンサC
6 →ダイオードD8 →インダクタL2 の経路で放出され
る。つまり、コンデンサC6 は上記回生電流による影響
がチョッパ回路1に影響しないようにするために設けて
ある。
1と同様に動作するのであるが、以下の説明では簡単に
その説明を行う。電源投入時には、トランジスタQ1 が
オンすると、交流電源VS →ダイオードブリッジDB→
ダイオードD5 →コンデンサC1 →ダイオードD6 →イ
ンダクタL1 →トランジスタQ1 →ダイオードブリッジ
DB→交流電源VS の経路で主に入力電流が流れる。そ
して、トランジスタQ1 がオフすると、インダクタL1
に蓄積されたエネルギで、インダクタL1 →ダイオード
D1 →コンデンサC1 →ダイオードD6 →インダクタL
1 の経路で、コンデンサC1 に電流が供給されるという
動作を繰り返すことにより、降圧形として動作する。な
お、さらに詳しくは実施例1で説明したと同様に動作す
る。
デンサC1 の両端電圧が交流電源V S の瞬時電圧よりも
高くなると、その期間には、上述した交流電源VS →ダ
イオードブリッジDB→ダイオードD5 →コンデンサC
1 →ダイオードD6 →インダクタL1 →トランジスタQ
1 →ダイオードブリッジDB→交流電源VS の経路での
電流は流れなくなり、交流電源VS →ダイオードブリッ
ジDB→コンデンサC 5 →インダクタL1 →トランジス
タQ1 →ダイオードブリッジDB→交流電源V S の経路
で電流が流れる。そして、トランジスタQ1 がオフのと
きには、インダクタL1 に蓄積されたエネルギにより、
インダクタL1 →ダイオードD1 →コンデンサC1 →ダ
イオードD6 →インダクタL1 の経路で電流が流れる。
つまり、コンデンサC1 の両端電圧が交流電源VS の瞬
時電圧よりも高いときには、昇降圧チョッパとして動作
する。
で説明したと同様に、電源投入時からコンデンサC1 の
両端電圧が交流電源VS の電源電圧まで上昇する期間に
は、主に降圧形として動作し、入力突入電流を抑制する
ことができる。また、交流電源VS の電源電圧まで上昇
すると、昇降圧形として動作し、入力歪みを少なくする
ことができる。しかも、本実施例のチョッパ回路1は昇
降圧形としても動作可能であるので、コンデンサC1 の
両端電圧を交流電源VS の電源電圧以上に高くすること
もできる。このため、コンデンサC1 の両端電圧を交流
電源VS の電源電圧以上に高くすると、インバータ回路
3の入力電圧はコンデンサC1 の両端電圧のみとなり、
交流電源VS の周波数に応じたリップルが発生すること
もない。さらにまた、チョッパ回路1とインバータ回路
3とでスイッチング素子を兼用しているので、装置全体
の形状を小型化でき、安価に構成できるという利点もあ
る。
トランジスタQ4 ,Q1 の代わりにMOSFET
Q4 ’,Q1 ’を用いたものである。この場合には、M
OSFETQ4 ’,Q1 ’が有する寄生ダイオードをダ
イオードD1 ,D8 の代わりに利用できるので、さらに
構成を簡素にできる。
スイッチング素子を、ダイオードブリッジDBの正負極
に対して逆に入れ換え、コンデンサC1 をダイオードブ
リッジDBの負極側に接続したものである。図5の実施
例2の場合には、インバータ回路3のダイオードブリッ
ジDBの負極側のスイッチング素子を、チョッパ回路1
のメインスイッチング素子として用いていたが、本実施
例の場合には、ダイオードブリッジDBの正極側のスイ
ッチング素子、つまりはトランジスタQ1 をチョッパ回
路1のメインスイッチング素子として用いてある。な
お、実質的な動作は実施例2とほぼ同様であるので、説
明は省略する。
路3をハーフブリッジ構成としてあるが、実施例2と同
様に変形ハーフブリッジ構成としてもよい。 (実施例5) 図8にさらに他の実施例を示す。本実施例の場合には、
図5の実施例2において、チョッパ回路1のコンデンサ
C5 と直列にインダクタL3 を接続してある点に特徴が
ある。
ダクタL3 を接続してある理由は、コンデンサC5 とイ
ンダクタL1 との直列共振回路の共振周波数がトランジ
スタQ1 のスイッチング周波数よりも高い場合、チョッ
パ回路1が進相モードで動作することになり、トランジ
スタQ4 ,Q1 に大きなストレスがかかる。そこで、コ
ンデンサC5 に直列にインダクタL3 を挿入することに
より、コンデンサC5,インダクタL1 ,L3 からなる
直列共振回路の共振周波数を低くし、トランジスタ
Q4 ,Q1 に大きなストレスがかかることを防止したも
のである。
りに、コンデンサC5 とインダクタL1 の定数またはト
ランジスタQ1 のスイッチング周波数(つまりは、イン
バータ回路3のスイッチング周波数)を調整しても同様
の効果が得られる。また、本実施例の場合には、インバ
ータ回路3として、インダクタL2 ,コンデンサC7 ,
放電灯La,コンデンサC4 からなる回路をトランジス
タQ1 に対して並列に接続した構成のものを用いてある
が、図5の実施例2あるいは図7の実施例4のインバー
タ回路3であってもよい。
を、フルブリッジ構成のインバータ回路3としたもの
で、チョッパ回路1は実施例2と同様のものである。イ
ンバータ回路3は、チョッパ回路1の出力、つまりはコ
ンデンサC6 に並列にトランジスタQ4 ,Q1 ,Q5 ,
Q6 をブリッジ接続し、トランジスタQ4 ,Q1 及びト
ランジスタQ5 ,Q6 の接続点間にインダクタL2 、放
電灯Laの直列回路を接続し、放電灯Laのフィラメン
トの非電源側にコンデンサC4 を接続した構成となって
いる。ここで、インダクタL2 とコンデンサC4 とで直
列共振回路を構成し、コンデンサC4 は放電灯Laのフ
ィラメントの予熱用として機能する。
のトランジスタQ4 ,Q6 とトランジスタQ1 ,Q5 を
組として、夫々の組毎にトランジスタQ1 ,Q4 〜Q6
を交互にオン,オフして、放電灯Laに高周波電流を流
す。 (実施例7) 図10に本発明のさらに別の実施例を示す。本実施例
は、図18の従来のチョッパ回路1において、インダク
タL1 と直列に、負荷2側に電流を供給する方向でダイ
オードD5 を挿入すると共に、トランジスタQ1 と直列
に、ダイオードブリッジDBに電流を供給する方向でダ
イオードD6 を挿入し、インダクタL1 及びダイオード
D5 の接続点とトランジスタQ1 及びダイオードD6 の
接続点との間にスイッチSWを挿入したものである。な
お、スイッチSWは、少なくともインダクタL1 を介し
てダイオードブリッジDBの正極側からトランジスタQ
1 とダイオードD6 との接続点の方向に電流を供給可能
なものであればよく、例えばトランジスタなどのスイッ
チング素子を用いることができる。但し、リレーなどの
機械式スイッチであってもよい。
は、チョッパ回路1は図18の降圧チョッパ回路1’と
実質的に同じ構成となり、降圧形として動作する。一
方、スイッチSWがオンの状態で、トランジスタQ1 が
オンのときには、交流電源VS→ダイオードブリッジD
B→インダクタL1 →スイッチSW→トランジスタQ1
→ダイオードブリッジDB→交流電源VS の経路で、入
力電流が流れ、トランジスタQ1 がオフのときには、イ
ンダクタL1 に蓄積されたエネルギが、インダクタL1
→ダイオードD5 →コンデンサC1 →ダイオードD1 →
インダクタL1 の経路で放出され、コンデンサC1 が充
電される。つまり、スイッチSWがオンのときには昇降
圧形として動作する。
一定期間には、スイッチSWをオフし、降圧形で動作さ
せ、入力突入電流を抑制し、その後スイッチSWをオン
として、昇降圧形として動作させ、入力歪みを少なくす
ることができる。 (実施例8) 図11は実施例7のスイッチSWの代わりにコンデンサ
C5 を用い、ダイオードD5 及びコンデンサC1 の接続
点と、ダイオードD6 及びトランジスタQ1 の接続点と
の間にトランジスタQ4 を接続したものである。また、
コンデンサC4の容量はコンデンサC1 の容量に比べて
小さくしてある。つまりは、本実施例は、実質的には、
図2に示す実施例1の変形的な実施例である。電源投入
時には、コンデンサC1 の両端電圧VDCはほぼ0Vであ
る。このとき、トランジスタQ1 がオンすると、交流電
源VS →ダイオードブリッジDB→インダクタL1 →ダ
イオードD5 →コンデンサC1 →ダイオードD6 →トラ
ンジスタQ1 →ダイオードブリッジDB→交流電源VS
の経路(図12の実線イに示す経路)と、交流電源VS
→ダイオードブリッジDB→インダクタL1 →コンデン
サC5 →トランジスタQ1 →ダイオードブリッジDB→
交流電源VS の経路(図12の実線ロに示す経路)との
2つの経路で入力電流が流れる。但し、このとき上述の
ように図12のロで示すループでも電流が流れるが、コ
ンデンサC5 の容量は小さいので、コンデンサC5 は直
ぐに充電される。ここで、このコンデンサC5 の両端電
圧が僅かでもコンデンサC1 の両端電圧よりも高くなる
と、コンデンサC5 →ダイオードD5 →コンデンサC1
→ダイオードD6 →コンデンサC5の経路(図12の破
線ハで示す経路)で電流が流れる。このため、コンデン
サC4 の両端電圧はコンデンサC1 の両端電圧以上に上
昇しない(コンデンサC4 の両端電圧はコンデンサC1
の両端電圧にクランプされる)。
D5 ,D6 のオン電圧(順方向電圧降下)及びトランジ
スタQ1 のオン電圧を無視すると、図12に示すよう
に、コンデンサC1 とコンデンサC5 とは並列接続され
たと等価になる。ここで、容量的にはコンデンサC1 が
コンデンサC5 よりも充分に大きいので、図12のイで
示す経路で流れる電流が支配的となり、チョッパ回路1
は降圧形として動作すると考えて差支えない。
電された時点において、|Vin|(電源電圧の瞬時値)
>VDCのときには、上述の場合と同様にして、降圧チョ
ッパ動作する。一方、|Vin|<VDCのときには、上記
図12のイで示すループでは入力電流は流れなくなる。
この場合には、トランジスタQ1 がオンのとき、上述し
た図12のロで示すループで電流が流れる。そして、ト
ランジスタQ1 がオフのときには、インダクタL1 に蓄
積されたエネルギにより、インダクタL1 →ダイオード
D5 →コンデンサC1 →ダイオードD1 →インダクタL
1 の経路で電流が流れる。つまり、|Vin|<VDCのと
きには昇降圧チョッパとして動作する。
ンデンサC5 が入っているので、このループに流れる電
流は、コンデンサC5 とインダクタL1 との共振作用に
より、上記ループに流れる電流は丸みを帯びる。さら
に、トランジスタQ1 のオフ時に、インダクタL1 →ダ
イオードD5 →コンデンサC1 →ダイオードD1 →イン
ダクタL1 の経路で、インダクタL1 のエネルギがすべ
てコンデンサC1 に放出されると、コンデンサC5 の電
荷が、コンデンサC5 →ダイオードD5 →トランジスタ
Q4 →コンデンサC5 の経路で放出される。以降、|V
in|<VDCであれば、上述した昇降圧形の動作を繰り返
す。
と、本実施例の電源装置も実施例1における図4で説明
したと同様に、交流電源VS の瞬時値|Vin|とコンデ
ンサC1 の両端電圧VDCとの関係に応じて、自動的に降
圧形、昇降圧形の動作に切り換わって動作する。本実施
例によれば、電源投入時には主に降圧形としてチョッパ
回路1を動作させ、突入電流を抑制することができ、コ
ンデンサC1 の両端電圧VDCの上昇に伴って主に昇降圧
形として動作させ、入力電流の休止期間を短くするか、
あるいは無くすことで、入力歪みを少なくすることがで
きる。
2をインバータ回路3とし、そのインバータ回路3の負
荷が放電灯Laである場合を示し、本実施例は実施例1
に対する実施例2に対応するものである。つまりは、具
体的には、インバータ回路3のスイッチング素子とチョ
ッパ回路1のスイッチング素子とを兼用し、チョッパ回
路1のコンデンサC1 の両端電圧を電源としてインバー
タ回路3に供給するループを形成するために、ダイオー
ドD7 を設けるてある。つまりは、ダイオードD1 とコ
ンデンサC1 の接続点とダイオードブリッジDBの負極
との間に、ダイオードD1 側をカソードとしてダイオー
ドD7 を接続してある。なお、本実施例の場合には、図
5に示す実施例2においるインバータ回路3の回線電流
を流すためのコンデンサC6 の機能を、コンデンサC1
が兼用できるので、コンデンサC6 は設けていない。ま
た、トランジスタQ4 に逆並列に接続されるダイオード
に、チョッパ回路1のダイオードD1 を兼用させること
はできないので、夫々ダイオードD1 ,D9 は個別に設
けてある。
例8あるいは実施例2において説明した内容と同じであ
るので、説明は省略する。本実施例の場合にも、実施例
2で説明したと同様の効果が得られる。 (実施例10) 図14は実施例9のコンデンサC5 と直列にインダクタ
L3 を挿入し、図8に示す実施例4と同様に、コンデン
サC5 とインダクタL1 との直列共振回路の共振周波数
がトランジスタQ1 のスイッチング周波数よりも高い場
合、チョッパ回路1が進相モードで動作することにな
り、トランジスタQ4 ,Q1 に大きなストレスがかかる
ことを防止したものであり、直列にインダクタL3 を挿
入することにより、コンデンサC5 ,インダクタL1 ,
L3 からなる直列共振回路の共振周波数を低くし、トラ
ンジスタQ4 ,Q1 に大きなストレスがかかることを防
止したものである。
OSFETQ4 ’,Q1 ’を用いたもので、MOSFE
TQ4 ’,Q1 ’の寄生ダイオードをダイオードD8 ,
D9 に兼用したものである。 (実施例12) 図16は図14に示す実施例10において、チョッパ回
路1とインバータ回路3とで兼用するスイッチング素子
を、ダイオードブリッジDBの正負極に対して逆に入れ
換え、コンデンサC1 をダイオードブリッジDBの負極
側に接続するようにしたものであり、インバータ回路3
のインダクタL2 ,コンデンサC7 ,放電灯La,コン
デンサC4 からなる回路をトランジスタQ1 に対して並
列に接続したものを用いたものである。
L3 とコンデンサC5からなる直列回路を、ダイオード
ブリッジDBの正極側の出力とインダクタL1の接続点
とトランジスタQ4 ,Q1 の接続点との間に挿入したも
ので、コンデンサC5 の充電電荷の放出ループ内にイン
ダクタL1 が入るようにしたものである。このようにし
ても、実質的には、実施例10と同様に動作する。
源を整流する整流回路と、この整流回路の出力の電圧変
換を行うチョッパ回路とを備え、電源投入時からの特定
期間には、上記チョッパ回路を主に降圧動作させると共
に、上記特定期間の経過後主に昇降圧動作させる動作切
換手段を上記チョッパ回路に設けて成り、上記動作切換
手段が、チョッパ回路のコンデンサの両端電圧よりも整
流回路の出力電圧が高いとき、チョッパ回路を降圧動作
させ、チョッパ回路のコンデンサの両端電圧が整流回路
の出力電圧よりも高いとき、昇降圧動作させるようにチ
ョッパ回路の動作を切り換えると共に、チョッパ回路の
コンデンサの両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高く
なるまで、上記コンデンサを充電するように動作させる
ようにしているので、電源投入からチョッパ回路のコン
デンサの両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高くなる
までの特定期間には、従来同様にチョッパ回路を主に降
圧形として動作させて高力率化を図ると共に、入力突入
電流を抑制する機能を維持し、また特定期間の経過後
は、チョッパ回路を主に昇降圧形として動作させ、この
種の昇降圧形のチョッパ回路のコンデンサの両端電圧と
整流回路の出力電圧との関係にかかわらず、インダクタ
に電流を流すことができるという特徴を生かし、コンデ
ンサの両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高いときに
も、入力電流に休止期間が生じないようにすることがで
き、入力歪みを少なくすると同時に、コンデンサの両端
電圧と整流回路の出力電圧との関係に応じて、自動的に
チョッパ回路を降圧形と昇降圧形とに切換動作させるこ
とができ、コンデンサの充電状態に応じて自動的に入力
突入電流を抑制する動作と入力歪みを低減する動作とに
切り換えることができ、さらにコンデンサの両端電圧が
交流電源の周波数の影響で変動しにくくして、チョッパ
回路の負荷に交流電源の周波数に応じたリップル成分を
含む電源が供給されることを防止することができる。
インバータ回路である場合に、インバータ回路のスイッ
チング素子とチョッパ回路のスイッチング素子とを兼用
しているので、装置全体を小型化し、安価とすることが
できる。
説明図である。
を示す説明図である。
の説明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 交流電源を整流する整流回路と、この整
流回路の出力の電圧変換を行うチョッパ回路とを備え、
電源投入時からの特定期間には、上記チョッパ回路を主
に降圧動作させると共に、上記特定期間の経過後主に昇
降圧動作させる動作切換手段を上記チョッパ回路に設け
て成り、上記動作切換手段が、チョッパ回路のコンデン
サの両端電圧よりも整流回路の出力電圧が高いとき、チ
ョッパ回路を降圧動作させ、チョッパ回路のコンデンサ
の両端電圧が整流回路の出力電圧よりも高いとき、昇降
圧動作させるようにチョッパ回路の動作を切り換えると
共に、チョッパ回路のコンデンサの両端電圧が整流回路
の出力電圧よりも高くなるまで、上記コンデンサを充電
するように動作することを特徴とする電源装置。 - 【請求項2】 上記チョッパ回路の負荷がインバータ回
路であり、このインバータ回路のスイッチング素子とチ
ョッパ回路のスイッチング素子とを兼用して成ることを
特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項3】 上記インバータ回路が、夫々逆並列にダ
イオードが接続され交互にオン,オフされる2つのスイ
ッチング素子の直列回路を備えるものであり、整流回路
の出力間に第1のダイオードを介して上記スイッチング
素子の直列回路を接続し、上記スイッチング素子の直列
回路と並列に第1のコンデンサと第2のダイオードとの
直列回路を接続し、第1のコンデンサと第2のダイオー
ドとの接続点と上記2つのスイッチング素子の接続点と
の間に第3のダイオードとインダクタとの直列回路を接
続し、整流回路の出力端の一方と上記第3のダイオード
とインダクタとの接続点との間に少なくとも第2のコン
デンサを含むインピーダンス要素を接続してチョッパ回
路を構成して成ることを特徴とする請求項2記載の電源
装置。 - 【請求項4】 上記インバータ回路が、交互にオン,オ
フされる2つのスイッチング素子の直列回路を備えるも
のであり、整流回路の出力に、第1及び第2のダイオー
ドを直列接続すると共に、インダクタと第3のダイオー
ドを介して上記スイッチング素子の直列回路を接続し、
一方のスイッチング素子の両端にコンデンサと第4のダ
イオードとの直列接続し、コンデンサと第4のダイオー
ドとの接続点と上記第1及び第2のダイオードとの接続
点とを接続し、インダクタと第 3のダイオードとの接続
点と上記スイッチング素子の接続点との間に少なくとも
第2のコンデンサを含むインピーダンス要素を接続して
チョッパ回路を構成して成ることを特徴とする請求項2
記載の電源装置。
Priority Applications (1)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17564293A JP3430420B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 電源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0739142A JPH0739142A (ja) | 1995-02-07 |
JP3430420B2 true JP3430420B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=15999661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17564293A Expired - Lifetime JP3430420B2 (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 電源装置 |
Country Status (1)
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JP3498870B2 (ja) * | 1995-02-10 | 2004-02-23 | 株式会社東芝 | 交流直流変換電源回路 |
JP3906587B2 (ja) * | 1998-11-25 | 2007-04-18 | 松下電工株式会社 | 放電灯点灯装置 |
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KR20020095008A (ko) * | 2001-06-07 | 2002-12-20 | 박찬홍 | 다이오드와 콘덴서를 이용한 전압 변환 장치 |
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-
1993
- 1993-07-15 JP JP17564293A patent/JP3430420B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH0739142A (ja) | 1995-02-07 |
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