JP3428740B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3428740B2
JP3428740B2 JP21689294A JP21689294A JP3428740B2 JP 3428740 B2 JP3428740 B2 JP 3428740B2 JP 21689294 A JP21689294 A JP 21689294A JP 21689294 A JP21689294 A JP 21689294A JP 3428740 B2 JP3428740 B2 JP 3428740B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、特に詳細
には、写真フイルムに形成された情報記録部に撮影情報
等の情報、特に所望のプリント枚数を記録するようにし
たカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】1本の写真フイルムについてプリントを
依頼する際、必要なプリント枚数は各コマ毎に異なるこ
とが多い。そのような場合は、一度フイルム現像もしく
は同時プリントを行なった後、各コマ毎に焼き増し依頼
をするのが一般的であるが、そうすると現像店や代理店
に複数回足を運ばなければならないから、面倒でかつ時
間も要することになる。
【0003】米国特許第4,973,996 号明細書には、撮影
情報や現像所で利用できる情報を撮影時および撮影後に
写真フイルムに記録できるカメラが提案されていので、
上記のような問題を解消するために、撮影時に各コマ毎
の所望プリント枚数を設定し、この設定された枚数情報
をフイルム面に記録可能とすることが考えられる。この
ようなカメラで撮影されたフイルムを現像店等において
現像し、そこからプリントする際には、各コマ毎の所望
プリント枚数をフイルムから読み取り、それに応じてプ
リント枚数を設定することができるから、ユーザーは現
像と同時に各コマ毎に所望枚数のプリントを受け取れる
ようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この米国特許
第4,973,996 号明細書に示されたカメラでは、各コマに
関する情報を1度記録してしまうと、その記録情報は訂
正することができないので、情報記録に際しては記録ミ
スをしないように細心の注意を払わねばならない。ま
た、もし記録ミスをしたり、記録情報を変更したいよう
な場合は、現像店などに正しい情報を口頭やメモ等で知
らせる必要が生じて、大変煩わしくなることが予想され
る。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、写真フイルムに形成された情報記録部に所望の
情報、特にプリント枚数を記録するようにしたカメラ
で、プリント枚数等の情報の誤記録や変更があっても、
最終的に上記情報記録部に正しい情報を記録可能とする
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるカメラは、
各コマに対応する情報記録部が形成された写真フイルム
を給送するフイルム給送手段と、前記写真フイルムの情
報記録部に情報を記録する記録手段と、情報を入力する
情報設定手段と、入力された前記情報を各コマに対応す
る前記情報記録部に記録するように前記記録手段を制御
するとともに、あるコマに対する情報が前記情報記録部
に記録された後、このコマに対して前記情報設定手段か
ら再入力された情報を受け、前記情報記録部に記録され
ている情報をこの再入力された情報に書き換えるように
前記記録手段および前記フイルム給送手段を制御する制
御手段とを備え、前記制御手段が、あるコマに対して再
入力された情報を記憶手段に記憶しておき、全コマ撮影
完了前に前記フイルム給送手段によりフイルムを逆転給
送させて、該コマに対応する前記情報記録部が前記記録
手段による記録を受けられる位置までフイルムを巻き戻
し、前記情報記録部に記録されている情報を前記記憶し
た情報に書き換えた後、前記フイルム給送手段によりフ
イルムを正転給送させて未露光の先頭コマを撮影位置に
配するように構成されたことを特徴とするものである。
【0007】上記本発明によるカメラにおいてより好ま
しくは、前記制御手段が、1本のフイルムの全コマに対
して一定の情報を記録するように前記記録手段を制御可
能なものとされる。
【0008】
【0009】なお、上記本発明によるカメラにおいて、
前記情報設定手段は、所望のプリント枚数を示す枚数情
報を入力するものとして構成されることが望ましい。
【0010】また、上記本発明によるカメラにおいて、
より好ましくは、前記情報記録部に記録されている情報
を消去する消去手段が設けられるともに、前記制御手段
が、情報を書き換えるのに先立って前記情報記録部に記
録されている情報を消去するように前記消去手段を制御
するものとされる。
【0011】さらに、上記本発明によるカメラにおいて
は、前記制御手段が、あるコマに対する情報が前記情報
記録部に記録された後、このコマ以降のコマに対して、
前記記録された情報と等しい情報を一律に前記情報記録
部に記録するように前記記録手段を制御可能とされるこ
とが望ましい。
【0012】さらに、上記本発明によるカメラにおい
て、前記記録手段は、前記写真フイルムの情報記録部と
しての磁気記録層に磁気記録を行なうものであることが
望ましい。
【0013】
【作用および発明の効果】本発明によるカメラにおいて
は、写真フイルムの情報記録部に記録されたプリント枚
数等の情報を、再入力された情報が示すものに書き換え
ることができるので、所望のプリント枚数等を誤って入
力した際や、あるいは所望のプリント枚数等が変更にな
ったとき、それを後から訂正することができる。
【0014】特に本発明によるカメラにおいては、上記
制御手段が、あるコマに対して再入力された情報を記憶
手段に記憶しておき、全コマ撮影完了前に前記フイルム
給送手段によりフイルムを逆転給送させて、該コマに対
応する前記情報記録部が前記記録手段による記録を受け
られる位置までフイルムを巻き戻し、前記情報記録部に
記録されている情報を前記記憶した情報に書き換えた
後、前記フイルム給送手段によりフイルムを正転給送さ
せて未露光の先頭コマを撮影位置に配するように構成さ
れているので、いくつか前のコマについて所望のプリン
ト枚数等を誤って入力したと気付いた際には、直ちにそ
のプリント枚数等を訂正することができ、非常に便利と
なる。
【0015】
【0016】また、この本発明によるカメラにおいて、
特に上記制御手段が、1本のフイルムの全コマに対して
一定の情報を記録するように前記記録手段を制御可能と
されていると、所望のプリント枚数等が極めて明らかで
ある場合には、1本のフイルムに対して1回だけ情報入
力を行なえばよくなるので、1本のフイルムの全コマに
対して逐一同じ情報を入力する煩わしさから解放され、
非常に便利となる。
【0017】
【0018】また、本発明によるカメラにおいて、前記
情報記録部に記録されている情報を消去する消去手段が
設けられるともに、前記制御手段が、情報を書き換える
のに先立って前記情報記録部に記録されている情報を消
去するように前記消去手段を制御するものとされていれ
ば、特にプリント枚数等の書き換えがオーバーライトに
よってなされるような場合(磁気記録の場合等)に、先
に記録された誤りの情報が完全に消去されずにノイズと
して残ってしまうことがなくなり、新たな正しい方の情
報を正確に記録可能となる。
【0019】さらに本発明によるカメラにおいて、上記
制御手段が、あるコマに対する情報が前記情報記録部に
記録された後、このコマ以降のコマに対して、前記記録
された情報と等しい情報を一律に前記情報記録部に記録
するように前記記録手段を制御可能とされていれば、こ
の場合も複数のコマについて逐一同じプリント枚数情報
等を入力する煩わしさから解放され、非常に便利とな
る。
【0020】そして本発明によるカメラにおいて、上記
記録手段として、写真フイルムの磁気記録層に磁気記録
を行なうものを用いれば、誤まって入力した情報の書き
換えも容易に可能となるので、誤入力の旨を現像店など
に口頭やメモ等で知らせて同時プリントを依頼するよう
な煩わしさがなくなり、実用上極めて便利となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のカメラの実施例について図面
を用いて説明する。
【0022】図1は、本発明の一実施例によるカメラの
フイルム給送機構と電気的構造を示すブロック図であ
る。図示されるように巻取りスプール10の中には、フイ
ルム給送用の給送モータ11が内蔵されている。この給送
モータ11は、マイクロコンピュータ12からの指令に基づ
いて、給送モータドライブおよび磁気書き込み制御回路
13によって駆動制御される。駆動伝達機構14はマイクロ
コンピュータ12からの指令に基づいて、上記給送モータ
11の駆動力をフイルム巻上げ用、巻戻し用に切り換え
る。フイルム巻上げ用に切り換えられているときには、
給送モータ11は巻取りスプール10を駆動し、これにより
フイルム15がスプール10に巻き取られる。フイルム巻戻
し時には、給送モータ11によってフォーク16が駆動さ
れ、フイルム15はパトローネ17内に巻き込まれる。
【0023】フイルム15の一方の側縁部には、図2に詳
しく示すように、1コマ当たり2個のパーフォレーショ
ン15a、15bが設けられており、他方の側縁部にはフイ
ルム長手方向に延びる磁気記録層15cが設けられてい
る。したがって、例えば反射型のフォトセンサ18により
2個のパーフォレーション15a、15bが通過したことを
検出したときに、給送モータ11の駆動を停止させること
によって、各コマについて1コマ送りを行なうことがで
きる。なおパーフォレーションは1コマ当たり2個設け
る他、1個設けられてもよい。さらには、従来からの13
5 フイルムのように1コマ当たり8個設けたフイルムが
用いられてもよく、その場合には、パーフォレーション
数に応じて1コマ送りの制御ルーチンを変えることで対
応可能である。
【0024】フォトセンサ18の出力信号は、マイクロコ
ンピュータ12に入力される。マイクロコンピュータ12は
この出力信号に基づいて、フイルム15の先端部が巻取り
スプール10まで送られ、そして第1コマがカメラのアパ
ーチャ19の背後に位置決めされたことを検出すると、給
送モータ11の駆動を停止させる。それ以後は、撮影がな
される毎に給送モータ11の駆動、停止が繰り返される。
以上のようにして給送されるフイルム15の磁気記録層15
cに接する位置には、該磁気記録層15cに情報を記録す
るための磁気ヘッド20が配設されている。この磁気ヘッ
ド20は制御回路13によって制御され、前記マイクロコン
ピュータ12が出力する情報を磁気記録層15cに記録す
る。
【0025】また前記給送モータ11の駆動軸には、多数
のスリットが放射状に一定ピッチで形成されたエンコー
ド板21が連結されている。そして、このエンコード板21
を挟むように発光ダイオードとフォトトランジスタとを
対面させてなるフォトセンサ22が設けられている。この
フォトセンサ22は、エンコード板21が回転して発光ダイ
オードとフォトトランジスタとの間をスリットが通過す
る毎に、パルス状に立ち上がる信号を出力する。この出
力信号はエンコード信号発生器23に入力され、そこで該
出力信号が波形整形処理されて、パルス信号(エンコー
ドパルスという)が生成される。このエンコードパルス
はマイクロコンピュータ12に入力されて、コマ位置のず
れを補正するためのフイルム給送制御等に用いられる。
【0026】カメラの裏蓋(図1では省略。図4の45)
の上には、後述するプリント枚数等の情報を表示するL
CD(液晶表示)パネル24が取り付けられている。この
LCDパネル24はLCD制御回路25を介して、マイクロ
コンピュータ12によって駆動制御される。
【0027】さらにマイクロコンピュータ12には、レリ
ーズ機構から送られる露光完了信号SRが入力されると
ともに、後述するプリント枚数記録のための処理手順を
記憶したプログラムROM26、各種データを記憶したデ
ータROM27、プリント枚数記録のための処理において
随時情報を記憶させるためのRAM28、前記フォトセン
サ18の出力信号および駆動伝達機構14の切り換え状態に
基づいてコマ数をカウントアップ、あるいはカウントダ
ウンするコマ数カウンタ29、プリント枚数設定の処理に
入ることを指示するためのプリント枚数設定スイッチ
(以下、これをPスイッチと称する)30、プリント枚数
の設定値を増大させるとともに、後述する4つのプリン
ト枚数設定モードの中から1つを順次選択するためのA
スイッチ31、プリント枚数の設定値を減少させるための
Bスイッチ32、および上記のように順次選択されるモー
ドの1つを決定するためのCスイッチ33が接続されてい
る。
【0028】図3はカメラ本体40の前面形状を示すもの
であり、ここに示される通り上記Pスイッチ30は、レン
ズ41とストロボ発光部42との間に配されている。なおこ
の図3中の43はファインダ、44はレリーズボタンであ
る。
【0029】また図4はカメラ本体40の後面形状を示す
ものであり、ここに示される通り上記Aスイッチ31、B
スイッチ32およびCスイッチ33は、裏蓋45上の下部にま
とめて配設されている。なおこの図4中の24は、前述し
たLCDパネルである。
【0030】以下、上記構成のカメラにおけるプリント
枚数記録処理について、マイクロコンピュータ12による
処理の流れを示す図5〜11を参照して説明する。
【0031】なお本実施例のカメラは、プリント枚数を
記録するコマを撮影する前にその枚数を入力するモード
(モード1)、撮影後フイルム給送を停止させておいて
プリント枚数を入力し、その後プリント枚数を記録して
フイルム給送を開始させるモード(モード2)、既に撮
影済みのコマのプリント枚数情報を変更し、再記録する
モード(モード3)、プリント枚数を設定したコマ以降
のコマのプリント枚数をこの設定枚数通りに一律に設定
するモード(モード4)の4つの中から任意の1つのモ
ードを選択できるように構成されている。
【0032】まず、全体的なカメラ動作制御の処理につ
いて、図5を参照して説明する。ステップS501(以
下ではステップ番号のみを示す)においてカメラ動作制
御がスタートすると、次にS502でファースト・フレ
ーム・セット(FFS)処理つまりフイルム15の第1コ
マを前記アパーチャ19の背後に位置決めする処理がなさ
れ、次にS503においてストロボ充電制御がなされ
る。
【0033】次にS504において、記録すべきプリン
ト枚数nが1に、またプリント枚数設定処理で定められ
るプリント枚数Nが1に、そしてSETフラグが0に初
期設定され、次にS505において、図中ではPSWと
示すPスイッチ30がonとされているか否かが判別され
る。Pスイッチ30がonになっていない場合は、次にS
506においてレリーズボタン44がonとされているか
否かが判別される。レリーズボタン44がoffになって
いれば処理はS505に戻り、レリーズボタン44がon
になっていれば次にS507においてAF(自動焦点合
わせ)およびAE(自動露出)の制御がなされ、次にS
508においてシャッター制御がなされる。
【0034】次にS509においてSETフラグが1で
あるか否かが判別され、1でなければS510におい
て、記録すべきプリント枚数nの情報を含む磁気書き込
みデータがRAM28にセットされ、次にS511で磁気
書き込みすなわち前記磁気ヘッド20による磁気記録層15
cへの記録の制御がなされる。
【0035】次にS512でフイルム給送制御がなさ
れ、S513でフイルム給送停止の制御がなされた後、
S514で記録すべきプリント枚数nがNに設定され
る。その後S515において、フイルム1本の全コマの
撮影が完了しているか否かが判別され、そうでなければ
処理はS505に戻る。フイルム1本の全コマの撮影が
完了している場合はS516で逆転給送の制御がなさ
れ、次のS517でフイルム15のパトローネ17への巻き
込みが完了したと判別されるまでこの逆転給送が続けら
れ、巻き込みが完了するとS518で処理が終了する。
【0036】上記S505において、Pスイッチ30がo
nとされていると判別された場合、処理はS521にお
いて図6に示すプリント枚数設定モードに移る。以下図
6を参照して、このプリント枚数設定モードを説明す
る。S601においてプリント枚数設定モードの処理が
スタートすると、次にS602において再度Pスイッチ
30がonとされているか否かが判別される。ここでPス
イッチ30がonにされていると判別された場合は、撮影
者がモード2を選択しようとしているのか確認するた
め、S623においてレリーズボタン44がonにされて
いるか否かが判別される。
【0037】レリーズボタン44がoffになっていれば
処理はS602に戻り、レリーズボタン44がonになっ
ていれば処理は図5のS519に移り、そこでSETフ
ラグが1に設定された後、前述したS507以下の処理
がなされる。この処理は前述の場合と異なって、S50
9においてSETフラグが1であると判別されるので、
処理はS520において後述する図8のプリント枚数入
力処理に移る。S623においてレリーズボタン44がo
nにされていないと判別された場合、処理はS602に
戻る。
【0038】図6のS602においてPスイッチ30がo
nにされていないと判別された場合は、撮影者がモード
2を選択していないとみなし、S603において、Pス
イッチ30による選択モードに対応するPSCフラグと、
図6中でASWと示すAスイッチ31による選択モードに
対応するASCフラグを共に0に設定する。次にS60
4においてASCフラグが判別され、これが0である場
合はS605において、LCDパネル24に「当コマ枚数
設定」を示す例えば“THIS”の表示を点灯させる。
一方、S604において判別されたASCフラグが後述
のようにして1になっている場合は、S606において
LCDパネル24に「記録情報の変更」を示す例えば“C
H”の表示を点灯させる。またS604において判別さ
れたASCフラグが後述のようにして2になっている場
合は、S607においてLCDパネル24に「当コマ以降
全数固定枚数に設定」を示す例えば“ALL”の表示を
点灯させる。
【0039】以上の表示を出させた後、S608におい
てAスイッチ31がoffであるか否かが判別され、of
fと判別されるまでこの処理が繰り返され、offと判
別されると次にS609において、Pスイッチ30がon
にされているか否かが判別される。ここでPスイッチ30
がonにされていないと判別された場合は、S610で
PSCフラグが判別され、PSC=1の場合は処理が図
5のS505に戻り、PSC=0の場合は次にS611
においてAスイッチ31がonにされているか否かが判別
される。
【0040】Aスイッチ31がonにされているのは、前
述のモード1、3および4のいずれかを選択しようとし
ている場合であるから、次にS619において、ASC
フラグが判別される。ここで判別されたASCフラグが
0である場合はS620においてASCフラグが1に変
更され、判別されたASCフラグが1である場合はS6
21においてASCフラグが2に変更され、判別された
ASCフラグが2である場合はS622においてASC
フラグが0に変更される。つまりAスイッチ31がonと
される毎に、選択すべきモードが順次変えられる。AS
Cフラグが変更されると、処理はS604に戻る。
【0041】S611においてAスイッチ31がonでは
ないと判別された場合、つまり撮影者が選択すべきモー
ドを順次変える操作を止めた場合は、次にS612にお
いて、図中CSWと示すCスイッチ(モード決定のため
のスイッチ)33がonであるか否かが判別される。ここ
でCスイッチ33がonにされるまで、つまり選択したモ
ードを決定する操作がなされるまで処理はS608に戻
り、Cスイッチ33がonにされると次にS613におい
てASCフラグが判別される。
【0042】ここで判別されたASCフラグが0である
場合は、S614において図7に示す「当コマ枚数設
定」(モード1、2)の処理に移り、判別されたASC
フラグが1である場合は、S615において図9に示す
モード3の「記録情報の変更」の処理に移り、判別され
たASCフラグが2である場合はS616において図11
に示すモード4の「当コマ以降全数固定枚数に設定」の
処理に移る。
【0043】一方前記S609において、Pスイッチ30
がonにされていると判別された場合は、S617でP
SCフラグが1に設定され、次にS618においてレリ
ーズボタン44がonにされているか否かが判別される。
レリーズボタン44がonにされていなければ処理はS6
08に戻り、レリーズボタン44がonにされていれば処
理は図1のS519に移る。
【0044】次に図7に示す「当コマ枚数設定」の処理
について説明する。S701でこの処理がスタートする
と、次にS702においてASCフラグが判別される。
ここで判別されたASCフラグが0である場合は、S7
03においてLCDパネル24に「撮影前にプリント枚数
設定」を意味する例えば“BF”の表示を点灯させる。
一方この判別されたASCフラグが1である場合は、S
704においてLCDパネル24に「撮影後にプリント枚
数設定」を意味する例えば“AF”の表示を点灯させ
る。
【0045】以上の表示を出させた後、S705におい
てAスイッチ31がoffにされているか否かが判別さ
れ、offと判別されるまでこの処理が繰り返され、o
ffと判別されると次にS706において、Pスイッチ
30がonにされているか否かが判別される。ここでPス
イッチ30がonにされていると判別された場合、処理は
図1のS505に移る。Pスイッチ30がonにされてい
ないと判別された場合は次にS707において、Aスイ
ッチ31がonにされているか否かが判別される。Aスイ
ッチ31がonにされていないと判別された場合は、次に
S708において、Cスイッチ33がonであるか否かが
判別される。
【0046】ここでCスイッチ33がonにされていない
と判別された場合、処理はS705に戻る。Cスイッチ
33がonにされていると判別された場合は、次にS70
9において、ASCフラグが判別される。ここで判別さ
れたASCフラグが0である場合は、S710において
SETフラグが0に設定され、次にS712において図
8のプリント枚数入力処理に移る。判別されたASCフ
ラグが1である場合はS711においてSETフラグが
1に設定された後、処理は図1のS505に移る。
【0047】上記S707において、Aスイッチ31がo
nにされていると判別された場合は、次にS713おい
てASCフラグが判別される。判別されたASCフラグ
が0である場合はS714においてASCフラグが1に
変更され、判別されたASCフラグが1である場合はS
715においてASCフラグが0に変更される。つまり
Aスイッチ31がonにされる毎に、選択すべきモードが
順次変えられ、その後処理はS702に戻る。
【0048】次に図8に示す「プリント枚数入力」の処
理について説明する。S801でこの処理がスタートす
ると、次にS802においてLCDパネル24にプリント
枚数nが表示され、S803において置数n0がその時
点のプリント枚数nに設定され、S804においてPス
イッチ30がonであるか否かが判別される。ここでPス
イッチ30がonでないと判別された場合は、次にS80
5において図中BSWと示すBスイッチ32がonである
か否かが判別される。プリント枚数を減少させるための
このBスイッチ32がonでない場合は、次にS806に
おいて、プリント枚数を増大させるためのAスイッチ31
がonであるか否かが判別される。
【0049】上記S805においてBスイッチ32がon
であると判別された場合は、S810においてプリント
枚数nが0であるか否かが判別され、そうである場合は
それ以上プリント枚数を減らすことはできないので、処
理は上記S806に移る。S810においてプリント枚
数nが0でないと判別された場合は、S811において
プリント枚数nが1だけ減らされ、処理は上記S806
に移る。
【0050】上記S806においてAスイッチ31がon
でないと判別された場合は、次にS807においてCス
イッチ33がonであるか否かが判別される。S806に
おいてAスイッチ31がonであると判別された場合は、
S812においてプリント枚数nが設定上限の99であ
るか否かが判別され、そうである場合はそれ以上プリン
ト枚数を増やすことはできないので、処理は上記S80
7に移る。S812においてプリント枚数nが99でな
いと判別された場合は、S813においてプリント枚数
nが1増やされ、処理は上記S807に移る。
【0051】S807においてCスイッチ33がonでな
いと判別された場合、つまりプリント枚数を決定する操
作が未だなされていないと判別された場合は、S808
において置数n0がプリント枚数nと一致しているか否
かが判別され、そうである場合処理は上記S804に戻
る。S808において置数n0がプリント枚数nと一致
していないと判別された場合、つまりプリント枚数nが
変更されたと判別された場合、変更された新たなプリン
ト枚数nを表示するために処理はS802まで戻る。
【0052】S807においてCスイッチ33がonであ
ると判別された場合、つまりプリント枚数を決定する操
作がなされたと判別された場合は、S814においてS
ETフラグが判別される。一方前記S804においてP
スイッチ30がonであると判別された場合も、S809
においてプリント枚数n=1と設定された後、処理は上
記S814に移る。
【0053】S814において判別されたSETフラグ
が0の場合は、S815でSETフラグが0とされ、次
に処理は図1のS505に移る。S814において判別
されたSETフラグが1(これは図7の「当コマ枚数設
定」の処理を経たことを示す)の場合は、S816でS
ETフラグが0とされ、次に処理は図1のS510に移
る。S814において判別されたSETフラグが2(こ
れは後述する図9の「記録情報の変更」の処理を経たこ
とを示す)の場合は、S817でSETフラグが0とさ
れ、次に処理は図10のS1001に移る。S814にお
いて判別されたSETフラグが3(これは後述する図11
の「当コマ以降全数固定枚数に設定」の処理を経たこと
を示す)の場合は、S818でプリント枚数設定処理後
のプリント枚数N=nとされ、次いでS819でSET
フラグが0とされ、処理は図1のS505に移る。
【0054】次に図9に示す「記録情報の変更」の処理
について説明する。この処理は、図10に示す再記録処理
に先立って、記録情報を変更するためになされる。S9
01でこの処理がスタートすると、次にS902におい
てそのときのコマ数カウント値が1であるか否かが判別
される。コマ数カウント値が1の場合は、まだ撮影がな
されていないから再記録で訂正すべき情報は存在しない
ので、処理は図1のS505に移る。
【0055】コマ数カウント値が1でない場合はS90
3において、再記録対象のコマ番号IXCが(コマ数カ
ウント値−1)つまりそのとき撮影位置にあるコマの1
つ前のコマ番号に設定される。次にS904において、
コマ番号IXCのコマに関してRAM28に記憶されてい
た撮影情報すなわち、ストロボ使用の有無、距離情報、
デート情報、キャプション情報等が呼び出され、次にS
905においてそれらの撮影情報およびコマ番号IXC
がLCDパネル24に表示される。撮影者はこの表示を参
考にして、プリント枚数を訂正すべきコマを見付けるこ
とができる。
【0056】次にS906において、置数IXC0がそ
のとき表示されているコマ番号IXCに設定された後、
S907においてPスイッチ30がonであるか否かが判
別される。ここでPスイッチ30がonであると判別され
た場合、処理は図1のS505に移る。Pスイッチ30が
onでないと判別された場合は、次にS908において
Bスイッチ32がonであるか否かが判別される。このコ
マ番号IXCを減少させるために用いられるBスイッチ
32がonでない場合は、次にS909において、コマ番
号IXCを増大させるために用いられるAスイッチ31が
onであるか否かが判別される。
【0057】上記S908においてBスイッチ32がon
であると判別された場合は、S912においてコマ番号
IXCが1であるか否かが判別され、そうである場合は
それ以上コマ番号を減らすことはできないので、処理は
上記S909に移る。S912においてコマ番号IXC
が1でないと判別された場合は、S913においてコマ
番号IXCが1だけ減らされ、処理は上記S909に移
る。
【0058】上記S909においてAスイッチ31がon
でないと判別された場合は、次にS910においてCス
イッチ33がonであるか否かが判別される。S909に
おいてAスイッチ31がonであると判別された場合は、
S914においてコマ番号IXCが設定上限の(コマ数
カウント値−1)であるか否かが判別され、そうである
場合はそれ以上コマ番号を増やすことはできないので、
処理は上記S910に移る。S914においてコマ番号
IXCが(コマ数カウント値−1)でないと判別された
場合は、S915においてコマ番号IXCが1増やさ
れ、処理は上記S910に移る。
【0059】S910においてCスイッチ33がonでな
いと判別された場合、つまりコマ番号IXCを決定する
操作が未だなされていないと判別された場合は、S91
1において置数IXC0がIXCと一致しているか否か
が判別され、一致している場合処理は上記S907に戻
る。S911において置数IXC0がIXCと一致して
いないと判別された場合、つまりコマ番号IXCが変更
されたと判別された場合、変更された新たなコマ番号I
XCおよびそのコマに関する撮影情報を表示するために
処理はS904まで戻る。
【0060】S910においてCスイッチ33がonであ
ると判別された場合、つまりコマ番号IXCを決定する
操作がなされたと判別された場合は、S916において
SETフラグが2に設定され、次いでS917におい
て、処理は図8に示したプリント枚数入力処理に移る。
【0061】上記のようにS916においてSETフラ
グが2に設定されるため、その後図8のプリント枚数入
力処理(この場合は、変更のための再入力処理)がなさ
れると、処理は図8のS817を経て図10に示す再記録
の処理に移る。この処理ではまずS1001において、
訂正対象のコマ番号IXCのコマに関するプリント枚数
nが、上記再入力処理で入力された新たな値nに変更
(情報追加)される。次にS1002において、置数Co
unt 0がそのときのコマ数カウント値Count に設定され
た後、S1003においてフイルム15の逆転給送制御が
なされる。
【0062】次にS1004において、コマ数カウント
値Count が訂正対象のコマ番号IXCと一致するか否か
が判別され、一致していなければS1005においてコ
マ数カウント値Count が(IXC−1)と一致するか否
かが判別され、そうでなければ処理はS1003に戻
る。S1004において、コマ数カウント値Count が訂
正対象のコマ番号IXCと一致したと判別されると、S
1006において磁気ヘッド20の極性が固定される。そ
こで、逆転給送されているフイルム15のコマ番号IXC
の磁気記録層15cに記録されていた磁気記録情報が消去
される。
【0063】次いでS1005においてコマ数カウント
値Count が(IXC−1)と一致したと判別されると、
S1007において磁気ヘッド20のヘッド電流が0とさ
れて該磁気ヘッド20が無極性化され、S1008におい
て逆転給送の停止制御がなされる。その後S1009に
おいて、新たに入力されたプリント枚数情報を含む磁気
書き込みデータがRAM28にセットされ、S1010で
フイルム15の正転給送制御がなされ、S1011でコマ
数カウント値Count が訂正対象のコマ番号IXCと一致
するか否かが判別され、一致していればS1018にお
いて磁気書き込みが制御されて、記録情報が再記録され
る。
【0064】コマ数カウント値Count が訂正対象のコマ
番号IXCと一致していなければ、S1012でコマ数
カウント値Count が訂正対象のコマ番号IXC以上とな
ったか否かが判別され、そうでなければS1013にお
いて磁気情報書き込みが完了したか否かが判別される。
磁気情報書き込みが完了していなければ、処理はS10
10に戻る。
【0065】上記S1018における磁気書き込み制御
がなされた後、S1012においてコマ数カウント値Co
unt が訂正対象のコマ番号IXC以上になったと判別さ
れると、あるいはそうでなくても、S1013において
磁気情報書き込みが完了したと判別されると、S101
4において磁気ヘッド20の作動が停止される。次にS1
015において、コマ数カウント値Count が前述の置数
Count 0まで戻ったか否かが判別され、そうでなければ
処理はS1010に戻る。上記コマ数カウント値Count
が置数Count 0まで戻ったと判別されると、S1016
で正転給送の停止制御がなされ、次にS1017におい
てプリント枚数nがNに設定され、処理は図1のS50
5に移る。
【0066】次に、図11に示した「当コマ以降全数固定
枚数に設定」の処理について説明する。S1101にお
いてこの処理がスタートすると、次にS1102におい
て前記SETフラグが3に設定され、次のS1103で
処理は図8のプリント枚数入力処理に移る。上述のよう
にSETフラグが3に設定されていると、図8のプリン
ト枚数入力処理においてS814からS818に処理が
流れ、それ以降のプリント枚数nは全てNに設定され
る。
【0067】本実施例のカメラの主要な機能は、以下の
通りである。まず、モード選択用のAスイッチ31および
モード決定用のCスイッチ33を操作することにより、前
述した4つの枚数入力モードを簡単に切り換え可能で、
また、Pスイッチ30を押しながら撮影を行なうことによ
り、最も使用頻度が高いと考えられるモード2に簡単に
入れるようになっている。
【0068】そして、プリント枚数記録の制御から抜け
られるように、Pスイッチ30をonにしながらの撮影時
に再びPスイッチ30がonにされると、通常のレリーズ
待ちの状態(図5のB点)へ処理を移行させるようにし
てある。また、Pスイッチ30をonにしながら撮影する
際に、スイッチの操作ミスを回避できるように、Pスイ
ッチ30のoff状態への変化が2回あったときは上記レ
リーズ待ちの状態へ、他方この変化が1回のみでon状
態では、モード2へ入る途中の動作と判断するようにし
ている。
【0069】また、モード選択で「当コマ枚数設定」が
選択された場合は、モード1かモード2かを判断し、モ
ード1への選択であればAスイッチ31、Bスイッチ32お
よびCスイッチ33を操作してプリント枚数を入力するよ
うにし、モード2への選択であればSETフラグを立て
てプリント枚数を入力できるようにしてある。
【0070】また、モード選択でモード4が選択された
場合は、それ以降の撮影コマでのプリント枚数を一定値
(N枚)として設定し、その後にモード1かモード2が
選択された場合は、それらが優先的に設定されるように
してある。
【0071】このようなモードのうちのいずれかによっ
てプリント枚数が設定され、撮影がなされた場合、まず
SETフラグの有無を確かめ、フラグが立っている場合
は処理をプリント枚数入力モードへ移行させ、枚数入力
後に全磁気書き込みデータをRAM28にセットし、フラ
グが立っていない場合はそれまでに設定されたプリント
枚数情報を含む全磁気データをRAM28にセットし、磁
気書き込みを行なうようにしてある。
【0072】モード選択でモード3が選択された場合
は、Aスイッチ31およびBスイッチ32を用いて選択され
たコマ番号に関して予め記憶しておいた撮影情報、すな
わちストロボ使用の有無、距離情報、デート情報、キャ
プション情報等が表示され、それらを参考にして決定さ
れたコマの記録プリント枚数情報を表示する。ここで枚
数変更があれば、他の制御と同様に枚数入力し、変更コ
マの最先端(撮影時は終端)まで逆転給送する。そして
この際、磁気ヘッド20に一定方向の電流を流し、極性を
N,Sのいずれかに固定した状態で逆転給送を変更コマ
の終端(撮影時は先端)まで続ける。このようにして、
記録されていた磁気信号を消磁し、正転給送に切り換え
て、変更後の書込みデータを磁気記録する。記録終了も
しくは対象コマ終了後磁気記録をやめ、モード3に入っ
た時点のコマまで給送を続ける。
【0073】なお、磁気記録情報を再記録可能とする場
合、図10を参照して説明したように随時訂正対象コマま
でフイルム15を逆送して再記録する他、フイルム巻き戻
し時に一括して再記録することも可能である。以下、そ
のようにして再記録を行なう実施例について、図12〜14
を参照して説明する。なおここでは、前述したモード
1、2、および4との組み合わせについては特に説明し
ないが、この再記録処理は前記モード3に代わり得るも
のであるから、上記各モード1、2、および4と組み合
わせることも勿論可能である。
【0074】図12のS1201において、巻き戻し時再
記録のモードでカメラ動作制御がスタートすると、次に
S1202でファースト・フレーム・セット(FFS)
処理がなされ、次にS1203においてストロボ充電制
御がなされる。次にS1204において、記録すべきプ
リント枚数nが1に初期設定され、次にS1205にお
いて、Pスイッチ30がonとされているか否かが判別さ
れる。Pスイッチ30がプリント枚数変更のためにonに
なっている場合は、次にS1206において、後述する
図13および14の変更プリント枚数情報入力処理がなされ
る。
【0075】Pスイッチ30がonになっていない場合
は、次にS1207においてレリーズボタン44がonと
されているか否かが判別される。レリーズボタン44がo
nになっていなければ処理はS1205に戻り、レリー
ズボタン44がonになっていれば次にS1208におい
て、途中巻き戻し(フイルム15を1本撮影し切る前に巻
き戻すこと)であるか否かが判別される。途中巻き戻し
である場合、処理は後述するS1218に移る。
【0076】途中巻き戻しではない場合は、S1209
においてAF(自動焦点合わせ)およびAE(自動露
出)の制御がなされ、その後S1210においてシャッ
ター制御がなされる。次にS1211において、記録す
べきプリント枚数nの情報を含む磁気書き込みデータが
RAM28にセットされ、次にS1212で磁気書き込み
すなわち前記磁気ヘッド20による磁気記録層15cへの記
録の制御がなされる。
【0077】次にS1213でフイルム給送制御がなさ
れ、S1214でフイルム給送停止の制御がなされた
後、S1215においてフイルム1本の全コマの撮影が
完了しているか否かが判別され、未完了であれば処理は
S1205に戻る。フイルム1本の全コマの撮影が完了
している場合はS1216において、最終コマに対する
プリント枚数情報変更であるか否かが判別される。そう
である場合は、S1217で図13および14の変更プリン
ト枚数情報入力処理がなされてから、S1218の処理
に入る。最終コマに対するプリント枚数情報変更ではな
い場合は、直接S1218の処理に入る。
【0078】S1218では、変更コマ番号つまりプリ
ント枚数情報を変更する対象のコマの番号CHG(X)
と、コマ数カウント値Count とが一致しているか否かが
判別される。それらが一致していれば、次にS1219
において、記録すべきプリント枚数nの情報を含む磁気
書き込みデータがRAM28にセットされ、次にS122
0で磁気書き込みすなわち前記磁気ヘッド20による磁気
記録層15cへの記録の制御がなされ、S1221におい
てフイルム逆転給送制御がなされる。S1218におい
て、コマ数カウント値Count と変更コマ番号CHG
(X)とが一致していないと判別されると、処理はその
ままS1221のフイルム逆転給送制御に移る。
【0079】次のS1222において、フイルム15のパ
トローネ17への巻き込みが完了したと判別されるまで、
上記S1218以降の処理が継続され、巻き込みが完了
するとS1223で処理が終了する。
【0080】次に図13および14を参照して、上記の変更
プリント枚数情報入力処理について説明する。S130
1でこの処理がスタートすると、次にS1302におい
てそのときのコマ数カウント値が1であるか否かが判別
される。コマ数カウント値が1の場合は、まだ撮影がな
されていないから再記録で訂正すべき情報は存在しない
ので、処理は図12のS1205に移る。
【0081】コマ数カウント値が1でない場合はS13
03において、フイルム1本の全コマの撮影が完了して
いるか否かが判別され、未完了であればS1304にお
いて、再記録対象のコマ番号IXCが(コマ数カウント
値−1)つまりそのとき撮影位置にあるコマの1つ前の
コマ番号に設定される。フイルム1本の全コマの撮影が
完了していると判別された場合はS1305において、
再記録対象のコマ番号IXCが最終コマ番号に設定され
る。
【0082】このようにコマ番号IXCが設定されると
次にS1306において、コマ番号IXCのコマに関し
てRAM28に記憶されていた撮影情報すなわち、ストロ
ボ使用の有無、距離情報、デート情報、キャプション情
報等が呼び出され、次にS1307においてそれらの撮
影情報およびコマ番号IXCがLCDパネル24に表示さ
れる。撮影者はこの表示を参考にして、プリント枚数を
訂正すべきコマを見付けることができる。
【0083】次にS1308において、置数IXC0が
そのとき表示されているコマ番号IXCに設定された
後、S1309においてPスイッチ30がonであるか否
かが判別される。ここでPスイッチ30がonであると判
別された場合、処理は図12のS1205に移る。Pスイ
ッチ30がonでないと判別された場合は、次にS131
0においてBスイッチ32がonであるか否かが判別され
る。この場合はコマ番号IXCを減少させるために用い
られるBスイッチ32がonでない場合は、次にS131
3において再度全コマ撮影が完了しているか否かが判別
される。
【0084】上記S1310においてBスイッチ32がo
nであると判別された場合は、S1311においてコマ
番号IXCが1であるか否かが判別され、そうである場
合はそれ以上コマ番号を減らすことはできないので、処
理は上記S1313に移る。S1311においてコマ番
号IXCが1でないと判別された場合は、S1312に
おいてコマ番号IXCが1だけ減らされ、処理は上記S
1313に移る。
【0085】S1313において全コマ撮影が完了して
いないと判別された場合は、S1314において、コマ
番号IXCを増大させるために用いられるAスイッチ31
がonであるか否かが判別される。Aスイッチ31がon
でないと判別された場合は、次にS1315においてC
スイッチ33がonであるか否かが判別される。S131
4においてAスイッチ31がonであると判別された場合
は、S1318においてコマ番号IXCが設定上限の
(コマ数カウント値−1)であるか否かが判別され、そ
うである場合はそれ以上コマ番号を増やすことはできな
いので、処理は上記S1315に移る。S1318にお
いてコマ番号IXCが(コマ数カウント値−1)でない
と判別された場合は、S1319においてコマ番号IX
Cが1増やされ、処理は上記S1315に移る。
【0086】S1313において全コマ撮影が完了して
いると判別された場合は、S1317において、コマ番
号IXCとコマ数カウント値とが一致しているか否かが
判別される。これら両者が一致していなければ処理は上
記S1319に移り、一致していれば処理は上記S13
15に移る。
【0087】S1315においてCスイッチ33がonで
ないと判別された場合、つまりコマ番号IXCを決定す
る操作が未だなされていないと判別された場合は、S1
316において置数IXC0がIXCと一致しているか
否かが判別され、そうである場合処理は上記S1309
に戻る。S1316において置数IXC0がIXCと一
致していないと判別された場合、つまりコマ番号IXC
が変更されたと判別された場合、変更された新たなコマ
番号IXCおよびそのコマに関する撮影情報を表示する
ために処理はS1306まで戻る。
【0088】S1315においてCスイッチ33がonで
あると判別された場合、つまりコマ番号IXCを決定す
る操作がなされたと判別された場合は、処理は図14のプ
リント枚数入力処理に移る。以下、この図14の処理につ
いて説明する。
【0089】まずS1401においてLCDパネル24に
プリント枚数nが表示され、S1402において置数n
0がその時点のプリント枚数nに設定され、S1403
においてPスイッチ30がonであるか否かが判別され
る。ここでPスイッチ30がonでないと判別された場合
は、次にS1404においてBスイッチ32がonである
か否かが判別される。プリント枚数を減少させるための
このBスイッチ32がonでない場合は、次にS1405
において、プリント枚数を増大させるためのAスイッチ
31がonであるか否かが判別される。
【0090】上記S1404においてBスイッチ32がo
nであると判別された場合は、S1408においてプリ
ント枚数nが0であるか否かが判別され、そうである場
合はそれ以上プリント枚数を減らすことはできないの
で、処理は上記S1405に移る。S1408において
プリント枚数nが0でないと判別された場合は、S14
09においてプリント枚数nが1だけ減らされ、処理は
上記S1405に移る。
【0091】上記S1405においてAスイッチ31がo
nでないと判別された場合は、次にS1406において
Cスイッチ33がonであるか否かが判別される。S14
05においてAスイッチ31がonであると判別された場
合は、S1410においてプリント枚数nが設定上限の
99であるか否かが判別され、そうである場合はそれ以
上プリント枚数を増やすことはできないので、処理は上
記S1406に移る。S1410においてプリント枚数
nが99でないと判別された場合は、S1411におい
てプリント枚数nが1増やされ、処理は上記S1406
に移る。
【0092】S1406においてCスイッチ33がonで
ないと判別された場合、つまりプリント枚数を決定する
操作が未だなされていないと判別された場合は、S14
07において置数n0がプリント枚数nと一致している
か否かが判別され、そうである場合処理は上記S140
3に戻る。S1407において置数n0がプリント枚数
nと一致していないと判別された場合、つまりプリント
枚数nが変更されたと判別された場合、変更された新た
なプリント枚数nを表示するために処理はS1401ま
で戻る。
【0093】S1406においてCスイッチ33がonで
あると判別された場合、つまりプリント枚数を決定する
操作がなされたと判別された場合は、S1412におい
て、プリント枚数情報を変更する対象のコマの番号CH
G(X)が、前述のようにして決定されていたコマ番号
IXCに決定される。次いでS1413において、コマ
番号CHG(X)と、そのコマに関する全磁気記録情報
がRAM28に記憶されれ、S1414で処理は図12のS
1206に戻り、レリーズ待ちとなる。
【0094】ここで図15を参照して、磁気ヘッド20によ
る情報の記録および消去について説明する。この図15
は、磁気ヘッド20を駆動する磁気ヘッドドライバ50の回
路構成を示している。この回路は3個のスイッチング用
トランジスタTR1、TR2およびTR3からなるスイ
ッチング回路SS1と、3個のスイッチング用トランジ
スタTR4、TR52およびTR6からなるスイッチン
グ回路SS2とが並設されてなり、第1ポートPO1に
信号が入力されるとスイッチング回路SS1のトランジ
スタTR1がonになり、これによってトランジスタT
R2およびTR3もonになって磁気ヘッドコイル51に
電流が流れる。また、第2ポートPO2に信号が入力さ
れるとスイッチング回路SS2のトランジスタTR4が
onになり、これによってトランジスタTR5およびT
R6もonになって磁気ヘッドコイル51に、スイッチン
グ回路SS1による場合とは反対方向の電流が流れる。
【0095】したがって磁気記録する場合には、第1ポ
ートPO1、第2ポートPO2に交互に信号が入力され
て記録がなされる。記録情報を消去する場合は、第1ポ
ートPO1、第2ポートPO2の一方のみに信号が入力
されて磁気ヘッドコイル51に直流電流が流され、この状
態でフイルム15が逆転給送されて記録情報が消去され
る。
【0096】なお本発明においては、プリント枚数情報
だけでなく、現像所側で用意した「賀正」等のタイトル
を指定する情報や、自由に入力した文字情報等のキャプ
ション情報をフイルムに記録するようにしてもよい。
【0097】さらに、前述したモード1〜4を全て組み
合わせることは必ずしも必要ではなく、モード2を単独
で行なうようにしても、あるいはモード2と他の1つま
たは2つのモードを組み合わせるようにしてもよい。ま
た、磁気情報にプリント枚数情報を入力しないモードが
組み合わされてもよい。
【0098】一方プリント枚数設定用の各種スイッチ
は、他の例えばストロボ制御等のための設定スイッチを
兼ねるように形成することもできる。さらに磁気情報を
記憶しておく手段は、マイクロコンピュータ付属のRA
Mに限らず、EEPROM等のその他のものが用いられ
てもよい。
【0099】またプリント枚数を変更可能にする場合
は、前記実施例におけるように変更するコマを任意に選
択可能とする他、変更モードに入ったときに露光位置に
設定されているコマから所定数前のコマのみについて変
更可能としても構わない。
【0100】また写真フイルムの情報記録部に情報を記
録する記録手段としては、磁気記録方式のものの他、例
えば光学式のもの等が用いられてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカメラのフイルム給送
機構と電気的構造を示すブロック図
【図2】上記実施例のカメラに使用されるフイルムの正
面図
【図3】上記カメラの正面図
【図4】上記カメラの背面図
【図5】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図6】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図7】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図8】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図9】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフロ
ーチャート
【図10】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図11】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図12】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図13】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図14】上記カメラの制御手段の処理の流れを示すフ
ローチャート
【図15】磁気ヘッドドライバの電気回路図
【符号の説明】
10 巻取りスプール 11 フイルム給送モータ 12 マイクロコンピュータ 13 給送モータドライブおよび磁気書き込み制御回路 14 駆動伝達機構 15 フイルム 15a、15b フイルムのパーフォレーション 15c 磁気記録層 18、22 フォトセンサ 20 磁気ヘッド 21 エンコード板 23 エンコード信号発生器 24 LCD(液晶表示)パネル 25 LCD制御回路 26 プログラムROM 27 データROM 28 RAM 29 コマ数カウンタ 30 プリント枚数設定スイッチ 31 Aスイッチ 32 Bスイッチ 33 Cスイッチ 40 カメラ本体 44 レリーズボタン 50 磁気ヘッドドライバ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各コマに対応する情報記録部が形成され
    た写真フイルムを給送するフイルム給送手段と、 前記写真フイルムの情報記録部に情報を記録する記録手
    段と、 情報を入力する情報設定手段と、 入力された前記情報を各コマに対応する前記情報記録部
    に記録するように前記記録手段を制御するとともに、あ
    るコマに対する情報が前記情報記録部に記録された後、
    このコマに対して前記情報設定手段から再入力された情
    報を受け、前記情報記録部に記録されている情報をこの
    再入力された情報に書き換えるように前記記録手段およ
    び前記フイルム給送手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段が、あるコマに対して再入力された情報を
    記憶手段に記憶しておき、 全コマ撮影完了前に前記フイルム給送手段によりフイル
    ムを逆転給送させて、該コマに対応する前記情報記録部
    が前記記録手段による記録を受けられる位置までフイル
    ムを巻き戻し、 前記情報記録部に記録されている情報を前記記憶した情
    報に書き換えた後、 前記フイルム給送手段によりフイルムを正転給送させて
    未露光の先頭コマを撮影位置に配するように構成された
    ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、1本のフイルムの全コ
    マに対して一定の情報を記録するように前記記録手段を
    制御可能であることを特徴とする請求項1記載のカメ
    ラ。
  3. 【請求項3】 前記情報設定手段が、所望のプリント枚
    数を示す枚数情報を入力するものであることを特徴とす
    る請求項1または2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記情報記録部に記録されている情報を
    消去する消去手段が設けられるともに、 前記制御手段が、情報を書き換えるのに先立って前記情
    報記録部に記録されている情報を消去するように前記消
    去手段を制御するものであることを特徴とする請求項1
    から3いずれか1項記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、あるコマに対する情報
    が前記情報記録部に記録された後、このコマ以降のコマ
    に対して、前記記録された情報と等しい情報を一律に前
    記情報記録部に記録するように前記記録手段を制御可能
    であることを特徴とする請求項1から4いずれか1項記
    載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記記録手段が、前記写真フイルムの情
    報記録部としての磁気記録層に磁気記録を行なうもので
    あることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載
    のカメラ。
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